JPH04180988A - 曇り防止剤および曇り防止方法 - Google Patents

曇り防止剤および曇り防止方法

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JPH04180988A
JPH04180988A JP31058190A JP31058190A JPH04180988A JP H04180988 A JPH04180988 A JP H04180988A JP 31058190 A JP31058190 A JP 31058190A JP 31058190 A JP31058190 A JP 31058190A JP H04180988 A JPH04180988 A JP H04180988A
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JP
Japan
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misting
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epoxy resin
coating
pts
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JP31058190A
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Tamio Yoshida
吉田 民雄
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は硝子、鏡、プラスチック、レンズ、金属などの
表面の曇り防止剤に関するものであり、またそれの効果
的な処理方法に関するもの、 である。
[発明の技術的背景とその問題点コ 硝子、鏡、プラスチック、レンズ、金属などの表面に水
分が凝着による曇りを防ぐ方法として従来は石鹸などの
界面活性剤を塗布することなどが一般に行われてきた。
また最近では、゛導電フィルムを張り付る方法や、温風
や温水で熱をかけて曇りを防ぐ方法や、硝子を複数にし
て曇りにくくする方法がとられてきた。
しかし、界面活性剤を塗布する方法ではその効果が長続
きせず、熱をかけて曇りを防く方法では大掛かりな装置
が必要となり使用箇所に制約を受けるといった欠点があ
った。
そこで、基材上に親水性ポリマーをコーティングし、曇
りを防ぐ方法が考えられている。例えば、ポリアクリル
酸と界面活性剤との水溶液からなる曇り防止剤が提案さ
れている(特開昭52−101680号公報、特開昭5
8−217578号公報等)が、これらは、水溶性ポリ
アクリル酸を使用しているために、コーテイング後に水
洗いをおこなう事は言うに及ばず、布や紙でふくだけで
も徐々にコーティングがはげ、その効果がなくなる。ま
た、アクリル酸(エステル)と、架橋剤を混ぜた溶液を
基材上で紫外線により重合したり(特開平2−670号
公報)、トリメチロールプロパンのような水溶性の化合
物をポリイソシアネートと混ぜ、基材上で親水性のポリ
ウレタン重合物をつくる(特開平2−20580号公報
)など三次元的に架橋した防曇層をつくることで、半永
久的な防曇コーティングを与えることが考えられたが、
この方法でも、架橋密度が高く硬い塗膜が得られた場合
は、防曇効果が低く、架橋密度が低く防曇効果が高いも
のは、特に水を吸収した膨潤時において、塗膜が弱く、
キズがつきやすいといった傾向があり、その釣合いをと
るのが困難であった。またオキシアルキレン基を有する
ケイ素化合物をガラス表面に処理し、曇りを防止する方
法(特開昭48−85615号公報)が提案されている
が、この場合、ガラス表面をあらかしめクロム硫酸混液
等で処理しなければならず、当然プラスチックの材料に
は制約が多く実用的でない。
[発明の目的] 本発明は、ガラス板、ポリカーボネート板、アクリル板
など、あらゆる基材に対し、これらの表面に特殊な処理
を施すことなく、ハケ塗りや浸漬など簡便な方法で平面
ばかりでなく曲面にも塗れ、硬い被膜でキズがつきにく
く、優れた防曇性を示し、かつその効果が長続きする曇
り防止剤を提供するものであり、又、その効果的な処理
方法を提供するものである。
[発明の構成] 即ち本発明は、 (八)1分子中に加水分解性基とアミノ基のそれぞれを
少なくとも1つ有するを機ケイ素化合物100重量部、 (B)ユポキシ樹脂0.1〜100重量部、および (C)アルコール系溶剤10〜10.000重量部を含
有することを特徴とする曇り防止剤、並びに該曇り防止
剤を基材に塗布後、80〜200°Cで処理することを
特徴とする曇り防止方法に関するものである。
本発明の(A)成分である、1分子中にアミノ基と加水
分解性基それぞれを少なくとも1つ有する有機ケイ素化
合物は、親水基であるアミノ基と、基材上で三次元架橋
構造をとり硬い被膜を形成し得る加水分解性基を有する
もので、本発明の最も重要な材料である。(A)成分と
して、具体的には、3−アミノプロピルトリアルコキシ
シラン、N−[2−アミノエチル]−3−アミノプロピ
ルトリアルコキシシラン、N−[(3−トリアルコキシ
シリル)プロピル〕 トリエチレンテトラミン、N−(
(3−)リアルコキシシリル)プロピル〕ジエチレント
リアミン、3−〔N−アリル−N  (2−アミノエチ
ル)〕アミノプロピルトリアルコキシシラン、p−(N
−(2−アミノエチル)アミノメチル〕フェネチルトリ
アルコキシシラン、N、N−ビス〔(トリアルコキシシ
リル)プロピル〕アミン、N、N−ビス(3−()リア
ルコキシシリル)プロピル〕エチレンジアミン、3−ア
ミノプロピルメチルジアルコキシシラン、N−〔2−ア
ミノエチル〕−3−アミノプロピルメチルジアルコキシ
シラン、N−((3−メチルジアルコキシシリル)プロ
ピル] トリエチレンテトラミン、N−((3−メチル
ジアルコキシシリル)プロピル〕ジエチレントリアミン
、3−〔N−アリル−N(2−アミノエチル)〕アミノ
プロピルメチルジアルコキシシラン、p −(N −(
2−アミノエチル)アミノメチル〕フェネチルメチルジ
アルコキシシラン、N、N−ビス〔(メチルジアルコキ
シシリル)プロピル〕アミン、N、N−ビス〔(メチル
ジアルコキシシリル)プロピル〕アミン、N、N−ビス
(3−(メチルジアルコキシシリル)プロピル]エチレ
ンジアミン、3−アミノプロピルジメチルアルコキシシ
ラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル
ジメチルアルコキシシランや、これらのアルコキシ基が
アルコキシアルコキシ基、アシロキシ基、N、N−ジア
ルキルアミノ基、N−アルキルアミド基、N、N−ジア
ルキルアミノキシ基、ケトオキシム基、アルケノキシ基
、水酸基になったものなどが例示されるが、原料の入手
の容易さやコーティング被膜の強さを出すために、加水
分解性基はトリアルコキシシリル基が好ましく、さらに
、原料の入手の容易さから、3−アミノプロビルトリア
ルコシキシラン、N−〔2−アミノエチル]−3−アミ
ノプロピルトリアルコキシシランが好ましい。
本発明の(B)成分であるエポキシ樹脂は、ガラス、ポ
リカーボネート、アクリルなど各種基材へのぬれ性およ
び密着性を向上するためのものであり、(八)成分10
0重量部に対して、0.1〜100重量部添加される。
これが0.1重量部より少ないと前述のぬれ性および密
着性が向上せず、また100重量部より多いと、防曇性
や被膜強度に悪い影響がでる。(B)成分としては、ビ
スフェノールAタイプ、ビスフェノールFタイプなど通
常のエポキシ樹脂をはじめ、ポリプロピレングリコール
やポリエチレングリコールの両末端もしくは片末端の水
酸基をエポキシ化したもの、グリセリン、ポリグリセロ
ールの水酸基の一部もしくは全部をエポキシ化したもの
、ハイドロキノンのごときフェノールの水酸基をエポキ
シ化したもの、フタル酸や、ポリ(メタ)アクリル酸の
カルボン酸をエポキシ化したものの他、分子中にエポキ
シ基を持つ化合物であれば何れのものでも使用できるが
、本発明の特徴である各種基材へのぬれ性や密着性をも
たせるためには、エポキシ当量が1,000以下である
ことが好ましい。また防曇性をもたせるためにはポリエ
チレングリコールや、ポリエチレングリコール、ポリグ
リセロールなどの様な親水性の主鎖を持つものは、(八
)成分に対して100重量部まで添加することができる
が、ビスフェノールAタイプ、ビスフェノールFタイプ
のごとき、疎水性のエポキシ樹脂は、添加量を(A)成
分に対して、50重量部以下におさえることが好ましい
(C)成分のアルコール系溶剤は、本発明のコーティン
グ剤の粘度を調整し、塗布し易いようにするだけでなく
、コーティング剤の保存安定性を向上させ、また、塗布
後の乾燥時間を適当なものに保つためのものであり、(
八)成分と(B)成分の種類や配合量により適量を添加
しなければならないが、(八)成分に対して、10〜1
0,000重量部の間で決めるのが適当である。
(C)成分として具体的には、メタノール、エタノール
、イソプロピルアルコール、ブタノール、などの低級ア
ルコール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブ、セロソルブアセテート、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、カルピトールなどのセロソ
ルブ系溶剤、メチルプロピレングリコール、エチルプロ
ピレングリコール、ブチルプロピレングリコール、プロ
ピレングリコールモノアセテート、ジプロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
エチルエーテル等のプロピレングリコール系の溶剤、な
どが例示され、これらの中から、乾燥時間や塗布量など
により、その目的に合ったものが選択される。
また、本発明の曇り防止剤は、粘度の調整、塗布量の調
整、乾燥時間の調整その他の理由から、(C)成分とし
て例示した以外の溶剤を添加してもかまわないが、この
場合、(A)成分の部分加水分解縮合物を得る目的以外
で水を添加することは行ってはならない。さらに、被膜
を硬くする目的や、さらに基材への密着性を向上させる
目的から、メチルトリメトキシシラン、テトラエトキシ
シラン、3−グリシジルプロピルトリメトキシシラン、
3−メタクリロキシトリメトキシシラン、3−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、およびこれらの部分加水分解物、などのシラン類
の添加を行うことや、(A)成分の加水分解縮重合を促
進する目的で、有機スズ化合物、チタン化合物、アルミ
ニウムキレート、等の触媒の添加をおこなうこと、さら
に、本発明の機能をそこなわない範囲で、酸化防止剤、
レベリング剤、たれ防止剤などの添加をおこなうことが
できる。また、界面活性剤の配合も可能で、これにより
、特に初期においては、さらに優れた防曇効果が得られ
る。
本発明の曇り防止剤は基材にハケ塗りや浸漬など簡便な
方法で塗布でき、そのまま室温で放置しても優れた防曇
性を示すが、特に塗布後80〜200°Cで熱処理をお
こなうことで更に硬い被膜で、キズがつきにくく、優れ
た防曇性を有しものとなる。
[発明の効果] 本発明による曇り防止剤はガラス、ポリカーボネート、
アクリルなどの各種基材に、特殊な前処理なしに、平面
ばかりでなく曲面にもハケ塗りや浸漬など簡便な方法で
塗布でき、硬い被膜で、キズがつきにくく、優れた防曇
性を有し、その効果が長続きする。また、透明なものに
処理した場合にも、その透明性を損なうことがない。
[実施例コ 以下本発明を実施例により説明する。なお、実施例およ
び比較例中、部は重量部を表わす。
実施例1〜4 表1に示した組成でコーティング剤を調製し、その中に
図1に示したような形状のガラス板、ポリカーボネート
(PC)板、アクリル板を浸漬後、30分風乾し、さら
に120°Cで1時間処理して、コーティングをおこな
った(図中、斜線部がコーティング部分)。このように
してつくった試験片のコーティング特性を調べるため、
表1に示す各種試験をおこなった。その結果もあわせて
表1に示す。
比較例1 3−アミノプロピルトリエトキシシランとエタノールと
を表1に示す割合で混合し、実施例1〜4と同様に図1
に示したようなガラス板、ポリカーボネート板、アクリ
ル板にコーティングを試み、その試験片で各種試験を試
みた。
比較例2 構造式CB50 (CHzCHzO) a (CH2)
 ssi (OCJs) 3であられされるポリエチレ
ングリコールトリエトキシシランを、CH30(C)1
2cH20) 、C)12CH=CH2とH5i (O
CJs) zを原料に、ヒドロシリル化反応で合成し、
イソプロピルアルコールと表1に示す組成で混合し、コ
ーティング剤を調製した。
次いで実施例1〜4と同様に図1に示したようなガラス
板、ポリカーボネート板、アクリル板にコーティングを
試み、その試験片で各種試験を試みた。
比較例3 ポリアクリル酸(重合度1 、000.25%水溶液)
4.0%、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム14
%、水82%からなる溶液を調製し、図1に示したよう
なガラス板、ポリカーボネート板、アクリル板に塗布し
、室温で1日乾燥させ、試験片とした。この試験片で各
種試験を試みた。
これらの結果をすべてあわせて表1に示す。
これら試験結果からも明らかなように、本発明の曇り防
止剤は、各々基材にきれいに塗れ、加熱処理後の被膜は
、硬く、優れた防曇性を示し、この効果が長く続くこと
がわかる。
【図面の簡単な説明】
図1は実施例で使用した試験片の形状を示す斜視図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)1分子中に加水分解性基とアミノ基のそれぞ
    れを少なくとも1つ有する有機ケイ素化合物100重量
    部、 (B)エポキシ樹脂0.1〜100重量部 および (C)アルコール系溶剤10〜10,000重量部を含
    有することを特徴とする曇り防止剤 2 請求項1記載の曇り防止剤を基材に塗布後、80〜
    200℃で処理することを特徴とする曇り防止方法。
JP31058190A 1990-11-15 1990-11-15 曇り防止剤および曇り防止方法 Pending JPH04180988A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001131445A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Mitsubishi Rayon Co Ltd 塗膜用樹脂組成物及び塗膜付き樹脂成形品
WO2017047524A1 (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 旭硝子株式会社 防曇性物品および自動車用ガラス

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