JPH04307136A - 液圧緩衝器の弁構造 - Google Patents

液圧緩衝器の弁構造

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JPH04307136A
JPH04307136A JP9495091A JP9495091A JPH04307136A JP H04307136 A JPH04307136 A JP H04307136A JP 9495091 A JP9495091 A JP 9495091A JP 9495091 A JP9495091 A JP 9495091A JP H04307136 A JPH04307136 A JP H04307136A
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JP
Japan
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spool
shock absorber
hydraulic shock
passage
valve structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP9495091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Ito
正美 伊藤
Takayuki Tsuchiya
土屋 高行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液圧緩衝器の弁構造に関
し、たとえば、車両の懸架装置に設置する液圧緩衝器の
内部に配置され、緩衝作用に供される液体量を制御する
電磁式流量制御弁に適する弁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】シェル、ピストンおよび中空のピストン
ロッドを有する液圧緩衝器の前記ピストンロッドの内部
に、ソレノイドとコアとを固定的に配置すると共に、ス
プールを移動可能に配置した液圧緩衝器が提案されてい
る(実開昭61−66242号公報)。この液圧緩衝器
では、ソレノイドおよびコアの作用により前記スプール
を移動させ、ピストンによって仕切られたシェルの内部
の2つの液室間に流れる液体量を制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】液圧緩衝器を車両の懸
架装置に設置した使用状態では、スプールが実質的に垂
直方向に配置され、スプールの上方が閉塞された形態と
なる。一方、スプールは、上方の端面から下方の端面ま
で伸びる圧力のバランス通路を備える。その結果、車両
が走行を停止してから長時間たつと、液圧緩衝器内の作
動液体中に混入した小さな気泡が、前記スプールのバラ
ンス通路を通って上方に集まるようになる。
【0004】気泡が上方に集まった状態では、気泡によ
って作動液体による緩衝効果が低下しているため、スプ
ールを作動させると、スプールが上方の閉塞部分に急激
に突き当って衝突音を発したり、作動液体に対するスプ
ールの相対移動速度が速くなって液撃音を発したりする
【0005】したがって、本発明の目的は、作動液体中
の気泡の集まりに起因する異音の発生を抑えることがで
きる、液圧緩衝器の弁構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、使用状態で上
方が閉塞されるシリンダを備える液圧緩衝器の弁構造で
ある。通路切換用のスプールが、前記シリンダ内に上下
方向へ移動可能に配置される。該スプールは、上方の端
面から下方の端面まで伸びるバランス通路であってその
下方端の口径を小さくしたバランス通路を有する。
【0007】
【作用および効果】液圧緩衝器の動作によって発生した
作動液体中の気泡は、バランス通路の口径を小さくした
部分で上昇を規制されるため、バランス通路を通って上
方の閉塞部分に集まる気泡の量は少なくなる。
【0008】上方の閉塞部分に集まる気泡の量が少なく
なる結果、スプールの端部周辺の作動液体による緩衝効
果が得られる。これにより、スプールの急激な動きを抑
え、異音の発生を抑えることができる。
【0009】
【実施例】弁構造10は、後述するように、使用状態で
上方が閉塞されるシリンダ12を備える液圧緩衝器14
に組み込まれるものであって、スプール16を備える。 弁構造10は、図示の実施例では、シリンダ12に一部
を覆われたコア18、シリンダ12とコア18とを取り
囲むソレノイド20およびケース22と共に、電磁式の
流量制御弁を構成している。
【0010】スプール16は、シリンダ12内に配置さ
れ、使用状態では上下方向へ移動する。スプール16は
、図2に拡大して示すように、上方の端面から下方の端
面まで伸びるバランス通路24を有する。バランス通路
24は、その下方端の部分25の口径を、その他の部分
の口径より小さくしたものである。下方端の部分25の
口径は、スプール16の上下の端面に働く圧力がバラン
ス通路24を経ることによって平衡でき、しかもスプー
ル16の動きの抵抗とならない範囲で可及的に小さくす
る。
【0011】ケース22は、図示の実施例では、液圧緩
衝器のシェル26内に一部が配置されるピストンロッド
であって、液体の流入出用の通路28、30を有する。 ケース22は中空の第1部分32と、この第1部分32
にねじ込まれる第2部分33とからなり、通路30が第
1部分32に、また通路28が第2部分33に設けられ
ている。第2部分33の外周にピストン34が取り付け
られる。
【0012】コア18とソレノイド20とは、ケース2
2の第1部分32の内部に配置されている。鉄系の磁性
材で形成されたコア18にソレノイド20を被せたもの
を第1部分32内に配置し、ヨーク36をソレノイド2
0の外周面と第1部分32の内周面との間に差し込んで
、ソレノイド20は固定される。ソレノイド20はリー
ド線38を経て外部の電源に接続される。
【0013】スプール16は、コア18およびソレノイ
ド20によって発生する磁界により、シリンダ12内を
移動し、通路28から通路30へ、または逆の方向へ流
れる液体の流量を制御するもので、図示の実施例では、
プランジャ部40と、流量制御部41とを有する。バラ
ンス通路24は、プランジャ部40と流量制御部41と
に渡っており、口径を小さくした部分25は流量制御部
41に設けられている。
【0014】スプール16のプランジャ部40は、鉄系
の磁性材によって円筒状に形成されている。他方、流量
制御部41はプラスチックその他の非磁性材によって円
筒状に形成されている。プランジャ部40と流量制御部
41とは、別個に形成したものを圧入、接着などによっ
て一体とし、その後、外周面の削り出し加工をして、外
周面の寸法精度を出すようにする。
【0015】スプール16の流量制御部41は環状の溝
42と、端面に凹所43とを有する。凹所43は、後述
するばね受けと相まって補償空間を形成し、スプール1
6が、作動液体の差圧によってばね受けに固着されてし
まうのを防止する。
【0016】半径方向へ伸びる複数の孔44を有する弁
部材46が、図示の実施例では、シリンダ12を一体に
有する。弁部材46をケース22に差し込んで、シリン
ダ12によってコア18の外周面を覆い、その後、スプ
ール16を弁部材46に挿入する。補助部材48が弁部
材46に圧入されている。
【0017】前記のようにして部品を組み付けた状態で
、補助部材48に設けた複数の孔49が弁部材46の端
面に設けた凹所47に連通し、凹所47がスプール16
の溝42に連通する。弁部材46にばね受け50を仮付
けし、コイルばね52および弁体54をばね受け50に
配置して、ケース22の第2部分33を第1部分32に
ねじ込み、流量制御弁が構成される。ばね受け50の孔
51が一方では補助部材48の孔49に連通し、他方で
は弁体54に設けた孔55、56を経て通路28に連通
する。
【0018】前記孔49、51など、凹所47およびス
プール16の溝42によって液体の通路が形成される。 この通路は、ソレノイド20に通電しないとき、図1に
示すように、スプール16がコア18とスプール16と
の間に配置したコイルばね58によって偏倚され、溝4
2が孔44から外れていることから、遮断状態となる。
【0019】図示の実施例のように、弁体54が外周側
の複数の孔55と内周側の複数の孔56とを備えている
のは、液体がA方向へ向けて流れるとき、液体を弁体5
4の全ての孔に通過させ、、液体が逆方向へ向けて流れ
るとき、液体を弁体の内周側の孔56だけに通過させ、
流量を変えるためである。
【0020】液圧緩衝器14は、シェル26の内部に油
その他の作動液体を封入し、図1において左側の部分が
上方となるように、たとえば、車両の懸架装置に設置さ
れる。その結果、スプール16は、上方をコア18で閉
塞された形態となる。
【0021】外部の電源からソレノイド20に通電する
と、コア18およびスプール16のプランジャ部に磁界
が発生し、スプール16はコイルばね58のばね力に抗
して図において左方へ向けて移動する。スプール16の
移動により、その溝42が、弁部材46の孔44に連通
すると、通路28と通路30とは、ケース22内の通路
を経て連通するようになる。
【0022】外部の電源からの通電を停止すると、スプ
ール16はコイルばね58によって図1に示した位置に
復帰し、ケース22内の通路を遮断する。
【0023】車両が走行を停止した後、作動液体中に混
入した気泡は、ばね受け50とスプール16の流量制御
部との間の補償空間である凹所43に入り、その後、小
径の部分25に達するが、この部分25で通過する気泡
の量が規制される。その結果、コア18に対向するバラ
ンス通路24の部分60に集まる気泡の量が少なくなる
【0024】小径の部分25がバランス通路24の下端
にあるため、さらに、次のような作用効果が得られる。 仮に、小径の部分25が、図2の仮想線で示すように、
下方にかなり大きな空間を持つ位置に設けられていると
すれば、下方の空間に集まる気泡の量が多くなり、小径
の部分25による気泡の通過規制効果がそれだけ、弱ま
ってしまう。しかし、小径の部分25がバランス通路2
4の下端にあると、それよりも下方の空間である凹所4
3の体積が小さいことから、ここに集まる気泡の量が少
なくなる。このように、小径の部分25に到達する気泡
の量そのものを少なくできる。
【0025】前記実施例では、スプール16は、鉄のよ
うな磁性材からなるプランジャ部40と、プラスチック
のような非磁性材からなる流量制御部41とによって形
成されている。そのため、流量制御部41は、コア18
に発生する磁界の影響を受けることがなく、鉄くずなど
が流量制御部41に付着しない。スプールが磁性材の単
一材料からなる場合、ソレノイドに通電してスプールを
移動させようとするとき、流量制御部も磁界の影響を受
けて磁化されてしまう結果、液圧緩衝器内にある鉄くず
などが前記流量制御部に付着し、弁が完全に閉じなくな
ったり、流量に誤差を与えたりするおそれがあるが、前
記実施例では、このような不具合は生じない。
【0026】スプール16を磁性材のプランジャ部40
と、非磁性材の流量制御部41とから形成する場合、非
磁性材がプラスチックのような熱膨張率の高い材料であ
るとき、プランジャ部40と流量制御部41とは、図2
に示した結合構造が好ましい。
【0027】図2に示した結合構造では、プランジャ部
40にくり抜き孔70を設ける一方、流量制御部41に
減径部分71を設け、減径部分71をくり抜き孔70に
しまりばめで圧入している。これに対し、図3に示すよ
うに、プラジャ部40に減径部分72を設ける一方、流
量制御部41にくり抜き孔73を設け、減径部分72を
くり抜き孔73にしまりばめで圧入することもできるが
、これでは、作動液体の温度が上昇したとき、次のよう
な不具合が生ずる。
【0028】図2の圧入部分の直径をD1 、図3の圧
入部分の直径をD2 とする。図2の形態では、図4に
示すように、流量制御部の膨張がプランジャ部の膨張を
上回るため、液温が上昇すればするほど、しまりばめが
強化される傾向となる。これに対し、図3の形態では、
図5に示すように、最初、しまりばめであったものが、
中間ばめとなり、ついにはすきまばめとなってしまい、
流量制御部がプランジャ部から外れるおそれがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弁構造を組み込んだ流量制御弁を
備える液圧緩衝器の要部を示す断面図。
【図2】本発明に係る弁構造を構成するスプールの使用
状態の断面図である。
【図3】スプールの別の実施例の断面図である。
【図4】図2のスプールで得られる結合部分の温度特性
図である。
【図5】図3のスプールで得られる結合部分の温度特性
図である。
【符号の説明】
10  弁構造 12  シリンダ 14  液圧緩衝器 16  スプール 18  コア 20  ソレノイド 24  バランス通路 25  小径の部分 40  プランジャ部 41  流量制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  使用状態で上方が閉塞されるシリンダ
    を備える液圧緩衝器の弁構造であって、前記シリンダ内
    に上下方向へ移動可能に配置される通路切換用のスプー
    ルを含み、該スプールは、上方の端面から下方の端面ま
    で伸びるバランス通路であってその下方端の口径を小さ
    くしたバランス通路を有する、液圧緩衝器の弁構造。
JP9495091A 1991-04-02 1991-04-02 液圧緩衝器の弁構造 Pending JPH04307136A (ja)

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JP9495091A JPH04307136A (ja) 1991-04-02 1991-04-02 液圧緩衝器の弁構造

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JP9495091A JPH04307136A (ja) 1991-04-02 1991-04-02 液圧緩衝器の弁構造

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JPH04307136A true JPH04307136A (ja) 1992-10-29

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JP9495091A Pending JPH04307136A (ja) 1991-04-02 1991-04-02 液圧緩衝器の弁構造

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JP (1) JPH04307136A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012197879A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Kyb Co Ltd 緩衝器
JP2013139864A (ja) * 2012-01-06 2013-07-18 Kyb Co Ltd ソレノイドバルブおよび緩衝器

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