JPH04279138A - 食器洗浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は洗浄タンク内に収納さ
れた食器類に、洗浄水を噴射して洗浄する食器洗浄機に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図６は例えば特開平２−４６９２６号公
報第１９図に示された従来の食器洗浄機を示す縦断側面
図である。図において、１は本体、２は本体１の正面に
設けられた開口部で、扉３が枢着されている。４は本体
１内に設けられた洗浄タンクで、上部には給水口４ａが
設けられ、底部には洗浄水を貯留する排水溜り８が形成
され、この排水溜り８には洗浄水を循環させるための送
水口８ａ及び排水口８ｂが設けられている。１０は排水
溜り８の上部開口部に着脱可能にセットされた残菜受フ
ィルタ、２３は電磁弁２４を介して一端が給水口４ａに
接続され他端は本体１外に延長されて水道の蛇口等に接
続された給水管、１１は送水口８ａに接続された洗浄ポ
ンプ、１９は一端が洗浄ポンプ１１の吐出側に接続され
た送水管、１７は水平面内に回転自在に支持され、複数
個の噴射口１８を有する噴射ノズルで、送水管１４の他
端に接続されている。２０は食器類１６を収納するかご
、２１は一端が排水溜り８の排水口８ｂに接続された排
水管で、排水ポンプ２２を介して本体１の外部に引き出
された排水管である。

【０００３】従来の食器洗浄機は上記のように構成され
、次のように動作する。まず、電磁弁２４を開放して、
給水管２３を介して給水口４ａから洗浄タンク４内に所
定量の洗浄水を給水する。排水溜り８に貯留された洗浄
水は、洗浄ポンプ１１によって送水口８ａから送水管１
４を経て噴射ノズル１７に導かれる。噴射ノズル１７は
洗浄ポンプ１１からの送水により、噴射口１８から洗浄
水をかご２０内の食器類１６に噴射して、その反力で回
転しながら食器類１６を洗浄する。この間、洗浄水に含
まれた残菜は残菜受フィルタ１０により通過を阻止され
、洗浄水はろ過される。

【０００４】所定時間洗浄が行なわれると、洗浄ポンプ
１１が停止し、排水ポンプ２２が作動し、排水溜り８内
の洗浄水は、排水管２１を経て本体１の外部に排出され
る。次いで、新しい洗浄水を給水して、洗浄ポンプ１１
を駆動し、すすぎ洗いをして洗浄水を排出する。最後に
電熱ヒータ（図示しない）に通電して食器類１６を乾燥
する。この後、扉３を開放してかご２０を外部に引き山
す。そして、残菜受フィルタ１０を取り出し、フィルタ
１０に付着した残菜を清掃した残菜を清掃して、排水溜
り８に再セットする。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た食器洗浄機では、洗浄タンク４に所定量の水が貯留さ
れた後、洗浄ポンプ１１を運転するようにしているため
、この給水時間は洗浄には全く寄与することがなく、洗
浄の面からはむだ時間になっているという問題点がある
。

【０００６】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、給水時間も洗浄に寄与できるようにした
食器洗浄機を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明の第１の発明に
係る食器洗浄機は、洗浄タンクの天井部に給水ノズルを
設け、食器かごの下方に上記給水ノズルと対向し落下す
る水を拡散させる皿状の拡散板を設けたものである。

【０００８】また、第２の発明に係る食器洗浄機は、第
１の発明の拡散板を回転可能に支持し、表面に放射状か
つ湾曲する壁又は溝を形成したものである。

【０００９】

【作用】この発明の第１の発明においては、洗浄タンク
天井部の給水ノズルから落下する水を皿状の拡散板で受
けるようにしたため、拡散板は水を飛散させる。

【００１０】また、第２の発明においては、拡散板を回
転可能に支持し、表面に放射状かつ湾曲する壁又は溝を
設けたため、拡散板は水流で回転しながら水を飛散させ
る。

【００１１】

【実施例】実施例１． 図１〜図３はこの発明の第１の発明の一実施例を示す図
で、図１は縦断側面図、図２は拡散板の平面図、図３は
図２の縦断面図であり、従来装置と同様の部分は同一符
号で示す。図において、１は食器洗浄機の本体で、その
正面に開口部２とこれを開閉する扉３が設けられている
。４は本体１内を仕切るように設けられ開口部２と連通
する洗浄タンク、５は洗浄タンク４の上板６に穿設され
た蒸気抜き穴、７は洗浄タンク４の下部側壁の穿設され
た吸気穴、８は洗浄タンク４の下部に設けられた排水溜
りで、底部の一側に凹状の残菜受部９を有する皿状に形
成されており、残菜受フィルタ１０が着脱可能に設けら
れている。１１は排水溜り８に連結された洗浄ポンプ、
１２は水平面内に回転可能に設けられた棒状の下噴射ノ
ズルで、複数の噴射口１３を有し、送水管１４により洗
浄ポンプ１１に接続されている。１５は下噴射ノズル１
２の上方に配置され食器類１６を収納する下食器かごで
、洗浄タンク４の側壁に設けられた受部（図示しない）
に載置されている。

【００１２】１７は下食器かご１５の上方に配置され水
平面内に回転可能に設けられた棒状の上噴射ノズルで、
複数の噴射口１８を有し、送水管１９により洗浄ポンプ
１１に接続されている。２０は上噴射ノズル１７の上方
に配置され食器類１６を収納する上食器かご、２１は排
水ポンプ２２を介して残菜受部９に接続された排水管、
２３は一端が水道（図示しない）に接続され他端が電磁
弁２４を介して洗浄タンク４の天井部に配管された給水
管、２５は給水管２３の先端に接続され下方に開口する
給水ノズル、２６は送水管１９の上面に固定された拡散
板で、中央部が高く周縁に至るに従って低くなり周縁部
では再び少し高くなる湾曲傾斜面２６ａを持つ皿状に形
成されている。

【００１３】２７は本体１の内壁と洗浄タンク４の間に
設置された乾燥用ヒータ、２８はモータ２９により駆動
される送風機、３０は蒸気抜き穴５に通じる通路に配置
され洗浄タンク４から排出される蒸気の温度を検知する
出口側温度センサ、３１は吸気穴７に配置され乾燥用ヒ
ータ２７からの熱風の温度を検知する入口側温度センサ
、３２は洗剤が収納され、所定処理時に下部が開いて洗
剤を投入する洗剤投入箱である。

【００１４】次に、この実施例の動作を説明する。まず
、扉３を開いて、上及び下食器かご２０，１５を引き出
して食器類１６を入れ、食器かご２０，１５を洗浄タン
ク４内にセットした後、扉３を閉める。電磁弁２４をオ
ンすることによって、水道水が給水管２３を通って給水
ノズル２５から落下する。この水流は拡散板２６に落下
し、湾曲傾斜面２６ａに沿って流れ、周縁部から斜め上
方に飛散して上食器かご２０の食器類１６に注がれる。 これで、食器類に付着した残菜を落として落下し、下食
器かご１５の食器類１６に注いでその汚れも同様に落と
して、排水溜り４に貯留される。すなわち、給水ととも
に予備的な前洗いをすることになる。

【００１５】次に、洗浄ポンプ１１を運転すると、排水
溜り４の洗浄水は送水管１９を通って上噴射ノズル１７
に送られるとともに、送水管１４を通って下噴射ノズル
１２に送られ、それぞれ噴射口１８，１３から噴射され
る。そして、それらの噴射力の反力で上及び下噴射ノズ
ル１７，１２は回転し、食器類を予洗いする。

【００１６】予洗いが終了すると、排水ポンプ２２が作
動して、排水溜り８内の水は排水管２１により外部に排
出される。このとき、食器類１６から洗い流された残菜
は残菜受フィルタ１０に捕集される。次に、給水管２３
により給水するとともに、洗剤投入箱３２から洗剤を投
入し、洗浄ポンプ１１を運転させて洗浄を行なう。この
とき、洗浄効果を上げるため、電熱ヒータ（図示しない
）がオン・オフされ、水温を上昇させる。

【００１７】次に、給水管２３から給水し、洗浄ポンプ
１１により再び洗浄水を循環させて食器類１６をすすぎ
、所定時間後排水する。このすすぎ工程が終了すると、
給水管２３から給水し、洗浄ポンプ１１をオンするとと
もに、リンス投入箱（図示しない）からリンスを投入す
る。そして上記電熱ヒータにより所定の温度まで湯温を
上げ、上及び下噴射ノズル１７，１２から噴射させて加
熱すすぎを行なって、排水する。

【００１８】最後に乾燥工程として、送風機２８と乾燥
用ヒータ２７を作動させ、吸入口（図示しない）から外
気を吸い込み、乾燥用ヒータ２７で加温した後、吸気穴
７から洗浄タンク４内に吹き入れて、食器類１６の水分
を蒸発させる。そして、乾燥用ヒータ２７をオフし、送
風機２８により、洗浄タンク４内の蒸気を蒸気抜け穴５
から排気口（図示しない）を通して外部へ排出し、一連
の洗浄工程は終了する。

【００１９】実施例２． 図４及び図５はこの発明の第２の発明の一実施例を示す
図で、図４は拡散板の平面図、図５は図４の縦断面図で
あり、図１はこの実施例にも共用される。この実施例の
拡散板２６は、図２及び図３に示す湾曲傾斜面２６ａに
沿って放射状の湾曲壁２６ｂを形成したもので、底面に
設けられた穴２６ｃにより給水管１９の上端部に回転可
能に支持されている。すなわち、給水ノズル２５から落
下した水流は、湾曲壁２６ｂに沿って流れるため、拡散
板２６に回転力が発生し、拡散板２６は回転しながら水
を周縁部から飛散させる。なお、この実施例では拡散板
２６に湾曲壁２６ｂを形成したものを示したが、これを
湾曲溝としても、同様の機能が期待できる。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第１の発
明では、洗浄タンクの天井部に給水ノズルを設け、食器
かごの下方に給水ノズルと対向して皿状の拡散板を設け
たので、拡散板は落下する水を飛散させて前洗いし、給
水時間中も洗浄に寄与できる効果がある。

【００２１】また、この発明の第２の発明では、拡散板
を回転可能に支持し、表面に放射状かつ湾曲する壁又は
溝を形成したので、拡散板は水流で回転しながら水を飛
散させ、上記と同様の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１の発明による食器洗浄機の一実
施例を示す縦断側面図。

【図２】図１の拡散板の平面図。

【図３】図２の縦断面図。

【図４】この発明の第２の発明による食器洗浄機の一実
施例を示す拡散板の平面図。

【図５】図４の縦断面図。

【図６】従来の食器洗浄機を示す縦断側面図。

【符号の説明】

４　　　　洗浄タンク １６　　　　食器類 ２０　　　　上食器かご ２３　　　　給水管 ２５　　　　給水ノズル ２６　　　　拡散板 ２６ａ　　湾曲傾斜面 ２６ｂ　　湾曲壁

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　洗浄タンク内に収納され食器類を収納
   する食器かごと、上記洗浄タンクの天井部に設けられ下
   向きに開口して水を落下させる給水ノズルと、上記食器
   かごの下方に固定され上記給水口と対向し上記給水口か
   ら落下する水を拡散させる皿状の拡散板とを備えてなる
   食器洗浄機。
2. 【請求項２】　　拡散を回転可能に支持し、上記給水口
   との対向面に放射状かつ湾曲する壁又は溝を形成したこ
   とを特徴とする食器洗浄機。