JPH0452847B2 - - Google Patents
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- JPH0452847B2 JPH0452847B2 JP61186179A JP18617986A JPH0452847B2 JP H0452847 B2 JPH0452847 B2 JP H0452847B2 JP 61186179 A JP61186179 A JP 61186179A JP 18617986 A JP18617986 A JP 18617986A JP H0452847 B2 JPH0452847 B2 JP H0452847B2
- Authority
- JP
- Japan
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- rocker arm
- valve
- cylinder
- camshaft
- cam holder
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims abstract description 37
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 23
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims description 12
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 6
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 16
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/18—Rocking arms or levers
- F01L1/181—Centre pivot rocking arms
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/04—Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
- F01L1/047—Camshafts
- F01L1/053—Camshafts overhead type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/26—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/242—Arrangement of spark plugs or injectors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4214—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/20—SOHC [Single overhead camshaft]
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はシリンダヘツドの上部に一本のカムシ
ヤフトが配設され、シリンダに少なくとも一組の
吸気バルブ又は排気バルブを有するOHCタイプ
の内燃機関に関する。
ヤフトが配設され、シリンダに少なくとも一組の
吸気バルブ又は排気バルブを有するOHCタイプ
の内燃機関に関する。
（従来の技術）
従来からOHCタイプの内燃機関としては、バ
ルブの上方に一本又は二本のカムシヤフトが配設
され、カムシヤフトにより各バルブを直接又は間
接的に駆動する種々のものがあり、また、着火時
の火炎を燃焼室の中央から周辺の亘つて全体的に
伝播させて、ノツキング等の防止を図るために、
燃焼室の中央頂部に火花電極が臨むようにスパー
クプラグが配設されたものがある（特開昭54−
125315号公報参照）。
ルブの上方に一本又は二本のカムシヤフトが配設
され、カムシヤフトにより各バルブを直接又は間
接的に駆動する種々のものがあり、また、着火時
の火炎を燃焼室の中央から周辺の亘つて全体的に
伝播させて、ノツキング等の防止を図るために、
燃焼室の中央頂部に火花電極が臨むようにスパー
クプラグが配設されたものがある（特開昭54−
125315号公報参照）。
このようなOHCタイプの内燃機関においては、
燃焼効率を良好とすることが可能で、動弁機構の
バルブリフト量を適切に調節できるとともに高速
回転域における追従性がよい利点を有する。
燃焼効率を良好とすることが可能で、動弁機構の
バルブリフト量を適切に調節できるとともに高速
回転域における追従性がよい利点を有する。
（発明が解決しようとする問題点）
ところが、上記従来のOHCタイプの内燃機関
においては、少なくとも一つのカムシヤフトや、
この両側に配設されるロツカアームシヤフトや、
ロツカアームシヤフトに枢支されて各バルブを駆
動するロツカアーム等が、シリンダヘツド上に集
中して配設されることから、シリンダ上方の空間
が動弁機構により占められるため、スパークプラ
グの取付け空間が制限されることとなり、スパー
クプラグの電極を燃焼室の中央頂部に配置するに
は、動弁機構の各部品を避けて配設しなければな
らず、スパークプラグの着脱が困難となる不具合
があつた。また、動弁機構が複雑であるため、大
形化するとともに組付け作業性が悪いという問題
がある。さらに、動弁機構には、多数の摩擦摺動
部を有するため、各部を潤滑油により潤滑する必
要があるが、動弁機構が複雑であることから、各
機種や取付け構造によつては、潤滑システムが制
限されるとともに、潤滑システムをコンパクト化
することが困難となる問題があり、特に、シリン
ダに少なくとも一組の吸気バルブ又は排気バルブ
を有する内燃機関では顕著であつた。
においては、少なくとも一つのカムシヤフトや、
この両側に配設されるロツカアームシヤフトや、
ロツカアームシヤフトに枢支されて各バルブを駆
動するロツカアーム等が、シリンダヘツド上に集
中して配設されることから、シリンダ上方の空間
が動弁機構により占められるため、スパークプラ
グの取付け空間が制限されることとなり、スパー
クプラグの電極を燃焼室の中央頂部に配置するに
は、動弁機構の各部品を避けて配設しなければな
らず、スパークプラグの着脱が困難となる不具合
があつた。また、動弁機構が複雑であるため、大
形化するとともに組付け作業性が悪いという問題
がある。さらに、動弁機構には、多数の摩擦摺動
部を有するため、各部を潤滑油により潤滑する必
要があるが、動弁機構が複雑であることから、各
機種や取付け構造によつては、潤滑システムが制
限されるとともに、潤滑システムをコンパクト化
することが困難となる問題があり、特に、シリン
ダに少なくとも一組の吸気バルブ又は排気バルブ
を有する内燃機関では顕著であつた。
そこで、本発明は、スパークプラグの電極を燃
焼室の中央頂部に配置してもスパークプラグの着
脱を容易にでき、動弁機構の小形化を図るととも
に組付け作業性を高め、簡単な構成により摩擦摺
動部を確実に潤滑できるとともに潤滑システムの
コンパクト化を可能とした内燃機関を提供するこ
とを目的とする。
焼室の中央頂部に配置してもスパークプラグの着
脱を容易にでき、動弁機構の小形化を図るととも
に組付け作業性を高め、簡単な構成により摩擦摺
動部を確実に潤滑できるとともに潤滑システムの
コンパクト化を可能とした内燃機関を提供するこ
とを目的とする。
（課題を解決するための手段）
上記目的を達成するため、第１の発明は、シリ
ンダヘツドに１つのシリンダについて一組の吸気
バルブと一組の排気バルブとが配設され、少なく
とも一組のバルブが、バルブクリアランス調整装
置を備えロツカアームシヤフトに枢支されたロツ
カアームにより駆動される内燃機関において、 前記シリンダヘツドに前記シリンダの略中心位
置でカムホルダを設け、このカムホルダにより支
持して一本のカムシヤフトを前記吸気バルブと前
記排気バルブとの間に配置し、 前記カムシヤフトの一側にロツカアームシヤフ
トを配置してこのロツカアームシヤフトに前記一
組の吸気バルブを駆動する一対のロツカアームを
支持するとともに、前記カムシヤフトの他側に前
記一組の排気バルブを駆動する一対のロツカアー
ムが支持されたロツカアームシヤフトを配置し、 一方のロツカアームシヤフトを前記カムホルダ
により前記一対のロツカアーム間の位置で支持す
るとともに、他方のロツカアームシヤフトを複数
の短軸から構成し、これら短軸を長手方向に離隔
させて端部を前記カムホルダで支持し、 このカムホルダおよび前記シリンダヘツドに前
記シリンダの中央頂部から前記短軸の端部間に亘
つて斜め上方に延在するスパークプラグ挿入用の
プラグ穴を貫通して設けた。
ンダヘツドに１つのシリンダについて一組の吸気
バルブと一組の排気バルブとが配設され、少なく
とも一組のバルブが、バルブクリアランス調整装
置を備えロツカアームシヤフトに枢支されたロツ
カアームにより駆動される内燃機関において、 前記シリンダヘツドに前記シリンダの略中心位
置でカムホルダを設け、このカムホルダにより支
持して一本のカムシヤフトを前記吸気バルブと前
記排気バルブとの間に配置し、 前記カムシヤフトの一側にロツカアームシヤフ
トを配置してこのロツカアームシヤフトに前記一
組の吸気バルブを駆動する一対のロツカアームを
支持するとともに、前記カムシヤフトの他側に前
記一組の排気バルブを駆動する一対のロツカアー
ムが支持されたロツカアームシヤフトを配置し、 一方のロツカアームシヤフトを前記カムホルダ
により前記一対のロツカアーム間の位置で支持す
るとともに、他方のロツカアームシヤフトを複数
の短軸から構成し、これら短軸を長手方向に離隔
させて端部を前記カムホルダで支持し、 このカムホルダおよび前記シリンダヘツドに前
記シリンダの中央頂部から前記短軸の端部間に亘
つて斜め上方に延在するスパークプラグ挿入用の
プラグ穴を貫通して設けた。
また、第２の発明は、シリンダヘツドに１つの
シリンダについて少なくとも一組の吸気バルブ又
は排気バルブが配設され、これらのバルブが、バ
ルブクリアランス調整装置を備えロツカアームシ
ヤフトに枢支されたロツカアームにより駆動され
る内燃機関において、前記シリンダヘツドに前記
吸気バルブと排気バルブ間でカムホルダを設け、
このカムホルダに吸気用と排気用カムとが形成さ
れたカムシヤフトを回転自在に支持するととも
に、 前記カムシヤフトの一側に前記吸気バルブ駆動
用のロツカアームを支承するロツカアームシヤフ
トを、前記カムシヤフトの他側に排気バルブ駆動
用のロツカアームを支承するロツカアームシヤフ
トを配置し、 一方のロツカアームシヤフトを内部に潤滑油通
路が形成された中空の円管状の複数の短軸により
構成するとともに、これら短軸にロツカアーム支
承部に開口する潤滑油ポートを形成し、 前記短軸を長手方向に所定距離離隔させて配置
して端部を前記カムホルダに支持するとともに、
これら短軸の潤滑油通路を前記カムホルダに形成
された通孔を介し連通し、 前記シリンダヘツドおよび前記カムホルダに前
記シリンダの中央頂部から前記短軸の端部間に亘
つて斜め上方に延在するスパークプラグ挿入用の
プラグ穴を貫通して設けた。
シリンダについて少なくとも一組の吸気バルブ又
は排気バルブが配設され、これらのバルブが、バ
ルブクリアランス調整装置を備えロツカアームシ
ヤフトに枢支されたロツカアームにより駆動され
る内燃機関において、前記シリンダヘツドに前記
吸気バルブと排気バルブ間でカムホルダを設け、
このカムホルダに吸気用と排気用カムとが形成さ
れたカムシヤフトを回転自在に支持するととも
に、 前記カムシヤフトの一側に前記吸気バルブ駆動
用のロツカアームを支承するロツカアームシヤフ
トを、前記カムシヤフトの他側に排気バルブ駆動
用のロツカアームを支承するロツカアームシヤフ
トを配置し、 一方のロツカアームシヤフトを内部に潤滑油通
路が形成された中空の円管状の複数の短軸により
構成するとともに、これら短軸にロツカアーム支
承部に開口する潤滑油ポートを形成し、 前記短軸を長手方向に所定距離離隔させて配置
して端部を前記カムホルダに支持するとともに、
これら短軸の潤滑油通路を前記カムホルダに形成
された通孔を介し連通し、 前記シリンダヘツドおよび前記カムホルダに前
記シリンダの中央頂部から前記短軸の端部間に亘
つて斜め上方に延在するスパークプラグ挿入用の
プラグ穴を貫通して設けた。
（作 用）
第１の発明の内燃機関は、プラグ穴をカムホル
ダに短軸の端部間で開口させるため、プラグ穴が
ロツカアームシヤフト等と干渉してレイアウトを
制約することがなく、動弁機構全体としての小形
化が図れ、また、スパークプラグの着脱も容易で
ある。そして、カムシヤフトはシリンダの上部で
カムホルダに支持され、また、一方のロツカアー
ムシヤフトはロツカアーム間の位置でカムホルダ
により支持されるため、これらカムシヤフトおよ
びロツカアームシヤフトの支持剛性を向上でき、
また、軸受部の偏摩耗等も抑制できる。
ダに短軸の端部間で開口させるため、プラグ穴が
ロツカアームシヤフト等と干渉してレイアウトを
制約することがなく、動弁機構全体としての小形
化が図れ、また、スパークプラグの着脱も容易で
ある。そして、カムシヤフトはシリンダの上部で
カムホルダに支持され、また、一方のロツカアー
ムシヤフトはロツカアーム間の位置でカムホルダ
により支持されるため、これらカムシヤフトおよ
びロツカアームシヤフトの支持剛性を向上でき、
また、軸受部の偏摩耗等も抑制できる。
さらに、第２の発明の内燃機関は、一方のロツ
カアームシヤフトを内部に潤滑油通路が形成され
た中空状の複数の短軸から構成するため、これら
短軸がそれぞれ潤滑油通路から潤滑油ポートを介
しロツカアーム支承部へ潤滑油を供給できる。そ
して、これら短軸の潤滑油通路がカムホルダに形
成された通孔を介し互いに連通するため、潤滑シ
ステム全体としての構成を簡素化でき、また、小
形化も図れる。
カアームシヤフトを内部に潤滑油通路が形成され
た中空状の複数の短軸から構成するため、これら
短軸がそれぞれ潤滑油通路から潤滑油ポートを介
しロツカアーム支承部へ潤滑油を供給できる。そ
して、これら短軸の潤滑油通路がカムホルダに形
成された通孔を介し互いに連通するため、潤滑シ
ステム全体としての構成を簡素化でき、また、小
形化も図れる。
（実施例）
以下に本発明の一実施例を添付図面に基づき説
明する。
明する。
第１図は動弁機構を示す内燃機関の横断面図で
あり、１はシリンダブロツク、２はシリンダ、３
はピストン、４はシリンダヘツド、５はシリンダ
ヘツドカバーを示す。シリンダブロツク１には、
その長手方向に沿う４つのシリンダ２を備えてい
る。
あり、１はシリンダブロツク、２はシリンダ、３
はピストン、４はシリンダヘツド、５はシリンダ
ヘツドカバーを示す。シリンダブロツク１には、
その長手方向に沿う４つのシリンダ２を備えてい
る。
上記シリンダブロツク１上にはシリンダヘツド
４が固着され、シリンダヘツド４には燃焼室６に
連通する吸気通路（図中右側）７および排気通路
（図中左側）８を備えている。また、シリンダヘ
ツド４には、各シリンダ２毎に４つのポート、即
ち２つ一組の吸気ポート７ａ，７ａと２つ一組の
排気ポート８ａ，８ａを備えており、したがつて
シリンダヘツド４には各シリンダ毎に２つ一組の
吸気バルブ９，９と２つ一組の排気バルブ１０，
１０が配設されている。これらのバルブ９，９，
１０，１０は、各シリンダ２毎に、シリンダヘツ
ド４の吸気側でその長手方向に沿い一組の吸気バ
ルブ９，９が配設されるとともに、シリンダヘツ
ド４の排気側でその長手方向に沿い一組の排気バ
ルブ１０，１０が配設され、これらの吸気バルブ
９，９と排気バルブ１０，１０は、互いにシリン
ダヘツド４上方に至るに従い互いに離隔するよう
共に傾斜して配設されている。吸気バルブ９，９
および排気バルブ１０，１０は、それぞれバルブ
ガイド１１，１１および１２，１２により軸方向
移動可能に支持されており、各バルブステム９
ａ，９ａ，１０ａ，１０ａに固着されたスプリン
グリテーナ１３，１３，１４，１４とスプリング
シート部１５，１５，１６，１６との間にバルブ
スプリング１７，１７，１８，１８が縮設され、
各バルブ９，９，１０，１０が閉止方向に付勢さ
れている。
４が固着され、シリンダヘツド４には燃焼室６に
連通する吸気通路（図中右側）７および排気通路
（図中左側）８を備えている。また、シリンダヘ
ツド４には、各シリンダ２毎に４つのポート、即
ち２つ一組の吸気ポート７ａ，７ａと２つ一組の
排気ポート８ａ，８ａを備えており、したがつて
シリンダヘツド４には各シリンダ毎に２つ一組の
吸気バルブ９，９と２つ一組の排気バルブ１０，
１０が配設されている。これらのバルブ９，９，
１０，１０は、各シリンダ２毎に、シリンダヘツ
ド４の吸気側でその長手方向に沿い一組の吸気バ
ルブ９，９が配設されるとともに、シリンダヘツ
ド４の排気側でその長手方向に沿い一組の排気バ
ルブ１０，１０が配設され、これらの吸気バルブ
９，９と排気バルブ１０，１０は、互いにシリン
ダヘツド４上方に至るに従い互いに離隔するよう
共に傾斜して配設されている。吸気バルブ９，９
および排気バルブ１０，１０は、それぞれバルブ
ガイド１１，１１および１２，１２により軸方向
移動可能に支持されており、各バルブステム９
ａ，９ａ，１０ａ，１０ａに固着されたスプリン
グリテーナ１３，１３，１４，１４とスプリング
シート部１５，１５，１６，１６との間にバルブ
スプリング１７，１７，１８，１８が縮設され、
各バルブ９，９，１０，１０が閉止方向に付勢さ
れている。
上記吸気バルブ９…と排気バルブ１０…の間で
あつて、シリンダヘツド４の上方には、一本のカ
ムシヤフト２０と、二本のロツカアームシヤフト
２１と２２がシリンダ列（シリンダブロツクの長
手方向）に沿つて互いに平行に配設されている。
カムシヤフト２０は、第１図および第２図に示す
ように、各シリンダ２の中心よりも排気側に偏位
した位置に配設され、その端部および中間の複数
箇所が、シリンダヘツド４上部に形成された下側
軸受部４ａ…と、これらの下側軸受部４ａ…上部
に固着されるカムホルダ２３…に有する上側軸受
部２３ａ…により支承される。カムシヤフト２０
の中間部を支承する各カムホルダ２３は、第３図
に示すように、シリンダヘツド４上であつて吸気
側の一組の吸気バルブ９−９間から排気側の一組
の排気バルブ１０−１０間に亘つて配設されてい
る。これらの各カムホルダ２３は第１図および第
２図に示すシリンダヘツド４上面に形成された
夫々の取付け座面４ｂ上にボルト２５，２６およ
び２７により固着されている。
あつて、シリンダヘツド４の上方には、一本のカ
ムシヤフト２０と、二本のロツカアームシヤフト
２１と２２がシリンダ列（シリンダブロツクの長
手方向）に沿つて互いに平行に配設されている。
カムシヤフト２０は、第１図および第２図に示す
ように、各シリンダ２の中心よりも排気側に偏位
した位置に配設され、その端部および中間の複数
箇所が、シリンダヘツド４上部に形成された下側
軸受部４ａ…と、これらの下側軸受部４ａ…上部
に固着されるカムホルダ２３…に有する上側軸受
部２３ａ…により支承される。カムシヤフト２０
の中間部を支承する各カムホルダ２３は、第３図
に示すように、シリンダヘツド４上であつて吸気
側の一組の吸気バルブ９−９間から排気側の一組
の排気バルブ１０−１０間に亘つて配設されてい
る。これらの各カムホルダ２３は第１図および第
２図に示すシリンダヘツド４上面に形成された
夫々の取付け座面４ｂ上にボルト２５，２６およ
び２７により固着されている。
上記シリンダヘツド４および各カムホルダ２３
には、第１図に示すように、一端側が燃焼室６の
中央頂部に臨み、他端側がカムホルダ２３の上部
で開口するプラグ穴２９が夫々設けられている。
このプラグ穴２９は、シリンダ２の中心からカム
シヤフト２０と反対側である吸気バルブ側に偏位
して吸気バルブ９，９に略沿うように傾斜し、他
端側が一組の吸気バルブ９−９間に亘つて設けら
れている。これら各プラグ穴２９の先端側にはス
パークプラグ３０がその電極を燃焼室６に臨ませ
て螺着されており、このスパークプラグ３０には
イグニツシヨンケーブル３１が接続され、イグニ
ツシヨンケーブル３１がプラグ穴２９の基端側に
装着されるキヤツプ３２を貫通して外部に取出さ
れている。
には、第１図に示すように、一端側が燃焼室６の
中央頂部に臨み、他端側がカムホルダ２３の上部
で開口するプラグ穴２９が夫々設けられている。
このプラグ穴２９は、シリンダ２の中心からカム
シヤフト２０と反対側である吸気バルブ側に偏位
して吸気バルブ９，９に略沿うように傾斜し、他
端側が一組の吸気バルブ９−９間に亘つて設けら
れている。これら各プラグ穴２９の先端側にはス
パークプラグ３０がその電極を燃焼室６に臨ませ
て螺着されており、このスパークプラグ３０には
イグニツシヨンケーブル３１が接続され、イグニ
ツシヨンケーブル３１がプラグ穴２９の基端側に
装着されるキヤツプ３２を貫通して外部に取出さ
れている。
したがつて、プラグ穴２９の取付けスペースを
確実に確保できるとともに、シリンダ列の中心側
にプラグ穴２９を寄せることができるので、高燃
焼効率を維持しつつ、スパークプラグ３０の電極
を燃焼室の中央に配置しても着脱が容易となり、
また動弁機構の小形化を図ることができ、組付け
作業性も向上する。
確実に確保できるとともに、シリンダ列の中心側
にプラグ穴２９を寄せることができるので、高燃
焼効率を維持しつつ、スパークプラグ３０の電極
を燃焼室の中央に配置しても着脱が容易となり、
また動弁機構の小形化を図ることができ、組付け
作業性も向上する。
上記カムシヤフト２０の上部両側には吸・排気
側のロツカアームシヤフト２１と２２が配設され
ている。これらのロツカアームシヤフト２１と２
２のうち、吸気側に配設されるロツカアームシヤ
フト２１は、第３図に示すように、その軸方向に
複数の短軸２１ａ…に分割された構成である。こ
れらの各短軸２１ａ…は、上記一組の吸気バルブ
９−９間に配設されるプラグ穴２９を避けるよう
に、シリンダ２…間の上方で、隣り合う短軸端部
を所定間隔離間して配設されている。各短軸２１
ａ…の両端部は、第４図ａ〜ｃに示す如き各カム
ホルダ２３に形成された軸受部３３に支持されて
おり、これらの各短軸２１ａ…により吸気側の各
ロツカアーム３５，３５がシリンダ２−２間で第
３図の如く揺動可能に枢支されている。他方、排
気側のロツカアームシヤフト２２は第４図ａ〜ｃ
に示す如き各カムホルダ２３に形成された軸受部
３４により支持され、排気側の各ロツカアーム３
６…が第３図の如く揺動可能に枢支されている。
側のロツカアームシヤフト２１と２２が配設され
ている。これらのロツカアームシヤフト２１と２
２のうち、吸気側に配設されるロツカアームシヤ
フト２１は、第３図に示すように、その軸方向に
複数の短軸２１ａ…に分割された構成である。こ
れらの各短軸２１ａ…は、上記一組の吸気バルブ
９−９間に配設されるプラグ穴２９を避けるよう
に、シリンダ２…間の上方で、隣り合う短軸端部
を所定間隔離間して配設されている。各短軸２１
ａ…の両端部は、第４図ａ〜ｃに示す如き各カム
ホルダ２３に形成された軸受部３３に支持されて
おり、これらの各短軸２１ａ…により吸気側の各
ロツカアーム３５，３５がシリンダ２−２間で第
３図の如く揺動可能に枢支されている。他方、排
気側のロツカアームシヤフト２２は第４図ａ〜ｃ
に示す如き各カムホルダ２３に形成された軸受部
３４により支持され、排気側の各ロツカアーム３
６…が第３図の如く揺動可能に枢支されている。
また、上記吸気側および排気側の各一組のロツ
カアーム３５，３５，３６，３６は、第１図およ
び第３図に示すように、その一端部にはカムシヤ
フト２０の夫々に対するカムに滑接するカム滑接
部３８，３８，３９，３９を備え、他端部には
夫々に対応する吸気・排気バルブ９，９，１０，
１０のバルブステム９ａ，９ａ，１０ａ，１０ａ
を押圧するアジヤストスクリユー（バルブクリア
ランス調整装置）４０，４０，４１，４１を備え
ている。このアジヤストスクリユー４０，４０，
４１，４１は、ロツカアーム他端部に設けられた
ねじ穴に螺着され、ロツクナツトによりロツカア
ーム端部に固定されており、各バルブステム９
ａ，９ａ，１０ａ，１０に当接している。
カアーム３５，３５，３６，３６は、第１図およ
び第３図に示すように、その一端部にはカムシヤ
フト２０の夫々に対するカムに滑接するカム滑接
部３８，３８，３９，３９を備え、他端部には
夫々に対応する吸気・排気バルブ９，９，１０，
１０のバルブステム９ａ，９ａ，１０ａ，１０ａ
を押圧するアジヤストスクリユー（バルブクリア
ランス調整装置）４０，４０，４１，４１を備え
ている。このアジヤストスクリユー４０，４０，
４１，４１は、ロツカアーム他端部に設けられた
ねじ穴に螺着され、ロツクナツトによりロツカア
ーム端部に固定されており、各バルブステム９
ａ，９ａ，１０ａ，１０に当接している。
そして、カムシヤフト２０の回転により各カム
が夫々カム滑接部３８，３８，３９，３９に作用
するに伴つて、各ロツカアーム３５，３５，３
６，３６が各ロツカアームシヤフト２１，２２を
支点として揺動し、アジヤストスクリユー４０，
４０，４１，４１がバルブステム９ａ，９ａ，，
１０ａ，１０ａを押圧し、各ポート７ａ，７ａ，
８ａ，８ａが開かれる。
が夫々カム滑接部３８，３８，３９，３９に作用
するに伴つて、各ロツカアーム３５，３５，３
６，３６が各ロツカアームシヤフト２１，２２を
支点として揺動し、アジヤストスクリユー４０，
４０，４１，４１がバルブステム９ａ，９ａ，，
１０ａ，１０ａを押圧し、各ポート７ａ，７ａ，
８ａ，８ａが開かれる。
したがつて、上記各短軸２１ａは、各々その両
端がカムホルダ２３により支持されているので、
剛性が高まり、吸気側の各バルブ９，９の駆動時
にロツカアーム３５，３５により付与される加重
に充分対応することができる。
端がカムホルダ２３により支持されているので、
剛性が高まり、吸気側の各バルブ９，９の駆動時
にロツカアーム３５，３５により付与される加重
に充分対応することができる。
次に動弁機構の潤滑システムについて説明す
る。シリンダヘツド４には、第５図に示すよう
に、メインギヤラリ４２、およびこのメインギヤ
ラリ４２に連通しカムシヤフト２０の下側の軸受
部４ａで開口する油路４３が形成されている。ま
た、上記排気側のロツカアームシヤフト２２と、
吸気側のロツカアームシヤフト２１を構成する各
短軸２１ａ…とは夫々内部を油路２２Ａ，２１Ａ
とする円管状に形成されている。尚図面中４８は
メタル軸受である。さらに、短軸２１ａ…の各端
部を支承する各カムホルダ２３の軸受部３３−３
３間には、第３図にも示す如く、互いに隣り合う
短軸２１ａ−２１ａの双方の油路２１Ａ，２１Ａ
に連通する通孔４４が、上記プラグ穴２９を避け
て設けられており、この通孔４４がカムホルダ２
３に設けられた連通路４５に連通されている。こ
の連通路４５は、上記通孔４４から、カムホルダ
２３に形成されるボルト２６とこのボルト穴２６
ａとの隙間４６を介し、カムホルダ２０の上側軸
受部２３ａの内周面で開口するよう形成されてお
り、これにより短軸２１ａ…の両端の支持部が潤
滑される。
る。シリンダヘツド４には、第５図に示すよう
に、メインギヤラリ４２、およびこのメインギヤ
ラリ４２に連通しカムシヤフト２０の下側の軸受
部４ａで開口する油路４３が形成されている。ま
た、上記排気側のロツカアームシヤフト２２と、
吸気側のロツカアームシヤフト２１を構成する各
短軸２１ａ…とは夫々内部を油路２２Ａ，２１Ａ
とする円管状に形成されている。尚図面中４８は
メタル軸受である。さらに、短軸２１ａ…の各端
部を支承する各カムホルダ２３の軸受部３３−３
３間には、第３図にも示す如く、互いに隣り合う
短軸２１ａ−２１ａの双方の油路２１Ａ，２１Ａ
に連通する通孔４４が、上記プラグ穴２９を避け
て設けられており、この通孔４４がカムホルダ２
３に設けられた連通路４５に連通されている。こ
の連通路４５は、上記通孔４４から、カムホルダ
２３に形成されるボルト２６とこのボルト穴２６
ａとの隙間４６を介し、カムホルダ２０の上側軸
受部２３ａの内周面で開口するよう形成されてお
り、これにより短軸２１ａ…の両端の支持部が潤
滑される。
他方、排気側のロツカアームシヤフト２２に
は、第５図に示すように、カムホルダ２３により
支持される各支持部に油孔２２Ｂが設けられてお
り、この油孔２２Ｂがカムホルダ２３に設けられ
た連通路４７に連通している。この連通路４７は
上記油孔２２Ｂからカムシヤフト２０の上側軸受
部２３ａの内周面で開口するように形成されてお
り、これにより排気側のロツカアームシヤフト２
２の支持部が潤滑される。
は、第５図に示すように、カムホルダ２３により
支持される各支持部に油孔２２Ｂが設けられてお
り、この油孔２２Ｂがカムホルダ２３に設けられ
た連通路４７に連通している。この連通路４７は
上記油孔２２Ｂからカムシヤフト２０の上側軸受
部２３ａの内周面で開口するように形成されてお
り、これにより排気側のロツカアームシヤフト２
２の支持部が潤滑される。
さらに、排気側のロツカアームシヤフト２２お
よび吸気側の短軸２１ａ…の各ロツカアーム３
５，３５，３６，３６を枢支する支持部には、第
３図に示すように、各油路２１Ａ，２２Ａに夫々
連通する油孔（潤滑油ポート）５０，５１が形成
されており、これにより吸気側および排気側の各
ロツカアーム３５，３５，３６，３６との各摺動
部が潤滑される。このようにして、簡単な構造に
より各摺動部が確実に潤滑できるとともに潤滑シ
ステムのコンパクト化を図ることができる。
よび吸気側の短軸２１ａ…の各ロツカアーム３
５，３５，３６，３６を枢支する支持部には、第
３図に示すように、各油路２１Ａ，２２Ａに夫々
連通する油孔（潤滑油ポート）５０，５１が形成
されており、これにより吸気側および排気側の各
ロツカアーム３５，３５，３６，３６との各摺動
部が潤滑される。このようにして、簡単な構造に
より各摺動部が確実に潤滑できるとともに潤滑シ
ステムのコンパクト化を図ることができる。
次にバルブクリアランス調整装置の他の実施例
について説明する。
について説明する。
本実施例のバルブクリアランス調整装置は、潤
滑油の油圧（流体圧）により動作する油圧アジヤ
スタ（流体圧アジヤスタ）６０であり、吸気側の
みを抽出して第６図に示すように、各ロツカアー
ム３５，３５，３６，３６の夫々の他端側に一体
的に形成された円筒状のハウジング６１、ハウジ
ング６１内に挿入されたプランジヤ（可動部材）
６２、ボデイ６３、チエツクボール６４、スプリ
ングリテーナ６５、プランジヤスプリング６６等
から構成されている。
滑油の油圧（流体圧）により動作する油圧アジヤ
スタ（流体圧アジヤスタ）６０であり、吸気側の
みを抽出して第６図に示すように、各ロツカアー
ム３５，３５，３６，３６の夫々の他端側に一体
的に形成された円筒状のハウジング６１、ハウジ
ング６１内に挿入されたプランジヤ（可動部材）
６２、ボデイ６３、チエツクボール６４、スプリ
ングリテーナ６５、プランジヤスプリング６６等
から構成されている。
上記プランジヤ６２は、基端が開口し先端が閉
塞された円筒状に形成され、ハウジング６１内に
軸心方向摺動可能に挿入され、球面状に形成され
た先端部がバルブステム９ａ，９ａ，１０ａ，１
０ａに夫々押接している。ボデイ６３は基端が開
口して上記ハウジングに固定され先端側の閉塞壁
部６３ａの中央に孔６３Ａおよびこの孔６３Ａを
開閉するチエツクボール６４のシート面が形成さ
れている。さらに、プランジヤ６２の基端側外周
にはシール部材６７が装着されてハウジング６１
との間がシールされている。
塞された円筒状に形成され、ハウジング６１内に
軸心方向摺動可能に挿入され、球面状に形成され
た先端部がバルブステム９ａ，９ａ，１０ａ，１
０ａに夫々押接している。ボデイ６３は基端が開
口して上記ハウジングに固定され先端側の閉塞壁
部６３ａの中央に孔６３Ａおよびこの孔６３Ａを
開閉するチエツクボール６４のシート面が形成さ
れている。さらに、プランジヤ６２の基端側外周
にはシール部材６７が装着されてハウジング６１
との間がシールされている。
また、スプリングリテーナ６５とプランジヤ６
２の閉塞端の内底壁との間にはプランジヤスプリ
ング６６が縮設され、スプリングリテーナ６５に
より上記チエツクボール６４が支持されており、
ハウジング６１とボデイ６３によりＡ室が、ボデ
イ６３とプランジヤ６２によりＢ室が夫々画成さ
れる。上記Ａ室は、各ロツカアームシヤフト２
１，２２のロツカアーム３５，３５，３６，３６
支承部に夫々形成された油孔６８、ロツカアーム
３５，３５，３６，３６の支承部内周面に形成さ
れた油溝６９、ロツカアーム３５，３５，３６，
３６内に形成された油通路７０、ボデイ６３基端
部に形成された油孔６３Ｂを通じ、後述する円管
状の各短軸２１ａ…またはロツカアームシヤフト
２２内の油路２１Ａ…，２２Ａに夫々連通されて
おり、オイルポンプ（図示省略）から圧送された
潤滑油が油路２１Ａ…，２２ＡからＡ室に供給さ
れ、Ｂ室には孔６３Ａを通じて潤滑油が充填され
る。
２の閉塞端の内底壁との間にはプランジヤスプリ
ング６６が縮設され、スプリングリテーナ６５に
より上記チエツクボール６４が支持されており、
ハウジング６１とボデイ６３によりＡ室が、ボデ
イ６３とプランジヤ６２によりＢ室が夫々画成さ
れる。上記Ａ室は、各ロツカアームシヤフト２
１，２２のロツカアーム３５，３５，３６，３６
支承部に夫々形成された油孔６８、ロツカアーム
３５，３５，３６，３６の支承部内周面に形成さ
れた油溝６９、ロツカアーム３５，３５，３６，
３６内に形成された油通路７０、ボデイ６３基端
部に形成された油孔６３Ｂを通じ、後述する円管
状の各短軸２１ａ…またはロツカアームシヤフト
２２内の油路２１Ａ…，２２Ａに夫々連通されて
おり、オイルポンプ（図示省略）から圧送された
潤滑油が油路２１Ａ…，２２ＡからＡ室に供給さ
れ、Ｂ室には孔６３Ａを通じて潤滑油が充填され
る。
そして、カムシヤフト２０が回転し、各カムが
夫々の滑接部３８，３８，３９，３９に作用する
と、各ロツカアーム３５，３５，３６，３６は
夫々のロツカアームシヤフト２１，２２を支点と
して揺動する。油圧アジヤスタ６０が下方に変位
すると、同時に孔６３Ａがチエツクボール６４に
より閉止され、各バルブ９，９，１０，１０がプ
ランジヤ６２により下方へ押されて各ポート７
ａ，７ａ，８ａ，８ａを開く。カムが頂点を過ぎ
て、油圧アジヤスタ６０が上方へ変位し始めて
も、カムの作用およびバルブスプリング１７，１
７，１８，１８のばね力の作用により、孔６３Ａ
の閉止状態が維持される。さらに、カムの作用が
終ると、バルブスプリング１７，１７，１８，１
８のばね力がプランジヤ６２に作用しないため、
チエツクボール６４がシート面から離れＢ室の容
積が広げられるので、このときにバルブクリアラ
ンスが生じようとしても、Ａ室の潤滑油が孔６３
ＡからＢ室に流入して、潤滑油の油圧に応じてプ
ランジヤ６２が下方に突出し各バルブステム９
ａ，９ａ，１０ａ，１０ａに当接した状態が維持
されることとなり、バルブクリアランスが吸収さ
れる。
夫々の滑接部３８，３８，３９，３９に作用する
と、各ロツカアーム３５，３５，３６，３６は
夫々のロツカアームシヤフト２１，２２を支点と
して揺動する。油圧アジヤスタ６０が下方に変位
すると、同時に孔６３Ａがチエツクボール６４に
より閉止され、各バルブ９，９，１０，１０がプ
ランジヤ６２により下方へ押されて各ポート７
ａ，７ａ，８ａ，８ａを開く。カムが頂点を過ぎ
て、油圧アジヤスタ６０が上方へ変位し始めて
も、カムの作用およびバルブスプリング１７，１
７，１８，１８のばね力の作用により、孔６３Ａ
の閉止状態が維持される。さらに、カムの作用が
終ると、バルブスプリング１７，１７，１８，１
８のばね力がプランジヤ６２に作用しないため、
チエツクボール６４がシート面から離れＢ室の容
積が広げられるので、このときにバルブクリアラ
ンスが生じようとしても、Ａ室の潤滑油が孔６３
ＡからＢ室に流入して、潤滑油の油圧に応じてプ
ランジヤ６２が下方に突出し各バルブステム９
ａ，９ａ，１０ａ，１０ａに当接した状態が維持
されることとなり、バルブクリアランスが吸収さ
れる。
したがつて、油圧アジヤスタ６０のプランジヤ
６２が常時バルブステム９ａ，９ａ，１０ａ，１
０ａに押接することとなり、バルブクリアランス
がを生じないように自動的に調節される。
６２が常時バルブステム９ａ，９ａ，１０ａ，１
０ａに押接することとなり、バルブクリアランス
がを生じないように自動的に調節される。
尚本実施例では、４つのシリンダを備え、各シ
リンダに４つのバルブを備えた内燃機関に適用し
た場合について説明したが、１つのシリンダを備
えた内燃機関であつても、また、少なくとも一組
の吸気バルブ又は排気バルブを備えた内燃機関で
あれば適用することができる。
リンダに４つのバルブを備えた内燃機関に適用し
た場合について説明したが、１つのシリンダを備
えた内燃機関であつても、また、少なくとも一組
の吸気バルブ又は排気バルブを備えた内燃機関で
あれば適用することができる。
（発明の効果）
以上、説明したように第１の発明によれば、プ
ラグ穴の取付けスペースを充分に確保できるの
で、スパークプラグの電極を燃焼室の中央頂部に
配置してもスパークプラグの着脱が容易となると
ともに、動弁機構の小形化、組付け作業性の向上
を図ることができる。また、一方のロツカアーム
シヤフトを構成する短軸の両端をカムホルダによ
り支持したので、剛性を高めることができる。さ
らに、各摩擦摺動部を簡単な構成により潤滑でき
るとともに潤滑システム自体のコンパクト化を図
ることができる。また更に各ロツカアームに設け
られた流体圧アジヤスタによりバルブクリアラン
スを生じないよう自動的にバルブクリアランスの
調整を行うことができる。
ラグ穴の取付けスペースを充分に確保できるの
で、スパークプラグの電極を燃焼室の中央頂部に
配置してもスパークプラグの着脱が容易となると
ともに、動弁機構の小形化、組付け作業性の向上
を図ることができる。また、一方のロツカアーム
シヤフトを構成する短軸の両端をカムホルダによ
り支持したので、剛性を高めることができる。さ
らに、各摩擦摺動部を簡単な構成により潤滑でき
るとともに潤滑システム自体のコンパクト化を図
ることができる。また更に各ロツカアームに設け
られた流体圧アジヤスタによりバルブクリアラン
スを生じないよう自動的にバルブクリアランスの
調整を行うことができる。
さらに、第２の発明は、一方のロツカアームシ
ヤフトを内部に潤滑油通路が形成された中空状の
複数の短軸から構成し、各短軸の潤滑油通路をカ
ムホルダに形成された通孔を介し相互に連通させ
るため、潤滑システムを全体として簡素かつ小型
化できる。
ヤフトを内部に潤滑油通路が形成された中空状の
複数の短軸から構成し、各短軸の潤滑油通路をカ
ムホルダに形成された通孔を介し相互に連通させ
るため、潤滑システムを全体として簡素かつ小型
化できる。
第１図ないし第５図は本発明に係る内燃機関の
一実施例を示し、第１図は動弁機構を示す第３図
中の−矢視断面図、第２図はシリンダヘツド
上面を示す第１図中の−矢視図、第３図はロ
ツカアームシヤフトを示す第１図の−矢視
図、第４図ａ，ｂ，ｃはカムホルダを示す平面
図、正面図および底面図、第５図は潤滑システム
を示すシリンダヘツドおよびカムホルダの横断面
図、第６図は本発明の他の実施例に係るバルブク
リアランス調整装置を示す断面図である。 図面中、１…シリンダブロツク、２…シリン
ダ、４…シリンダヘツド、９，９ａ…吸気バルブ
およびそのバルブステム、１０，１０ａ…排気バ
ルブおよびそのバルブステム、２０…カムシヤフ
ト、２１，２２…吸気側および排気側のロツカア
ームシヤフト、２１ａ…短軸、２１Ａ，２２Ａ…
各ロツカアームシヤフト内の潤滑油通路（油路）、
２３…カムホルダ、２９，３０…プラグ穴および
スパークプラグ、３５，３６…吸気側および排気
側のロツカーアーム、４０，４１…アジヤストス
クリユー（バルブクリアランス調整装置）、５０，
５１…潤滑油ポート（油孔）、６０，６２…流体
圧アジヤスタ（バルブクリアランス調整装置）お
よびその可動部材（プランジヤ）である。
一実施例を示し、第１図は動弁機構を示す第３図
中の−矢視断面図、第２図はシリンダヘツド
上面を示す第１図中の−矢視図、第３図はロ
ツカアームシヤフトを示す第１図の−矢視
図、第４図ａ，ｂ，ｃはカムホルダを示す平面
図、正面図および底面図、第５図は潤滑システム
を示すシリンダヘツドおよびカムホルダの横断面
図、第６図は本発明の他の実施例に係るバルブク
リアランス調整装置を示す断面図である。 図面中、１…シリンダブロツク、２…シリン
ダ、４…シリンダヘツド、９，９ａ…吸気バルブ
およびそのバルブステム、１０，１０ａ…排気バ
ルブおよびそのバルブステム、２０…カムシヤフ
ト、２１，２２…吸気側および排気側のロツカア
ームシヤフト、２１ａ…短軸、２１Ａ，２２Ａ…
各ロツカアームシヤフト内の潤滑油通路（油路）、
２３…カムホルダ、２９，３０…プラグ穴および
スパークプラグ、３５，３６…吸気側および排気
側のロツカーアーム、４０，４１…アジヤストス
クリユー（バルブクリアランス調整装置）、５０，
５１…潤滑油ポート（油孔）、６０，６２…流体
圧アジヤスタ（バルブクリアランス調整装置）お
よびその可動部材（プランジヤ）である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ シリンダヘツドに１つのシリンダについて一
組の吸気バルブと一組の排気バルブとが配設さ
れ、少なくとも一組のバルブが、バルブクリアラ
ンス調整装置を備えロツカアームシヤフトに枢支
されたロツカアームにより駆動される内燃機関に
おいて、 前記シリンダヘツドに前記シリンダの略中心位
置でカムホルダを設け、このカムホルダにより支
持して一本のカムシヤフトを前記吸気バルブと前
記排気バルブとの間に配置し、 前記カムシヤフトの一側にロツカアームシヤフ
トを配置してこのロツカアームシヤフトに前記一
組の吸気バルブを駆動する一対のロツカアームを
支持するとともに、前記カムシヤフトの他側に前
記一組の排気バルブを駆動する一対のロツカアー
ムが支持されたロツカアームシヤフトを配置し、 一方のロツカアームシヤフトを前記カムホルダ
により前記一対のロツカアーム間の位置で支持す
るとともに、他方のロツカアームシヤフトを複数
の短軸から構成し、これら短軸を長手方向に離隔
させて端部を前記カムホルダで支持し、 このカムホルダおよび前記シリンダヘツドに前
記シリンダの中央頂部から前記短軸の端部間に亘
つて斜め上方に延在するスパークプラグ挿入用の
プラグ穴を貫通して設けたことを特徴とする内燃
機関。 ２ 前記カムシヤフトを、吸気バルブ又は排気バ
ルブの一側に偏位して配置する一方、前記プラグ
穴をカムシヤフトと反対側に設けた特許請求の範
囲第１項記載の内燃機関。 ３ 前記両ロツカアームおよびロツカアームシヤ
フトの潤滑システムを、内部を潤滑油通路とする
円管状に形成した両ロツカアームシヤフトと、こ
の両ロツカアームシヤフトのロツカアーム支承部
に形成した潤滑油ポートにより、構成した特許請
求の範囲第１項記載の内燃機関。 ４ 前記バルブクリアランス調整装置が、ロツカ
アーム端部に螺着されたアジヤストスクリユーか
らなる特許請求の範囲第１項記載の内燃機関。 ５ 前記バルブクリアランス調整装置が、流体圧
の作用により前記各バルブのバルブステムと常時
圧接する可動部材を備えた流体圧アジヤスタであ
る特許請求の範囲第１項記載の内燃機関。 ６ シリンダヘツドに１つのシリンダについて少
なくとも一組の吸気バルブ又は排気バルブが配設
され、これらのバルブが、バルブクリアランス調
整装置を備えロツカアームシヤフトに枢支された
ロツカアームにより駆動される内燃機関におい
て、 前記シリンダヘツドに前記吸気バルブと排気バ
ルブ間でカムホルダを設け、このカムホルダに吸
気用と排気用カムとが形成されたカムシヤフトを
回転自在に支持するとともに、 前記カムシヤフトの一側に前記吸気バルブ駆動
用のロツカアームを支承するロツカアームシヤフ
トを、前記カムシヤフトの他側に排気バルブ駆動
用のロツカアームを支承するロツカアームシヤフ
トを配置し、 一方のロツカアームシヤフトを内部に潤滑油通
路が形成された中空の円管状の複数の短軸により
構成するとともに、これら短軸にロツカアーム支
承部に開口する潤滑油ポートを形成し、 前記短軸を長手方向に所定距離離隔させて配置
して端部を前記カムホルダに支持するとともに、
これら短軸の潤滑油通路を前記カムホルダに形成
された通孔を介し連通し、 前記シリンダヘツドおよび前記カムホルダに前
記シリンダの中央頂部から前記短軸の端部間に亘
つて斜め上方に延在するスパークプラグ挿入用の
プラグ穴を貫通して設けたことを特徴とする内燃
機関。
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