JPH0441058Y2 - - Google Patents

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JPH0441058Y2
JPH0441058Y2 JP1192187U JP1192187U JPH0441058Y2 JP H0441058 Y2 JPH0441058 Y2 JP H0441058Y2 JP 1192187 U JP1192187 U JP 1192187U JP 1192187 U JP1192187 U JP 1192187U JP H0441058 Y2 JPH0441058 Y2 JP H0441058Y2
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notch
holding
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、温泉たまごのような脆弱性ボール
状物品を包装するための容器に関する。
従来の技術とその問題点 上記のような物品の容器としては、袋が知られ
ている。そして、物品は袋に入れられた状態で売
られているが、この状態では袋に入れられた物品
が割れ易いし、安ぽい感を与えるために、物品を
高く売ることができなかつた。
この考案の目的は、上記物品を割れ難く、高級
感を与えるなど、付加価値を高めて高く売ること
ができるように包装する容器を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 この考案による脆弱性ボール状物品の包装容器
は、物品保持枠と、物品保持枠をその上下には隙
間は無いが、その周囲には緩衝用隙間が有る状態
で収容しうる大きさを有する外装箱とよりなり、
物品保持枠の隣接する2つの側壁にこれらにまた
がつて第1〜第3切込みが下から順次形成され、
第1切込みは、同両側壁の稜線を頂とする山形状
をなし、第2および第3切込みは、水平状をな
し、第1切込みの両端が同稜線からそれぞれ隔て
る距離は、第2切込みの両端が同稜線からそれぞ
れ隔てる距離より小さくなされ、第1および第2
切込みにより挾まれている部分が、同両切込みの
相対する端部同士を結ぶ直線にそつて折曲げられ
て内方に突出させられることにより、その内方突
出部の外側面が斜め上向きとなされて、その外側
面の一部と、第1切込みより下方の部分の上縁の
一部とが、物品の下部を挾んだ状態で物品を受け
る物品受け部となされ、第3切込みより上方の部
分が、同切込みの両端より上向きにのびた直線に
そつて折曲げられて内方に突出させられることに
より、その内方突出部の下縁の一部が、物品の上
部を押える物品押え部となされ、外装箱の4つの
側壁と底壁に、同側壁のそれぞれと底壁にまたが
つて2つの切込みが形成され、2つの切込みによ
り挾まれている部分が、同両切込みの相対する端
部同士を結ぶ直線にそつて折曲げられて内方に突
出させられることにより、その内方突出部が保持
枠の側壁下端に当接する隙間保持部となされ、同
4つの側壁の相対する2組のもののうち、少なく
とも1組のものと頂壁に、同側壁のそれぞれと頂
壁にまたがつて2つの切込みが形成され、2つの
切込みにより挾まれている部分が、同両切込みの
相対する端部同士を結ぶ直線にそつて折曲げられ
て内方に突出させられることにより、その内方突
出部が保持枠の側壁上端に当接する隙間保持部と
なされているものである。
実施例 この考案の実施例を図面を参照してつぎに説明
する。
以下の説明において、前後とは、第1図および
第7図を基準として、同図における右斜め下方に
向かう方向を前、これと反対側を後、左右とは後
に向かつていうものとする。
包装容器は、第1図に示すように、物品保持枠
11と、これの外装箱12とよりなる。物品保持
枠11には、卵である長円形の2つの物品Cが縦
長で横に並んだ状態に保持されている。保持枠1
1は外装箱12に収容されており、その状態で保
持枠11の上下には隙間は無いが、その周囲には
緩衝用隙間13が存在している。
保持枠11は、第4図に示す帯状の段ボール紙
の両端部を接合して筒状とし、これの所要部分を
折り曲げることにより枠状に形成されたものであ
つて、前側壁21、後側壁22、左側壁23およ
び右側壁24よりなる。前側壁21と左側壁23
に、これらにまたがつて第1〜第3切込み25〜
27が下から順次形成されている。第1切込み2
5は、同両側壁21,23の稜線を頂とする山形
状をなし、第2および第3切込み26,27は水
平状をなしている。第1切込み25の両端が同稜
線からそれぞれ隔てる距離は、第2切込み26の
両端が同稜線からそれぞれ隔てる距離より小さ
く、前者の距離と、第3切込み27の両端が同稜
線からそれぞれ隔てる距離とほぼ等しくなつてい
る。そして、第1および第2切込み25,26に
より挾まれている部分が、同両切込み25,26
の相対する端部同士を結ぶ直線28,29にそつ
て折り曲げられ内方に突出させられることによ
り、その内方突出部の外側面30が斜め上向きと
なされ、その外側面30の一部と、第1切込み2
5より下方の部分の上縁31の一部とが、物品C
の下部を挾んだ状態で物品Cを受ける物品受け部
32となされている(第3図参照)。一方、第3
切込み27より上方の部分が、同切込み27の両
端より上向きにのびた直線35,36にそつて折
曲げられて内方に突出させられることにより、そ
の内方突出部の下縁33の一部が、物品Cの上部
に内側から係合する物品押え部34となされてい
る(第3図参照)。
なお、後側壁22と右側壁24にも上述と同様
の切込み25〜27が形成されて内方突出部が形
成されているが、その説明は省略する。
外装箱12は、第6図に示す組立前のものの所
要部分を折り曲げることにより、最終的に第1図
に示す直方体状のものに組立てられたものであ
る。すなわち、組立前の外装箱12は、前後およ
び左右の側板41,42および43,44と、後
側板42の下縁につらなる底板45と、底板45
の先端につらなる下差し込み板46と、左右の側
板43,44の下縁につらなる左右の下重合板4
7,48と、後板42の上縁につらなる頂板49
と、頂板49の先端につらなる上差し込み板50
と、左右の側板43,44の上縁につらなる左右
の上重合板51,52とからなり、これの組立
は、下および上重合板47,48および51,5
2を先に折り曲げておいて、その上に重なり合う
ように底板45および頂板49を折り曲げ、そし
て下および上差し込み板46および50を前側板
41の内側に差し込むことになる。そして、こう
して組立てられた外装箱12は、前側板51およ
び上下の差し込み板46,50よりなる一部が二
重壁の前側壁61と、後側板42、左側板43お
よび右側板44のみよりなる全体が一重壁の後側
壁62、左側壁63および右側壁64と、底板4
5および下重合板47,48よりなる概ね全体が
二重壁の底壁65と、頂板49および上重合板5
1,52よりなる概ね全体が二重壁の頂壁68と
からなる。そして、左側板43と左下重合板47
に、両者にまたがつて2つの切込み67が形成さ
れ、2つの切込み67により挾まれている部分
が、同両切込み67の相対する端部同士を結ぶ直
線70にそつて折曲げられ内方に突出させられる
ことにより、その内方突出部が保持枠11の左側
壁23下端に当接した下側の隙間保持部68とな
されている。この下側の隙間保持部68は、上述
の部分以外に、右側板44と右下重合板48、後
側板42と底板45および底板45と下差し込み
板46の4ケ所に形成されている。また、下側の
隙間保持部68と同様な上側の隙間保持部69が
左側板43と左上重合板51および右側板44と
右上重合板52の2ケ所に形成されている。
第7図から第9図は、他の実施例を示す。この
実施例による包装容器は、上述の実施例のものと
同様に、物品保持枠71と、これの外装箱72と
からなる。この物品保持枠71には、4つの物品
Cが保持されるようになつており、その物品Cを
1つずつ保持するための構造は上述の実施例と同
じである。また、保持枠71の周囲には隙間73
が有る。外装箱72は、第8図に示す所定形状に
裁断されブランクを、第9図に示す過程を経て、
最終的に第7図に示す直方体状で組み立てられた
ものである。なお、第8図および第9図では、同
図の左斜め下を向く方向が前である。ブランク
は、前後および左右の側板81,82および8
3、84と、これらの4つの側板81〜84で取
囲まれている底板85と、前側板81の上縁につ
らなる内頂板86と、後側板82の上縁につらな
る外頂板87と、左右の側板83,84の前後両
縁にそれぞれつらなる左右の側重合板88,89
と、左右の側板83,84の上縁にそれぞれつら
なる左右の上重合板90,91とからなる。内頂
板86には差し込み溝92が設けられるととも
に、外頂板87には突出状差し込み部93が設け
られている。ブランクの組立て方はつぎのとおり
である。、まず、左右の側重合板88,89が前
後側板81,82の内側にくるように各側板81
〜84を折り曲げて各側板81〜84を全体とし
て各筒状とする。つぎに、上重合板90,91を
内向きに折り曲げ、その上に重なり合うように内
頂板86を折り曲げ、さらに両重合板90,91
および内頂板86の上に重なり合うように外頂板
87を折り曲げる。そして、最後に差し込み部9
3を折り曲げて差し込み溝92に差し込む。この
ようにして組立てられた外装箱72は、前側板8
1および左右の側重合板88,89よりなる一部
が2重壁の前側壁101と、後側板82および左
右の側重合板88,89よりなる一部が2重壁の
後側壁102と、左右の側板83,84のみより
なる一重壁の左右側壁103,104と、底板8
5よりのみなる一重壁の底壁105と、内外の頂
板86,87および左右の上重合板90,91よ
りなる一部が四重壁の頂壁106とよりなる。そ
して、上記実施例と同様の下側の隙間保持部10
8が4つの側板81〜84と底板85に、同側板
81〜84のそれぞれと底板85にまたがつて形
成され、上側の隙間保持部109が左右の側板8
3,84と上重合板90,91に、それらの隣接
するもの同士にまたがつて形成されている。
考案の効果 この考案によれば、物品を保持枠で保持し、こ
れを外装箱で包装するようにしているから、物品
を袋に入れるだけの場合と比較して、物品に高級
感が付与される。
また、保持枠に保持された物品は、その下から
受け部により、その上から押え部により保持され
ているから、物品が上下方向に移動することもも
なく、受け部は物品の下部を挾んだ状態となつて
いるから、物品が水平方向に移動することが無
い。
さらに、物品受け部および押え部は保持枠の側
壁に切り込みを入れ、折り曲げることにより形成
されたものであるから、保持枠自体が緩衝材とし
ての機能を果す上に、保持枠の周囲には緩衝用隙
間が有るから、包装容器の衝撃が加わつたとして
も、物品が割れることが無い。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は破截
断面を含む斜視図、第2図は物品保持枠の斜視
図、第3図は第2図の−線にそう断面図、第
4図および第5図はそれぞれ物品保持枠の製造過
程を示す説明図、第6図は外装箱の組立前の斜視
図、第7図は他の実施例を示す第1図相当の斜視
図、第8図および第9図はそれぞれ他の実施例に
よる外装箱の製造過程を示す説明図である。 11,71……保持枠、12,72……外装
箱、13,73……隙間、21〜24……側壁、
25〜27……切込み、28,29……直線、3
0……外側面、31……上縁、32……受け部、
33……下縁、34……押え部、35,36……
直線、61〜64,101〜104……側壁、6
5,105……底壁、66,106……頂壁、6
7……切込み、68,69,108,109……
隙間保持部、70……直線、C……物品。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 物品保持枠11,71と、物品保持枠11,7
    1をその上下には隙間は無いが、その周囲には緩
    衝用隙間13,73が有る状態で収容しうる大き
    さを有する外装箱12,72とよりなり、 物品保持枠11,71の隣接する2つの側壁2
    1〜24にこれらにまたがつて第1〜第3切込み
    25〜27が下から順次形成され、第1切込み2
    5は、同両側壁21〜24の稜線を頂とする山形
    状をなし、第2および第3切込み26,27は、
    水平状をなし、第1切込み25の両端が同稜線か
    らそれぞれ隔てる距離は、第2切込み26の両端
    が同稜線からそれぞれ隔てる距離より小さくなさ
    れ、第1および第2切込み25,26により挾ま
    れている部分が、同両切込み25,26の相対す
    る端部同士を結ぶ直線28,29にそつて折曲げ
    られて内方に突出させられることにより、その内
    方突出部の外側面30が斜め上向きとなされて、
    その外側面30の一部と、第1切込み25より下
    方の部分の上縁31の一部とが、物品Cの下部を
    挾んだ状態で物品Cを受ける物品受け部32とな
    され、第3切込み27より上方の部分が、同切込
    み27の両端より上向きにのびた直線35,36
    にそつて折曲げられて内方に突出させられること
    により、その内方突出部の下縁33の一部が、物
    品Cの上部を押える物品押え部34となされ、 外装箱12,72の4つの側壁61〜64,1
    01〜104と底壁65,105に、同側壁61
    〜64,101〜104のそれぞれと底壁65,
    105にまたがつて2つの切込み67が形成さ
    れ、2つの切込み67により挾まれている部分
    が、同両切込み67の相対する端部同士を結ぶ直
    線70にそつて折曲げられて内方に突出させられ
    ることにより、その内方突出部が保持枠11,7
    1の側壁21〜24下端に当接する隙間保持部6
    8,108となされ、同4つの側壁61〜64,
    101〜104の相対する2組のもののうち、少
    なくとも1組のものと頂壁66,106に、同側
    壁61〜64,101〜104のそれぞれと頂壁
    66,106にまたがつて2つの切込み67が形
    成され、2つの切込み67により挾まれている部
    分が、同両切込み67の相対する端部同士を結ぶ
    直線70にそつて折曲げられて内方に突出させら
    れることにより、その内方突出部が保持枠11,
    71の側壁21〜24上端に当接する隙間保持部
    69,109となされている、 脆弱性ボール状物品の包装容器。
JP1192187U 1987-01-29 1987-01-29 Expired JPH0441058Y2 (ja)

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