JPH035549Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH035549Y2 JPH035549Y2 JP1986026671U JP2667186U JPH035549Y2 JP H035549 Y2 JPH035549 Y2 JP H035549Y2 JP 1986026671 U JP1986026671 U JP 1986026671U JP 2667186 U JP2667186 U JP 2667186U JP H035549 Y2 JPH035549 Y2 JP H035549Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- packaging box
- divided
- partition plate
- locking piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims description 28
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 27
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cartons (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は段ボールを用いた包装箱に関するもの
であり、特に輸送・保管時には１箇の包装箱とし
て使用し、販売店等で必要に応じてこれを分割し
て２箇の包装箱として使用できる、所謂小分け包
装箱に係るものである。
であり、特に輸送・保管時には１箇の包装箱とし
て使用し、販売店等で必要に応じてこれを分割し
て２箇の包装箱として使用できる、所謂小分け包
装箱に係るものである。
［従来技術とその問題点］
従来から段ボール包装箱を分割して２箇の包装
箱として使用する例は、例えば実開昭58−180117
号公報および同59−136424号公報等に開示されて
いる。前者は、物品の収納と箱の組立てとを同時
に行う方式である上に、組立後に箱本体となる部
材が帯状台紙で構成されているため、予め完成状
態の箱に物品を収納した後に、これを分割できる
という利便性に欠け、その上、箱の組立てに当つ
ても前記妻板部分の四辺に対し台紙部分から延長
させた止着片を各別に貼着しなければ箱が完成さ
れないという不具合を免れなかつた。
箱として使用する例は、例えば実開昭58−180117
号公報および同59−136424号公報等に開示されて
いる。前者は、物品の収納と箱の組立てとを同時
に行う方式である上に、組立後に箱本体となる部
材が帯状台紙で構成されているため、予め完成状
態の箱に物品を収納した後に、これを分割できる
という利便性に欠け、その上、箱の組立てに当つ
ても前記妻板部分の四辺に対し台紙部分から延長
させた止着片を各別に貼着しなければ箱が完成さ
れないという不具合を免れなかつた。
一方、後者は、外フラツプを予め分割して形成
させた１箇の箱内に、２枚重ねとした仕切板を組
み込み、かつこの仕切板の上下両辺には分割後に
同じく外フラツプとして使用する蓋板を形成させ
ておいて、分割時には２枚重ねとした仕切板の間
に位置する箱の側面を小刀を用いて切り離すとい
う構成の箱である。このように後者の分割包装箱
にあつては、切り離しに刃物を必要とし、比較的
厚手の段ボール箱を切り離すとなると、作業が面
倒であるばかりでなく、分割後の箱の美粧性を損
なうという欠点もあつた。
させた１箇の箱内に、２枚重ねとした仕切板を組
み込み、かつこの仕切板の上下両辺には分割後に
同じく外フラツプとして使用する蓋板を形成させ
ておいて、分割時には２枚重ねとした仕切板の間
に位置する箱の側面を小刀を用いて切り離すとい
う構成の箱である。このように後者の分割包装箱
にあつては、切り離しに刃物を必要とし、比較的
厚手の段ボール箱を切り離すとなると、作業が面
倒であるばかりでなく、分割後の箱の美粧性を損
なうという欠点もあつた。
［問題点を解決するための手段］
ここにおいて本考案は、前記従来型の分割包装
箱に免れない不具合を解消させるために、次のよ
うな手段を講じたものである。すなわち、相対す
る箱の２側面と、該側面に連なる外フラツプとに
カツトテープ、切線等による分割手段を設けた段
ボール包装箱において、前記分割手段を設けた個
所に、ミシン目状切線を介して左右に連接した２
枚の仕切板を二つ折りにして箱内に組み込むと共
に、前記２枚の仕切板の両端縁には、それぞれ係
止片を延長させ、かつ該係止片の上辺または下辺
のうちの少なくとも一方の辺に、前記包装箱の高
さ寸法よりも若干高くした凸状部を形成させ、さ
らに、前記係止片を左右に開いてＨ字状仕切板と
して前記包装箱内に挿入載置するようにした分割
段ボール包装箱としたものである。本考案によれ
ば、段ボール箱の両側板とこれに連接する外フラ
ツプの中央に施したカツトテープ又はジツパー等
によつて箱を左右に２分割できると同時に、分割
によつて生じた分割側面には、元の箱に固定され
た状態の仕切板が側板としての機能を発揮して、
分割後にも完全な箱体が得られるのである。
箱に免れない不具合を解消させるために、次のよ
うな手段を講じたものである。すなわち、相対す
る箱の２側面と、該側面に連なる外フラツプとに
カツトテープ、切線等による分割手段を設けた段
ボール包装箱において、前記分割手段を設けた個
所に、ミシン目状切線を介して左右に連接した２
枚の仕切板を二つ折りにして箱内に組み込むと共
に、前記２枚の仕切板の両端縁には、それぞれ係
止片を延長させ、かつ該係止片の上辺または下辺
のうちの少なくとも一方の辺に、前記包装箱の高
さ寸法よりも若干高くした凸状部を形成させ、さ
らに、前記係止片を左右に開いてＨ字状仕切板と
して前記包装箱内に挿入載置するようにした分割
段ボール包装箱としたものである。本考案によれ
ば、段ボール箱の両側板とこれに連接する外フラ
ツプの中央に施したカツトテープ又はジツパー等
によつて箱を左右に２分割できると同時に、分割
によつて生じた分割側面には、元の箱に固定され
た状態の仕切板が側板としての機能を発揮して、
分割後にも完全な箱体が得られるのである。
以下、本考案につき図示の実施例に基づいて具
体的に説明する。第１図は、Ａ−１型段ボール包
装箱（以下単に包装箱という）の展開図であり、
側板１，２とこれに連接する外フラツプ３，３，
４，４の略中央に切線により通称ジツパーと称さ
れる分割手段５，５を施こす。第２図は、本考案
によるＨ字状仕切板の展開図であり、矩形状の段
ボールシートをミシン目状切線６と折線７，７と
で仕切板８，８と係止片９，９とに区画形成する
と共に、係止片９，９をミシン目状切線６を延長
した凹凸状切線１０，１０によつて分割する。こ
の際、仕切板８，８の高さH′は包装箱の高さＨ
と略同じくなるようにすると共に、それぞれの係
止片９の上辺には凹凸状切線１０により凸状部９
ａが形成されるようになし、かつこの凸状部９ａ
の高さを、第２図で示す如く仕切板８の高さ
H′より若干高く、すなわち、αだけ高くするよ
うになす。
体的に説明する。第１図は、Ａ−１型段ボール包
装箱（以下単に包装箱という）の展開図であり、
側板１，２とこれに連接する外フラツプ３，３，
４，４の略中央に切線により通称ジツパーと称さ
れる分割手段５，５を施こす。第２図は、本考案
によるＨ字状仕切板の展開図であり、矩形状の段
ボールシートをミシン目状切線６と折線７，７と
で仕切板８，８と係止片９，９とに区画形成する
と共に、係止片９，９をミシン目状切線６を延長
した凹凸状切線１０，１０によつて分割する。こ
の際、仕切板８，８の高さH′は包装箱の高さＨ
と略同じくなるようにすると共に、それぞれの係
止片９の上辺には凹凸状切線１０により凸状部９
ａが形成されるようになし、かつこの凸状部９ａ
の高さを、第２図で示す如く仕切板８の高さ
H′より若干高く、すなわち、αだけ高くするよ
うになす。
前記包装箱を組立てるに当つては、第３図に示
す如く上記Ｈ字状仕切板を、ミシン目状切線６を
介して二つ折りとし、更に各係止片９を左右に開
かせてＨ字状とした状態で、分割手段５の上に挿
入載置する。このようにしてから、箱内に物品を
収納した後、各外フラツプで天面を閉鎖封緘する
と、本考案の分割包装箱が完成する。
す如く上記Ｈ字状仕切板を、ミシン目状切線６を
介して二つ折りとし、更に各係止片９を左右に開
かせてＨ字状とした状態で、分割手段５の上に挿
入載置する。このようにしてから、箱内に物品を
収納した後、各外フラツプで天面を閉鎖封緘する
と、本考案の分割包装箱が完成する。
更に、これを分割して２個の包装箱として使用
する場合には、先ず分割手段５によつて包装箱を
切り離す。すなわち、前記２枚の仕切板８の部分
をミシン目状切線６によつて分断するもので、こ
の部分が切り離されると、第４図に示す如く前記
仕切板８は、箱の分割面において、分割後の箱の
側板として機能するようになる。
する場合には、先ず分割手段５によつて包装箱を
切り離す。すなわち、前記２枚の仕切板８の部分
をミシン目状切線６によつて分断するもので、こ
の部分が切り離されると、第４図に示す如く前記
仕切板８は、箱の分割面において、分割後の箱の
側板として機能するようになる。
この場合、前記仕切板８に連接する係止片９の
凸状部９ａは、前述のように箱の高さＨよりもα
分だけ、若干高く形成されているため、このαの
部分が第５図に示すように包装箱の外フラツプ３
または４に喰込んで固定される。すなわち、前記
α分が外フラツプにより上から押え込まれること
になるので、箱を分割した後に前記仕切板が側板
としての役割を果たす際に、該側板が第５図に矢
印で示すように、元の箱から抜け出す虞れがな
い。特に、箱内に収納されている物品が持ち運び
に際して内部で揺動すると、その衝撃が内側から
前記仕切板８に伝わることがあるが、かゝる場合
にあつても、該仕切板は前記係止片における箱の
高さのはみだし分αが外フラツプに喰い込み、な
いしは外フラツプで押さえ込まれているから、荷
扱いに当つても脱落の虞れがない。
凸状部９ａは、前述のように箱の高さＨよりもα
分だけ、若干高く形成されているため、このαの
部分が第５図に示すように包装箱の外フラツプ３
または４に喰込んで固定される。すなわち、前記
α分が外フラツプにより上から押え込まれること
になるので、箱を分割した後に前記仕切板が側板
としての役割を果たす際に、該側板が第５図に矢
印で示すように、元の箱から抜け出す虞れがな
い。特に、箱内に収納されている物品が持ち運び
に際して内部で揺動すると、その衝撃が内側から
前記仕切板８に伝わることがあるが、かゝる場合
にあつても、該仕切板は前記係止片における箱の
高さのはみだし分αが外フラツプに喰い込み、な
いしは外フラツプで押さえ込まれているから、荷
扱いに当つても脱落の虞れがない。
ちなみに、前記係止片９における凸状部は、本
実施例の如き凹凸状切線１０によらず、反対側の
下辺のみに形成してもよく、また、上下両端辺に
２個形成してもよい。なお、係止片９における段
ボールのフルート方向が第２図で示す如く垂直と
なるように形成されていると、この固定は非常に
強固なものとなる。
実施例の如き凹凸状切線１０によらず、反対側の
下辺のみに形成してもよく、また、上下両端辺に
２個形成してもよい。なお、係止片９における段
ボールのフルート方向が第２図で示す如く垂直と
なるように形成されていると、この固定は非常に
強固なものとなる。
［考案の効果］
上述の如く、本考案による分割段ボール包装箱
は、単に仕切板を挿入するだけで、分割して使用
し得る分割包装箱が得られるだけでなく、分割に
際しては、仕切板に形成させたミシン目状切線を
介して刃物を必要とせず、容易に分割し得る。ま
た、分割後に側板として機能する仕切板は、該仕
切板に取り付けた係止片の高さがα分だけ箱の高
さよりも若干高く形成されているので、この部分
が閉塞時に外フラツプに食い込み、ないしは外フ
ラツプで押さえ込まれて抜け出すことがない点
で、特有の効果を発揮する。
は、単に仕切板を挿入するだけで、分割して使用
し得る分割包装箱が得られるだけでなく、分割に
際しては、仕切板に形成させたミシン目状切線を
介して刃物を必要とせず、容易に分割し得る。ま
た、分割後に側板として機能する仕切板は、該仕
切板に取り付けた係止片の高さがα分だけ箱の高
さよりも若干高く形成されているので、この部分
が閉塞時に外フラツプに食い込み、ないしは外フ
ラツプで押さえ込まれて抜け出すことがない点
で、特有の効果を発揮する。
第１図は、本考案に使用するＡ−１型段ボール
包装箱の実施例を示す展開図、第２図は、本考案
に使用するＨ字状仕切板の実施例を示す説明展開
図、第３図は、本考案の第１図及び第２図で示す
実施例による使用過程を示す斜視図、第４図は、
同上使用状態を示す斜視図、第５図は分割後の包
装箱を示す縦断面図である。 １，２……側板、３，４……外フラツプ、５…
…分割手段、６……ミシン目状切線、８……仕切
板、９……係止片、１０……凹凸状切線。
包装箱の実施例を示す展開図、第２図は、本考案
に使用するＨ字状仕切板の実施例を示す説明展開
図、第３図は、本考案の第１図及び第２図で示す
実施例による使用過程を示す斜視図、第４図は、
同上使用状態を示す斜視図、第５図は分割後の包
装箱を示す縦断面図である。 １，２……側板、３，４……外フラツプ、５…
…分割手段、６……ミシン目状切線、８……仕切
板、９……係止片、１０……凹凸状切線。
Claims (1)
- 箱の相対する２側面と、これに連なる外フラツ
プとにカツトテープ、切線等による分割手段を設
けた段ボール包装箱において、前記分割手段を設
けた個所に、ミシン目状切線を介して左右に連接
する２枚の仕切板を二つ折りにして組み込むと共
に、前記２枚の仕切板の両端縁には、それぞれ係
止片を延長させ、かつ該係止片の上辺または下辺
のうちの少なくとも一方の辺に、前記包装箱の高
さ寸法よりもαだけ高くした凸状部を形成させ、
さらに、前記係止片を左右に開いてＨ字状仕切板
として前記包装箱内に挿入載置することを特徴と
する分割段ボール包装箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986026671U JPH035549Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986026671U JPH035549Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62139926U JPS62139926U (ja) | 1987-09-03 |
| JPH035549Y2 true JPH035549Y2 (ja) | 1991-02-13 |
Family
ID=30827970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986026671U Expired JPH035549Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH035549Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5928020B2 (ja) * | 1975-12-16 | 1984-07-10 | キヤノン株式会社 | ソウチホンタイトチヤクダツカノウナデンチケ−ス |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58180117U (ja) * | 1982-05-25 | 1983-12-01 | 三井物産株式会社 | 包装用箱体 |
| JPS5928020U (ja) * | 1982-08-17 | 1984-02-21 | 東罐興業株式会社 | 分割式包装箱 |
| JPS59136424U (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-12 | 日本紙業株式会社 | 紙器 |
-
1986
- 1986-02-27 JP JP1986026671U patent/JPH035549Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5928020B2 (ja) * | 1975-12-16 | 1984-07-10 | キヤノン株式会社 | ソウチホンタイトチヤクダツカノウナデンチケ−ス |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62139926U (ja) | 1987-09-03 |
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