JPH0434794Y2 - - Google Patents

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JPH0434794Y2
JPH0434794Y2 JP1986154728U JP15472886U JPH0434794Y2 JP H0434794 Y2 JPH0434794 Y2 JP H0434794Y2 JP 1986154728 U JP1986154728 U JP 1986154728U JP 15472886 U JP15472886 U JP 15472886U JP H0434794 Y2 JPH0434794 Y2 JP H0434794Y2
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headrest
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JP1986154728U
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JPS6359600U (ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主として自動車用シートに取り付け
られるところの、中央に開窓部を有するヘツドレ
ストの改良に関するものである。
従来の技術 自動車用シートのヘツドレストにおいて、後方
視界向上のために、ヘツドレストの中央に開窓部
を形成したヘツドレストは、従来、実開昭58−
68149号公報とか、実開昭59−77452号公報に示さ
れるように、成形されたヘツドレストパツドにカ
バーを被せ、開窓部内周面でカバー端淵を結合し
たものか、あるいは、第4図、第5図に示される
ように、カバーAの下片Bの下面と、開窓部Cの
内周面Dの全周とに、割截部E,Fを設け、この
割截部E,Fを通してヘツドレストフレームGを
カバーA内に配置し、次いで割截部E,Fをリテ
ーナH,I,J,K,Lで封止したのち、カバー
A内へウレタン等の合成樹脂発泡素材を注入、充
填し、発泡させた構造のものとかが採用されてい
る。
また実開昭61−63950号公報に示されるごとく、
成形金型内にロ字形の芯金とステーとを配置しポ
リ塩化ビニル等を注入してブロー成形し、表皮と
芯金等を一体の成形品とし、これを金型にセツト
して発泡性ポリウレタン樹脂を注入、発泡させた
ものも提案されている。
考案が解決しようとする問題点 前述の実開昭58−68149号公報とか実開昭59−
77452号公報に示される構造では、ヘツドレスト
フレームとヘツドレストパツドとの結合体の成形
工程と、カバーの取付工程との2工程を要するに
も拘らず、カバー剥脱の恐れがあるし、第4図、
第5図に示される構造では、カバの下辺と開窓部
の内周面との2個所でカバーの割截線の封止を行
なわねばならず多くのリテーナとその結合作業が
必要となり、部品点数が多くなり、工程の節減も
図り得ない欠点がある。
また、実開昭61−63950号公報に示されるもの
では、シート表皮との意匠的一体性を図るために
は、成形されたヘツドレストに、シート表皮の同
質材料によるカバーを作成して被せねばならない
問題が存する。
このため本考案は、部品点数が少なく、組立工
程の節減が図られ、しかもカバー剥脱の恐れもな
く、シート表皮との意匠的一体性が容易に得られ
る開窓部を有するヘツドレストを提供することを
目的としている。
問題点を解決するための手段 本考案は、前記目的を達成するため、予めドー
ナツ状の袋形態に縫合等の手段で成形されている
カバー内に、該カバーの下辺部下面のステー配置
位置に開口されている2個の挿通孔の一方から、
略逆U字形のヘツドレストフレームが、該下辺部
の一側を通り、一方の側辺部を経て上辺部に至
り、更に他方の側辺部を経て前記下辺部の他側に
達し、前記2個の挿通孔からヘツドレストフレー
ムの両端が引き出されてステーに連結させられ、
かつ前記下辺部下面の前記2個の挿通孔の間に開
口されているヘツドレストパツド成形素材の充填
孔から挿入された連結片が、カバー内に位置する
ヘツドレストフレームの両端間を連結していると
共に、前記充填口から充填され、発泡させられた
ヘツドレストパツドが、カバーの全内面に密接
し、かつ前記ヘツドレストフレームを埋設させて
おり、前記ヘツドレストフレームの両端が引き出
されている挿通孔の間隙部と、充填孔とが外面側
から密封されているという構成とした。
作 用 本考案の構成によると、シート表皮の同一の材
料を用いて、下辺部下面に、ヘツドレストフレー
ムを挿入し、引き出す二つの挿通孔と、この挿通
孔の間に開口されたヘツドレストパツドの成形素
材の充填孔とが開口されている外は全面が密封さ
れているカバーを予め作つておき、これにヘツド
レストフレームを挿入、配置し、ヘツドレストパ
ツドの成形素材の注入、充填、発泡を行なわせる
のみで、カバーとヘツドレストパツドとヘツドレ
ストフレームとの三者が一体に結合したシート表
皮と意匠的一体性を有するヘツドレストとなるも
のである。
実施例 第1図、第2図および第3図は実施の一例を示
しており、ヘツドレスト1は、中央に開窓部2を
有しており、その上辺3,両側辺4,5から下辺
6の両側7,8に至るヘツドレストパツド9内に
一連のヘツドレストフレーム10が配置されてい
る。
上述のヘツドレストフレーム10の両端11,
12にはステー13,14が一連に接続されてい
る。
ヘツドレストパツド9の全周面には、ドーナツ
状の袋形に成形されている布帛、合成皮革等より
なるカバー15がヘツドレストパツド9に密着、
一体化されている。
上述のカバー15は、第2図に示されるよう
に、全体がドーナツ状の袋形に縫製または成形さ
れており、従来品に見られたごとき割截部は全く
存せず、僅かに下辺部16の下面17に二つの挿
通孔18,19と、ヘツドレストパツド9の成形
素材たるウレタン等の合成樹脂発泡素材の充填孔
20とが開口されているのみである。
上述の挿通孔18,19の広さとカバー15の
上辺部21,側辺部22,23および下辺部16
の各部寸法は、ヘツドレストフレーム10の一端
11、図示例ではステー13の端24を挿通孔1
9に挿入し、側辺部23から上辺部21へ導くに
伴なつて、ヘツドレストフレーム10の主体部も
挿通孔19から側辺部23から上辺部21へ導か
れ、該端24を側辺部22を経て下辺部16の挿
通孔18から引き出したとき、該フレーム10の
主体部分が、側辺部22,23、上辺部21およ
び下辺部16の両側に亘つて配置されうる広さ、
寸法に選定されている。
図示例のヘツドレストフレーム10は、両端1
1,12間に亘り連結片25を結合される構造と
されており、連結片25の両端の嵌着部26,2
7を外嵌される取付部28,29を有し、嵌着部
26,27の切り割り部30,31を取付部2
8,29の側面から押圧することにより、両者は
一体に嵌着結合され、取付部28,29の突条3
2,33により、上下位置が規制される。
図示例の連結片25は、第3図に示されるよう
に、充填孔20からカバー15の下辺部16内へ
挿入し、上述のようにヘツドレストフレーム10
の両端11,12に結合されるよう、連結片25
と充填孔20の寸法が選定されている。
上述の構成のヘツドレスト1は、カバー15内
に挿通孔18,19を利用してヘツドレストフレ
ーム10を挿入、配置したのち、充填孔20から
ヘツドレストパツド9の成形素材たるウレタン等
の合成樹脂発泡素材を注入、充填し発泡させる工
程のみで完成しうるもので、従来品のごとく、カ
バーの割截部の封止工程も、封止のための各種の
リテーナも不必要となるものである。
なお、充填孔20はキヤツプ34で閉じられ、
また挿通孔18,19はヘツドレストパツド9の
発泡時に適宜手段で密封されるものである。
効 果 本考案は、以上説明した構成、作用のものであ
つて、中央に開窓部を有するヘツドレストを、カ
バー内へのヘツドレストフレームの挿入、配置、
ヘツドレストパツド成形素材の注入、充填、発泡
という工程のみで成形できる効果があり、カバー
割截部封止用のリテーナも、封止工程も必要とせ
ず、部品数と組立工程を節減しうる効果があり、
しかも使用中におけるカバーの剥脱の恐れもな
く、後方視界の確保されたヘツドレストを比較的
容易に得られるものである。
しかも、ヘツドレストフレームが略逆U字形で
あるので、カバーの下辺部の下面のステー配置位
置に2個の挿通孔が開口されているのこととあい
まち、カバー内へのヘツドレストフレームの挿入
が容易であり、また2個の挿通孔の間に充填孔が
開口されているのでヘツドレストフレームの挿入
後における連結片の挿入も容易である。
またカバーを予めシート表皮と同一材料で成形
すれば、シート表皮が布帛、合成皮革等の如何な
るものであつても、前記ヘツドレストの成形工程
のみで、シートと意匠的一体性を有するヘツドレ
ストが得られる効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施の一例の斜面図、第2図はカバー
とヘツドレストフレームとの分解斜面図、第3図
はカバーとヘツドレストフレームとの組み付けの
最終工程を示す斜面図、第4図は従来のヘツドレ
ストの一例におけるカバーとヘツドレストフレー
ムとの分解斜面図、第5図は第4図に示される部
品を用いた従来のヘツドレストの縦断面図であ
る。 1……ヘツドレスト、2……開窓部、3……上
辺、4,5……側辺、6……下辺、7,8……
側、9……ヘツドレストパツド、10……ヘツド
レストフレーム、11,12……端、13,14
……ステー、15……カバー、16……下辺部、
17……下面、18,19……挿通孔、20……
充填孔、21……上辺部、22,23……側辺
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 予めドーナツ状の袋形態に縫合等の手段で成形
    されているカバー内に、該カバーの下辺部下面の
    ステー配置位置に開口されている2個の挿通孔の
    一方から、略逆U字形のヘツドレストフレーム
    が、該下辺部の一側を通り、一方の側辺部を経て
    上辺部に至り、更に他方の側辺部を経て前記下辺
    部の他側に達し、前記2個の挿通孔からヘツドレ
    ストフレームの両端が引き出されてステーに連結
    させられ、かつ前記下辺部下面の前記2個の挿通
    孔の間に開口されているヘツドレストパツド成形
    素材の充填孔から挿入された連結片が、カバー内
    に位置するヘツドレストフレームの両端間を連結
    していると共に、前記充填口から充填され、発泡
    させられたヘツドレストパツドが、カバーの全内
    面に密接し、かつ前記ヘツドレストフレームを埋
    設させており、前記ヘツドレストフレームの両端
    が引き出されている挿通孔の間隙部と、充填孔と
    が外面側から密封されているシートのヘツドレス
    ト。
JP1986154728U 1986-10-08 1986-10-08 Expired JPH0434794Y2 (ja)

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JPS6359600U JPS6359600U (ja) 1988-04-20
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