JPH04297353A - 車両の衝突センサ取り付け構造 - Google Patents

車両の衝突センサ取り付け構造

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JPH04297353A
JPH04297353A JP3198570A JP19857091A JPH04297353A JP H04297353 A JPH04297353 A JP H04297353A JP 3198570 A JP3198570 A JP 3198570A JP 19857091 A JP19857091 A JP 19857091A JP H04297353 A JPH04297353 A JP H04297353A
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重昭 渡邊
Shiyuuichi Nakagami
修一 中髪
Yoshiki Watanabe
渡辺 芳技
Hidemitsu Owaya
大和矢 秀光
Michitaka Ota
道隆 太田
Katsunori Kadota
勝典 門田
Hideki Yokoyama
秀樹 横山
Kenichi Oishi
大石 憲一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の衝突状態を検
出する衝突センサの取付に関し、より詳しくは、クラッ
シュゾーンとなる車体フロント部に取り付けられるフロ
ントセンサの所期の応答性を確保するようにしたものに
関する。
【0002】
【従来の技術】近時の車両は、安全対策の一つとして、
エアバッグシステムを搭載する傾向にある。すなわち、
エアバッグシステムは、衝突時にエアバッグを展張させ
て、乗員に作用する衝突エネルギを吸収するものである
。したがって、エアバッグシステム等の乗員保護システ
ムにあっては、車両の衝突状態を検出するセンサは必須
の構成要素であり、またこの衝突センサの所期の応答性
を確保することが重要となる。
【0003】ところでエアバッグシステムなどに適用さ
れる衝突センサは、車体前部(フロント部)のクラッシ
ュゾーンに設けられる複数のフロントセンサと、室内(
カウルパネル等)に設けられる1つのカウルセンサとで
構成するのが通例である。そして、これらの衝突センサ
の感度は、一般に、カウルセンサの感度が敏感に設定さ
れるのに対して、フロントセンサの感度はいたずら防止
などの点から鈍感に設定してある。このエアバッグシス
テムは、フロントセンサのうちの少なくとも1つのフロ
ントセンサと、カウルセンサとからの2つのセンシング
(ON信号)を入力して、エアバッグを拡張させる信号
を出力するAND回路を備えている。
【0004】したがって、エアバッグの拡張時において
、問題となるのは、衝突センサがいかに正確に衝突状態
を検出するか、つまり車両の衝突に対していかに正確に
センサが応答するかということである。
【0005】ここで、衝突センサの代表的なブリード製
のマスダンピングタイプの衝突センサ10を図17によ
って説明する。10aは衝突によってセンシングを起こ
す導電体のセンシングマス(球体)、10bはその通路
を形成するシリンダ、10cはセンシングマス10aが
転がってきてこのセンシングマス10aと当接したとき
に通電する端子、10dはセンシングマス10aを通常
時にシリンダ10bの最後部に保持している磁石である
。このセンサの応答性は、センシングマス10aのころ
がりかたによって決定される。よって応答性を高めるた
めにはシリンダ10bの軸線方向を衝突対象物に対して
直角、すなわち衝突センサの検出方向を車体において水
平にすることが有効であることが容易に理解される。
【0006】衝突時、特に、クラッシュゾーンとなる車
体フロント部に取り付けられたフロントセンサにおいて
、衝突時の車体フロント部の変形によって方向性を失っ
た場合にあまり良い応答性が得られない。
【0007】こうした不具合を解消するために、特開昭
50−141045号のように特定の角度の範囲で衝突
による加速度が生じたときには、その方向に衝突センサ
の検出方向を適合させて、どの角度においても同等の加
速度で作動させ、特定の角度の範囲内では一定の応答性
を得ようとするものが知られている。また実開平2−1
0159号のように衝突センサの前部の取り付け部の剛
性を後部の取り付け部の剛性よりも大きく設定して、フ
ロントフレームの前部が変形しても衝突センサ自身は方
向性を失わず、応答性を悪化させないものなどが考えら
れている。また特開昭63−291752号においては
、衝突センサを前下がり傾斜した状態で車体に取り付け
、衝突時の水平方向の加速度成分だけでなく激しい衝突
時に生じる垂直方向の加速度成分も利用して、衝突セン
サを敏感に反応させている。以上のようなものが従来考
えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭50−
141045号のようなものでは、衝突センサの構造が
複雑になり、生産コストが高くなり、取り付け位置もそ
れぞれの方向によって衝突センサ自身が揺動するので、
この揺動のために広い範囲が必要となり、ある程度限定
されてくる。
【0009】実開平2−10159号については、フロ
ントフレームが衝突時に、蛇腹状に軸方向に圧縮変形し
ていく場合では有効であるが、フロントフレームが上向
きまたは下向きに曲がり変形した場合などは、あまり効
果をなさない。
【0010】また、特開昭63−291752号につい
ては、垂直方向の加速度成分の利用のために前方に傾斜
して衝突センサを車体に取り付けたものであり、衝突時
のフレームの変形による、衝突センサの応答性について
は述べられておらず、衝突時におけるフレーム変形形状
や、衝突時の外力の入力場所に関係した応答性の向上に
ついては、なにも解決されていない。
【0011】そこで、本発明の目的は、衝突センサそれ
自体の構造を変更することなく、該衝突センサの取り付
け構造の面から、衝突時に衝突センサが所期の応答性の
下で作動するようにした車両の衝突センサ取り付け構造
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題を達成
すべく、本発明のうち、第1の発明にあっては、以下の
構成を採用してある。
【0013】すなわち、車体前後方向に延び、前端にバ
ンパ−が取り付けられたフロントフレ−ムの前端部に衝
突センサを取り付けるようにした車両の衝突センサ取り
付け構造を前提として、前記バンパ−から前記フロント
フレ−ムに対して入力される衝突荷重の入力ポイントを
挟んで、前記フロントフレ−ムの上部分の剛性と下部分
の剛性とが同一とされ、前記前記衝突センサは、その検
出方向が水平となるように、前記フロントフレ−ムに取
り付ける構成としてある。
【0014】また、第2の発明にあっては、以下の構成
を採用してある。すなわち、車体前後方向に延び、前端
にバンパ−が取り付けられたフロントフレ−ムの前端部
に衝突センサを取り付けるようにした車両の衝突センサ
取り付け構造を前提として、
【0015】衝突初期に、前記バンパ−から前記フロン
トフレ−ムに対して入力される衝突荷重の入力ポイント
との関係で、前記フロントフレ−ムが上方向へ曲がり変
形または下方向へ曲がり変形をする特性を備え、前記衝
突センサは、衝突の際に前記フロントフレ−ムが上方向
へ曲がり変形する特性を備えているときには、該衝突セ
ンサの検出方向が水平よりも前下がりに傾斜した状態で
前記フロントフレ−ムに取り付け、衝突の際に前記フロ
ントフレ−ムが下方向へ曲がり変形する特性を備えてい
るときには、該衝突センサの検出方向が水平よりも前上
りに傾斜した状態で前記フロントフレ−ムに取り付ける
構成としてある。
【0016】また、第3の発明にあっては、以下の構成
を採用してある。すなわち、車体の衝突を検出する衝突
センサが車体フロント部に取り付けられた車両の衝突セ
ンサ取り付け構造を前提として、
【0017】前記車体フロント部が、車体前後方向に延
びるフロントフレ−ムと、車幅方向に延びるシュラウド
パネルと、該シュラウドパネルと前記フロントフレ−ム
とを連結する連結パネルとで構成され、前記フロントフ
レ−ムの前端部は、前記シュラウドバネルよりも前方に
向けて突出されて、該フロントフレ−ムの前端にバンパ
−取付面が形成され、前記連結パネルは、前記フロント
フレ−ムの前記バンパ−取付面に当接して該バンパ−取
付面とバンパ−とで挟まれる前端壁部を備えて、該バン
パ−から前記フロントフレ−ムに対して入力される衝突
荷重の一部を該連結パネルを介して前記シュラウドバネ
ルに分散させることによって、衝突時のフロントフレ−
ムの上方向または下方向への曲がり変形を抑制し、前記
衝突センサは、その検出方向が水平となるように、前記
フロントフレ−ムまたは前記連結パネルに取り付けられ
ている構成としてある。
【0018】
【作用】上記第1の発明によれば、バンパ−からフロン
トフレ−ムに対して入力される衝突荷重の入力ポイント
を挟んで、フロントフレ−ムの上部分の剛性と下部分の
剛性とが同一とされているため、衝突時のフロントフレ
−ムの挙動は、フロントフレ−ムの前端部の上方向ある
いは下方向への曲がり変形を伴うことなく軸方向に圧縮
変形することになる。したがって、検出方向が水平とな
るようにフロントフレ−ムに取り付けられている衝突セ
ンサは、衝突の際にも、検出方向の水平状態を維持する
こととなり、衝突センサの所期の応答性を確保すること
が可能となる。
【0019】また上記第2の発明によれば、フロントフ
レ−ムの衝突時の挙動が上方向あるいは下方向へ曲がり
変形する特性を備えているのに対して、このフロントフ
レ−ムの曲がる方向とは逆方向に傾斜した状態となるよ
うに衝突センサがフロントフレ−ムに取付けられている
ため、衝突初期のフロントフレ−ムの挙動、つまり例え
ばフロントフレ−ムの前端部が上方向に曲がり変形する
特性を備えているときには(このときには、衝突センサ
は水平に対して前下がりに取付けられている)、このフ
ロントフレ−ムの挙動は衝突センサの検出方向を水平に
近付ける働きをなすことになる。つまり、フロントフレ
−ムの衝突初期の挙動を利用して衝突センサの所期の応
答性を確保するように構成してある。
【0020】また上記第3の発明によれば、上記連結パ
ネルによって上記シュラウドパネルと連結されることに
より、フロントフレ−ムは、衝突時に上方向あるいは下
方向への曲がり変形が抑制されるため、検出方向が水平
となるようにフロントフレ−ムあるいは上記連結パネル
に取り付けられている衝突センサは、衝突の際にも、検
出方向の水平状態を維持することとなり、衝突センサの
所期の応答性を確保することが可能となる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付した図面に基
づいて説明する。
【0022】第1実施例(図1〜図4)図1は本発明の
衝突センサ取付け構造を採用した車両の車体前部(フロ
ント部)の斜視図、図2はその前部車体構造のII−I
I線に沿った断面図、図3はIII−III線に沿った
断面図である。
【0023】車体フロント部100は、車体前後方向に
延びる左右一対のフロントフレ−ム1を有し、これらフ
ロントフレ−ム1の前端面には、ステ−2を介してバン
パ−3が取付けられている。上記バンパ−3は、バンパ
−フェイス3aとバンパ−レイン3bと緩衝体3cとで
構成されている。さらに左右のフロントフレ−ム1の前
端部間には、これらフロントフレ−ム1の下面に接合さ
れたクロスメンバ−4が架設されている。
【0024】また、フロントフレ−ム1の前端部には、
シュラウド5が接合され、このシュラウド5は、車幅方
向に延在して、エンジンル−ムERの前壁を構成してい
る。このエンジンル−ムERは、その側壁がホイ−ルエ
プロン6によって構成され、該ホイ−ルエプロン6は、
上記シュラウド5から後方に向けて延び、ホイ−ルエプ
ロン6の下端はフロントフレ−ム1に接合されている。 そして、ホイ−ルエプロン6には、エンジンル−ムER
内に向けて膨出するホイ−ルハウス7と、サスペンショ
ンダンパ(図示せず)を支持するサスペンションタワ−
8と、が形成されている。
【0025】上記フロントフレ−ム1の後端部には、そ
の上面にダッシュパネル9が接合され、ダッシュパネル
9は、車幅方向いっぱいに延びて、エンジンル−ムER
と車室Rとを区画している。すなわち、ダッシュパネル
9はエンジンル−ムERの後壁を構成している。
【0026】上記車体フロント部100には、エアバッ
クシステムの一部を構成するフロントセンサ(衝突セン
サ)10が設けられている。ここで、フロントセンサ1
0は、ブリ−ド製のマスダンピングタイプのものとされ
、このフロントセンサ10はフロントフレ−ム1の前端
部においてその車体外方側の側面に設置されている。 尚、エアバック等は従来と同様であるので、その図示及
び説明は省略する。
【0027】上記フロントセンサ10の取付けに関し、
より具体的に説明すると、フロントセンサ10はフロン
トフレ−ムアウタ1aの上下方向中央部に設置され、そ
の取付けは、図2に示すように、ブラケット11を介し
て、フロントフレ−ムアウタ1aにボルト止めされてい
る。符号11aは上記ブラケット11をフロントフレ−
ム1に固定するボルトである。上記センサ10は、水平
線H・Lに対して10゜傾斜して取付けられている。よ
り詳しくは、センサ10は、その前端が低く、後端が高
くなるように前下がりに傾斜して取付けられ、前記シリ
ンダ−10bの軸線A・Lと水平線H・Lとの交差角(
傾斜角)が10゜とされている(検出方向が前下がりに
10゜傾斜している)。
【0028】ここで衝突センサ10を前下がりに10゜
傾斜させて取付けたのは、図2でも明らかなように、バ
ンパ−3からの外力の入力点I・Pすなわちバンパ−レ
イン3bのセンタ−が、フロントフレ−ム1のセンタ−
に対して、上方向にオフセットされていて、なおかつフ
ロントフレ−ム1の前端部における下面に、左右フロン
トフレ−ム1を結合するクロスメンバ4が接合されてい
るために、フロントフレ−ム1の上部と下部とでは、そ
のフレ−ム剛性を比べたときに、下部の方が相対的に剛
性が高くなっているから、衝突時においてはその初期段
階でフロントフレ−ム1の衝突時にセンサ10の検出方
向が水平状態になるように行われたものである。尚、上
記フロントフレ−ム1の衝突時の挙動は、衝突初期に上
方向に曲がり変形し、その後は軸方向に圧縮変形するも
のである。
【0029】ここに、上記検出方向とは、衝突センサ1
0の内部にあるセンシングマス10aが転がる方向すな
わち衝突センサ10の内部に筒状に設けられたシリンダ
−10bの軸線A・Lの延び方向である。尚、上記検出
方向を必要に応じて矢印A・Lで示す。
【0030】この実施例の衝突センサ10は、検出方向
A・Lが衝突センサ10の内部で通常通り衝突センサ1
0のケ−シングの延び方向と平行にしてあるために、前
方下方向きに傾斜して取り付けたが、衝突センサ10の
ケ−シングの内部で検出方向を、あらかじめ前下がりに
傾斜させた衝突センサを用いることによって、衝突セン
サのケ−シングを、車体と水平に取付けておいても本実
施例の効果を得ることができる。
【0031】衝突時、検出方向を水平状態に保つことが
、応答性を高めることにつながるというのは、図4のA
、Bに示す衝突センサのセンシング時間を示すタイムチ
ャ−トから説明することができる。
【0032】図4のAは上記第1実施例の衝突センサ取
付構造(検出方向A・Lが前下がりに10゜傾斜)で得
られたタイムチャ−ト、図4のBは上記第1実施例と同
様に構成された車体構成で従来通り衝突センサを車体と
水平に取り付けたもの(検出方向を水平線に沿って設置
したもの)で得られたタイムチャ−トである。どちらも
、縦軸を衝突センサのセンシング状態、横軸を時間(m
s)としている。
【0033】図4から明らかなように、従来のもの(図
4のB)では本実施例のもの(図4のA)に比べて、そ
の衝突の検出が△Tms遅れている。これは、車体フロ
ント部100の構造上、フロントフレ−ム1の前端部が
衝突に伴って上方向に向けて曲がり変形することになる
が、このフロントフレ−ム1の曲がり変形に対して本実
施例では衝突センサ10の検出方向A・Lが水平方向H
・Lに近づく(所期の感度を確保する方向に変向)のに
比べて、従来のものでは衝突センサの検出方向が水平方
向から遠ざかる(感度が鈍る方向に変向する)ことによ
る。
【0034】上記第1実施例では、実験結果によって、
前下がりに10゜に傾けるという数値を決定したが、衝
突時に衝突センサ10の検出方向を水平方向に保つため
の角度とは、バンパ−3からの外力入力点やフロントフ
レ−ム1の剛性の違いからそれぞれの車種によって設定
されるものであり、もしフロントフレ−ムの上部の剛性
が相対的に高く構成されていれば、衝突センサ10の検
出方向が前下がりとなるように傾斜して取付けることが
、本発明の効果を得ることになり、本発明はこの第1実
施例のように前下がりに10゜傾けることだけに限定し
たものではない。
【0035】図5以後の図面は、本発明の他の実施例を
示すものである。これら実施例の説明において、上記第
1実施例と同一要素には同一の参照符号を付すことによ
りその説明を省略し、以下に各実施例の特徴部分につい
て説明を加える。
【0036】第2実施例(図5) 本実施例を採用した車体フロント部100は、基本的に
は、上記第1実施例と同一の構成とされている。すなわ
ち、フロントフレ−ム1の下面にはクロスメンバ4が接
合され、またフロントフレ−ム1の上下方向センタ−C
・L(水平線H・Lでもある)に対して衝突荷重の入力
ポイントI・Pが上方にオフセット(δ)されて、フロ
ントフレ−ム1の衝突時(衝突初期)の挙動としては、
その前端部が上方向に曲がり変形するものとなっている
【0037】このような車体フロント部100に対して
、本実施例にあっては、フロントフレ−ム1の前端部の
上部(より詳しくは閉断面構造とされたフロントフレ−
ム1の上壁内面)に補強板12が添設されて、この補強
板12によって、衝突時のフロントフレ−ム1の上方向
の曲がり変形を抑えるようにしてある。換言すれば、本
実施例における車体フロント部100にあっては、衝突
時のフロントフレ−ム1の挙動が上記補強板12によっ
て軸方向に圧縮変形(上方向あるいは下方向の曲がり変
形を伴わない)するようにしてある。そして、衝突セン
サ10はその検出方向A・Lをフロントフレ−ム1のセ
ンタラインC・L(水平線H・L)に沿うようにして設
置してある。
【0038】上記の構成からなる第2実施例によれば、
水平線H・Lに沿って設置された衝突センサ10は、衝
突前後に係わりなく、その検出方向A・Lが水平状態に
維持されることとなり、所期の応答性を確保することが
可能となる。
【0039】第3実施例(図6) 図6に示す矢印13はバンパ−からの外力入力点、つま
りフロントフレ−ム1に対する衝突荷重の入力ポイント
I・Pを示す。本実施例にあっては、衝突荷重の入力ポ
イントI・Pがフロントフレ−ムのセンタ−C・Lに対
してオフセットしていないものの、フロントフレ−ム1
の前端部の下部にクロスメンバ4が架設されている。こ
のためフロントフレ−ム1の前端部の上部の補強部材1
2(これ以外でも補強できるものなら何でも良い)を設
けて、衝突時のフロントフレ−ム1の挙動を、上記第2
実施例と同様に、蛇復状に平行に変形(軸方向の圧縮変
形)させて、衝突時においても、衝突センサ10の検出
方向A・Lを水平状態に保てるようにしている。またこ
の第3実施例から、フロントフレ−ム1前部の構成が上
下で逆になり剛性が逆になった車体フロント部において
も(クロスメンバ4がフロントフレ−ム1の上部に配設
され、補強板12がフロントフレ−ムの下部に配設され
たもの)、同様の手段が有効であると考えることができ
る。
【0040】第4実施例(図7) この第4実施例を採用した車体フロント部100では、
上記第3実施例で用いた補強部材12の代わり、フロン
トフレ−ム1の前部の下部に架設されたクロスメンバ4
の後方部分に、複数の凹状のビ−ド14(フロントフレ
−ム1の両側壁に形成され、上下方向に延びる凹部)(
これ以外での強度を弱めるものなら何でも良い)を設け
て、フロントフレ−ム1の下部の車体前後方向の剛性を
低くして(フロントフレ−ム1における上部の剛性と下
部の剛性とのバランスをとって)、第2実施例と同様に
、蛇腹状で平行に変形させて(軸方向の圧縮変形)、衝
突時においても衝突センサ10の検出方向A・Lを水平
状態に保てるようにしている。また前記第3実施例同様
、本第4実施例にあっても、フロントフレ−ム1の前部
の構成が、上下で逆になり、剛性が逆になった前部車体
構造においても、同様の手段が有効であると考えること
ができる。
【0041】第5実施例(図8) 本実施例を採用した車体フロント部100にあっては、
衝突センサ10は車体と水平状態に取付けられており、
フロントフレ−ム1それ自体の上部と下部との剛性は、
均一であるが、バンパ−から衝突荷重の入力I・Pがフ
ロントフレ−ム1のセンタ−C・Lに対して、上方にオ
フセット(δ)されているため、フロントフレ−ム1の
前部が上向きに変形する。よって、この変形を抑えるた
めにフロントフレ−ム1の前端部の上部に補強部材12
が添設されて、フロントフレ−ム1の上部の剛性を高め
ることにより、上記第2実施例と同様に蛇復状で平行に
変形させ(軸方向の圧縮変形)、衝突時においても、衝
突センサ10の検出方向を水平状態に保てるようにして
いる。すなわち、衝突荷重の入力ポイントI・Pとの関
係で、適宜、補強板12等でフロントフレ−ム1の上部
と下部との剛性のバランスをとることにより、衝突時の
フロントフレ−ム1の挙動が軸方向の圧縮変形(上方向
あるいは下方向への曲がり変形を伴わない)となるよう
にしてある。また他の実施例と同様に、この第5実施例
にあっても、衝突荷重の入力ポイントI・Pがフロント
フレ−ム1の下部(フロントフレ−ム1のセンタ−ライ
ンC・Lに対して上記入力ポイントI・Pが下方にオフ
セットδ)とされているときには、上記補強板12をフ
ロントフレ−ム1の下部に設ければよい。
【0042】第6実施例(図9) 本実施例にあっては、上記第5実施例で用いた補強部材
12の代わりに、フロントフレ−ム1の前端部における
下部に、当該下部の剛性を弱める弱剛性手段として、複
数の凹状のビ−ド14(前記第4実施例と同じ凹部)を
設けて、フロントフレ−ム1の下部の車体前後方向の剛
性を低くして、前記第2実施例と同様に蛇復状で平行に
変形させ(軸方向の圧縮変形)、衝突時においても、衝
突センサ10の検出方向を水平状態に保てるようにした
ものである。また他の実施例と同様に、この第6実施例
にあっても、フロントフレ−ム1の前部の構成が上下で
逆になり、剛性が逆になった車体フロント部の構造にお
いて、同様の手段が有効であると考えることができる。
【0043】第7実施例(図10) 本実施例にあっては、前記第2実施例を採用した車体フ
ロント部100において、補強部材12の代わりに、フ
ロントフレ−ム1の前端部における下部に架設されたク
ロスメンバ4の後方部分に複数の凹状のビ−ド14を設
けて、フロントフレ−ム1の下部の剛性を低めて、第2
実施例と同様に蛇復状で平行に変形させ(軸方向の圧縮
変形)、衝突時においても、衝突センサ10の検出方向
を水平状態に保てるようにしている。また他の実施例と
同様に、この第7実施例にあっても、フロントフレ−ム
1の前端部の構成が上下で逆になり、剛性が逆になった
車体フロント部においても同様の手段が有効であると考
えることができる。
【0044】第8実施例(図11) 本実施例にあっては、フロントフレ−ム1の前端部にお
ける下部にクロスメンバ4が架設されている。これによ
りフロントフレ−ム1の剛性は、上部に比べて下部の剛
性が高まるので、バンパ−からの外力入力点(衝突荷重
入力ポイントI・P)がフロントフレ−ム1の下部とな
るように構成している(フロントフレ−ム1のセンタ−
C・Lに対して衝突荷重入力ポイントI・Pを下方にオ
フセット(δ)させてある)。このように構成すると、
第2実施例と同様に、蛇復状で平行に変形(軸方向の圧
縮変形)することになり、衝突時においても、衝突セン
サ10の検出方向を水平状態に保てるようになる。また
他の実施例と同様に第8実施例にあっても、フロントフ
レ−ム1前部の構成が上下で逆になり、フロントフレ−
ム1の剛性が逆になった車体フロント部の構造において
も同様の手段が有効であると考えられることができる。
【0045】第9図実施例(図12) この第9実施例を採用した車体フロント部100は、フ
ロントフレ−ム1の上下の剛性差が無い、すなわち、フ
ロントフレ−ム1はそのセンタ−C・Lを挟んで上部と
下部との間で剛性が均一とされて、衝突時の挙動が本来
的に軸方向に圧縮変形するものとなっている(上方向あ
るいは下方向への曲がり変形を伴なわない)。よって、
本実施例では、バンパ−は、衝突荷重の入力ポイントI
・Pがフロントフレ−ム1のセンタ−C・Lとなるよう
に、フロントフレ−ム1に取り付けられている。本実施
例によれば、衝突時においても、衝突センサ10の検出
方向を水平状態に保てることになる。
【0046】第10実施例(図13) この第10実施例を採用した車体フロント部100では
、バンパ−からの外力入力点、つまり衝突荷重の入力ポ
イントI・Pがフロントフレ−ム1のセンタ−C・Lと
され、上方向あるいは下方向にオフセットδしたものと
はなっていない。また、フロントフレ−ム1の前端部に
は、その下面にクロスメンバ4が接合されて、フロント
フレ−ム1は、その上部の剛性に比べて下部の剛性が相
対的に高いものとなっている。上記の点を考慮し、前記
第1実施例と同様に、衝突センサ10は前下がりに傾斜
して取付けられている。これにより、衝突初期にフロン
トフレ−ム1はその前端部が上方向に向けて曲がり変形
し、この衝突初期のフロントフレ−ム1挙動は衝突セン
サ10の検出方向A・Lを水平線H・Lに近づける働き
をすることになる。また前記第1実施例と同様に、この
第10実施例にあっても、フロントフレ−ム1の前端部
の構成が、上下で逆になったり、フロントフレ−ム1の
剛性が、上部の方が高くなった車体フロント部の構成の
ものにおいては、衝突センサ10を前上がりに傾斜して
取付けておく手段が、有効であると考えることができる
【0047】第11実施例(図14) この第11実施例にあっては、フロントフレ−ム1はセ
ンタ−ラインC・Lを挟んで上部と下部との間に剛性上
の差異はない(上部の剛性と下部の剛性とが等しい)。 また、バンパ−からの外力入力点、つまり衝突荷重の入
力ポイントI・Pはフロントフレ−ム1のセンタ−C・
Lに対して上方向にオフセット(δ)されている。上記
の点を考慮し、前記第1実施例と同様に、衝突センサ1
0は前下がりに傾斜して取付けられている。これにより
、衝突初期にフロントフレ−ム1はその前端部が上方向
に向けて曲がり変形し、この衝突初期のフロントフレ−
ム1の挙動は衝突センサ10の検出方向A・Lを水平線
H・Lに近づける働きをすることになる。また前記第1
実施例と同様に、この第11実施例にあっても、バンパ
−からの外力入力点、つまり衝突荷重の入力ポイントI
・Pが、フロントフレ−ム1のセンタ−C・Lに対して
、下方にオフセットしている場合は、衝突センサ10を
前上がりに傾斜させて取付けておく同様の手段が、有効
であると考えることができる。
【0048】第12実施例(図15、図16)本実施例
を採用した車体フロント部100は、シュラウドパネル
5の側部が、シュラウドサイドパネル5aと、このシュ
ラウドサイドパネル5aの上端に接合されたシュラウド
アッパ5bとで構成され、上記シュラウドサイドパネル
5aの下端にクロスメン−4が接合されている。勿論、
これらシュラウドパネル5とクロスメンバ4とは、共に
、車体強度部材を構成するものである。そして、上記シ
ュラウドサイドパネル5aには、上記シュラウドアッパ
5bとクロスメンバ4との間にわたって上下に大きく開
口する開口部5cが形成されている。すなわち、シュラ
ウドサイドパネル5aに形成された開口部5cは、車体
中央側に位置するセンタ部5dと、車体側方側に位置す
るサイド部5eとで、左右が規定されている。そして、
上記シュラウドアッパ5bは、その車幅方向端部が徐々
に後方に向けて曲げられた形状とされている関係上、上
記シュラウドサイドパネル5aは、センタ部5dに比べ
てサイド部5eが後方に位置するものとなっている。
【0049】フロントフレ−ム1は、上記開口部5cの
上下方向中間部であって、前記シュラウドサイドパネル
5aのセンタ部5d側に片寄せした位置に配設され、こ
のフロントフレ−ム1の前端部は上記開口部5cを通っ
て前方に突出されている。
【0050】上記フロントフレ−ム1の前端部には、そ
の外側面(フロントフレ−ムアウタ1a)に、上下方向
に延びる横断面L字形のブラケット16が接合され、こ
のブラケット16に上下に隔置された2つのボルト挿通
孔17が形成されて、これらボルト挿通孔17を利用し
てバンパ−(図示せず)が締結されるようになっている
【0051】また、フロントフレ−ム1は、その前端部
が連結パネル18を介して前記シュラウドサイドパネル
5aと一体化されている。上記連結パネル18について
説明すると、連結パネル18は、プレス成形によりその
形状が形成され、概略的には、後方に向けて開口する横
断面略コ字状の形状とされている。すなわち、連結パネ
ル18は、フロントフレ−ム1の前端面に当接して車幅
方向に延びる前端壁部18aと、この前端壁部8aの車
体中央側端から上記フロントフレ−ム1の車体内方側側
面に沿って後方に向けて延びる内側壁部18bと、上記
前端壁部18aの車体外方側端から、上記フロントフレ
−ム1のフロントフレ−ムアウタ1aとは間隔をあけつ
つ、後方に向けて延びる外側壁部18cとを備え、これ
ら各部18a〜18cは共にシュラウドサイドパネル5
aの下端まで延びる形状とされている。そして、上記連
結パネル18は、上記内側壁部18bの一部がフロント
フレ−ム1に接合され、上記外側壁部18cの後端がシ
ュラウドサイドパネル5a(サイド部5e)に接合され
、連結パネル18の下端がシュラウドサイドパネル5a
の下端に接合されている。図15に示すX印は溶接ポイ
ントの一部を表したものである。
【0052】上記構成からなる車体フロント部100に
対して、衝突センサ10は、上記連結パネル18におけ
る外側壁部18cにボルト19、19を利用して固定さ
れている。そして、上記衝突センサ10は、その検出方
向A・Lが、図16に示すように、水平線H・Lに沿う
ようにして配置されている。
【0053】以上の構成において、衝突荷重の入力ポイ
ントI・Pはフロントフレ−ム1のセンタ−C・Lとな
る。そして、このフロントフレ−ム1の衝突時の挙動は
、フロントフレ−ム1の前端部が、連結パネル18を介
して、車体強度部材としてのシュラウドパネル5に連結
されているため、この連結パネル18によって、上方向
あるいはへの曲がり変形を伴わない軸方向への圧縮変形
が約束されることになる。したがって、水平線H・Lに
沿って連結パネル18の外側壁部18cに設置をした衝
突センタ−18は、衝突の際に、その検出方向A・Lが
水平状態に維持されることになる。尚、この第12実施
例の変形例として、図示を省略したが、衝突センサ10
をその検出方向A・Lを水平線H・Lに沿わせてフロン
トフレ−ムアウタ1aに設置しても上記第12実施例と
同じ効果を得ることが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1発
明乃至第3発明のいずれによっても、衝突センサそれ自
体の構造を変更することなく、衝突時に、衝突センサは
所期の応答性の下で作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を作用した車体フロント部の斜視図
である。
【図2】図1に示すII−II線に沿った断面図である
【図3】図2に示すIII−III線に沿った断面図で
ある。
【図4】(A)第1実施例を採用した車体フロント部で
得られた衝突センサの応答性を示すタイムチャ−トであ
る。 (B)第1実施例と同様に構成された車体フロント部で
従来通り衝突センサを車体と水平に取付けたもので得ら
れた衝突センサの応答性を示すタイムチャ−トである。
【図5】第2実施例を採用した車体フロント部の側面図
である。
【図6】第3実施例を採用した車体フロント部の概略側
面図である。
【図7】第4実施例を採用した車体フロント部の概略側
面図である。
【図8】第5実施例を採用した車体フロント部の概略側
面図である。
【図9】図9は第6実施例を採用した車体フロント部の
概略側面図である。
【図10】図10は第7実施例を採用した車体フロント
部の概略側面図である。
【図11】図11は第8実施例を採用した車体フロント
部の概略側面図である。
【図12】図12は第9実施例を採用した車体フロント
部の概略側面図である。
【図13】図13は第10実施例を採用した車体フロン
ト部の概略側面図である。
【図14】図14は第11実施例を採用した車体フロン
ト部の概略側面図である。
【図15】図15は第12実施例を採用した車体フロン
ト部の一部をした車体斜前方側から見た斜視図である。
【図16】図15に示す車体フロント部の側面図である
【図17】図17は衝突センサの代表例として示すブリ
−ド製マスダンピングタイプのセンサの縦断面図である
【符号の説明】
100    車体フロント部 1    フロントフレ−ム 1a    フロントフレ−ムアウタ 3    バンパ− 4    クロスメンバ− 5    シュラウドパネル 5a    シュラウドサイドパネル 5b    シュラウドアッパ 5c    シュラウドパネルに形成された開口部10
    衝突センサ(フロントセンサ)10a    
センシングマス 10b    シリンダ− 10c    端子 10d    磁石 12    補強板 14    ビ−ド I.P    衝突過重の入力ポイントA.L    
検出方向 H.L    水平線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車体前後方向に延び、前端にバンパ−
    が取り付けられたフロントフレ−ムの前端部に衝突セン
    サを取り付けるようにした車両の衝突センサ取り付け構
    造において、前記バンパ−から前記フロントフレ−ムに
    対して入力される衝突荷重の入力ポイントを挟んで、前
    記フロントフレ−ムの上部分の剛性と下部分の剛性とが
    同一とされ、前記前記衝突センサは、その検出方向が水
    平となるように、前記フロントフレ−ムに取り付けられ
    ている、ことを特徴とする車両の衝突センサ取り付け構
    造。
  2. 【請求項2】  請求項1において、前記衝突荷重の入
    力ポイントが、該入力ポイントを挟んで前記フロントフ
    レ−ムの上部分と下部分との剛性が同一となる個所に選
    定されている、ことを特徴とする車両の衝突センサ取り
    付け構造。
  3. 【請求項3】  請求項1において、前記衝突荷重の入
    力ポイントが、前記フロントフレ−ムの上下方向中心線
    よりも上方向または下方向にオフセットされ、前記フロ
    ントフレ−ムには、前記衝突荷重の入力ポイントが上方
    向にオフセットされているときには、前記フロントフレ
    −ムの上部分に、車幅方向に延びるクロスメンバが接合
    され、前記衝突荷重の入力ポイントが下方向にオフセッ
    トされているときには、前記クロスメンバが前記フロン
    トフレ−ムの下部分に接合されている、ことを特徴とす
    る車両の衝突センサ取り付け構造。
  4. 【請求項4】  請求項1において、前記フロントフレ
    −ムの上部分または下部分に補強部材が設けられて、該
    補強部材によって前記フロントフレ−ムの上部分の剛性
    と下部分の剛性とが同じになるようにされている、こと
    を特徴とする車両の衝突センサ取り付け構造。
  5. 【請求項5】  請求項1において、前記フロントフレ
    −ムの上部分または下部分に車体前後方向の剛性を弱め
    る弱剛性手段が設けられて、該弱剛性手段によって前記
    フロントフレ−ムの上部分の剛性と下部分の剛性とが同
    じになるようにされている、ことを特徴とする車両の衝
    突センサ取り付け構造。
  6. 【請求項6】  請求項5において、前記弱剛性手段が
    、フロントフレ−ムに形成されたビ−ドで構成されてい
    る、ことを特徴とする車両の衝突センサ取り付け構造。
  7. 【請求項7】  車体前後方向に延び、前端にバンパ−
    が取り付けられたフロントフレ−ムの前端部に衝突セン
    サを取り付けるようにした車両の衝突センサ取り付け構
    造において、衝突初期に、前記バンパ−から前記フロン
    トフレ−ムに対して入力される衝突荷重の入力ポイント
    との関係で、前記フロントフレ−ムが上方向へ曲がり変
    形または下方向へ曲がり変形をする特性を備え、前記衝
    突センサは、衝突の際に前記フロントフレ−ムが上方向
    へ曲がり変形する特性を備えているときには、該衝突セ
    ンサの検出方向が水平よりも前下がりに傾斜した状態で
    前記フロントフレ−ムに取り付けられ、衝突の際に前記
    フロントフレ−ムが下方向へ曲がり変形する特性を備え
    ているときには、該衝突センサの検出方向が水平よりも
    前上りに傾斜した状態で前記フロントフレ−ムに取り付
    けられている、ことを特徴とする車両の衝突センサ取り
    付け構造。
  8. 【請求項8】  車体の衝突を検出する衝突センサが車
    体フロント部に取り付けられた車両の衝突センサ取り付
    け構造において、前記車体フロント部が、車体前後方向
    に延びるフロントフレ−ムと、車幅方向に延びるシュラ
    ウドパネルと、該シュラウドパネルと前記フロントフレ
    −ムとを連結する連結パネルとで構成され、前記フロン
    トフレ−ムの前端部は、前記シュラウドバネルよりも前
    方に向けて突出されて、該フロントフレ−ムの前端にバ
    ンパ−取付面が形成され、前記連結パネルは、前記フロ
    ントフレ−ムの前記バンパ−取付面に当接して該バンパ
    −取付面とバンパ−とで挟まれる前端壁部を備えて、該
    バンパ−から前記フロントフレ−ムに対して入力される
    衝突荷重の一部を該連結パネルを介して前記シュラウド
    バネルに分散させることによって、衝突時のフロントフ
    レ−ムの上方向または下方向への曲がり変形を抑制し、
    前記衝突センサは、その検出方向が水平となるように、
    前記フロントフレ−ムまたは前記連結パネルに取り付け
    られている、ことを特徴とする車両の衝突センサ取り付
    け構造。
  9. 【請求項9】  請求項8において、前記連結パネルは
    、前記フロントフレ−ムとは間隔を置いて車体前後方向
    に延びる側壁部を備え、該側壁部に前記衝突センサが取
    り付けられている、ことを特徴とする車両の衝突センサ
    取り付け構造。
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