JPH04349128A - 結晶成長方法 - Google Patents

結晶成長方法

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JPH04349128A
JPH04349128A JP15248891A JP15248891A JPH04349128A JP H04349128 A JPH04349128 A JP H04349128A JP 15248891 A JP15248891 A JP 15248891A JP 15248891 A JP15248891 A JP 15248891A JP H04349128 A JPH04349128 A JP H04349128A
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JP
Japan
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crucible
single crystal
layer
crystal
melt
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Pending
Application number
JP15248891A
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English (en)
Inventor
Toshinori Rokusha
六車 俊範
Hiroshi Fujita
浩史 藤田
Masahiko Okui
正彦 奥井
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体材料とし
て用いられるシリコン単結晶等の結晶を成長させる方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の結晶の成長方法としては
チョクラルスキー法 (CZ法) が広く用いられてい
る。 図5は従来のCZ法に用いられる結晶成長装置を示す模
式的縦断面図であり、11はチャンバ内に配設された坩
堝を示している。坩堝11は有底円筒状をなす石英製の
内層保持容器11aとこの内層保持容器11aの外側に
嵌合された黒鉛製の外層保持容器11bとから構成され
ており、坩堝11の外側には抵抗加熱式のヒータ12が
同心円筒状に配設されている。坩堝11にはヒータ12
により溶融させた原料の溶融液13が充填されており、
この溶融液13中に引上げ棒又はワイヤ等からなる引上
げ軸14にて吊り下げた種結晶15を浸し、これを回転
させつつ上方に引上げることにより、種結晶15の下端
に溶融液13を凝固させて単結晶16を成長せしめるよ
うになっている。
【0003】半導体単結晶をこの方法で成長させる場合
、単結晶16の電気抵抗率、電気伝導型を調整するため
に、引上げ前に溶融液13中に不純物元素を添加するこ
とが多い。ところが、添加した不純物は単結晶16の結
晶成長方向に偏析するという現象が生じ、その結果、結
晶成長方向に均一な電気的特性を有する単結晶16が得
られないという問題があった。この偏析は、溶融液13
と単結晶16との成長界面における単結晶16中の不純
物濃度CS と溶融液13中の不純物濃度CL との比
CS /CL 、即ち実効偏析係数Ke が1でないこ
とに起因する。例えばKe <1の場合には単結晶16
が成長するに伴って溶融液13中の不純物濃度が高くな
り、単結晶16に偏析が生じる。
【0004】このような偏析を抑制する方法として溶融
層法が知られている。図6は溶融層法に用いられる結晶
成長装置の模式的縦断面図である。溶融層法はヒータ1
2の制御によって坩堝11の下部に結晶用原料の固体層
18を、またその上方に結晶用原料の溶融液層17を共
存させ、溶融液層17中の不純物濃度を一定に保持した
状態で溶融液層17に種結晶15を浸し、これを引上げ
て単結晶16を成長せしめる方法である。溶融液層17
中の不純物濃度を一定に保持する方法として、溶融層厚
一定法及び溶融層厚変化法が提案されている。溶融層厚
一定法は、単結晶16の引上げに伴い固定層18を溶融
させて溶融液層17の層厚を一定に保持し、不純物を連
続的に添加して溶融液層17中の不純物濃度を一定に保
持する方法であり、特公昭34−8242 号、実開昭
61−150862 号、特公昭62−880号及び特
開昭63−252989 号公報等に開示されている。 また、溶融層厚変化法は単結晶16の成長に伴い坩堝1
1又はヒータ12を昇降させ、溶融液層17の層厚を変
化させることにより、単結晶16の引上げ中に不純物を
添加することなく溶融液層17中の不純物濃度を一定に
保持する方法であり、特開昭61−205691 号、
特開昭61−205692 号、特開昭61− 215
285号公報等に開示されている。
【0005】CZ法により引上げられた単結晶16中は
、上述の不純物元素の他に1017〜1018atom
s ・cm−3の酸素を含有している。単結晶16中の
酸素はウエハの機械的強度の増加又は重金属の汚染物質
を吸着するためのゲッタリング源として不可欠であり、
石英製の内層保持容器11aの一部が溶融液13に溶解
して酸素が溶出することにより供給される。図7は溶融
液13の対流による酸素輸送状態を示した模式図である
。溶出した酸素は図7に示した如く、熱対流a、単結晶
16の回転による強制対流b、坩堝11の回転による強
制対流c及び表面張力差により働くマランゴニ対流dに
より溶融液13全体に輸送される。このとき溶融液13
中の酸素濃度の制御は、坩堝11の回転及び単結晶16
の回転による対流制御、磁場をかけることによる対流制
御(電子材料、1987年9月p.111〜115)、
ヒータ12の加熱制御による熱対流及び酸素溶出量制御
等により行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した如き溶融層法
においては、坩堝11下部に固体層18が存在するため
、CZ法と比較して坩堝11と溶融液層17との接触面
積が少なく、引上げた単結晶16中に取り込まれる酸素
濃度が低いという問題があった。従って、CZ法により
成長させた単結晶16と比較して機械的強度が弱くなり
、重金属等の汚染物質がウエハの素子活性領域から除去
されず、ウエハ上に形成された素子の特性を低下させる
一因となっていた。本発明は斯かる事情に鑑みてなされ
たものであり、坩堝内に結晶用原料を充填するときに粉
状又は塊状のSiO2 を混入して溶融層法により結晶
を成長させることにより、単結晶に取り込まれる酸素濃
度を高くして単結晶の品質を向上させることができる結
晶成長方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る結晶成長方
法は、周囲にヒータを設置した坩堝内に結晶用原料を充
填し、該結晶用原料の上部を溶融して溶融液層を形成し
、前記ヒータ又は前記坩堝の位置を調節して前記溶融液
層の層厚を制御しつつ、該溶融液層から結晶を引上げて
成長させる結晶成長方法において、前記坩堝内に結晶用
原料を充填するときに、粉状又は塊状のSiO2 を混
入させることを特徴とする。
【0008】
【作用】通常、酸素は以下に示す(1)〜(3)のプロ
セスを経て溶融液層中から単結晶中に取り込まれる。 (1)溶融液と石英坩堝との界面における石英の溶解に
より酸素が溶出する(SiO2 →Si+2O)。 (2)対流により酸素が溶融液層内で移動する。 (3)溶融液層と雰囲気との界面(溶融液層表面)にお
いて、酸素はSiOとして蒸発する(Si+O→SiO
↑)、又は溶融液層と単結晶との界面(成長界面)にお
いて単結晶中に取り込まれる(O(in Melt )
→O(inCrystal))。本発明においては、溶
融層法にあって溶融液層における(1)のプロセスのみ
でなく、固体層からも酸素が供給されるので、溶融液層
中の酸素濃度が高くなる。従って、引上げた単結晶中の
酸素濃度が高くなる。
【0009】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づき
具体的に説明する。図1は本発明に係る結晶成長装置の
模式的縦断面図であり、図中21はチャンバである。チ
ャンバ21は略円筒形状の真空容器であり、チャンバ2
1の略中央位置には坩堝11が配設されている。坩堝1
1は有底円筒形状の石英製の内層保持容器11aとこの
内層保持容器11aの外側に嵌合された有底円筒形状の
黒鉛製の外層保持容器11bとから構成されている。こ
の外層保持容器11bの下面には坩堝11を回転及び昇
降させる軸22が着設されており、坩堝11の外周には
、抵抗加熱式等のヒータ12が昇降可能に配設されてい
る。さらにヒータ12の外部には保温筒23が周設され
ている。坩堝11とヒータ12との相対的な上下方向位
置調節により坩堝11内に溶融液層17及び固体層18
を夫々の厚みを相対的に調節して形成し得るようになっ
ている。
【0010】一方、坩堝11の上方にはチャンバ21の
上部に連設形成された小形の略円筒形状のプルチャンバ
24を貫通して、引上げ軸14が回転及び昇降可能に垂
設されており、引上げ軸14の下端には種結晶15が装
着されるようになっている。そしてこの種結晶15の下
端を溶融液層17に浸漬させた後、これを回転させつつ
上昇させることにより、種結晶15の下端から単結晶1
6を成長せしめるようになっている。
【0011】以上の如く構成された装置を使用して単結
晶を成長させる場合、まず坩堝11内に固体原料として
塊状又は顆粒状の多結晶シリコンと粉状又は塊状のSi
O2 とを、引上げる単結晶16の体積から逆算して求
めた必要量だけ充填する。SiO2 は粉状のものの方
が原料シリコン中に均一に混ざりやすく、単結晶16の
軸方向の酸素分布が均一になるので望ましい。また、直
径略10〜50mmの顆粒状のSiO2 を混入させる
と、顆粒が溶けずに単結晶16の成長界面に浮上し、単
結晶16の多結晶化が生じる頻度が増加するので顆粒状
のSiO2 は使用しない方がよい。直径50mm以上
の塊状のSiO2 は使用可能である。塊状のSiO2
 として棒状のものを使用し、坩堝11の軸に平行に立
てるようにして入れると、SiO2 の溶け出し量が一
定になり、また、溶けていないSiO2 が単結晶16
の成長界面に浮上して単結晶16が多結晶化することが
防止される。図2は坩堝11に多結晶シリコンと粉状の
SiO2 を充填した場合を示した模式図、図3は坩堝
11に多結晶シリコンと塊状のSiO2 を充填した場
合を示した模式図である。
【0012】多結晶シリコンとSiO2 とを充填した
後、これらを上側からヒータ12により溶融させて溶融
液層17を形成し、溶融液層17と固体層18とを共存
させた状態にする。ヒータ12及び坩堝11の位置制御
により溶融液層17の層厚を所定の層厚にし、不純物と
してリンを投入し、リンを拡散させる。そして、溶融液
層17に種結晶15の下端を浸漬し、引上げ軸14を回
転させつつ引上げ、その下端に単結晶16を成長させる
。 このとき溶融液層17と坩堝11との界面における石英
の溶解(SiO2 →Si+2O)と共に、固体層18
より酸素が供給されるため、溶融液層17中の酸素濃度
が高められ、ゲッタリング源として必要な酸素濃度を有
する単結晶16を成長させることができる。
【0013】以下に具体的な数値を挙げて説明する。上
述した装置を使用し、坩堝11に略60kgの塊状又は
顆粒状の多結晶シリコンと略10kgの粉状又は塊状の
SiO2 とを充填して、直径6cm、長さ略50cm
のシリコン単結晶16を引上げ、結晶長20cmの位置
における中心部の酸素濃度を測定した。このとき従来の
方法により成長させた単結晶中の酸素濃度も同様にして
測定した。その結果、従来の方法により成長させた単結
晶中の酸素濃度は略1015〜1016atoms ・
cm−3であったのに対し、本発明方法により成長させ
た単結晶中の酸素濃度は略1017〜1019atom
s ・cm−3であった。従って本発明方法が単結晶中
の酸素濃度を向上させる上で有効であることが判った。
【0014】図4は原料シリコンに混入させる粉状Si
O2 の量と単結晶中の酸素濃度との関係を示したグラ
フである。SiO2 は量を2.5 kg、5kg、7
.5 kg、10kgと変えて添加し、夫々結晶長20
cmの位置における中心部の酸素濃度を測定した。その
結果、SiO2 の混ぜ方に依存性があるため分布にバ
ラツキがあるが、SiO2 の添加量により単結晶中の
酸素濃度を制御できることが判った。
【0015】
【発明の効果】以上の如く本発明においては坩堝内に結
晶用原料を充填するときに粉状のSiO2 を均一に混
入させるか又は直径50mm以上の塊状のSiO2 を
坩堝の軸に平行に立てるようにして混入させ、溶融層法
により結晶を成長させるので、溶融液層の酸素濃度を高
めて単結晶に取り込まれる酸素濃度を一様に高くし、単
結晶の品質を向上させることができる。そして高品質な
素子を歩留よく製造することが可能になる。また、添加
するSiO2 の量を変えることにより、単結晶中の酸
素濃度を制御することができる等、本発明は優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る結晶成長装置の模式的縦断面図で
ある。
【図2】坩堝に多結晶シリコンと粉状のSiO2 を充
填した場合を示した模式図である。
【図3】坩堝に多結晶シリコンと塊状のSiO2 を充
填した場合を示した模式図である。
【図4】原料シリコンに混入させる粉状SiO2 の量
と単結晶中の酸素濃度との関係を示したグラフである。
【図5】従来のCZ法に用いられる結晶成長装置を示す
模式的縦断面図である。
【図6】溶融層法に用いられる結晶成長装置の模式的縦
断面図である。
【図7】溶融液の対流による酸素輸送状態を示した模式
図である。
【符号の説明】
11  坩堝 12  ヒータ 14  引上げ軸 15  種結晶 16  単結晶 17  溶融液層 18  固体層 21  チャンバ 23  保温筒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  周囲にヒータを設置した坩堝内に結晶
    用原料を充填し、該結晶用原料の上部を溶融して溶融液
    層を形成し、前記ヒータ又は前記坩堝の位置を調節して
    前記溶融液層の層厚を制御しつつ、該溶融液層から結晶
    を引上げて成長させる結晶成長方法において、前記坩堝
    内に結晶用原料を充填するときに、粉状又は塊状のSi
    O2 を混入させることを特徴とする結晶成長方法。
JP15248891A 1991-05-27 1991-05-27 結晶成長方法 Pending JPH04349128A (ja)

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