JPH0464724A - 自動変速機のクラッチ装置 - Google Patents

自動変速機のクラッチ装置

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JPH0464724A
JPH0464724A JP17578990A JP17578990A JPH0464724A JP H0464724 A JPH0464724 A JP H0464724A JP 17578990 A JP17578990 A JP 17578990A JP 17578990 A JP17578990 A JP 17578990A JP H0464724 A JPH0464724 A JP H0464724A
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JP
Japan
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clutch
piston member
oil
piston
hydraulic chamber
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Application number
JP17578990A
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English (en)
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Takemasu Kano
威倍 加納
Mitsutaka Ito
伊藤 光孝
Kazunori Murakami
村上 和徳
Haruki Takemoto
竹本 春樹
Fumitomo Yokoyama
横山 文友
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/12Details not specific to one of the before-mentioned types
    • F16D25/14Fluid pressure control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D48/00External control of clutches
    • F16D48/02Control by fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D48/00External control of clutches
    • F16D48/02Control by fluid pressure
    • F16D2048/0221Valves for clutch control systems; Details thereof

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、自動変速機のクラッチ装置に関する。
[従来の技術] 従来、特開昭E13−259253号公報に示すように
、3速および4速度速時に作動するワンウェイクラッチ
(FO)に第4のクラッチ(C3)を介在し、後進方向
を機械的にロックすることを防止した自動変速機構が提
案されている。
これは、入力軸とシングルプラネタリギヤのリングギヤ
とを接離する第1の(フォワード)クラッチと、入力軸
とプラネタリギヤユニットに共通するサンギヤとを接離
する第2の(リバース)クラッチを有しており、更に、
4速自動変速機構にあっては、入力軸とデュアルプラネ
タリギヤのリングギヤとを接離する第3の(オーバドラ
イブ)クラッチを有している。
また、第1のクラッチを操作する油圧アクチュエータは
、入力軸に固定されたクラッチドラムに嵌合する第1の
ピストン部材を存しており、また、第2のクラッチを操
作する油圧アクチュエータは、前記第1のピストン部材
に嵌合する第2のピストン部材を有しており、これら第
1および第2のピストン部材が重合構造になっている。
さらに、前記クラッチドラムの軸方向後側には、第3の
クラッチを操作する第3の油圧アクチュエータが配設さ
れている。
そして、前進1速〜3速時においては、第1のクラッチ
が保合状態にあり、この状態で適宜ブレーキおよびワン
ウェイクラッチが作動して、1速、2速が得られ、さら
に第3のクラッチが作動して4速自動変速機構が直結と
なる3速が得られる。
また、第1のクラッチが解放され、かつ、第3のクラッ
チを保合状態に保持すると共に、所定ブレーキによりサ
ンギヤを停止して、オーバドライブからなる4速が得ら
れる。なお、前進状態にあっては、第2の油圧アクチュ
エータはドレーン状態にあって、第2のクラッチは解放
状態に保持されている。
ところで、上記第3の(オーバドライブ)クラッチの係
合時においては、油圧アクチュエータが回転状態にあり
、油圧アクチュエータの油圧室にあるオイルに遠心力が
作用し、リターンスプリングの戻し力では、内径側部分
に位置する油路からオイルを排出させることが困難であ
るため、一般に、遠心力および油圧室の油圧にて弁座に
着座または離間するように切り換えられるチェックボー
ルが用いられる。
しかし、該チェックボールを用いても、該チェックボー
ルに作用する遠心力および油圧室内の遠心油圧に影響さ
れ、チェックボールの解放時間が回転数によって異なり
、速やかなドレーンが行われず、変速動作が遅れること
がある。また、チェックボールは、遠心油圧を速やかに
排除しようとすると、高速回転時における油圧供給時に
油圧上昇に時間がかかってクラッチスリップ時間が長く
なり、変速動作が遅れると共に、クラッチ板の耐久性を
低下させる恐れを生じ、全ての回転数にて適正となるよ
うにチューニングすることは、困難である。
[発明が解決しようとする課題] 上記問題を解決するために、本出願人は特開平2−89
871号公報において、入力軸に固定されたクラッチド
ラムに嵌合する第1のピストン部材と、第1のピストン
部材に嵌合する第2のピストン部材とを有し、第2のピ
ストン部材の背面に遠心油圧用キャンセル油室を設けた
ものを提案をしている。
この提案においては、第2のピストン部材の背面に遠心
油圧用キャンセル油室を設ける関係上、第2の油圧アク
チュエータの油圧室の受圧面積が、遠心油圧用キャンセ
ル油室のそれよりも大きいため、第2の油圧アクチュエ
ータの油圧室の遠心油圧が、後進用の第2のピストン部
材に作用してしまう不具合を生じる。
そのため、第1のピストン部材にドレーン用のチェック
ボールを設けることも考えられるが、ピストン部材の肉
厚を増大させなければならず、クラッチ装置全体の大型
化につながるという問題を有している。
本発明は、上記問題を解決するものであって、前進用の
クラッチが係合している間は、後進用のクラッチの油圧
アクチュエータの油圧室内のオイルを、装置のコンパク
ト化を維持しつつ、かつ、確実にドレーンさせることに
より、前進時における後進用クラッチの係合を防止でき
る自動変速機のクラッチ装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] そのために本発明の自動変速機のクラッチ装置は、入力
部材に連結されるクラッチドラム、該クラッチトラム内
に嵌合される第1のピストン部材および該第1のピスト
ン部材と前記クラッチドラムの間に形成される第1の油
圧室からなる第1のクラッチと、第1のピストン部材内
に嵌合される第2のピストン部材、該第2のピストン部
材と前記第1のピストン部材の間に形成される第2の油
圧室からなる第2のクラッチとを有し、前記第1のクラ
ッチを前進時において係合させ高速段において解放させ
ると共に前記第2のクラッチを前進時に解放させ後進時
に係合させてなるクラッチ装置において、 前記入力部材に固定されると共に前記第2のピストン部
材内に前記第2のピストン部材と摺動自在に液密状に配
設されるキャンセルプレートと、前記第1のピストン部
材に設けられ該第1のピストン部材の径方向外側と前記
第2の油圧室を連通可能にするチェックボールと、前記
クラッチドラムに設けられ該チェックボールからの油を
ドレーンさせる連通孔とを備えることを特徴とする。
[作用および発明の効果] 本発明においては、第2のクラッチの油圧室がドレーン
状態にあっても、バルブボディ等のリーク油が遠心力に
より第2の油圧室に導かれるが、該リーク油はチェック
ボールおよび連通孔から外部に排出されて第2の油圧室
に溜ることはない。
これにより、第2のピストン部材は第1のピストン部材
の背面に直接接触する状態に保たれ、第2のクラッチが
係合することはなく、前進用のクラッチが係合している
間は、後進用のクラッチの油圧アクチュエータの油圧室
内のオイルを、装置のコンパクト化を維持しつつ、かつ
、確実にドレーンさせることにより、前進時における後
進用クラッチの保合を防止できる。
[実施例コ 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明を適用した自動変速機について、第2図お
よび第3図に沿ってその概要を説明する。
自動変速機Aは、フロントカバー64、トランスアクス
ルケース65、リヤカバー66からなる一体ケースを有
しており、また、トランスアクスルケース65にはサイ
ドカバーにて覆われているバルブボディ67が配設され
ている。
自動変速機Aはエンジンクランク軸40に整列する入力
軸1、カウンタ軸41及びフロントアクスル軸42a1
42bの3軸を存しており、入力軸1上にはロックアツ
プクラッチ43を有するトルクコンバータ45及び前進
4速自動変速機構46が配設され、またカウンタ軸41
上にはアンダードライブ機構47が配設され、更にフロ
ントアクスル軸42a142b上にはフロントディファ
レンシャル装置49が配設されている。
4速自動変速機構46はシングルプラネタリギヤ50及
びデュアルプラネタリギヤ51を組み合わせてなるプラ
ネタリギヤユニット52を有しており、該プラネタリギ
ヤユニット52は前記両プラネタリギヤのサンギヤ81
同士及びキャリヤCR1同士が一体に連結して構成され
、またサンギヤS1に噛合するピニオンがロングビニオ
ンP1により構成されている。前記サンギヤS1は入力
軸1の外周に支持される中空軸69に一体に形成されて
いる。
そして、入力軸1とシングルプラネタリギヤ50のリン
グギヤR1(小リングギヤ)とが第1の(フォワード)
クラッチC1を介して連結されており、また入力軸1と
サンギヤS1とが第2の(リバース)クラッチC2を介
して連結されている。
また、サンギヤS1が第1のブレーキB1によりケース
65に係止可能にされていると共に、第2のブレーキB
2により第1のワンウェイクラッチF1を介してその一
方向回転がケース65に係止されている。
また、デュアルプラネタリギヤ51のリングギヤR2(
大リングギヤ)が第3のブレーキB3にヨリケース65
に係止可能にされていると共に、第2のワンウェイクラ
ッチF2により一方向回転がケース65に係止されてい
る。そして、キャリヤCRIがケース隔壁に支持されて
いるカウンタドライブギヤ55に連結されており、該ギ
ヤ55が該4速自動変速機構46の出力部材となる。更
に、上述構成に加えて、入力軸1と大リングギヤR2と
を連結する第4のクラッチco、該クラッチCOと連動
し、その出力側部材と小リングギヤR1との間に介在す
るクラッチCO゛及び第4のワンウェイクラッチFOが
付設されている。
また、アンダードライブ機構47は1個のシングルプラ
ネタリギヤ57を有しており、該プラネタリギヤのキャ
リヤCR3とサンギヤS3とが第3の(ダイレクト)ク
ラッチC3を介して連結されている。また、サンギヤS
3が第4の(アンダードライブ)ブレーキB4によりケ
ース65に係止可能にされていると共に、第3のワンウ
ェイクラッチF3により一方向回転がケース65に係止
されている。そして、リングギヤR3が、前記カウンタ
ドライブギヤ55と噛合してアンダードライブ機構47
の入力部材となるカウンタドリブンギヤ56に連結され
ており、またキャリヤCR3がカウンタ軸41に連結さ
れている。更に、該カウンタ軸41には該アンダードラ
イブ機構47の出力部材となる減速ギヤ59が固定され
ている。
また、フロントディファレンシャル装置49はデフキャ
リヤ60及び左右サイドギヤeila、Ei1bを存し
ており、ギヤマウントケースとなるデフキャリヤ60に
はリングギヤ62が固定されている。そして、該りング
ギャ62が前記減速ギヤ59と噛合して最終減速機構を
構成しており、また左右サイドギヤEila1 E31
bがそれぞれ左右フロントアクスル軸42a142bに
連結されている。
ついで、上記自動変速機Aにおける4速自動変速機構4
6およびアンダードライブ機構47の作動を、第4図に
沿って説明する。
エンジンクランク軸40の回転はトルクコンバータ45
を介して又はロックアツプクラッチ43を介して入力軸
1に伝達される。そして、Dレンジにおける1速状態に
あっては、第1のクラッチC1が接続状態にある。この
状態にあっては、入力軸1の回転が第1のクラッチC1
を介して小リングギヤR1に伝達され、かつこの状態で
は、大リングギヤR2が第2のワンウェイクラッチF2
により回転が阻止されているので、サンギヤS1を逆方
向に空転させながら共通キャリヤCRIが正方向に大幅
減速回転され、該回転がカウンタドライブギヤ55から
取り出される。一方、アンダードライブ機構47は、第
4のブレーキB4の作動によりサンギヤS3が停止状態
にあるため、カウンタドリブンギヤ55からの回転はリ
ングギヤR3からキャリヤCR3に減速(アンダードラ
イブ)回転として取り出され、1速状態が達成される。
また、Dレンジにおける2速杖態では、第1のクラッチ
C1の接続に加えて第2のブレーキB2が作動する。す
ると、サンギヤS1が該ブレーキB2に基づく第1のワ
ンウェイクラッチF1の作動により回転が停止され、従
って入力軸1から小リングギヤR1の回転は、大りング
ギャR2を正方向に空転させながらキャリヤCRIを正
方向に減速回転し、該回転がカウンタドライブギヤ55
に2速として取り出される。なお、1→2変速時、第2
のワンウェイクラッチF2がロック状態からオーバラン
状態に切り換えられ、つかみ換えによるシフトン2ツク
を生ずることなく、滑らかにシフトする。
Dレンジにおける3速状態は、2速状態から第4のブレ
ーキB4が解放すると共に、第3のクラッチC3,が接
続するため、キャリヤCR3とサンギヤS3とが一体と
なり、直結回転がカウンタ軸41に取り出され、3速状
態が達成される。
Dレンジにおける4速状態は、3速状態から第4のクラ
ッチCO及びクラッチCO−が接続する。
すると、入力軸1から第1のクラッチC1を介して小リ
ングギヤR1に伝達されると共に、第4のクラッチCO
を介して大リングギヤR2に伝達され、プラネタリギヤ
ユニット52が一体回転して、直結回転がカウンタドラ
イブギヤ55に伝達される。
なお、3→4変速時、第1のワンウェイクラッチF1が
ロック状態からオーバラン状態に切り換えられ、つかみ
換えによるンフトン日ツタを生ずることなく、滑らかに
シフトする。また、該4速状態にあっては、第4のクラ
ッチCOと共にクラッチCO−が接続し、入力軸1の回
転は、第4のクラッチCO1クラッチCO′及び第4の
ワンウェイクラッチFOを介する経路にても小リングギ
ヤR1に入力軸1の回転が伝達される。
そして、Dレンジにおける4速から5速へのアップシフ
ト時は、まず第1のクラッチC1解放する。この状態に
あっては、専ら第4のクラッチCO、クラッチCO′及
び第4のワンウェイクラッチFOを介する経路にて小リ
ングギヤR1に回転が伝達されており、この状態におい
て、第1のブレーキB1が作動する。すると、サンギヤ
S1が逆回転に対しても停止され、入力軸1から第4の
クラッチCOを介して伝達される大リングギヤR2の回
転は、ワンウェイクラッチFOがオーバランして小リン
グギヤR1を高速空転しながら、キャリヤCRIからオ
ーバドライブ回転として取り出され、5速状態が達成さ
れる。この際、第1のクラッチC1は解放状態にあって
第4のワンウェイクラッチFOの作用下にて変速が行わ
れるので、つかみ換えによるシフトショックを生ずるこ
となく、滑らかにシフトする。
なお、第1のブレーキB1は、3速状態においてエンジ
ンブレーキが作動する低スロツトル開度時に係合し、ま
た、5速状態から3速状態に飛び変速するキックダウン
時(高スロットル開度時)に解放するようにして、第1
のブレーキB1、第1および第4のクラッチC1、CO
の同時係合によるタイアップを防止している。
更に、3レンジ、2レンジ又はルンジ等のエンジンブレ
ーキ作動状態にあっては、2速時において、第1のブレ
ーキB1を作動してサンギヤS1を逆回転に対しても停
止させる。また、ルンジの1速時において、第3のブレ
ーキB3が作動して大リングギヤR2を逆回転に対して
も停止させる。
そして、リバースレンジにあっては、第2のクラッチC
2を接続すると共に、第3のブレーキB3が作動する。
この状態にあっては、入力軸1の回転は第2のクラッチ
C2を介してサンギヤs1に伝達され、かっこの状態で
は大リングギヤR2が第3のブレーキB3の作動により
固定されているので、小リングギヤR1を逆転させなが
らキャリヤCRIも逆転し、該キャリヤの逆転がカウン
タドライブギヤ55に取り出される。
次に、第1図(A)、 (B)により本発明のクラッチ
装置について説明する。
入力軸1後端部は膨径部1aになっており、該膨径部1
aには、カバー66の中央ハブ部66aを被嵌するよう
にスリーブ部1bが固定されており、かつ該スリーブ部
1bにはクラッチドラム2が一体に連結されている。更
に、該クラッチドラム2には第1のピストン部材3がス
プラインにより軸方向のみ摺動自在に嵌合されており、
更に第1のピストン部材3には第2のピストン部材4が
嵌合している。
そして、第1のピストン部材3の内周面とスリーブ部1
bとの間には0リング5が配設され、第1のピストン部
材3の外周面とクラッチドラム2トノ間ニはOリング6
が配設され、第1のピストン部材3とクラッチドラム2
との間で第1のクラッチC1用油圧アクチュエータの油
圧室7を形成している。また、第1のピストン部材3に
は、フランジ部3aが形成され、該フランジ部3aには
第2のピストン部材4の外周面に保持されたO Uフグ
8が嵌合しており、第1のピストン部材3の背面と第2
のピストン部材4との間で、第1の油圧アクチュエータ
用油圧室7より外径の大きい従って大きい受圧面積から
なる第2のクラッチC2用油圧アクチュエータの油圧室
9が形成されている。
更に、第1のピストン部材3のフランジ部3aの外周側
と前記クラッチドラム2の内周側とは、スプライン結合
されており、かつフランジ部3aの内径側には第2のク
ラッチC2の2枚の外摩擦板及びバックアッププレート
が抜止めされて係合されている。また、該第2のクラッ
チC2の2枚の内摩擦板は、中空軸69の先端に固定さ
れているフランジ部材10の外周部に形成されたスプラ
インに係合しており、該第2のクラッチC2は第2のピ
ストン部材4の外周先端部分にて操作される。
なお、第1のピストン部材3の軸方向移動により第2の
ピストン部材4も移動するが、第2のりラッチC2は第
1のピストン部材3のフランジ部3aにスプラインにて
嵌合している関係上、第2にクラッチC2も同様に移動
し、第2のピストン部材4と第2のクラッチC2との相
対位置関係に変化はない。
また、クラッチドラム2の先端部分には第1のクラッチ
C1の外摩擦板及びバックアッププレートが抜止めされ
て係合しており、また該クラッチC1の内摩擦板は小リ
ングギヤR1から延びているドラム11の外周部に形成
されたスプラインに保合している。
そして、第2のピストン部材4の背面側において、スリ
ーブ部1bにはスナップリング12によりキャンセルプ
レート13が抜止め・固定されている。該キャンセルプ
レート13は、Oリング15により第2のピストン部材
4の内周面に油密状に嵌合しており、該キャンセルプレ
ート13及び第2のピストン部材4の背面にて、第1の
油圧室7及び第2の油圧室9に作用する遠心油圧用キャ
ンセル油室16を構成している。また、キャンセルプレ
ート13の内周面部とスリーブ部1bとの間には、図示
しない空隙が設けられ、キャンセル油室16内のオイル
を素早く排出するドレーン通路が設けられている。
また、第2のピストン部材4の背面とキャンセルプレー
ト13の内周面部との間にはリターンスプリング17が
縮設されており、さらに、リヤカバー66の環状ハブ部
66aには油圧供給用のドラム支持部材21が嵌挿され
ており、該ドラム支持部材21にはシリンダ部材23が
回転自在に嵌挿され、シリンダ部材23はニードルベア
リング22を介して入力軸1のスリーブ部1bに回転自
在に支持されている。更に、該シリンダ部材23にはピ
ストン部材25が油密状に嵌合して、油圧アクチュエー
タ用の油室26を構成している。また、該シリンダ部材
23が、軸方向に延びるドラム部材27に係合すると共
に、該ドラム部材27には第4のクラッチCOの外摩擦
板及びバックアッププレートが回転方向のみを阻止され
て保合している。更に、該ドラム部材27の先端側は、
クラッチCO゛の外摩擦板及びバックアッププレートが
係合されており、更に大リングギヤR2に連結・固定さ
れている。
そして、第4のクラッチCOの内摩擦板はクラッチドラ
ム2に形成された外周スプラインに係合しており、また
クラッチC〇−の内摩擦板は、小リングギヤR1外周面
に装着された第4のワンウェイクラッチFOのアウタレ
ース29に外周面に形成されたスプラインに係合してい
る。また、第4のクラッチCOの先端バックアッププレ
ートとクラッチCO゛の後端バックアッププレートとの
間にチューブ部材30が介在されており、該チューブ部
材30により両クラッチco、co”がピストン部材2
5の移動に基づき一体作動される。
そして、前記ピストン部材25の背面におけるシリンダ
部材内径部には、リターンスプリング31aを介してキ
ャンセルプレート31が抜止め書支持され、該ピストン
部材25の背面及びキャンセルプレート31にて遠心油
圧用キャンセル油室32を構成している。
ここで、本発明の特徴について説明する。
第1のピストン部材3には、第2の油圧アクチュエータ
用油室9から第1のピストン部材3の径方向外側に連通
可能にするチェックボール19が配設されており、また
、クラッチドラム2には、チェックボール19からドレ
ーンされたオイルをさらに外方に排出可能にする連通孔
20が形成されている。
次に、本発明の作用について説明する。
前進5速時へのアップシフトに先立ち、まず第1のクラ
ッチC1用の油圧室7から油をドレーンして第1のクラ
ッチC1を解放する。この際、油圧室7には、入力軸1
に直結する高速回転により大きな遠心油圧が作用してい
るが、該遠心油圧は、第1のピストン部材3と共に高速
回転する遠心油圧用キャンセル油室16内に溜められた
オイルの遠心油圧により打ち消されるため、第1のピス
トン部材3は第2のピストン4と共にリターンスプリン
グ17にてクラッチドラム2側に速やかに移動される。
従って、前進5速へのアップシフト時という、クラッチ
C1の油圧アクチュエータの高速回転により遠心油圧が
大きく作用している状態においても、該遠心油圧に同等
影響されることなく第1のクラッチC1は直ちに解放さ
れる。
更に、該キャンセル油室16は、スリーブ部1bに形成
した潤滑油供給油路から潤滑油が導かれて充満されてお
り、かつその外径部が油圧室7の外径より大きいため、
油圧室7に作用する遠心油圧を完全にキャンセルしてい
る。また、第2のクラッチC2の油圧室9がドレーン状
態にあっても、バルブボディ等のリーク油が遠心力によ
り油圧室9に導かれるが、該リーク油は、第1図(B)
に示すように、チェックボール19および連通孔20か
ら外部に排出されて油圧室9に溜ることはない。これに
より、第2のピストン部材4は第1のピストン部材3の
背面に直接接触する状態に保たれ、キャンセル油室16
による遠心油圧キャンセル機能は常に第1のクラッチC
1に直接作用し、該油圧室7からのドレーンに際しての
遠心油圧の影響を完全かつ確実に排除する。
一方、前進状態において5速から4速にダウンシフトす
る際、第1のクラッチC1の油圧室7に油圧が供給され
て、第1のクラッチc1が係合する。この際も前述同様
に、油圧室7に供給される油圧に作用する遠心油圧が、
キャンセル油室16に作用する遠心油圧により完全に打
ち消され、入力軸1の回転数に影響されることなく、適
正なチう一ニング状態にて油圧室7に油圧が供給され、
クラッチC1を滑らかにかつ確実に係合する。またこの
際、該油圧室7への油圧供給に基づき、第1のピストン
部材3及び第2のピストン部材4が一体に軸方向に移動
して、キャンセル油室16の容積を減少するが、該油室
内のオイルは、キャンセルプレート13の内周面部13
aの空隙より速やかに排出され、ピストン部材3.4の
素早い移動を妨げることはない。また、第2のクラッチ
C2め油圧室9がドレーン状態にあっても、バルブボデ
ィ等のリーク油が遠心力により油圧室9に導かれるが、
該リーク油はチェックボール19および連通孔20から
外部に排出されて油圧室9に溜ることはない。これによ
り、第2のピストン部材4は第1のピストン部材3の背
面に直接接触する状態に保たれ、第2のクラッチC2が
係合することはなく、前進用のクラッチが係合している
間は、後進用のクラッチの油圧アクチュエータの油圧室
内のオイルを、装置のコンパクト化を維持しつつ、かつ
、確実にドレーンさせることにより、前進時における後
進用クラッチの保合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、 (B)は本発明のクラッチ装置の1実
施例を示す第2図の拡大断面図、第2図は本発明が適用
される自動変速機全体の断面図、第3図は第2図の動力
伝達系を説明するための構成図、第4図は本発明に係わ
る自動変速機の作動を説明するための図である。 1・・・入力軸、1b・・・スリーブ(入力部材)、2
・・・クラッチドラム、3・・・第1のピストン部材、
C1・・・第1のクラッチ、4・・・第2のピストン部
材、C2・・・第2のクラッチ、7・・・第1の油圧室
、9・・・第2の油圧室、13・・・キャンセルプレー
ト、19・・・チェックボール、20・・・連通孔。 出 願 人 アイシン・エイ・ダブリュ株式会社代理人
弁理士 白 井 博 樹(外6名)第3図 61a 51t)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力部材に連結されるクラッチドラム、該クラッ
    チドラム内に嵌合される第1のピストン部材および該第
    1のピストン部材と前記クラッチドラムの間に形成され
    る第1の油圧室からなる第1のクラッチと、第1のピス
    トン部材内に嵌合される第2のピストン部材、該第2の
    ピストン部材と前記第1のピストン部材の間に形成され
    る第2の油圧室からなる第2のクラッチとを有し、前記
    第1のクラッチを前進時において係合させ高速段におい
    て解放させると共に前記第2のクラッチを前進時に解放
    させ後進時に係合させてなるクラッチ装置において、 前記入力部材に固定されると共に前記第2のピストン部
    材内に前記第2のピストン部材と摺動自在に液密状に配
    設されるキャンセルプレートと、前記第1のピストン部
    材に設けられ該第1のピストン部材の径方向外側と前記
    第2の油圧室を連通可能にするチェックボールと、前記
    クラッチドラムに設けられ該チェックボールからの油を
    ドレーンさせる連通孔とを備えることを特徴とする自動
    変速機のクラッチ装置。
JP17578990A 1990-07-03 1990-07-03 自動変速機のクラッチ装置 Pending JPH0464724A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5358455A (en) * 1992-05-19 1994-10-25 Ipumatic Ab Device for transmitting torque between two rotatable shafts

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5358455A (en) * 1992-05-19 1994-10-25 Ipumatic Ab Device for transmitting torque between two rotatable shafts

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