JPH0431574Y2 - - Google Patents

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JPH0431574Y2
JPH0431574Y2 JP6379585U JP6379585U JPH0431574Y2 JP H0431574 Y2 JPH0431574 Y2 JP H0431574Y2 JP 6379585 U JP6379585 U JP 6379585U JP 6379585 U JP6379585 U JP 6379585U JP H0431574 Y2 JPH0431574 Y2 JP H0431574Y2
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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、リークテスト用シール装置に関し、
特に内部に空洞を有する被検査物のリークテスト
に際し、上記空洞が外部に開口する被検査物の隣
合う2面を密閉する押圧板のシール性の向上対策
に関する。
(従来の技術) 従来、このようなリークテスト用シール装置と
しては、例えばゴム等のシート状弾性部材を貼着
した押圧板でその弾性部材側を被検査物の隣合う
2面に圧接して被検査物の空洞を密閉してリーク
テストを行うようにしたものは知られている。そ
して、被検査物の一方の面を押圧する押圧板の弾
性部材の端面に他方の面を押圧する押圧板の弾性
部材を密着させて、被検査物の空洞内に封入した
気体が被検査物のコーナー部から漏れるのを防止
するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記の従来のものでは、被検査物の
一方の面を押圧する押圧板の弾性部材は、その端
面が他方の面を押圧する押圧板の弾性部材によつ
て押圧されるため、この押圧力によつて弾性変形
することとなり、その結果、コーナー部での面圧
が低下して被検査物の空洞内に封入した気体が上
記コーナー部から漏れるという問題があつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上記の如く一方の
押圧板の弾性部材の端面を他方の押圧板の弾性部
材が押圧することによつて一方の押圧板の弾性部
材が弾性変形するのを抑制するようにすることに
より、上記押圧板が作用する弾性部材端面の面圧
低下を防止して、被検査物のシール性の向上を図
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、内部に空洞を有する被検査物の上記空洞が外
部に開口する隣合う2面のうち一方の面に押圧さ
れ、この押圧面に該一方の面に圧接する弾性部材
を有する第1押圧板と、上記隣合う2面のうち他
方の面に押圧され、この押圧面に上記第1押圧板
の弾性部材の端面を押圧した状態で該他方の面に
圧接する弾性部材を有する第2押圧板とを備え、
被検査物の空洞を上記両押圧板で密閉するように
したリークテスト用シール装置において、上記第
1押圧板の少なくとも上記第2押圧板の弾性部材
で押圧される弾性部材端部側にその弾性部材側に
開口する凹部を形成する。さらに、該凹部にスト
ツパ部材を第1押圧板の一方の面への押圧時に弾
性部材側に突出した状態を保つように上記凹部に
縮装されたスプリングの付勢力によつて弾性部材
側に弾発されて収納する構成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、内部に空洞を
有する被検査物の上記空洞が外部に開口する隣合
う2面のうち一方の面に第1押圧板の弾性部材を
圧接する。この際、上記第1押圧板の少なくとも
第2押圧板の弾性部材で押圧される弾性部材端部
側の凹部に収納されたストツパ部材が上記凹部に
縮装されたスプリングの付勢力によつて弾性部材
側に弾発され、上記弾性部材端部側が他の部位の
面圧よりも高い圧力でもつて押圧される。
このことから、その後上記隣合う2面のうち他
方の面に上記第1押圧板の弾性部材の端面を押圧
した状態で第2押圧板の弾性部材を圧接しても、
この押圧力が第1押圧板の弾性部材端部側に及ぶ
のが上記ストツパ部材によつて抑制されて該弾性
部材端部側の弾性部材の弾性変形が防止される。
よつて、第1押圧板のコーナー部での面圧が確保
されて、被検査物の空洞が上記両押圧板でもつて
漏れなく完全に密閉されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係るリ
ークテスト用シール装置を示し、Aは内部に空洞
a1を有する被検査物であつて、図では隔壁a2内部
にウオータジヤケツトが張り巡らされたシリンダ
ブロツクを例示する。1は該被検査物Aの上記空
洞aが外部に開口する隣合う2面のうち一方の面
(図では上面)に押圧される第1押圧板であつて、
該第1押圧板1はその押圧面に上記一方の面に圧
接するシート状弾性部材2が貼着されているとと
もに、該押圧面と反対側の面には取付枠部材3を
介して流体圧シリンダのピストンロツド4先端が
連結されていて、該流体圧シリンダの伸縮作動に
よつて上記被検査物Aの上方を昇降動可能に支持
されている。
また、5,5は上記被検査物Aの隣合う2面の
うち他方の面(図では左右側面)に押圧される一
対の第2押圧板であつて、該各第2押圧板5,5
はそれぞれその押圧面に上記第1押圧板1の弾性
部材2の端面を押圧した状態で上記他方の面に圧
接するシート状弾性部材6が貼着されているとと
もに、該押圧面と反対側の面には取付板部材7を
介して流体圧シリンダ8のピストンロツド8a先
端が連結されていて、該流体圧シリンダ8の伸縮
作動によつて水平移動可能に支持されている。ま
た、該流体圧シリンダ8はブラケツト9を介して
上記第1押圧板1を支持する取付枠部材3に懸吊
支持されており、上記第1押圧板1の昇降ととも
に昇降動して上記被検査物Aの左右側面に対向し
て各第2押圧板5,5を配置可能になつている。
さらに、10は上記第1および第2押圧板1,
5と同様に押圧面にシート状弾性部材11を有す
る第3押圧板であつて、図例では被検査物Aの下
面に圧接するようにテーブル12に弾性部材11
を上に向けた状態で載置され、その上に被検査物
Aが搭載されている。なお、上記第1〜第3押圧
板1,5,10の各弾性部材2,6,11は例え
ばゴム等の弾性を有するシート状のものが使用さ
れる。
そして、13は上記第1押圧板1の少なくとも
上記第2押圧板5の弾性部材6で押圧される弾性
部材2端部側に設けられたストツパ部材であつ
て、図例では2個のストツパ部材13,13が各
コーナー部間に沿つて埋設されている。具体的に
は、該各ストツパ部材13は第4図に詳示するよ
うに、2つの凹陥した盲孔14を有するバー形状
に形成されており、このストツパ部材13は、第
1押圧板1にその弾性部材2側に開口するように
スリツト状に形成された凹部16内に収納されて
いる。また、該凹部16内にはコイルスプリング
15が縮装され、該コイルスプリング15の一端
(下端)が上記ストツパ部材13の該盲孔14内
に介装されている。そして、上記ストツパ部材1
3は、コイルスプリング15を盲孔14内に介装
した状態で上記第1押圧板1のコーナー部間に沿
つて形成された凹部16内に収納され、上記第1
押圧板1の一方の面(被検査物Aの上面)の押圧
時に弾性部材2側に突出した状態を保つように上
記コイルスプリング15の付勢力によつて弾性部
材2側に弾発されている。
次に、上記実施例の作用効果を説明する。な
お、被検査物Aには、リークテストをする上で実
質的な空間を少なくするためにダミーの突起部材
17……が隔壁a2間に形成された空間部にセツト
されている。
まず、テーブル12に第3押圧板10をその弾
性部材11を上に向けた状態で載置し、その上に
被検査物A(上下を逆にしたシリンダブロツク)
を搭載する。次いで、第1押圧板1を支持する流
体圧シリンダを伸張作動させて第1押圧板1を下
降させ、該第1押圧板1で被検査物Aの上面を押
圧して該上面に弾性部材2を圧接させる。この状
態で被検査物Aの上面開口部が閉塞されて該上面
のシール性が確保される。また、コーナー部間に
沿つて埋設された各ストツパ部材13がコイルス
プリング15の付勢力によつて弾性部材2側に弾
発されて弾性部材2側への突出状態が保持されて
いる。
また、上記第1押圧板1の下降と同時に左右両
側の第2押圧板5,5が下降して、その上端部が
上記第1押圧板1の弾性部材2の端面を押圧可能
な位置に位置する。そして、各第2押圧板5を支
持する各流体圧シリンダ8を伸張作動させて各第
2押圧板5,5で被検査物Aの左右側面を押圧し
て該左右側面に該弾性部材6,6を圧接させる。
この状態で被検査物Aの左右側面開口部が閉塞さ
れて該左右側面のシール性が確保される。この
際、上記第1押圧板1の弾性部材2の端面は第2
押圧板5によつて押圧され、その押圧力によつて
該弾性部材2が端部側から横方向に弾性変形しよ
うとするが、上記ストツパ部材13によつてその
弾性変形を抑制されているため、その弾性変形が
全体に及ぶのが防止され、被検査物Aの上面のシ
ール性が確保される。なお、第3押圧板10は上
記第1押圧板1の押圧力でもつてその弾性部材1
1に被検査物Aの下面で圧接しているため、該下
面のシール性は確保されている。このように被検
査物Aの空洞a1を上記各第1〜第3押圧板1,
5,10で完全に密閉した後、空洞a1内に所定圧
の気体を流入してリークテストが行われる。
したがつて、上記実施例のリークテスト用シー
ル装置においては、少なくとも第2押圧板5の弾
性部材6で押圧される弾性部材2端部側にストツ
パ部材13を設けた第1押圧板1で、内部に空洞
a1を有する被検査物Aの上記空洞a1が外部に開口
する隣合う2面のうち一方の面を押圧し、かつ上
記隣合う2面のうち他方の面を上記第1押圧板1
の弾性部材2の端面を押圧した状態で押圧する。
この際、第1押圧板1の弾性部材2の端面には第
2押圧板1の押圧力が作用しており、これにより
該弾性部材2が弾性変形しようとするが、第1押
圧板1のコーナー部間には上記ストツパ部材13
が弾性部材2内に突出しており、上記押圧力によ
る弾性変形が弾性部材2全体に及ぶのが防止さ
れ、その結果、被検査物Aの空洞a1が上記両押圧
板1,5でもつて漏れなく完全に密閉されて、被
検査物Aのシール性の向上を図ることができる。
なお、上記実施例では、ストツパ部材13をバー
形状のものとして、第1押圧板1のコーナー部間
に1つ設けたが、少なくともそのコーナー部にそ
れぞれ分離させて設けてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のリークテスト用
シール装置によれば、第1押圧板の少なくとも第
2押圧板の弾性部材で押圧される弾性部材端部側
にその弾性部材側に開口する凹部を形成し、該凹
部にスプリングの付勢力によつて弾性部材側へ弾
発されたストツパ部材を収納して、第1押圧板の
一方の面の押圧時にその弾性部材側に突出したス
トツパ部材でもつて該弾性部材が上記第2押圧板
の弾性部材の押圧力によつて弾性変形するのを抑
制してその面圧を十分に確保するようにしたの
で、上記両押圧板による被検査物の密閉を漏れな
く完全に行つて、被検査物のシール性の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示し、
第1図はリークテスト用シール装置を一部破断に
て示す正面図、第2図は同平面図、第3図は同側
面図、第4図は第1図の要部拡大断面図である。 1……第1押圧板、2,6……弾性部材、5…
…第2押圧板、13……ストツパ部材、15……
コイルスプリング、16……凹部、A……被検査
物、a1……空洞。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に空洞を有する被検査物の上記空洞が外部
    に開口する隣合う2面のうち一方の面に押圧さ
    れ、この押圧面に該一方の面に圧接する弾性部材
    を有する第1押圧板と、上記隣合う2面のうち他
    方の面に押圧され、この押圧面に上記第1押圧板
    の弾性部材の端面を押圧した状態で該他方の面に
    圧接する弾性部材を有する第2押圧板とを備え、
    被検査物の空洞を上記両押圧板で密閉するように
    したリークテスト用シール装置であつて、上記第
    1押圧板の少なくとも上記第2押圧板の弾性部材
    で押圧される弾性部材端部側には、その弾性部材
    側に開口する凹部が形成され、該凹部には、スト
    ツパ部材が第1押圧板の一方の面への押圧時に弾
    性部材側に突出した状態を保つように上記凹部に
    縮装されたスプリングの付勢力によつて弾性部材
    側に弾発されて収納されていることを特徴とする
    リークテスト用シール装置。
JP6379585U 1985-04-29 1985-04-29 Expired JPH0431574Y2 (ja)

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JPS61181343U JPS61181343U (ja) 1986-11-12
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