JPH04348507A - コイル部品 - Google Patents
コイル部品Info
- Publication number
- JPH04348507A JPH04348507A JP12075091A JP12075091A JPH04348507A JP H04348507 A JPH04348507 A JP H04348507A JP 12075091 A JP12075091 A JP 12075091A JP 12075091 A JP12075091 A JP 12075091A JP H04348507 A JPH04348507 A JP H04348507A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- winding
- windings
- coil part
- conducting wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 53
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は各種の映像機器，産業機
器などに使用するコイル部品に関するものである。
器などに使用するコイル部品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、コイル部品は小型化をめざした高
周波化が進み、磁心となるフェライトコアは動作周波数
に適した性能が得られるようになってきているが、コイ
ル部は高周波化による渦電流により巻線抵抗が増加する
ためコイル部の温度上昇が大きくなってきている。そこ
で高周波損失を低減させるためにコイル部により線を用
いたり、細線の複数並列巻きを行うことで温度上昇の低
減を図っている。
周波化が進み、磁心となるフェライトコアは動作周波数
に適した性能が得られるようになってきているが、コイ
ル部は高周波化による渦電流により巻線抵抗が増加する
ためコイル部の温度上昇が大きくなってきている。そこ
で高周波損失を低減させるためにコイル部により線を用
いたり、細線の複数並列巻きを行うことで温度上昇の低
減を図っている。
【０００３】以下に従来のコイル部品について説明する
。図４は従来のコイル部品の斜視図を示すものであり図
５はコイル部の構造を示す断面図である。図４〜図５に
おいて１はＥＥ型またはＥＩ型のフェライトよりなる磁
心、２はコイルボビン、３はこのコイルボビン２に巻回
されたコイル、４は端子板、５はコイル３から引き出さ
れた引出しリード線、６は端子ピン、７は絶縁テープを
示すものである。
。図４は従来のコイル部品の斜視図を示すものであり図
５はコイル部の構造を示す断面図である。図４〜図５に
おいて１はＥＥ型またはＥＩ型のフェライトよりなる磁
心、２はコイルボビン、３はこのコイルボビン２に巻回
されたコイル、４は端子板、５はコイル３から引き出さ
れた引出しリード線、６は端子ピン、７は絶縁テープを
示すものである。
【０００４】以上のように構成されたコイル部品につい
て、以下その構成について説明する。まず、コイルボビ
ン２の巻線部にコイル３を巻きその上に次のコイル３と
の絶縁を行う絶縁テープ７を巻く。巻線作業と絶縁テー
プの巻回作業を何回か繰り返してコイル３を構成し、最
後にコイル３に磁心１を組み込んでいる。
て、以下その構成について説明する。まず、コイルボビ
ン２の巻線部にコイル３を巻きその上に次のコイル３と
の絶縁を行う絶縁テープ７を巻く。巻線作業と絶縁テー
プの巻回作業を何回か繰り返してコイル３を構成し、最
後にコイル３に磁心１を組み込んでいる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、より線を用いたり細線の複数並列巻を行っ
ていても動作周波数による限界がみられ、動作周波数に
適した磁心１の特性が得られていてもコイル３で満足す
る性能が得られず巻線が磁束方向に巻かれているため磁
束の影響を受け渦電流による損失が増大し、温度上昇の
増加を引き起こす問題点を有していた。
の構成では、より線を用いたり細線の複数並列巻を行っ
ていても動作周波数による限界がみられ、動作周波数に
適した磁心１の特性が得られていてもコイル３で満足す
る性能が得られず巻線が磁束方向に巻かれているため磁
束の影響を受け渦電流による損失が増大し、温度上昇の
増加を引き起こす問題点を有していた。
【０００６】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、渦電流による高周波損失を減少させ温度上昇の低減
を図り、小型薄型のコイル部品を提供することを目的と
する。
で、渦電流による高周波損失を減少させ温度上昇の低減
を図り、小型薄型のコイル部品を提供することを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のコイル部品は、複数個の鍔によって複数の巻
線溝を持ったコイルボビンに巻線溝の幅とほぼ等しい厚
さを持つ平角導線を巻回することにより高周波化におけ
る巻線の巻線抵抗を減らし、温度上昇の低減を図る構成
としたものである。
に本発明のコイル部品は、複数個の鍔によって複数の巻
線溝を持ったコイルボビンに巻線溝の幅とほぼ等しい厚
さを持つ平角導線を巻回することにより高周波化におけ
る巻線の巻線抵抗を減らし、温度上昇の低減を図る構成
としたものである。
【０００８】
【作用】この構成により、隣接する巻線間の空隙が少な
くなり巻線の占積率が向上し、また巻線部の厚みが従来
より低減できることと、巻線が磁心の中足の磁束に対し
て垂直方向に巻かれているため磁心と巻線との距離が遠
ざかることになるので磁束の影響を受けにくくなり、渦
電流損失を低減できる。
くなり巻線の占積率が向上し、また巻線部の厚みが従来
より低減できることと、巻線が磁心の中足の磁束に対し
て垂直方向に巻かれているため磁心と巻線との距離が遠
ざかることになるので磁束の影響を受けにくくなり、渦
電流損失を低減できる。
【０００９】
（実施例１）以下本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図１は本発明に使用するコイル部品
の斜視図を示すものであり、図２は同正面断面図を示す
ものである。図１〜図２において１１はフェライトなど
からなるＥＥ型またはＥＩ型の磁心、１２は複数個の鍔
１２ａによって複数個の巻線溝１２ｂを持つように構成
されたコイルボビン、１３はこのコイルボビン１２に巻
回されたコイルを示す。
しながら説明する。図１は本発明に使用するコイル部品
の斜視図を示すものであり、図２は同正面断面図を示す
ものである。図１〜図２において１１はフェライトなど
からなるＥＥ型またはＥＩ型の磁心、１２は複数個の鍔
１２ａによって複数個の巻線溝１２ｂを持つように構成
されたコイルボビン、１３はこのコイルボビン１２に巻
回されたコイルを示す。
【００１０】以上のように構成されたコイル部品につい
て以下に説明をする。まずこの実施例によれば複数の個
の鍔１２ａにより複数の巻線溝１２ｂを持ったコイルボ
ビン１２に少なくとも２種以上の巻線を巻回し、この巻
線のうち少なくとも一種類の巻線として巻線溝の幅とほ
ぼ等しい厚さの平角導線１３ａを巻回する。残りの巻線
は通線の線材の導線１３ｂを巻回してある。これにより
コイルボビン１２自身の巻線部の厚みが従来より低減さ
れ、ひいてはコイル部品全体の高さが低減される。また
磁心１１と巻線との距離が遠ざかることになるため巻線
の高周波損失が低減し、実働作時のコイル部の温度上昇
を低減させることができる。さらにコイル１３の二次側
巻線を一次側巻線によってサンドイッチ構造にすれば結
合がよくなり、巻高さを変えることにより結合を可変で
きるので任意の性能が得られる。
て以下に説明をする。まずこの実施例によれば複数の個
の鍔１２ａにより複数の巻線溝１２ｂを持ったコイルボ
ビン１２に少なくとも２種以上の巻線を巻回し、この巻
線のうち少なくとも一種類の巻線として巻線溝の幅とほ
ぼ等しい厚さの平角導線１３ａを巻回する。残りの巻線
は通線の線材の導線１３ｂを巻回してある。これにより
コイルボビン１２自身の巻線部の厚みが従来より低減さ
れ、ひいてはコイル部品全体の高さが低減される。また
磁心１１と巻線との距離が遠ざかることになるため巻線
の高周波損失が低減し、実働作時のコイル部の温度上昇
を低減させることができる。さらにコイル１３の二次側
巻線を一次側巻線によってサンドイッチ構造にすれば結
合がよくなり、巻高さを変えることにより結合を可変で
きるので任意の性能が得られる。
【００１１】（実施例２）以下本発明の第２の実施例に
ついて説明する。図３は第２の実施例を示すコイル部品
の正面断面図である。図３において１２はコイルボビン
、１３はコイルボビン１２に巻回されたコイルで、以上
は図２と同様なものである。図２の構成と異なるのはコ
イル１３をいずれの巻線も巻線溝の幅とほぼ等しい厚さ
の平角導線１３ａを巻回した点である。
ついて説明する。図３は第２の実施例を示すコイル部品
の正面断面図である。図３において１２はコイルボビン
、１３はコイルボビン１２に巻回されたコイルで、以上
は図２と同様なものである。図２の構成と異なるのはコ
イル１３をいずれの巻線も巻線溝の幅とほぼ等しい厚さ
の平角導線１３ａを巻回した点である。
【００１２】以上のようにいずれの巻線も平角導線１３
ａを巻回することにより、実施例１よりさらに巻線の占
積率が向上し結合が良くなり、いずれの巻線のコイル外
径もほぼ等しくなるようにすれば、実働作時のコイル部
の温度上昇を大幅に低減させることができる。
ａを巻回することにより、実施例１よりさらに巻線の占
積率が向上し結合が良くなり、いずれの巻線のコイル外
径もほぼ等しくなるようにすれば、実働作時のコイル部
の温度上昇を大幅に低減させることができる。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明は、スイッチング周
波数の高周波化を目指すため複数個の鍔により複数の巻
線溝をもったコイルボビンに巻線の幅とほぼ同じ厚みの
平角導線を巻回することにより、渦電流による巻線損失
が低減でき、いずれの巻線のコイル外径もほぼ等しくな
るようにすれば、実働作時のコイル部による温度上昇の
低減を図ることができる。さらに巻高さを変えることに
より結合も可変できるので、任意の性能が得られる。ま
た鍔部及び巻線の厚みを薄くすることで小型化が可能と
なるコイル部品を実現できるものである。
波数の高周波化を目指すため複数個の鍔により複数の巻
線溝をもったコイルボビンに巻線の幅とほぼ同じ厚みの
平角導線を巻回することにより、渦電流による巻線損失
が低減でき、いずれの巻線のコイル外径もほぼ等しくな
るようにすれば、実働作時のコイル部による温度上昇の
低減を図ることができる。さらに巻高さを変えることに
より結合も可変できるので、任意の性能が得られる。ま
た鍔部及び巻線の厚みを薄くすることで小型化が可能と
なるコイル部品を実現できるものである。
【図１】本発明のコイル部品の一実施例を示す斜視図
【
図２】本発明の一実施例におけるコイル部の正面断面図
図２】本発明の一実施例におけるコイル部の正面断面図
【図３】本発明の第２の実施例におけるコイル部の正面
断面図
断面図
【図４】従来のコイル部品の斜視図
【図５】従来のコイル部品のコイル部の正面断面図
１１ 磁心
１２ コイルボビン
１２ａ 鍔
１２ｂ 巻線溝
１３ コイル
１３ａ 平角導線
１３ｂ 導線
Claims (4)
- 【請求項１】複数個の鍔によって複数の巻線溝を持った
コイルボビンに少なくとも２種類以上の巻線を巻回し、
この巻線のうち少なくとも１種類の巻線として上記巻線
溝の幅とほぼ等しい厚さの平角導線を巻回し、このそれ
ぞれの巻線の施されたコイルボビンに磁心を組み込んで
なるコイル部品。 - 【請求項２】いずれの巻線も巻線溝の幅とほぼ等しい厚
さの平角導線を用いた請求項１記載のコイル部品。 - 【請求項３】いずれの巻線の外径もほぼ等しくなるよう
に構成した請求項１記載のコイル部品。 - 【請求項４】一方の巻線間に他方の巻線が巻回された構
成とした請求項１記載のコイル部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12075091A JPH04348507A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | コイル部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12075091A JPH04348507A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | コイル部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04348507A true JPH04348507A (ja) | 1992-12-03 |
Family
ID=14794064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12075091A Pending JPH04348507A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | コイル部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04348507A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994022525A1 (en) * | 1993-04-07 | 1994-10-13 | Medtronic, Inc. | Electrode with improved torque stiffness |
| JP2005340482A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Matsushita Electric Works Ltd | ボビン、インダクタンス、トランス、およびパルス発生装置。 |
| JP2006147885A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Minebea Co Ltd | 高圧トランス |
| WO2017158667A1 (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | 株式会社日立製作所 | 回転電機 |
| JP2017532773A (ja) * | 2014-09-02 | 2017-11-02 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェＫｏｎｉｎｋｌｉｊｋｅ Ｐｈｉｌｉｐｓ Ｎ．Ｖ． | ボビンアセンブリ及びボビンアセンブリを生成する方法 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP12075091A patent/JPH04348507A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994022525A1 (en) * | 1993-04-07 | 1994-10-13 | Medtronic, Inc. | Electrode with improved torque stiffness |
| JP2005340482A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Matsushita Electric Works Ltd | ボビン、インダクタンス、トランス、およびパルス発生装置。 |
| JP2006147885A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Minebea Co Ltd | 高圧トランス |
| JP2017532773A (ja) * | 2014-09-02 | 2017-11-02 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェＫｏｎｉｎｋｌｉｊｋｅ Ｐｈｉｌｉｐｓ Ｎ．Ｖ． | ボビンアセンブリ及びボビンアセンブリを生成する方法 |
| WO2017158667A1 (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | 株式会社日立製作所 | 回転電機 |
| JP6283451B1 (ja) * | 2016-03-14 | 2018-02-21 | 株式会社日立製作所 | 回転電機 |
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