JPH0422096Y2 - - Google Patents

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JPH0422096Y2
JPH0422096Y2 JP1987154275U JP15427587U JPH0422096Y2 JP H0422096 Y2 JPH0422096 Y2 JP H0422096Y2 JP 1987154275 U JP1987154275 U JP 1987154275U JP 15427587 U JP15427587 U JP 15427587U JP H0422096 Y2 JPH0422096 Y2 JP H0422096Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、雄部材と雌部材とからなるフアスナ
装置に関する。
《従来の技術》 この種のフアスナ装置は、例えば本出願人によ
つて先に提案された実公昭61−14737号公報など
に示されており、通常、雄・雌部材が樹脂成形体
からなつていて、取付物品の取付面に突設された
雄部材を被取付部材であるパネルに取付けられる
雌部材に係合することによつて取付物品をパネル
に固定する。
このフアスナ装置では、両部材の係合構造とし
て各種改良がなされているものの、基本的には何
れもが前記公報に例示される如く、雄部材におけ
る脚部の突出先端に肥大な頭部を設け、その頭部
を雌部材における筒本体の突出端部に設けられた
一対の弾性脚の間に押込んで、同弾性脚を弾発的
に縮径・拡径することにより雄部材が雌部材に対
し抜止めされる構成となつている。
また、前記雌部材は、筒本体の外周に係止爪を
有し、この係止爪が筒本体をパネルの取付孔に挿
通したときに弾発的に縮径・拡径する。この場
合、雌部材は雄部材と結合される前にパネルの取
付孔に対して押込められて仮止めされる。その
後、筒本体内に雄部材を押込むことにより、両部
材は結合されるとともに、筒本体はその内部に押
入られる雄部材で拡径して取付孔に径止爪が確実
に係合し抜け止めされる。
なお、以上のフアスナ装置は、例えば特公昭44
−1093号公報などに例示されるボルトと締付ナツ
トとからなる留め具とは異なり、取付物品の取付
状態で外観に一切現れず、しかも被取付部材であ
るパネルに対して雌部材がパネル表面側からしか
固定操作することができない場合に用いられる。
なお、同公報のような留め具の場合、締付ナツ
トは被取付部材であるパネルに対して単独で予め
固定しなければならないことに加えて、通常パネ
ルの裏面側に固定されることから、締付ナツトの
固定構造としては前述の雌部材のようなパネルの
取付孔に表面側から挿通するという制約を受け
ず、しかもボルトは前述の雄部材と相違し、取付
物品の表面側から取付物品に設けられた取付孔を
介して挿通され、前記締付ナツトに抜止めされ
る。
《考案が解決しようとする問題点》 従来のフアスナ装置において、雄・雌部材同士
の抜止め構造としては樹脂弾性を利用しており、
雄部材を雌部材に押込めるだけでよいので操作性
に優れている。しかしながら、前記雄部材は雌部
材の弾性脚間に押込まれることで抜止めされるの
で、例えば雄部材側に協力な抜方向の外力が加わ
つたときに雌部材から離脱し易く、また両部材間
の結合力を向上するといつても樹脂弾性を利用し
ているという制約から自ずと限界があつた。
また、パネルの取付孔に対する雌部材の係合構
造は、筒本体の外周に設けられた係止爪により行
われるが、この係止爪の拡径は筒本体内に雄部材
を押込むことにより行われる。したがつて、取付
ないしは組付け作業では、先ず、雌部材をパネル
の取付孔に挿通して設置し、その後、筒本体内に
雄部材を押込まなければならなかつた。しかしな
がら、例えば、部品管理や搬送および組付行程な
どを含めて考えたときには両部材の組付けを予め
先に行つた方が作業性などの点で有益なこともあ
り、特くに取付物品が自動車のガーニツシユなど
のように大きな場合には組付け作業効率を大幅に
向上できることが分かつた。
そこで、本考案の目的は、以上のような事情に
鑑みなされたものであり、衝撃などによつても離
脱しないように両部材の結合力を向上でき、しか
も雄部材に雌部材を予め組付けることができるフ
アスナ装置を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 本考案は上記目的を達成するために、雄部材と
雌部材とからなり、前記雄部材が取付物品の取付
面側に一体に突設される脚部と、前記脚部の突出
先端に一体化してなる頭部とを有する一方、前記
雌部材がパネルの取付孔に挿通されるフランジ付
き筒本体を有して、前記頭部を筒本体内に挿通し
て抜止めするとともに、前記取付孔に対して筒本
体を弾性的に係合することにより、前記取付物品
を前記パネルに固定するフアスナ装置であつて、 前記雄部材の頭部は非円形に形成され、また前
記雌部材は、前記筒本体の突出先端に設けられる
とともに、前記頭部に応じた形状に形成される係
合段部と、前記筒本体の外周部に張り出し状態に
設けられて、前記取付孔に対し筒本体を挿通する
過程で筒本体内に縮径し、かつ挿通完了時に元の
状態に拡径して係合する係合片とを備え、前記頭
部を筒本体内から係合段部に突出した状態で前記
雄部材あるいは雌部材を略90度回動し、前記頭部
が係合段部に交差状態で抜止めされることによ
り、雌部材が雄部材に一体化された後、前記取付
孔に対し筒本体を押込むことで係合可能にしたこ
とを特徴としている。
《作用》 前記構成によれば、両部材は、脚部を筒本体に
挿通して頭部を筒本体の係合段部に突出するとと
もに、例えば雄部材に対して雌部材を略90度回動
することにより抜止めされる。この抜止めは樹脂
弾性を利用するものではなく、頭部を係合段部に
交差した状態つまり両部材の相対的位置関係によ
つて行われるので、安定かつ強固な結合力とな
る。
また、パネルの取付孔に対し筒本体を挿通する
過程で筒本体内に縮径し、かつ挿通完了時に元の
状態に拡径して抜止めする係合片により、雌部材
は単独または雄部材に組付けして一体化した状態
であつても同じ強度でパネルに係合固定される。
したがつて、例えば、取付物品に突設された雄部
材に雌部材を予め組付けしておくことにより、組
立作業性などを向上することも可能となる。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を添付図面により詳細
に説明する。
第1図は本考案のフアスナ装置を示し、第2図
は同装置の使用状態を示している。
これらの図において、フアスナ装置1は、樹脂
成形体からなる取付物品4に突設された雄部材2
と、被取付部材としてのパネル5に固定される雌
部材3とからなり、両部材2,3を組付けするこ
とにより取付物品4をパネル5に固定する構造と
なつている。
雄部材2は取付物品4の取付面に一体に突設さ
れた脚部21と、脚部21の突出先端に設けられ
た頭部22と、頭部22の両端面に設けられた一
対の係合突起23とを備えている。
脚部21は略円柱となつており、基部が多少径
大に形成されるとともに突出先端に頭部22を形
成している。
この頭部22は断面略コ字状に形成され、コ字
状内に脚部21の先端部を差込んだ状態に一体化
されている。係合突起23は頭部22におけるコ
字状の両端にあつて同一線上に設けられている。
また雌部材3は雄部材2と同様に樹脂成形体か
らなつており、脚部21を挿通する筒本体31
と、筒本体31の一端部外周に設けられたフラン
ジ32と、パネル固定用の係止片33と、係合突
起23には対応する係止溝34とを備えている。
筒本体31の全長は脚部21よりも短く設定さ
れ、第3図に示す如く脚部21を一端部開口から
他端部開口に設けられた係合段部31bに挿通し
たときに同係合段部31bに頭部22が突出され
る。筒本体31の係合段部31bは、頭部22に
応じた断面長方形となつており、その長辺中間部
に係止溝34が形成されている。
また筒本体31の両側壁にはフランジ32側に
あつて内部に貫通した略コ字状の切欠部31cが
形成され、同切欠部31cの内側に係止片33が
一体に突設されている。つまり係止片33は筒本
体31の側部から斜上方向に突出しており、パネ
ル5に形成された取付孔5aに筒本体31を挿通
したときに、同取付孔5aを弾性的に縮径しなが
ら通過し、かつ通過したときに元の状態に拡径な
いしは復帰する。これによりフランジ32と係止
片33の先端間に取付孔5aの孔縁が押し挟まれ
て、雌部材3はパネル5の取付孔5aに係合固定
される(第2図参照)。このような雌部材3の係
合構造は雄部材2と無関係で行われる。
以上の構成のフアスナ装置1は、雌部材3をパ
ネル5に固定した後に同雌部材3に雄部材2を組
付け操作するか、逆に雌部材3を予め雄部材2に
組付けてから同雌部材3をパネル5の取付孔5a
に固定操作してもよいものである。
後者の場合には、例えば、取付部品に雄部材2
と雌部材3とが組込まれることから、部品管理や
搬送および組付工程などが合理化できる場合が多
い。しかも、取付物品が自動車のガーニツシユな
どのように大きな場合には組付け作業効率を大幅
に向上できる。
両部材2,3の組付け操作は、第3図の如く脚
部21を筒本体3に挿通して頭部22を筒本体3
1の係合段部31bに突出するとともに、例えば
雄部材2に対して雌部材3を略90度回動する。こ
の回動状態では、第2図の如く係合突起23が係
止溝34に弾発的に係合しており、雌部材3に対
する雄部材2の回り止めおよび係止溝34,34
の直交方向への移動が防止されるので、衝撃など
が加わつても両部材2,3は外れず、強固な結合
となる。
なお、この実施例では雄部材2を取付物品4に
一体に突設したが、雄部材2を単独に形成して取
付物品4の取付面に係合保持してもよい。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案のフアスナ装置に
よれば、雄・雌部材の係合は係合段部と頭部の相
対的位置関係によつてなされるので、従来の如く
樹脂弾性を利用したものに対して結合力を大きく
向上でき、雄部材側に挿入方向と逆方向の外力が
加わつても離脱し難く、樹脂特性や温度変化など
の影響を受けないので安定性にも優れている。
しかも、雌部材は単独または雄部材に組付けら
れた状態であつても同じ強度でパネルに係合固定
されので、例えば、取付物品に突設された雄部材
に雌部材を予め組付けておくことにより、部品管
理や搬送および組立作業性などを大きく向上する
ことも可能となる。
したがつて、本考案は、雄・雌部材同士の係合
力に加えて、雌部材を雄部材に予め組付けた後、
パネルの孔に雌部材と押込んで係合できることか
ら、特に取付物品が大物成形体の場合に固定強度
および組付け作業性を大きく向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例として示すフアスナ
装置の斜視図、第2図は同装置の使用状態を示す
断面図、第3図は雄部材を雌部材に挿入した状態
を示す斜視図である。 1……フアスナ装置、2……雄部材、3……雌
部材、21……脚部、22……頭部、23……係
合突起、31……筒本体、31b……係合段部、
34……係止溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 雄部材と雌部材とからなり、前記雄部材が取
    付物品の取付面側に一体に突設される脚部と、
    前記脚部の突出先端に一体化してなる頭部とを
    有する一方、前記雌部材がパネルの取付孔に挿
    通されるフランジ付き筒本体を有して、前記頭
    部を筒本体内に挿通して抜止めするとともに、
    前記取付孔に対して筒本体を弾性的に係合する
    ことにより、前記取付物品を前記パネルに固定
    するフアスナ装置であつて、 前記雄部材の頭部は非円形に形成され、また
    前記雌部材は、前記筒本体の突出先端に設けら
    れるとともに、前記頭部に応じた形状に形成さ
    れる係合段部と、前記筒本体の外周部に張り出
    し状態に設けられて、前記取付孔に対し筒本体
    を挿通する過程で筒本体内に縮径し、かつ挿通
    完了時に元の状態に拡径して係合する係合片と
    を備え、 前記頭部を筒本体内から係合段部に突出した
    状態で前記雄部材あるいは雌部材を略90度回動
    し、前記頭部が係合段部に交差状態で抜止めさ
    れることにより、雌部材が雄部材に一体化され
    た後、前記取付孔に対し筒本体を押込むことで
    係合可能にしたことを特徴とするフアスナ装
    置。 (2) 前記頭部に係合突起を設けるとともに、前記
    係合段部に前記係合突起に係合する係止溝を形
    成し、前記回動状態において係合突起が係止溝
    に弾発的に係合して回り止めされるようにした
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載のフアス
    ナ装置。
JP1987154275U 1987-10-08 1987-10-08 Expired JPH0422096Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0158814U JPH0158814U (ja) 1989-04-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114737U (ja) * 1984-06-29 1986-01-28 日野自動車株式会社 燃料噴射時期制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114737U (ja) * 1984-06-29 1986-01-28 日野自動車株式会社 燃料噴射時期制御装置

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