JPH04254021A - 4輪駆動車の駆動連結装置 - Google Patents

4輪駆動車の駆動連結装置

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JPH04254021A
JPH04254021A JP2923391A JP2923391A JPH04254021A JP H04254021 A JPH04254021 A JP H04254021A JP 2923391 A JP2923391 A JP 2923391A JP 2923391 A JP2923391 A JP 2923391A JP H04254021 A JPH04254021 A JP H04254021A
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JP
Japan
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oil pump
relief
passage
oil
wheel drive
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Withdrawn
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JP2923391A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Akutagawa
等 芥川
Ichiro Hirose
広瀬 一郎
Sakuyoshi Hasefuji
作美 長谷藤
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は4輪駆動車の前輪駆動軸
と後輪駆動軸とを両回転軸の回転速度差に応じて断続し
うる駆動連結装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えば前輪駆動ベースのパー
トタイム式4輪駆動車においては、図10に示すように
、横置きされたエンジン101に変速機102が連結さ
れ、変速機102から出力されるフロント出力は、変速
機102 に内蔵された前輪用デフを介して左右の前輪
に伝達される。また前輪駆動軸に連結されてリヤ出力と
して変速機102の後方へ導出された出力軸104は、
クラッチ機構105のような駆動連結装置を介して後輪
駆動軸106に伝達され、この後輪駆動軸106から後
輪用デフ107を介して左右の後輪に伝達されるように
なっている。 【0003】上記クラッチ機構としては、噛合い式のド
ッグクラッチあるいは油圧で制御される湿式多板クラッ
チ等が用いられている。 【0004】ところで、ドッグクラッチを用いた直結式
4輪駆動車においては、旋回時に前後輪間の回転速差度
を吸収できないため、タイトコーナブレーキング現象を
生じる。そのため、特に大舵角時には予め2輪駆動に切
換える必要があり、運転操作が煩わしく、また完全なフ
ルタイム式にはなり得ないものである。また、油圧クラ
ッチを用いたものでは、複雑な油圧制御系が必要になり
、自動変速機のように油圧制御装置を備えた車両には適
するが、手動変速機の場合には適用が困難である。 【0005】このため、特開昭60−104426号 
公報に開示された4輪駆動用駆動連結装置では、前輪駆
動軸と後輪駆動軸との間に両駆動軸の回転速度差に応じ
た油量を吐出するオイルポンプを介装し、このオイルポ
ンプの吐出圧により、両駆動軸を連結するようにしてい
る。 【0006】しかしながら、上述のような駆動連結装置
では、大きな駆動連結力(カップリングトルク)が得ら
れないばかりでなく、外部の油圧回路と、この油圧回路
から上記オイルポンプの回転するケーシングにオイルを
流通させる機構を必要とし、装置が大型化する欠点があ
った。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】一方、従来より、4輪
駆動車の駆動連結装置としてビスカスカップリングが知
られている。このビスカスカップリングは、小型であり
、かつ前輪駆動軸と後輪駆動軸との回転速度差により駆
動連結力が発生するようになっているため、4輪駆動車
の駆動連結装置として広く用いられているが、ビスカス
カップリングはアンチロック装置(ABS)と組合せた
場合、車輪の停止寸前まで駆動連結力を発生させるため
、アンチロック装置の機能を阻害する欠点があった。 【0008】そこで本発明は、タイトブレーキング現象
を生じるおそれがなく、かつABS機能が阻害されるお
それのない4輪駆動車の駆動連結装置を提供することを
目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、前輪駆動軸に
連結される第1回転軸と後輪駆動軸に連結される第2回
転軸との何れか一方にオイルポンプのロータを連結し、
他方に上記オイルポンプのケーシングを連結し、上記両
回転軸の回転速度差によって上記オイルポンプを駆動し
て、その吐出圧によって上記両回転軸を連結するように
構成した4輪駆動車の駆動連結装置において、上記オイ
ルポンプの吐出圧を調整するリリーフ通路を上記第1お
よび第2回転軸のうちの一方に形成し、上記リリーフ通
路の中途部分に、遠心力の増大に伴って上記リリーフ通
路の通路断面積を縮小させる調圧部材を設けたことを特
徴とする。上記調圧部材は、上記オイルポンプの吐出圧
の増大に伴って上記リリーフ通路の通路断面積を拡大さ
せる手段を備えていることが好ましく、また上記オイル
ポンプを内蔵しかつオイルを内部に封入したカップリン
グ装置内に上記調圧部材が設けられていることが好まし
い。 【0010】  【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明装置の実施例の断面図で、前
輪駆動ベースの4輪駆動車の前輪駆動軸と後輪駆動軸と
の間に介装されるカップリング装置を示す。このカップ
リング装置10は、前輪駆動軸に連結される図の右方の
第1回転軸1と、後輪駆動軸に連結される図の左方の第
2回転軸2とを同一軸線上に備えており、第1回転軸1
の先端は第2回転軸2の端部に相対回転可能に支持され
ている。カップリング装置10内には、多数の摩擦係合
要素を備えた多板クラッチ機構11が内蔵されている。 カップリング装置10のケース14は、第2回転軸2の
端部にその軸線に対して直交するように固着された円板
状壁部12と、この壁部12の周縁部から第1回転軸1
側に向って一体に延びる円筒状壁部13と、この円筒状
壁部13の開口端にこれを覆うように取付けられた円板
状エンドプレート29とよりなり、エンドプレート29
の所要位置に適宜設けられたシール部材を伴ってカップ
リングケース14の内部にオイルの封入された密閉空間
10aが形成されている。エンドプレート29は、その
中心にボス部29aを備えており、このボス部29aに
よってそれを貫通する第1回転軸1を軸支している。カ
ップリングケース14の円筒状壁部13の内周面は、円
板状壁部12の近傍の部分が平滑面とされて、後述する
オイルポンプ15を移動させる油圧シリンダ機構のシリ
ンダを構成し、円筒状壁部13の内周面の他の部分には
軸線方向にスプライン溝が形成されて、多板クラッチ機
構11のクラッチシリンダを構成している。 【0011】カップリングケース14内には、その円板
状壁部12に近接してオイルポンプ15が設けられてい
る。本実施例では、オイルポンプ15として、図2に示
すような8枚のベーン16を等間隔に備えた平衡形ベー
ンポンプが用いられているが、ギヤポンプその他の形式
のオイルポンプを用いることも可能である。オイルポン
プ15のロータ17は、第1回転軸1の端部近傍にスプ
ライン係合されて第1回転軸1とともに回転し、かつ第
1回転軸1の軸線方向に移動可能となっている。ロータ
17の第2回転軸2側の面には、第1回転軸1が貫通す
る中心孔と同軸的に円筒状のボス部17aが突設されて
いる。オイルポンプ15のケーシングは、ベーン16が
摺接する内周面18aを備えたカムリング18と、この
カムリング18を挟んでその両側にボルト19によって
固定された側壁20、21とよりなり、カムリング18
および両側壁20、21によって作動室22が形成され
、この作動室22内にロータ17が収容されている。 【0012】上記両側壁20、21のうち、多板クラッ
チ機構11側の側壁20は、その外周部において、前述
したカップリングケース14の円筒状壁部13の内周面
にスプライン係合されて第2回転軸2とともに回転し、
かつ第1回転軸1の外周に摺接して軸線方向に移動可能
に嵌着されている。また側壁20には、カップリングケ
ース14内のオイルを充填された密閉空間10aとオイ
ルポンプ15の作動室22とを連通する4個のオイル吸
入ポート23が図3に示すような位置関係をもって形成
され、かつこれらオイル吸入ポート22の作動室22に
臨む開口部には、カップリング装置10の密閉空間10
a内から作動室22内へのオイルの吸入のみを許容する
チャックバルブとしてのリードバルブ24がそれぞれ取
付けられている。さらに側壁20の多板クラッチ機構1
1側の面には、多板クラッチ機構11の摩擦係合要素を
締結方向に押圧するための突壁部20aが環状に形成さ
れ、この突壁部20aに、放射方向に延びるオイル通路
25が形成されている。 【0013】オイルポンプ15の両側壁20、21のう
ち、カップリングケース14の円板状壁部12側の側壁
21は、カップリングケース14の円筒状壁部13の端
部をシリンダとする油圧シリンダ機構のピストンを構成
している。この側壁21は、ロータ17のボス部17a
の外周に遊嵌され、かつカップリングケース14の円板
状壁部12との間にピストン室26を形成している。ま
た側壁21には、オイルポンプ15の作動室22とピス
トン室26とを連通する4個のオイル吐出ポート27が
図3に示すような位置関係をもって形成され、かつこれ
らオイル吐出ポート27のピストン室26に臨む開口部
には、作動室22内からピストン室26内へのオイルの
吐出のみを許容するチャックバルブとしてのリードバル
ブ28がそれぞれ取付けられている。 【0014】このように、オイルポンプ15のロータ1
7が第1回転軸1にスプライン係合され、ボルト19に
よってカムリング18の両側に固定された両側壁20、
21のうち、多板クラッチ機構11側の側壁20の外周
部がカップリングケース14の円筒状壁部13の内周面
にスプライン係合され、かつ他方の側壁21の外周部が
カップリングケース14の円筒状壁部13の内周面に摺
接されていることにより、オイルポンプ15は第1回転
軸1と第2回転軸2との回転速度差によって作動され、
かつオイルポンプ15全体が第1回転軸1の外周に沿っ
てその軸線方向に移動可能になっている。そして、オイ
ルポンプ15の側壁21とカップリングケース14の円
板状壁部12との間に形成されているピストン室26内
にオイルポンプ15の吐出圧が導入されることにより、
この吐出圧によってオイルポンプ15全体が多板クラッ
チ機構11側に摺動し、側壁20の突壁部20aが多板
クラッチ機構11の摩擦係合要素を押圧してこれを締結
するように構成されている。 【0015】多板クラッチ機構11は、図4〜図6に示
すように、第1回転軸1に固定された円筒状クラッチハ
ブ30を備えており、このクラッチハブ30の外周面に
スプライン係合された複数の環状クラッチ板31と、第
2回転軸2に固定されたクラッチシリンダとしてのカッ
プリングケース14の円筒状壁部13の内周面にスプラ
イン係合された複数のプレッシャプレート32とを備え
ており、クラッチ板31とプレッシャプレート32とは
交互に配置されて摩擦係合要素を構成している。この場
合、図5に示すように、プレッシャプレート32の外周
縁に沿って形成されたスプライン歯32aは、カップリ
ングケース14の円筒状壁部13の内周面に所定のピッ
チで形成されたスプライン溝13aに対して1つおきに
設けられ、これによって歯32aの存在しないスプライ
ン溝13aがオイル通路33を形成している。同様に、
図6に示すように、クラッチ板31の内周縁に沿って形
成されたスプライン歯31aは、クラッチハブ30の外
周面に所定のピッチで形成されたスプライン溝30aに
対して1つおきに設けられ、これによって歯31aの存
在しないスプライン溝30aがオイル通路34を形成し
ている。 【0016】一方、第1回転軸1には、その軸線に沿っ
て延びるオイルのリリーフ通路35と、このリリーフ通
路35の第2回転軸2の近傍から放射方向に延びてピス
トン室26に連通するリリーフ通路36と、リリーフ通
路35のエンドプレート29の近傍から放射方向に延び
てエンドプレート29とクラッチハブ30との間のリリ
ーフ室37内に連通するリリーフ通路38とを備えてい
る。リリーフ通路35の両端は第2回転軸2および栓部
材39によって閉塞されている。また、リリーフ通路3
5と38との間の接続部には、スプリング40で付勢さ
れたボールよりなるチェックバルブ式の第1リリーフ弁
42が設けられている。この第1リリーフ弁42は、ピ
ストン室26内の油圧が所定値以上となったとき、ピス
トン室26内のオイルを上記室37内にリリーフする機
能を有する。リリーフ室37は、空状態のスプライン溝
13aおよび30aによって形成されたオイル通路33
、34(図5、図6参照)およびオイルポンプ15の側
壁20の突壁部20aに形成されたオイル通路25を通
じてカップリング装置10内の密閉空間10aに連通し
ている。 【0017】さらにカップリング10は、第1回転軸1
の回転に伴う遠心力によって作動して調圧を行なうガバ
ナ式の第2リリーフ弁43を備えている。この第2リリ
ーフ弁43は、図7から特に明らかなように、リリーフ
通路35の途中からリリーフ室37に連通するように斜
めに形成されたリリーフ通路44を開閉すべく設けられ
たものであり、第2リリーフ弁43は第1回転軸1の回
転数の増大による遠心力の増大に伴ってリリーフ通路4
4の開口断面積を縮小するように動作する。第1回転軸
1には、この回転軸1内を上記軸線方向に延びるリリー
フ通路35とこのリリーフ通路35からリリーフ室37
に向って斜めに形成されたリリーフ通路44との交差領
域において断面円形の透孔45がリリーフ通路35と直
交するように形成されており、第2リリーフ弁43は、
透孔45に摺動自在に設けられた弁体46と、オイル通
路44側とは反対側においてカップリング装置10内の
密閉空間10a内に突出する弁体46の先端部46aに
取付けられたウエイト47とによって構成されている。 【0018】オイル通路35からウエイト47寄りの透
孔部分45aは他の部分よりも小径とされている。また
弁体46の中間部は図8から明らかなように細径部46
b(外径D1)とされ、これによって弁体46の周囲に
リリーフ通路35に通じる環状のオイル通路48が形成
されて、リリーフ通路35が弁体46によって中断され
ず、かつリリーフ通路35と44とが連通するようにな
っている。細径部46bに関してウエイト47側とは反
対側の弁体部分46c(外径D3)は、透孔部分45a
内にある弁体部分46d(外径D2)よりも大径とされ
(D3>D2>D1)、これによって細径部46bと大
径の弁体部分46cとの間の段部46eに加わる油圧が
、細径部46bとウエイト47側の弁体部分46dとの
間の段部46fに加わる油圧よりも常に大きくなってい
る。したがって、弁体46は、オイルポンプ15の吐出
圧によってウエイト47側とは反対方向に、すなわちリ
リーフ通路44の通路断面積を拡大させる方向に付勢さ
れており、第1回転軸1の回転数が低いときには、弁体
46は、図7に示すように、ウエイト47が第1回転軸
1の外周面に当接した位置に保持されている。この状態
では、大径の弁体部分46c側の段部46eがリリーフ
通路44の開口部の下方(図7において)の周縁にほぼ
一致していることにより、第2リリーフ弁43はリリー
フ通路44の通路断面積が最大となる状態に保っている
。 すなわち、この状態では、第2リリーフ弁43によるリ
リーフ量は最大となっている。そして第1回転軸1の回
転数すなわち入力回転数が増大すると、ウエイト47に
作用する遠心力によって弁体46は油圧に抗して図7の
上方へ移動を開始するが、すなわち、リリーフ通路44
の通路断面積を縮小させる方向に移動を開始するが、第
1回転軸1と第2回転軸2との間の相対回転数が増大す
ると、オイルポンプ15の吐出圧が増大するため、リリ
ーフ通路44の通路断面積を拡大させる方向に弁体46
を付勢する力も増大することになる。なお、弁体46の
ウエイト47側とは反対側の端部にはストッパとしてフ
ランジ46gが形成されており、さらにクラッチハブ3
0には、ダイナミックバランスを得るために、第1回転
軸1の軸線に関してウエイト47とは反対側の内周面に
カウンタウエイト48が取付けられている。 【0019】以上が本実施例の構成であるが、前記した
ように、オイルポンプ15の側壁21とカップリングケ
ース14の円板状壁部12との間に形成されているピス
トン室26内に、オイルポンプ15から吐出されるオイ
ルの吐出圧によって、オイルポンプ15全体が図1の右
方向に移動し、これによって、多板クラッチ機構11の
摩擦係合要素が吐出圧に応じた力が押圧され、多板クラ
ッチ機構11が締結される。ピストン室26に吐出され
たオイルはリリーフ通路36を通ってリリーフ通路35
へ入り、さらにリリーフ通路44からリリーフ室37へ
入り、オイル通路33、25および34を通って密閉空
間10a内に戻り、オイルポンプ15に吸入される。そ
して、第1および第2回転軸1、2間の相対回転数(回
転数差)に対する多板クラッチ機構11による第1およ
び第2回転軸1、2の駆動連結力(カップリングトルク
)の特性は、上述した第2リリーフ弁43の作用によっ
て、図9に示すようなものとなり、入力回転数(第1回
転軸1の回転数)をパラメータとする調圧特性が得られ
ることになる。この場合、図9から明らかなように、第
2リリーフ弁43の作用によって、入力回転数が小さい
程、すなわち車速が低い程、駆動連結力が減少し、50
0rpm以下では駆動連結力はゼロとなっている。した
がってタイトコーナブレーキング現象を生じるおそれが
なく、またABS機能が阻害されるおそれもなくなる。 そしてオイルポンプ15の吐出圧が必要以上に高くなれ
ば、第1リリーフ弁42が動作して、オイルをリリーフ
通路38を通じてリリーフするようになっている。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、リリーフ通路の途中部
分に、遠心力の増大に伴ってリリーフ通路の通路断面積
を縮小させる調圧部材を備えているため、車速が低い程
駆動連結力が小さくなるため、タイトコーナブレーキン
グ現象が生じるおそれがなく、かつABS機能を阻害す
るおそれもない利点がある。また、上記調圧部材が、オ
イルポンプの吐出圧の増大に伴ってリリーフ通路の通路
断面積を拡大させる手段を備えている場合、入力回転数
が高くなる程、大きい駆動連結力を得ることができる。 さらにオイルポンプを内蔵し、かつオイルを内部に封入
したカップリング装置内に上記調圧部材を設けることに
より、全体の構成をコンパクトなものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】オイルポンプの動作を示す説明図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】多板クラッチ機構のプレッシャプレートとカッ
プリングケースとのスプライン係合状態を示す部分的拡
大断面図である。
【図6】多板クラッチ機構のクラッチ板とクラッチハブ
とのスプライン係合状態を示す部分的拡大断面図である
【図7】図1のガバナ式リリーフ弁部分の拡大断面図で
ある。
【図8】ガバナ式リリーフ弁の弁体の側面図である。
【図9】ガバナ式リリーフ弁による調圧特性を示すグラ
フである。
【図10】従来の4輪駆動車の駆動力伝達系を示す概略
図である。
【符号の説明】
1            第1回転軸2      
      第2回転軸10          カッ
プリング装置11          多板クラッチ機
構14          カップリングケース15 
         オイルポンプ16        
  ベーン 17          オイルポンプのロータ18 
         オイルポンプのカムリング20、2
1    オイルポンプの側壁26         
 ピストン室 29          エンドプレート30    
      クラッチハブ35、36    リリーフ
通路 37          リリーフ室 42          チャックバルブ式リリーフ弁
43          ガバナ式リリーフ弁44  
        リリーフ通路46         
 弁体 47          ウエイト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  前輪駆動軸に連結される第1回転軸と
    後輪駆動軸に連結される第2回転軸との何れか一方にオ
    イルポンプのロータを連結し、他方に上記オイルポンプ
    のケーシングを連結し、上記両回転軸の回転速度差によ
    って上記オイルポンプを駆動して、その吐出圧によって
    上記両回転軸を連結するように構成した4輪駆動車の駆
    動連結装置において、上記オイルポンプの吐出圧を調整
    するリリーフ通路を上記第1および第2回転軸のうちの
    一方に形成し、上記リリーフ通路の中途部分に、遠心力
    の増大に伴って上記リリーフ通路の通路断面積を縮小さ
    せる調圧部材を設けたことを特徴とする4輪駆動車の駆
    動連結装置。
  2. 【請求項2】  上記調圧部材は、上記オイルポンプの
    吐出圧の増大に伴って上記リリーフ通路の通路断面積を
    拡大させる手段を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の4輪駆動車の駆動連結装置。
  3. 【請求項3】  上記オイルポンプを内蔵しかつオイル
    を内部に封入したカップリング装置内に上記調圧部材が
    設けられていることを特徴とする請求項1または2記載
    の4輪駆動車の駆動連結装置。
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Cited By (4)

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