JPH04331005A - 棒部材をピーリング加工するための切削工具 - Google Patents

棒部材をピーリング加工するための切削工具

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JPH04331005A
JPH04331005A JP4046892A JP4689292A JPH04331005A JP H04331005 A JPH04331005 A JP H04331005A JP 4046892 A JP4046892 A JP 4046892A JP 4689292 A JP4689292 A JP 4689292A JP H04331005 A JPH04331005 A JP H04331005A
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は旋削加工ようの切削工具
に関し、特にステンレス鋼、或いはその他の耐熱性材料
で形成された、中実、または中空棒部材を、ピーリング
加工するための切削工具に関する。本切削工具は、１つ
、或いは複数の多角形インサートを担持した工具ホルダ
を具備しており、前記インサートは上部チップ面と、そ
の反対側の下部チップ面と、それらの間に配置されたク
リアランアス面とを具備して成り、それにより、前記チ
ップ面と前記クリアランアス面との交差により切削端を
形成するように成っている。
【０００２】
【従来の技術】金属加工して棒部材のピーリング加工は
、回転しない棒部材を、回転する切削ヘッドの中心に軸
方向に移動させて実施される。前記切削ヘッドは複数の
工具を具備しており、該工具は、棒部材、或いは管部材
の熱間圧延により生じたミルスケール、或いは表面クラ
ック、その他の薄い層をそれら棒部材から除去する。 最良の許容度と表面仕上げを達成するために、通常２つ
の異なるインサート、つまり粗削りインサートと、仕上
げインサートが同じ工具ホルダに組み合わされる。棒部
材のピーリング加工に最も一般的に使用されるインサー
トは、米国特許公報第４０３５８８８号に開示されてい
る、いわゆる「トリゴナル」インサートである。該イン
サートは、正多角形をしており、その角部は、中心二等
分線に関して対称に形成されている。然しながらこうし
たインサートは、送給量を増加すると所望の結果を得る
ことができないためにその効用が限定されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題点に鑑み本
発明の目的は、連続的な凸曲線状の切削端を有するイン
サートを担持した新型の切削工具を提供することにあり
、前記インサートは、それに続くワイパインサートと共
に大きな切削深さで使用される。本発明の他の目的は、
長寿命のインサートを提供することである。更に、本発
明の目的は、大きな送給量に対して大きな切削深さでも
、小さな切削深さでも使用可能な、好ましいチップブレ
ーカを有したインサートを提供することである。更に、
本発明の目的は、被加工物に対して短い接触面を有する
インサートを提供し、切削加工中に発生する振動を少な
くすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明では、棒部材をピーリング加工するための切
削工具であって、その周囲に複数の工具ホルダーを備え
た回転自在の切削ヘッドを具備し、前記各工具ホルダー
が耐磨耗性材料の多数の角部を有する多角形の粗削りイ
ンサートと仕上げインサートとを担持し、前記各インサ
ートが頂面及び底面とこれらの面の間に延在する周縁面
とを有し、前記周縁面が前記頂面及び底面と交差して切
削端を形成している切削工具において、粗削りインサー
トは３個の分離しかつ凸曲線状に湾曲した切削端が設け
られ、隣接する切削端が鈍角の角部をなして交わってい
ることを特徴とする切削工具が提供される。前記粗削り
インサートは、凸曲線状に湾曲した切削端が前記インサ
ートに内接する仮想円に対し接線方向に向けられるよう
に、形成されている前記仕上げ削りインサートは、ほぼ
三角形の本体からなり、その切削端が前記インサートに
内接する円に対し接線方向に設けられている。好ましく
は前記粗削りインサート（１４）の湾曲切削端は、１２
０°から１４０°に達する鈍角をなして角部で交差して
いる。前記粗削りインサートと、仕上げ削りインサート
は、仕上げインサートが被加工物と係合可能な切削深さ
より数倍大きい切削深さで粗削りインサートが前記被加
工物と係合可能であるように、工具ホルダーに配設され
ている。前記粗削りインサートの半径方向最も内側の角
部の二等分線は、前記角部を通り仕上げインサートの切
削端から直角に延びる法線と鋭角を形成し、前記切削端
が同時に、前記インサートが切削係合する被加工物の中
心軸線と平行に配置されている。
【０００５】
【実施例】図１を参照すると、円筒形の棒部材１１は、
半径方向に延設された複数の工具ホルダ１２を備えた、
回転する切削ヘッド１１によりピーリング加工され、前
記各工具ホルダ１２は、カーバイドその他の耐摩耗性材
料により固められた２つのインサート１３を担持してい
る。前記ヘッド１１は、所定の軸線Ｓの回りに回転し、
前記軸線Ｓは加工部の軸線と一致している。図２から図
４を参照すると、本発明による切削工具は、前記工具ホ
ルダ１２を具備しており、該工具ホルダ１２は、切削深
さｈ１による粗削り加工をなす粗削りインサート１４と
、前記インサート１４から所定の距離はなれて配置され
、切削深さｈ２による仕上げ加工をなす仕上げインサー
ト１５とを備えている。上記切削深さｈ１は、上記切削
深さｈ２の数倍の深さとなっている。更に、図５に示す
ように前記粗削りインサート１４は、前記工具ホルダ１
２の水平面に対して角度αをなして傾斜しており、つま
り、前側（図５において左側）が後側（図５において右
側）よりも低くなっている。この角度αは通常２゜から
４゜と成っており、同時に前記粗削りインサート１４は
、前方に同じ角度αをなして傾斜している。すなわち、
該粗削りインサート１４は、上述した第１の傾斜方向か
ら垂直方向に傾斜している。
【０００６】本発明によれば、前記粗削りインサート１
４は、３つの異なる、凸曲線状の切削端１６、１７、１
８を備えている。この場合前記インサート１４は、中心
締結ネジ、或いはレバー２０を受承するための中心開口
部１９を有している。代替実施例において、前記インサ
ートは、コンパクトにすることが可能で、そしてその頂
面に向かって作用するクランプ手段により固定可能であ
る。
【０００７】前記粗削りインサート１４は、ネガティブ
な基礎形状をしており、すなわち、その頂面と底面は、
それら頂面と底面の間に配置された端面に対して垂直に
方向付けられている点が特徴と成っている。前記凸曲線
状の切断端１６、１７、１８の湾曲は、これら３つの切
削端が、内接する仮想円Ｃ１に接するように成っている
。前記２つの切削端１７、１８は、角部Ｄにおて１２０
゜から１４０゜の角度をなして交差し、それによって前
記角部Ｄは所定の半径により滑らかにアールが付けられ
ており、前記切削端１８、１６も角部Ｅにおいて同様に
交差し、前記切削端１６、１７も角部Ｆにおいて同様に
同じ角度βをなして交差している。前記角部Ｅの最も内
側の角の二等分線Ｂは、同角部Ｅから引いた法線Ｎと角
度γを成すように成っており、前記法線Ｎは同時に被加
工物、本実施例においては前記インサート１４と係合す
る前記円筒形の棒部材１０の中心線Ｓと直角に交差して
いる点が特徴と成っている。この角度γの大きさは、５
゜から２５゜であり、更に好ましくは１０゜か２５゜で
ある。前記仕上げインサート１５は、前記粗削りインサ
ート１４から所定の距離はなれて配置され、略三角形状
をしており、前記粗削りインサート１４と同様に、中心
締結ネジ２２を受承するための中心開口部２１を具備し
ている。前記仮想円Ｃ１と同じ直径の仮想円Ｃ２が、３
つの直線切削端２３、２４、２５、に接するように成っ
ている。
【０００８】該インサート１５の角部には第２切削端が
備えられている点が特徴と成っており、図３において被
加工物に係合する主切削端は２６で指示され、それと隣
接する第２切削端は２５で指示されている。前記主切削
端２６は、前記第２切削端２５の方向に対して１０゜か
ら２０゜傾斜している。前記仕上げインサート１５は、
前記第２切削端２５が前記内接円Ｃ２に接するように成
っており、そしてその頂面が、前記工具ホルダ１２の頂
面と同一平面をなすように、或いはそれと平行となるよ
うに配置されており、それに対して前記粗削りインサー
ト１４は、前記工具ホルダ１２の頂面に対して傾斜して
いる。前記仕上げインサート１５は三角形以外の形状で
あっても良いことが理解されよう。前記仕上げインサー
ト１５は、例えば米国特許公報第４０３５８８８号によ
り開示されているような、角毎に分割された切削端を有
したインサート、いわゆる「トリゴナル形状」を有した
インサートであっても良い。仕上げインサートの形状を
選択する際重要な点は、第２切削端が直線形状をしてい
なければならないという点である。前記粗削りインサー
ト１４の寸法を決定する一般的なルールとして、該粗削
りインサート１４の湾曲した切削端が、同粗削りインサ
ート１４に内接する前記円Ｃ１の直径に略一致する半径
を備えるのに適していることが理解される。
【０００９】
【発明の効果】１つ、或いはそれ以上の上述したインサ
ート１４を有する工具ホルダを備えた、棒部材をピーリ
ング加工する工具は、従来技術の記載中に説明した問題
点を縮小、或いは解消することが理解されよう。こうし
た粗削りインサート１４を工具ホルダの広い当接面に着
座させることにより、そして好ましくは、前記締結ネジ
２０の中心軸を、前記中心開口部１９の中心から離心し
て配置して、より適切に着座させることにより、インサ
ートの機械的強度を増加させると同時に、棒部材をより
深くピーリング加工することが可能となる。前記角切削
端１６、１７、１８について、上述のように大きな半径
を有した前記粗削りインサート１４の配置により、振動
に対する鋭敏性が小さくなり良好な仕上げ面が得られる
。全体的に円形をしたインサートに比較すると、より強
固な固定が達成され、それによりインサートの好ましく
ない回転の危険性が除去される。取り付け角をある角度
から０゜に変化させることにより、被加工物を加工する
各間に、工具寿命を改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来技術による棒部材をピーリング加工するた
めの切削工具の斜視図である。
【図２】本発明によるインサートを備えた棒部材をピー
リング加工するための工具ホルダの斜視図である。
【図３】図２に示した、本発明によるインサートを備え
た工具ホルダの拡大平面図である。
【図４】被加工物と係合する、本発明によるインサート
を備えた工具ホルダの平面図である。
【図５】図２に示した工具ホルダの側面図である。
【符号の説明】
１２…工具ホルダ １４…粗削りインサート １５…仕上げインサート １６…切削端 １７…切削端 １８…切削端 Ｄ…角部 Ｅ…角部 Ｆ…角部 Ｃ１…仮想円

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】　　棒部材をピーリング加工するための切
    削工具であって、複数の工具ホルダー（１２）を備えた
    回転自在の切削ヘッドを具備し、各工具ホルダーが耐磨
    耗性材料の多数の角部を有する多角形の粗削りインサー
    ト（１４）と仕上げインサート（１５）とを担持し、前
    記各インサートが頂面及び底面とこれらの面の間に延在
    する周縁面とを有し、前記周縁面が前記頂面及び底面と
    交差して切削端を形成している切削工具において、粗削
    りインサート（１４）は３個の分離しかつ凸曲線状に湾
    曲した切削端（１６，１７，１８）が設けられ、隣接す
    る切削端が鈍角の角部（Ｄ，Ｅ，Ｆ）をなして交差して
    いることを特徴とする切削工具。
  2. 【請求項２】　　粗削りインサート（１４）は、凸曲線
    状に湾曲した切削端（１６，１７，１８）が前記インサ
    ートに内接する仮想円（Ｃ１　）に対し接線方向に向け
    られるように、形成されていることを特徴とする請求項
    １に記載の切削工具。
  3. 【請求項３】　　仕上げ削りインサート（１５）がほぼ
    三角形の本体からなり、その切削端（２３，２４，２５
    ）が前記インサートに内接する円（Ｃ２　）に対し接線
    方向に設けられていることを特徴とする請求項１に記載
    の切削工具。
  4. 【請求項４】　　粗削りインサート（１４）の湾曲切削
    端（１６，１７，１８）が１２０°から１４０°に達す
    る鈍角（Ｂ）をなして角部で交差していることを特徴と
    する請求項１に記載の切削工具。
  5. 【請求項５】　　仕上げ削りインサート（１５）は、そ
    の頂面がホルダー（１２）と同じか又は平行な平面上に
    位置するように配置され、また粗削りインサート（１４
    ）は２°〜４°の鋭角（α）で前方に傾斜されているこ
    とを特徴とする請求項１に記載の切削工具。
  6. 【請求項６】　　粗削りインサート（１４）と仕上げ削
    りインサート（１５）は、仕上げインサート（１５）が
    被加工物（１０）と係合可能な切削深さ（ｈ２）より数
    倍大きい切削深さ（ｈ１　）で粗削りインサート（１４
    ）が前記被加工物（１０）と係合可能であるように、工
    具ホルダー（１２）に配設されていることを特徴とする
    請求項１から６の何れか１項に記載の切削工具。
  7. 【請求項７】　　粗削りインサート（１４）の半径方向
    最も内側の角部（Ｅ）の二等分線（Ｂ）が、前記角部（
    Ｅ）を通り仕上げインサート（１５）の切削端（２５）
    から直角に延びる法線（Ｎ）と鋭角（γ）を形成し、前
    記切削端（２５）が同時に、前記インサートが切削係合
    する被加工物（１０）の中心軸線と平行に配置されてい
    ることを特徴とする請求項１に記載の切削工具。
  8. 【請求項８】　　角度（γ）が５°から２５°、好まし
    くは１０°から２５°に達することを特徴とする請求項
    ７に記載の切削工具。
  9. 【請求項９】　　インサート（１４，１５）は、これら
    インサートを貫通して延在する中心開口（１９，２１）
    が設けられ該開口の穴壁と係合可能な締結ネジ（２０，
    ２２）を受け入れるようにしていることを特徴とする請
    求項１から８の何れか１項に記載の切削工具。
  10. 【請求項１０】　　粗削りインサート（１４）の湾曲切
    削端（１６，１７）が、前記インサート（１４）に内接
    する円（Ｃ１　）の直径にほぼ等しいような半径を有し
    ていることを特徴とする請求項１から９の何れか１項に
    記載の切削工具。
  11. 【請求項１１】　　仕上げ削りインサート（１５）が、
    粗削りインサート（１４）に内接する仮想円（Ｃ１　）
    の半径に等しい半径を有する仮想円（Ｃ２　）に対して
    接線方向に設けられている、３個の第２切削端（２３，
    ２４，２５）を有していることを特徴とする請求項１か
    ら１０の何れか１項に記載の切削工具。
JP4046892A 1991-03-04 1992-03-04 棒部材をピーリング加工するための切削工具 Expired - Lifetime JP2688302B2 (ja)

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