JP3460476B2 - ヘッドレストの製造方法 - Google Patents
ヘッドレストの製造方法Info
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- JP3460476B2 JP3460476B2 JP30413696A JP30413696A JP3460476B2 JP 3460476 B2 JP3460476 B2 JP 3460476B2 JP 30413696 A JP30413696 A JP 30413696A JP 30413696 A JP30413696 A JP 30413696A JP 3460476 B2 JP3460476 B2 JP 3460476B2
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- headrest
- piece
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3005—Body finishings
- B29L2031/3023—Head-rests
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用シートのヘ
ッドレスト、詳しくは、袋状に縫製した表皮内にパッド
を一体に発泡して成形するヘッドレストの製造方法に関
する。
ッドレスト、詳しくは、袋状に縫製した表皮内にパッド
を一体に発泡して成形するヘッドレストの製造方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来のヘッドレストには、袋状に縫製し
た表皮の開口部より内部にＵ字状に折曲されているステ
ーを装着した後、表皮内に発泡液を注入してパッドを表
皮と一体に成形してなるものがある。
た表皮の開口部より内部にＵ字状に折曲されているステ
ーを装着した後、表皮内に発泡液を注入してパッドを表
皮と一体に成形してなるものがある。
【０００３】これは、表皮の開口部からの発泡液の外部
への漏出を防止するために、開口部から袋状の内方に表
皮の端縁を延設してなる一対の舌片を設け、この舌片間
に筒状フィルムを挟み、この筒状フィルム内にパッド発
泡用の発泡液注入用の注入ノズルを差し込んで、パッド
を表皮と一体に発泡成形している（例えば、特公平６ー
４５１４９号公報、特開平７ー３１７５９号公報）。
への漏出を防止するために、開口部から袋状の内方に表
皮の端縁を延設してなる一対の舌片を設け、この舌片間
に筒状フィルムを挟み、この筒状フィルム内にパッド発
泡用の発泡液注入用の注入ノズルを差し込んで、パッド
を表皮と一体に発泡成形している（例えば、特公平６ー
４５１４９号公報、特開平７ー３１７５９号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、この従来方法
によると、パッドを発泡成形後、筒状フィルムを表皮よ
り切離する必要があり、その作業性が悪いし、切離する
際に、表皮を損傷する虞れもある。そこで、本発明は斯
様な従来方法による不具合を除去することを目的とす
る。
によると、パッドを発泡成形後、筒状フィルムを表皮よ
り切離する必要があり、その作業性が悪いし、切離する
際に、表皮を損傷する虞れもある。そこで、本発明は斯
様な従来方法による不具合を除去することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に表皮一体の発泡品からなるヘッドレストの
製造方法は、表皮における開口部の端縁に、内部に向け
て延設する注入口付の覆片を設け、該覆片の注入口に開
口部より差し込んだ前記発泡液注入用の注入ノズルを挿
通してパッドを発泡成形してなることを特徴とするもの
である。
めの本発明に表皮一体の発泡品からなるヘッドレストの
製造方法は、表皮における開口部の端縁に、内部に向け
て延設する注入口付の覆片を設け、該覆片の注入口に開
口部より差し込んだ前記発泡液注入用の注入ノズルを挿
通してパッドを発泡成形してなることを特徴とするもの
である。
【０００６】表皮内に注入ノズルより注入した発泡液
は、表皮内部に位置する覆片によって塞がれ、表皮の外
部に漏出することがない。
は、表皮内部に位置する覆片によって塞がれ、表皮の外
部に漏出することがない。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。図１は本発明方法によってパッド発泡
成形用の発泡液を注入ノズル（３０）より袋状に縫製し
た表皮（Ｃ）内に注入する状態を示し、表皮（Ｃ）を構
成する底布（２Ａ）（１Ａ）間に開口部（Ａ）を有し、
この開口部（Ａ）より従来と同様にＵ字状に折曲された
ステー（Ｓ）を装着してそのステー（Ｓ）の脚部を底布
（１Ａ）に開孔した通孔より外部に突出させる。
づいて説明する。図１は本発明方法によってパッド発泡
成形用の発泡液を注入ノズル（３０）より袋状に縫製し
た表皮（Ｃ）内に注入する状態を示し、表皮（Ｃ）を構
成する底布（２Ａ）（１Ａ）間に開口部（Ａ）を有し、
この開口部（Ａ）より従来と同様にＵ字状に折曲された
ステー（Ｓ）を装着してそのステー（Ｓ）の脚部を底布
（１Ａ）に開孔した通孔より外部に突出させる。
【０００８】この注入ノズル（３０）は開口部（Ａ）を
閉口方向に張設するＬ字状プレート（４）に設けてあ
り、Ｌ字状プレート（４）の両端を開口部（Ａ）の両端
に当たることにより、開口部（Ａ）を構成する表皮の左
右両端縁は外方に引張られて接合し直線状になり、開口
部（Ａ）を塞ぐように形成されている。
閉口方向に張設するＬ字状プレート（４）に設けてあ
り、Ｌ字状プレート（４）の両端を開口部（Ａ）の両端
に当たることにより、開口部（Ａ）を構成する表皮の左
右両端縁は外方に引張られて接合し直線状になり、開口
部（Ａ）を塞ぐように形成されている。
【０００９】以上の表皮（Ｃ）は、図２、図３に示すよ
うに袋状に縫製されている。図２は成形型にセットする
状態、図３は表皮（Ｃ）を縫製した状態を示す。表皮
（Ｃ）は織物地、起毛布などの表皮材と、この表皮材の
裏面に一体に止着したウレタンフォームのスラブ材から
なるワディングと、このワディングの外面に一体に有す
るワディングカバーとからなる積層体を使用している。
うに袋状に縫製されている。図２は成形型にセットする
状態、図３は表皮（Ｃ）を縫製した状態を示す。表皮
（Ｃ）は織物地、起毛布などの表皮材と、この表皮材の
裏面に一体に止着したウレタンフォームのスラブ材から
なるワディングと、このワディングの外面に一体に有す
るワディングカバーとからなる積層体を使用している。
【００１０】ヘッドレストの底部を構成する前記底布
（２Ａ）（１Ａ）の左右端部（Ｂ）（Ｂ）は、一体に図
２、図３に示すように縫糸（Ｂ1）によって縫着されて
いる。そして、この底布（２Ａ）（１Ａ）における縫着
されない各端縁間に開口部（Ａ）が形成される。
（２Ａ）（１Ａ）の左右端部（Ｂ）（Ｂ）は、一体に図
２、図３に示すように縫糸（Ｂ1）によって縫着されて
いる。そして、この底布（２Ａ）（１Ａ）における縫着
されない各端縁間に開口部（Ａ）が形成される。
【００１１】開口部（Ａ）の左右両端部を構成する底布
（２Ａ）（１Ａ）は縫糸（Ｂ2）（Ｂ2）によって一体に
接ぎ合わされている。この縫糸（Ｂ2）（Ｂ2）間の底布
を覆片（２）（１）とする。従って、覆片（１）（２）
は底布（２Ａ）（１Ａ）の一部を延長させて形成し、一
方の覆片Ａ（１）は他方の覆片Ｂ（２）に対して突出量
が長く、また、覆片Ａ（１）の先端には突片（１０）を
延設して、この突片（１０）に注入口（１０Ａ）を開孔
している。図中（３）は注入ノズル（３０）に漏斗を介
して連結されている注入器を示す。
（２Ａ）（１Ａ）は縫糸（Ｂ2）（Ｂ2）によって一体に
接ぎ合わされている。この縫糸（Ｂ2）（Ｂ2）間の底布
を覆片（２）（１）とする。従って、覆片（１）（２）
は底布（２Ａ）（１Ａ）の一部を延長させて形成し、一
方の覆片Ａ（１）は他方の覆片Ｂ（２）に対して突出量
が長く、また、覆片Ａ（１）の先端には突片（１０）を
延設して、この突片（１０）に注入口（１０Ａ）を開孔
している。図中（３）は注入ノズル（３０）に漏斗を介
して連結されている注入器を示す。
【００１２】以上の突片（１０）も覆片Ａ（１）と同様
に底布（１Ａ）と同一部材、即ち、前記表皮材、ワディ
ング、ワディングカバーからなる積層体で形成され、突
片（１０）に開孔する注入口（１０Ａ）の内径は注入口
（１０Ａ）に挿通する注入ノズル（３０）の外径に対し
て小径に形成して、注入ノズル（３０）に注入口（１０
Ａ）の口縁がワディングの弾性により弾接して注入口
（１０Ａ）からの発泡液の漏出を防止している。
に底布（１Ａ）と同一部材、即ち、前記表皮材、ワディ
ング、ワディングカバーからなる積層体で形成され、突
片（１０）に開孔する注入口（１０Ａ）の内径は注入口
（１０Ａ）に挿通する注入ノズル（３０）の外径に対し
て小径に形成して、注入ノズル（３０）に注入口（１０
Ａ）の口縁がワディングの弾性により弾接して注入口
（１０Ａ）からの発泡液の漏出を防止している。
【００１３】なお、覆片Ａ（１）が覆片Ｂ（２）に対し
て長いものを使用すれば、図示するが如く、突片（１
０）を覆片Ａ（１）に設ける必要がなく、注入口（１０
Ａ）を覆片Ｂ（２）より突出する部分の覆片Ａ（１）に
設けてもよい。
て長いものを使用すれば、図示するが如く、突片（１
０）を覆片Ａ（１）に設ける必要がなく、注入口（１０
Ａ）を覆片Ｂ（２）より突出する部分の覆片Ａ（１）に
設けてもよい。
【００１４】表皮（Ｃ）は図３実線に示すような状態に
縫製して、覆片Ａ（１）、覆片Ｂ（２）を内部に差し込
むと、図３鎖線、図２に示すように、覆片Ａ（１）、覆
片Ｂ（２）は表皮（Ｃ）の内部方向に向く。なお、底布
（１Ａ）にはステー（Ｓ）の両脚部を挿通する通孔（不
図示）が開孔されている。
縫製して、覆片Ａ（１）、覆片Ｂ（２）を内部に差し込
むと、図３鎖線、図２に示すように、覆片Ａ（１）、覆
片Ｂ（２）は表皮（Ｃ）の内部方向に向く。なお、底布
（１Ａ）にはステー（Ｓ）の両脚部を挿通する通孔（不
図示）が開孔されている。
【００１５】図示するが如く、縫糸（Ｂ1）（Ｂ2）によ
り覆片Ａ（１）、覆片Ｂ（２）を縫着すると共に、覆片
Ａ（１）、覆片Ｂ（２）が底布（１）（２）と一体でワ
ディングで成形することにより、覆片Ａ（１）、覆片Ｂ
（２）が表皮（Ｃ）の内部に差し込んだ状態で、覆片Ａ
（１）、覆片Ｂ（２）が相互に接合する方向に弾性を有
し、開口部（Ａ）が塞がれる。
り覆片Ａ（１）、覆片Ｂ（２）を縫着すると共に、覆片
Ａ（１）、覆片Ｂ（２）が底布（１）（２）と一体でワ
ディングで成形することにより、覆片Ａ（１）、覆片Ｂ
（２）が表皮（Ｃ）の内部に差し込んだ状態で、覆片Ａ
（１）、覆片Ｂ（２）が相互に接合する方向に弾性を有
し、開口部（Ａ）が塞がれる。
【００１６】次に、開口部（Ａ）よりステー（Ｓ）を挿
入してステー（Ｓ）の両脚を底布（１Ａ）に設けた通孔
より外部に突出させた後、図１に示すように、開口部
（Ａ）にＬ字状プレート（４）からなる治具を装着して
覆片Ａ（１）、覆片Ｂ（２）からなる開口部（Ａ）を外
方に引張り、閉口させると共に、プレート（４）と一体
の注入ノズル（３０）を突片（１０）の注入口（１０
Ａ）に挿通する。
入してステー（Ｓ）の両脚を底布（１Ａ）に設けた通孔
より外部に突出させた後、図１に示すように、開口部
（Ａ）にＬ字状プレート（４）からなる治具を装着して
覆片Ａ（１）、覆片Ｂ（２）からなる開口部（Ａ）を外
方に引張り、閉口させると共に、プレート（４）と一体
の注入ノズル（３０）を突片（１０）の注入口（１０
Ａ）に挿通する。
【００１７】然る後、これをヘッドレスト発泡成形型内
にセットして注入ノズル（３０）より発泡液を注入して
パッド（Ｐ）を表皮（Ｃ）と一体発泡し、発泡完了後、
脱型して注入ノズル（３０）を取り外すと、図４に示す
ようにヘッドレストが得られる。
にセットして注入ノズル（３０）より発泡液を注入して
パッド（Ｐ）を表皮（Ｃ）と一体発泡し、発泡完了後、
脱型して注入ノズル（３０）を取り外すと、図４に示す
ようにヘッドレストが得られる。
【００１８】即ち、開口部（Ａ）は閉口された状態で発
泡液の発泡圧により、覆片Ｂ（２）より長い部分の覆片
Ａ（１）及び突片（１０）は、覆片Ｂ（２）を包むよう
に発泡成形され、開口部（Ａ）或いは注入口（１０Ａ）
から発泡液がヘッドレストの外部に漏出することなく、
パッド（Ｐ）は発泡成形される。
泡液の発泡圧により、覆片Ｂ（２）より長い部分の覆片
Ａ（１）及び突片（１０）は、覆片Ｂ（２）を包むよう
に発泡成形され、開口部（Ａ）或いは注入口（１０Ａ）
から発泡液がヘッドレストの外部に漏出することなく、
パッド（Ｐ）は発泡成形される。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、袋状に縫製された表皮
の内部に位置する覆片における注入口に注入ノズルを挿
通させてパッドと表皮と一体発泡するので、パッド発泡
成形用の発泡液が覆片によって遮断される。そのため、
発泡液が外部に漏出することがなく、外観品質に優れた
表皮一体発泡品たるヘッドレストを提供できる。
の内部に位置する覆片における注入口に注入ノズルを挿
通させてパッドと表皮と一体発泡するので、パッド発泡
成形用の発泡液が覆片によって遮断される。そのため、
発泡液が外部に漏出することがなく、外観品質に優れた
表皮一体発泡品たるヘッドレストを提供できる。
【００２０】また、前記従来方法の如く、筒状フィルム
を使用する必要がないため、そのフィルムの取付及び切
離作業が不要になり、作業性を向上し得る。
を使用する必要がないため、そのフィルムの取付及び切
離作業が不要になり、作業性を向上し得る。
【図１】本発明方法を説明する部分切欠斜視図である。
【図２】本発明に使用する袋状に縫製した表皮の一部の
断面図である。
断面図である。
【図３】本発明に使用する表皮の斜視図である。
【図４】本発明方法によって製造したヘッドレストの断
面図である。
面図である。
１ 覆片
２ 覆片
１０Ａ 注入口
３０ 注入ノズル
Ａ 開口部
Ｃ 表皮
Ｐ パッド
Ｓ ステー
Claims (6)
- 【請求項１】 ステーを袋状に縫製した表皮における開
口部より内部に装着して、そのステーの脚部を表皮の通
孔より外部に突出させた後、表皮内に発泡液を注入する
ことにより、パッドを表皮と一体に発泡成形してなるヘ
ッドレストにおいて、 前記表皮における開口部の端縁に、内部に向けて延設す
る注入口付の覆片を設け、該覆片の注入口に、開口部よ
り差し込んだ前記発泡液注入用の注入ノズルを挿通して
パッドを発泡成形してなるヘッドレストの製造方法。 - 【請求項２】 前記覆片は開口部の左右両端縁に延設
し、一方の端縁に延設した覆片Ａは他方の端縁に延設し
た覆片Ｂに対して袋状表皮の内部方向への全長を長く形
成し、覆片Ａに前記注入ノズルを挿通してなる請求項１
記載のヘッドレストの製造方法。 - 【請求項３】 前記覆片の先端には突片を延設し、該突
片に前記注入口を設けてなる請求項１又は２記載のヘッ
ドレストの製造方法。 - 【請求項４】 前記覆片、突片は表皮と同一部材からな
り、開口部は治具により閉口方向に張設して前記パッド
を発泡成形してなる請求項１乃至３記載のヘッドレスト
の製造方法。 - 【請求項５】 前記覆片Ａ、Ｂが相互に接合する方向に
弾性を有し、開口部を塞ぐように形成されている請求項
２記載のヘッドレストの製造方法。 - 【請求項６】 前記注入口を有する覆片は、発泡体製ワ
ディングで形成され、注入口の内径は注入ノズルの外径
に対して小径に形成されている請求項１又は２記載のヘ
ッドレストの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30413696A JP3460476B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ヘッドレストの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30413696A JP3460476B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ヘッドレストの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10128769A JPH10128769A (ja) | 1998-05-19 |
| JP3460476B2 true JP3460476B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=17929483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30413696A Expired - Fee Related JP3460476B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ヘッドレストの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3460476B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4559245B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2010-10-06 | 株式会社イノアックコーポレーション | インサート内蔵表皮一体発泡品の製造方法及びそれに用いる開口拡張治具並びに発泡成形型 |
| JP4498960B2 (ja) * | 2005-03-22 | 2010-07-07 | 株式会社タチエス | 表皮一体発泡品の製造装置 |
| JP6856373B2 (ja) | 2016-12-21 | 2021-04-07 | 株式会社タチエス | 表皮一体型成形品及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP30413696A patent/JP3460476B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10128769A (ja) | 1998-05-19 |
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