JPH0424322B2 - - Google Patents

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JPH0424322B2
JPH0424322B2 JP56182668A JP18266881A JPH0424322B2 JP H0424322 B2 JPH0424322 B2 JP H0424322B2 JP 56182668 A JP56182668 A JP 56182668A JP 18266881 A JP18266881 A JP 18266881A JP H0424322 B2 JPH0424322 B2 JP H0424322B2
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JP
Japan
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hair
agent
cationic cellulose
permanent wave
cellulose derivative
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JP56182668A
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Kazuharu Shiraki
Shinri Ikada
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MIRUBON KK
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MIRUBON KK
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、毛髪を損傷することなく効果的なウ
エーブを施すことができ、しかもウエーブの持続
性が良好で、かつ毛髪に柔軟性、艶、すべり、弾
力を付与し、良好な風合を与えることができるパ
ーマネントウエーブの施術方法に関する。 一般にパーマネントウエーブの施術は、チオグ
リコール酸、システインなどの還元剤を主成分と
するパーマネントウエーブ第1剤により毛髪ケラ
チンのS−S結合を切断し、ついで臭素酸ナトリ
ウムなどの酸化剤を主成分とするパーマネントウ
エーブ第2剤により再結合させる方法が採されて
いる。 しかしながら、この方法による場合、毛髪に
種々の劣化現象が生じ、毛髪が本来の風合を失う
という欠点がある。すなわち、第1剤による膨潤
のために毛表皮の剥離や毛皮質の溶出などの劣化
が生じ、第2剤による酸化によつて毛髪内部にシ
ステイン酸などの過酸化物が生じるからである。 そこで、従来はパーマネントウエーブ処理にお
ける毛髪の損傷を防ぐために、第1剤や第2剤に
油剤、湿潤剤などを配合する方法が採られている
が、充分に満足できるほどの効果は達成されてい
ない。また、パーマネントウエーブ処理により損
傷した毛髪に風合を与えるために、これまで種々
のヘアーローシヨン、ヘアリンス、ヘアートリー
トメントなどが提案されてきたが、これらの効果
は一時的なものであつて、本質的に毛髪の損傷を
回復するものではない。 本発明者らは、そのような事情に鑑み、パーマ
ネントウエーブ処理における毛髪損傷の低減をは
かるために鋭意研究を重ねた結果、アニオン性界
面活性剤または両性界面活性剤を含有し、かつカ
チオン性セルロース誘導体を含有しないパーマネ
ントウエーブ第1剤と、カチオン性セルロース誘
導体を含有し、かつ界面活性剤を含有しないパー
マネントウエーブ第2剤とを組み合せて用いて、
毛髪にパーマネントウエーブ処理を施し、毛髪上
でパーマネントウエーブ第1剤に含有されたアニ
オン性界面活性剤または両性界面活性剤とパーマ
ネントウエーブ第2剤に含有されたカチオン性セ
ルロース誘導体とで錯体を形成させるときは、毛
髪を損傷することなく毛髪に効果的なウエーブを
施すことができ、しかもウエーブの持続性が良好
で、かつ毛髪に柔軟性、艶、すべり、弾力などを
付与し、良好な風合を与えうることを見出し、本
発明を完成するにいたつた。 すなわち、本発明はアニオン性界面活性剤また
は両性界面活性剤を0.1〜10.0%(Wt/V)含有
し、かつカチオン性セルロース誘導体を含有しな
いパーマネントウエーブ第1剤と、カチオン性セ
ルロース誘導体を0.1〜5.0%(Wt/V)含有し、
かつ界面活性剤を含有しないパーマネントウエー
ブ第2剤とを組み合せて用い、毛髪にパーマネン
トウエーブを施し、毛髪上でパーマネントウエー
ブ第1剤に含有されたアニオン性界面活性剤また
は両性界面活性剤とパーマネントウエーブ第2剤
に含有されたカチオン性セルロース誘導体との錯
体を形成することを特徴とするパーマネントウエ
ーブの施術方法に関する。 本発明によつて、前記のように毛髪を損傷する
ことなく毛髪に効果的なウエーブを施すことがで
き、しかもウエーブの持続性が良好で、かつ毛髪
に柔軟性、艶、すべり、弾力などを付与し、良好
な風合を与えうるのは、下記の理由によるもので
ある。 第2剤に含有させたカチオン性セルロース誘導
体は、アニオン性界面活性剤または両性界面活性
剤と錯体(コンプレツクス)を形成して、毛髪に
吸着し、毛髪上に柔軟な皮膜を形成して、コンデ
イシヨニング効果を発揮し、パーマネントウエー
ブ処理による毛髪の損傷を防ぎ、ウエーブを長時
間持続させ、かつ毛髪に柔軟性、艶、すべり、弾
力などを付与し、良好な風合を与えるという優れ
た特性を有する。上記のカチオン性セルロース誘
導体とアニオン性界面活性剤または両性界面活性
剤との錯体化は、カチオン性セルロース誘導体の
カチオン性基とアニオン性界面活性剤または両性
界面活性剤のアニオン性基との結合によつて行わ
れる。 そこで、本発明では、アニオン性界面活性剤ま
たは両性界面活性剤を第1剤に含有させておき、
毛髪への第1剤処理により、アニオン性界面活性
剤または両性界面活性剤を毛髪の表面層に浸透さ
せ、第2剤にカチオン性セルロース誘導体を含有
させておいて、この第2剤処理時に、毛髪の表面
層に浸透させておいたアニオン性界面活性剤また
は両性界面活性剤と第2剤に含有させたカチオン
性セルロース誘導体とを毛髪上で錯体化させて、
カチオン性セルロース誘導体の有する特性を最大
限に発揮させることにより、前述のごとく、毛髪
を損傷することなく毛髪に効果的なウエーブを施
し、しかもウエーブを長期間持続させ、かつ毛髪
に柔軟性、艶、すべり、弾力などを付与して、良
好な風合を与えるのである。 しかし、このカチオン性セルロース誘導体は、
中性ないし弱酸性で安定であるが、アルカリ性で
は安定性が低く、また、そのアニオン性界面活性
剤または両性界面活性剤との錯体の形成も少なく
なり、かつ、その錯体の毛髪への吸着性も低下す
る。したがつて、このカチオン性セルロース誘導
体をアルカリ性に調製されるパーマネントウエー
ブ第1剤に含有させた場合には、その効果を充分
に発揮できない。しかし、パーマネントウエーブ
第2剤は中性ないし弱酸性に調製されるので、こ
のカチオン性セルロース誘導体をパーマネントウ
エーブ第2剤に含有させると、上記カチオン性セ
ルロース誘導体は安定で、かつその効果を充分に
発揮できる。それ故、本発明では、カチオン性セ
ルロース誘導体をパーマネントウエーブ第2剤に
含有させるが、このカチオン性セルロース誘導体
と錯体を形成させるためのアニオン性界面活性剤
または両性界面活性剤をパーマネントウエーブ第
2剤に含有させておくと、本発明による場合のよ
うな優れた効果は得られない。 すなわち、上記カチオン性セルロース誘導体と
アニオン性界面活性剤または両性界面活性剤とを
第2剤中に含有させておくと、カチオン性セルロ
ース誘導体とアニオン性界面活性剤または両性界
面活性剤とは錯体を形成するが、この錯体は第2
剤中では臭素酸アルカリ金属塩の作用により溶解
しており、第2剤処理後の水洗によつて臭素酸ア
ルカリ金属塩が除去されると錯体が析出して、毛
髪に吸着し、その作用を発揮するが、水洗によつ
て大部分が洗い流されるので、毛髪に吸着する効
率が低くなり、カチオン性セルロース誘導体の有
する特性を充分に発揮できない。 これに対し、本発明におけるように、アニオン
性界面活性剤または両性界面活性剤をパーマネン
トウエーブ第1剤に含有させておくと、この第1
剤処理により毛髪の表層部は膨潤状態になり、そ
の表層部にアニオン性界面活性剤または両性界面
活性剤の一部が浸透して入り込むので、上記アニ
オン性界面活性剤または両性界面活性剤は第1剤
処理後の水洗によつても洗い流れることなく毛髪
上にとどまり、そこに第2剤が塗布されると、上
記アニオン性界面活性剤または両性界面活性剤と
第2剤中のカチオン性セルロース誘導体とが毛髪
上で錯体を形成して毛髪に吸着し、毛髪に対して
有用な作用を発揮するので、カチオン性セルロー
ス誘導体の効果が最大限に発揮される。そして、
その結果として、カチオン性セルロース誘導体の
配合量も少なくてすむ。 また、パーマネントウエーブ第2剤にカチオン
性セルロース誘導体とアニオン性界面活性剤また
は両性界面活性剤とを含有させた場合には、たと
えパーマネントウエーブ第1剤にアニオン性界面
活性剤または両性界面活性剤を含有させたとして
も、すでに第2剤中でカチオン性セルロース誘導
体とアニオン性界面活性剤または両性界面活性剤
とが錯体を形成しているので、第1剤に含有させ
たアニオン性界面活性剤または両性界面活性剤は
ほとんどカチオン性セルロース誘導体との錯体形
成に寄与せず、したがつて毛髪上でのアニオン性
界面活性剤または両性界面活性剤とカチオン性セ
ルロース誘導体との錯体形成が行われないので、
本発明のような顕著な効果は奏し得ない。 本発明において、パーマネントウエーブ第1剤
に含有させるアニオン性界面活性剤としては、た
とえば次のものがあげられる。 (1) 平均炭素数12〜16のアルキル基を有するアル
キル硫酸エステル塩。 (2) 平均炭素数12〜22の直鎖または分岐鎖アルキ
ル基を有し、1分子中に平均2〜20モルのエチ
レンオキサイドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸塩。 (3) 平均炭素数12〜18のアルキル基を有するα−
オレフインスルフオネート。 (4) 平均炭素数12〜16のアルキル基を有するアル
キルリン酸エステル塩。 (5) 次の式 〔式中、A1はアルカリ金属または
(CH2CH2O)n3−R3で、R1、R2およびR3は炭
素数12〜18の飽和または不飽和の炭化水素基で
あり、n1、n2およびn3は0〜6の整数を示す〕 で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン酸エステル塩。 (6) 平均炭素数12〜18の飽和または不飽和の炭化
水素基を有する脂肪酸塩。 (7) 平均炭素数12〜18のアルキル基を有するスル
ホサクシネート。 (8) 平均炭素数12〜18の飽和または不飽和の炭化
水素基を有するN−アシルアミノ酸塩。 本発明において、パーマネントウエーブ第1剤
に含有させる両性界面活性剤としては、たとえば
次のものがあげられる。 (1) 次の式 〔式中、R4は炭素数12〜18のアルキル基で、
R5およびR6は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、n4は1〜3の整数で、A2は−COO-基また
は−SO3 +基を示す〕 で表されるアルキルベタインまたはスルホベタ
イン型両性界面活性剤。 (2) 平均炭素数12〜18のアルキル基を有する2−
アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボ
キシメチルイミダゾリニウムベタイン。 本発明において、パーマネントウエーブ第1剤
に含有させるアニオン性界面活性剤または両性界
面活性剤の量としては、該第1剤中0.1〜10.0%
(Wt/V)の範囲にすることが必要であり、特に
0.5〜5%(Wt/V)の範囲が好ましい。すなわ
ち、第1剤中におけるアニオン性界面活性剤また
は両性界面活性剤の量が0.1%(Wt/V)より少
ない場合は、第1剤処理時に毛髪に浸透するアニ
オン性界面活性剤または両性界面活性剤が少な
く、したがつて、第1剤処理後の水洗後に毛髪上
にとどまるアニオン界面活性剤または両性界面活
性剤量が少なくなり、そのため、カチオン性セル
ロース誘導体との錯体形成が充分に行われず、カ
チオン性セルロースの誘導体に基づく効果が充分
に発揮されなくなる。また第1剤中におけるアニ
オン性界面活性剤または両性界面活性剤の量が
10.0%(Wt/V)より多くなると、毛髪に対す
るチオグリコール酸アンモニウムなどの還元作用
が低下するようになるので好ましくない。また、
パーマネントウエーブ第2剤中に含有させるカチ
オン性セルロース誘導体の量としては、第2剤中
0.1〜5.0%(Wt/V)の範囲にすることが必要で
あり、特に0.5〜3%(Wt/V)の範囲が好まし
い。すなわち、第2剤中におけるカチオン性セル
ロース誘導体の量が0.1%(Wt/V)より少なく
なると、カチオン性セルロース誘導体に基づく効
果が充分に発揮されず、また第2剤中におけるカ
チオン性セルロース誘導体の量が5.0%(Wt/
V)より多くなると、カチオン性セルロース誘導
体の吸湿性により毛髪がベタベタして風合が悪く
なり、また毛髪に吸着したカチオン性セルロース
誘導体の重みによりウエーブの保持性が悪くなる
などの問題が生じる。 本発明において、パーマネントウエーブ第1剤
は、アニオン性界面活性剤または両性界面活性剤
を必ず含有させておく以外は常法によつて調製さ
れる。そして、そのような第1剤を調製するに際
して通常用いられる薬剤としては、たとえばチオ
グリコール酸アンモニウム、システイン、亜硫酸
塩などの還元剤、アンモニア、モノエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、炭酸水素アンモニ
ウムなどのアルカリ剤、乳化油剤、抗炎症剤、金
属封鎖剤、香料、香料分散剤、色素などがあげら
れる。ただし、この第1剤にはカチオン性セルロ
ース誘導体は配合しない。また、パーマネントウ
エーブ第2剤は、上述のカチオン性セルロース誘
導体を含有させる以外は常法によつて調製され
る。そして、そのような第2剤を調製するに際し
て通常用いられる薬剤としては、たとえば臭素酸
ナトリウム、臭素酸カリウムなどの酸化剤、クエ
ン酸、アンモニアなどのPH調整剤、乳化油剤、抗
炎症剤、香料、香料分散剤、色素などがあげられ
る。ただし、この第2剤にはアニオン性界面活性
剤、両性界面活性剤はもとより、他の界面活性剤
も配合しない。 パーマネントウエーブの施術は、上記のような
特定のパーマネントウエーブ第1剤および第2剤
を用いる以外は、通常の方法によつて行われる。
つまり、チオグリコール酸アンモニウム、システ
インなどの還元剤を含有し、かつアニオン性界面
活性剤または両性界面活性剤を含有するパーマネ
ントウエーブ第1剤により毛髪ケラチンのS−S
結合(ジスルフイド結合)を切断して−SH基
(メルカプト基)を生成させ、ついで臭素酸ナト
リウムなどの酸化剤を含有し、かつカチオン性セ
ルロース誘導体を含有するパーマネントウエーブ
第2剤により、−SH基を酸化して結合させてS−
S結合を再生させることによつて行われる。 次に実施例をあげて本発明を説明する。 実施例1〜2および比較例1〜6 第1表に示す組成のパーマネントウエーブ第1
剤および第2表に示す組成のパーマネントウエー
ブ第2剤を調製した。なお、第1表および第2表
中における実施品とは、パーマネントウエーブ第
1剤においてはアニオン性界面活性剤または両性
界面活性剤を含有し、かつカチオン性セルロース
誘導体を含有しないものを意味し、パーマネント
ウエーブ第2剤においてはカチオン性セルロース
誘導体を含有し、かつ界面活性剤を含有しないも
のを意味する。そして、第1表および第2表中に
おける対照品とは、パーマネントウエーブ第1剤
においては界面活性剤を含有しないもの(対照品
aの場合)、あるいは両性界面活性剤とカチオン
性セルロース誘導体との両方を含有するもの(対
照品bの場合)を意味し、パーマネントウエーブ
第2剤においてはカチオン性セルロース誘導体を
含有しないもの(対照品cの場合)、あるいはカ
チオン性セルロース誘導体とアニオン性界面活性
剤との両方を含有するもの(対照品dの場合)を
意味する。
【表】
【表】 次に上記のように調製した第1剤および第2剤
を第3表に示すように組み合せて用い、以下に示
すような各種実験を行つた。なお、比較例1は第
1剤にアニオン性界面活性剤を含有させ、第2剤
にカチオン性セルロース誘導体を含有させていな
い例、比較例2は第1剤に界面活性剤を含有させ
ず、第2剤にカチオン性セルロース誘導体を含有
させた例、比較例3は第1剤に界面活性剤を含有
させず、第2剤にカチオン性セルロース誘導体を
含有させていない例、比較例4は第1剤に界面活
性剤を含有させず、第2剤にカチオン性セルロー
ス誘導体とアニオン性界面活性剤の両方を含有さ
せた例、比較例5は第1剤に両性界面活性剤とカ
チオン性セルロース誘導体との両方を含有させ、
第2剤にカチオン性セルロース誘導体を含有させ
ていない例、比較例6は第1剤にアニオン性界面
活性剤を含有させ、第2剤にカチオン性セルロー
ス誘導体とアニオン性界面活性剤との両方を含有
させた例である。
【表】 実験例 1 ウエーブ保持性の測定 前記のように調製したパーマネントウエーブ第
1剤およびパーマネントウエーブ第2剤を用い、
ウエーブ保持性を測定した。 <実験方法> Γ試料の調整 パーマネントウエーブを行つたことのない女
性の毛髪(長さ約15cm)を1g秤量し、一端を
たばねて毛束とし、ラウリル硫酸ナトリウム5
%(Wt/V)を含む水溶液で洗浄し、よく水
洗したのち、室温にて自然乾燥し、試験毛髪と
した。 Γ実験操作 上記のように調整した1gの毛束を直径10mm
のプラスチツク製ロツドに巻き、これに前記組
成のパーマネントウエーブ第1剤を充分に塗布
し、常温にて15分間放置し、水洗したのち、前
記組成のパーマネントウエーブ第2剤を塗布
し、常温にて10分間放置したのち、ロツドから
毛束をはずし、水洗後、自然乾燥した。そし
て、この毛束のカール直径を測定した結果なら
びにこのカール処理した毛束を5%(Wt/V)
ラウリル硫酸ナトリウム水溶液で24時間おきに
軽く手でのばしながら5回洗浄し、毎洗浄直
後、自然乾燥し、カールの直径を測定した結果
を第4表に示す。
【表】 第4表に示すように、本発明の実施例による場
合は、各比較例のものに比べて、洗浄回数の増加
に伴うカール直径の増加が少なく、すぐれたウエ
ーブ保持効果が得られた。なお、比較例4および
6においては第2剤にアニオン性界面活性剤〔ポ
リオキシエチレン(10)ラウリルエーテルリン酸ナト
リウム〕とカチオン性セルロース誘導体を含有さ
せ、かつ比較例6においては第1剤にアニオン性
界面活性剤を含有させているが、両者とも、本発
明の実施例のものに比べて、ウエーブ保持効果が
劣つていた。 実験例 2 引張強度の測定 実験例1でカール処理した毛束を試料とし、引
張強度の測定を行つた。 <実験測定> Γ測定装置 シヨツパー型抗張力試験機(安田精機製作所
製、商品名、Y.S.S Tester) Γ実験操作 実験例1でカール処理した毛束中から同じ太
さの毛髪を各実施例および比較例について20本
ずつ抜き出し、毛髪を1本ずつ試験機に固定
し、その切断応力を測定した。その結果を第5
表に示す。
【表】 第5表に示すように、本発明の実施例による場
合は、いずれの比較例に比べても、引張強度が大
きく、毛髪の損傷が少ないことを示していた。 実験例 3 前記組成のパーマネントウエーブ第1剤および
第2剤により毛髪に通常の手段でパーマネントウ
エーブを施し、それぞれ10人の専門パネルによ
り、パーマネントウエーブ施術後の毛髪の柔軟
性、艶、櫛通り、弾力について調べた。その結果
を第6表に示す。
【表】
【表】 第6表に示すように、本発明の実施例による場
合は、柔軟性、艶、櫛通りのいずれにおいても良
好であり、またパーマネントウエーブ施術後の毛
髪に弾力があり、総合的に評価して、いずれの比
較例に比べても、風合の改善効果がすぐれてい
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アニオン性界面活性剤または両性界面活性剤
    を0.1〜10.0(Wt/V)含有し、かつカチオン性セ
    ルロース誘導体を含有しないパーマネントウエー
    ブ第1剤と、カチオン性セルロース誘導体を0.1
    〜5.0%(Wt/V)含有し、かつ界面活性剤を含
    有しないパーマネントウエーブ第2剤とを組み合
    せて用い、毛髪にパーマネントウエーブを施し、
    毛髪上でパーマネントウエーブ第1剤に含有され
    たアニオン性界面活性剤または両性界面活性剤と
    パーマネントウエーブ第2剤に含有されたカチオ
    ン性セルロース誘導体との錯体を形成することを
    特徴とするパーマネントウエーブの施術方法。
JP18266881A 1981-11-14 1981-11-14 パ−マネントウエ−ブ用剤 Granted JPS5883608A (ja)

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