JPH04267124A - 樹脂中空成形品の製造方法 - Google Patents

樹脂中空成形品の製造方法

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JPH04267124A
JPH04267124A JP4920091A JP4920091A JPH04267124A JP H04267124 A JPH04267124 A JP H04267124A JP 4920091 A JP4920091 A JP 4920091A JP 4920091 A JP4920091 A JP 4920091A JP H04267124 A JPH04267124 A JP H04267124A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,中空部を含む樹脂部
分と表皮とを有する樹脂成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】中空部を有する樹脂成形品の製造方法と
しては,特公昭61−59899号公報や,本出願人に
より開示された特開平2−102021号公報に記載さ
れた方法が知られている。これらの方法では,金型中に
封じ込められた樹脂成形部の溶融状樹脂内に加圧ガスを
注入することによって中空部を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,表皮を
有する樹脂成形品に上記の従来の方法を適用し,表皮に
接する溶融樹脂内に中空部を形成しようとすると,溶融
樹脂が表皮によって断熱されてしまうので,金型面から
の冷却の効率が低下する。この結果,特に,表皮に接す
る溶融樹脂の中空部の周辺が冷却され難くなり,成形品
全体が所定の温度以下に冷却されるまでにかなりの時間
を要するという問題があった。
【0004】この発明は,従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり,中空部を含む樹
脂部分と表皮とを有する成形品を効率よく短時間で冷却
することのできる中空樹脂成形品の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め,この発明による樹脂成形品の製造方法は,(1)金
型の所定の型面に表皮を配置する工程と,(2)前記金
型に溶融状態の樹脂材料を配置する工程と,(3)前記
金型に配置された前記樹脂材料内にガスを注入すること
により,前記樹脂材料内に中空部を形成する工程と,(
4)前記中空部内に冷却材を注入して前記樹脂材料を冷
却する工程と,(5)前記表皮と一体化された樹脂材料
を金型から離型する工程と,を備える。
【0006】
【作用】金型に表皮と溶融樹脂材料とを配置し,樹脂材
料内に中空部を形成した後,中空部に冷却材を注入する
ので,樹脂材料は表皮で断熱されて冷却されにくくなっ
ているが,中空部の内面は冷却材で冷却される。したが
って,表皮を介して金型面からのみ冷却する場合に比べ
て早く冷却することができる。
【0007】
【実施例】図1は,本発明の一実施例を適用して中空樹
脂成形品を製造する樹脂成形装置の構成を示す概念図で
ある。この樹脂成形装置は,スタンピング成形装置10
0と,樹脂供給装置200と,流体供給装置300とを
備えている。スタンピング成形装置100は,上部金型
110と下部金型120とを有しいる。この実施例では
アンダーカットを有する製品を成形するため,上部金型
110には,成形品のアンダーカット部に相当する位置
にスライド型111,112が設けられている。また,
下部金型120には,樹脂注入孔121,流体注入孔1
22,および流体排出孔123が形成されている。流体
供給装置300は,加圧ガス供給部310と冷却材供給
部320とを有しており,切換弁EV1によってこれら
2つの系統が切り換えられて流体注入孔122に接続さ
れる。
【0008】中空樹脂成形品を製造するには,まず,予
め賦形された表皮シートをスタンピング成形装置100
のキャビティ内にはめ込む。そして,金型のキャビティ
内に熱可塑性樹脂を充填した後,加圧ガスを溶融樹脂中
に注入して中空部を形成する。図2ないし図4は,樹脂
成形品に中空部を形成するまでの工程を示す断面図であ
る。
【0009】図2は,予め賦形された表皮シート10が
上部金型110の凹状の型面にはめ込まれた状態を示し
ている。表皮シート10は,,発泡シート11の表面上
に非発泡性の表皮12が積層されたシートである。発泡
シート11の材料としては,ポリプロピレンやポリ塩化
ビニルなどの熱可塑性樹脂やウレタンなどを用いる。ま
た,表皮12の材料としては,ポリプロピレンやポリ塩
化ビニルなどの熱可塑性樹脂を用いる。このような表皮
シート10は,真空成形などの成形方法によって予め上
部金型110の型面に合致するように賦形されており,
その成形時において表皮12の表面にシボ模様が転写さ
れている。
【0010】作業者が賦形された表皮シート10を上部
金型110の下側からはめ込むと,図2に示すように,
表皮シート10が上部金型110によって保持される。 この工程では,上部金型110は下部金型120の上方
に退避した状態にある。なお,図に示すように,この実
施例において製造する成形品は,2つのアンダーカット
部U1,U2を有しており,後述するように,これらの
アンダーカット部U1,U2に中空部が形成される。
【0011】表皮シート10を上部金型110にはめ込
んだ後,上部金型110を下降させて,図3に示すよう
に上部金型110の型面の一部を下部金型120の型面
の一部と接触させてキャビティ130を形成する。ただ
し,この時点では上部金型110と下部金型120とを
完全に型締めせず,若干の距離を残して保持する。そし
て,下部金型120の樹脂注入孔121を介して樹脂供
給装置200から溶融した樹脂材料20をキャビティ1
30内に注入する。樹脂材料20としては,ポリ塩化ビ
ニルやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を用いる。
【0012】所定量の樹脂材料20を注入した後,図4
に示すように,上部金型110をさらに下降させてキャ
ビティ130内の樹脂材料20をプレス(スタンピング
)する。大きなアンダーカット部U2には次の工程で中
空部を形成する際に樹脂が流れ込むので,図4の工程で
は樹脂が完全に流れ込んでいない。
【0013】次に,流体供給装置300から加圧ガス3
0が供給され,図5に示すように下部金型120の流体
注入孔122を介して溶融状態の樹脂材料20内に加圧
ガス30が注入される。加圧ガス30の注入は,図1に
示す加圧ガス供給部310によって次のようにして行な
われる。まず,切換弁EV1と加圧ガス供給部310の
電磁弁EV2とを閉鎖しておき,窒素や空気などのガス
をガスボンベGC1から減圧弁RV1とチェック弁CV
1とを介してピストン型アキュムレータAC1に供給す
る。このときのガス圧は5〜8気圧程度が好ましい。そ
して,油圧源OSに通じる電磁弁EV2を開き,ピスト
ン型アキュムレータAC1内のガスを約140気圧程度
の圧力で圧縮して電磁弁EV2を閉じる。次に,加圧ガ
ス供給部310出口の電磁弁EV1を開き,ピストン型
アキュムレータAC1内のガスを流体注入孔122を介
して金型のキャビティ内に圧入させる。
【0014】このように樹脂材料内に加圧ガスを注入す
ると,図5に示すように樹脂材料の肉厚が厚いアンダー
カット部U1,U2において加圧ガス30が中空部V1
,V2を形成しつつ樹脂材料20を膨張させる。中空部
V1,V2に注入された加圧ガス30は,表皮シート1
0を上部金型110に押しつけるとともに,樹脂材料2
0を下部金型120に押しつけて,樹脂成形品が所望の
形状に賦形される。このようにアンダーカット部に中空
部を設けるようにすれば,樹脂の肉厚を薄くできるので
,いわゆるヒケやソリを防止することができるという利
点がある。なお,下部金型120からキャビティ130
内に樹脂材料や加圧ガスを注入するためのノズルの形状
は,例えば,前述した特公昭61−59899号公報に
記載されたものを利用することができる。
【0015】図6は,こうして成形された樹脂成形品1
の一部を示す斜視図である。この成形品1はY方向に長
く伸びた形状を有しており,そのXZ断面が図5に示す
断面に相当している。樹脂,加圧ガスおよび冷却材を注
入するためのノズル(以下,「注入ノズル」と呼ぶ。)
は,例えば,この成形品のY方向(長手方向)のほぼ中
央に相当する部分に設けられている。
【0016】図2〜図5には示されていないが,下部金
型120には中空部V1,V2内の加圧ガスを排出する
ための流体排出孔123(図1参照)と,ガス抜き機構
が設けられている。図7は,図6の成形品のAA断面に
相当する成形装置100の断面図である。図において,
成形品1の中空部V2の裏面41に相当する下部金型1
20の型面には,ガス抜き口141が設けられている。 ガス抜き口141は流体排出孔123に接続しているが
,図2〜図5の工程では,図7に示すように,ピストン
131によってガス抜き口141が閉じられている。
【0017】加圧ガス30の注入によって樹脂材料20
に中空部V1,V2が形成されると,図8に示すように
,ガス抜き機構のピストン131が駆動されて後退する
。ピストン131が後退すると,中空部内の加圧ガス3
0のガス圧によって樹脂が破れ,加圧ガス30がガス抜
き口141と流体排出孔123とを介して外部に放出さ
れる。次に,冷却材供給部320(図1)から冷却材が
中空部V1,V2内に注入される。
【0018】冷却材供給部320による冷却材の注入は
,次のように行なわれる。まず,電磁弁EV1,EV3
が閉じられた状態で,冷却材を冷却材タンクCTから減
圧弁RV2とチェック弁CV2とを介して油圧シリンダ
AC2に供給する。そして,電磁弁EV1,EV3を開
き,油圧源OSによって油圧シリンダAC2を駆動する
ことによって冷却材40を中空部V1,V2内に注入す
る。冷却材40は,中空部V1,V2を十分に満たすよ
うに予め実験的に定められた量だけ注入される。
【0019】樹脂材料20は,図3の工程において18
0℃〜220℃で金型に注入され,冷却材の注入時には
中空部V1,V2の部分の樹脂材料は170℃〜180
℃程度の温度になっている。そして,冷却材40によっ
て樹脂材料20が冷却され,その温度が100℃以下に
なると冷却が終了する。冷却が終了すると,切換弁EV
1を冷却材供給部320側に切換え,加圧ガス30を流
体注入孔122と中空部V1,V2とに注入することに
よって,流体注入孔122と中空部V1,V2に存在す
る冷却材40を冷却材タンクCTに回収する。この後,
スライド型111,112をスライドさせ,上部金型1
10を上昇させることによって樹脂成形品1を取り出す
ことができる。
【0020】上述のように,樹脂の中空部V1,V2に
冷却材を注入するようにすれば,例えば数十秒で冷却が
完了する。一方,中空部V1,V2に冷却材を注入しな
い場合には,冷却に10分程度以上かかるので,上記実
施例では,冷却時間の短縮に大きな効果があることがわ
かる。
【0021】なお,冷却材としては,エチレングリコー
ルなどのアルコール系の溶媒や,水,窒素ガスなどを用
いることができるが,熱容量は液体の方がガスよりも大
きいので冷却効果も大きい。ただし,樹脂材料20と反
応しない冷却材が望ましい。また,必要に応じて冷却材
を室温以下に冷却しておくようにしてもよい。冷却材を
室温以下に冷却しておけば,冷却時間を更に短縮できる
という利点がある。また,金型内の樹脂材料20が冷却
されるまでの間,連続的に冷却材40が注入されるよう
にしても冷却時間を短縮することができる。
【0022】図9と図10とは,ガス抜き口の他の例を
示す断面図である。図9は,図6の成形品1のBB断面
に相当する成形装置100の断面図である。図において
,成形品1のY方向(長手方向)の端部には中空部V1
を含む部分が突出している。この成形品の突出部1bに
接する上部金型110の型面には,ガス抜き口142が
設けられている。このように,ガス抜き口は成形品の端
部に設けるのが好ましい。ガス抜き口142は流体排出
孔123aに続いているが,図2〜図5の工程では,図
9に示すように,ピストン132によってガス抜き口1
42が閉じられている。
【0023】図10は,図8と同様にピストン132が
後退して突出部1bにおける樹脂材料20が破れ,加圧
ガス30が中空部V2から流体排出孔123aに流れ込
む様子を示している。なお,図9および図10において
は,流体排出孔123aが上部金型110内に設けられ
ているが,下部金型120に設けてもよい。
【0024】図11と図12は,樹脂成形品1の平面図
であり,ガス抜き口の位置と冷却材の注入ノズル(この
実施例では樹脂材料や加圧ガスを注入するためのノズル
と同一である。)の位置との関係を示す説明図である。 図11では,注入ノズル121a(図中黒丸で示す。)
が樹脂成形品1の長手方向の中央に位置しており,ガス
抜き口142(図中白丸で示す。)が樹脂成形品1の両
端部にある突出部1bの位置に設けられている。図12
では,注入ノズル121aが樹脂成形品1の両端部から
それぞれ1/4の部分に設けられており,ガス抜き口1
41が樹脂成形品1の裏面の中央部に設けられている。 なお,図12の場合には,更に樹脂成形品1の両端部に
ガス抜き口を設けてもよい。
【0025】このように,ガス抜き口を,樹脂成形品の
中空部の長手方向において冷却材の注入ノズルの位置か
ら最も遠い位置の少なくとも1カ所に設けるようにすれ
ば,注入ノズルから注入される冷却材が中空部の中を満
たしつつガス抜き口に向かって進むので,中空部をうま
く冷却することができるという利点がある。
【0026】なお,この発明は上記実施例に限られるも
のではなく,その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり,例えば次のよ
うな変形も可能である。 (1)上記実施例では,樹脂材料を金型内に注入するも
のとしたが,前述した特公昭61−59899号公報の
第1図に例示されているように溶融樹脂材料を金型内に
射出してもよく,また,特開平2−102021号公報
の第1図に例示されているように金型上に溶融樹脂材料
を投入してもよい。このように,一般に溶融樹脂材用を
金型に配置すればよい。
【0027】(2)上記実施例では,表皮シート10が
表皮12と発泡シート11とを有するものとしたが,表
皮シートが発泡シートを有する必要はなく,少なくとも
表皮部分を有するシートであればよい。ただし,発泡シ
ートを有する表皮シートを用いる場合には,表皮シート
の断熱効果が大きいので,この発明による冷却時間の短
縮効果がさらに顕著になる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように,この発明の樹脂中
空成形品の製造方法では,金型に表皮と溶融樹脂材料と
を配置し,樹脂材料内に中空部を形成した後,中空部に
冷却材を注入するので,樹脂材料は表皮で断熱されて冷
却されにくくなっているが,中空部の内面が冷却材で冷
却される。したがって,表皮を介して金型面からのみ冷
却する場合に比べて早く冷却することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を適用する成形装置の構成を
示す概念図。
【図2】実施例における樹脂の注入とスタンピングの工
程を示す工程断面図。
【図3】実施例における樹脂の注入とスタンピングの工
程を示す工程断面図。
【図4】実施例における樹脂の注入とスタンピングの工
程を示す工程断面図。
【図5】実施例における樹脂の注入とスタンピングの工
程を示す工程断面図。
【図6】実施例において製造される成形品を示す斜視図
【図7】冷却材の注入前のガス抜き口の状態を示す金型
の断面図。
【図8】冷却材の注入時のガス抜き口の状態を示す金型
の断面図。
【図9】冷却材の注入前の他のガス抜き口の状態を示す
金型の断面図。
【図10】冷却材の注入時の他のガス抜き口の状態を示
す金型の断面図。
【図11】冷却材の注入ノズルとガス抜き口の位置関係
を示す説明図。
【図12】冷却材の注入ノズルとガス抜き口の位置関係
を示す説明図。
【符号の説明】
1      成形品 10    表皮シート 11    表皮 12    発泡シート 20    樹脂材料 30    加圧ガス 40    冷却材 100  成形装置 110  上部金型 111,112  スライド型 120  下部金型 121  樹脂注入孔 122  流体注入孔 123  流体排出孔 131,132  ピストン 141,142  ガス抜き口 200  樹脂供給装置 300  流体供給装置 310  加圧ガス供給部 320  冷却材供給部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  中空部を含む樹脂部分と表皮とを有す
    る樹脂成形品を製造する方法であって,(1)金型の所
    定の型面に表皮を配置する工程と,(2)前記金型に溶
    融状態の樹脂材料を配置する工程と,(3)前記金型に
    配置された前記樹脂材料内にガスを注入することにより
    ,前記樹脂材料内に中空部を形成する工程と,(4)前
    記中空部内に冷却材を注入して前記樹脂材料を冷却する
    工程と,(5)前記表皮と一体化された樹脂材料を金型
    から離型する工程と,を備えることを特徴とする樹脂中
    空成形品の製造方法。
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