JPH04506987A - 数個の摺動パネルを有するドア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 数個の摺動パネルを有するドア 本発明は、開放パネルを閉鎖したパネルの前面に配置することができる数個のパ ネルを有する摺動ドアに関する。

フランス国特許第２．０５３，４０６号、同第２．１２６．６２１号、同第２４ ３８７２８号、同第２．４２０，４４３号、フランス国追加明細書第２．２５０ ０１１号、及びヨーロッパ追加明細書第８５，４００，３７５号には、以下のよ うな使用上の困難さがある摺動ドア又は摺動ドア部分について記載している。即 ち、重くて高さのあるドアを操作するのに大きな力を必要とすること、滑動する キャスタの早期劣化、案内装置が大形であること、車輪に加わる荷重による形状 変化があること、熱絶縁、気密性、及び水密性が連続して得られないこと等の欠 点がある。

ヨーロッパ特許出願第２０１７１７号明細書には、垂直方向の開放位置と閉鎖位 置との双方を有するドアについて記載されており、ドアフレームの頂部部分及び 底部部分の双方に配置した連結手段により連結した摺動ユニットを設けている。

しかし、このヨーロッパ特許出願第２０１７１７号明細書に記載のドア構体は、 大形の寸法のドアを製造するのが困難であり、摺動ユニットとパネルとの間の連 結手段には極めて大きな応力が加わる。

本発明は、すべてのパネルをドアフレームに対して同一の平面即ち、いわゆる閉 鎖平面に配置してドアが閉鎖されているドアについて以下に説明する。第１開放 段階は、パネルをドアフレームから分離し、閉鎖平面に平行ないわゆる開放平面 又は転勤平面である他の平面に配置する移動である。第２開放段階は、開放平面 におけるパネルの移動であり、閉鎖パネルの前面に開放パネルを配置することに よって通路を開放する。

以下の説明を分かりやす（するため、任意に閉鎖したパネルを内側に配置し、開 放パネルを外側に配置する態様について考慮する。

更に、内側の閉鎖パネルと外側の開放パネルとの間の移動は互いに側方への移動 と称する。開放平面における移動は長手方向と称する。

単独の下側レールにはカーブ、窪み、又は突起を設けず、直線的にし、断面積は 、２個のキャスタ即ち、閉鎖パネルに連結したキャスタ及び転勤平面で移動する 開放パネルに連結したキャスタが横断するに必要な幅に減少する。

パネルは、機械的装置によりパネル底部に連結した２個のキャスタを有する。キ ャスタは、パネルの主平面に対して内側に可変距離だけオフセットさせる。オフ セット量変化は、操作中に、パネルが内側に向けて側方に押し込まれるか又は外 側に向けて引き出されるかに基づいて連結機構により可能になる。

ドアフレームは、閉鎖パネルの底部を支持する固定支持ポイントを有する。これ ら支持ポイントは、パネルを僅かに上昇させてキャスタが底部レールに接触させ ない位置に配置する。これら支持ポイントは、パネルが内側に向かって傾くよう 位置決めする。

パネルが外側位置にあるとき、各キャスタの連結機構によって、パネルは、キャ スタとレールとの接触点に対して外側に向かって大きくシフトする。このとき、 パネルは、外側に向かって傾く。

パネルが内側に向かって押し込まれるとき、各キャスタの機′械的連結は、同時 に収縮し、パネル底部は固定の支持体に掛合し、キャスタはレールに対して接触 しなくなる。パネルが固定支持体上に少しだけ移動し、このとき、キャスタは、 レールに接触することなく、またレール上を滑ることなく何方に同時に移動する 。

パネルが閉鎖平面に達するとき、パネルは内側に傾く状態をとる。

このようにして、パネルの頂部部分には、どのように操作するかによって内側か ら外側へ又は外側から内側に向かう力が加わる。

パネルの頂部部分には、１個又はそれ以上の案内装置を設ける。上側案内装置の 各々には、パネルに連結した支持体と、垂直の軸線を有する関節連結部によって 支持体に連結したアーム及びロッドとを有し、支持体の内部に収容することがで きるこのアーム及びロッドは、移動したとき支持体に対して角度をなす。

この関節連結部とは反対側のアームの他端には、いわゆるフィンガと称する垂直 突出部を設ける。このフィンガは、ドアフレームの上方部分の内面に掛合し、こ のドアフレームの内面が開放パネルの案内フィンガに掛合する。内側案内面にお けるフィンガの所定圧力は、開放パネルの外側に向かう傾斜状態により確実に得 られる。

この圧力は、また、開放パネルが垂直状態になるアーム及び上側案内ロッドの移 動を確実にする。

転勤段階中、スムーズな案内を阻害する不慮のパネルの側方移動により生ずるフ ィンガの移動は、閉じているパネルの頂部部分に位置する突出部により制限され る。この突出部はこのような状況にのみ作用する。アームの支持面のうちの一方 の支持面は、パネルの頂部部分と同一の平面上に位置し、これによりフィンガの 案内の連続性が得られる。

パネルを外側位Ｉから内側位置に移動する閉鎖操作は、パネルの頂部部分を内側 に向けて押圧するスラスト力を発生する。

即ち、フィンガが突出するアームの端部がドアフレームの面に接触する。このよ うにして発生したスラスト力は、アーム及びロッドを垂直軸線の周りに回動させ る作用を生ずる。アーム及び塞内ロノドはこのとき閉鎖しているパネルの平面に 平行になる。このアームの並置移動がすべてではなく、閉鎖パネルとドアフレー ムとの間には残余距離が存在し、この残余距離は本発明には関係ない水平シール に基づくものである。

本発明の請求の範囲の垂直方向結合装置は、各パネルの一方の側と他方の側とで は異なる。

一方の側、いわゆる前方側には、ドアフレームに形成した溝に掛合する舌状部の 形式の結合装置を設ける。

パネルの延長部及び主平面に配置した舌状部の一端には円筒形の膨張部を設ける 。ドアフレームの直立部に形成した溝には他方の直立部に対向する開口を設ける 。溝の深さにより、舌状部の膨張部を収容することができ、この膨張部を摺動自 在かつ部分的に回動可能にする。舌状部の両側及び溝の底部に生ずる自由空間に は、大きく変形するシールを配置する。

パネルの他方の直立部、いわゆるパネルの後方直立部には、２個の枠溝装置を設 ける。この装置は、ドアフレーム又は閉鎖し、従って閉鎖平面に位置する他のパ ネルの後方直立部に対照的に設ける。

パネルの閉鎖は、先ず舌状部を溝に掛合させることにより行う。この場合、パネ ルは僅かに傾斜する。このとき、パネルは舌状部の膨張部の垂直軸線の周りに回 動し、この回動は、普通の旋回ドアのヒンジ連結の軸線の周りの回動のように行 われる。

このようにして、枠溝に嵌合したパネルの第２直立部は、閉鎖平面に位置する対 応部分に一致するまで閉鎖方向に内側に向けて押圧することができる。

二〇枠溝には、数個の接触ラインに沿うシールを行うほぼ波、　形シールを収容 する。

ドアの閉鎖のためには、キャスタをパネルに連結する装置及びパネルの支持体に おける移動によって可能な側方移動と、舌状部を溝に掛合させることにより可能 な長手方向移動との組み合わせからなるパネルの舌状部の側方への側方移動を行 うことが必要になる。ドアリーフをクロスさせるに必要なパネルの他方の側への 移動は、連結装置及び支持体により可能な側方移動により得られる。これとは逆 順に行われる移動は、開放運動に対応する。

本発明は、ドアフレーム内の所定位置をとる閉鎖位置と、閉鎖位置に対して側方 に移動して閉鎖平面に対してオフセットした外側平面の位置をとる開放位置との 間で移動自在の少なくとも１個の可動のパネルを具え、前記パネルは前記閉鎖平 面から開放平面への側方移動によりこれら２個の位置のうちの一方から他方に通 過し、開放平面上で摺動自在の構成とし、前記パネルの底部には、互いに補完し 合う、下側案内レールに関連する少な（とも１個の摺動ユニットを設け、前記パ ネルの頂部には、前記ドアフレームに対してパネルを案内及び保持する上側案内 及び保持手段を設け、前記摺動ユニットを前記パネルの底部に連結する手段によ り前記摺動ユニットと前記パネルとの側方方間の相対移動を可能にし、前記パネ ルの平面が摺動ユニットに対して前記閉鎖平面に向かう内側位置と、前記パネル の平面が摺動ユニットに対して前記開放平面に同かう外側位置との間で移動自在 にし、前記パネルの開放位置及び閉鎖位置では、それぞれ２個のほぼ垂直方向の 位置をとる構成とし、前記開放位置ではパネルの底部部分が前記摺動ユニットに より担持され、かつ摺動ユニットの前記パネルの底部に対する連結手段により押 圧力により配置される構成としたドアにおいて、前記閉鎖位置では前記パネルの 底部部分をドアフレームの底部に設けた支持手段により担持し、前記開放位置及 び前記閉鎖位置では前記パネルはそれぞれ外側及び内側に向かってバランスを崩 し、このバランスを崩した状態で前記パネルの頂部部分を、前記ドアフレームの 頂部部分の壁に前記上側案内手段が支持されることによって保持する構成とした ことを特徴とする。

本発明の好適な実施例においては、前記摺動ユニットを前記パネルの底部に連結 する連結手段は、前記パネル及び前記摺動ユニットに関節連結し、変形可能平行 四辺形をなすロッドを有するものとして構成し、関節連結の回動軸線をほぼ水平 かつ前記パネルの平面に対して平行にし、前記パネルの前記開放位置及び閉鎖位 置が安定した不均衡状態となる構成とする。

好適には、パネルは、開放位置でパネルの主平面に対して内側寄りに配置した摺 動ユニットに位置し、従って、このことにより生ずる不均衡状態により上側案内 及び保持手段のドアフレームの頂部部分の一方の壁に確実に圧着するようにする 。好適な実施例においては、前記案内及び保持手段は、一方の端部の近傍を前記 パネルに関節連結し、はぼ垂直方向のスピンドルの周りに移動自在の少なくとも １個のアームを有するものとして構成し、前記アームの他方の端部には、前記ア ームに対して前記ドアのフレームの頂部に向かって突出し、前記ドアフレームの 前記壁に接触することを意図する突出部を設け、前記アームを前記ドアフレーム にほぼ並置する位置及び前記ドアフレームの内方に向かう平面に対して傾斜した 開放位置に対して回動自在にし、前記傾斜開放位置では端部止め手段により回動 を阻止する構成とする。

更に、本発明の好適な実施例においては、前記端部化め手段は、前記パネルに対 してスピンドルの周りに回動自在に取り付けたロッドを有するものとして構成し 、前記スピンドルを前記アームの回動スピンドルにほぼ平行にし、前記アーム又 は前記ロッドのうちの一方に長さ方向に部分的に形成した溝を設け、前記アーム 又は前記ロッドのうちの他方に前記溝に掛合する補完形状のスピンドル又はスタ ッドを設け、前記アームの回動中に、前記スタッドが前記溝内で摺動し、ロッド が回動するようロッドを駆動し、前記スタッドが前記溝（２４）の端部の壁に停 止することにより前記アームの回動を制限する構成とする。

更にまた本発明の好適な実施例においては、前記アームは、Ｕ字状の断面形状で あり、Ｕ字状の開放部分がドアフレームの内側に指向する配置にした支持体に設 けたスピンドルの周りに回動自在にし、前記支持体のベースを前記パネルの平面 にほぼ平行にし、前記並置位置では前記支持体により前記アームを収容する構成 とし、また前記Ｕ字状の上方ブランチには、前記アームに関連する突出部が嵌合 する切欠きを設ける。

更に、本発明の好適な実施例においては、前記パネルが前記開放位置で上側案内 及び保持手段により圧着するドアフレームの壁に、上方に指向するフック形状の 突起部を設け、前記突出部に設けた下方に指向するフック形状の切欠きに前記突 起部を掛合させ、突起部と切欠きとの間の最大距離は、この切欠きを有する突出 部を担持する前記アームが前記パネルに対して極限開放位置にあるときに得られ るようにする。

好適には９．摺動素子は、前記パネルに支持した案内キャスタとし、この案内キ ャスタを下側の直線状の案内レール内で転動する構成とし、前記下側案内レール 及びドアフレームにより２個の可動パネルの交差を可能にする。

本発明の好適な実施例においては、前記閉鎖位置で互いに伸長展開した状態にあ る２個のパネル間及び／又はパネルとドアフレームとの間でシールするシール手 段を設け、これらシール手段は、ドアフレームの厚さ部分内に突出し、パネルの 高さの少なくとも一部分にわたり延在する舌状部を有し、この舌状部の端部を補 完形状のパネル又はドアフレームのいずれかに設けた補完形状の溝にほぼ突出し かつ掛合するようにし、前記シール手段は、更に、パネル及びドアフレームの互 いに対向する厚さ部分に接触して大きく変形するシールを設ける。

更に、前記突出部は、前記摺動ユニットと前記パネルとの間の変形可能平行四辺 形の連結手段に類似又は同一の変形可能な平行四辺形により前記パネルの頂部部 分に連結することができる。

以下本発明を図示の実施例につき説明する。

第１図は閉鎖パネルの正面で摺動するパネルの全体図である。

第２図はキャスタとパネル間の機械的連結の例を示す図である。

第３図はパネルの残余の構成部分を示す図である。

第４図、第４ａ図は変形可能の平行四辺形機構によるキャスタとパネル間の機械 的連結を示す図である。

第５図、第５ａ図は上部案内装置を示す図である。

第６図、第６ａ図は上部案内装置の安全フックを示す図である。

第７図は溝接合部をもつ舌片を示す図である。

第８図は二重えぐり溝接合部を示す図である。

第１図（１枚目図面）は開放パネルを示し、閉鎖パネルはこれと整列している。

以下の説明ではパネルは、説明の必要に従って、閉鎖パネル位置へパネルが横移 動することによってもたらされるもの、又は転勤面に入った他のパネルがその前 を移動するような永久閉鎖パネルと考える。

第１図においては、均等性を示すため、２つのキャスタの連結機能は２つの異な ったシステムによって示している：キャスタ（２）は第４図、第４ａ図（３枚目 図面）に示すシステムによってパネル（０４）に連結される。キャスタ（３）は パネル（０４）に第２図（２枚目図面）に示すシステムによって連結される。

キャスタ（２）はフォーク（９）と、スピンドル（１０ａ、　１０ｂ）によって フォーク（９）に、かつスピンドル（１０ｆ、　１０ｄ）によってフォーク（８ ）に夫々連結された２本のロッド（ｌｉｄ、　１ｌｃ）によって形成された変形 可能の平行四辺形機構によってパネル（０４）に連結される。フォーク（８）は パネル（０４）に連結され、フォーク（９）はスピンドル（１０）によってキャ スタ（２）を支持する。第４図（３枚目図面）に示すように、頑丈にするため、 ロッド（ｌｌａ）と（ｌｌｂ）はロッド（ｌｌｃ）と（ｌｉｄ）を二重構造とな し、スピンドル（１０ｇ）と（１０ｈ）はスピンドル（１０ａ）及び（１０ｆ） と夫々同軸に配置する。

第１図のキャスタ（３）は雌型部材（７）と協働するスライダの雄型部材（６） に連結したスピンドル（５）を介してパネル（０４）に連結している。

パネル（０４）はキャスタ（２と３）を介してレール（１）に載っている。従っ て、それは外側に向かってアンバランスとなり、ドアフレームから分離しようと する傾向を示す。パネル（０４）は頂部分において、アーム（１８）の作用によ って垂直位置に保持される。前記アームの端部（１９）はドアフレーム（５）に 連結された案内面（１５）に衝合する。垂直スピンドル（１７）に関節結合され たアーム（１８）はパネル（０４）の主面と成る角度をなしてその支持体（１６ ）の外に出ている。この角度は後述する仕方で制限することができる。こうして パネル（０４）は、面（１５）と協働する延長部（１９）によって頂部において 垂直に保持されている間に、そのキャスタ（２，３）が転動して行くことによっ て移動することができる。

支持体（１６）は、面（１４ａ）がパネルの一部を成す面８１４ｂ）と同面とな るようにパネル（０４）に連結される。同様にして、閉鎖パネル（Ｆ４）は連続 面（１４ｃ、　１４ｄ）をもつ。これは、パネル（０４）が開放パネル位置の作 動のアンバランスを補償し得る押し作用を受ける場合、延長部（１９）に妨害無 しの通路を確保する。

閉鎖パネル（Ｆ４）はパネル（Ｆ４）の底部に連結された傾斜路（２５）を介し て支持体（２６）に載る。この位置では、閉鎖パネル（Ｆ４）の頂部は内側に向 かってアンバランスとなり、ドアフレーム（５）に近づこうとする。このため延 長部（１９ａ）はドアフレーム（５）の面（５ａ）に衝合する。

この効果はアーム（１８ａ）をＵ形をなす支持体（１６ａ）内に収容しておくこ とにある。前記アームはスピンドル（１７ａ）の回りに回動することができる。

延長部（１９ａ）は同時に支持体（１６ａ）の開口（２０ａ）内に収容される。

第２図（２枚目図面）はキャスタ（３ａ）とパネル（０４）間の機械的連結が推 力（Ｐ＋）の下で距離（Ｄｌ）を値（Ｄ２）に減少させることを示す。上記機械 的連結はこの場合雌型部材（７）内で移動する雄型スライダ（６）によって示さ れる。差ｄ、　＝　Ｉｌｌ　−Ｄ２はスライダの行程を表す。これは、第３図に 示すように、傾斜路（２５）を支持体（２６）に掛合するようにパネル（Ｆ４） に連結させる。それ故、キャスタはもはや負荷を受けない。キャスタ（３ａ）の 位置からキャスタ（３ｂ）によって占められる位１への横変位は値（Ｂ）をもつ 。

この変位は傾斜路（２５）と支持体（２６）が協働し、キャスタ（３ｂ）がもは やレール（１）に載らないときにのみ起こる。従ってキャスタの横滑り（ｓｋｉ ｒＪｄｉｎｇ）が防止される。、：ｆ：れ故、パネル（０４）の位置とパネル（ Ｆ４）の位置間の全横変位ばｄ、＋Ｅに等しくなる。従って全変位がパネル（０ ４）の外面に加わえられる推力（Ｐ＋）によって得られる間、支持体は全パネル の重心の垂直投影に対して側面を変え、パネル（Ｆ４）の頂部はドアフレーム（ ５）に近づこうとし、それ故、作用（Ｐ＋）と同じ方向に開放作用（Ｐ−）が反 対の効果を生じる。

第４図、第４ａ図（３枚目図面）はキャスタ（２ａ）又は（２ｂ）と開放位置で 示すパネル（０４）又は閉鎖位置で示す（Ｆ４）の間の連結を夫々提供するため に本発明に特有の変形可能の平行四辺形機構を用いた実施例を示す。キャスタ（ ２ａ）はスピンドル（１０）の回りに回転自在に関節部材（９）と連結される。

パネル（０４）はまた上記関節部材（９）に対応する関節部材（８）を備える。

関節部材（８と９）とスピンドル孔（１０ａ、　１０ｂ、　１０ｆ、　１０ｄ） の線の相対的配列は、４５″程度の概略の傾斜がキャスタ（２ａ）を、溝（１ｂ ）内でレーノ喧１）内を移動する位置において、閉鎖位置に関する関節部材（９ ａ）の下を通過させるようなものとなす。従ってレール（１）は面（３３）と面 （３４）間の距離をキャスタ（２ａ）及び必要な関節部材（９）の移動を可能な らしめるのに必要な最小限に制限することによって最小幅に減少させることがで きる。

１組の２本のグツド（Ｉｌａ、　１ｉｄ）は互いに同軸のスピンドル（１０ｈと １ｏｆ）と互いに同軸のスピンドル（１０ｇと１０８）を介して夫々関節部材（ ８と９）と協働する。スピンドル（１０ｂと１０ｄ）は部材（８と９）を第２の 組のロッド（ｌｌｂと１１０）に連結する。関節部材（８と９）に形成されたハ ウジングの如きハウジング（４１゜４２）はロッド（ｌｌａ、　ｌｌｂ、　ｌｌ ｃ、　１ｉｄ）の各々のために専ら利用できるスペースを構成する。上記グツド は移動生瓦いに領域（３９゜４０）を通過することができる。

前記移動はグツド（ｌｌｂ、　１ｌｃ）に作用する関節部材（８）に連結された 止め片（１２）によって開放時の位置（Ｈｌ）に制限される。この制限は関節部 材（９）に作用するグツド（ｌｌａ）に連結された止め片（１３）によって強化 される。

閉鎖中、パネル（０４）に加われられる推力は逃がし部（１ａ）によって保持さ れるキャスタ（２ａ）を介してレール（１）に伝えられる。

開放パネル（０４）はそのとき閉鎖パネル位置（Ｆ４）に向かって変位させられ る。スピンドル（１０ｄ）とスピンドル（１０ｆ、　１０ｈ）はスピンドル（１ ０ｂ）及び（１０ａ、　ｌＯｇ）とする夫々の中心線の回りに円弧を描き、従っ て関節部材（８）とパネル底の軌跡は最大高さを通る。

このため、閉鎖中（０４）から（Ｆ４）へ行くパネルは僅かに上昇し、次いで再 び下降して閉鎖パネル（Ｆ４）の位置に近い位置で前述の固定した支持体上に立 つ。

１組のロッド（ＩＬａ、　１ｉｄ）は、閉鎖移動中にキャスタ（２ａ）を傾斜さ せるため、従って閉鎖移動を改善するために、他の組のグツド（ｌｌｂ、　１ｌ ｃ）の長さとは僅かに異なった長さにすることができる。

第５図、第５ａ図（４枚目図面）は上部案内装置の１実施例を示す。これは閉鎖 パネル位置（Ｆ４）では延長部（１９ａ）がドアフレーム（５）の面（５ａ）と 接触しないことを示す。こうして形成されたスペースはドアフレーム（５）に連 結されたシール（５ｂ）がパネル（Ｆ４）の閉鎖圧力の下で多少とも押しつぶさ れることを可能ならしめる。

開放中、位置（０４）に向かって押されるパネル（Ｆ４）は延長部（１９）を面 （１５）に押し付ける。スピンドル（１７）の回りアーム（１８）の回動はこの 場合グツド（２１）によって決まる成る一定限度まで起こる。

このロノド（２１）はアーム（１８）と同時にスピンドル（２２）の回すを回動 する。それはアーム（１８）に連結されたスピンドル（２３〉によって駆動され る。スピンドル（２３）は、スロット（２４）の端で止まるまで、ロノド（２１ ）のスロット（２４）内を動く。従ってアーム（１Ｂ）の展開はパネル（０４） を垂直位置に保持するために所望の位置で止められる。パネル（０４）の摺動中 、延長部（１９）とアーム（１８）の端部は面（１５）によって案内され、パネ ルの移動が乱れた場合には面（１４ｃ、　１４ｄ）によって案内されることがで きる。パネル位置（Ｆ４）に向かって閉鎖する間、面（５ａ）の作用により延長 部（１９ａ）がハウジング（２０ａ）に向かって押され、従ってアーム（１８） とロノド（２１）は支持体（１６ａ）の内部に再び入る。

案内装置の変更例は第６図、第６ａ図（５枚目図面）に示す。

ドアフレーム（５）は案内長さ全体にわたってフック形の傾斜逃がし部（３９） をもつ。延長部（１９）はフック形切欠き部（１９ａ）をもつ。切欠き部（１９ ａ）の向きは、アーム（１８）が開放パネル位置（０４）にあるときこの切欠き 部がフック（３９）に平行方向に連結されるようなものとなす。面取り部（１９ ｂ）は、アーム（１８ａ）がパネル（Ｆ４）上で閉鎖位置にあるときフック（１ ９ａ）のわきを移動するのを助ける。

封止装置は各パネルが２段階で閉鎖されるように備える：即ち、第１段階は、パ ネルの垂直縁の１つと関連する封止系の掛合である。この縁は前縁と称する。

第２段階は、パネルの他方の垂直縁と関連する封止系の掛合である。この縁は後 縁と称する。

第７図（６枚目図面）には閉鎖パネル（Ｆ４）の前縁を示し、パネル（Ｆ４）に 連結した舌片（２７）はパネルの全高にわたり円筒形延長部（３０）を備える。

この延長部（３０）はドアフレームの直立部材（２８）に形成した溝８２９）内 で摺動又は回動できる。パネル（Ｆ４）が閉鎖する間、前縁はその最前方素子（ ３０）によって、詰まって動かなくなる危険性なしに、溝（２９）に斜め方向（ Ｖ）に掛合する。

第８図は回転運動（Ｗ）によってドアフレームの直立部材（３８）に閉ざされた パネル（Ｆ４）の後縁を示す。この回転運動の軸線は第７図に示す円筒体（３０ ）の中心にある。

第７図では、溝（２９）の底にあるシール（３１ｅ）　、舌片（２７）の両側か つ溝（２９）の両側にあるシール（３１ａ、　３１ｂ、　３１ｄ、　３１ｃ）は 、溝（２９）内への舌片（２７）の掛合の度合いに拘らずに、封止作用を確実な らしめる。

第８図では、各シール（３３）は閉鎖応力の加わる前の自由な形状（３２）から 始まるえぐり溝（ｆｉｌｌｉｓｔｅｒ　）系によって住じる。

シール（３３）の形状は、応力印加位置において連結部（３４）、直立部材（３ ８）との接触線（３５）、閉鎖パネル（Ｆ４）との２つの接触線（３６）、（３ ７）を生じるようなものとなす。

直立部材（３８）は基本部分を変更することなしにドアフレームか又は連結され るパネルの何れかに連結することができる。

変更例として、パネル（０４）の頂部と上部案内（１）間の連結装置は変形可能 の平行四辺形機構（９）　、（１０ａ、　ｂ、　ｆ、　ｄ）、（ｌｌｃ。

ｄ）及び（８）によって構成することができる。後者の平行四辺形機構は底部の それと対称的配置となすために、反対向きに設けられる。この位置では、キャス タ（１）は有用でない。それは、藁内指（１９）に取って代わるのはフォーク（ ９）の面（３３）だからである。

ＦＩＧ、８ ＦＩＧ、７ 国際調査報告 □”ｍ”ＰＣＴ／ＦＲ９０１００５５９国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ドアフレーム（５）内の所定位置をとる閉鎖位置と、閉鎖位置に対して側方 に移動して閉鎖平面に対してオフセットした外側平面の位置をとる開放位置との 間で移動自在の少なくとも１個の可動のパネル（Ｆ４，０４）を具え、前記パネ ル（Ｆ４，０４）は前記閉鎖平面から開放平面への側方移動によりこれら２個の 位置のうちの一方から他方に通過し、開放平面上で摺動自在の構成とし、前記パ ネル（Ｆ４，０４）の底部には、互いに補完し合う、下側案内レール（１）に関 連する少なくとも１個の摺動ユニット（２）を設け、前記パネル（Ｆ４，０４） の頂部には、前記ドアフレーム（５）に対してパネルを案内及び保持する上側案 内及び保持手段（１８，１９）を設け、前記摺動ユニット（２）を前記パネル（ Ｆ４，０４）の底部に連結する手段により前記摺動ユニット（２）と前記パネル （Ｆ４，０４）との側方方向の相対移動を可能にし、前記パネル（Ｆ４，０４） の平面が摺動ユニット（２）に対して前記閉鎖平面に向かう内側位置と、前記パ ネル（Ｆ４，０４）の平面が摺動ユニット（２）に対して前記開放平面に向かう 外側位置との間で移動自在にし、前記パネル（Ｆ４，０４）の開放位置及び閉鎖 位置では、それぞれ２個のほぼ垂直方向の位置をとる構成とし、前記開放位置で はパネルの底部部分が前記摺動ユニットにより担持され、かつ摺動ユニットの前 記パネルの底部に対する連結手段により押圧力により配置される構成としたドア において、前記閉鎖位置では前記パネルの底部部分をドアフレームの底部に設け た支持手段（２６）により担持し、前記開放位置及び前記閉鎖位置では前記パネ ルはそれぞれ外側及び内側に向かってバランスを崩し、このバランスを崩した状 態で前記パネルの頂部部分を、前記ドアフレームの頂部部分の壁に前記上側案内 手段が支持されることによって保持する構成としたことを特徴とするドア。 ２．前記摺動ユニットを前記パネルの底部に連結する連結手段は、．前記パネル （Ｆ４，０４）及び前記摺動ユニット（２）に関節連結し、変形可能平行四辺形 をなすロッド（１１）を有するものとして構成し、関節連結の回動軸線をほぼ水 平かつ前記パネルの平面に対して平行にし、前記パネルの前記開放位置及び閉鎖 位置が安定した不均衡状態となる構成としたことを特徴とする請求の範囲第１項 に記載のドア。 ３．前記案内及び保持手段は、一方の端部の近傍を前記パネル（Ｆ４，０４）に 関節連結し、ほぼ垂直方向のスピンドル（１７）の周りに移動自在の少なくとも １個のアーム（１８）を有するものとして構成し、前記アーム（１８）の他方の 端部には、前記アームに対して前記ドアのフレーム（５）の頂部に向かって突出 し、前記ドアフレームの前記壁（１５）に接触することを意図する突出部（１９ ）を設け、前記アーム（１８）を前記ドアフレーム（５）にほぼ並置する位置及 び前記ドアフレーム（５）の内方に向かう平面に対して傾斜した開放位置に対し て回動自在にし、前記傾斜開放位置では端部止め手段（２１，２２，２３）によ り回動を阻止する構成としたことを特徴とする請求の範囲第１又は２項に記載の ドア。 ４．前記端部止め手段は、前記パネル（Ｆ４，０４）に対してスピンドル（２２ ）の周りに回動自在に取り付けたロッド（２１）を有するものとして構成し、前 記スピンドル（２２）を前記アーム（１８）の回動スピンドル（１７）にほぼ平 行にし、前記アーム（１８）又は前記ロッド（２１）のうちの一方（２１）に長 さ方向に部分的に形成した溝（２４）を設け、前記アーム（１８）又は前記ロッ ド（２１）のうちの他方（１８）に前記溝（２４）に掛合する補完形状のスピン ドル又はスタッド（２３）を設け、前記アーム（１８）の回動中に、前記スタッ ド（２３）が前記溝（２４）内で摺動し、ロッド（２１）が回動するようロッド （２１）を駆動し、前記スタッド（２３）が前記溝（２４）の端部の壁に停止す ることにより前記アーム（１８）の回動を制限する構成としたことを特徴とする 請求の範囲第３項に記載のドア。 ５．前記アーム（１８）は、Ｕ字状の断面形状であり、Ｕ字状の開放部分がドア フレーム（５）の内側に指向する配置にした支持体（１６）に設けたスピンドル （１７）の周りに回動自在にし、前記支持体のベースを前記パネル（Ｆ４，０４ ）の平面にほぼ平行にし、前記並置位置では前記支持体（１６）により前記アー ム（１８）を収容する構成とし、また前記Ｕ字状の上方ブランチには、前記アー ムに関連する突出部（１９）が嵌合する切欠き（１８ａ）を設けたことを特徴と する請求の範囲第３又は４項に記載のドア。 ６．前記パネル（Ｆ４，０４）が前記開放位置で上側案内及び保持手段（１８， １９）により圧着するドアフレーム（５）の壁（１５）に、上方に指向するフッ ク形状の突起部（３９）を設け、前記突出部（１９）に設けた下方に指向するフ ック形状の切欠き（１９ａ）に前記突起部（３９）を掛合させ、突起部（３９） と切欠き（１９ａ）との間の最大距離は、この切欠きを有する突出部（１９）を 担持する前記アーム（１８）が前記パネル（Ｆ４，０４）に対して極限開放位置 にあるときに得られるようにしたことを特徴とする請求の範囲第１乃至５のうち のいずれか一項に記載のドア。 ７．前記摺動素子は、前記パネルに支持した案内キャスタ（２）とし、この案内 キャスタ（２）を下側の直線状の案内レール内で転勤する構成としたことを特徴 とする請求の範囲第１乃至６のうちのいずれか一項に記載のドア。 ８．前記下側案内レール（１）及びドアフレーム（５）により２個の可動パネル （Ｆ４，０４）の交差を可能にしたことを特徴とする請求の範囲第７項に記載の ドア。 ９．前記ドアフレーム（５）の底部には、閉鎖位置にある前記パネル（Ｆ４，０ ４）を担持して前記キャスタ（３ａ，３ｂ）にはパネルの荷重がかからないよう にする支持体（２６）を設けたことを特徴とする請求の範囲第７又は８項に記載 のドア。 １０．前記閉鎖位置で互いに伸長展開した状態にある２個のパネル（Ｆ４，０４ ）間及び／又はパネル（Ｆ４，０４）とドアフレーム（５）との間でシールする シール手段（２７，２９，３１，３３，３８）を設け、これらシール手段は、ド アフレームの厚さ部分内に突出し、パネルの高さの少なくとも一部分にわたり延 在する舌状部（２７）を有し、この舌状部の端部（３０）を補完形状のパネル又 はドアフレームのいずれかに設けた補完形状の溝（２９）にほぼ突出しかつ掛合 するようにし、前記シール手段は、更に、パネル（Ｆ４，０４）及びドアフレー ム（５）の互いに対向する厚さ部分に接触して大きく変形するシール（３１ａ， ３１ｂ，３１ｃ，３１ｄ，３１ｅ）を設けたことを特徴とする請求の範囲第１乃 至９のうちのいずれか一項に記載のドア。 １１．前記突出部（１９）を、前記摺動ユニットと前記パネル（Ｆ４，０４）と の間の変形可能平行四辺形の連結手段（１１ｃ，１１ｄ）に類似又は同一の変形 可能な平行四辺形により前記パネル（Ｆ４，０４）の頂部部分に連結したことを 特徴とする請求の範囲第１項に記載のドア。