JPH04316453A - ココアバターを使用した冷菓 - Google Patents
ココアバターを使用した冷菓Info
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23G—COCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
- A23G9/00—Frozen sweets, e.g. ice confectionery, ice-cream; Mixtures therefor
- A23G9/32—Frozen sweets, e.g. ice confectionery, ice-cream; Mixtures therefor characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
- A23G9/327—Frozen sweets, e.g. ice confectionery, ice-cream; Mixtures therefor characterised by the composition containing organic or inorganic compounds characterised by the fatty product used, e.g. fat, fatty acid, fatty alcohol, their esters, lecithin, glycerides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Confectionery (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はココアバターを使用した
冷菓に関し、更に詳しくは、冷菓に対して積極的かつ大
量にココアバターを添加することにより得られ、本格的
なココアの風味を備え、更にシャープな口溶けを有する
冷菓に関する。
冷菓に関し、更に詳しくは、冷菓に対して積極的かつ大
量にココアバターを添加することにより得られ、本格的
なココアの風味を備え、更にシャープな口溶けを有する
冷菓に関する。
【0002】
【従来の技術】ココアバターは主としてチョコレートの
油脂原料として使用されており、従来は冷菓に対して油
脂として大量かつ積極的に使用されることはなかった。
油脂原料として使用されており、従来は冷菓に対して油
脂として大量かつ積極的に使用されることはなかった。
【0003】一般にアイスクリームのような冷菓には、
乳脂肪、ヤシ油、パーム油、ナタネ油等が使用される。 チョコレート様の風味を呈する冷菓もあるが、この種の
チョコレートアイスの風味は究極的にはチョコレート脂
肪に由来するものの、従来の冷菓におけるココアバター
(チョコレート脂肪)としては、チョコレートアイス等
の風味付けのために、冷菓原料として添加される比較的
少量のチョコレート脂肪を含むカカオマス、ココア、ビ
ターおよびチョコレート等から由来する程度で、最終的
な含量としては0〜1.5%程度が一般的であり、更に
ココアバターを冷菓原料として直接使用することは勿論
なかった。
乳脂肪、ヤシ油、パーム油、ナタネ油等が使用される。 チョコレート様の風味を呈する冷菓もあるが、この種の
チョコレートアイスの風味は究極的にはチョコレート脂
肪に由来するものの、従来の冷菓におけるココアバター
(チョコレート脂肪)としては、チョコレートアイス等
の風味付けのために、冷菓原料として添加される比較的
少量のチョコレート脂肪を含むカカオマス、ココア、ビ
ターおよびチョコレート等から由来する程度で、最終的
な含量としては0〜1.5%程度が一般的であり、更に
ココアバターを冷菓原料として直接使用することは勿論
なかった。
【0004】ココアバターは体温付近でシャープに溶け
る性質を有する。このため、これを油脂原料として使用
したチョコレートは、口腔内で速やかにココアバターが
溶けるため口溶けがシャープなものとなる。これに対し
て、従来より冷菓に一般的に使用されてきた油脂は、コ
コアバターのようなシャープな口溶けを与えることはで
きない。
る性質を有する。このため、これを油脂原料として使用
したチョコレートは、口腔内で速やかにココアバターが
溶けるため口溶けがシャープなものとなる。これに対し
て、従来より冷菓に一般的に使用されてきた油脂は、コ
コアバターのようなシャープな口溶けを与えることはで
きない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、本格的なコ
コアの風味を備え、シャープな口溶けの食感を有する冷
菓を提供することを目的とする。
コアの風味を備え、シャープな口溶けの食感を有する冷
菓を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、植物性
油脂として、本格的なココアの風味を与えるに十分な量
のココアバターを使用したことを特徴とするココアバタ
ーを使用した冷菓が提供される。
油脂として、本格的なココアの風味を与えるに十分な量
のココアバターを使用したことを特徴とするココアバタ
ーを使用した冷菓が提供される。
【0007】ココアバターの量が20重量%以下であれ
ば好適である。
ば好適である。
【0008】ココアバターの量が3〜20重量%であれ
ば好適である。
ば好適である。
【0009】ココアバターの量を3重量%以下とすると
本格チョコレートの風味が少なくなり、一方、これを2
0重量%以上とすると、食感的に油っぽさが出現するた
め、本発明におけるココアバターの使用量は3〜20重
量%が最も好適である。
本格チョコレートの風味が少なくなり、一方、これを2
0重量%以上とすると、食感的に油っぽさが出現するた
め、本発明におけるココアバターの使用量は3〜20重
量%が最も好適である。
【0010】ココアバターを使用した本発明による冷菓
を製造する際に、着色料を制限することにより、本格的
なココアの風味を備え、シャープな口溶けの食感を有す
るホワイトチョコ冷菓とすることができる。
を製造する際に、着色料を制限することにより、本格的
なココアの風味を備え、シャープな口溶けの食感を有す
るホワイトチョコ冷菓とすることができる。
【0011】また、脱臭ココアバターを使用することに
より、各種風味の冷菓(例えばフルーツ、ナッツ等)を
提供することができる。
より、各種風味の冷菓(例えばフルーツ、ナッツ等)を
提供することができる。
【0012】なお、代表的な冷菓としてアイスクリーム
を例示することができるが、本発明による冷菓はこれに
限定されるものではない。
を例示することができるが、本発明による冷菓はこれに
限定されるものではない。
【0013】
【作用】本発明は、ココアバターの冷菓への応用として
、従来のようにカカオマス、ココア、チョコレート等を
使用した場合の単なる風味付けのためではなく、本格チ
ョコレート風味を現出させるべく、チョコレート脂肪(
ココアバター)を大量かつ積極的に利用したものである
。
、従来のようにカカオマス、ココア、チョコレート等を
使用した場合の単なる風味付けのためではなく、本格チ
ョコレート風味を現出させるべく、チョコレート脂肪(
ココアバター)を大量かつ積極的に利用したものである
。
【0014】従来よりチョコレートアイスクリーム等に
おいては、ココア、カカオマス、チョコレート等が風味
付け原料として使用されていたが、本格的な本来のチョ
コレート感は期待できなかった。
おいては、ココア、カカオマス、チョコレート等が風味
付け原料として使用されていたが、本格的な本来のチョ
コレート感は期待できなかった。
【0015】チョコレート製造において規定されている
チョコレート生地は、カカオビーンズから調製したカカ
オマス、ココアバター、ココアケーキまたはココアパウ
ダーを原料とし、必要に応じて糖類、乳製品、他の油脂
、乳化剤、香料等を加えるものとされている(規約2条
2)。すなわち、カカオ原料が必須のものとされている
。
チョコレート生地は、カカオビーンズから調製したカカ
オマス、ココアバター、ココアケーキまたはココアパウ
ダーを原料とし、必要に応じて糖類、乳製品、他の油脂
、乳化剤、香料等を加えるものとされている(規約2条
2)。すなわち、カカオ原料が必須のものとされている
。
【0016】本発明は、冷菓に対して従来使用されてい
なかったカカオ原料の中のココアバターを使用すること
により、本格チョコレート風味の現出を可能とし、更に
ココアバターのシャープな口溶けが付与された食感とし
て口溶けの良い冷菓を提供するものである。
なかったカカオ原料の中のココアバターを使用すること
により、本格チョコレート風味の現出を可能とし、更に
ココアバターのシャープな口溶けが付与された食感とし
て口溶けの良い冷菓を提供するものである。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、積極的かつ大量に添加
されたココアバターによる本格的なココアの風味を備え
、更にシャープな口溶けの食感を有する冷菓が提供され
る。
されたココアバターによる本格的なココアの風味を備え
、更にシャープな口溶けの食感を有する冷菓が提供され
る。
【0018】本発明の冷菓は、ココアバターを油脂原料
として使用することにより、従来の油脂(乳脂肪、植物
性脂肪)とは異なった食感および口溶け(シャープ)を
備えることを特徴とする。
として使用することにより、従来の油脂(乳脂肪、植物
性脂肪)とは異なった食感および口溶け(シャープ)を
備えることを特徴とする。
【0019】更にこのようにしてココアバターを冷菓に
応用した場合、ココアバターが有する本格チョコレート
風味が出現するのみならず、いわゆるチョコレート色に
とらわれないホワイトチョコ冷菓としての風味の現出が
可能となり、また脱臭ココアバターを使用することによ
り、各種風味の冷菓(例えばフルーツ、ナッツ等)とし
ても応用することができる。すなわち、本発明により従
来にない食感および口溶けを有することを特徴とする冷
菓の提供が可能となり、同時にココアバター(チョコレ
ート脂肪)の新しい用途が開発された。
応用した場合、ココアバターが有する本格チョコレート
風味が出現するのみならず、いわゆるチョコレート色に
とらわれないホワイトチョコ冷菓としての風味の現出が
可能となり、また脱臭ココアバターを使用することによ
り、各種風味の冷菓(例えばフルーツ、ナッツ等)とし
ても応用することができる。すなわち、本発明により従
来にない食感および口溶けを有することを特徴とする冷
菓の提供が可能となり、同時にココアバター(チョコレ
ート脂肪)の新しい用途が開発された。
【0020】
【実施例】以下に実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるもので
はない。
するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるもので
はない。
【0021】実施例1
表1に示す処方により原料を配合し冷菓を製造した。
【0022】ミックスを調製するに際しては、原料を加
熱混合し、均質化を行い、殺菌、冷却してエージングを
行った。
熱混合し、均質化を行い、殺菌、冷却してエージングを
行った。
【0023】調製したミックスをフリージングし、適量
のオーバーランを入れて硬化させて冷菓とした。
のオーバーランを入れて硬化させて冷菓とした。
【0024】実施例2
表1に示す処方により原料を配合し、実施例1と同様の
方法により冷菓を製造した。
方法により冷菓を製造した。
【0025】比較例1
表1に示す処方により原料を配合し、実施例1と同様の
方法により冷菓を製造した。
方法により冷菓を製造した。
【0026】
【表1】
【0027】パネルテスト
実施例1および比較例1で製造した冷菓を使用し、チョ
コレート風味および食感(口溶け)について10名のパ
ネルによるパネルテストを行った。
コレート風味および食感(口溶け)について10名のパ
ネルによるパネルテストを行った。
【0028】結果を表2に示す。なお、実施例2で製造
した冷菓を使用したパネルテストにおいても同様の結果
が得られた。
した冷菓を使用したパネルテストにおいても同様の結果
が得られた。
【0029】
【表2】
【0030】表2から明らかなように、本発明によるコ
コアバターを使用した冷菓は、従来の冷菓と比較すると
、積極的かつ大量に添加されたココアバターによる本格
的なココアの風味を備え、更にシャープな口溶けの食感
を有するものである。
コアバターを使用した冷菓は、従来の冷菓と比較すると
、積極的かつ大量に添加されたココアバターによる本格
的なココアの風味を備え、更にシャープな口溶けの食感
を有するものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 植物性油脂として、本格的なココアの
風味を与えるに十分な量のココアバターを使用したこと
を特徴とするココアバターを使用した冷菓。 - 【請求項2】 ココアバターの量が20重量%以下で
ある請求項1記載の冷菓。 - 【請求項3】 ココアバターの量が3〜20重量%で
ある請求項1記載の冷菓。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3085408A JP2804854B2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | ココアバターを使用した冷菓 |
EP92106630A EP0509509A1 (en) | 1991-04-17 | 1992-04-16 | Frozen dessert in which cocoa butter is used |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3085408A JP2804854B2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | ココアバターを使用した冷菓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04316453A true JPH04316453A (ja) | 1992-11-06 |
JP2804854B2 JP2804854B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=13857974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3085408A Expired - Lifetime JP2804854B2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | ココアバターを使用した冷菓 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0509509A1 (ja) |
JP (1) | JP2804854B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007135405A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Ezaki Glico Co Ltd | チョコレート入り冷菓ミックス |
JP2008301814A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-12-18 | Ezaki Glico Co Ltd | チョコレート入り冷菓ミックス |
JP2009148168A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Akagi Nyugyo Co Ltd | ソフトクリームミックス用組成物およびその製造方法 |
US8906443B2 (en) | 2004-12-23 | 2014-12-09 | Conopco, Inc. | Frozen aerated confections |
KR20160030123A (ko) | 2013-07-09 | 2016-03-16 | 후지세유 그룹 혼샤 가부시키가이샤 | 냉과 및 제과용 유지 |
JP2020137426A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 株式会社明治 | カカオ原料含有冷菓 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994021137A1 (en) * | 1993-03-17 | 1994-09-29 | Heflin, Ted, A. | Ice cream mix and method of manufacturing same |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4663176A (en) * | 1985-09-20 | 1987-05-05 | Glacial Confections, Inc. | Frozen mousse and method of making same |
JPS63287446A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-24 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | 低粘稠度の高脂肪アイスクリ−ムミツクス及びチヨコレ−トアイスクリ−ムミツクス |
-
1991
- 1991-04-17 JP JP3085408A patent/JP2804854B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-04-16 EP EP92106630A patent/EP0509509A1/en not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8906443B2 (en) | 2004-12-23 | 2014-12-09 | Conopco, Inc. | Frozen aerated confections |
JP2007135405A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Ezaki Glico Co Ltd | チョコレート入り冷菓ミックス |
JP2008301814A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-12-18 | Ezaki Glico Co Ltd | チョコレート入り冷菓ミックス |
JP2009148168A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Akagi Nyugyo Co Ltd | ソフトクリームミックス用組成物およびその製造方法 |
KR20160030123A (ko) | 2013-07-09 | 2016-03-16 | 후지세유 그룹 혼샤 가부시키가이샤 | 냉과 및 제과용 유지 |
KR20210042182A (ko) | 2013-07-09 | 2021-04-16 | 후지세유 그룹 혼샤 가부시키가이샤 | 냉과 및 제과용 유지 |
JP2020137426A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 株式会社明治 | カカオ原料含有冷菓 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0509509A1 (en) | 1992-10-21 |
JP2804854B2 (ja) | 1998-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980630 |