JPH04249926A - 第２世代コードレス電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、第２世代コードレス電
話機に関する。

【０００２】

【従来の技術】電話機より離れている者に対して連絡を
とる方法の一つとして、現在はいわゆるポケットベルあ
るいはページャーが使用されている。近年家庭用電話機
においていわゆるコードレス電話が実現されているが屋
外のいかなる場所からでも自由に家庭用電話を利用し電
話をかけることは現在ではできない。尚、いわゆる自動
車電話は家庭用電話とはシステムが異なるため本発明の
技術分野とは異なる。このような問題点を解決すべく上
記コードレス電話の発展上にあり、停止した状態で屋外
のいかなる場所からでも自由に家庭用電話機にて電話を
かけることができる第２世代のコードレス電話の計画が
進められている。このような第２世代コードレス電話に
代表される発信専用の移動局、即ち電話機において、上
述したポケットベル等との併用により呼び出しを行い着
信としての補いをさせることは一般に考えられている。 即ち、利用者は上記第２世代コードレス電話とポケット
ベルとの両方を持ち、ポケットベルの信号発信元はポケ
ットベルを利用し上記利用者に連絡をとることを促し、
利用者は持っている第２世代コードレス電話機にて上記
発信元へ連絡をとるという利用方法が考えられる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにポケットベル等と第２世代コードレス電話機と
を単に併用した場合には以下のような問題点がある。即
ち、ア．ポケットベルは単に呼び出しを行うものである
から、呼び出された上記利用者は例えばポケットベルの
信号発信元に電話をかけ、用件を確認し、改めて最終連
絡先に電話をかけるという動作が必要である。　　イ．
上記利用者がポケットベルから離れた場合、ポケットベ
ル発信者は連絡があるまで何度も上記利用者を呼び出す
必要がある。　　ウ．ポケットベルは単に呼び出しを行
うものであるから、呼び出された上記利用者はその用件
が緊急を要するものであるのか、通常のものであるのか
区別することができない。　　という問題点がある。又
、ページャーと併用した場合には上述したアないしウの
問題点は解消されるが、上記利用者はページャーに表示
される内容を見ながら連絡先に電話をかけることになり
、ダイヤル操作ミス発生の可能性があるという問題点が
ある。 本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、直接上記最終連絡先に電話をかけることができ、
常に電話機を所持していなくとも呼び出しがあったこと
を確認でき、呼び出しが緊急を要するものか否かが確認
でき、発信ダイヤルミスを無くすことができる第２世代
コードレス電話機を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、ページャー機
能を有するページャー部と、上記ページャー部が解読し
たページャー内容に含まれる制御コードを判別する制御
コード判別部と、判別された制御コードに従い指定領域
に上記ページャー内容を記憶する記憶部と、上記記憶部
より読み出したページャー内容を発信番号に変換し発信
を行う発信部と、使用者に発信動作を促す発信要請部と
、操作キーを有し上記各構成部分の動作を制御する制御
部と、を備えたことを特徴とする。

【０００５】

【作用】このように構成することで、例えば連絡を要求
された連絡先の電話番号情報をページング発信者が送信
する場合、送信情報が電話番号である旨の制御コードを
発信信号に付加することで制御コード判別部は供給され
た情報の内容が電話番号情報であることを認識し、記憶
部はこの電話番号情報を所定の記憶部分に記憶する。発
信部は記憶された電話番号情報を読み出し該電話番号情
報を直接発信番号に変換し発信動作を行う。このように
上記各構成部分は、本電話機を使用する使用者が一旦上
記ページング発信者へ連絡を取らなくとも上記連絡先に
直接電話をかけることができるように作用し、さらに電
話をかける際、上記使用者が自らダイヤル操作をする必
要はなく発信ダイヤルミスが無いように作用する。又、
発信要請部は、着信があった場合には使用者がそのこと
を確認できるように例えば表示灯の点灯を行い、又、受
信した信号に緊急連絡が必要である旨の制御コードが付
されている場合には例えば警告音を発する等の動作を行
い、使用者に着信のあったこと、あるいは着信情報が緊
急を要するものであることを使用者に知らせるように作
用する。

【０００６】

【実施例】本発明の第２世代コードレス電話機の一実施
例である本例は、第２世代コードレス電話機にページャ
ーを付加した構成をなす。図１において、発信元から送
出され内蔵アンテナ１３にて受信された電話番号、メッ
セージ等のページング情報を含む信号を受信するページ
ャー１は制御コード判定部２に接続される。本実施例で
は、発信元から送出されるページング情報は、図２に示
すように電話番号等の報知情報とその報知情報の種類を
表す制御コードとから構成され、制御コード判定部２は
、ページャー１より供給されたページング情報内の制御
コードの種類を判定する。制御コードとその制御コード
が付された報知情報との関係は、例えば以下に示すよう
なものである。

【０００７】十進数で示すと“００”の制御コードが付
された報知情報の内容は通常のメッセージを示し、“０
１”の制御コードが付された報知情報の内容は電話番号
のみを示し、“０２”の制御コードが付された報知情報
の内容はアラーム時刻のみを示し、“０３”の制御コー
ドが付された報知情報の内容は通常のメッセージ及び電
話番号であることを示し、“０４”の制御コードが付さ
れた報知情報の内容は通常のメッセージ及びアラーム時
刻であることを示し、“０５”の制御コードが付された
報知情報の内容は電話番号及びアラーム時刻であること
を示し、“０６”の制御コードが付された報知情報の内
容は通常のメッセージ、電話番号及びアラーム時刻であ
ることを示している。もちろん制御コードの数は上記の
ものに限られるものではなく、又、その報知情報も上記
のものに限られるものではない。

【０００８】制御コード判定部２の出力側は、上述した
通常のメッセージを記憶するメッセージ記憶部３、電話
番号及び時刻を記憶する電話番号／時刻記憶部４、本電
話機の各構成部分の動作を制御し、又、現在時刻を計時
するタイマー機能を内蔵する中央演算処理装置（以下Ｃ
ＰＵと記す）５、及び時刻一致判定部７に接続される。 時刻一致判定部７にはＣＰＵ５の出力側も接続され、時
刻一致判定部７は報知情報として供給された時刻とＣＰ
Ｕ５が送出する現在時刻との一致を判定する。時刻一致
判定部７の出力側は、アラーム報知灯８及びスピーカ９
に接続される。

【０００９】ＣＰＵ５には、例えば発信を行うためのス
イッチ等のキー操作部６が接続され、ＣＰＵ５の出力側
は受信して記憶された例えば上記通常メッセージを可視
的に表示する表示部１２に接続される。

【００１０】電話番号／時刻記憶部４の出力側は、供給
される電話番号情報に従い自動的に発信動作を行うダイ
ヤル送出部１０に接続され、ダイヤル送出部１０の出力
側はアンテナ１４から無線信号にて外部へ発信を行う高
周波／ベースバンド部１１に接続される。

【００１１】このように構成される第２世代コードレス
電話機における動作を以下に説明する。　　本電話機に
設けられるページャー１へ情報を発信する発信者は、送
信情報の種類に応じて上述したような制御コードを付加
しページング情報を発信する。発信されたページング情
報は、アンテナ１３を介してページャー１に供給されペ
ージャー１にてページング情報にかかる信号が復調され
復調された信号は制御コード判定部２に送出される。制
御コード判定部２では、ページング情報に含まれる制御
コードが判定され、判定された制御コードに従いページ
ング情報内の報知内容がメッセージ記憶部３あるいは電
話番号／時刻記憶部４に記憶される。上述した例によれ
ばページング情報に付加された制御コードが例えば０１
であれば、報知内容である電話番号情報は、ページャー
１が本ページング情報を受信した時刻とともに電話番号
／時刻記憶部４に記憶される。又、この際、着信のあっ
たことを本電話機の所持者に知らせるためにＣＰＵ５は
時刻一致判定部７を介してアラーム表示灯８の点灯ある
いはスピーカ９より効果音、音声等の発生を行なわしめ
る。

【００１２】又、報知内容にアラーム時刻が含まれてい
る場合には、当該アラーム時刻情報は時刻一致判定部７
へ送出され当該判定部７に格納される。時刻一致判定部
７は、ＣＰＵ５から供給される時刻情報と格納したアラ
ーム時刻情報とが一致したときＣＰＵ５へ信号を送出し
これを受けてＣＰＵ５はアラーム表示灯８の点灯あるい
はスピーカ９からの効果音、音声等の発生を行い、その
旨を本電話機の所持者に知らせる。尚、アラーム時刻情
報として特定の数値を設定することで報知内容が緊急を
要するものであることを表すこともでき、このように緊
急用の場合にはＣＰＵ５の制御により例えばアラーム表
示灯の点灯方法の変化や発生音の変化等を行うことがで
き、上記所持者に受信した情報が緊急の連絡を要するも
のであることを知らせる。

【００１３】又、本電話機の所持者は、キー操作部６を
操作することでＣＰＵ５の制御によりメッセージ記憶部
３あるいは電話番号／時刻記憶部４に格納されている情
報を表示部１２に表示させ、その内容を確認することも
できる。よって、着信時に上記所持者が本電話機を所持
していなくとも、上述したように着信があったことをア
ラーム表示灯８の点灯で認識しその内容を表示部１２に
表示させることで、着信後にその内容を確認することも
できる。

【００１４】又、本電話機の所持者は、キー操作部６を
操作することで電話番号／時刻記憶部４に記憶されてい
る送信されてきた連絡先の電話番号を直接ダイヤル送出
部１０へ送出することができ、高周波／ベースバンド部
１１を介して自動発信を行うことができる。よって連絡
先に電話をかける際、人がダイヤル操作する必要がなく
なるのでダイヤルミスが発生することはなくなる。

【００１５】このように本第２世代コードレス電話機に
よれば、着信により連絡先の電話番号等が判るので従来
のように一旦ポケットベルの信号発信者に電話をかけ、
用件を聞いた後、再度連絡先に電話をかけるという動作
が不要になり、迅速な対応が可能となる。又、着信した
情報を記憶することができるので、常に電話機を所持し
ていなくとも着信後に上記情報を確認することができる
。又、記憶した電話番号により直接ダイヤル発信を行う
ことができるのでダイヤルする際のダイヤルミスを無く
すことができる。又、ページング発信者は送出する情報
にアラーム時刻を付加することができるので、後に発信
を促すように前もって情報を提供することができる。 このことは例えば所持者が本電話機を所持していない場
合や深夜に本電話機の所持者にページング発信を行うよ
うな場合に便利である。

【００１６】尚、上述した実施例では、第２世代コード
レス電話機にページャーを設けた場合について説明した
が、第２世代コードレス電話機にポケットベルを設けも
良い。但しこの場合には、ポケットベルは呼び出し動作
のみであるからメッセージ記憶部３、電話番号／時刻記
憶部４、ダイヤル送出部１０は不要であり上述した送信
された情報の記憶及びそれに付随した動作は行うことは
できない。

【００１７】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、記
憶部にはページング発信者が送信したページング内容が
記憶されることより、本電話機を使用する使用者が一旦
上記ページング発信者へ連絡を取らなくとも上記連絡先
に直接電話をかけることができ、さらに電話をかける際
、上記使用者が自らダイヤル操作する必要はなく発信ダ
イヤルミスが発生することはない。又、発信要請部は、
着信があった場合にはその旨を使用者が確認できるよう
に例えば表示灯の点灯を行い、又、緊急連絡が必要であ
る旨の制御コードが付されている場合には例えば警告音
を発する等の動作を行うことより、使用者に着信のあっ
たこと、あるいは着信情報が緊急を要するものであるこ
とを使用者に知らせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の第２世代コードレス電話機の一実
施例における構成を示すブロック図である。

【図２】　　ページング発信者から送出される情報のフ
ォーマットを示す該略図である。

【符号の説明】

１…ページャー、２…制御コード判定部、４…電話番号
／時刻記憶部、５…ＣＰＵ、８…アラーム表示灯、１０
…ダイヤル送出部。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ポケットベル機能あるいはページャー
   機能を内蔵したことを特徴とする第２世代コードレス電
   話機。
2. 【請求項２】　　ページャー機能を有するページャー部
   と、上記ページャー部が解読したページャー内容に含ま
   れる制御コードを判別する制御コード判別部と、判別さ
   れた制御コードに従い指定領域に上記ページャー内容を
   記憶する記憶部と、上記記憶部より読み出したページャ
   ー内容を発信番号に変換し発信を行う発信部と、使用者
   に発信動作を促す発信要請部と、操作キーを有し上記各
   構成部分の動作を制御する制御部と、を備えたことを特
   徴とする第２世代コードレス電話機。
3. 【請求項３】　　上記記憶部には、ページャー内容のメ
   ッセージ情報を記憶するメッセージ記憶部と、ページャ
   ー内容の電話番号情報及び時刻情報を記憶する電話番号
   ／時刻記憶部とを備えた、請求項２記載の第２世代コー
   ドレス電話機。
4. 【請求項４】　　上記発信要請部には、上記ページャー
   内容から得られる時刻情報と装置内部時刻とが一致した
   際警告を発する警告部を有する、請求項２記載の第２世
   代コードレス電話機。
5. 【請求項５】　　上記記憶部に記憶された情報を可視的
   に表示する表示部を備えた、請求項２記載の第２世代コ
   ードレス電話機。