JPH04230285A - 利尿作用を有する医薬品およびその製造方法ならびに新規の3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合物およびその製造方法 - Google Patents

利尿作用を有する医薬品およびその製造方法ならびに新規の3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合物およびその製造方法

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JPH04230285A
JPH04230285A JP3142875A JP14287591A JPH04230285A JP H04230285 A JPH04230285 A JP H04230285A JP 3142875 A JP3142875 A JP 3142875A JP 14287591 A JP14287591 A JP 14287591A JP H04230285 A JPH04230285 A JP H04230285A
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ゲルダ ファルヒミン
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ツィークラー ディーター
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    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利尿作用を有する薬理
的作用物質としての3,7,9,9−テトラ置換された
3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合物お
よび作用物質として3,7,9,9−テトラ置換された
3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合物を
含有する利尿作用を有する医薬品ならびに貴重な薬理的
特性、特に利尿作用を有する新規の3,7,9,9−テ
トラ置換された3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕
ノナン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州特許公開第0103833号明細書
から、心臓に有効な、特に抗不整脈特性を有する、脂肪
族基により3,7,9,9−テトラ置換された3,7−
ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合物が公知であ
る。欧州特許公開第0306871号明細書には、3位
に場合により置換されたベンズヒドリル基またはシンナ
ミル基を有し、心臓に有効な、特に徐脈およびカルシウ
ム拮抗特性を有しかつ心臓リズムに有利な影響を有する
、3,7,9,9−テトラ置換された3,7−ジアザビ
シクロ〔3.3.1〕ノナン化合物が記載されている。 欧州特許公開第0301245号明細書には、3位にベ
ンジル基を有しおよび中間生成物として胃の運動に影響
を与える薬理作用を有しかつ3位に置換されたスルホニ
ル基を有する3,7,9,9−テトラ置換された3,7
−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合物を製造す
るために使用される、3,7,9,9−テトラ置換され
た3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合物
が記載されている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】本発明の課題は、改良
された作用特性を有する新規の利尿作用に有効な製薬的
調剤を開発することであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は、利尿作用を
有する医薬品を製造するために、利尿作用物質として、
一般式I:
【0005】
【化12】
【0006】〔式中、R1は1個から6個の炭素原子を
有するアルキル基、二重結合が直接窒素原子に結合して
いない3個から6個の炭素原子を有するアルキレン基、
4個から9個の炭素原子を有するシクロアルキルアルキ
ル基またはベンジル基を表し、R2は低級アルキル基を
表しかつR3は低級アルキル基を表すかまたはR2とR
3はいっしょに3個から6個の炭素原子を有するアルキ
レン鎖を形成しかつR4は1個から6個の炭素原子を有
するアルキル基、二重結合が直接窒素原子に結合してい
ない3個から6個の炭素原子を有するアルケニル基また
は4個から9個の炭素原子を有するシクロアルキルアル
キル基を表し、またはR4は一般式a:
【0007】
【化13】
【0008】(式中、R5は水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基または低級アルコキシ基を表しかつZは
1個から3個の炭素原子を有するアルキレン鎖または二
重結合がフエニル基に共役結合しているプロペニレン鎖
を表す)で示される基を表し、またはR4は一般式b:
【0009】
【化14】
【0010】(式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基または低級アルコキシ基を表しおよびR
7は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基または低
級アルコキシ基を表す)で示される基を表す〕で示され
る3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合物
ならびにその生理的に認容される酸付加塩を使用するこ
とにより解決される。
【0011】式Iで示される化合物において、R1がア
ルキル基を表す場合は、該化合物は直鎖または枝分かれ
鎖状であってもよく、1個から6個、有利には3個から
6個の炭素原子を有することができる。アルケニル基R
1は同様に直鎖または枝分れ鎖状であってもよく、6個
までの、有利には3個または4個の炭素原子を有するこ
とができる。シクロアルキルアルキル基R1は4個から
9個、有利には4個から7個の炭素原子を有し、特に3
個から6個の炭素原子を有するシクロアルキル基により
置換された、1個から3個の炭素原子を有するアルキレ
ン鎖、有利にはシクロアルキル置換されたメチレン基か
らなることができる。特に適当な基R1として、アルキ
ル基、特に枝分れ鎖状アルキル基およびシクロアルキル
メチル基が挙げられる。
【0012】置換基R2およびR3が低級アルキル基を
表す場合は、該アルキル基は直鎖または枝分かれ鎖状で
あってもよく、1個から4個、有利には1個から3個の
炭素原子を有することができる。アルキル基R2および
R3は有利には同種のものを表す。R2およびR3がい
っしょにアルキレン鎖を形成する場合は、該鎖は3個か
ら6個、有利には4個から5個の炭素原子を有すること
ができる。
【0013】式Iで示される化合物において基R4がア
ルキル基を表す場合は、該アルキル基は直鎖または枝分
かれ鎖状であってもよく、1個から6個、有利には3個
から6個の炭素原子を有することができる。アルケニル
基R4は直鎖または枝分かれ鎖状であってもよく、6個
までの有利には3個から4個の炭素原子を有することが
できる。シクロアルキルアルキル基R4は4個から9個
の、有利には4個から7個の炭素原子を有し、特に3個
から6個の炭素原子を有するシクロアルキル基により置
換された、1個から3個の炭素原子を有するアルキレン
鎖、有利にはシクロアルキル置換されたメチレン基を表
すことができる。特に適当な基R4としてアルキル基、
特に枝分れのアルキル基およびシクロアルキルメチル基
が挙げられる。
【0014】式Iで示された化合物において基R4は、
場合により置換された、式aで示されるフエニルアルキ
ル基またはシンナミル基を表すこともできる。フエニル
基の置換基R5が低級アルキル基を表すかまたは含有す
る場合は、該アルキル基は、1個から4個の、特に1個
または2個の炭素原子を有することができる。ハロゲン
置換基R5は有利にはフッ素または塩素を表す。鎖Zは
1個から3個の炭素原子を有し、特にメチレン基または
その二重結合がフエニル基に共有結合しているプロペニ
レン鎖を表すことができる。
【0015】式Iで示される化合物において、基R4は
場合により置換されたベンズヒドリル基bを表すことも
できる。ベンズヒドリル基bの置換基R6および/また
はR7が低級アルキル基を表すかまたは含有する場合は
、該アルキル基は、1個から4個の、特に1個または2
個の炭素原子を有することができる。ハロゲン置換基は
、有利にはフッ素または塩素を表す。
【0016】式Iで示される化合物の生理的に認容され
る酸付加塩として、無機酸、たとえばハロゲン化水素酸
、特に塩化水素酸または硫酸との塩、もしくは有機酸、
たとえば低級脂肪族モノまたはジカルボン酸、たとえば
酢酸、フマル酸、酒石酸、乳酸、マレイン酸ないしクエ
ン酸またはサリチル酸、もしくはスルホン酸、たとえば
低級アルキルスルホン酸、メタンスルホン酸または場合
によりベンゼン核にハロゲン原子ないし低級アルキル基
により置換されたベンゼンスルホン酸、たとえばp−ト
ルオールスルホン酸との塩が適当である。
【0017】本発明の対象は、式Iで示される化合物を
医薬品製造のために利尿作用を有する薬理的作用物質と
して使用することおよび該作用物質を使用して製造され
た利尿作用を有する医薬品である。
【0018】一般式Ia:
【0019】
【化15】
【0020】〔式中、R1、R2およびR3は前記のも
のを表しおよびN−R4’は一般式a′:
【0021】
【化16】
【0022】(式中、nは1〜3でありおよびR5’は
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基を表
し、nが2ないし3である場合は水素原子を表す)で示
される基を表す〕で示される3,7−ジアザビシクロ〔
3.3.1〕ノナン化合物は、未だに文献にまだ記載さ
れておらず、同様に本発明の対象である新規の貴重な薬
理的作用物質である。
【0023】本発明にもとづき利尿作用物質として使用
される、式Iで示される化合物は、前記欧州特許明細書
、すなわち欧州特許公開第0103883号明細書、同
第0301245号明細書および同第0306871号
明細書に記載された化合物の範囲に該当し、これらから
公知である。
【0024】ところで意想外にも、式Iで示される3,
7,9,9−テトラ置換された3,7−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナン化合物が、新規形式の作用特性で
優れており、前記の心臓に有効な特性とならんで顕著な
利尿作用を有することが判明した。その際本発明にもと
づき使用される化合物は更に、良好な認容性およびナト
リウム排出とカリウム排出との有利な比で優れている。 式Iで示される化合物の利尿作用は、動物、たとえばラ
ットの生体内での薬理試験で測定することができる。
【0025】薬理的実験方法の記載 1.  生きたラットの利尿測定 試料物質により生ずる利尿の増加をラットで測定した。 それぞれ3匹の動物のグループに試料物質を水溶液また
は懸濁液で経口投与した。付加的に試験グループの動物
と対照グループの動物に体重1kgに対しそれぞれ25
mlの量の水をなおそのつど経口投与した。その後尿を
6時間をこえて収集した。尿中に排出したナトリウム量
を測定し、体重100gに対するミリ当量で計算した。 試料物質により生ずる利尿増加の係数として試験動物グ
ループによる排出量と対照動物グループによる排出量と
の比を記載した。
【0026】前記方法により式Iで示される化合物の代
表的群を用いて得られた実験結果を以下第I表に記載し
た。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】2.  麻酔をかけたラットの利尿作用、
ナトリウム利尿性およびカリウム利尿性作用の測定体重
320〜370gを有する雄のウィスタールラット(W
istar  Rat)で実験した。動物は実験開始前
約17時間食事を与えなかったが、通常の水道の水は常
に自由に与えた。
【0030】全動物にウレタン(1.3g/kg)の腹
腔内注射により麻酔をかけ、引続き気管切開した。試料
物質の静脈注入および生理食塩液(6ml/h)の注入
のために、大腿部左静脈にプラスチックの管を入れた。 動脈血圧を記録するために大腿部左動脈に挿管した。腹
腔の切開により膀胱を露出し、カテーテルで尿を体外に
導出した。カテーテルを膀胱の大部分が機能的に除去さ
れるように膀胱内に固定した。引続き尿管を結束した。
【0031】解剖中および実験の間動物を加熱した手術
台の上に置いた。体温を37℃に一定に維持した。5分
間の前段階中に尿を収集しそのなかに排出したカリウム
およびナトリウムの量を測定した。引続き試料物質を生
体に投与した。試料物質の影響下で排出した尿を12分
間収集しそのなかに排出したナトリウムおよびカリウム
の量を測定した。以下第2表に前記試験方法により10
ミリモル/kgの投与で得られた試料物質Nr.4とN
r.13とに関する値を記載した。
【0032】
【表3】
【0033】前記薬理的試料結果から、式Iで示される
化合物が顕著な利尿作用を有することが判明した。表I
Iから該化合物により生じた利尿においてナトリウム排
出がカリウム排出より何倍も多く増加することが判明し
た。これは生理的に有利なナトリウム/カリウム排出特
性を有する化合物の利尿作用を示している。その良好な
利尿特性のために、該物質は疾病状態の治療における利
尿薬として適当であり、該状態では、浮腫を洗浄するた
めに増加した尿排出と上昇した塩排出が必要である。
【0034】式Iで示される物質の利尿有効性と心臓に
有効な特性との有利な組合せにより該物質は心不全と高
血圧を治療する範囲で利尿増加と浮腫の洗浄に特に適し
ている。使用すべき用量は個人により異なってもよく、
治療すべき状態、使用した物質および投与形態の種類に
応じてもちろん変化させることができる。たとえば非経
口的投与では一般に経口投与より少ない作用物質を有す
る。しかしながら一般に人間および比較的大きな哺乳類
に投与するためには、一回服用当り作用物質0.5〜5
0mg、特に1〜20mgの作用物質含量を有する薬剤
が適当である。
【0035】該化合物は、本発明にもとづき通常の製薬
的補助物質および/または担持物質といっしょに固体ま
たは液体の製薬的調剤中に含有されていてもよい。たと
えば固体の製剤として経口投与可能な製剤、たとえば錠
剤、カプセル、粉末、顆粒または糖衣錠が挙げられもし
くは座薬も可能である。固体の製剤は、通常の製薬的補
助剤、たとえば便軟化剤または錠剤崩壊剤のほかに通常
の製薬的無機および/または有機担持物質、たとえばタ
ルク、乳糖または澱粉を含有することができる。液体製
剤、たとえば溶液、懸濁液またはエマルジョンは、通常
の稀釈剤、たとえば水、油状物質および/または懸濁剤
たとえばポリエチレングリコール等を含有することがで
きる。付加的に他の補助物質、たとえば保存剤、矯味剤
等を添加することができる。
【0036】作用物質を製薬的補助物質および/または
担持物質と自体公知方法で混合し製剤にすることができ
る。固体の薬剤の形を製造するために作用物質をたとえ
ば補助物質および/または担持物質と通常の方法で混合
し、湿らせてまたは乾燥して粒状化することができる。 使用される添加物の種類に応じて場合により簡単な混合
により錠剤にできる粉末を得ることができる。顆粒また
は粉末を直接カプセルにつめるかまたは通常の方法で錠
剤に圧縮することができる。これを所望の場合は公知方
法で糖衣錠にすることができる。
【0037】式Iで示される化合物は、自体公知方法で
たとえば前記引用の欧州特許明細書に記載の方法により
または該方法に類似して製造することができる。
【0038】たとえばa)一般式II:
【0039】
【化17】
【0040】〔式中、R1、R2およびR3は前記のも
のを表す〕で示される化合物を、一般式III:R4−
X                     III
〔式中、R4は前記のものを表し、Xはアミノリシスに
より分離可能の基を表す〕で示される化合物と反応させ
るか、またはb)一般式Ib:
【0041】
【化18】
【0042】〔式中、R1、R2およびR3は前記のも
のを表しN−R4”は、1個から6個の炭素原子を有す
るアルキル基、4個から9個の炭素原子を有するシクロ
アルキルアルキル基または一般式a″:
【0043】
【化19】
【0044】〔式中、nおよびR5は前記のものを表す
)で示される基を表す〕で示される化合物を製造するた
めに、一般式IV:
【0045】
【化20】
【0046】(式中、R1、R2、R3およびR4”は
前記のものを表す)で示される化合物を還元しかつ所望
の場合は式Iで示される遊離化合物をその生理的に認容
される酸付加塩に転化するかまたは酸付加塩を式Iで示
される遊離化合物に転化することにより式Iで示される
化合物を得ることができる。
【0047】式IIで示される化合物と式IIIで示さ
れる化合物との反応は自体公知方法でアミンをアルキル
化する通常の条件下で実施することができる。したがっ
て反応を有利には反応条件下で不活性の有機溶剤中で塩
基条件下で実施する。式IIIで示される化合物中のア
ミノリシスにより分離可能の基として有利にはハロゲン
原子、たとえば塩素ないし臭素もしくは有機スルホン酸
基も該当し、該基にはたとえば低級アルカンスルホン酸
、たとえばメタンスルホン酸または芳香族スルホン酸、
たとえばベンゼンスルホン酸または低級アルキル基ない
しハロゲン原子により置換されたベンゼンスルホン酸た
とえばトルオールスルホン酸ないしブロムベンゼンスル
ホン酸の基が該当する。不活性有機溶剤として特に中性
溶剤、たとえばエーテル特に環式エーテル、たとえばテ
トラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドまたは芳香族
炭素水素が適当である。有利には、反応を少なくとも1
種の当量の塩基の存在下で実施する。適当な塩基は、た
とえばアルカリ金属カルボネート、アルカリ金属アミド
、アルカリ金属ヒドリドまたはリチウム有機化合物たと
えば低級アルキルリチウムまたはフエニルリチウムであ
る。したがってたとえばテトラヒドロフランまたはジメ
チルホルムアミド中のリチウムアミドの使用が有利であ
ると示される。反応温度は使用される塩基の種類に応じ
て変化することができ、0℃と溶剤の沸騰温度との間で
選択することができる。
【0048】式IVで示されるテトラオクソ化合物の還
元を、自体公知方法で、たとえば還元剤として金属ヒド
リド錯体を使用して実施することができる。還元剤とし
て、たとえばリチウムアルミニウムヒドリドが好適であ
る。有利には反応を、反応条件下で不活性の有機溶剤た
とえば環式エーテル、たとえばテトラヒドロフランまた
は環式エーテルと芳香族炭素水素たとえばトルエンとか
らなる混合物中で過剰の還元剤を使用して、上昇した温
度、たとえば80〜120℃の温度で実施する。
【0049】式Iで示される化合物を自体公知方法で反
応混合物から単離し洗浄することができる。酸付加塩を
通常の方法で遊離した塩基に転化し、これを所望の場合
は公知方法で薬理的に認容される酸付加塩に転化する。
【0050】式IIで示される出発化合物は公知であり
自体公知方法で、たとえば式V:
【0051】
【化21】
【0052】(式中、R1、R2およびR3は前記もの
もを表す)で示される化合物の還元により、製造するこ
とができる。式IVで示される化合物は、公知であるか
または自体公知方法で、たとえば式Vで示される化合物
と式IIIb:R4”−X             
   IIIb(式中、R4”およびXは前記のものを
表す)で示される化合物との反応により、得ることがで
きる。
【0053】
【実施例】本発明を以下の実施例により詳細に説明する
、しかし本発明の範囲は実施例に限定されない。
【0054】以下例1〜3には、式Iで示される作用物
質を有する本発明にもとづく医薬品ならびにそのような
医薬品の製法が記載されている。
【0055】例1:錠剤 組成:  N,N′−ジシクロプロピルメチル−9,9
−テトラメチレン−3,7−ジアザビシクロ〔3.3.
1〕ノナン−ジヒドロクロリド  20部  トウモロ
コシ澱粉                     
                       30
部  ラクトース                 
                         
        55部  Kollidon  25
(R)                      
            5部  ステアリン酸マグネ
シウム                      
                2部  タルク  
                         
                         
    3部  合計               
                         
              115部製造方法:作用
物質をトウモロコシ澱粉および微細粉末状ラクトースと
混合器内で混合した。生じた混合物を脱塩水中ポリビニ
ルピロリドン(BASF社のKollidon  25
(R))の20%溶液で完全に湿らせた。 必要な場合は、更に脱塩水を加えた。湿った顆粒を2m
mフィルタを通過させ、桟棚で40℃で乾燥し引続き1
mmフィルタ(Frewitt−Maschine)を
通過させた。顆粒をステアリン酸マグネシウムおよびタ
ルクと混合後、混合物から重量115mgを有する錠剤
に圧縮し、錠剤それぞれが作用物質20mgを有した。
【0056】例2:カプセル 組成:  N−イソブチル−N′−イソプロピル−9,
9−ペンタメチレン−3,7−ジアザビシクロ〔3.3
.1〕ノナン−ジヒドロゲンフマラート       
                         
                         
 20部  トウモロコシ澱粉           
                         
          20部  ラクトース     
                         
                      45部
  Kollidon  25(R)        
                         
   3部  ステアリン酸マグネシウム      
                         
     1.5部  Aerosil  200(R
)                        
        0.5部  合計         
                         
                        9
0部製造方法:作用物質をトウモロコシ澱粉および微細
粉末状ラクトースと混合器内で混合した。生じた混合物
を脱塩水中ポリビニルピロリドン(BASF社のKol
lidon  25(R))の20%溶液で完全に湿ら
せた。 必要な場合は脱塩水を加えた。湿った顆粒を1.6mm
フィルタ(Frewitt−Maschine)を通過
させ、桟棚で40℃で乾燥し引続き1mmフィルタ(F
rewitt)を通過させた。顆粒をステアリン酸マグ
ネシウムおよび高分散した珪酸(Degussa社のA
erosil  200(R))との混合後、混合物か
ら自動カプセルマシンを用いてそれぞれ90mgを規格
4の硬室ゼラチンカプセルに充填し、カプセルそれぞれ
が作用物質20mgを有した。
【0057】例3:アンプル 組成(アンプルに対し):  N,N′−ジシクロプロ
ピルメチル−9,9−テトラメチレン− 3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン−ジヒド
ロクロリド    5mg  塩化ナトリウム    
                         
                 16mg  注射
用水                       
                         
  2.0ml製造方法:塩化ナトリウムを注射用水に
溶かし作用物質を加え、撹拌下で溶かした。十分な注射
用水を最終容量まで充填した。バッチを0.25μの薄
膜フィルタを通過させた。褐色ガラスアンプルにそれぞ
れ2.15mlを充填し溶融した。121℃で30分間
蒸気で殺菌した。注射溶液2mlは作用物質5mgを含
有した。
【0058】以下の例では式Iで示される化合物の製法
を詳細に説明する。
【0059】例4:3−ブチル−7−(2,5−ジメチ
ルベンジル)−9,9−ジメチル−3,7−ジアザビシ
クロ〔3.3.1〕ノナン=試料物質Nr.193−n
−ブチル−9,9−ジメチル−3,7−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナン3.5gをジメチルホルムアミド
25mlに溶かし、該溶液にリチウムアミド0.8gを
加えた。更に反応バッチを温度60℃で1時間保持し、
引続き冷却した。冷却後ジメチルホルムアミド10ml
中2,5−ジルチルベンジルクロリド5.6g溶液を滴
加し、反応混合物を80℃で更に4時間撹拌した。引続
き反応混合物にクエン酸水溶液を加えた、その際クエン
酸塩として表題化合物を溶解した。溶液をジエチルエー
テルで洗浄し、引続き稀釈した水酸化ナトリウム溶液の
添加によりアルカリ性にした、その際表題化合物を塩基
として再び分離した。これをジエチルエーテルで抽出し
た。エーテル抽出物を硫酸マグネシウムを介して乾燥し
た後エーテル溶液を濾過しエーテルを分別蒸溜した。残
留した油状物を210℃、0.01mmHgで球管内で
の蒸溜により洗浄した。
【0060】油状物として得られた表題化合物をエーテ
ル中に溶かした。溶液に等モル量のサリチル酸溶液を撹
拌および氷冷下で滴加した。析出したサリチル酸塩を濾
過し乾燥させた。溶融温度153〜155℃を有する表
題化合物のサリチル酸塩2.1gを得た。
【0061】例5:3−ブチル−7−(2,5−ジメチ
ルベンジル)−9,9−ジメチル−3,7−ジアザビシ
クロ〔3.3.1〕ノナン=試料物質Nr.19A)3
−ブチル−9,9−ジメチル−2,4,6,8−テトラ
オクソ−3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン
2.6gを炭酸カリウム1.7gを有するジメチルホル
ムアミド50ml中で120℃で1時間加熱した。冷却
後反応混合物にジメチルホルムアミド20ml中2,5
−ジメチルベンジルクロリド1.8g溶液を滴加し、反
応混合物を120℃で更に3時間加熱した。後処理のた
めに引続きジメチルホルムアミドを分別蒸溜し残留物を
ジクロルメタンに入れ、pH値をアルカリ性に調整した
水で洗浄した。ジクロルメタン相を分離し、硫酸マグネ
シウムを介して乾燥し濃縮した。残留物として残留する
エーテル/アセトンからなる粗製生成物を再結晶した後
溶融温度159〜161℃を有する3−ブチル−7−(
2,5−ジメチルベンジル)−9,9−ジメチル−2,
4,6,8−テトラオクソ−3,7−ジアザビシクロ〔
3.3.1〕ノナン1.2gを得た。
【0062】B)無水テトラヒドロフラン140mlお
よび無水トルエン60mlからなる混合物中リチウムア
ルミニウムヒドリド5gを油浴で加熱した(油浴温度8
0℃)。この油浴温度でテトラヒドロフラン70mlお
よびトルエン30mlからなる混合物中3−ブチル−7
−(2,5−ジメチルベンジル)−9,9−ジメチル−
2,4,6,8−テトラオクソ−3,7−ジアザビシク
ロ〔3.3.1〕ノナン11.2g溶液を緩慢に滴加し
た。反応混合物を温度120℃で更に6時間保持した。 後処理のために引続き塩基条件下で反応混合物に水5m
l、15%の水酸化ナトリウム水溶液5mlおよび再び
水15mlを相次いで加えることにより加水分解した。 形成された沈殿物を濾過した。瀘液をジクロルメタンで
数回析出した。合したジクロルメタン抽出物を硫酸マグ
ネシウムを介して乾燥し、濃縮した。残留した油状物を
210℃、0.01mmHgで球管内での蒸溜により洗
浄した。そのように得られた油状の表題化合物を例4に
記載のようにサリチル酸と反応させそのモノサリチラー
トを生じた。溶融温度153〜155℃を有する表題化
合物のサリチラート、収量6.8g。
【0063】例4および例5に記載の方法により式Iで
示される以下の化合物も得られた。試料物質の番号は前
記第I表の番号である。
【0064】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式I: 【化1】 〔式中、R1は1個から6個の炭素原子を有するアルキ
    ル基、二重結合が直接窒素原子に結合していない、3個
    から6個の炭素原子を有するアルキレン基、4個から9
    個の炭素原子を有するシクロアルキルアルキル基または
    ベンジル基を表し、R2は低級アルキル基を表し、かつ
    R3は低級アルキル基を表すかまたはR2とR3はいっ
    しょに3個から6個の炭素原子を有するアルキレン鎖を
    形成しかつR4は1個から6個の炭素原子を有するアル
    キル基、二重結合が直接窒素原子に結合していない3個
    から6個の炭素原子を有するアルケニル基または4個か
    ら9個の炭素原子を有するシクロアルキルアルキル基を
    表し、またはR4は一般式a: 【化2】 (式中、R5は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
    基または低級アルコキシ基を表しかつZは1個から3個
    の炭素原子を有するアルキレン鎖または二重結合がフエ
    ニル基に共役結合しているプロペニレン鎖を表す)で示
    される基を表し、またはR4は一般式b:【化3】 (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
    基または低級アルコキシ基を表しかつR7は水素原子、
    ハロゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基
    を表す)で示される基を表す〕で示される3,7−ジア
    ザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合物またはその生理
    学的に認容された酸付加塩を含有する利尿作用を有する
    医薬品。
  2. 【請求項2】  式中、R2、R3およびR4が請求項
    1記載のものを表し、R1が1個から6個の炭素原子を
    有するアルキル基または4個から7個の炭素原子を有す
    るシクロアルキルアルキル基を表す請求項1記載の3,
    7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合物を含有
    する利尿作用を有する医薬品。
  3. 【請求項3】  式中、R1、R2およびR3が請求項
    2記載のものを表し、R4が1個から6個の炭素原子を
    有するアルキル基、4個から7個の炭素原子を有するシ
    クロアルキルアルキル基または式bで示される基を表す
    請求項2記載の3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕
    ノナン化合物を含有する利尿作用を有する医薬品。
  4. 【請求項4】  式中、R2およびR3が請求項3記載
    のものを表し、R1が3個から6個の炭素原子を有する
    アルキル基または4個から7個の炭素原子を有するシク
    ロアルキルアルキル基を表し、R4が3個から6個の炭
    素原子を有するアルキル基または4個から7個の炭素原
    子を有するシクロアルキルアルキル基を表す請求項3記
    載の3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン化合
    物を含有する利尿作用を有する医薬品。
  5. 【請求項5】  N,N′−ジシクロプロピルメチル−
    9,9−テトラメチレン−3,7−ジアザビシクロ〔3
    .3.1〕ノナン、N−イソブチル−N′−イソプロピ
    ル−9,9−ペンタメチレン−3,7−ジアザビシクロ
    〔3.3.1〕ノナンおよびこれらの生理的に認容され
    る酸付加塩である請求項4記載の3,7−ジアザビシク
    ロ〔3.3.1〕ノナン化合物を含有する利尿作用を有
    する医薬品。
  6. 【請求項6】  請求項1記載の式Iで示される利尿作
    用に有効な量の3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕
    ノナン化合物を通常の製薬的補助物質といっしょに適当
    な医薬の形に変えることを特徴とする利尿作用を有する
    医薬品の製造方法。
  7. 【請求項7】  一般式Ia: 【化4】 〔式中、R1は1個から6個の炭素原子を有するアルキ
    ル基、二重結合が窒素原子に結合していない3個から6
    個の炭素原子を有するアルケニル基、4個から9個の炭
    素原子を有するシクロアルキルアルキル基またはベンジ
    ル基を表し、R2は低級アルキル基を表しかつR3は低
    級アルキル基を表すかまたはR2とR3はいっしょに3
    個から6個の炭素原子を有するアルキレン鎖を形成しか
    つN−R4’は一般式a′: 【化5】 (式中、nは1〜3でありかつR5’はハロゲン原子、
    低級アルキル基、低級アルコキシ基、またはnが2また
    は3の場合は水素原子を表す)で示される基を表す〕で
    示される3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン
    化合物ならびにその生理的に認容される酸付加塩。
  8. 【請求項8】  一般式Ia: 【化6】 〔式中、R1は1個から6個の炭素原子を有するアルキ
    ル基、二重結合が窒素原子に結合していない3個から6
    個の炭素原子を有するアルケニル基、4個から9個の炭
    素原子を有するシクロアルキルアルキル基またはベンジ
    ル基を表し、R2は低級アルキル基を表しかつR3は低
    級アルキル基を表すかまたはR2とR3はいっしょに3
    個から6個の炭素原子を有するアルキレン鎖を形成しか
    つN−R4’は一般式a′: 【化7】 (式中、nは1〜3でありかつR5’はハロゲン原子、
    低級アルキル基、低級アルコキシ基またはnが2ないし
    3である場合は、水素原子を表す)で示される基を表す
    〕で示される3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノ
    ナン化合物の製造方法において、一般式II:【化8】 〔式中、R1、R2およびR3は前記のものを表す〕で
    示される化合物を一般式IIIa:R4’−X    
        IIIa〔式中、R4’は前記のものを表しX
    はアミノリシスにより分離可能な保護基を有する〕で示
    される化合物と反応させ、および場合により式Iaで示
    される遊離化合物をその生理的に認容される酸付加塩に
    転化しまたは酸付加塩を式Iaで示される遊離化合物に
    転化することを特徴とする3,7−ジアザビシクロ〔3
    .3.1〕ノナン化合物の製造方法。
  9. 【請求項9】  一般式Ia: 【化9】 〔式中、R1は1個から6個の炭素原子を有するアルキ
    ル基、その二重結合が窒素原子に結合していない3個か
    ら6個の炭素原子を有するアルケニル基、4個から9個
    の炭素原子を有するシクロアルキルアルキル基またはベ
    ンジル基を表し、R2は低級アルキル基を表しかつR3
    は低級アルキル基を表すかまたはR2とR3はいっしょ
    に3個から6個の炭素原子を有するアルキレン鎖を形成
    しおよびN−R4’は一般式a′: 【化10】 (式中、nは1〜3でありかつR5’はハロゲン原子、
    低級アルキル基、低級アルコキシ基またはnが2ないし
    3である場合は水素原子を表す)で示される基を表す〕
    で示される3,7−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナ
    ン化合物の製造方法において、一般式IVa:【化11
    】 (式中、R1、R2、R3およびR4’は前記のものを
    表す)で示された化合物を還元しおよび場合により式I
    aで示される遊離化合物をその生理的に認容される酸付
    加塩に転化しまたは酸付加塩を式Iaで示される遊離化
    合物に転化することを特徴とする3,7−ジアザビシク
    ロ〔3.3.1〕ノナン化合物の製造方法。
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