JPH04280988A - 金属被洗浄物の洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents

金属被洗浄物の洗浄方法及び洗浄装置

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JPH04280988A
JPH04280988A JP15962391A JP15962391A JPH04280988A JP H04280988 A JPH04280988 A JP H04280988A JP 15962391 A JP15962391 A JP 15962391A JP 15962391 A JP15962391 A JP 15962391A JP H04280988 A JPH04280988 A JP H04280988A
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英一 中村
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料、金属製品等
を洗浄するための洗浄方法及び洗浄装置に関し、これら
の熱処理や加工において利用できる。
【0002】
【背景技術】例えば、炭素鋼の製造において、鋼の機械
的、物理的又は化学的性質を改善するために、焼なまし
、焼ならし、焼入れ、焼戻し等の熱処理を施している。 このような熱処理の後、鋼の表面に付着した異物を除去
するため、鋼を洗浄している。
【0003】図3に示すように、従来の洗浄方法では、
洗浄液1が容れられた浸漬洗浄槽2及び加熱装置3と凝
縮器4が備えられた蒸気洗浄槽5を用い、熱処理後の鋼
のような金属被洗浄物6を浸漬洗浄槽2に浸漬して洗浄
した後、引き続きこの金属被洗浄物6を蒸気洗浄槽5に
おいて洗浄液1の蒸気1Aで洗浄している。このような
洗浄液1としては、通常、トリクロロエチレンのような
塩素化炭化水素系溶剤を使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の金属被洗浄物6の洗浄方法によれば、使用している洗
浄液1は、トリクロロエチレンのような有害な塩素化炭
化水素系溶剤であり、しかも蒸気洗浄槽5が開放系であ
るため、洗浄液1の蒸気1Aが外部に漏出して、作業者
の健康に悪影響を与え、また大気中に拡散して環境破壊
の一因ともなっていた。そこで、本発明は、有害な洗浄
液を使用しないで、金属被洗浄物の効率的な洗浄を可能
とする洗浄方法及び洗浄装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明に係る金
属被洗浄物の洗浄方法は、金属被洗浄物を鉱油系又は合
成油系洗浄液に浸漬して洗浄する工程と、初留温度が 
100℃(1atm )以上、かつ90%留出温度が 
200℃(1atm )以上の鉱油系又は合成油系洗浄
液を用いて、前記金属被洗浄物に蒸気洗浄を施す工程と
を有することを特徴とする。また、この工程の後に、更
に前記金属被洗浄物に真空焼戻し処理を施す工程又は減
圧状態で洗浄液を除去する真空乾燥工程を付加してもよ
い。
【0006】前記金属被洗浄物とは、熱処理後の金属材
料やこの金属材料を使用した加工後の金属製品であり、
後工程で洗浄処理されるものである。前記浸漬洗浄工程
で使用する鉱油系又は合成油系洗浄液としては、任意の
ものを使用することができるが、初留温度が 100〜
 300℃(1atm )程度のものが好ましい。また
、蒸気洗浄工程で使用する鉱油系又は合成油系洗浄液と
同じものを使用してもよい。この浸漬洗浄工程の洗浄液
は、50℃以下で使用するのが好ましい。
【0007】前記蒸気洗浄工程で使用する鉱油系又は合
成油系洗浄液としては、好ましくは初留温度が 130
〜 400℃(1atm )、かつ90%留出温度が 
150〜 450℃(1atm)のものがよい。また、
特に好ましくは、初留温度が 180〜 400℃(1
atm )、かつ90%留出温度が 180〜 450
℃(1atm )のものがよい。前記蒸留条件を満たせ
ば、任意のものを使用できるが、例えば鉱油では特にパ
ラフィン系鉱油が好ましい。また、合成油ではポリブテ
ン、ポリアルファオレフィン、アルキルベンゼン、アル
キルナフタレン等を使用できる。
【0008】鉱油系又は合成油系洗浄液の初留温度が 
100℃未満のもの、又は90%留出温度が 150℃
未満のものは、非常に軽質である。従って、この蒸気洗
浄工程においてこのような洗浄液を使用すると、i.引
火性が強く、危険である、ii.コンデンサによる凝縮
が困難になる、iii.揮発性が高く、洗浄後の被洗浄
物の表面に油膜が形成されていないため、油膜による保
護効果が得られなくなる、という不都合が生じる。
【0009】なお、前記蒸気洗浄工程で使用する鉱油系
又は合成油系洗浄液は、前記初留温度及び90%留出温
度の範囲を満たすものであれば問題はないが、この条件
に加えてこの初留温度と90%留出温度との差が比較的
小さいものが良好な結果を示す場合がある。この温度差
は、 150℃以下、好ましくは 100℃以下、より
好ましくは50℃以下がよい。
【0010】前記浸漬洗浄工程及び蒸気洗浄工程で使用
する鉱油系又は合成油系洗浄液には、酸化防止剤を添加
しておいてもよい。このために使用する酸化防止剤とし
ては、沸点の高い酸化防止剤、好ましくは沸点が 10
0℃以上、より好ましくは沸点が200℃以上のものを
使用する。具体的には、フェノール系〔例えば、4,4
′−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール
)〕、金属系〔例えば、ZnDTP(ジチオリン酸亜鉛
)〕、アミン系等の酸化防止剤を使用することができる
。前記真空焼戻し処理は、通常処理温度 150〜 3
00℃で行うが、特に 150〜200℃が好ましい。 この処理により、金属被洗浄物に付着した洗浄液が蒸発
揮散し、洗浄液の焼付けによる汚染等の悪影響を受けず
に、後の光揮処理等が可能になる。
【0011】この洗浄方法で使用する金属被洗浄物の洗
浄装置は、鉱油系洗浄液が容れられ、金属被洗浄物が浸
漬洗浄される浸漬洗浄槽と、鉱油系洗浄液の加熱手段を
備え、前記金属被洗浄物が蒸気洗浄される蒸気洗浄槽と
を有し、前記浸漬洗浄槽と前記蒸気洗浄槽とを連結して
設けたことを特徴とする。浸漬洗浄槽と蒸気洗浄槽との
連結構造は、金属被洗浄物を槽外に露出させないで浸漬
洗浄槽から蒸気洗浄槽に移動させることができる構造で
あれば任意である。例えば、槽の側面部を一部共通にし
て両槽を連結してもよく、又は筒状の連結部分を介して
両槽を連結するようにしてもよい。
【0012】また、本発明に係る洗浄装置の浸漬洗浄槽
と蒸気洗浄槽には、開閉弁等の切り換え手段を介して共
通の減圧手段を接続し、この切り換え手段の切り換えに
よってこれらの槽のいずれか一方を選択的に減圧できる
ようにしてもよい。更に、本発明に係る洗浄装置には、
浸漬洗浄槽から蒸気洗浄槽に循環管路を設け、この循環
管路の途中に洗浄液再生手段を設けて、使用により汚れ
た洗浄液中の汚れや異物を分離除去し、清浄な洗浄液を
繰り返し使用できるようにしておいてもよい。具体的に
は、洗浄液再生手段は、濾過装置、遠心分離装置、真空
蒸留装置等により構成することができる。
【0013】
【実施例】図1を参照して本発明の一実施例を説明する
。先ず、本実施例で使用する金属被洗浄物の洗浄装置の
構成を説明する。図1に示すように、この洗浄装置は、
金属被洗浄物11が浸漬洗浄される浸漬洗浄槽12と金
属被洗浄物11が蒸気洗浄される蒸気洗浄槽13とが連
結されたもの及び真空焼戻し処理槽14を備えて構成さ
れる。
【0014】前記浸漬洗浄槽12は、側面部15、上面
部16及び底面部17を有し、これらが一体として密閉
状態で構成され、この側面部15の上方には開閉自在の
第1の蓋18が設けられている。この浸漬洗浄槽12内
には、洗浄液19として初留温度が 200℃(1at
m )程度の鉱油が容れられている。この洗浄液19に
は、酸化防止剤として4,4′−メチレンビス(2,6
−ジ−t−ブチルフェノール)が 0.2 wt %添
加されている。
【0015】前記蒸気洗浄槽13は、この浸漬洗浄槽1
2の側面部15を一部共通とした側面部20、上面部2
1及び底面部22有し、これらが一体として密閉状態で
構成され、この共通の側面部分15A を介して両槽1
2,13 が連結されている。この共通の側面部分15
A の上方には、開閉自在の第2の蓋23が設けられ、
この蓋23の開閉により両槽12,13 間の金属被洗
浄物11の移動が行われる。
【0016】また、この槽13の下部には洗浄液24を
加熱して蒸気24A を発生させるためのヒータ25が
設けられ、上部には蒸気24A を凝縮するためのコン
デンサ26及び槽13内を減圧するための真空ポンプ2
7が設けられている。 この真空ポンプ27は、1Torr以下までの減圧制御
が可能となっているものである。更に、この槽13には
、金属被洗浄物11を槽13内の略中央に保持するため
の図示しない保持手段が設けられている。この槽13内
には、洗浄液24として初留温度が 260℃(1at
m )程度、かつ90%留出温度が 350℃(1at
m )程度の鉱油が容れられている。 この洗浄液24にも、前記酸化防止剤と同じものが 0
.2 wt %添加されている。前記真空焼戻し処理槽
14には、金属被洗浄物11を焼戻すためのヒータ29
及び槽28内を減圧するための真空ポンプ30が設けら
れている。
【0017】次に、図1を参照して、上記洗浄装置を使
用した本実施例に係る金属被洗浄物11の洗浄方法を説
明する。先ず、熱処理後の鋼のような金属被洗浄物11
を浸漬洗浄槽12に入れて、第1の蓋18を閉じる。そ
して、密閉状態の槽12内で、この金属被洗浄物11を
洗浄液19中に浸漬して充分洗浄すると同時に冷却する
【0018】次に、金属被洗浄物11を洗浄液19から
引き上げて、隣の蒸気洗浄槽13に移し、金属被洗浄物
11を槽13内に保持して第2の蓋23を閉じる。そし
て、密閉状態の槽13内で、槽13内を減圧しながら、
 200℃前後に加熱された洗浄液24から蒸気24A
を発生させ、金属被洗浄物11を洗浄液蒸気24A 及
び洗浄物11の表面で凝縮した洗浄液24で充分洗浄す
る。この蒸気洗浄の際、槽13内では洗浄液蒸気24A
 がコンデンサ26や洗浄物11の表面等によって凝縮
されて洗浄液24に戻され、洗浄液24と洗浄液蒸気2
4A の循環が連続的に行われる。この蒸気洗浄で、凝
縮して金属被洗浄物11を被覆した清浄な洗浄液24は
、次の真空焼戻し処理までの間の防錆作用を果たす。
【0019】次に、蒸気洗浄槽13を復圧し、洗浄液蒸
気24A を凝縮させた後、第2の蓋23を開けて、金
属被洗浄物11を蒸気洗浄槽13から浸漬洗浄槽12に
移す。この後、更に第1の蓋18を開けて、金属被洗浄
物11を浸漬洗浄槽12外に取り出す。これにより、洗
浄液蒸気24A の槽12,13 外への漏出が防止さ
れる。引き続きこの金属被洗浄物11を真空焼戻し処理
槽14に移し、 150〜200℃での真空焼戻し処理
を施す。この処理で、金属被洗浄物11に付着した洗浄
液24が除去される。
【0020】上記実施例によれば、金属被洗浄物11の
洗浄液19,24として、鉱油を用いているため、従来
の有害な塩素化炭化水素系溶剤を用いた場合の作業者や
自然環境への悪影響を回避することができ、安全な洗浄
作業が可能になる。また、浸漬洗浄槽12と蒸気洗浄槽
13は、いずれも密閉可能に構成されているため、洗浄
液蒸気24A の槽12,13 外への漏出が阻止され
、鉱油を用いた蒸気洗浄処理により作業環境や自然環境
が汚染される虞れはなくなる。
【0021】浸漬洗浄槽12と蒸気洗浄槽13が連結し
て設けられているため、浸漬洗浄工程の後、蒸気洗浄工
程を連続して行うことができ、作業効率が向上する。更
に、蒸気洗浄工程の後に真空焼戻し工程を設けているた
め、洗浄液の焼付けによる金属被洗浄物11の汚染等も
なくなって、支障なく光輝処理等を施すことができ、こ
れにより品質のよい金属材料又は金属製品が得られる。
【0022】次に、図2を参照して本発明の他の実施例
を説明する。先ず、この実施例で使用する金属被洗浄物
の洗浄装置の構成を説明する。図2に示すように、この
洗浄装置は、浸漬洗浄槽12と蒸気洗浄槽13とが連結
されたもの及び減圧手段としての共通の真空ポンプ32
と洗浄液再生手段としての真空蒸留装置33を備えて構
成される。
【0023】前記浸漬洗浄槽12は、上記実施例と同様
の構成を有するが、前記真空ポンプ32が接続されてい
る。 この洗浄槽12内には、初留温度が 250℃(1at
m )程度、かつ90%留出温度が 290℃(1at
m )程度の鉱油より成る洗浄液19が容れられている
。前記蒸気洗浄槽13は、上記実施例と同様の構成を有
するが、独立の真空ポンプ27は設けられておらず、前
記真空ポンプ32が接続されている。この蒸気洗浄槽1
3には、上記浸漬洗浄槽12に容れられているものと同
じ洗浄液24が容れられている。 この蒸気洗浄槽13は、ポンプ35を介して隣の浸漬洗
浄槽12と連通され、蒸気洗浄槽13の洗浄液24が浸
漬洗浄槽12に適宜送られるようになっている。
【0024】前記真空ポンプ32は、浸漬洗浄槽12と
蒸気洗浄槽13にそれぞれ並列に設けられた開閉弁34
を介して接続され、これらの開閉弁34の切り換えによ
って浸漬洗浄槽12と蒸気洗浄槽13のいずれか一方の
減圧を選択的に行えるようになっている。また、途中の
管路には、窒素(又は空気)36の供給用管路が接続さ
れている。前記真空蒸留装置33は、真空ポンプ32を
備え、ポンプ35を介して浸漬洗浄槽12と接続され、
またこの真空蒸留装置33は、蒸気洗浄槽13とも接続
されて、洗浄液の循環管路を構成している。
【0025】次に、図2を参照して、上記洗浄装置を使
用した本実施例に係る金属被洗浄物11の洗浄方法を説
明する。浸漬洗浄槽12における金属被洗浄物11の浸
漬洗浄工程及び蒸気洗浄槽13における金属被洗浄物1
1の蒸気洗浄工程は、上記実施例と同様である。但し、
この洗浄装置においては、浸漬洗浄槽12で使用により
汚れた洗浄液19は、順次ポンプ35により真空蒸留装
置33に送られる。 ここで、真空蒸留によって洗浄液19中の汚れや異物が
分離除去され、清浄な洗浄液は蒸気洗浄槽13に戻され
、一方廃液が排出される。また、この蒸気洗浄槽13内
の洗浄液24は、適宜ポンプ35により浸漬洗浄槽12
に供給されて、所定の液面レベルが保たれる。
【0026】次に、蒸気洗浄が終了した後、蒸気洗浄槽
13を窒素(又は空気)36により復圧し、第2の蓋2
3を開けて、金属被洗浄物11を蒸気洗浄槽13から浸
漬洗浄槽12に移す。この浸漬洗浄槽12において、開
閉弁34の切り換えによって真空ポンプ32により槽1
2内を減圧して金属被洗浄物11に付着している洗浄液
を蒸発揮散させる。この処理の後、浸漬洗浄槽12内に
窒素(又は空気)36を導入して浸漬洗浄槽12内を復
圧する。次に、第1の蓋18を開けて、金属被洗浄物1
1を浸漬洗浄槽12外に取り出す。
【0027】この実施例によれば、上記実施例で記載し
た安全な洗浄作業が可能になる、等の効果に加えて、浸
漬洗浄槽12において、金属被洗浄物11に付着してい
る洗浄液を蒸発揮散させるようにしたため、上記実施例
に係る真空焼戻し処理槽14が不要となって、洗浄装置
全体をコンパクトなものとすることができる。また、こ
の洗浄装置では、浸漬洗浄槽12での洗浄液の蒸発揮散
処理の際及び蒸気洗浄槽13での金属被洗浄物11の蒸
気洗浄処理の際、いずれも共通の真空ポンプ32を使用
し、開閉弁34の切り換えによっていずれの槽の減圧も
行えるようになっているため、合理的な装置となってい
る。
【0028】更に、この洗浄装置では、洗浄液再生手段
としての真空蒸留装置33を設けたため、浸漬洗浄槽1
2の汚れた洗浄液19を再生して清浄な洗浄液を蒸気洗
浄槽13と浸漬洗浄槽12に供給することができる。こ
れにより、浸漬洗浄槽12中の洗浄液19を常に清浄に
保つこが可能になる。なお、上記実施例では、洗浄液1
9,24 として、鉱油を用いたが、鉱油の代わりに合
成油を用いても同様の効果が得られる。また、上記実施
例では、洗浄液再生手段としての真空蒸留装置33を設
けたが、濾過装置、遠心分離装置等を設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る金属被洗浄物の洗浄方法及
び洗浄装置によれば、洗浄液による作業者や自然環境へ
の悪影響を回避することができ、しかも効率的な洗浄が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例において使用する金属被洗浄
物の洗浄装置の概略図である。
【図2】本発明の他の実施例において使用する洗浄装置
の概略図である。
【図3】従来例に係る洗浄装置の概略図である。
【符号の説明】
11  金属被洗浄物 12  浸漬洗浄槽 13  蒸気洗浄槽 14  真空焼戻し処理槽 19  洗浄液 24  洗浄液 24A   洗浄液蒸気 25  ヒータ 32  減圧手段としての真空ポンプ 33  洗浄液再生手段としての真空蒸留装置34  
切り換え手段としての開閉弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金属被洗浄物を鉱油系又は合成油系洗
    浄液に浸漬して洗浄する工程と、初留温度が 100℃
    (1atm )以上、かつ90%留出温度が 200℃
    (1atm )以上の鉱油系又は合成油系洗浄液を用い
    て、前記金属被洗浄物に蒸気洗浄を施す工程とを有する
    ことを特徴とする金属被洗浄物の洗浄方法。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の工程の後、前記金属被
    洗浄物に真空焼戻し処理を施すことを特徴とする金属被
    洗浄物の洗浄方法。
  3. 【請求項3】  請求項1記載の工程の後、前記金属被
    洗浄物に真空乾燥処理を施すことを特徴とする金属被洗
    浄物の洗浄方法。
  4. 【請求項4】  鉱油系又は合成油系洗浄液が容れられ
    、金属被洗浄物が浸漬洗浄される浸漬洗浄槽と、鉱油系
    又は合成油系洗浄液の加熱手段を備え、前記金属被洗浄
    物が蒸気洗浄される蒸気洗浄槽とを有し、前記浸漬洗浄
    槽と前記蒸気洗浄槽とを連結して設けたことを特徴とす
    る金属被洗浄物の洗浄装置。
  5. 【請求項5】  前記浸漬洗浄槽と前記蒸気洗浄槽に切
    り換え手段を介して共通の減圧手段を接続し、この切り
    換え手段の切り換えによってこれらの槽のいずれか一方
    を選択的に減圧できるようにしたことを特徴とする請求
    項4記載の金属被洗浄物の洗浄装置。
  6. 【請求項6】  前記浸漬洗浄槽から前記蒸気洗浄槽に
    循環管路を設け、この循環管路の途中に洗浄液再生手段
    を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載の金属被
    洗浄物の洗浄装置。
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