JPH0418729Y2 - - Google Patents

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JPH0418729Y2
JPH0418729Y2 JP1986164171U JP16417186U JPH0418729Y2 JP H0418729 Y2 JPH0418729 Y2 JP H0418729Y2 JP 1986164171 U JP1986164171 U JP 1986164171U JP 16417186 U JP16417186 U JP 16417186U JP H0418729 Y2 JPH0418729 Y2 JP H0418729Y2
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workpiece
claw
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diaphragm
axial direction
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、切削機械に設けられ、被切
削物であるワークを挟持するためのチヤツクに関
するものである。
〔従来の技術〕
この種の従来のチヤツクには、例えば、実開昭
59−132707号公報に示される「ダイヤフラムチヤ
ツク」がある。このチヤツクは、被加工物である
ワークを把持する爪を有すると共に、ワークの太
径部端面等に当接されてワークを支持する基準金
がボルトにより固定されている。
また、実開昭60−52209号公報に示される「ダ
イヤフラムチヤツク」では、複数個の基準金が円
板に設けられて回転割出し可能になつている。こ
の構成では、基準金が径の異なるワークに対して
適切な位置で把持できるようになつている。
さらに、チヤツクとしては、コレツトを用いた
コレツトチヤツクがある。例えば、実開昭61−
50609号公報に開示されているコレツトチヤツク
は、コレツト内に設けられた受け部材でワークを
把持するとともに、この受け部材と引き爪とでワ
ークを軸方向に固定するようになつている。この
チヤツクでは、ワークが径方向だけでなく引き爪
により軸方向にも確実に固定されるようになつて
いる。また、上記の引き爪は、カム機構により軸
方向に移動すると回転するように設けられてお
り、軸方向の異なる位置で把持されるワークの径
に応じた部位でワークの端面を引き付けるように
なつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記前者のダイヤフラムチヤツクで
は、基準金の基準面に対する上記ワークの太径部
端面の位置が変わる毎に、基準金を適切な高さの
ものに交換するようになつている。このため、基
準金を交換する際には、その都度、面倒なボルト
の取り外しと取り付けが必要であるため、作業性
の低下を招来するという欠点を有していた。
また、上記後者のダイヤフラムチヤツクにおい
て、各基準金は、円板上で軸中心からの位置を異
ならせて配されているが、軸方向の位置について
は、何ら考慮されていないため、太径部端面の位
置が変わるワークに対し基準位置の設定ができな
い。
これに対し、上記のコレツトチヤツクでは、ダ
イヤフラムチヤツクと構造が異なるものの、ワー
クに応じて把持する軸方向の位置が異なつている
ことから、上記後者の各基準金の軸方向の高さを
異ならせことが考えられる。
ところが、上記のコレツトチヤツクに用いられ
ている引き爪を上記のダイヤフラムチヤツクに適
用する場合、引き爪を駆動するための専用の駆動
装置が必要になる。そこで、このような駆動装置
を省くには、ダイヤフラムを開閉する押部材と共
に引き爪を駆動するように構成することが考えら
れる。
このように構成すると、ダイヤフラムチヤツク
においてワークを把持するときには、上記押部材
が所定の待機位置に退くため、引き爪も同様に所
定の位置でワークを固定するようになる。しかし
ながら、引き爪が軸方向の所定の位置でしかワー
クを固定することができなくなるため、前述のよ
うに、軸方向の異なる位置で把持されるワークを
その径に応じた部位で固定することができなくな
るという不都合が生じる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のチヤツクは、基体部材に取り付けられ
たダイヤフラムと、このダイヤフラムの端面に放
射状に設けられた把持爪と、上記基体部材の中心
を貫通し、軸方向に進退移動することにより上記
ダイヤフラムを弾性変形させて上記把持爪を開閉
させる押部材と、この押部材と共に軸方向に進退
移動して被加工物を軸方向に引き付ける引き爪
と、この引き爪による引き付け方向側に設けら
れ、引き爪と共に被加工物を挟持して位置決めす
る基準金とを備えており、この基準金は、被加工
物取付け部の外周方向に被加工物と当接可能に複
数個配設されると共に、チヤツク軸方向にて各々
異なる位置に複数の基準面を有し、各基準面を回
転割出ししうるように支持されるチツヤクにおい
て、上記の課題を解決するために、以下の手段を
講じていることを特徴としている。
即ち、上記引き爪は、被加工物と当接可能とさ
れ、かつ径方向にて異なる位置で被加工物に当接
する複数の爪部を有し、各爪部を回転割出ししう
るように設けられている。
〔作用〕
上記の構成では、押部材によりダイヤフラムが
押されて把持爪が開くと共に、引き爪が押部材と
同様に移動して、被加工物を受け入れが可能とな
る。押部材が退くとダイヤフラム元の形状に復帰
して把持爪が被加工物を把持する。このとき、引
き爪も退いて、軸方向の所定の位置で被加工物を
引き付ける。すると、被加工物の引き爪が当接す
る反対側の端面に基準金が当接することにより、
被加工物が軸方向に固定される。
被加工物の把持される部分における後端面と前
端面との距離が異なる場合は、基準金の基準面を
その距離に応じて回転割出しすることにより、軸
方向の適切な位置で被加工物を固定する。また、
被加工物の径が異なる場合は、被加工物の径に応
じて引き爪の爪部を回転割出しすることにより、
径方向の適切な位置で被加工物を固定する。
すなわち、上記の構成によれば、引き爪により
軸方向の所定の位置において、径の大きさが異な
る被加工物を簡単な構成で確実に固定することが
できる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
本考案に係るチヤツクには、第1図及び第2図
に示すように、背部に配された基体部材1の中央
部に、筒状の押部材2が前後方向に進退自在に設
けられている。この押部材2は、中央部に、被加
工物であるワーク3を挿通させるための被加工物
取付け部であるワーク挿通孔2aが形成されてお
り、後端部には押部材2を進退駆動する図示しな
いシリンダが接続されている。
また、押部材2の前方には、間装部材6を介し
て、中央にワーク挿通孔4aを有する円板状のダ
イヤフラム4が設けられており、このダイヤフラ
ム4はボルト5にて基体部材1に取り付けられて
いる。ダイヤフラム4の背面側の間装部材6に
は、ダイヤフラム4の前面側に放射状に設けられ
た3個の把持爪基台7……が、各々ボルト8,8
にて固定さている。
上記把持爪基台7には、前面側にボルト9にて
間装台10が固定されており、かつ外側方向端部
に、上記間装台10の半径方向の位置を調節する
調節ボルト11が螺着されている。上記間装台1
0の前面側には、ワーク3をその外周から把持す
る把持爪12が六角穴付ボルト13にて固定され
ている。把持爪12には、ボール14a、ばね1
4b、ねじ14c及び六角穴付ボルト13に形成
されたV溝13aからなる位置決め機構14が設
けられている。
一方、基体部材1におけるダイヤフラム4の前
方部位はワーク3と近接し、中央にワーク挿通孔
15aを有するワーク案内部15となつている。
このワーク案内部15の前面側には略直方体状を
なす3個の基準金16が放射状に設けられてい
る。基準金16は、中央部に配された六角穴付ボ
ルト24にてワーク案内部15に固定され、かつ
この六角穴付ボルト24を中心として回動される
ようになつている。
基準金16の前面は中央部を境にして高さの異
なる2段状になつており、この2段状前面の両端
部には、それぞれ基準部材17,17が配設さ
れ、さらに、この基準部材17,17の前端面は
基準面17a,17aとなつている。これら基準
面17a,17aは、本チヤツクに取り付ける異
なるワーク3に対応して、各々異なる高さを成し
ている。また、基準金16には、上記把持爪12
と同様、ボール18a、ばね18b、ねじ18c
及びワーク案内部15に形成されたV溝15bか
らなる位置決め機構18が設けられている。この
ような構造により、基準金16は、各基準面17
aが回転割出し可能となつている。そして、基準
金16における一方の基準部材17の基準面17
aにて、ワーク3の太径部3aの後端部が支持さ
れるようになつている。
また、基体部材1には、ワーク案内部15の径
方向における外側方向に、3個のボス部19……
が放射状に形成されている。ボス部19のボス穴
19aには引き爪軸20が回動自在かつ摺動自在
に嵌挿されており、この引き爪軸20の前端部に
は引き爪21が六角穴付ボルト22にて回転自在
に取り付けられている。
上記ボス部19には、ボス部19の側壁を貫通
して、ピン部23aをボス穴19a内に突入され
たピン部材23が設けらる一方、引き爪軸20に
は、上記ピン部材23のピン部23aを摺動自在
に嵌入し、引き爪軸20が前後方向の駆動力を受
けた際に、これを回動させながら進退させる案内
溝20aが形成されている。引き爪軸20の後端
部は、上記ボス部19と対応して前記押部材2に
径方向の放射状に形成された引き爪軸保持部2b
と、回動自在に係合されている。これにより、押
部材2の進退運動に応じて、引き爪21が回動し
ながら進退するようになつている。
一方、上記引き爪21は、ワーク3を前端面側
から支持する爪部21aを両端部に有すると共
に、中央部に凹部21bが形成され、この凹部2
1bに上記六角穴付ボルト22が配されている。
このような構造により、引き爪21は、爪部21
a,21aが回転割出し可能となつている。
上記の構成において、本チヤツクにワーク3を
取り付ける際には、先ず、押部材2を前方に移動
させる。押部材2が移動されると、この力は間装
部材6を介してダイヤフラム4に伝達され、ダイ
ヤフラム4が前方方向に変形する。これにより、
ダイヤフラム4に取り付けられている把持爪12
の先端部が前方外側へ回動する。これと同時に、
引き爪軸20が、押部材2の引き爪軸保持部2b
を介して押部材2の駆動力を受け、回動されなが
ら前方に移動し、引き爪21が軸心方向を外れた
方向に回転する。尚、ここまでの動作は、ワーク
3を取り外すときの動作に相当する。
この状態にて、ワーク3をチヤツクに挿入す
る。そして、押部材2を後方に駆動させると、ダ
イヤフラム4に対する押圧が解除され、ダイヤフ
ラム4が元の形状に復帰する。これにより、把持
爪12が元の、軸方向に対して直角を成す方向に
回動され、ワーク3の外周を把持する。この動作
と同時に、引き爪軸20が後方に回転駆動され
て、引き爪21が軸心方向に回動し、ワーク3を
前端面側から軸方向に押圧する。一方、太径部3
aの後端面は基準金16の基準部材17にて支持
される。従つて、ワーク3は3個の把持爪12…
…にて把持されると共に、各々3個の引き爪21
……と基準金16にて挟持され固定される。
一方、第3図に示すように、取り付けるワーク
25の形状が上記のワーク3と異なり、把持爪1
2にて把持される部位の径が異なる場合には、間
装台10に設けられたボルト9を緩め、かつボル
ト11を回動させて間装台10を移動させること
により、ワーク25に対する把持爪12の位置を
調節することができる。また、ワーク25の引き
爪21……にて固定される部位の径がワーク3と
異なる場合には、引き爪21……を180°回転させ
て、ワーク25に対する爪部21aをワーク25
の前端面に当接させ、ワーク25を確実に支持す
ることができる。
更に、ワーク3の太径部3aの後端面の位置、
即ち前端面から上記後端面までの距離が異なる場
合には、基準金16を180°回転させて、上記ワー
ク3に対応する基準面17aを備えた基準部材1
7をワーク3の太径部3aの後端面に当接させ、
ワーク3を確実に支持することができる。
〔考案の効果〕
本考案のチヤツクは、以上のように、被加工物
と当接可能とされ、かつ径方向にて異なる位置で
被加工物に当接する複数の爪部を有し、各爪部を
回転割出ししうるように設けられている引き爪を
備えている構成である。
それ故、引き爪における爪部が回転割出しされ
ることにより、軸方向の把持部分の径が異なる被
加工物を簡単な構成で確実に保持することができ
る。従つて、本考案を採用すれば、ダイヤフラム
を用いたチヤツクにおいて、引き爪を有効に機能
させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
のであつて、第1図はチヤツクの概略縦断面図、
第2図は第1図に示したチヤツクの正面図、第3
図は別のワークを取り付けたチヤツクの正面図で
ある。 1は基体部材、2は押部材、2aはワーク挿通
孔(被加工物取付け部)、2bは引き爪軸保持部、
3,25はワーク(被加工物)、3aは太径部、
4はダイヤフラム、12は把持爪、16は基準
金、17は基準部材、17aは基準面、18は位
置決め機構、20は引き爪軸、21は引き爪、2
1aは爪部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基体部材に取り付けられたダイヤフラムと、こ
    のダイヤフラムの端面に放射状に設けられた把持
    爪と、上記基体部材の中心を貫通し、軸方向に進
    退移動することにより上記ダイヤフラムを弾性変
    形させて上記把持爪を開閉させる押部材と、この
    押部材と共に軸方向に進退移動して被加工物を軸
    方向に引き付ける引き爪と、この引き爪による引
    き付け方向側に設けられ、引き爪と共に被加工物
    を挟持して位置決めする基準金とを備えており、
    この基準金は、被加工物取付け部の外周方向に被
    加工物と当接可能に複数個配設されると共に、チ
    ヤツク軸方向にて各々異なる位置に複数の基準面
    を有し、各基準面を回転割出ししうるように支持
    されるチツヤクにおいて、 上記引き爪は、被加工物と当接可能とされ、か
    つ径方向にて異なる位置で被加工物に当接する複
    数の爪部を有し、各爪部を回転割出ししうるよう
    に設けられていることを特徴とするチヤツク。
JP1986164171U 1986-10-24 1986-10-24 Expired JPH0418729Y2 (ja)

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JP1986164171U JPH0418729Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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JPS6370810U JPS6370810U (ja) 1988-05-12
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014100776A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Murata Mach Ltd フェイスクランプチャックおよび工作機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6052209A (ja) * 1983-08-30 1985-03-25 Okuma Mach Works Ltd ダイヤフラムチヤツク
JPS6150609B2 (ja) * 1981-05-19 1986-11-05 Mitsubishi Electric Corp

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JPS6370810U (ja) 1988-05-12

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