JPH04211142A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH04211142A JPH04211142A JP3061920A JP6192091A JPH04211142A JP H04211142 A JPH04211142 A JP H04211142A JP 3061920 A JP3061920 A JP 3061920A JP 6192091 A JP6192091 A JP 6192091A JP H04211142 A JPH04211142 A JP H04211142A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/10—Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/15—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
- H01L2224/16—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
- H01L2224/161—Disposition
- H01L2224/16151—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/16221—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/16245—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/181—Encapsulation
Landscapes
- Wire Bonding (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
[発明の目的]
[0002]
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、特にパッケージの薄型化に関する。 [0003]
に係り、特にパッケージの薄型化に関する。 [0003]
【従来の技術】近年、ICカード等、半導体装置の超薄
型化が急速に進められている。 [0004] このような超薄型パッケージを用いる場
合のリードフレームと半導体素子(チップ)との接続方
式は、ワイヤを用いることなく半導体素子をインナーリ
ードに直接固着するワイヤレスボンディング方式が用い
られる。 [0005]ワイヤレスボンディング方式にもいろいろ
な方式があるが、その代表的なものの1つに、インナリ
ードの先端に伸長する肉薄のパターンの先端に形成され
たバンプをチップのポンディングパッドに直接接続する
ことによりチップとインナーリードとを電気的に接続す
るダイレクトボンディング方式がある。そして、チップ
とインナーリードとを覆うように封止樹脂が形成されて
いる上記ダイレクトボンディングは、ワイヤボンディン
グのように1本づつボンディングするのではなく、チッ
プに全リードの先端を1度にボンディングすることがで
きるため、ボンディング時間の大幅な短縮をはかること
ができる上、ワイヤボンディング方式で必要であったワ
イヤループ分の高さが不要となり半導体装置の薄形化を
はかることができる。
型化が急速に進められている。 [0004] このような超薄型パッケージを用いる場
合のリードフレームと半導体素子(チップ)との接続方
式は、ワイヤを用いることなく半導体素子をインナーリ
ードに直接固着するワイヤレスボンディング方式が用い
られる。 [0005]ワイヤレスボンディング方式にもいろいろ
な方式があるが、その代表的なものの1つに、インナリ
ードの先端に伸長する肉薄のパターンの先端に形成され
たバンプをチップのポンディングパッドに直接接続する
ことによりチップとインナーリードとを電気的に接続す
るダイレクトボンディング方式がある。そして、チップ
とインナーリードとを覆うように封止樹脂が形成されて
いる上記ダイレクトボンディングは、ワイヤボンディン
グのように1本づつボンディングするのではなく、チッ
プに全リードの先端を1度にボンディングすることがで
きるため、ボンディング時間の大幅な短縮をはかること
ができる上、ワイヤボンディング方式で必要であったワ
イヤループ分の高さが不要となり半導体装置の薄形化を
はかることができる。
【0006】しかしながら、この場合、ダイパッドがな
いため、半導体チップとリードフレームとの間の接続は
ボンディング領域でなされているのみである。そして、
封止樹脂を注入する際、半導体チップは支持できず、リ
ードフレームのアウターリード部分を支持しているのみ
である。このため、樹脂の重みと半導体チップの重みと
で、インナーリード先端がたわんだり、パッケージの裏
面の厚みが不均一になったりすることがあり、このたわ
み分を考慮して半導体チップ裏面側の樹脂の厚みを大き
くしておく必要があり、これが超薄型化を阻む問題とな
っていた。 [0007] これは、半導体素子配置部に配設された
孔に突出する舌片を備え、これらの舌片の先端が半導体
素子配置部の回りに沿って配列された複数のインナーリ
ードと、これら複数のインナーリードのそれぞれに対応
して外方に突出する舌片からなるアウターリードとを配
設してなる樹脂フィルムからなり、該舌片を半導体素子
チップのポンディングパッドに直接接続するように構成
されたいわゆるTAB技術を用いたフィルムキャリアを
用いた場合にも、フィルムキャリア自体が薄いため、樹
脂の重みと半導体チップの重みとで、インナーリード先
端がたわんだり、パッケージの裏面の厚みが不均一にな
ったりすることがあり、同様の問題を抱えていた。 [0008]
いため、半導体チップとリードフレームとの間の接続は
ボンディング領域でなされているのみである。そして、
封止樹脂を注入する際、半導体チップは支持できず、リ
ードフレームのアウターリード部分を支持しているのみ
である。このため、樹脂の重みと半導体チップの重みと
で、インナーリード先端がたわんだり、パッケージの裏
面の厚みが不均一になったりすることがあり、このたわ
み分を考慮して半導体チップ裏面側の樹脂の厚みを大き
くしておく必要があり、これが超薄型化を阻む問題とな
っていた。 [0007] これは、半導体素子配置部に配設された
孔に突出する舌片を備え、これらの舌片の先端が半導体
素子配置部の回りに沿って配列された複数のインナーリ
ードと、これら複数のインナーリードのそれぞれに対応
して外方に突出する舌片からなるアウターリードとを配
設してなる樹脂フィルムからなり、該舌片を半導体素子
チップのポンディングパッドに直接接続するように構成
されたいわゆるTAB技術を用いたフィルムキャリアを
用いた場合にも、フィルムキャリア自体が薄いため、樹
脂の重みと半導体チップの重みとで、インナーリード先
端がたわんだり、パッケージの裏面の厚みが不均一にな
ったりすることがあり、同様の問題を抱えていた。 [0008]
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のダ
イレクトボンディング方式のリードフレームを用いた半
導体装置では、樹脂封止工程において半導体チップを支
持する手段がないため、封止樹脂の重みと半導体チップ
の重みとで、インナーリード先端がたわんだり、パッケ
ージ裏面の厚みが不均一になったりすることがあり、こ
のたわみ分を考慮して半導体チップ裏面側の樹脂の厚み
を大きくしておかなければならないという問題があった
。 [0009]本発明は前記実情に鑑みてなされたもので
、超薄型パッケージの半導体装置を提供することを目的
とする。 [00101
イレクトボンディング方式のリードフレームを用いた半
導体装置では、樹脂封止工程において半導体チップを支
持する手段がないため、封止樹脂の重みと半導体チップ
の重みとで、インナーリード先端がたわんだり、パッケ
ージ裏面の厚みが不均一になったりすることがあり、こ
のたわみ分を考慮して半導体チップ裏面側の樹脂の厚み
を大きくしておかなければならないという問題があった
。 [0009]本発明は前記実情に鑑みてなされたもので
、超薄型パッケージの半導体装置を提供することを目的
とする。 [00101
【問題点を解決するための手段]そこで、本発明の半導
体装置の製造方法では、インナーリードの先端肉薄部に
ポンディングパッドが当接するように半導体素子を固着
したのち、半導体素子の少なくとも−か所を裏面から支
持した状態で、封止樹脂を注入し、半導体素子および前
記インナーリードを樹脂によって覆うようにしている。 [0011]また本発明の第2では、フィルムキャリア
を用いた実装に際し、フィルムキャリアのインナーリー
ドの先端肉薄部にポンディングパッドが当接するように
半導体素子を固着したのち、半導体素子の少なくとも−
か所を裏面から支持した状態で、封止樹脂を注入し、半
導体素子および前記インナーリードを樹脂によって覆う
ようにしている。 [0012] 【作用】上記構成によれば、半導体チップが裏面から支
持部材によって支持された状態で樹脂封止を行うことが
できるため、樹脂の重みや半導体チップの重みで、イン
ナーリード先端がたわんだり、チップ裏面側の樹脂の厚
みが不均一となったりするのを防止することができ、た
わみ分を考慮して半導体チップ裏面側の樹脂の厚みを大
きくする必要もなくなり、超薄型の半導体装置を提供す
ることが可能となる。 [0013]また、本発明の第2では、薄いフィルムキ
ャリアを用いた場合特に撓み易いのに対し、上記構成に
よれば半導体チップが裏面から支持部材によって支持さ
れた状態で樹脂封止を行うことができるため、さらに超
薄型の半導体装置を提供することが可能となる。 [0014]
体装置の製造方法では、インナーリードの先端肉薄部に
ポンディングパッドが当接するように半導体素子を固着
したのち、半導体素子の少なくとも−か所を裏面から支
持した状態で、封止樹脂を注入し、半導体素子および前
記インナーリードを樹脂によって覆うようにしている。 [0011]また本発明の第2では、フィルムキャリア
を用いた実装に際し、フィルムキャリアのインナーリー
ドの先端肉薄部にポンディングパッドが当接するように
半導体素子を固着したのち、半導体素子の少なくとも−
か所を裏面から支持した状態で、封止樹脂を注入し、半
導体素子および前記インナーリードを樹脂によって覆う
ようにしている。 [0012] 【作用】上記構成によれば、半導体チップが裏面から支
持部材によって支持された状態で樹脂封止を行うことが
できるため、樹脂の重みや半導体チップの重みで、イン
ナーリード先端がたわんだり、チップ裏面側の樹脂の厚
みが不均一となったりするのを防止することができ、た
わみ分を考慮して半導体チップ裏面側の樹脂の厚みを大
きくする必要もなくなり、超薄型の半導体装置を提供す
ることが可能となる。 [0013]また、本発明の第2では、薄いフィルムキ
ャリアを用いた場合特に撓み易いのに対し、上記構成に
よれば半導体チップが裏面から支持部材によって支持さ
れた状態で樹脂封止を行うことができるため、さらに超
薄型の半導体装置を提供することが可能となる。 [0014]
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。 [0015]図1は本発明実施例の方法で形成された半
導体装置を示す図である。 [0016] この半導体装置は、半導体チップ5の裏
面が露呈するように封止樹脂4に2つの貫通口Hが形成
されていることを特徴とするものである。 [0017]すなわち、半導体チップ5のポンディング
パッド上に向けて伸長し直接固着せしめられた先端肉薄
部を有する複数のインナーリード1と、これら各インナ
ーリードに延設して一体的に形成されたアウターリード
3とを有するリードフレームの半導体チップおよびイン
ナーリードを覆うように封止樹脂を被着せしめたもので
ある。 [0018]次にこの半導体装置の製造方法について説
明する。 [0019]まず、リードフレームを形成する方法につ
いて説明する。 [00201第2図(a)乃至第2図(f)は、本発明
実施例ののリードフレームの製造工程を示す図である。 [0021]まず、図2(a)および(b)に示すよう
に、スタンピング法により、厚さ0.15mmの銅合金
からなる帯状材料を加工することにより、半導体素子を
搭載するための領域のまわりに先端がくるように配列さ
れた多数のインナーリード1と、各インナーリードに接
続するように配設せしめられたアウターリード3とを含
むリードフレームを成形する。2はタイバーである。こ
こでは、半導体素子搭載部相当領域りは打ち抜いておく
。また、半導体素子搭載部相当領域り全体の打ち抜きに
代えてコイニングによる逃げ穴を一部に形成しておくよ
うにしても良い。 (図2(b)は図2(a)のA−A
断面に相当する)次いで、図3に示すように、コイニン
グを行い、インナーリード先端部ISを厚さ0.10m
m程度となるまで肉薄化する。 [0022] この後、熱処理を行い、スタンピングに
よる加工歪を除去し、安定化をはかる。 さらに図4に
示すように、コイニングを行い、インナーリード先端部
ISを厚さ0.07mm程度となるまで肉薄化する。こ
の後、熱処理を行い、スタンピングによる加工歪を除去
し、安定化をはかる。 [0023]そして最後に、さらに図5(a)および(
b)に示すように再び少なくともインナーリード先端部
ISを金型内に設置し、スタンピングを行い、肉薄パタ
ーンISをインナーリード先端に備えたリードフレーム
が完成する。 [0024] このようにして形成されたリードフレー
ムは、複数回のコイニングおよび焼鈍で残留歪を抑えな
がら徐々に薄くしているため、アウターリード等のリー
ドフレーム本体部を肉厚とし強度を良好に維持すること
ができる。また先端位置を高精度に維持しつつ、先端肉
薄部を大幅に薄くすることができ、信頼性の高いものと
なっている。 [0025]次いで図6に示すようにこのリードフレー
ムの先端肉薄部を、半導体チップのポンディングパッド
上に当接するように位置決めした後、肉薄部側からポン
ディングヘッド(図示せず)によって加圧しつつ加熱し
て、リードフレームの先端肉薄部と半導体チップ5の各
ポンディングパッドとをバンプによって直接接合せしめ
る。 [0026]そしてこの後、図7に示すように、金型に
設けられたライナーLによってチップ5の裏面を支持し
つつ、金型内に封止樹脂を充填し、モールドを行った後
、タイバーおよび枠体を切除し、アウターリードを所望
の形状に折りまげる整形工程を経て、図1に示したよう
な半導体装置が完成する。 [0027] このようにして形成された半導体装置は
、極めて超薄型で信頼性の高いものとなっている。 [0028] ここで樹脂封止に際しライナーLによっ
て支持されていた領域に穴Hが開いているが、裏面であ
るためチップへの影響はない。 [0029]また、インナーリード先端肉薄部の位置ず
れかない上、インナーリード先端の肉薄部が極めて肉薄
に形成されているためポンディング性が高く、確実で強
固なダイレクトポンディングが可能となる。
しつつ、詳細に説明する。 [0015]図1は本発明実施例の方法で形成された半
導体装置を示す図である。 [0016] この半導体装置は、半導体チップ5の裏
面が露呈するように封止樹脂4に2つの貫通口Hが形成
されていることを特徴とするものである。 [0017]すなわち、半導体チップ5のポンディング
パッド上に向けて伸長し直接固着せしめられた先端肉薄
部を有する複数のインナーリード1と、これら各インナ
ーリードに延設して一体的に形成されたアウターリード
3とを有するリードフレームの半導体チップおよびイン
ナーリードを覆うように封止樹脂を被着せしめたもので
ある。 [0018]次にこの半導体装置の製造方法について説
明する。 [0019]まず、リードフレームを形成する方法につ
いて説明する。 [00201第2図(a)乃至第2図(f)は、本発明
実施例ののリードフレームの製造工程を示す図である。 [0021]まず、図2(a)および(b)に示すよう
に、スタンピング法により、厚さ0.15mmの銅合金
からなる帯状材料を加工することにより、半導体素子を
搭載するための領域のまわりに先端がくるように配列さ
れた多数のインナーリード1と、各インナーリードに接
続するように配設せしめられたアウターリード3とを含
むリードフレームを成形する。2はタイバーである。こ
こでは、半導体素子搭載部相当領域りは打ち抜いておく
。また、半導体素子搭載部相当領域り全体の打ち抜きに
代えてコイニングによる逃げ穴を一部に形成しておくよ
うにしても良い。 (図2(b)は図2(a)のA−A
断面に相当する)次いで、図3に示すように、コイニン
グを行い、インナーリード先端部ISを厚さ0.10m
m程度となるまで肉薄化する。 [0022] この後、熱処理を行い、スタンピングに
よる加工歪を除去し、安定化をはかる。 さらに図4に
示すように、コイニングを行い、インナーリード先端部
ISを厚さ0.07mm程度となるまで肉薄化する。こ
の後、熱処理を行い、スタンピングによる加工歪を除去
し、安定化をはかる。 [0023]そして最後に、さらに図5(a)および(
b)に示すように再び少なくともインナーリード先端部
ISを金型内に設置し、スタンピングを行い、肉薄パタ
ーンISをインナーリード先端に備えたリードフレーム
が完成する。 [0024] このようにして形成されたリードフレー
ムは、複数回のコイニングおよび焼鈍で残留歪を抑えな
がら徐々に薄くしているため、アウターリード等のリー
ドフレーム本体部を肉厚とし強度を良好に維持すること
ができる。また先端位置を高精度に維持しつつ、先端肉
薄部を大幅に薄くすることができ、信頼性の高いものと
なっている。 [0025]次いで図6に示すようにこのリードフレー
ムの先端肉薄部を、半導体チップのポンディングパッド
上に当接するように位置決めした後、肉薄部側からポン
ディングヘッド(図示せず)によって加圧しつつ加熱し
て、リードフレームの先端肉薄部と半導体チップ5の各
ポンディングパッドとをバンプによって直接接合せしめ
る。 [0026]そしてこの後、図7に示すように、金型に
設けられたライナーLによってチップ5の裏面を支持し
つつ、金型内に封止樹脂を充填し、モールドを行った後
、タイバーおよび枠体を切除し、アウターリードを所望
の形状に折りまげる整形工程を経て、図1に示したよう
な半導体装置が完成する。 [0027] このようにして形成された半導体装置は
、極めて超薄型で信頼性の高いものとなっている。 [0028] ここで樹脂封止に際しライナーLによっ
て支持されていた領域に穴Hが開いているが、裏面であ
るためチップへの影響はない。 [0029]また、インナーリード先端肉薄部の位置ず
れかない上、インナーリード先端の肉薄部が極めて肉薄
に形成されているためポンディング性が高く、確実で強
固なダイレクトポンディングが可能となる。
【0030】さらに、リードフレームへのチップの実装
に際してチップのポンディングパッドとインナーリード
の先端肉薄部との固着工程における熱履歴によってもモ
ルト工程における熱履歴によっても、インナーリード先
端部は残留歪みもなく正しい位置に固定されているため
、接続不良を生じたりすることなく信頼性の高い半導体
装置を得ることが可能となる。
に際してチップのポンディングパッドとインナーリード
の先端肉薄部との固着工程における熱履歴によってもモ
ルト工程における熱履歴によっても、インナーリード先
端部は残留歪みもなく正しい位置に固定されているため
、接続不良を生じたりすることなく信頼性の高い半導体
装置を得ることが可能となる。
【0031】なお、前記実施例では、貫通口Hをそのま
まにしたが、樹脂封止後、この貫通口H内に樹脂を充填
し穴をふさぐようにしても良い。 [0032]また、シランカップリング材をチップの裏
面に塗布しておくようにすれば樹脂との密着性が向上す
ると共に、耐湿性も向上する。 [0033]また、半導体チップの肉薄部にバンプを形
成したが、肉薄部の先端に表面が半田等で被覆された突
起(バンプ)を形成してもよい。 [0034]さらにまた、図8に示すようにフィルムキ
ャリアを用いた実装にも適用可能である。 [0035]すなわちフィルムキャリアの半導体素子配
置部に配設された孔Hに突出する舌片12Sを備え、こ
れらの舌片の先端が前記半導体素子配置部の回りに沿っ
て配列された複数のインナーリード12と、これら複数
のインナーリードのそれぞれに対応して外方に突出する
舌片からなるアウターリード13とを配設してなる樹脂
フィルム20からなり、該舌片12Sを半導体素子チッ
プ15のポンディングパッドに直接固着したのち、この
半導体素子チップ15の少なくとも−か所を裏面から支
持した状態で、封止樹脂14を注入し、半導体素子チッ
プ15およびインナーリードを覆うようにしている。 [0036] このようなフィルムキャリアを用いた半
導体装置では、フィルムキャリア自体が薄いため、樹脂
の重みや半導体チップの重みで、たわんだり、チップ裏
面側の樹脂の厚みが不均一となったりすることが多く、
このたわみ分を考慮して半導体チップ裏面側の樹脂の厚
みを大きくする必要があったが、本発明によれば超薄型
の半導体装置を提供することが可能となる。 [0037]また、アウターリードを折り曲げることな
く、図9に示すようにストレートとなるようにしてもよ
い。この場合、穴りを有する回路基板10を用いるよう
にすれば実装時のトータルの厚さを薄くすることが可能
となる。 [0038]
まにしたが、樹脂封止後、この貫通口H内に樹脂を充填
し穴をふさぐようにしても良い。 [0032]また、シランカップリング材をチップの裏
面に塗布しておくようにすれば樹脂との密着性が向上す
ると共に、耐湿性も向上する。 [0033]また、半導体チップの肉薄部にバンプを形
成したが、肉薄部の先端に表面が半田等で被覆された突
起(バンプ)を形成してもよい。 [0034]さらにまた、図8に示すようにフィルムキ
ャリアを用いた実装にも適用可能である。 [0035]すなわちフィルムキャリアの半導体素子配
置部に配設された孔Hに突出する舌片12Sを備え、こ
れらの舌片の先端が前記半導体素子配置部の回りに沿っ
て配列された複数のインナーリード12と、これら複数
のインナーリードのそれぞれに対応して外方に突出する
舌片からなるアウターリード13とを配設してなる樹脂
フィルム20からなり、該舌片12Sを半導体素子チッ
プ15のポンディングパッドに直接固着したのち、この
半導体素子チップ15の少なくとも−か所を裏面から支
持した状態で、封止樹脂14を注入し、半導体素子チッ
プ15およびインナーリードを覆うようにしている。 [0036] このようなフィルムキャリアを用いた半
導体装置では、フィルムキャリア自体が薄いため、樹脂
の重みや半導体チップの重みで、たわんだり、チップ裏
面側の樹脂の厚みが不均一となったりすることが多く、
このたわみ分を考慮して半導体チップ裏面側の樹脂の厚
みを大きくする必要があったが、本発明によれば超薄型
の半導体装置を提供することが可能となる。 [0037]また、アウターリードを折り曲げることな
く、図9に示すようにストレートとなるようにしてもよ
い。この場合、穴りを有する回路基板10を用いるよう
にすれば実装時のトータルの厚さを薄くすることが可能
となる。 [0038]
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ダ
イレクトボンディング方式のリードフレームを用いた半
導体装置の樹脂封止に際し、チップを裏面側から支持し
つつ封止樹脂を充填するようにしているため、超薄型で
信頼性の高い半導体装置を提供することが可能となる。
イレクトボンディング方式のリードフレームを用いた半
導体装置の樹脂封止に際し、チップを裏面側から支持し
つつ封止樹脂を充填するようにしているため、超薄型で
信頼性の高い半導体装置を提供することが可能となる。
【図1】本発明実施例の半導体装置を示す図
【図2】本
発明実施例の半導体装置の製造工程図
発明実施例の半導体装置の製造工程図
【図3】本発明実
施例の半導体装置の製造工程図
施例の半導体装置の製造工程図
【図4】本発明実施例の
半導体装置の製造工程図
半導体装置の製造工程図
【図5】本発明実施例の半導体
装置の製造工程図
装置の製造工程図
【図6】本発明実施例の半導体装置の
製造工程図
製造工程図
【図7】本発明実施例の半導体装置の製造工
程図
程図
【図8】本発明の他の実施例の半導体装置を示す図
【図9】本発明の他の実施例の半導体装置を示す図
1 インナーリード
IS 肉薄パターン
2 タイバー
3 アウターリード
4 封止樹脂
5 半導体チップ
10 回路基板
11 インナーリード
11S 肉薄パターン
12 タイバー
13 アウターリード
14 封止樹脂
15 半導体チップ
20 フィルム
【図1】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図2】
【図5】
【図9】
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体素子配置部上に向けて伸長する先
端肉薄部を有する複数のインナーリードと、各インナー
リードに延設して一体的に形成されたアウターリードと
を有するリードフレームを形成するリードフレーム形成
工程と、前記インナーリードの先端肉薄部にポンディン
グパッドが当接するように半導体素子を固着するボンデ
ィング工程と、前記半導体素子の少なくとも−か所を裏
面から支持した状態で、封止樹脂を注入し、前記半導体
素子および前記インナーリードを覆う樹脂封止工程とを
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 半導体素子配置部に配設された孔に突出
する舌片を備え、これらの舌片の先端が前記半導体素子
配置部の回りに沿って配列された複数のインナーリード
と、これら複数のインナーリードのそれぞれに対応して
外方に突出する舌片からなるアウターリードとを配設し
てなる樹脂フィルムからなり、該舌片を半導体素子チッ
プのポンディングパッドに直接接続するように構成され
たフィルムキャリアを形成するフィルムキャリア形成工
程と、前記インナーリードの先端肉薄部にポンディング
パッドが当接するように半導体素子を直接固着するボン
ディング工程と、前記半導体素子の少なくとも−か所を
裏面から支持した状態で、封止樹脂を注入し、前記半導
体素子および前記インナーリードを覆う樹脂封止工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061920A JP2516712B2 (ja) | 1990-09-18 | 1991-03-26 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-248069 | 1990-09-18 | ||
JP24806990 | 1990-09-18 | ||
JP3061920A JP2516712B2 (ja) | 1990-09-18 | 1991-03-26 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04211142A true JPH04211142A (ja) | 1992-08-03 |
JP2516712B2 JP2516712B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=26403012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3061920A Expired - Fee Related JP2516712B2 (ja) | 1990-09-18 | 1991-03-26 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516712B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005317564A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光学デバイスおよびその製造方法 |
JP2010258160A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Toshiba Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01132142A (ja) * | 1987-08-05 | 1989-05-24 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置のパツケージ構造 |
JPH01225328A (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-08 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP3061920A patent/JP2516712B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01132142A (ja) * | 1987-08-05 | 1989-05-24 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置のパツケージ構造 |
JPH01225328A (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-08 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
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JP2005317564A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光学デバイスおよびその製造方法 |
JP4686134B2 (ja) * | 2004-04-26 | 2011-05-18 | パナソニック株式会社 | 光学デバイスおよびその製造方法 |
JP2010258160A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Toshiba Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
US8766412B2 (en) | 2009-04-23 | 2014-07-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device, method of manufacturing the same, and silane coupling agent |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2516712B2 (ja) | 1996-07-24 |
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