JPH04161761A

JPH04161761A - 冷凍装置

Info

Publication number: JPH04161761A
Application number: JP28788590A
Authority: JP
Inventors: Akitoshi Ueno; 明敏上野
Original assignee: Daikin Industries Ltd
Current assignee: Daikin Industries Ltd
Priority date: 1990-10-24
Filing date: 1990-10-24
Publication date: 1992-06-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、冷凍装置に関し、もっと詳しくは、圧縮機の
吐出ラインに設けられている油分離器によって分離され
た油を圧縮機の吸入ラインに戻すように構成されている
冷凍装置に関する。

従来の技術このような油分離器を備える冷凍装置は、たとえば実開
昭６２−８５８７６に開示されている。

この油分離器として、いわゆるフロート式油分離器を用
いるときには、圧縮機がらのガス冷媒がら分離された油
を容器の貯留部に貯留し、そのフロートによって検出さ
れる貯留量が予め定める値以上になったとき、貯留量が
予め定める値になるまで、その貯留されている油が油戻
し管を経て圧縮機の吸入ラインに戻される。このような
フロート式油分離器を用いた構成では、容器内に常に油
が貯留しているので、圧縮機の吐出ガス冷媒が油戻し管
および吸入ラインを経て圧縮機にバイパスしてしまうこ
とがなく、したがって冷凍能力が低下することはなく、
また圧縮機からの吐出ガス冷媒の温度が異常に上昇する
ことが防がれる。

このような構造を有するフロート式油分離器に代えて、
容器内に設けられている金網などに、油を含む圧縮機か
らのガス冷媒を衝突させて、容器の底に、分離した油を
滴下し、その容器の底には油の排油孔が形成され、この
油を、排油孔から油戻し管を経て圧縮機の吸入ラインに
戻すように構成した油分離器を用いることもでき、フロ
ート式油分離器に比べて構成を簡単にすることができ、
メンテナンスを容易にすることができる。このときには
、容器内に油が貯留していない状態では、運転中に圧縮
機から吐出されるガス冷媒が油分離器の排油孔および油
戻し管を経て、吸入ラインに短絡して通過し、これによ
って冷凍能力が低下し、また圧ｍ機からのガス冷媒の吐
出温度が上昇することになる。

発明が解決しようとする課題本発明の目的は、油分離器によって冷凍能力が低下した
り、圧縮機からのガス冷媒の吐出温度が上昇することを
防いて、安定な運転を行うことができるようにした冷凍
装置を提供することである。

課題を解決するための手段本発明は、ガス冷媒を圧縮する圧縮機１と、この圧縮Ｉ
ＩＩで圧縮されたガス冷媒を凝縮させて液冷媒にする凝
縮器６と、この凝縮器６で凝縮した液冷媒を膨張させる
膨張手段８と、この膨張手段８で膨張した液冷媒を蒸発
させてガス冷媒にする蒸発器９とを順次直列に接続して
構成される冷媒回路を有し、前記圧縮機１から吐出され
たガス冷媒に含まれる油を分離する油分離器３を備え、
この油分離器３によって分離された油を、油戻し管１４
を介して圧縮機ｌに戻す冷凍装置において、前記油分離
器３は、分離した油を貯留する貯留部２３を有し、この
貯留部２３の下部に排油孔２５が形成され、この排油孔
２５に前記油戻し管１４が接続され、さらに、油戻し管１４の途中に介在される電磁弁１５と、電磁弁
１５を制御するための制御手段２６とを含み、制御手段２６は、前記冷媒回路の運転中に、油が貯留部
２３に貯留されている状態または油が油戻し管１４内に
ある状態の期間だけ、電磁弁１５を開くように制御する
ことを・特徴とする冷凍装置である。

作　　用本発明に従えば、圧縮機から圧縮されて吐出されるガス
冷媒は油分離器に導かれ、この油分離器では、分離した
油を貯留する貯留部を有し、この貯留部の下部に排油孔
から、油戻し管およびその油戻し管の途中に介在された
電磁弁を経て、圧縮機に戻されるように構成されており
、この電磁弁は、油分離器の貯留部に油が貯留されてい
る状態、または油戻し管内に油がある状態の期間だけ、
換言すると、圧縮機からのガス冷媒が油分離器および油
戻し管を介してバイパスしない期間だけ、開かれる。し
たがって、圧縮機から吐出されるガス冷媒が油分離器、
電磁弁および油戻し管を経て圧縮機の吸入ラインに短絡
して流れることを防ぐことができる。そのため、冷凍能
力の低下を来すことが防がれる。またこれによって、圧
縮機から吐出されるガス冷媒の温度が上昇することが防
がれる。こうして本件冷凍装置の使用限界の拡大を図る
ことができる。このようにして、安定した冷凍運転を継
続することが可能となる。

実施例第１図は、本発明の一実施例の全体の系統図である。冷
凍装置において、圧縮機ｌによって圧縮されたガス冷媒
は、管路２から油分離器３に導かれて、ガス冷媒に含ま
れる油が分離され、そのガス冷媒は管路４から四路切換
弁５を経て、凝縮器６に導かれて凝縮され、ここで凝縮
された液冷媒は管路７から膨張手段８によって膨張され
、この膨張手段８で膨張した液冷媒は、たとえば冷蔵室
に設けられている蒸発器９に供給されて蒸発され、蒸発
器９からのガス冷媒は、管路１０から四路切換弁５を経
て、さらに管路１１からアキュムレータ１２に供給され
る。このアキュムレータ１２がらのガス冷媒は、上下に
延びる立上がり管１３１を含む管路１３から圧縮機１に
吸入される。

油分離器３においてガス冷媒から分離された油は、油戻
し管１４から前記管路１３に導かれて圧縮機１に戻され
る。この油戻し管１４の途中には、電磁弁１５、ダスト
を除去するフィルタ１６およびキャピラリ管１７が介在
される。

第２図は、油分離器３の構成を示す断面図である。この
油分離器３のケーシング１８には仕切り板１９が設けら
れ、管路２からの油を含むガス冷媒が通過する通路２０
が屈曲して形成される。仕切り板１９には衝突板２２が
取付けられており、この衝突板２２に、ガス冷媒が衝突
することによって、そのガス冷媒に含まれる油が衝突し
、その油がハウジング１８の下部に貯留部２３を形成し
て貯留される。こうして、油が分離されたガス冷媒は前
述のように管路４から四路切換弁５を経て凝縮器６に導
かれる。ハウジング１８の底である貯留部２３の下部に
は、排油孔２５が形成される。

この排油孔２５には、油戻し管１４が接続される。

電磁弁１５は、たとえばマイクロコンピュータなどによ
って実現される制御手段２６によって開閉制御される。

この制御手段２６は、電磁弁１５を、圧縮機１からのガ
ス冷媒が油分離器３および油戻し管１４を介してバイパ
スしない期間だけ開き、残余の期間では閉じたままとす
る。このような電磁弁１５が開かれる期間は、たとえば
（ａ）本件冷凍装置の起動時における予め定める時間、
たとえば３分間であり、（ｂ）本件冷凍装置の連続運転
が予め定める時間、たとえば２０分だけ継続したとき毎
に、予め定める時間、たとえば５分間であり、あるいは
（ｃ）逆サイクルによるデフロスト運転の開始時に、予
め定める時間、たとえば３分間である。前述の（ｃ）に
おける逆サイクルデフロスト運転と言うのは、四路切換
弁５を切換えて、管路４からのガス冷媒を管路１０を経
て蒸発器９に導いて凝縮を行い、凝縮器６では液冷媒を
蒸発させ、管路１１がらアキュムレータ１２および管路
１３を経て圧縮機１に冷媒を循環させる運転であり、こ
のような除霜運転の開始時がら予め定める時間、たとえ
ば上述のように３分間ては、凝縮器６に残存している液
冷媒がアキュムレータ１２から圧縮機１に戻り、したが
って圧縮機１から管路２に吐出されるガス冷媒中に含ま
れる油が増加する。上述の各期間（ａ）、（ｂ）、（Ｃ
）ではいずれも、油分離器３のハウジング１８における
貯留部２３には油が貯留し、このとき排油孔２５および
油戻し管１４は、その貯留した油によってふさがれ、そ
のためハウジング１８における通路２０のガス冷媒が油
戻し管１４を経て管路１３から圧縮機１にバイパスする
ことがなく、このような各期間中、電磁弁１５が開がれ
る。これによって、冷凍能力の低下を防ぐことができ、
また管路２がら吐出されるガス冷媒の温度の上昇が生じ
ることを防ぐことができ、本件冷凍装置の使用限界を拡
大することができ、安定した冷凍運転の継続が可能にな
る。

油戻し管１４は、アキュムレータ１２の出口に接続され
ている管路１３の一部を構成する上下に延びる立上がり
管１３１に接続されている。これによって油戻し管１４
を介して油を戻している途中で、冷凍運転が休止される
ときには、その油は、立上がり管１３１を介してアキュ
ムレータ１２に還流する。そのため再び運転を開始する
際に、圧縮機１にその油がガス冷媒に含まれる状態では
なく、単独の液体として入り込むことを防ぐことができ
、圧縮機１の損傷が生じることを防ぐことができる。

第２図に示される油分離器３では衝突板２２に、油を含
むガス冷媒が衝突してその油が滴下して貯留されるよう
に構成されているけれども、本発明の他の実施例として
、油分離器は、油を含むガス冷媒が金網などの衝突板に
衝突してその油が捕集されて滴下されるように構成され
ていてもよく、その他の構成であってもよい。

発明の効果以上のように本発明によれば、圧縮機がらのガス冷媒に
含まれる油を油分離器によって分離し、この油分離器は
、分離した油を貯留する貯留部を有し、この貯留部の下
部に排油孔が形成されており、この排油孔からの油は、
油戻し管の途中に介在されている電磁弁を経て圧縮機の
吸入ラインに戻され、この電磁弁は制御手段によって、
圧縮機からのガス冷媒が油分離器および油戻し管を介し
てバイパスしない期間だけ、電磁弁が開かれるように構
成されるので、冷凍能力の低下を防ぎ、また圧縮機から
の吐出ガス冷媒の温度上昇を防ぎ、本件冷凍装置の使用
限界の拡大を図り、安定した運転を継続して行うことが
できるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体の系統図、第２図は油
分離器３の構成を示す断面図である。１・・・圧縮機、３・・・油分離器、５・・四路切換弁
、６・・・凝縮器、８・・・膨張手段、９・・蒸発器、
１２・・アキュムレータ、１４・油戻し管、１５・・・
電磁弁、１８・・・ハウジング、１９・・・仕切り板、
２２・・・衝突板、２３・・・貯留部、２５・排油孔、
２６・・制御手代理人　　弁理士　西教　圭一部第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ガス冷媒を圧縮する圧縮機１と、この圧縮機１で
圧縮されたガス冷媒を凝縮させて液冷媒にする凝縮器６
と、この凝縮器６で凝縮した液冷媒を膨張させる膨張手
段８と、この膨張手段８で膨張した液冷媒を蒸発させて
ガス冷媒にする蒸発器９とを順次直列に接続して構成さ
れる冷媒回路を有し、前記圧縮機１から吐出されたガス
冷媒に含まれる油を分離する油分離器３を備え、この油
分離器３によつて分離された油を、油戻し管１４を介し
て圧縮機１に戻す冷凍装置において、前記油分離器３は、分離した油を貯留する貯留部２３を
有し、この貯留部２３の下部に排油孔２５が形成され、
この排油孔２５に前記油戻し管１４が接続され、さらに
、油戻し管１４の途中に介在される電磁弁１５と、電磁弁
１５を制御するための制御手段２６とを含み、制御手段２６は、前記冷媒回路の運転中に、油が貯留部
２３に貯留されている状態または油が油戻し管１４内に
ある状態の期間だけ、電磁弁１５を開くように制御する
ことを特徴とする冷凍装置。