JPH04183198A - 電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は赤外線リモートコマンダーによって操作を行な
うことができるようになされた電子機器に関するもので
ある。

［発明の概要］ 本発明の電子機器は、赤外線受光部の前面に対して、垂
直方向の赤外線入射角度を制限することができる遮蔽面
が形成されるようにして、はぼ水平位置から出力される
赤外線信号のみが受光され、上方の照明灯から発生する
赤外線ノイ又を受光されないようにするものである。

［従来の技術］ 例えばテレビジョン受像機、ディスクプレーヤ、ＶＴＲ
、ニアコンディショナー等、赤外線コマンド信号を出力
するりモートコマンダーによって使用者が離れた位置か
ら各種操作を行なうことができるようになされた電子機
器は多種多数存在する。

このような電子機器にそれぞれ専用に設けられるリモー
トコマンダーは、押圧された操作キーに対応して、特定
のフォーマットでコード化されたコマンド信号を発生さ
せ、このコマンド信号を発光ダイオードによって赤外線
信号に変換して出力する。そして電子機器側では赤外線
受光部及び復調部を備えることにより、出方された赤外
線を検出じ、さらに電気信号によるコマンドコードに復
調してシステムコントロール部に入力し、コマンド信号
に基づいた各種動作制御を行なうものである。

［発明が解決しようとする問題点］ ところが近年、室内照明装置としてインバータ方式の高
周波蛍光灯が普及しており、このような照明装置では４
０ＫＨｚのパルスを使って点灯動作を行なっているため
、照明装置から出力される赤外線は、リモートコマンタ
ーによる赤外線出力（４０Ｋ［（ｚキャリア）と非常に
似かよった信号波形となっている。このため、照明を点
灯した際には電子機器が誤動作してしまうという問題が
生した。

なお、照明装置からの赤外線かりモートコマンダーから
の赤外線信号とほぼ同波形でテレビジョン受像機などの
電子機器に入力された場合１例えば電子機器のシステム
コントローラにおいて解析動作を行なったとしてもその
判別は実際上困難であった。

また、このような照明灯による赤外線ノイズ：ま通常電
子機器より上方（天井方向）から入射されてくるため、
電子機器の赤外線受光部の前面に上下方向の指向角度を
制限することができる光学フィルタを取り付けて、照明
灯による誤動作を防止する方法もあるが、この場合、高
価な光学フィルタの使用によりコストアップが生しると
とも１こ、光学フィルタを介在させることにより赤外線
受光部の受信感度が低下するという大きな問題が生しる
。

ｒ問題点を解決するための手段］ 本発明はこのような間即点にかんがみでなされたもので
、赤外線リモートコマンダーによって操作可能とされた
電子機器において、赤外線受光部の前面に対して、垂直
方向の赤外線入射角度を制限することができる′ｅ蔽面
が形成されるようにするものである。

［作用］ 赤外線受光部の前面周囲に細長い窓枠体を設けたり、或
は溝状のくぼみを形成して溝底面上に赤外線受光部を配
置する等の構成により、赤外線受光部の前面に対して所
定角度以上上方からの赤外線人力を遮蔽することができ
る遮蔽面が形成される。従って上方からの赤外線ノイズ
の入力を防止することができる。

［実施例］ 第１図は本発明を概念的に示したもので、赤外線受光部
１の前面１ａの前方に、細長い枠体２を配置したもので
ある。この枠体２は水平枠２ｈと垂直枠２ｖて形成され
ている。

赤外線受光部ｌの前面に枠体２が形成されることにより
制限される水平及び垂直方向がらの赤外線信号入射角度
は、第２図（ａ）（ｂ）に示される。

すなわち、第２図（ａ）かられかるように垂直枠２ｖ、
２ｖは赤外線受光部ｌから離れて設けられているため、
水平方向に対する指向角度θ□は殆ど制限されないが、
第２図（ｂ）に示すように、水平枠２ｈ、２ｈが赤外線
受光部ｌに近接して設けられているため水平枠２ｈの内
側面２ｈ。

が遮蔽面を形成し、垂直方向に対する指向角度θ７はか
なり狭く制限されることになる。

このように赤外線受光部１の前面に対して、垂直方向の
赤外線入射角度を制限する遮蔽面が形成されることによ
り、天井側の照明装置から発生される赤外線ノイズが電
子機器に検出され、誤動作を行なうことを防止すること
ができる。

第３図（ａ）は本発明をテレビジョン受像機に適用した
実施例であり、３は受像機本体、４はＣＲＴである。Ｃ
ＲＴ４の下部前面には前記第１図の枠体２に相当する溝
部５が設けられ、溝部５の底面中央位置に赤外線受光部
１が配置されている。溝部５周辺の拡大図を第３図（ｂ
）に示す。

この実施例では溝部５の周面内壁によって前記第１図の
水平枠２ｈ及び垂直枠２■が形成されるものであり、溝
部５の底面に配置される赤外線受先部１の水平及び垂直
方向の指向角度は第２区：こ示したとおりである。従っ
て、天井方向から入射される赤外線に対しては溝部５の
一周面５ａが遮蔽面として機能して、これを遮断して赤
外線受光部ｌには人力されない。このため高周波解明装
置から出力される赤外線ノイズによって当該テレビジョ
ン受像機が誤動作を起こすことはない。また、水平方向
には十分に広い指向角度が得られるため、リモートコマ
ンダーの操作に関しては支障はない。

また、光学フィルタによる指向角度制限ではないため赤
外線受光部の受光感度が低下することもなく、しかも安
価に実現できる。

第４図は本発明の他の実施例を再びテレビジョン受像機
として示したものであり、ＣＲＴ４の下部前面に溝部６
が設けられ、溝部６の底面中央に赤外線受光部１が配置
されるものであるが、溝部６は受像機本体ｌの一方の側
面から他方の側面まで連続して形成されている。

つまりこの実施例では前記第１図の垂直枠２Ｖに相当す
るものを省略した形態を採るものであるが、溝部６の一
周面６ａが遮蔽面として機能して上記第３区の実施例と
同様の効果を得るとともに、水平方向には指向性の物理
的な制限を完全になくすことができる。

なお、第３図及び第４図の実施例のように、赤外線受光
部１を機器の下方部位に配置することにより、照明装置
からの赤外線ノイズの人力防止効果は向上する。

第５図（ａ）（ｂ）は本発明のさらに他の実施例を概念
的に示したもので、水平枠２ｈ、２ｈの間にさらに水平
枠２ｈｓ、２ｈｓを設けたものである。

このように水平枠２ｈｓを追加することにより水平方向
の指向性を損なわないまま、さらに垂直方向の指向性を
制限することができ、誤動作防止作用を向上させること
ができる。

なお、上記実施例はテレビジョン受像機を例にあげて説
明したが、本発明は赤外線受光部を備えたあらゆる電子
機器に適用できることはいうまでもない。

また、これらの実施例では溝部５．６が第１図の枠体２
に相当するようにしたが１本体前面から突出する枠体に
よってＰｉ面が形成されるようにしてもよい。いづれに
しても、適用される機器の形状等に応して枠体２に相当
する部位が設けられればよい。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の電子機器は赤外線受光部
の前面に対して、垂直方向の赤外線入射角度を制限する
ことができる遮蔽面が形成されているため、照明装置か
ら発生される赤外線ノイズが赤外線受光部で検出される
ことはなく、従って赤外線ノイズによる電子機器の誤動
作を防止することができるという効果がある。

そしてさらに、光学フィルタを使用しないため・上記効
果を安価に実現できるとともに、赤外線受光感度を低下
させることもないという利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概念図、 第２図（ａ）（ｂ）は本発明による指向角度制限の説明
図、 第３図（ａ）（ｂ）は本発明の一実施例を示す斜視図、
及び一部拡大図、 第４図は本発明の他の実施例を示す斜視図、第５図（ａ
）（ｂ）は本発明のさらに他の実施例を示す概念図であ
る。 １は赤外線受光部、２は枠体、２ｈ、２’ｈｓは水平枠
、２Ｖは垂直枠、５．６は溝部を示す。 ５−一′−２ｈ１　’２ｈ 第２図 ２ｈ　　　　　　２ｈｓ 第５図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 赤外線受光復調手段を有することにより、赤外線リモー
   トコマンダーによって操作可能とされた電子機器におい
   て、 赤外線受光部の前面に対して、垂直方向の赤外線入射角
   度を制限することができる遮蔽面が形成されるように構
   成したことを特徴とする電子機器。