JPH0446887B2 - - Google Patents

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JPH0446887B2
JPH0446887B2 JP56042572A JP4257281A JPH0446887B2 JP H0446887 B2 JPH0446887 B2 JP H0446887B2 JP 56042572 A JP56042572 A JP 56042572A JP 4257281 A JP4257281 A JP 4257281A JP H0446887 B2 JPH0446887 B2 JP H0446887B2
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JP
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sulfuric acid
acid
gas
temperature
column
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Kaaru Seeesuteeto Shobii Peetaa
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Haldor Topsoe AS
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Publication of JPH0446887B2 publication Critical patent/JPH0446887B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B17/00Sulfur; Compounds thereof
    • C01B17/69Sulfur trioxide; Sulfuric acid
    • C01B17/74Preparation
    • C01B17/76Preparation by contact processes
    • C01B17/80Apparatus
    • C01B17/806Absorbers; Heat exchangers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、硫酸塔内に、10容量%までの全量の
三酸化イオウおよび硫酸蒸気および30容量%まで
の量の水蒸気を含有するガス流を、生成した液体
硫酸と向流的に、硫酸の滴流下にある充填物を有
している濃縮帯域に通し、次いで吸収帯域に通
し、その帯域で硫酸蒸気を硫酸の滴流下にある充
填物上の再循環された硫酸中に吸収せしめるとい
う各工程からなる、硫酸の製造方法に関する。 古典的な接触法においては、硫酸は、触媒、好
ましくはバナジウム触媒上で、通常4〜12%の
SO2含量および1:1〜1.5のO2:SO2比を有する
乾燥ガス流中で二酸化イオウを三酸化イオウに酸
化することによつて製造される。 乾燥ガス硫酸製造法においては、二酸化イオウ
含有ガスが三酸化イオウに変換される前に、好ま
しくは100mgH2O/Nm3以下という低い水蒸気含
量を有することが重要である。何故ならば、約
250℃以下の温度においては気相中の水蒸気と
SO3とは、ほとんど定量的に反応して硫酸蒸気を
生成するからである。このものはSO3吸収塔内で
硫酸ミストとして凝縮し、これは流出ガスが大気
中に排出されうる前に高効率のガスフイルターに
よつて除去されなければならない。 このように供給ガスの乾燥を必要とすること
は、特にそれが4%以下のSO2を含有する場合に
は実質的な欠点となる。何となれば乾燥は、生成
した酸を乾燥剤として使用して行なわれるからで
ある。ガス中のダストまたは小滴の形の硫酸の含
量は、水でスクラビングすることによつて除去さ
れなければならず、またガス中の水の高い含量
を、ガスが乾燥される前に露点以下まで冷却する
ことによつて減少せしめることがしばしば行なわ
れる。従つて、生成した酸の助けによつて乾燥さ
れるべきガスは、一般にほとんど大気圧に近い圧
力および冷却水の温度に左右されて35〜50℃の範
囲内の温度において水蒸気で飽和されるであろ
う。これは大気圧におけるガス中の5.6〜12%の
H2Oに相当する。この乾燥法は、もし乾燥用酸
中の硫酸の濃度が、全供給ガス中のH2O:SO2
モル比1.5:1に相当する92%以下になるならば、
十分効率的に行なうことができない。それはま
た、例えば4%のSO2を含有する供給ガスは、こ
のガスを十分に乾燥せしめるためには36℃以下に
冷却されなければならない。 乾燥ガス法におけるもう一つの大きな欠点は、
水による冷却およびSO2をSO3に変換するために
必要な400〜450℃の温度への再加熱による熱のか
なりな損失であり、これはガスを約150℃だけ冷
却することに相当する。このことは供給ガス中の
SO2の含量が約4%以下である場合には、プラン
トを操作し続けるためには外部の熱源から熱を供
給しなければならず、従つて燃料費および必要な
熱交換器の費用がかかることを意味する。 これらの欠点は、硫酸を製造するための、特に
4〜6%より低いSO2含量を有する原料ガス用に
使用するためのいわゆる湿潤ガス法を開発する結
果となり、それによつて、まずガスを冷却し乾燥
する必要なく、ガスが最初から有している水蒸気
の含量においてガスを処理することが可能となつ
た。 そのような湿潤ガス法の種々な変法が知られて
いるが、それらに共通の実質的な欠点は、プラン
トからの排出ガス中に多量の酸ミストが生成する
ことである。この酸ミストは、大気中に排出され
てはならないので、多大の圧力損失を伴なう大き
なフイルターを用いて除去しなければならない。
更に、生成される酸が、通常、市販される硫酸と
して通常望まれる93%H2SO4よりも著しく低い
濃度を有する。 上述の型の湿潤ガス硫酸製造法におけるこれら
の欠点を改善することが本発明の目的であり、こ
れは温度調節によつて達成される。 この点を詳細に理解するためには、先行技術を
詳細に考慮する必要があり、従つて以下に添附図
面の参照の下に先行技術を説明する。 ここに説明する種々の方法に共通することは、
湿潤したSO2含有ガスを400〜450℃に加熱し、そ
の後で1層またはそれ以上の層の触媒、通常層間
に冷却装置を備えたバハジウム触媒上でSO2
SO3に酸化することである。 生成したSO3およびH2Oを含有するガスは、そ
の後、例えば水蒸気ボイラーを用いることによつ
て、約300℃の温度に冷却されることができる。
この温度は、硫酸蒸気の露点よりも十分高く、従
つて、その凝縮が熱交換器を破壊するに到る硫酸
がガスから分離する前に凝縮するおそれがない。
湿潤ガス法の初期の段階においては、SO3/H2O
の液体硫酸への本来の凝縮は、50〜80℃において
起り、後には多少高い温度において起つた。 かくして、滴硫酸を用いる冷却塔中、またはベ
ンチユリスクラバー中で冷硫酸を用いることによ
つて、約300℃の熱い、水蒸気を含有するSO3
スを100℃以下に急冷することが知られている
〔「イオウ」)(Sulphur)No.123,1976年3月−4
月号、第36−42頁参照)。硫酸は、一部は70〜85
%H2SO4の濃度の生成物として取出される液体
酸として、一部は1個またはそれ以上の高効率の
フイルターを用いることにより除去される酸ミス
トの形で凝縮される。上記の刊行物から、硫酸が
滴流する充填塔内で最終的に凝縮する前に、180
〜230℃においてベンチユリスクラバー中で酸蒸
気の部分凝縮を行なうこともまた知られている。 この方法の変法においては〔(シヨーバイ(P.
Sohoubye)「イオウ」(Sulphur)1978年7月−
8月号;フランス特許第1395561号明細書参照〕、
滴流塔内で凝縮されそしてフイルターで捕集され
分離される好ましくは希硫酸は、濃縮器中で、実
際上は塔内の濃縮帯域内で、約300℃の熱いSO3
含有原料ガスと向流で接触せしめることによつて
93〜96%H2SO4に品質向上せしめられる。湿潤
ガス硫酸法のこの具体化例の実際上の操作は、第
1図を参照することによつて最もよく説明され
る。 第1図において、10は二酸化イオウを含有す
る原料ガスの導管である。この原料ガスは通常6
%以下のSO2を含有し、また酸素および水蒸気を
も含有する。原料ガスのSO2は、コンバーター1
2においてSO3まで酸化される。このコンバータ
ーは通常2個の触媒層14および16を有しボイ
ラー18において中間の冷却が行なわれる。酸化
は400〜450℃の温度において行なわれる。SO3
含有する流出ガスは、その露点よりも十分高くな
ければならず、そして通常そのガスが導管22を
経て硫酸塔24への取入れガスとして導入される
前に約300℃であるべき温度T1まで、ボイラー2
0において冷却される。ガスは、実質的に3つの
帯域、すなわち最下部の濃縮帯域あるいは濃縮部
26、その上方になる吸収帯域あるいは吸収部2
8および最上部の凝集帯域30からなる上記の硫
酸塔内を上方に向つて通過する。 濃縮帯域26においては、凝縮した硫酸により
滴流されている耐酸性の充填物が充填されてい
る。導管22から上方へ流れる取入れガスは、こ
の塔内で液と接触せしめられ、それによつてこの
液は93〜98%H2SO4の濃度まで品質向上せしめ
られる。生成し品質向上せしめられた硫酸は、上
記塔の下部から導管32を経て取出され熱交換器
34において冷却される。 濃縮帯域26と吸収帯域28との間に、内部溢
流管38を有する液体硫酸用の容器36がある。
ガスは濃縮部を通過した後、通常約240℃の温度
まで冷却されて、今や硫酸蒸気で飽和される。 吸収帯域28においても、耐酸性の充填物によ
つて充填されており、これらの充填物は、通常約
100℃の温度T5を有する液体硫酸の滴流下にあ
る。上記によつて、上方に流れるガスは約120℃
まで冷却され、それによりほとんど全部の硫酸蒸
気は、凝縮されて滴流している酸に吸収されるか
あるいは酸ミストの形でフイルター46を上方に
向つて通過する。すでに述べたように、凝縮した
酸は、溢流管を通つて下方に流れ、これがプラン
トの正味の生産量に該当する。しかしながら、凝
縮した酸の一部は、極めて微細な液滴として存在
し、酸ミストの形で上方に流れるガスと共に塔内
を更に上方に通過して行く。 滴流する酸は、容器36からの、通常は約140
℃の温度T4を有する酸を、導管40および酸冷
却器42を経て吸収帯域28内を滴流するように
塔24に再循環させることによつて得られる。上
記塔に再導入されたとき、上記酸は、通常85〜88
%H2SO4の濃度を有し、そして液分配器44の
開口部から吸収帯域28内の充填物上を下方に向
つて滴り流れる。 酸ミストの細滴は、一部は凝集帯域内の耐酸性
充填物中で凝集してより大きな液滴となり、そこ
から液体硫酸として帯域28および26を下方に
向つて滴り流れる。細滴の残量は、今や実質的に
硫酸および三酸化イオウを含まないガスが煙突4
8を経て大気中に導き出すことができる前に、高
効率フイルター46で捕集されなければならな
い。 しかしながら、第1図に示された型のものを包
含する湿潤ガス硫酸プラントにおいては、実際上
多量の酸ミストが生成すること、そして凝集帯域
30におけるより大きな液滴への凝集があまり完
全ではなく、凝集帯域の存在にもかかわらず、非
常に大きくかつ効率的なフイルター46が必要で
あり、多量の酸ミストが捕集される場合には、こ
れはかなりの圧力低下をもたらし、その結果圧縮
機(図示せず)を操作するためのかなりのエネル
ギー消費を伴なうことが判明した。 従つて、本発明の目的は、酸ミストの量が減少
されそして生成する硫酸が少くとも93%H2SO4
の所望の濃度を有するという方法を提供すること
である。 予備実験において、塔内に導入されたガス中の
三酸化イオウの濃度が低く、例えば0.5ないし1
%SO3以下という場合には、もし再循環酸の出口
温度T4がプラントにとつて許容される最高温度、
例えば140〜150℃であり、そして同時に塔への取
入れガスの入口温度T1が最高約280℃であるなら
ば、適度にミスト不含の操作を達成しうることが
驚くべきことではあるが見出された。塔内に導入
されるガス中のSO3含量が1〜2%以上である場
合には、フイルターを溢汪させる傾向があり従つ
てプラントの操業を不可能にする多量の酸ミスト
が生成され、更に、1Nm3当りの酸ミストが50mg
の排出限度を超え、ガスがしばしば1Nm3当り10
g以上の酸ミストを含有するので、フイルターの
みで酸ミストの99%を除去することがある。非常
に大きなフイルターを設置することによつても、
1Nm3当り50mgあるいは僅かに40mgの酸ミストと
いう排出限度に対応しるとは期待できなかつた。
何故ならば、ガス中の酸ミストがしばしば10〜20
g/Nm3を超え、一方最良のフイルターの場合で
さえも精製度は、ほとんど99.5%を超えることは
ないからである。 これらの知見に基づいて、パイロツト実験が本
明細書中で後に説明するように実施された。これ
らの実験において、驚くべきことには、酸ミスト
の生成は、下記の4つの操作パラメーターに依存
することそして蒸気の形ならびにミストの形での
硫酸の排出は、下記の4つのパラメーターを適当
に組合せることによつて、ミストフイルターを使
用することなしにほとんど完全に避けることがで
きることが発見された: 1 (第1図に示された具体化例において導管4
0を経て)塔を出て冷却後に分配器44を経て
滴流する酸として塔に戻つてくる再循環酸の温
度T40この温度が下記の他の3つの因子に依存
するある臨界値以上である場合には、酸ミスト
はほとんど完全に消失する。 2 塔に導入される取入れガス中のSO3および
H2SO4の蒸気の濃度、以下においてαをもつ
て示す;この濃度が高ければ高いほどミストを
生ずる傾向が高い。これに関連して取入れガス
中の水蒸気の濃度もまた一定の重要性を有す
る。 3 塔内への取入れガスの温度T10塔より上流に
ある熱交換器中での腐食を避けるために、T1
はガス中の硫酸の露点よりも少くとも30℃高
く、そして好ましくは少くとも40℃高くなけれ
ばならず、その理由から上記の露点とT1との
差がT1それ自体よりもT4の決定に関与する。 4 滴流する酸の温度T5および取入れガス1N
m3/h当りの滴流する酸のKg/hとして表わさ
れた取入れガスと滴流する酸の量の割合L:
G0しかしながら、塔についての熱収支の計算
によつて、T5およびL:Gが相互に依存して
おり、T1および取入れガスの組成が既知であ
る場合にはT4によつて決定される。 αが高ければ高い程、またT1が高ければ高い
程、酸ミストの生成を避けるために、T4はます
ます高くなければならないことが実験によつて見
出された。酸ミストが生成する傾向、換言すれば
T4の限界値は、酸循環が一定の限度まで減少す
るまで低下し、この限度以下では蒸気状硫酸の発
生を避けるのに十分な程ガスを冷却することが不
可能であることもまた見出された。このことは、
出口ガスの温度が120〜130℃以上である場合に起
る。 上記の事実に基づいて、本発明者らは、本発明
に従つて、再循環酸が次式 T4>140+6α+β+0.2(T1−Td) (上式中、αは硫酸塔に導入される取入れガス
中のSO3およびH2SO4の蒸気の容量%で表わされ
た濃度であり、βは同じ取入れガス中の水蒸気の
容量%で表わされた濃度であり、T1は℃で表わ
された同じ取入れガスの温度であり、そしてTd
は℃で表わされた同じ取入れガス中の硫酸蒸気の
露点である)(T1−Tdは少くとも30である))で
決定される温度T4℃において上記硫酸塔を出る
ような温度条件下で、硫酸塔を操作するならば、
高効率のフイルターを使用しなくとも、湿潤ガス
硫酸製造プラントにおいて、硫酸蒸気および硫酸
ミストを実質的に含まない排出ガスを得ることが
可能であることを見出した。上式は、実用上関連
のある0.2〜10%(SO3+H2SO4−蒸気)の濃度
範囲において、そして約30%H2Oまでの水蒸気
の濃度についてよく妥当する。 本発明を規定するに当つて、酸ミストを生成す
るか否かといることについての主たるパラメータ
ーが、再循環酸の温度T4であることが仮定され
た。しかしながら、真の主パラメーターは、濃縮
帯域から上方に流れるガスの温度T2およびT4
両方であると思われる。 取入れガス中のSO3の濃度が0.5〜1%である
場合には、フイルター前の出口ガス中の1Nm3
りのH2SO4が50mg以下であることを保証するた
めにはT2−T4は、約100℃以下でなければなら
ず、取入れガス中のSO3が3%である場合には、
約70℃以下でなければならず、そして取入れガス
中のSO3が5〜6%である場合には約40℃以下で
なければならない。これはおそらく、滴流下にあ
る充填物とガスとの温度差があまり大きいと、吸
収帯域の最下部におけるH2SO4蒸気の冷却が極
めて大きいので、酸が充填物上に液体膜として拡
散する代りにエロゾルとして気相中で凝縮するか
らである。 ミスト生成におけるこの機構は、また取入れガ
スの温度が高すぎるとミスト生成への傾向を増大
させるかあるいは換言すればT4の増大を必要と
する理由を説明している。何故ならば、正にこの
高すぎる温度が濃縮帯域において硫酸を蒸発させ
るので、吸収帯域の下部におけるH2SO4蒸気の
濃度が上昇するからである。しかしながら、この
説明が完全でなく、また、観察された結果より、
吸収帯域における諸条件が滴流する酸の気相から
の水蒸気の吸収がこの吸収帯域において最も多く
起り、これが滴流する酸の温度を40〜80℃まで上
昇させるという事実によつて複雑化されるので、
十分に説明することを困難にしている。 パイロツト実験において、濃縮帯域における操
作条件が大きな実際的重要性を有することもまた
見出された。溢流管38を経て濃縮帯域26内を
流下する酸が少くとも吸収帯域からの流出酸およ
び従つて再循環酸ほど熱くなければ、その時はミ
スト生成が、流下する酸が濃縮帯域において熱い
ガスと接触する個所において著しく増大し、そし
てこの酸ミストがほとんど減少せずに吸収帯域を
フイルターまで通過する。従つて、本発明によれ
ば、硫酸は、酸ミストの生成を防ぐために、少く
とも再循環酸が塔から取出される温度において濃
縮帯域に通される。実際上、これは塔の適当な断
熱により、そして生成した酸を濃縮帯域内に流下
せしめる内部溢流管を有し、上記濃縮帯域が吸収
部と一緒に設けられている塔を建設することによ
つて達成することができ、その際、溢流管が塔に
外部的に設置されているかまたは濃縮部および吸
収部が分離されている場合であろうから、酸の冷
却が起り得ない。 パイロツト実験において、濃縮帯域なしでは多
量の酸ミストの生成を避けることが実際上不可能
であるが、一方少くとも93%H2SO4の所望の濃
度を得るためには、この帯域を設ける必要がない
ことが見出された。かくして、もし280〜300℃の
熱い取入れガスが吸収帯域に直接に通されるなら
ば、ここからの流出酸は、180〜200℃の出口温度
において約93%H2SO4の濃度を有する。従つて、
生成酸は、溢流管38および濃縮帯域を使用する
ことなく、再循環酸系から直接に取出すことがで
きる。しかしながら、驚くべきことには、濃縮帯
域が従来技術において記載された理由とは全く異
なつた理由、すなわち酸ミストを防ぐという理由
から必要とされることが見出された。 第4番目の重要な知見は、酸ミストを生成する
傾向は、充填物の寸法の増大と共に多少減少する
らしいということである。すなわち、パイロツト
実験において、吸収帯域に20mmの鞍状充填物の代
りに10mmの鞍状充填物を使用した場合にミスト生
成へのより大きな傾向が認められたが、50mmの鞍
状充填物が使用される工業的プラントにおいて
は、プラントを本発明の方法に従つて変更した後
には、取入れガス中のSO3+H2SO4が5〜6%の
場合に必要な温度T4は、パイロツト実験におい
て観察された場合よりも10〜20℃低いということ
が見出される。従つて、50mmまたはそれ以上の呼
称寸法を有する充填物を使用することが好都合で
ある。 上記の実験において、後記する第2表から判る
ように、滴流する酸の温度T5は、酸ミストの生
成の防止にとつて重要であるので、この酸の温度
がより低いと酸ミストの量が減少することが見出
された。吸収帯域からのガス温度T3は、一部滴
流する酸の温度T5の関数であり、滴流する酸は
吸収帯域28の上を上方に流れるガスとの接触に
よつて加熱される。再循環酸が塔から取出される
温度に関する前記の諸要求事項が満たされたとき
には、酸ミストの量は、もし本発明に従つて再循
環酸を30〜60℃の温度T5(これに反して第1図に
おいて説明した従来技術においては通常約100℃
である)において吸収帯域の上方から塔に導入す
るならば、極めて少量に保つことができる。 滴流酸の温度が本発明の方法においては、吸収
帯域を通過する間に30〜60℃(T5)から100〜
200℃(T4)まで上昇するという事情は、滴流酸
の流れが本発明の方法においては従来技術におけ
るよりも約1.4分の1に小さくなり(第2表参
照)、それによつて塔の直径を小さくすることが
できることを意味する。 本発明による方法に基づく操作上の変更および
実際上それによつて必要となる前記の湿潤ガス法
プラントの変更は、塔のみを示す第2図から明ら
かであろう。 塔24の直径は、液体の負荷がかなり減少する
ので小さくすることができる。従来技術の具体化
例においては通常20〜25mmの寸法を有するもので
ある濃縮帯域26および吸収帯域28内の充填物
は、前記のように、多少大きな充填物、特に50mm
または多少より大きな呼称寸法を有するものに代
えることができ、それによつて流れの抵抗および
従つて圧力低下が減少する。 塔を出る再循環酸の高い温度T4に対して酸冷
却器42を保護するために、冷却器を経て液体分
配器44に戻る再循環酸を輸送する導管40を含
む導管系中に、冷却器42を備えた特別なバイパ
ス50が設置されている。冷却器42の後方の再
循環系における温度は、好都合に前記の30〜60℃
に、例えば約50℃に維持される。 更に、酸冷却器42の容量は、前記の理由で酸
を従来よりも低い温度に冷却しなければならない
ので、大きくされている。 凝集帯域30内の充填物は、簡単なデミスター
52に置きかえてもよい。しかし、プラントの運
転開始時および運転中断時における酸ミストの逸
出を防ぐために、フイルター46は、原則的に保
有される。それはおそらく通常よりも小さくして
もよい。正常運転時には、それは実際上酸ミスト
を捕集しないので、これは僅少の圧力低下を起す
のみであろう。本発明の方法を工業的プラントに
使用することにより、投資および操業費の比較的
低廉なフイルターを用いた場合、排出ガス中の酸
ミストの含量を1Nm3当り数mgの程度で、安定な
操作をすることができた。 吸収帯域28の周囲および吸収帯域と濃縮帯域
26との間の塔の部分のライニングおよび断熱材
の厚さは、吸収帯域内の温度および温度T4の比
較的高いために増大する。 最後に、本発明の方法を前記の実験およびそれ
に使用したパイロツトプラントについて記載する
ことにより更に詳細に説明する。 実験例 これらの実験において、第3図に概略的に示さ
れたパイロツトプラントが使用された。工業的鉱
石焙焼装置より得られ、SO2および二酸化炭素
0.5〜1%、窒素、アルゴンおよび水蒸気を含有
するガスを、流量計60およびガス加熱器66を
経て20〜35Nm3/hの量でコンバーター12に導
入する。 その中でSO2含量の約98%がSO3に酸化され
る。いくつかの実験においては、より高いSO2
度が使用されたが、その追加的な量はもう1つの
流量計62を経て添加され、また追加的な水蒸気
が導管64を経て添加される。熱交換器20によ
り所望の温度T1まで冷却された後に、ガスは従
来技術におけると同様に垂直な硫酸塔24の下部
に導入される。 塔24は、100mmの内径を有するガラス管で製
作されており、15〜20mmの厚さの鉱物ウールによ
つて断熱されており、それによつて再循環酸が塔
に戻される点の温度測定点T3までの熱の損失は、
10℃の温度低下に相当するものより小であつた。
0.6mの高さを有する濃縮帯域26および1.5mの
高さを有する吸収帯域28の両方の充填物とし
て、20mmの大きさのセラミツク製の鞍型の充填物
が使用された。 温度は、直径3mmの保護管内の熱電対を用いて
測定された。 酸ミストの含量を測定すべきガス試料は、導管
68から採取された。酸ミストはガラスウールの
フイルターで過され、その量が測定によつて測
定された。 前記の工業的プラントにおけると同様にパイロ
ツトプラントは、濃縮帯域と吸収帯域との間に、
溢流管38を有する容器36を有していた。温度
T4の酸は、導管40、冷却器42、流量計70
および滴流入口管44を経て吸収帯域の上方から
塔24に再循環された。ガスはフイルター46お
よび煙突48を経て塔から出る。 代表的な測定結果が下記の第1表および第2表
に示されている。記載された測定結果は、一定の
操作条件における4〜6時間の期間に亘つて測定
された平均値である。そのような測定期間におい
ては、測定された酸ミスト値は、平均値の50%か
ら200%まで変動したが、それに対して温度は記
載された温度の±4℃に維持された。 第1表に示された数値の結果となつた実験は、
塔へと再循環された酸の一定温度T5=35℃にお
いて実施された。導管38および煙突48におけ
るガスの排出温度は、70〜90℃であり、塔を通過
するガスの流量は、塔の断面積1m2当り約26N
m3/hであつた。導管40、冷却器42および流
量計70を経て滴流入口管44までの酸の再循環
率は、約15〜25/hであり、所望のT4の値が
得られるように調節された。前述のようなフイル
ター前の酸ミストの含量の測定への不確定因子
は、0.5〜2であつた。
【表】 * 本発明による結果ではない。
前記の事実および添附図面から明らかなよう
に、Tdは導管22内の取入れガス中の硫酸蒸気
の露点であり、T1は上記の取入れガスの温度で
あり、T2は濃縮帯域から吸収帯域28へと上方
に流れるガスの温度であり、そしてT4は吸収帯
域を出る再循環導管40内の硫酸の温度である。 第1表は、再循環酸の塔への入口温度(T5
が35℃の場合、再循環酸中への硫酸蒸気のそのよ
うに高い吸収が得られること、そしておそらくは
濃縮帯域においてはすでに排出ガスの1m3当りせ
いぜい40mgの酸ミストしか存在しないことを示し
ており、その際再循環酸の温度(T4)は、取入
れガスがSO30.6〜1%を含有するときは約150℃
以上に、それがSO33%を含有するときは約180℃
以上に、そしてそれがSO35〜6%を含有すると
きは約200℃以上に維持され、そして取入れガス
の温度は、露点よりも十分高く、少くとも約30℃
以上高い。他方において、前述のように、取入れ
ガスは、同時にT4を上昇させることなしにはあ
まり高い温度を有してはならない。何故ななら
ば、第1表から明らかなように、これは酸ミスト
の生成を増加させる傾向を生じさせる結果となる
からである。取入れガス中の水の含量は、再循環
ガスの出口温度の臨界値に対して僅少な影響しか
及ぼさないことが判る。 第2表は、一連の実験の結果を示し、これらの
実験において、導管22中の取入れ流Gを22N
m3/hに一定に、またこの取入れ流の温度T1
280℃に一定に保ちつつ、滴流する酸の流量Lお
よび入口温度T5が変動せしめられ;またSO3の含
量は3%そして水蒸気の含量は10%であり、従つ
て露点は235℃であつた。 記載された順序で測定することによつてフイル
ター前の酸ミストの測定量が高ければ高い程、硫
酸のますます高い蒸気圧によつてのみではほとん
ど説明することができない。この硫酸の蒸気圧は
T3が130℃でフイルター前の残存水蒸気が6〜7
%である場合、1Nm3当り約40mgH2SO4である。
L/G自体の値が低いと酸ミスト生成の傾向が減
少することは可能性がある。何故ならばL/Gの
値が低いことは、2つの流れの熱容量が互いに接
近することを意味し、このことは再び2つの流れ
の間の熱交換の一般的理論によれば、吸収帯域の
下部の臨界的部分の温度分布がより緩やかとな
り、そして従つて硫酸蒸気の凝縮が一層徐々に起
ることを意味する。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は公知方法において使用する湿潤ガス硫
酸製造装置の概略工程系統図であり、第2図は本
発明による方法を実施するために改良された、第
1図に示されたものに相当するプラントを同一の
尺度で表わした概略説明図であり、そして第3図
は本明細書中に記載した若干の実験を実施したパ
イロツトプラントの概略説明図である。上記各図
中、主要部分を符号をもつて示せば下記のとおり
である: 10……原料ガス導管、12……コンバータ
ー、14,16……触媒層、18……ボイラー、
20……ボイラー、22……取入れガス導管、2
4……硫酸塔、26……濃縮帯域、28……吸収
帯域、30……凝集帯域、32……生成硫酸導
管、34……熱交換器、36……流体硫酸容器、
38……溢流管、40……再循環酸導管、42…
…酸冷却器、44……液体分配器、46……フイ
ルター、48……煙突、50……バイパス、52
……デミスター、60,62,70……流量計、
64……水蒸気導管、66……熱交換器、68…
…ガス試料採取導管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 硫酸塔内において、30容量%までの量の三酸
    化イオウおよび硫酸蒸気を含有するガス流を、生
    成した流体硫酸と向流的に、硫酸の滴流下にある
    充填物を有する濃縮帯域に通し、次いで吸収帯域
    に通し、その際硫酸蒸気を硫酸の滴流下にある充
    填物上で流体硫酸によつて吸収せしめるという各
    工程よりなり、上記流体硫酸が吸収帯域の底部の
    容器から吸収帯域の頂部の液体分配器に再循環さ
    れるという湿潤ガス法による硫酸の製造方法にお
    いて、硫酸塔内に、次のプロセス条件: すなわち、再循環硫酸が次式: T4>140+6α+β+0.2(T1−Td) (上式中、αは上記塔に導入される取入れガス
    中のSO2+H2SO4の蒸気の容量%で表された濃度
    であり、βは同じ取入れガス中の水蒸気の容量%
    で表された濃度であり、T1は℃で表された同じ
    取入れガスの温度であり、そしてTdは℃で表さ
    れた同じ取入れガス中の硫酸蒸気の露点である) で決定される温度T4℃において上記塔から取出
    され; 上記再循環酸が30ないし60℃の温度T5におい
    て吸収帯域の頂部において取出され;そしてガス
    が濃縮帯域から吸収帯域に通される温度T2と上
    に定義した温度T4との差が50ないし70℃である
    という上記プロセス条件を維持することを特徴と
    する前記硫酸の製造方法。 2 少なくとも再循環酸が塔から取出される温度
    において硫酸を濃縮帯域に流入せしめる特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 3 吸収帯域内で使用される充填物が50mmまたは
    それ以上の名目寸法を有する特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の方法。
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