JPH0424113Y2 - - Google Patents

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JPH0424113Y2
JPH0424113Y2 JP1986124616U JP12461686U JPH0424113Y2 JP H0424113 Y2 JPH0424113 Y2 JP H0424113Y2 JP 1986124616 U JP1986124616 U JP 1986124616U JP 12461686 U JP12461686 U JP 12461686U JP H0424113 Y2 JPH0424113 Y2 JP H0424113Y2
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JP
Japan
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engine
temperature
throttle valve
heating
water
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JP1986124616U
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JPS6331232U (ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車室内暖房用の熱源となるエンジン
冷却水の温度がエンジンの始動時に速やかに所定
の温度になるようにした自動車用空気調和装置の
暖房用水温上昇促進装置に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車用空気調和装置は、エンジン冷
却水の一部を車室内暖房の熱源として利用してい
る。例えば、内燃機関では、エンジンが所定の温
度以上の高温とならないようにするため、エンジ
ンに対してウオータジヤケツトを組付け、このウ
オータジヤケツト内に水を循環させ、エンジン冷
却を行なつている。このエンジン冷却水はエンジ
ンルームの前方部に取付けられたラジエータにま
で循環し、所定の温度、通常は約80℃に維持され
るようになつている。
自動車用空気調和装置は、このエンジン冷却水
を車室内に設けられた熱交換器であるヒータコア
に循環し、車室内に吹出される空気と前記ヒータ
コアとを熱交換させて加熱している。
ところが、車室内を暖房するのに、主として冬
期であり、エンジンを始動させた当初は、エンジ
ン冷却水が所定の温度まで上昇していないため、
車室内に冷風が吹き出され、充分な暖房ができな
い。
そこで、従来実開昭60−34538号公報に記載さ
れているように、エンジン水温が所定の温度にま
で達しない場合には、排気管内に設けられた排気
絞り弁を絞つてエンジンの負荷を高めることによ
り、エンジンが迅速に所定の温度まで上昇するよ
うにしたものがある。また、同様の技術が、実開
昭57−168742号公報や実開昭59−157550号公報に
も開示されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術のように、エンジ
ン冷却水の温度に応じて排気絞り弁を作動させる
ようにしたものは、夏期のように暖房を行なう必
要がない場合であつても、エンジン始動当初では
エンジン冷却水の温度が外気と同様の温度となつ
ているので、排気絞り弁が排気管を絞ることとな
る。したがつて、このような従来の技術では夏期
にエンジンがオーバーヒート気味となるばかりで
なく、燃費の悪化を招きかねない。
そこで、本考案は上記従来技術の課題に鑑みて
なされたものであり、暖房を必要とする主として
冬期には、エンジン冷却水を熱源に利用した暖房
装置によつてエンジン始動時にも迅速に車室内を
所望温度にまで高めることができ、暖房を特に必
要としない場合には、エンジンのオーバーヒート
を防止しかつ、燃費の低下を防止するようにした
自動車用空気調和装置の暖房用水温上昇促進装置
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、自動車の
エンジンに連結された排気管内に設けられた排気
絞り弁を制御することによりエンジンの背圧を高
め、前記自動車のラジエータ内を循環するエンジ
ン冷却水温度を上昇させるように構成し、このエ
ンジン冷却水の一部をヒータコアに導き車室内の
暖房用の熱源とする自動車用空気調和装置の暖房
用水温上昇促進装置において、前記排気絞り弁の
開度を制御するアクチユエータと、前記エンジン
冷却液の温度を検出する水温センサーと、外気の
温度を検出する外気温センサーと、前記水温セン
サーから得られた水温が基準水温値以下で、前記
外気温センサーから得られた外気温が基準外気温
値以下である場合には前記排気絞り弁を閉じ、こ
れ以外の場合には前記排気絞り弁を開く信号を前
記アクチユエータに送る演算手段とを有してなる
自動車用空気調和装置の暖房用水温上昇促進装置
である。
(作用) エンジン冷却水の温度が所定の温度以上とな
り、尚且外気温度が所定の温度以上となつた場合
にのみ、排気絞り弁が排気管内の排ガスを絞るよ
うにしたので、車室内を暖房する必要がある場合
にのみエンジンの負荷を上昇させて、速やかにエ
ンジン冷却水の温度を高め、エンジン起動時の車
室内の暖房を迅速に行なうことができる。また、
暖房を必要としない状態における燃費の低下を達
成することができる。
(実施例) 以下、図示する本考案の一実施例に基いて本考
案を説明する。
第1図は、本考案の基本構造を示す図であり、
本実施例の自動車用空気調和装置の暖房用水温上
昇促進装置は、エンジン冷却水循環回路Cを有し
ている。この循環回路Cは、自動車のエンジン1
内に設けられたウオータジヤケツト(図示せず)
とラジエータRとの間を循環するエンジン冷却水
の一部を車室Cr内に設けられたヒータコアHに
導き車室内の暖房用の熱源とするようにしたもの
である。一方、エンジン1からの排出ガスを車外
に案内するための排気管2には、この中を流れる
排出ガスを絞るための排気絞り弁3が開閉自在に
設けられ、この排気絞り弁3は、アクチユエータ
4によつて作動されるようになつている。第1図
において排気絞り弁3は、実線により開いた状態
つまり排ガスの流れを絞つていない状態を示し、
仮想線により排気絞り弁3が閉じて排ガスの流れ
を絞つた状態を示す。
エンジン1には、前記ウオータジヤケツト内の
エンジン冷却水の温度を検出するための水温セン
サ5が設けられ、また車両には車室外の外気の温
度を検出するために、外気温センサー6が設けら
れている。この外気温センサー6は、車両の所定
の位置、例えばバンパーの内面等に取付けること
が望ましい。
これらの水温センサー5及び外気温センサー6
からの信号は、演算手段7に送られる。この演算
手段7では、水温センサー5により検出されたエ
ンジン冷却水の温度が、基準水温値TW、例えば
80℃以下であるか否かが判断されると共に、外気
温センサー6により検出された外気温度が基準外
気温値TA、例えば0℃以下であるか否かが判断
される。そして、もしもそれらの温度が、基準水
温値TWと基準外気温値TA以下である場合には、
前記演算手段7からの信号によつてアクチユエー
タ4が作動し、排気絞り弁3を第1図において仮
想線で示すように、閉じることとなる。
なお、このように排気絞り弁3が閉じた状態に
あつては、エンジン1のアイドリングの回転を通
常よりも上昇させるようにする。
一方上述した条件以外では排気絞り弁3は第1
図において実線で示すように開いた状態に設定さ
れることとなる。
次に、第2図に示すフローチヤートを参照しつ
つ本考案の作用を説明する。
エンジン1が作動している状態にあつては、外
気温センサー6によつて外気温度が検出され、水
温センサー5によつてエンジン冷却水の温度が検
出される。これらのセンサー5,6からの信号に
よつて、外気が基準外気温値TA、例えば0℃以
下であり、エンジン冷却水の温度が基準水温値
TW、例えば80℃以下であれば、暖房を必要とす
るので、排気絞り弁3は、排気管2を絞り、エン
ジン側の背圧を高め、エンジン負荷を上昇させ迅
速にエンジン冷却水の温度を上昇させ、車室内暖
房時に吹出される温風の温度を高めることにな
る。
これに対して、エンジン冷却水の温度と、外気
温度との少なくとも何れか一方がそれぞれの基準
温度以上である場合には、それは比較的暖房を行
なう必要がない状態であつて、排気絞り弁3は実
線で示すように、開いた状態となり、エンジン1
負荷が大きくならないようにする。これにより夏
期にあつてはエンジンのオーバーヒートを生じさ
せず、しかも暖房を必要としていない場合の燃費
の上昇を防止できる。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、車室内を暖房
する必要がある場合には、エンジン起動時であつ
ても、エンジン負荷を上昇させエンジン冷却水の
温度を速やかに高められことから、迅速な車室内
暖房が可能となる。また、車室内の暖房が不要な
ときには、エンジン負荷を上昇させることがない
ことので、エンジンのオーバーヒートを防止しつ
つ燃費の上昇を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動車用空気
調和装置の暖房用水温上昇促進装置を示す概略
図、第2図は第1図に示す本考案の装置の作動状
態を示すフローチヤートである。 1……エンジン、2……排気管、3……排気絞
り弁、4……アクチユエータ、5……水温センサ
ー、6……外気センサー、7……演算手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のエンジン1に連結された排気管2内に
    設けられた排気絞り弁3を制御することによりエ
    ンジンの背圧を高め、前記自動車のラジエータR
    内を循環するエンジン冷却水温度を上昇させるよ
    うに構成し、このエンジン冷却水の一部をヒータ
    コアHに導き車室Cr内の暖房用の熱源とする自
    動車用空気調和装置の暖房用水温上昇促進装置に
    おいて、前記排気絞り弁3の開度を制御するアク
    チユエータ4と、前記エンジンのエンジン冷却水
    の温度を検出する水温センサー5と、外気の温度
    を検出する外気温センサー6と、前記水温センサ
    ー5から得られた水温が基準水温値TW以下で、
    前記外気温センサー6から得られた外気温が基準
    外気温値TA以下である場合には前記排気絞り弁
    3を閉じ、これ以外の場合には前記排気絞り弁3
    を開く信号を前記アクチユエータ4に送る演算手
    段7とを有してなる自動車用空気調和装置の暖房
    用水温上昇促進装置。
JP1986124616U 1986-08-15 1986-08-15 Expired JPH0424113Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986124616U JPH0424113Y2 (ja) 1986-08-15 1986-08-15

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JP1986124616U JPH0424113Y2 (ja) 1986-08-15 1986-08-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6331232U JPS6331232U (ja) 1988-02-29
JPH0424113Y2 true JPH0424113Y2 (ja) 1992-06-05

Family

ID=31016797

Family Applications (1)

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JP1986124616U Expired JPH0424113Y2 (ja) 1986-08-15 1986-08-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840266U (ja) * 1981-09-10 1983-03-16 農業機械化研究所 農薬散布装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840266U (ja) * 1981-09-10 1983-03-16 農業機械化研究所 農薬散布装置

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JPS6331232U (ja) 1988-02-29

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