JPH1080649A - 回転霧化静電塗装装置 - Google Patents
回転霧化静電塗装装置Info
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- JPH1080649A JPH1080649A JP23812696A JP23812696A JPH1080649A JP H1080649 A JPH1080649 A JP H1080649A JP 23812696 A JP23812696 A JP 23812696A JP 23812696 A JP23812696 A JP 23812696A JP H1080649 A JPH1080649 A JP H1080649A
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- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1057—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces with at least two outlets, other than gas and cleaning fluid outlets, for discharging, selectively or not, different or identical liquids or other fluent materials on the rotating element
-
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- B05B3/1064—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces the liquid or other fluent material to be sprayed being axially supplied to the rotating member through a hollow rotating shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗料を色別に使用する従来の装置では、各
塗料の供給装置などによって設置スペースや設備費等が
増大したり、逆に、供給装置側の設備能力によって塗装
色の数が制限されたりする問題があった。 【解決手段】 回転するカップ状の霧化頭２ａの内周面
に供給した塗料を遠心力によって霧化する塗装ガン２を
備えた回転霧化静電塗装装置１において、霧化頭２ａの
後部において複数の色の塗料を混合可能にし、混合比を
異ならせることにより塗装色を無段階的に変更し得るよ
うにし、且つ塗料の供給装置側の規模の縮小を実現し
た。
塗料の供給装置などによって設置スペースや設備費等が
増大したり、逆に、供給装置側の設備能力によって塗装
色の数が制限されたりする問題があった。 【解決手段】 回転するカップ状の霧化頭２ａの内周面
に供給した塗料を遠心力によって霧化する塗装ガン２を
備えた回転霧化静電塗装装置１において、霧化頭２ａの
後部において複数の色の塗料を混合可能にし、混合比を
異ならせることにより塗装色を無段階的に変更し得るよ
うにし、且つ塗料の供給装置側の規模の縮小を実現し
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車製
造工程における車体塗装に用いられる回転霧化静電塗装
装置に関するものである。
造工程における車体塗装に用いられる回転霧化静電塗装
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】回転霧化静電塗装装置は、エア霧化静電
塗装などに比べて塗料の塗着効率が高く、自動車の車体
塗装などに多用されている。また、車体塗装に用いる回
転霧化静電塗装装置としては、複数の塗装色に対処する
ために色替えの機能を備えたものがあり、その一例を図
２に示す。
塗装などに比べて塗料の塗着効率が高く、自動車の車体
塗装などに多用されている。また、車体塗装に用いる回
転霧化静電塗装装置としては、複数の塗装色に対処する
ために色替えの機能を備えたものがあり、その一例を図
２に示す。
【０００３】図示の回転霧化静電塗装装置１００は、高
速回転するカップ状の霧化頭１０１ａを備えた塗装ガン
１０１、複数の色の塗料の各供給装置（図示せず）、各
供給装置からの供給路１０２ａ〜１０２ｅが接続される
色替えバルブ１０３、色替えバルブ１０３と塗装ガン１
０１の間を接続し且つ中間に塗料圧送用のポンプ１０４
を設けた供給パイプ１０５などで構成してある。塗装ガ
ン１０１は、塗装粒子に負の高電圧を印荷する電極や、
塗料粒子を被塗装物に向けて吹き飛ばすシェーピングエ
アの噴射手段を備えており、アースされた図外の被塗装
物に対向している。各供給装置は、塗料タンクや塗料を
色替えバルブ１０３に定量供給するためのポンプ付の循
環装置などを備えている。色替えバルブ１０３には、図
示しない洗浄用シンナーの供給装置からの供給路１０２
ｆが接続してある。
速回転するカップ状の霧化頭１０１ａを備えた塗装ガン
１０１、複数の色の塗料の各供給装置（図示せず）、各
供給装置からの供給路１０２ａ〜１０２ｅが接続される
色替えバルブ１０３、色替えバルブ１０３と塗装ガン１
０１の間を接続し且つ中間に塗料圧送用のポンプ１０４
を設けた供給パイプ１０５などで構成してある。塗装ガ
ン１０１は、塗装粒子に負の高電圧を印荷する電極や、
塗料粒子を被塗装物に向けて吹き飛ばすシェーピングエ
アの噴射手段を備えており、アースされた図外の被塗装
物に対向している。各供給装置は、塗料タンクや塗料を
色替えバルブ１０３に定量供給するためのポンプ付の循
環装置などを備えている。色替えバルブ１０３には、図
示しない洗浄用シンナーの供給装置からの供給路１０２
ｆが接続してある。
【０００４】上記の回転霧化静電塗装装置１００は、色
替えバルブ１０３の切り替えによって、選択された色の
塗料を塗装ガン１０１に供給するようにしており、その
切り替えの際には、一旦色替えバルブ１０３をシンナー
の供給装置側に切り替えて塗装ガン１０１側にシンナー
を供給することにより、色替え前の色の塗料を色替えバ
ルブ１０３、ポンプ１０４、供給パイプ１０５および塗
装ガン１０１の内部から押し出すと共に、これらの内部
を洗浄する。
替えバルブ１０３の切り替えによって、選択された色の
塗料を塗装ガン１０１に供給するようにしており、その
切り替えの際には、一旦色替えバルブ１０３をシンナー
の供給装置側に切り替えて塗装ガン１０１側にシンナー
を供給することにより、色替え前の色の塗料を色替えバ
ルブ１０３、ポンプ１０４、供給パイプ１０５および塗
装ガン１０１の内部から押し出すと共に、これらの内部
を洗浄する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな回転霧化静電塗装装置にあっては、各塗装色ごとに
循環装置を含む供給装置が必要である。このため、従来
にあっては、塗装色を増やすために供給装置を増設すれ
ば、その分設置スペースや設備費等が大幅に増大するこ
ととなり、逆に、塗装色を増やしたくても供給装置側の
設備能力によって塗装色の数が制限されてしまうといっ
た問題があり、このような問題を解決することが課題で
あった。
うな回転霧化静電塗装装置にあっては、各塗装色ごとに
循環装置を含む供給装置が必要である。このため、従来
にあっては、塗装色を増やすために供給装置を増設すれ
ば、その分設置スペースや設備費等が大幅に増大するこ
ととなり、逆に、塗装色を増やしたくても供給装置側の
設備能力によって塗装色の数が制限されてしまうといっ
た問題があり、このような問題を解決することが課題で
あった。
【０００６】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたものであって、塗装色の増加に対処することがで
き、しかも、設置スペースの縮小や設備費等の節減を実
現することができる回転霧化静電塗装装置を提供するこ
とを目的としている。
されたものであって、塗装色の増加に対処することがで
き、しかも、設置スペースの縮小や設備費等の節減を実
現することができる回転霧化静電塗装装置を提供するこ
とを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる回転霧化
静電塗装装置は、請求項１として、回転するカップ状の
霧化頭の内周面に供給した塗料を遠心力によって霧化す
る塗装ガンを備えた回転霧化静電塗装装置において、霧
化頭の後部において複数の色の塗料を混合可能にした構
成とし、請求項２として、回転するカップ状の霧化頭の
内周面に供給した塗料を遠心力によって霧化する塗装ガ
ンと、塗料の供給量が制御可能な複数の供給装置と、各
供給装置から導いた塗料の供給パイプを備えると共に、
各供給パイプの吐出先端部を塗装ガンにおける霧化頭の
後部に接続し、霧化頭の後部において供給装置から供給
された塗料を混合可能にした構成とし、請求項３におい
て、塗装ガンにおける霧化頭の後部に、各塗料の供給パ
イプの吐出先端部が開放し且つ霧化頭とともに回転する
混合室を備えた構成とし、請求項４として、供給装置
が、流量制御可能なバルブと、バルブを通過した塗料を
圧送するギアポンプを備えている構成としており、上記
の構成を課題を解決するための手段としている。
静電塗装装置は、請求項１として、回転するカップ状の
霧化頭の内周面に供給した塗料を遠心力によって霧化す
る塗装ガンを備えた回転霧化静電塗装装置において、霧
化頭の後部において複数の色の塗料を混合可能にした構
成とし、請求項２として、回転するカップ状の霧化頭の
内周面に供給した塗料を遠心力によって霧化する塗装ガ
ンと、塗料の供給量が制御可能な複数の供給装置と、各
供給装置から導いた塗料の供給パイプを備えると共に、
各供給パイプの吐出先端部を塗装ガンにおける霧化頭の
後部に接続し、霧化頭の後部において供給装置から供給
された塗料を混合可能にした構成とし、請求項３におい
て、塗装ガンにおける霧化頭の後部に、各塗料の供給パ
イプの吐出先端部が開放し且つ霧化頭とともに回転する
混合室を備えた構成とし、請求項４として、供給装置
が、流量制御可能なバルブと、バルブを通過した塗料を
圧送するギアポンプを備えている構成としており、上記
の構成を課題を解決するための手段としている。
【０００８】
【発明の作用】本発明の請求項１に係わる回転霧化静電
塗装装置では、塗装ガンにおいて、霧化頭の後部で複数
の色の塗料を混合し、その混合塗料を霧化頭の内周面に
供給することにより、霧化頭の回転に伴う遠心力で混合
塗料を霧化させる。したがって、例えば、基本的な色の
塗料を用意しておき、その混合比を異ならせれば、塗装
色を無段階的に変化させ得ることとなる。
塗装装置では、塗装ガンにおいて、霧化頭の後部で複数
の色の塗料を混合し、その混合塗料を霧化頭の内周面に
供給することにより、霧化頭の回転に伴う遠心力で混合
塗料を霧化させる。したがって、例えば、基本的な色の
塗料を用意しておき、その混合比を異ならせれば、塗装
色を無段階的に変化させ得ることとなる。
【０００９】本発明の請求項２に係わる回転霧化静電塗
装装置では、複数の供給装置に異なる色の塗料が用意し
てあり、各供給装置から個々の供給パイプを介して各塗
料を塗装ガンに供給し、塗装ガンにおいて、霧化頭の後
部で複数の色の塗料を混合して、その混合塗料を霧化頭
の内周面に供給することにより、霧化頭の回転に伴う遠
心力で混合塗料を霧化させる。したがって、例えば、基
本的な色の数に相当する供給装置を設けておき、各供給
装置からの塗料の供給量を異ならせれば、これに応じて
塗装ガンにおける各塗料の混合比が異なり、塗装色を無
段階的に変化させ得ることとなる。
装装置では、複数の供給装置に異なる色の塗料が用意し
てあり、各供給装置から個々の供給パイプを介して各塗
料を塗装ガンに供給し、塗装ガンにおいて、霧化頭の後
部で複数の色の塗料を混合して、その混合塗料を霧化頭
の内周面に供給することにより、霧化頭の回転に伴う遠
心力で混合塗料を霧化させる。したがって、例えば、基
本的な色の数に相当する供給装置を設けておき、各供給
装置からの塗料の供給量を異ならせれば、これに応じて
塗装ガンにおける各塗料の混合比が異なり、塗装色を無
段階的に変化させ得ることとなる。
【００１０】本発明の請求項３に係わる回転霧化静電塗
装装置では、塗装ガンにおける霧化頭の後部に、各塗料
の供給パイプの吐出先端部が開放し且つ霧化頭とともに
回転する混合室を備えているので、供給パイプの吐出先
端部から混合室内に供給された各塗料は霧化頭の高速回
転に伴って良好に混合される。
装装置では、塗装ガンにおける霧化頭の後部に、各塗料
の供給パイプの吐出先端部が開放し且つ霧化頭とともに
回転する混合室を備えているので、供給パイプの吐出先
端部から混合室内に供給された各塗料は霧化頭の高速回
転に伴って良好に混合される。
【００１１】本発明の請求項４に係わる回転霧化静電塗
装装置では、塗装色を変える目的で各塗料の混合比を異
ならせるために、該当する色の塗料の供給装置におい
て、バルブにより塗料の流量制御を行う。そして、バル
ブにおいて流量が調整された塗料をギアポンプにより塗
装ガン側に圧送し、この際、ギアポンプの回転数を制御
することにより塗料の定量供給を行う。
装装置では、塗装色を変える目的で各塗料の混合比を異
ならせるために、該当する色の塗料の供給装置におい
て、バルブにより塗料の流量制御を行う。そして、バル
ブにおいて流量が調整された塗料をギアポンプにより塗
装ガン側に圧送し、この際、ギアポンプの回転数を制御
することにより塗料の定量供給を行う。
【００１２】
【発明の効果】本発明の請求項１に係わる回転霧化静電
塗装装置によれば、塗装ガンにおいて複数の色の塗料を
混合してその混合塗料を霧化することから、基本的な色
の塗料を用意しておけばよく、その混合比を異ならせる
ことによって塗装色を無段階的に変化させることができ
る。また、塗料の供給装置にあっても、基本的な色に相
当する数を設置しておけばよいので、様々な塗装色に応
じて供給装置を設置する場合に比べて、設置スペースの
縮小、設備費の大幅な節減および管理工数の低減などを
実現することができる。さらに、各塗料を混合して用い
且つ混合比を異ならせて塗装色を変更することから、塗
装色の変更を行う場合に塗装ガンなどを洗浄しなくても
よく、洗浄用のシンナーの供給装置などを廃止すること
が可能であると共に、塗装色の変更の時間短縮なども図
ることができる。
塗装装置によれば、塗装ガンにおいて複数の色の塗料を
混合してその混合塗料を霧化することから、基本的な色
の塗料を用意しておけばよく、その混合比を異ならせる
ことによって塗装色を無段階的に変化させることができ
る。また、塗料の供給装置にあっても、基本的な色に相
当する数を設置しておけばよいので、様々な塗装色に応
じて供給装置を設置する場合に比べて、設置スペースの
縮小、設備費の大幅な節減および管理工数の低減などを
実現することができる。さらに、各塗料を混合して用い
且つ混合比を異ならせて塗装色を変更することから、塗
装色の変更を行う場合に塗装ガンなどを洗浄しなくても
よく、洗浄用のシンナーの供給装置などを廃止すること
が可能であると共に、塗装色の変更の時間短縮なども図
ることができる。
【００１３】本発明の請求項２に係わる回転霧化静電塗
装装置によれば、請求項１と同様に、塗料の基本的な色
に相当する数の供給装置を用意しておけばよく、各供給
装置からの塗料の供給量を調整することにより、これに
応じて塗装ガンにおける各塗料の混合比を異ならせて塗
装色を無段階的に変化させることができ、また、塗料の
供給量で塗装色の色出しを管理し得るので安定した色味
が再現可能であり、しかも、様々な塗装色に応じて供給
装置を設置する場合に比べて、設置スペースの縮小、設
備費の大幅な節減および管理工数の低減などを実現する
ことができる。さらに、各塗料を混合して用い且つ混合
比を異ならせて塗装色を変更することから、塗装色の変
更を行う場合に塗装ガンなどを洗浄しなくてもよく、洗
浄用のシンナーの供給装置などを廃止することが可能で
あると共に、塗装色の変更の時間短縮なども図ることが
できる。
装装置によれば、請求項１と同様に、塗料の基本的な色
に相当する数の供給装置を用意しておけばよく、各供給
装置からの塗料の供給量を調整することにより、これに
応じて塗装ガンにおける各塗料の混合比を異ならせて塗
装色を無段階的に変化させることができ、また、塗料の
供給量で塗装色の色出しを管理し得るので安定した色味
が再現可能であり、しかも、様々な塗装色に応じて供給
装置を設置する場合に比べて、設置スペースの縮小、設
備費の大幅な節減および管理工数の低減などを実現する
ことができる。さらに、各塗料を混合して用い且つ混合
比を異ならせて塗装色を変更することから、塗装色の変
更を行う場合に塗装ガンなどを洗浄しなくてもよく、洗
浄用のシンナーの供給装置などを廃止することが可能で
あると共に、塗装色の変更の時間短縮なども図ることが
できる。
【００１４】本発明の請求項３に係わる回転霧化静電塗
装装置によれば、請求項２と同様の効果を得ることがで
きるうえに、塗装ガンの霧化頭とともに回転する混合室
において各塗料を混合することから、圧力損失がきわめ
て少なく、各塗料を安定した混合比で均一に混合するこ
とができ、色味の再現性も向上する。
装装置によれば、請求項２と同様の効果を得ることがで
きるうえに、塗装ガンの霧化頭とともに回転する混合室
において各塗料を混合することから、圧力損失がきわめ
て少なく、各塗料を安定した混合比で均一に混合するこ
とができ、色味の再現性も向上する。
【００１５】本発明の請求項４に係わる回転霧化静電塗
装装置によれば、請求項３と同様の効果を得ることがで
きるうえに、バルブにおける塗料の流量制御によって塗
料の混合比を容易に変化させることができると共に、ギ
アポンプの回転数を制御することにより塗料の定量供給
を行うことができ、塗料の混合比のさらなる安定化など
に貢献することができる。
装装置によれば、請求項３と同様の効果を得ることがで
きるうえに、バルブにおける塗料の流量制御によって塗
料の混合比を容易に変化させることができると共に、ギ
アポンプの回転数を制御することにより塗料の定量供給
を行うことができ、塗料の混合比のさらなる安定化など
に貢献することができる。
【００１６】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明に係わる回転
霧化静電塗装装置の一実施例を説明する。
霧化静電塗装装置の一実施例を説明する。
【００１７】図１（ａ）に示す回転霧化静電塗装装置１
は、主として、高速回転するカップ状の霧化頭２ａを備
えた塗装ガン２、塗料の供給量が制御可能な複数の供給
装置３Ａ〜３Ｃ、各供給装置３Ａ〜３Ｃから導いた塗料
の供給パイプ４Ａ〜４Ｃで構成してあり、各供給パイプ
４Ａ〜４Ｃの吐出先端部を塗装ガン２における霧化頭２
ａの後部に接続している。
は、主として、高速回転するカップ状の霧化頭２ａを備
えた塗装ガン２、塗料の供給量が制御可能な複数の供給
装置３Ａ〜３Ｃ、各供給装置３Ａ〜３Ｃから導いた塗料
の供給パイプ４Ａ〜４Ｃで構成してあり、各供給パイプ
４Ａ〜４Ｃの吐出先端部を塗装ガン２における霧化頭２
ａの後部に接続している。
【００１８】塗装ガン２は、図１（ｂ）に示すように、
軸線上に中空状の回転軸５を備えており、この回転軸５
の先端に霧化頭２ａが固定してある。また、塗装ガン２
は、霧化頭２ａの後部に、各塗料の供給パイプ４Ａ〜４
Ｃの吐出先端部が開放し且つ霧化頭２ａとともに回転す
る混合室２ｂを備えている。各供給パイプ４Ａ〜４Ｃ
は、塗装ガン２の回転軸５の中空部に回転不能な状態で
挿入され、各吐出先端部を混合室２ｂに開放させてい
る。なお、混合室２ｂは、例えば直径１０〜２０ｍｍ程
度の大きさである。
軸線上に中空状の回転軸５を備えており、この回転軸５
の先端に霧化頭２ａが固定してある。また、塗装ガン２
は、霧化頭２ａの後部に、各塗料の供給パイプ４Ａ〜４
Ｃの吐出先端部が開放し且つ霧化頭２ａとともに回転す
る混合室２ｂを備えている。各供給パイプ４Ａ〜４Ｃ
は、塗装ガン２の回転軸５の中空部に回転不能な状態で
挿入され、各吐出先端部を混合室２ｂに開放させてい
る。なお、混合室２ｂは、例えば直径１０〜２０ｍｍ程
度の大きさである。
【００１９】このほか、塗装ガン２は、塗装粒子に負の
高電圧を印荷する電極や、塗料粒子を被塗装物に向けて
吹き飛ばすシェーピングエアの噴射手段を備えており、
アースされた図外の被塗装物に対向している。
高電圧を印荷する電極や、塗料粒子を被塗装物に向けて
吹き飛ばすシェーピングエアの噴射手段を備えており、
アースされた図外の被塗装物に対向している。
【００２０】この実施例では３つの供給装置３Ａ〜３Ｃ
を備えている。したがって、ここで使用される塗料は３
色である。各供給装置３Ａ〜３Ｃは、いずれも同じ構成
を有するものであって、塗料タンク内から塗料を定量供
給するためのポンプ付の循環装置６と、流量制御可能な
バルブ７と、バルブ７を通過した塗料を圧送するギアポ
ンプ８を備えており、それぞれのギアポンプ８に各供給
パイプ４Ａ〜４Ｃが接続してある。
を備えている。したがって、ここで使用される塗料は３
色である。各供給装置３Ａ〜３Ｃは、いずれも同じ構成
を有するものであって、塗料タンク内から塗料を定量供
給するためのポンプ付の循環装置６と、流量制御可能な
バルブ７と、バルブ７を通過した塗料を圧送するギアポ
ンプ８を備えており、それぞれのギアポンプ８に各供給
パイプ４Ａ〜４Ｃが接続してある。
【００２１】上記の構成を備えた回転霧化静電塗装装置
１は、図１（ｃ）に示すように、各供給装置３Ａ〜３Ｃ
のバルブ７を同時に開放（ＯＮ）し、且つ各循環装置６
および各ギアポンプ８も作動させる。これにより、各供
給装置３Ａ〜３Ｃの循環装置６における塗料タンク内の
塗料は、バルブ７を通過してギアポンプ８により圧送さ
れ、各供給パイプ４Ａ〜４Ｃを介して塗装ガン２の混合
室２ｂに供給される。
１は、図１（ｃ）に示すように、各供給装置３Ａ〜３Ｃ
のバルブ７を同時に開放（ＯＮ）し、且つ各循環装置６
および各ギアポンプ８も作動させる。これにより、各供
給装置３Ａ〜３Ｃの循環装置６における塗料タンク内の
塗料は、バルブ７を通過してギアポンプ８により圧送さ
れ、各供給パイプ４Ａ〜４Ｃを介して塗装ガン２の混合
室２ｂに供給される。
【００２２】このとき、塗装ガン２は、霧化頭２ａを２
００００〜５００００ｒｐｍで高速回転させており、混
合室２ｂも同様に回転している。したがって、各塗料が
混合室２ｂにおいて混合され、その混合塗料が混合室２
ｂから図示しない吐出孔を経て霧化頭２ａの内周面に供
給され、霧化頭２ａの回転に伴う遠心力によって混合塗
料が霧化される。これにより、被塗装物は混合色に塗装
される。
００００〜５００００ｒｐｍで高速回転させており、混
合室２ｂも同様に回転している。したがって、各塗料が
混合室２ｂにおいて混合され、その混合塗料が混合室２
ｂから図示しない吐出孔を経て霧化頭２ａの内周面に供
給され、霧化頭２ａの回転に伴う遠心力によって混合塗
料が霧化される。これにより、被塗装物は混合色に塗装
される。
【００２３】また、塗装色の変更は、供給装置３Ａ〜３
Ｃにおける各バルブ７の制御により塗料の供給量を異な
らせ、あるいは選択されたバルブ７を閉塞することによ
り、混合室２ｂにおける各塗料の混合比を変化させる。
このとき、供給装置３Ａ〜３Ｃでは、バルブ７の制御に
応じてギアポンプ８の回転数も制御しており、これによ
り塗料を塗装ガン２側へ定量供給し、混合比が安定する
ようにしている。
Ｃにおける各バルブ７の制御により塗料の供給量を異な
らせ、あるいは選択されたバルブ７を閉塞することによ
り、混合室２ｂにおける各塗料の混合比を変化させる。
このとき、供給装置３Ａ〜３Ｃでは、バルブ７の制御に
応じてギアポンプ８の回転数も制御しており、これによ
り塗料を塗装ガン２側へ定量供給し、混合比が安定する
ようにしている。
【００２４】このように、上記実施例の回転霧化静電塗
装装置１では、塗装ガン２において塗料を混合して用い
ることから、基本的な３色の塗料を用意しておけばよ
く、各塗料の混合比を異ならせることによって塗装色を
無段階的に変化させることができる。また、上記の回転
霧化静電塗装装置１では、霧化頭２ａとともに回転する
混合室２ｂにおいて塗料の混合を行うので、圧力損失が
きわめて少なく、各塗料が安定した混合比で均一に混合
されることとなり、しかも、混合比の変更（塗装色の変
更）もバルブ７による流量制御で簡単に行われる。
装装置１では、塗装ガン２において塗料を混合して用い
ることから、基本的な３色の塗料を用意しておけばよ
く、各塗料の混合比を異ならせることによって塗装色を
無段階的に変化させることができる。また、上記の回転
霧化静電塗装装置１では、霧化頭２ａとともに回転する
混合室２ｂにおいて塗料の混合を行うので、圧力損失が
きわめて少なく、各塗料が安定した混合比で均一に混合
されることとなり、しかも、混合比の変更（塗装色の変
更）もバルブ７による流量制御で簡単に行われる。
【００２５】なお、上記実施例の回転霧化静電塗装装置
１では、３色の塗料を用いた場合を説明したが、色の数
は当然それ以外であってもよい。さらに、回転霧化静電
塗装装置１では、各塗料を混合して用い且つ混合比を異
ならせて塗装色を変更することから、塗装色の変更を行
う場合に供給パイプ４Ａ〜４Ｃや塗装ガン２などを洗浄
しなくてもよく、これにより洗浄用のシンナーの供給装
置などを廃止すると共に、塗装色の変更の時間短縮など
を図ることが可能である。
１では、３色の塗料を用いた場合を説明したが、色の数
は当然それ以外であってもよい。さらに、回転霧化静電
塗装装置１では、各塗料を混合して用い且つ混合比を異
ならせて塗装色を変更することから、塗装色の変更を行
う場合に供給パイプ４Ａ〜４Ｃや塗装ガン２などを洗浄
しなくてもよく、これにより洗浄用のシンナーの供給装
置などを廃止すると共に、塗装色の変更の時間短縮など
を図ることが可能である。
【図１】本発明に係わる回転霧化静電塗装装置の一実施
例として装置全体を示す概略説明図（ａ）、霧化頭部分
を示す断面説明図（ｂ）および各供給装置におけるバル
ブの開閉を示すタイムチャート（ｃ）である。
例として装置全体を示す概略説明図（ａ）、霧化頭部分
を示す断面説明図（ｂ）および各供給装置におけるバル
ブの開閉を示すタイムチャート（ｃ）である。
【図２】従来における回転霧化静電塗装装置を示す概略
説明図である。
説明図である。
１ 回転霧化静電塗装装置 ２ 塗装ガン ２ａ 霧化頭 ２ｂ 混合室 ３Ａ ３Ｂ ３Ｃ 供給装置 ４Ａ ４Ｂ ４Ｃ 供給パイプ ７ バルブ ８ ギアポンプ
Claims (4)
- 【請求項１】 回転するカップ状の霧化頭の内周面に供
給した塗料を遠心力によって霧化する塗装ガンを備えた
回転霧化静電塗装装置において、霧化頭の後部において
複数の色の塗料を混合可能にしたことを特徴とする回転
霧化静電塗装装置。 - 【請求項２】 回転するカップ状の霧化頭の内周面に供
給した塗料を遠心力によって霧化する塗装ガンと、塗料
の供給量が制御可能な複数の供給装置と、各供給装置か
ら導いた塗料の供給パイプを備えると共に、各供給パイ
プの吐出先端部を塗装ガンにおける霧化頭の後部に接続
し、霧化頭の後部において供給装置から供給された塗料
を混合可能にしたことを特徴とする回転霧化静電塗装装
置。 - 【請求項３】 塗装ガンにおける霧化頭の後部に、各塗
料の供給パイプの吐出先端部が開放し且つ霧化頭ととも
に回転する混合室を備えたことを特徴とする請求項２に
記載の回転霧化静電塗装装置。 - 【請求項４】 供給装置が、流量制御可能なバルブと、
バルブを通過した塗料を圧送するギアポンプを備えてい
ることを特徴とする請求項２または３に記載の回転霧化
静電塗装装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23812696A JP3541378B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 回転霧化静電塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23812696A JP3541378B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 回転霧化静電塗装装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1080649A true JPH1080649A (ja) | 1998-03-31 |
| JP3541378B2 JP3541378B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=17025573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23812696A Expired - Fee Related JP3541378B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 回転霧化静電塗装装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3541378B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001036112A2 (en) * | 1999-11-15 | 2001-05-25 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method and apparatus for applying a polychromatic coating onto a substrate |
| WO2001036108A1 (en) * | 1999-11-15 | 2001-05-25 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method and apparatus for dynamically coating a substrate |
| US6291018B1 (en) | 1999-11-15 | 2001-09-18 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method for applying a composite coating having a polychromatic effect onto a substrate |
| US6641666B2 (en) | 1999-11-15 | 2003-11-04 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method and apparatus for coating a substrate |
| US7445816B2 (en) | 1999-11-15 | 2008-11-04 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method and apparatus for coating a substrate |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP23812696A patent/JP3541378B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
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|---|---|---|---|---|
| WO2001036112A2 (en) * | 1999-11-15 | 2001-05-25 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method and apparatus for applying a polychromatic coating onto a substrate |
| WO2001036108A1 (en) * | 1999-11-15 | 2001-05-25 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method and apparatus for dynamically coating a substrate |
| US6291018B1 (en) | 1999-11-15 | 2001-09-18 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method for applying a composite coating having a polychromatic effect onto a substrate |
| US6296706B1 (en) | 1999-11-15 | 2001-10-02 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method and apparatus for dynamically coating a substrate |
| WO2001036112A3 (en) * | 1999-11-15 | 2001-12-13 | Ppg Ind Ohio Inc | Method and apparatus for applying a polychromatic coating onto a substrate |
| US6641666B2 (en) | 1999-11-15 | 2003-11-04 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method and apparatus for coating a substrate |
| US7445816B2 (en) | 1999-11-15 | 2008-11-04 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Method and apparatus for coating a substrate |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3541378B2 (ja) | 2004-07-07 |
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