JPH0429092Y2 - - Google Patents

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JPH0429092Y2
JPH0429092Y2 JP7607787U JP7607787U JPH0429092Y2 JP H0429092 Y2 JPH0429092 Y2 JP H0429092Y2 JP 7607787 U JP7607787 U JP 7607787U JP 7607787 U JP7607787 U JP 7607787U JP H0429092 Y2 JPH0429092 Y2 JP H0429092Y2
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JP
Japan
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sleeve
hole
water
intake valve
water intake
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はスリーブ型ピストンポンプ又はプラ
ンジヤポンプの吸水弁装置に係る。
〔従来の技術〕
従来のスリーブ型ポンプにあつては、第5図に
示すように、クランク軸を軸支すべきクランクケ
ースaに連ねて配設され吸水口bを有するシリン
ダ元cと、シリンダ本体dと、吐出口eを有する
シリンダ先fと、前記シリンダ本体dとシリンダ
先fとの間に形成される吐出弁gと、前記クラン
ク軸に結合されてシリンダ元c及びシリンダ本体
d内に気水密に臨まされた往復動部材hと、前記
吸水口b側の吸水室iと吐出口e側の加圧室jと
を連通する複数の通孔kを有しかつ前記吸水室i
と加圧室jとの間を区画するパツキンlに対して
摺動すべく前記往復動部材hの先端部に固着され
るスリーブmと、この往復動部材hの先端側から
弾撥体nにより前記スリーブmに向つて就座すべ
く付勢される吸水弁oとを備える吸水弁装置が提
案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記吸水弁装置は単純な円板の形状
であるため、吸入行程においてスリーブmの通孔
kを通つた液体は、吸水弁oに直角につき当り、
また吸水弁oの外周部でも直角に曲がる(図に矢
印Fで示す)というように、液体が円滑に流れ
ず、したがつてロスが多いという問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
ここにおいてこの考案は、前記したような構造
の往復ポンプにおいて、前記スリーブの通孔に対
応する透孔を穿設された吸水弁と、前記往復動部
材の先端側に前記スリーブとともに重設、固着さ
れ前記吸水弁を貫装し外周面に刻設された案内溝
に前記吸水弁の側縁を係合可能とされるカラーと
からなり、この吸水弁はその開放時に前記スリー
ブの通孔と一線上に並び、閉鎖時にスリーブの通
孔とずれた位置をとることを特徴とする往復ポン
プの吸水弁装置を提案するものである。
〔作用〕
送液時、前記吸水弁の透孔は前記スリーブの通
孔とずれた位置をとり、吸水弁はスリーブ側縁に
当接し通孔を閉塞し、吸水時前記吸水弁は適宜回
転しながら前記スリーブから離れるとともに前記
吸水弁の透孔とスリーブの通孔とは対峙するよう
にされ、通孔を通過した液体は、流れを曲げられ
ることなく吸水弁の透孔を通過し、加圧室内への
円滑な吸水が行なわれる。
〔実施例〕
次にこの考案を図面により詳細に説明する。
先ず、第1図において、クランク軸を軸支すべ
きクランクケース1に連ねて配設されるシリンダ
元2に吸水口3が設けられ、このシリンダ元2に
連なるシリンダ本体4とシリンダ先5とのうち、
シリンダ先5には吐出口6が設けられる。
前記シリンダ本体4とシリンダ先5の間には吐
出弁7が形成され、前記クランク軸に結合されて
シリンダ元2及びシリンダ本体4内に気水密に臨
まされたプランジヤ又はピストン棒からなる往復
動部材8の先端部にはスリーブ9が固着され、こ
のスリーブ9には前記吸水口3側の吸水室10と
吐出口6側の加圧室11とを連通する複数の通孔
12を前記スリーブ9の中心軸線と同心の假想円
上に等角間隔で設けられ、かつこのスリーブ9は
前記吸水室10と加圧室11とを区画するパツキ
ン13に摺接して気水密に往復動するようになつ
ている。
前記往復動部材8の先端側から前記スリーブ9
に向つて弾発体すなわちスプリング14によつて
就座すべく付勢される吸水弁15には前記スリー
ブ9の通孔12と合致する位置に透孔16を穿設
するのであつて、これら透孔16は実際上、前記
通孔12より大径とすることが望ましい(第2図
a,b参照)。
円環状に形成される前記吸水弁15の中心孔1
7には第3図に示すように内方へ向つて突起18
を形成し、前記吸水弁15を嵌挿したカラー19
に設けたスパイラル状の案内溝20に前記突起1
8を係合させることによつて、前記スリーブ9の
往復動に伴ない吸水弁15がカラー19に沿つて
往復動する際、吸水弁15はスリーブ9に対して
周方向に回動することになる。したがつて、吸水
弁15の開放時に第2図aに示すように通孔12
と透孔16とが一線上の並び、閉鎖時に第2図b
に示すように、透孔16が通孔12に対して完全
にずれた(すなわち連通しない)位置を占めるよ
うに通孔12と透孔16との関係を設定しておく
ことによつて、吸水行程(第1図の方向に往復
動部材8が移動)において、通孔12と透孔16
と一線上に並べ液体は吸水室10からスリーブ9
の通孔12を経て直進して透孔16を通り抜け、
加圧室11へ送り込まれるのであつて、吐出行程
(第1図の方向に往復動部材8が移動)におい
ては吸水弁15は回動してその透孔16は通孔1
2と全くずれた位置関係においてスリーブ9の端
部に就座して完全にシールされるので、加圧室1
1内の液体の加圧が支障なく行なわれる。
なお実用上、第4図a,b,cに示すように吸
水弁15の加圧室側の面に凸部又は凹部21を設
けておけば吸水弁15の回転を助長し「閉」の状
態をより速やかにしてポンプ効率を上げることが
できる。
〔考案の効果〕
この考案によれば上述のように、吸水弁の開放
時(すなわち吸入行程において)、スリーブの通
孔と吸水弁の透孔とが一線上に並ぶので、吸入液
体の流れが極めて円滑となり、ポンプ効率を一段
と向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の吸水弁装置を装備した往復
ポンプの要部の断面図、第2図a,bはスリーブ
の通孔と吸水弁の透孔の2通りの位置関係を示す
図、第3図は吸水弁とこれが嵌装されるカラーと
を分離して示す斜視図、第4図aは給水弁の変形
例を示す斜視図、第4図bはそのA部の拡大断面
図、第4図cはその変形例を示す断面図で、第5
図は従来のスリーブ型ポンプの一例を示す断面図
である。 なお図において、1……クランクケース、2…
…シリンダ元、3……吸水口、4……シリンダ本
体、5……シリンダ先、6……吐出口、7……吐
出弁、8……往復動部材(プランジヤ又はピスト
ン棒)、9……スリーブ、10……吸水室、11
……加圧室、12……通孔、13……パツキン、
14……弾発体(スプリング)、15……吸水弁、
16……透孔、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) クランク軸を軸支すべきクランクケース1に
    連ねて配設され吸水口3を有するシリンダ元2
    と、シリンダ本体4と、吐出口6を有するシリ
    ンダ先5と、前記シリンダ本体4とシリンダ先
    5との間に形成される吐出弁7と、前記クラン
    ク軸に結合されて前記シリンダ元2及び前記シ
    リンダ本体4内に気水密に臨まされた往復動部
    材8と、前記吸水口3側の吸水室10と吐出口
    6側の加圧室11とを連通する複数の通孔12
    を有しかつ前記吸水室10と加圧室11との間
    を区画するパツキン13に摺接して気水密に往
    復動すべく前記往復動部材8の先端部に固着さ
    れるスリーブ9と、この往復動部材8の先端側
    から弾発体14により前記スリーブ9に向つて
    就座すべく付勢される吸水弁15とを備えてな
    る往復ポンプにおいて、前記スリーブ9の通孔
    12に対応する透孔16を穿設された吸水弁1
    5と、前記往復動部材8の先端側に前記スリー
    ブ9とともに重設、固着され前記吸水弁15を
    貫装し外周面に刻設された案内溝20に前記吸
    水弁15の側縁を係合可能とされるカラー19
    とからなり、この吸水弁15はその開放時に前
    記スリーブ9の通孔12と一線上に並び、閉鎖
    時にスリーブ9の通孔12とずれた位置をとる
    ことを特徴とする往復ポンプの吸水弁装置。 (2) 前記スリーブ9と一体的に構成される前記カ
    ラー19の外周面に刻設された案内溝20をス
    パイラル状に形成し、この案内溝20に前記吸
    水弁15の中心孔17から内方へ突設した突起
    18を係合させ、もつて前記吸水弁15が前記
    スリーブ9の往復動に伴なつて、このスリーブ
    9の軸線の周りに回動し、前記通孔12と透孔
    16との間の周方向の位置関係を変化させるよ
    うにした実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    往復ポンプの吸水弁装置。 (3) 前記吸水弁15の透孔16を前記スリーブ9
    の通孔12より大径として成る実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項記載の往復ポンプの
    吸水弁装置。
JP7607787U 1987-05-22 1987-05-22 Expired JPH0429092Y2 (ja)

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JP7607787U JPH0429092Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

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JPS63186979U JPS63186979U (ja) 1988-11-30
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JP7607787U Expired JPH0429092Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

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DE102012010923A1 (de) * 2012-06-04 2013-12-05 Gebr. Krallmann Gmbh Fördervorrichtung für eine Metallschmelze in einem Spritzdruckaggregat

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JPS63186979U (ja) 1988-11-30

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