JPH04436B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH04436B2
JPH04436B2 JP56168961A JP16896181A JPH04436B2 JP H04436 B2 JPH04436 B2 JP H04436B2 JP 56168961 A JP56168961 A JP 56168961A JP 16896181 A JP16896181 A JP 16896181A JP H04436 B2 JPH04436 B2 JP H04436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
slit
image
rays
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56168961A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5869532A (ja
Inventor
Hiroshi Minami
Norio Harao
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP56168961A priority Critical patent/JPS5869532A/ja
Publication of JPS5869532A publication Critical patent/JPS5869532A/ja
Publication of JPH04436B2 publication Critical patent/JPH04436B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、X線曝射による被写体よりの散乱
X線の影響を軽減してコントラストの良いX線透
過像を得るX線撮影装置に関するものである。
一般に被写体をX線撮影する場合、被写体を通
過してX線透過像を形成する被写体により減衰さ
れた一次X線は、被写体への入射X線に比べ大巾
に少ない。被写体で減衰されるX線の多くは、被
写体を中心に四方への散乱X線として放射され、
受像面ではX線透過像に重なり、そのコントラス
トを大巾に低下させる。従つて従来は、第1図に
示すように被写体13と受像面15の間にX線グ
リツド14を配置して、1次X線16と同じ方向
のX線のみを通すことにより、散乱X線を除去し
ようとするシステムが広く用いられている。しか
し、このX線グリツド14は、X線減衰の大きい
鉛板とX線減衰の少ないアルミ板又は木材を、1
次X線の通過方向に平行にサンドウイツチにした
もので、散乱X線の除去効率は鉛板の間に挟まれ
たX線減衰の少ない物質の奥行/巾にほぼ比例す
る。所がアルミや木材は一般に被写体と同等かそ
れ以上にX線を吸収し、必要とする1次透過X線
の一部を吸収するので、あまり奥行を大きくでき
ず、従つてその巾は非常に小さくせざるを得な
い。それ故、鉛板とアルミ板又は木材を多数重ね
る必要があり、1次X線に対するX線グリツドの
開孔率を維持するために、非常に薄いものとしな
ければならない。従つて、鉛板の散乱X線除去効
果も限定される。このようなことから、X線グリ
ツドによる被写体よりの散乱X線の除去効果は、
可成り不満足なものである。尚、第1図中、11
はX線源例えばX線管である。
そこで第2図に示すような走査スリツトシステ
ムが用いられている。本システムは、被写体23
の前後にX線を通すスリツト22a,24aを有
するスリツト走査板22,24がお互いに同期し
て被写体23を上下方向に走査することによりX
線源例えばX線管21から発生したX線からフア
ンビーム26を形成し、フアンビーム26で被写
体23を走査する。被写体23の後にあるスリツ
ト走査板24は、フアンビーム26の通過する所
だけ開孔するように調節してあるので、被写体2
3を透過した1次X線のみが受像面25に達す
る。被写体23で散乱されたX線27は、1次X
線と平行にならないのでスリツト走査板24の開
孔してない所に当り、受像面15に達しない。従
つてコントラストが非常に良くなる。しかもX線
グリツドを使用した場合のように1次透過X線を
減衰させないので、トータル感度が良く、被写体
23の被曝が低減されるという利点もある。しか
し、このシステム(第2図)は機構的に非常に難
かしく、又、X線管21の負荷が非常に大きくな
るという欠点がある。
即ち、被写体23の前と後の2つのスリツト走
査板22,24を、完全に同期させ走査させなけ
ればならない。特に被写体23の後のスリツト走
査板24は、被写体の撮影部分より大きい部分を
走査しなければならないので、スリツト24aが
大きくなり、しかもスリツト開孔以外で完全にX
線を遮断するため、厚い鉛板を張る必要があり、
可成り重くなる。又、スリツト24aの走査によ
つて被写体23に危害を加えないようカバー等で
保護しなければならないので、可成り大きなもの
となり、被写体23の前のスリツト走査板22と
完全に同期して走査するには、可成り大掛りな機
構を必要とする。又、スリツト走査板で走査して
X線撮影するため、X線管21のX線曝射時間は
第1図のようにX線グリツド14を使用する場合
に比べ大巾に長くなり、X線管21の負荷が大き
くなる。従つて、焦点の大きいX線管を使用しな
ければならない。所がスリツト走査板24のため
に被写体23と受像面25の間に可成の間隙が必
要となり、X線管21の焦点が大きいのでX線透
過像がボケる。
この発明は、上記従来の欠点を除去したX線撮
影装置を提供することを目的とする。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を詳
細に説明する。この発明のX線撮影装置は第3図
に示すように構成され、X線源例えばX線管3
1、X線を通すスリツト32aを有するスリツト
走査板32、被写体34、イメージ管35、撮像
管を有するテレビカメラ37が所定間隔で同軸上
に配設されている。更に前記テレビカメラ37は
記憶演算処理装置であるデータ処理装置38に接
続され、このデータ処理装置38は表示器例えば
受像機39に接続されると共にスリツトの位置信
号発生器33に接続され、この位置信号発生器3
3は前記スリツト走査板32に接続されている。
さて動作時には、スリツト走査板32のスリツ
ト32aによりX線管31より発生したX線から
X線フアンビーム36を形成し、このフアンビー
ム36は被写体34を透過して受像面であるイメ
ージ管35の入力面に到達する。そして被写体3
4と受像面の間に散乱X線を除去するスリツト走
査板がないので、散乱X線と一次透過X線像の両
方がイメージ管35に入り、イメージ管35に第
4図aのような像が得られる。この像のAA′断面
の輝度分布は第4図bのようになる。輝度分布の
中心部41は一次透過X線によるもので必要とす
る像であり、周辺部42は散乱X線によるもので
不必要なもので、これがコントラストを低下させ
る。そこで、この第4図aの像をテレビカメラ3
7で撮像し、データー処理装置38に送る。デー
ター処理装置38では、スリツト走査板32より
スリツトの位置信号発生器33でスリツト走査板
32の走査位置をデーター処理装置38に送る。
このデーター処理装置38でスリツト位置に対応
する1次透過X線の位置を検出し、その位置に相
当するテレビ像のみを取り出すことにより、第4
図bの中心部41に相当する像即ち第4図cに相
当するものが取り出され、第4図aから散乱X線
を除去した第4図dが得られ、被写体34の後に
対応したスリツト走査板を配置して散乱X線を除
去したと同じ効果が得られる。更にスリツト走査
板32の走査位置に対応するテレビ像上の位置
は、本装置で被写体34をはずした状態でX線ビ
ームを走査し、走査位置信号に対する像位置をデ
ータ処理装置38に記録させ、この記録を読み出
し使用することにより容易にスリツト走査板32
と同期を取ることができる。又、このようにして
像位置を決めることにより、受像面にイメージ管
35のように幾学的な歪を有する素子を使つても
走査スリツトと同期を取ることができ、スリツト
の走査機構が大巾に簡略化される。又、X線ビー
ムスキヤンを機械的走査でなく電子的走査のよう
に必ずしもリニアーな走査でなくても容易に同期
できる。又、被写体34と受像面であるイメージ
管35の間に走査スリツトがないので、この間隙
を狭くすることができ、X線拡大による像のボケ
が減少し鮮鋭な像が得られる。
次に、この発明のX線撮影装置におけるX線の
曝射のタイミングおよび画像の記録の仕方の例に
ついて述べる。即ち、X線パルスは垂直方向の帰
線期間に第5図aのように曝射する。この曝射に
よるX線フアンビームによる像がテレビカメラ3
7の撮像面に記録され、これを次のフイールドで
読み出すと、第5図bのような信号が得られる。
この信号はフイールド毎にスリツト走査板をフア
ンビームの巾sに相当するだけ移動させることに
より、b図のように得られる。これらの信号を各
フイールド毎にデーター処理装置38で前述のよ
うに散乱X線の影響を除去すると、cのような信
号が得られる。この信号を順次1枚のフイールド
メモリーに記録すると、d図のように連結したイ
メージ像が記録される。この場合、c図の信号を
フイールド間で完全に過不足がないように走査ス
リツトと走査スピード、フイールド間隙を調整す
ることは非常に難かしい。そこで、各フイールド
の像が若干重複するように走査スリツト巾を若干
巾広くして、メモリーに記録するときに、お互い
に重なる像の端の信号については、重複して記録
しないようにするか、両方重ねてその1/2を記録
する等の処理をすることにより、この困難を解消
することができる。又、X線スリツトを散乱X線
の影響が無視できる間隙に複数設けることによ
り、走査時間を短縮することができる。
次に、この発明の他の実施例について述べる。
一般にX線透過像は骨や各種の臓器等の重なつた
像のため、非常に見ずらいものである。従つて、
コントラストを良くすると同時に、例えば胸部の
像から骨を分離した像が見られると非常に都合が
良い。そこで骨と筋肉ではX線の線質により若干
減衰率が異なることを利用して、高い線質のX線
の透過像と低い線質のX線の透過像の間で演算処
理することにより、骨の部分を除去した像の形成
が行なわれる。このようなX線像の作成誤差に
は、散乱X線の影響が非常に大きいので、この本
発明の応用効果の大きい分野である。第6図およ
び第7図にその例を説明する。先ず第6図につき
述べると、第3図の走査スリツト32を静止させ
て、第6図のaのようにX線線質YのX線パルス
Yを曝射し、bのようにテレビカメラ37出力信
号S(Y1)を得る。これをデーター処理装置38
で散乱X線の影響を除去して第6図cのようにI
(Y1)を得る。次にX線線質ZのX線パルスZ1
曝射して同じくI(Z1)を得る。このI(Y1)と
I(Z1)をデーター処理装置38で演算処理して
例えば骨の部分のデーターを除去し、第6図dの
ように信号J1(Y1Z1)を得る。これを第6図eの
ようにメモリーの所定の位置に記録する。次にX
線スリツト32の位置を移動させて、同じくX線
パルスY2を曝射し同じくI(Y2)を得、次にX線
パルスZ2を曝射しI(Z2)を得、これよりJ(Y2
Z2)を得てこれをメモリーに記録する。このよう
にして順次記録することにより像を完成する。
次に第7図の例について説明する。第6図の例
では、同じスリツト位置でX線を2度曝射しなけ
ればならないのでスリツト走査板をその都度停止
しなければならない。従つて制御機構が可成り複
雑となり、あまり短かい間隙では制御できないの
で時間がかかる。そこで第7図は、スリツト走査
板を停止させず撮影する例である。第3図のスリ
ツト走査板32の走査速度に対してX線パルスの
巾は充分小さいものを使用し、第7図aのように
X線線質YのX線パルスY1によりテレビカメラ
37の出力信号S(Y1)が得られる。これよりデ
ーター処理装置38で散乱X線の影響を除去し
て、第7図cのI(Y1)が得られる。スリツト走
査板32の走査速度をテレビカメラの1フイール
ドの期間に、スリツト32aのスリツト巾の1/2
移動するように設定しておく。次にX線線質Zの
X線パルスZ1により同様にしてI(Z1)が得られ
る。そこでI(Y1)の後半とI(Z1)の前半は被
写体の同じ位置の像であるので、それぞれ演算処
理してJ(Y1,Z1)を得る。このようにして次に
J(Y2,Z1)と順次出力を得て、第7図eのよう
に順次メモリーに記録することにより像を完成す
る。
この発明のX線撮影装置は上記説明および図示
のように構成されているので、複雑で困難な機構
を用いないので、優れた性能が得られる。即ち、
感度大にして解像度が優れ、而も被曝量が少な
い。
尚、上記イメージ管35の代りに、スリツト3
2aと直交する方向に長いセンサを並べて、各々
から出力を取り出すようにしてもよい。
以上説明したようにこの発明によれば、工業的
価値大なるX線撮影装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来最もよく用いられるX線撮影装置
を示す構成図、第2図は一部に用いられている散
乱X線の除去効果の大きいX線スリツトを用いた
従来のX線撮影装置を示す構成図、第3図はこの
発明の一実施例に係るX線撮影装置を示す構成
図、第4図、第5図はこの発明の装置における動
作の説明図、第6図、第7図はこの発明の他の実
施例の説明図である。 11,21,31……X線管、22a,32a
……スリツト、22,32……スリツト走査板、
13,23,34……被写体、24a……スリツ
ト、24……スリツト走査板、14……X線グリ
ツド、15,25……受像面、35……イメージ
管、37……テレビカメラ、38……データ処理
装置、39……受像機、33……X線スリツト位
置信号発生器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 X線源、X線を通すスリツトを有するスリツ
    ト走査板、イメージ管、撮像・記憶・演算装置、
    表示器を順次所定間隔で配列し、且つ前記スリツ
    ト走査板と前記演算装置との間に位置信号発生器
    を接続してなり、前記スリツト走査板と前記イメ
    ージ管との間に被写体を配置し、前記スリツト走
    査板によりX線フアンビームを形成し前記被写体
    を透過させて得た散乱X線と1次透過X線を前記
    イメージ管を介して前記撮像・記憶・演算装置に
    送り、更に前記位置信号発生器で前記スリツト走
    査板の走査位置を前記演算装置に送り、この演算
    装置でスリツト位置に対応する1次透過X線の位
    置を検出し、その位置に相当する像のみを取出す
    ことを特徴とするX線撮影装置。 2 撮像の各フイールド毎にそのフイールド期間
    により充分小さい期間、前記スリツトにより形成
    されたX線フアンビームを曝射し、そのX線フア
    ンビームの1次線の幅および位置に相当する部分
    のみ信号を取り出し記録することを、X線フアン
    ビームの走査に従つて順次繰り返し、連続した2
    次元透過像を得る特許請求の範囲第1項記載のX
    線撮影装置。 3 複数のX線フアンビームを用いる特許請求の
    範囲第1項記載のX線撮影装置。 4 隣接するフイールドで線質の異なるX線フア
    ンビームにより得られた被写体の同じ部分のX線
    透過像のフイールド間の各画素間に演算処理を行
    つて各画素を構成する特許請求の範囲第1項記載
    のX線撮影装置。
JP56168961A 1981-10-22 1981-10-22 X線撮影装置 Granted JPS5869532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56168961A JPS5869532A (ja) 1981-10-22 1981-10-22 X線撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56168961A JPS5869532A (ja) 1981-10-22 1981-10-22 X線撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5869532A JPS5869532A (ja) 1983-04-25
JPH04436B2 true JPH04436B2 (ja) 1992-01-07

Family

ID=15877762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56168961A Granted JPS5869532A (ja) 1981-10-22 1981-10-22 X線撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5869532A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60111637A (ja) * 1983-11-22 1985-06-18 株式会社東芝 X線診断装置
JPS6454506U (ja) * 1987-09-30 1989-04-04

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618842A (en) * 1979-07-23 1981-02-23 Tokyo Shibaura Electric Co Xxray device for diagnosis

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618842A (en) * 1979-07-23 1981-02-23 Tokyo Shibaura Electric Co Xxray device for diagnosis

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5869532A (ja) 1983-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0153750B1 (en) Radiographic method and apparatus
JP3441578B2 (ja) 歯科用パノラマx線撮影装置
US4730350A (en) Method and apparatus for scanning X-ray tomography
JPH05500174A (ja) デジタルパノラマx線画像生成装置及び方法
JPH02237277A (ja) X線診断装置
JP2000116648A (ja) 散乱防止グリッドを有するx線撮影のための方法および装置
JP2754068B2 (ja) 放射線画像信号生成方法および放射線画像読取装置
JP2000102529A (ja) 放射線撮像装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JPH04436B2 (ja)
JP3257270B2 (ja) 撮像装置
JP2689176B2 (ja) 断層撮影画像処理装置
JP2741236B2 (ja) 放射線撮影装置の露出補償装置
US4829182A (en) X-ray image-processing apparatus
JP4306021B2 (ja) X線撮影装置
JPS60103876A (ja) ディジタル放射線像撮影装置
JP2952428B2 (ja) 放射線画像のエネルギーサブトラクション方法および装置
JP3079314B2 (ja) 放射線撮像装置
JPS6253636A (ja) 撮像装置
JP2631032B2 (ja) 放射線画像のエネルギーサブトラクション方法および装置
JPS6246172B2 (ja)
JPH0746584A (ja) X線撮影装置
JP2008154600A (ja) 放射線撮影装置
JPH02275582A (ja) 放射線画像のエネルギーサブトラクション方法および装置
JPS63168153A (ja) デイジタル断層撮影装置
JPH0628658B2 (ja) X線診断装置