JPH0457072A - 色補正処理機能を有したカラー画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、カラー画像記録での色補正に係り、特に、４
色での記録系に適した色再現を図るための色補正処理機
能を有したカラー画像記録装置に関する。

［従来の技術］ 従来のこの種の色補正処理機能を有したカラー画像記録
装置において、カラー画像を構成する各画素毎の各分解
色について多値レベルで量子化された濃度または反射率
に相当する濃度ディジタル信号を入力とし、これよりプ
リンタ制御信号を求めて記録する方式のものについて、
以下に説明する。

かかる装置においては、複数の記録色とシアン、マゼン
タ、イエローのプリンタ制御信号との入出力関係を記憶
した記憶手段と、入力されるカラー画像を構成する各画
素毎の各分解色数の信号によって、前記の記憶されてい
るプリンタ制御信号より複数のプリンタ制御信号を選択
する手段と、前記の選択された複数のプリンタ制御信号
より、入力色信号に相当するプリンタ制御信号を補間処
理で求める手段とを用いて、プリンタ制御信号を求め、
該信号に従ってシアン、マゼンタ、イエローのインク又
はトナーを用いてカラー記録していた。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、一般にシアン、マゼンタ、イエローの３色に
ブラック（黒）を含めた４色の記録系は、３色の記録系
に比べて、高濃度部で色再現領域が広い、中間色灰色の
色再現性が良い、インク又はトナーの消費量を減らすこ
とがてきるなどの効果がある。しかしながら、上述した
従来装置での色軸ｊｆでは、記憶するプリンタ制御信号
を４色にするなどの対応も詔しられるが、その後の補間
処理において各色信号が不連続となり、十分なプリンタ
制御信号を得ることができず、その結果、十分な色再現
性が１３られないという問題があった。

本発明は、」二連した問題点を解決するためになされた
ものであり、４色系の記録系において十分に色再現性の
良い色軸ＪＥ処理機能を有したカラー画像記録装置を提
供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために、請求項１の発明は、プリン
タ制御信号に従ってシアン、マゼンタ、イエローのイン
ク又はトナーを用いてカラー画像を記録する記録手段と
、カラー画像を構成する各画素毎の各分解色当り多値レ
ベルで量子化された濃度または反射率に相当する濃度デ
ィジタル信号が入力される色補正処理機能と、前記記録
手段により出力された複数の記録色とプリンタ制御信号
との対応関係を記憶している記憶手段と、前記濃度ディ
ジタル信号に基づいて前記記憶手段に記憶されているプ
リンタ制御信号群より複数のプリンタ制御信号を選択す
る手段と、前記により選択された複数のプリンタ制御信
号より前記濃度ディジタル信号に対応するプリンタ制御
信号を補間処理で求める手段とを有し、前記補間処理で
求められたプリンタ制御信号に従ってカラー画像を記録
するカラー画像記録装置において、前記補間処理で求め
られなシアン、マゼンタ、イエローに対するプリンク制
御信号に基づいて、ブラック・インク又はトナーのプリ
ンタ制御信号を出力するブラック・プリンタ制御信号決
定手段を備え、該決定手段は、シアン、マゼンタ、イエ
ローのプリンタ制御信号の値が成る一定以上の濃度を示
す場合にのみブラック・プリンタ制御信号を発生ずるも
のである。

また、請求項２の発明は、−Ｆ記構成において、ブラッ
ク・プリンタ制御信号決定手段は、シアン、マゼンタ、
イエ１７−のプリンタ制御信号より、該ブラック・プリ
ンタ制御信号に対応した一定量をカラー画像濃度の薄く
なる方向に減算する手段を備えたものである。

１作用］ 請求）Ｊ′（１の構成においては、カラー画像を構成す
る各画素毎の各分解色について多値レベルで量子化され
た濃度または反射率に相当する濃度ディジタル信号が入
力され、この分解色の信号に基づいて、記憶されている
プリンタ制御信号より複数のシアン、マゼンタ、イエロ
ーのプリンタ制御信号を選択し、この選択された複数の
プリンタ制御信号より、入力色信号に相当するシアン、
マゼンタ、イエローのプリンタ制御信号を補間処理で求
ぬる。この補間処理で求められたシアン、マゼンタ、イ
エローに対するプリンタ制御信号より、これらの値が成
る一定以上の濃度を示す場合に、ブラック・インク又は
トナーのプリンタ制御信号を求め、−ト記シアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックの各プリンタ制御信号により
４色のインク又はトナーで記録する。

請求項２の構成においては、上記のシアン、マゼンタ、
イエローのプリンタ制御信号は、ブラック・プリンタ制
御信号に対応する一定量だけカラー画像製炭が薄くなる
方向に減算され、減算後の信号で記録が行われる。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照して説明
する。

第１図は本実施例のディジタル・カラー複写機全体の構
成を、第２図は同機のカラー画像処理部のブロック構成
を示す。

ディジタル・カラー複写機１は、カラー原稿読取部２と
、カラー画像処理部３と、カラー画像記録部４とにより
構成されている。

カラー原稿読取部２は、カラー原稿を載置する透明原稿
台５と、カラー原稿を−Ｌから押さえる原稿カバー６と
、主走査方向に設置されたスキャナ光源用蛍光灯７と、
前記光源より発せられカラー原稿で反射された光を反射
する移動反射鏡８と、スキャナ光源用蛍光灯７と移動反
射鏡８を副走査方向方向に移動する光源移動装置つと、
移動反射鏡８で反射された光を再び反射する固定反射鏡
１０と、前記の反射光を集中するためのレンズ１１と、
このレンズ１１で集中された光を赤、緑、青色の各成分
に分解するためのフィルタ１２と、この分解光を取り込
み光信号を電気信号に変換する固体撮像素子（ＣＣＤ）
１３と、原稿送り台１４上のカラー原稿をカラー原稿送
り部１５から透明原稿台５上に送る自動原稿送り装置１
６（原稿カバー６と一体的にある）と、複写後に前記カ
ラー原稿を排出する原稿Ｍト出）〜レイ１７とにより構
成されている。

カラー画像処理部３は、第２図に示すように、固体撮像
索子１３より得られたカラー原稿情報をアナ冒り電気信
号からディジタル電気信号に変換するアナログ・ディジ
タル変換器（Ａ／Ｄ変換器）１８と、このディジタル電
気信号で前記カラー原稿の一部もしくは全部を記憶する
画像記憶装置（画像メモリ）１９と、複数色の記録色に
対するプリンタ制御信号及び各種画像処理方法を記憶し
であるＲＯ’Ｍ２０と、演算処理結果を格納するＲＡＭ
２１と、これらを用いて各種画像処理を行なうＣＰＵ２
２と、色補正後のプリンタ制御信号に基すいて、カラー
画像記録部４のレーザ２３を駆動するレーザ制御部２４
とにより構成されている。

これらはパスラインにより接続されている。

カラー画像記録部４は、レーザ制御部２４からの情報に
基すいてポリゴンミラー２５にレーザ光を出射するレー
ザ変調ユニット２６と、ポリゴンミラー２５で反射され
たレーザ光により感光される感光ドラム２７と、この感
光ドラム２７を一様に負に帯電さぜる帯電器２８と、こ
の帯電器２８により帯電さぜられな感光ドラム２７に前
記レーザ光を当てることにより作成された感光ドラム２
７上の静電潜像に対して、シアン、マゼンタ、イエロー
、ブラックの各トナーを付着するシアン現像器２９、マ
ゼンタ現像器３０、イエロー現像器３１、ブラック現像
器４１と、これら各現像器にトナーを供給するシアン・
トナー供給器３２、マゼンタ・トナーイＪ（絵皿３３、
イエロー・トナー供給器３４、ブラック・トナー供給器
４２と、感光体ドラム２７に残留したトナーを除去する
クリーナ３５と、給紙ケース３６より供給された記録用
紙に感光体ドラム２７上のトナーを転写する転写ドラム
３７と、転写された記録用紙を熱定着する定着部３８と
、定着後の紙を出力ドレイ３９に搬送する紙送り部４０
とにより構成されている。

次に、上記構成のディジタル・カラー複写機の動作を説
明する。

原稿送り台１４上のカラー原稿は、原稿送り装置１６に
より透明原稿台５上に送られる。なお、原稿カバー６を
開けて透明原稿台５上に直装置いてもよい。スキャナ光
源用蛍光灯７より発せられた白色光が光源移動装置９に
より副走査方向に移動しなからカラー原稿を走査し、原
稿面で反射された原稿像は、移動反射鏡８、固定反射鏡
１０で反射され、レンズ１１、フィルタ１２を通って固
体撮像素子１３に入り、ここで電気信号に変換される。

フィルタ１２は、赤、緑、青の各成分のみを透過させる
もので分割されており、光源移動装置９により主走査方
向の１行分毎にフィルタ１２は、赤、緑、青の順で替わ
るようになっている。

固体撮像素子１３より得られたアナＩ７グ電気信号でな
る原稿データはアナログ・ディジタル変換器１８でディ
ジタル色信−リに変換され、画像記憶装置１９に格納さ
れる。格納された原稿データ色に近い複数の記録色に対
するシアン、マゼンタ、イエローの各プリンタ制御信号
をＲＯＭ２０より選択し、その選択された複数色のプリ
ンタ制御信号に対して補間処理を行い、原稿データに対
するシアン、マゼンタ、イエローのプリンタ制御信号を
決定する。

ここに、上記により決定されたシアン、マゼンタ、イエ
ローのプリンタ制御信号の値、例えば、平均値が、成る
一定以一ヒの濃度を示す場合、例えは、プリンタ制御信
号最大値の半分の値より大きいときに、ブラック・プリ
ンタ制御信号を発生させ、その値としては前記平均値と
最大値との差の２倍とする。また、ブラック・プリンタ
制御信号が発生された時は、シアン、マゼンタ、イエロ
ーのプリンタ制御信号は、これらの信号値より、該ブラ
ック・プリンタ制御（７−；　、５に対応した成る一定
量をカラー画像濃度が薄くなる方向に減算したものとす
る。

上記の色補正によって得られた各成分毎のプリンタ制御
信号は、レーサ制御部２４に送られ、このデータに従っ
てレーザ光が出射される。このレーザ光がポリゴンミラ
ー２５により反射され、帯電器２８で一様に帯電された
感光体ドラム２７に露光されることによって、感光体ド
ラム２７上に静電潜像が形成される。この潜像に対し、
その対応するデータの分解色（赤・緑・青）によって、
シアン現像器２９、マゼンタ現像器３０、イエロー現像
器３１またはブラック現像器４１のいずれかでトナーが
付着され現像される。そして、給紙ケース３６より供給
された記録用紙は転写ドラム３７に巻き付けられて、現
像された感光体ドラム２７から原稿像が記録用紙に転写
される。感光体ドラム２７の残留トナーはクリーナ３５
を用いて除去する。転写された記録用紙は、紙送り部４
゜の途中で定着部３８で熱定着され、出力画トレイ３９
に出力される。

以下に、ＲＯＭ２１に記憶させている複数の記録色に対
するプリンタ制御信号の求め方を説明する。シアン、マ
ゼンタ、イエ１１−のプリンタ制御信号の他に、上記の
ブラック・プリンタ制御信号を含んだ４色のプリンタ制
御信号の組み合わせによりシアン、マゼンタ、イエロー
、ブラックの４色インク又はトナーで記録し、その出力
結果を読み取った濃度ディジタル信号を記録色として記
憶する。一方、上記記録色と最も近い色のプリンタ制御
信号となるシアン、マゼンタ、イエローの３色のプリン
タ制御信号を記憶させる。前者の記録色と後者のプリン
タ制御信号とは対応変換テーブルとして記憶され、本装
置では、この変換デーゾルを用いて、原稿読み取りデー
タ（記録色に相当）より、適正なプリンタ制御信号を求
め、もって原稿に忠実な記録ができるようにしている。

なお、本発明は上記実施例に限定さるものではなく、そ
の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であ
り、例えば、本実施例ではディジタル・カラー複写機を
示しているが、カラー原稿読取部を持たないカラー・プ
リンタにも適用できる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、入力信号である濃度ディ
ジタル信号に対応するプリンタ制御信号を補間処理で求
め、カラー画像を記録する色補正機能を有したカラー画
像記録装置において、補間処理で求められた制御信号に
基づき、シアン、マゼンタ、イエローのプリンタ制御信
号の値が成る一定以上の濃度を示す場合にブラック・イ
ンク又はトナーのプリンタ制御ｔ：′Ｊすを発生ずるよ
うにしているので、少ない記憶容１で、十分な補間処理
が可能で色再現性の良い４色系の色補正処理かできる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例による装置全体の構成図、第
２図は本装置のカラー画像処理部のブロック図である。 １・・・ディジタル−カラー複写機、２・・・カラー原
稿読取部、３・・・カラー画像処理部、４・・・カラー
画像記録部、５・・・透明原稿台、７・・・スキャナ光
源用蛍光灯、１３・・・固体撮像素子、１８・・・アナ
ログ・ディジタル変換器、１９・・・画像記憶装置、２
０・・・ＲＡＭ、２１・・・ＲＯＭ、２２・・・ＣＰＵ
、２３・・・レーザ、２４・・・レーザ制御部、２７・
・・感光体ドラム、２９・・・シアン現像器、３０・・
・マゼンタ現像器、３１・・・イエロー現像器、４１・
・・ブラック現像器。 出願人　　　　ブラザー工業株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）プリンタ制御信号に従ってシアン、マゼンタ、イ
   エローのインク又はトナーを用いてカラー画像を記録す
   る記録手段と、カラー画像を構成する各画素毎の各分解
   色当り多値レベルで量子化された濃度または反射率に相
   当する濃度ディジタル信号が入力される色補正処理手段
   と、前記記録手段により出力された複数の記録色とプリ
   ンタ制御信号との対応関係を記憶している記憶手段と、
   前記濃度ディジタル信号に基づいて前記記憶手段に記憶
   されているプリンタ制御信号群より複数のプリンタ制御
   信号を選択する手段と、前記により選択された複数のプ
   リンタ制御信号より前記濃度ディジタル信号に対応する
   プリンタ制御信号を補間処理で求める手段とを有し、前
   記補間処理で求められたプリンタ制御信号に従ってカラ
   ー画像を記録するカラー画像記録装置において、 前記補間処理で求められたシアン、マゼンタ、イエロー
   に対するプリンタ制御信号に基づいて、ブラック・イン
   ク又はトナーのプリンタ制御信号を出力するブラック・
   プリンタ制御信号決定手段を備え、該決定手段は、シア
   ン、マゼンタ、イエローのプリンタ制御信号の値が或る
   一定以上の濃度を示す場合にのみブラック・プリンタ制
   御信号を発生することを特徴とした色補正処理機能を有
   したカラー画像記録装置。
2. （２）ブラック・プリンタ制御信号決定手段は、シアン
   、マゼンタ、イエローのプリンタ制御信号より、該ブラ
   ック・プリンタ制御信号に対応した一定量をカラー画像
   濃度の薄くなる方向に減算する手段を備えたことを特徴
   とする請求項１に記載の色補正処理機能を有したカラー
   画像記録装置。