JPH0447624A - ガス遮断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） この発明は、ガス遮断器、特にアークに消弧性ガスを吹
き付けて消弧するガス遮断器に関するものである。

（従来の技術） 第２図は従来のガス遮断器の投入動作完了時の断面図で
ある。

従来例の構成は、第２図に示されるように、上下動可能
なピストンロッド（１）の先端部には可動コンタク１−
（２）か取り付けられてている。そして、ピストンロッ
ド（１）の周囲には円筒状のシリンダ（３）か設けられ
、該シリンダ（３）の上端部には絶縁材から成るフロー
ガイド（４）か取り付けられている。更に、シリンダ（
３）の下部には、その内壁面と摺動自在のピストン（５
）か設けられ、該ビス１〜ン（５）の下端部は下部端子
（６）に固着されている。

前記可動コンタクト（２）の軸心方向には、下端部か可
動コンタクト（２）と接離可能な固定コンタクト（７）
が設けられ、該固定コンタクト（７）の中心部には軸心
方向に通過孔（８）か形成されている。また、この固定
コンタクト（７）の上方には、同筒状のガスシールド室
（９）が設けられており、該ガスシールド室（９）の下
端部には上部端子（１ｏ）の外周を形成する絶縁材から
成る上ブッシング（１１）か固着されている。

前記ガスシールド室（９）内は、遮へい板（１２）によ
り仕切られて吸着剤収納部（１３）が形成されており、
該吸着剤収納部（１３）にはアークドガス中の水分、分
解ガスを吸着する吸着剤（］４）が収納されている。

また、上部端子（１０）には、ガスシール［・室（９）
と中タンク（１５）とを連通ずる連通孔（１６）か設け
られている。

上記の如く構成された従来のガス遮断器の動作を以下説
明する。

まず、図示省略した外部操作機構によってピストンロッ
ド（１）を下げると、それに併せてシリンダ（３）、可
動コンタクト（２）、フローカイト（４）も同時に下か
り、可動コンタク１〜（２）と固定コンタクト（７）と
は離間するため、両者（２）　、　（７）間てアークか
発生する。そして、この状態のガス遮断器を示したのか
第３図である。

第３図中のＡで示したアークには、遮断動作中にシリン
ダ（３）とピストン（５）との協働により圧縮されたガ
ス室（１７）内の消弧性ガスがフローガイド（４）を通
って吹き付けられ消弧される。この消弧性ガスは、絶縁
耐力の低下した高温のアークドガスとなり、該アークド
ガスは通過孔（８）及び連通孔（１６）を通ってガスシ
ールド室（９）内に導かれ、遮へい板（１２）に衝突後
その一部は吸着剤（１４）と接触し、分解ガスは吸着さ
れる。

（発明が解決しようとする課題〕 上記したように、従来のガス遮断器は、高温のアークｌ
−ガスの一部が吸着剤（１４）に接触し、分解ガスが吸
着されて絶縁回復特性の良好な消弧性ガスに還元される
。

ところが、上記高温のアークドガスの多くはガスシール
ド室（９）内に滞留するため、その影響て固定コンタク
ト（７）と可動コンタクト（２）との間の絶縁回復特性
が悪くなるという問題がある。

また、連続した遮断動作を行った場合、固定コンタクト
（７）と可動コンタクト（２）との間に発生ずるアーク
時間が長くなるため、コンタクトの寿命が短くなるとい
う問題がある。

この発明は、上記のような問題を解決することを課題と
してなされたもので、その目的は、ガスシールド室内の
高温アークドガスを冷却して消弧性ガスに還元し、絶縁
回復特性を向上させると共に、コンタクトの寿命の長い
ガス遮断器を提供することにある。

（ｉ！！！題を解決するための手段］ この発明に係るガス遮断器は、ガスシールド室内にあっ
て、ガスシールド室の壁面あるいは遮へい板に配設され
、アークドガスを冷却する冷却板を備えたことを特徴と
する。

〔作用〕

この発明におけるガス遮断器は、ガスシールド室内に冷
却板を設けたことにより、通過孔及び連通孔を通ってガ
スシールド室内に導かれた高温のアークドガスか冷却さ
れ、消弧ガスに還元されるため、絶縁回復特性の向」二
と共に、コンタクトの長寿命化か図れる。

〔実施例］ 以下、この発明の好適な実施例について図面を参照しな
から説明する。第１図番図はこの発明の実施例に係るガ
ス遮断器の断面図で、その（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は
同図（八）のＢ−Ｂ線断面図である。

図において、符号（１）〜（１７）は前述した第２図及
び第３図の従来例と同一であるので重複説明を省略する
。

本実施例の特徴的な構成は、第１図に示されるように、
ガスシールド室（９）内に冷却板（１８）を備えた点に
ある。より詳しくは、本実施例の冷却板（１８）はガス
シールド室（９）内の壁面あるいは遮へい板（１２）に
取り付けられ、ガスシールド室（９）に導かれた高温の
アークドガスを効率良く冷却可能に配設されている。

これを第１図（八）　、　（Ｂ）て見ると、ガスシール
ド室（９）の遮へい板（１２）に熱伝導率の良い冷却板
（１８）を平行に配設したものである。

次に、本実施例の動作を説明する。

高温のアークドガスは、通過孔（８）及び連通孔（１６
）を通ってガスシールド室（９）内に導かれ、冷却板（
１８）に沿って流れる間に冷却される。そして、冷却さ
れたアークドガスの一部は、吸着剤（１４）に接触する
ことによって、絶縁回復特性の良い消弧性ガスに還元さ
れる。このため、固定コンタク１−（７）　　と可動コ
ンタク１〜（２）との間の絶縁回復特性がさらに改善さ
れるという効果かある。

また、この絶縁回復特性の改善は、ガス遮断器を連続し
て遮断動作を行った場合に、固定コンタクト（７）と可
動コンタクト（２）との間に発生するアーク時間を従来
と比へて短縮できるため、コンタクトひいてはガス遮断
器の寿命を長くすることができる。

そして、上記冷却板（１８）か蓄えた熱は、設置された
遮へい板（１２）を伝導して熱交換されるため、常に冷
却板（１８）の温度が低く保たれ、冷却機能か維持され
る。さらに、上記冷却板（１８）が、ガスシールド室（
９）の壁面に設置された場合も同様に、冷却板（１８）
の熱は壁面を伝導して熱交換することかできる。

（発明の効果） 以上説明したように、この発明のガス遮断器によれは、
ガスシールド室内に冷却板を設りることにより、絶縁回
復特性が向上し、コンタクｌ−ひいては遮断器自体の寿
命が長いものが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１区名図はこの発明の一実施例に係るガス遮断器の断
面図で、その（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は同図（Ａ）の
Ｂ−Ｂ線断面図、第２図は従来のガス遮断器の断面図、
第３図は従来のガス遮断器のアークドガス導入時の断面
図である。 （１）はピストンロッド、（２）は可動コンタクト、（
７）は固定コンタクト、（８）は通過孔、（９）はガス
シールド室、（１２）は遮へい板、（１３）は吸着剤収
納部、（１４）は吸着剤、（１６）は連通孔、（１８）
はン令却板である。 尚、 各図中、 同 符号は同 または相当部分を 示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 往復動可能なピストンロッドの先端部に取り付けられた
   可動コンタクトと、該可動コンタクトと接離し、軸心方
   向に貫通した通過孔が形成された固定コンタクトと、該
   固定コンタクト上端部に設けられ、前記可動コンタクト
   と前記固定コンタクトの間に発生したアークに消弧性ガ
   スを吹き付けて生じさせたアークドガスを前記通過孔を
   通じて導くガスシールド室と、該ガスシールド室を仕切
   ってアークドガスを消弧性ガスに還元する吸着剤を収納
   した吸着剤収納部を形成する遮へい板とを有するガス遮
   断器において、前記ガスシールド室内にあって、ガスシ
   ールド室の壁面あるいは前記遮へい板に配設され、アー
   クドガスを冷却する冷却板を備えたことを特徴とするガ
   ス遮断器。