JPH04194163A

JPH04194163A - 芳香消臭床材

Info

Publication number: JPH04194163A
Application number: JP2323880A
Authority: JP
Inventors: Mikio Yabu; 藪　幹雄; Isamu Niwa; 勇丹羽
Original assignee: Toli Corp
Current assignee: Toli Corp
Priority date: 1990-11-26
Filing date: 1990-11-26
Publication date: 1992-07-14
Anticipated expiration: 2012-03-19
Also published as: JP2592720B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は歩行時にのみ適度な強さの芳香を発するか消臭
性を有し、しかも長期芳香性能を持続することができる
芳香消臭床材に間する。

（従来技術とその問題点）近年室内の香りに対する関心が高まり、内装材に種々の
香料を付与する方法が検討された。

その−環として、例えば揮発性香料を床材表面をコーテ
ィングするワックス中に添加した場合、部屋を長門間使
用しないで、初めて部屋に入った場合香料成分の濃度が
高すぎて、ムラとする感じになフた。

また揮発性成分はすぐにワックスから消失し、効果は持
続しなかった。

一方除放性香料を被覆層に配合しても、その量があまり
に少ないと、臭いが１かったり、しなかったりて芳香性
の効果はなかった。

また、近年室内の不快臭を取り除く消臭性能も求められ
ている。

（問題点を解決する手段）本発明は上記問題点を解消し、適度な香りまたは消臭成
分を長期間持続させることにより、芳香性または消臭性
をコントロールすることができる床材を提供し、床材本
体表面が芳香成分または消臭成分を含有したマイクロカ
プセルが分散したワックスで被覆されたことを特長とす
る芳香消臭床材をその要旨とする。

以下、図面に基づいて本発明を説明する。

１は基材としての床材本体であり、通常のＰｖＣ床タイ
ル組成物が望ましいが、他のＰｖＣ軟質シート床材等も
可能である。

床材本体表面には予めワックス層２が形成されている。

ワックス層自体は樹脂ワックスが好適で、ワックス成分
としては、アクリル系エマルジョンにスチレン−マレイ
ン酸やポリエチレンエマルジなお本発明におけるアクリ
ル系とは、アクリル酸やメタクリル酸のエステルおよび
アミド、ならびにこれらの誘導体である不飽和カルボン
酸と、そのエステルおよびアミドを意味する。

本発明における芳香物質とは、天然香料、合成香料およ
び香気を発生する化合物の液状および粉体の単品または
混合物である。

天然香料としては動物性香料のムスク、シベット、カス
トリウム、アンバーグリス等植物性香料としてはレモン
油、バラ油、シトロネラ油、百檀油、ペパーミント油、
シナモン油等がある。

また、合成香料としては、α−ピネン、リモネン、ゲラ
ニオール、リナロール、ラバンジュロール、ネロリドー
ル等からなる調合香料がある。

マイクロカプセル３は上記ワックス層中に０゜０６〜ｌ
ＯＩ量％添加するのが好適である。

マイクロカプセルは、香料を溶剤に溶かせた溶液または
香料そのものをサイクロデキストリン、ゼラチン、ビス
フェノールＡ、尿素−ホルマリン樹脂、またはメラミン
−ホルマリン樹脂等の***でマイクロカプセル化した粉
体または水分散体が好適で、これらのマイクロカプセル
は壁厚が０．　２ン本体に混合し、ディッピング法、コ
ーティング法、グラビア法、スプレー法等により床材本
体ｌ上に被覆して本発明芳香床材４を得る。

得られた床材４上を第２１１！Ｉのように歩行すると、
ワックス層２中の芳香マイクロカプセル３が歩行中の足
５て踏まれて破られ、破壊されたマイクロカプセル３′
から芳香成分６が破線のように揮発して室内に芳香が漂
う。

また部屋を使用しない時は、マイクロカプセルが破れな
いので、芳香が消失しない。

また消臭成分としては、アミノ基、スルフォン基、フェ
ノール性水酸基等を有する高分子有機化合物や、鉄（ｎ
）化合物とＬ−アスコルビン酸を絹み合わせたものが好
適であり、これらの消臭成分を上記の通りマイクロカプ
セルに内包させて、ＰＶＣタイルの基材表面に下記配合
の芳香ワックスを６ｍμ厚にコーティングして乾燥し、
芳香床材を得た。　　　　　　　　　　　　　　　重量
部アクリル系エマルジョン　　　　　　　８０（固形分
　１５％）炭酸亜鉛アンモニア液　　　　　　　　　０．５スチレ
ン−マレイン酸樹脂　　　　　　　５（固形分　１５％
）ポリエチレンエマルジョン　　　　　　１５（固形分　
１５％）ジエチレンゲルコール　　　　　　　　　１モノエチレ
ンエーテルフッ素系界面活性剤　　　　　　　　ｏ、ｏｏｅ以上以
上配合ワックス１璽０オール含有メラミンマイクロカプセルを１重量部添加し
、本発明芳香ワックスを得た。

得られた芳香床材を室内に敷きつめて施工して歩行する
と、適度の強さの檜の香りがした。

また歩行時にのみマイクロカプセルが破れるので、長い
期間芳香が得られた。

（発明の効果） ■本発明によれば、芳香物質を内包するマイクロカプセ
ルを、床材に含有させることによって、香気の持続性、
耐久性に優れた芳香性床材を得ることができた。

すなわち加工工程では、マイクロカプセルの破壊が少な
く、インテリア等の床材製品としての使用時に初めてマ
イクロカプセルが破壊され香気が充分に発散した。

■別の香りを所望する時は、ワックスを拭き取って別の
香料マイクロカプセルが添加されたワックスを床材表面
に塗布することにより、容易に別の香りが得られた。

■ざらにマイクロカプセルの粒径や壁の厚さを調節する
ことにより軽歩行量から重歩行量までの歩行量に応じて
適度な香料発生量をコントロールできた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明芳香消臭床材の断面図、第２図は本発明
芳香消臭床材上を人が歩行している図である。１は基材
、２はワックス層、３はマイクロカプセル、５は足、６
は芳香成分である。以上第１１」３

Claims

【特許請求の範囲】

１床材本体表面が芳香成分または消臭成分を含有したマ
イクロカプセルが分散したワックスで被覆されたことを
特長とする芳香消臭床材。