JP2634805B2 - シリンダヘッドガスケット - Google Patents

シリンダヘッドガスケット

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JP2634805B2 JP61246316A JP24631686A JP2634805B2 JP 2634805 B2 JP2634805 B2 JP 2634805B2 JP 61246316 A JP61246316 A JP 61246316A JP 24631686 A JP24631686 A JP 24631686A JP 2634805 B2 JP2634805 B2 JP 2634805B2
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gasket
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、自動車用エンジンのシリンダヘッドガスケ
ットに関する。
「従来の技術」 従来、複数枚の板状のガスケット部材を重ね合せて構
成したガスケット本体に、シールすべき高圧部分となる
貫通孔を形成したガスケットにおいて、上記ガスケット
本体の一側表面に位置する第1ガスケット部材の上記貫
通孔の内周縁部分を、他側表面の第2ガスケット部材側
に折返しその折返し部を上記貫通孔に対するシール部と
するとともに、上記折返し部の自由端部を上記第2ガス
ケット部材の表面に重合させたガスケットは、公知であ
る(実開昭60−18245号公報、実公昭54−25532号公
報)。
「発明が解決しようとする問題点」 この種のガスケットにおいては、製造上の誤差等によ
りガスケットの全域に亘って理想的な密着状態を得るこ
とが困難であることから、通常は上記シール部分にその
他の部分よりも大きな密着力を持たせるようにしている
が、そのような傾向を持たせようとする結果、上記シー
ル部分の密着力が過度に大きくなり、密着力が不均一と
なって返って洩れを生じさせることがあった。
「問題点を解決するための手段」 本発明はそのような事情に鑑み、板状のガスケット本
体にシールすべき高圧部分となる貫通孔を穿設してこの
貫通孔の内周縁にシール部を設けたシリンダヘッドガス
ケットにおいて、 上記シール部の内径をシリンダボアの内径にほぼ一致
させて形成し、また上記シール部を、少なくとも断面コ
字形部分を有してそのコ字形部分の内側に圧縮方向内に
おける空隙を形成した弾性体から構成し、上記シール部
の圧縮時に上記空隙の容積を詰めさせてシール部の相対
的に自由な圧縮を許容させ、さらに上記空隙をシリンダ
ボア側に向けて配置したものである。
「作用」 そのような構成によれば、上記シール部自体が弾性体
から構成されていることと、該弾性体に上記空隙を形成
していることにより、上記シール部の圧縮力を相対的に
自由に設定することができ、したがってそれによりシー
ル部に要求される所要の大きさの密着力を得ることが容
易となり、しかも上記シール部の相対的に自由な圧縮に
よってそのシール部の全域を均一に密着させることがで
きるので、従来に比較して確実なシール作用を得ること
が可能となる。
加えて、上記シール部が圧縮されると、該シール部の
一部は弾性変形により圧縮方向と直交する方向に膨出さ
れるようになるが、上記空隙をシリンダボア側に向けて
配置しているので、シール部の内径をシリンダボアの内
径にほぼ一致させて形成しても該シール部の一部がシリ
ンダボア内に突出するのを可及的に防止することがで
き、それによってシール部とピストンとが接触する危険
性を低減することができる。
「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、第1
図、第2図において、シリンダヘッドガスケットは3枚
の板状のガスケット部材21、22、23を順次重ね合せて構
成したガスケット本体24を備えており、下方に位置する
ガスケット部材21の内周縁部分にリング状の弾性体を接
着剤で取付けてシール部29を形成している。そしてこの
シール部29の内周面側を貫通孔28としてあり、この貫通
孔28の内径は、シリンダブロック16におけるシリンダボ
ア17の内径にほぼ一致させてある。
本実施例では上記ガスケット部材21〜23をそれぞれ金
属材料から構成しているがその他の適宜の材料から構成
してもよく、またガスケット部材22、23については必要
に応じて省略することもできる。
上記シール部29は断面コ字形に形成してあり、そのコ
字形内にシール部29の圧縮方向内に位置する空隙30が形
成されている。この空隙30は、シリンダボア17側に向け
て配置してあり、また上記シール部29の全体の圧縮方向
寸法は、自然状態において、3枚のガスケット部材21〜
23の合計厚さよりも大きく設定している。
上記構成を有する本実施例においては、上記ガスケッ
ト本体24をシリンダヘッド15とシリンダブロック16との
間に介在させてシリンダヘッド15をシリンダブロック16
に締付けた際には、上記シール部29は上記空隙30の容積
を詰めることにより相対的に自由に圧縮され、その自由
な圧縮によってシール部29は上記シリンダヘッド15とシ
リンダブロック16との間に所要の大きさの、しかも均一
な密着力で密着されるようになる。したがって、不均一
な密着力による局部的な洩れを防止することができる。
そしてその締付け状態においては、シール部29の部分
における密着力はその他の3枚のガスケット部材21〜23
の部分における密着力よりも大きくなるので、ガスケッ
トは全体として理想的な状態で締付けられるようにな
り、シリンダボア17内のガスを良好にシールすることが
できる。
加えて、上記シール部29が圧縮されると、該シール部
29の一部は弾性変形により圧縮方向と直交する方向に膨
出されるようになるが、上記空隙30をシリンダボア17側
に向けて配置しているので、シール部29の内径をシリン
ダボア17の内径にほぼ一致させて形成しても該シール部
29の一部がシリンダボア17内に突出するのを可及的に防
止することができ、それによってシール部29と図示しな
いピストンとが接触する危険性を低減することができ
る。
次に、第3図に示す実施例は、第2図の実施例におけ
るシール部29の上下面に環状の突起40を形成するととも
に、ガスケット部材22、23を省略したものである。
なお、上記各実施例においては、それぞれ上下関係を
逆に構成することができることは勿論である。
「発明の効果」 以上のように、本発明においてはシール部自体を弾性
体から構成し、かつ該弾性体に上記空隙を形成している
ことから、該シール部を相対的に自由に圧縮させること
によりシール部の密着力を適宜に調整することが可能な
ので、シール部に要求される所要の大きさの密着力を得
ることが容易となり、しかも上記シール部の相対的に自
由な圧縮によってそのシール部の全域を均一に密着させ
ることができるので、従来に比較して確実なシール作用
を得ることができるという効果が得られる。
また、上記空隙をシリンダボア側に向けて配置してい
るので、シール部の内径をシリンダボアの内径にほぼ一
致させて形成しても、該シール部の圧縮時にその一部が
シリンダボア内に突出するのを可及的に防止することが
でき、それによってシール部とピストンとが接触する危
険性を低減することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部の平面図、第2図
は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図は本発明の他
の実施例を示す断面図である。 15……シリンダヘッド、16……シリンダブロック 17……シリンダボア、21〜23……ガスケット部材 24……ガスケット本体、28……貫通孔 29……シール部、30……空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−72559(JP,U) 実開 昭55−64555(JP,U) 実開 昭53−50361(JP,U) 実開 昭53−159455(JP,U) 実開 昭62−24044(JP,U) 実開 昭54−161453(JP,U) 実公 昭45−6013(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状のガスケット本体にシールすべき高圧
    部分となる貫通孔を穿設してこの貫通孔の内周縁にシー
    ル部を設けたシリンダヘッドガスケットにおいて、 上記シール部の内径をシリンダボアの内径にほぼ一致さ
    せて形成し、また上記シール部を、少なくとも断面コ字
    形部分を有してそのコ字形部分の内側に圧縮方向内にお
    ける空隙を形成した弾性体から構成し、上記シール部の
    圧縮時に上記空隙の容積を詰めさせてシール部の相対的
    に自由な圧縮を許容させ、さらに上記空隙をシリンダボ
    ア側に向けて配置したことを特徴とするシリンダヘッド
    ガスケット。
JP61246316A 1986-10-16 1986-10-16 シリンダヘッドガスケット Expired - Fee Related JP2634805B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6357760B1 (en) * 2000-05-19 2002-03-19 Michael Doyle Ring seal

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS456013Y1 (ja) * 1967-07-01 1970-03-25
JPS5564555U (ja) * 1978-10-27 1980-05-02
JPS5872559U (ja) * 1981-11-12 1983-05-17 トヨタ自動車株式会社 高温用ガスケツト

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