JPH04146944A - オレフィン系熱可塑性エラストマーの難燃性組成物 - Google Patents

オレフィン系熱可塑性エラストマーの難燃性組成物

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JPH04146944A
JPH04146944A JP27049490A JP27049490A JPH04146944A JP H04146944 A JPH04146944 A JP H04146944A JP 27049490 A JP27049490 A JP 27049490A JP 27049490 A JP27049490 A JP 27049490A JP H04146944 A JPH04146944 A JP H04146944A
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flame
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ethylene
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JP27049490A
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English (en)
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Nobuya Tabata
田畑 暢哉
Shinichi Akitaya
秋田谷 真一
Toru Fukazawa
徹 深澤
Takehiko Enomoto
榎本 武彦
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はオレフィン系熱可塑性エラストマーの難燃性組
成物にする。詳しくはポリオレフィン系樹脂、特にポリ
プロピレン系樹脂を主成分とし、組成物の熱分解時にお
いて腐食性のガス又は有毒性のガスを殆ど発生しない組
成物であって、それから得られる成形品が高温高湿度条
件下で該成形品表面への難燃剤のブリードを殆ど生じな
いオレフィン系熱可塑性エラストマーの難燃性組成物に
関する。
[従来の技術] オレフィン系熱可塑性エラストマーは肉厚成形品を押出
成形法又は射出成形法に好適な複合材料であって、部分
的に架橋されたエラストマー部分を少な(とも含有する
通常のエラストマー(ゴム)を射出成形する場合に、エ
ラストマーに添加剤を配合して混練後、金型に充填し、
加硫する工程が必要であることから、特殊な成形機を要
する。その成形サイクルが長く、しかも工程も複雑であ
るという問題が伴っている。また、押出成形においても
、同様な問題が伴っている。
従って、加硫せずに成形可能であるという熱可塑性樹脂
的な性能と共に、エラストマー的な性能をも兼備した素
材であってエラストマーに代替し得る組成物が検討され
ている。この様な性能を備えた素材の中で、軟質塩化ビ
ニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、低密度ポリエチ
レン等の軟質プラスチックは成形性、柔軟性共に良好で
ある。
その反面では、耐熱性、機会的強度及び反発弾性等に劣
ることから、その用途が制限されている。
そこで近年、加硫ゴムと軟質プラスチックとの中間的性
能を備えたものとして、熱可塑性エラストマー群の中で
オレフィン系共重合体ゴムとオレフィン系プラスチック
からなる組成物が注目されている。例えば、特開昭49
−53938号公報に開示されている様に、エチレン・
プロピレンラバーにポリオレフィン系樹脂を溶融混練し
たもの、特開昭60−71652号公報に開示されてい
る様にオレフィン系共重合体ゴムとオレフィン系プラス
チックとのブレンドを2段階で行わせて耐衝撃性を改良
したもの等のポリプロピレンとエチレン−プロピレン系
共重合体ゴムとを中心に検討が行われている。
オレフィン系熱可塑性エラストマーの中でも、溶融混練
時にエラストマー部分を部分的に架橋させたオレフィン
系熱可塑性エラストマー耐熱性、ゴム弾性に優れ、最も
有望な材料として開発が進められている。部分的に架橋
されたオレフィン系熱可塑性エラストマーは通常、次の
様な手順で作成される。
バンバリー・ミキサー、ニーダ−等を用いてオレフィン
系エラストマー例えば、エチレン−プロピレン共重合体
エラストマー又はエチレン−プロピレン−非共役ジエン
共重合体エラストマーとポリプロピレンとを機械的に溶
融混練し、同時に架橋剤例えば、有機過酸化物等を添加
して部分的に架橋させる方法が一般的である。
この様な作成方法は例えば、特公昭53−34210号
公報に開示されている。これは混練時にエラストマー部
分を部分的に架橋させたもの等を開示している。
本来、オレフィン系熱可塑性エラストマーは燃焼容易な
成形材料である。処が、使用される用途の拡大に伴って
、ポリオレフィン系成形材料にも難燃材料としての性能
が要求され始め、しかも年々、その要求性能が厳しくな
って来ている。
例えば特開昭55−110139号公報、同60−15
5250号公報、特公昭60−35372号公報等に開
示されている様に何れもハロゲン系難燃性能を付与した
ものである。
処が、最近では従来の難燃化技術の主流であるハロゲン
化合物の配合又はハロゲン化合物と酸化アンチモンとの
組合せ配合においては、難燃性組成物の燃焼時又は成形
時に発生するハロゲン系ガスの毒性が問題視されている
そこで、燃焼時又は成形時の何れにおいてもこれらのハ
ロゲン系ガスを発生しないことが難燃性ポリオレフィン
系成形材料に対しても要求され始めている。この要求に
応える為に、種々のオレフィン系熱可塑性エラストマー
の難燃性組成物が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは組成物の加工時又は燃焼時に腐食性のガス
又は有毒性のガスを殆ど発生せず、成形加工性の低下を
実用上問題になる程には生じないオレフィン系熱可塑性
エラストマーの難燃性処方であって、梅雨時等の高温高
湿度条件下でも成形品表面への、難燃剤成分のブリード
を殆ど生じない成形品を形成し得るオレフィン系熱可塑
性エラストマーの難燃性組成物を得るべく鋭意研究を行
なった。
その結果、ポリ燐酸アンモニウムもしくはメラミン変性
ポリ燐酸アンモニウム(A)及び下記の群から選ばれる
(B)の1種以上・2個以上の窒素原子を環内に含有す
る五員以上の複素環からなる環状ケトンとホルムアルデ
ヒドとの反応生成物群2個以上の窒素原子を環内に含有
する五員以上の複素環からなる環状チオケトンとホルム
アルデヒドとの反応生成物群又は 下記の一般式[1] で表わされる構造を含有する1、
3.5−トリアジン誘導体群 [式中、Xはモルホリノ基もしくはピペリジノ基、Yは
ピペラジンから誘導される2価の基、nは1以上、好ま
しくは2〜50の正数である]を基材であるオレフィン
系熱可塑性エラストマーに配合した組成物が前述の問題
点を実質的に伴わないことを見出し、その知見に基づい
て更に検討を重ねた結果、本発明を完成した。
上記のオレフィン系熱可塑性エラストマーの難燃性組成
物は配合されている各成分の相乗作用により、熱分解に
よっても非引火性ガスの発生及び炭素質の残渣が生ずる
だけである。
以上の記述から明らかな様に、本発明の目的は上述の課
題を解決し、高度の難燃性を備えた成形品の素材となり
得るオレフィン系熱可塑性エラストマー、特にプロピレ
ン系熱可塑性エラストマーの難燃性組成物を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のオレフィン系熱可塑性エラストマー特にポリプ
ロピレン系樹脂熱可塑性エラストマーの難燃性組成物は
下記の構成を有する。
(1)オレフィン系熱可塑性エラストマー100重量部
に 対して、下記成分(A)及び(B)からなる各添加成分
を下記の量で配合したことを特徴とするオレフィン系熱
可塑性エラストマーの難燃性組成物:(A)ポリ燐酸ア
ンモニウム又はメラミン変性ポリ燐酸アンモニウム  
 3〜25重量%(B)下記の群から選ばれる1種以上
10重量%1.5〜10重量% 2個以上の窒素原子を環内に含有する五μ以上の複素環
からなる環状ケトンとホルムアルデヒドとの反応生成物
群、 2個以上の窒素原子を環内に含有する五員以上の複素環
からなる環状チオケトンとホルムアルデヒドとの反応生
成物群又は 下記の一般式[I]で表わされる構造を含有する1、3
.5−hリアジン誘導体群 [式中、Xはモルホリノ基もしくはピペリジノ基、Yは
ピペラジンから誘導される2価の基、nは2〜50の正
数である] 本発明組成物の基材となるオレフィン系熱可塑性エラス
トマーを構成するポリオレフィン系樹脂としては、次の
ものを例示できる: ・エチレンの単独重合体樹脂、エチレン主成分とプロピ
レン以上の副成分との共重合体樹脂;・プロピレンの結
晶性単独重合体樹脂、プロピレン主成分とエチレンもし
くは1−ブテン以上のl−オレフィンとの結晶性共重合
体樹脂;・1−ブテンの単独重合体樹脂、l−ブテン生
成分とエチレン、プロピレンもしくは1−ペンテン以上
の1−オレフィンとの共重合体樹脂;・4−メチル−1
−ペンテンの単独重合体樹脂;4−メチル−1−ペンテ
ンとエチレン、プロピレン、1−ブテンもしくは1−ヘ
プテン以上の1−’オレフィンとの共重合体樹脂; ・上記樹脂の2種類以上からなる樹脂ブレンド;・上記
樹脂の変性物。
中でも、好ましい樹脂はプロピレン以上の副成分との共
重合体樹脂である; ・プロピレンの結晶性単独重合体樹脂、プロピレン主成
分とエチレンもしくはl−ブテン以上の1−オレフィン
との結晶性共重合体樹脂。
本発明で好ましい樹脂であるポリプロピレン樹脂として
は、以下のものを例示できる:・結晶性プロピレン単独
重合体、 ・プロピレンを 主成分とし、下記の1−オレフィンの
1種以上を副成分とする結晶性ランダム共重合体もしく
は結晶性ブロック共重合体:エチレン、1−ブテン、1
−ペンテン、l−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン
、l−ヘプテン、1−オクテン及び1−デセン。
これら結晶性重合体の2以上の混合物も好適樹脂ブレン
ドとして、挙げることができる。型物の成形材料として
は、結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体が特
に望ましい。
本発明オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物のハー
ドセグメントとして好適な結晶性ポリプロピレン系樹脂
は上記の様な結晶性の単独重合体及びプロピレンを主成
分とする共重合体の何れでも良い。
中でも好ましいものはプロピレン−エチレン・ブロック
共重合体であって、そのエチレン成分の含有量15重量
%以上で、そのメルトフローレート[MFR(230℃
、2.16kgf1 ]通常0.5〜50g/10m1
n 、好ましくは1〜30g/10m1nのものである
ハードセグメントとして結晶性ポリプロピレンブロック
共重合体樹脂を用いると、ソフトセグメントの使用量を
減少させることができる。
本発明のオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物のソ
フトセグメントとして好適なオレフィン系エラストマー
は好ましくは、エチレン−プロピレン共重合体エラスト
マー及び/又はエチレン−プロピレン−非共役ジエン共
重合体エラストマーである。エチレン−プロピレン共重
合体エラストマーはプロピレン含有量20〜50重量%
で、そのムーニー粘度[MLl+4(100℃)]通常
10〜100のものである。エチレン−プロピレン−非
共役ジエン共重合体エラストマーは第三成分である非共
役ジエンを沃素価で表わして通常5〜30含有し、その
ムーニー粘度[ML1+4(100℃)1通常lO〜1
20のもので十分である。
非共役ジエンとしては、5−エチリデン−2−ノルボル
ネン、ジシクロペンタジェン又は1,4−へキサジエン
の群から選ばれる1種以上を用いることが好ましい。
有機ラジカル発生剤としては、有機過酸化物を用いるこ
とができる。その中でも、170℃における半減期1 
minを実現できる有機過酸化物例えばビス(t−ブチ
ルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメ
チル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
、ジクミルパーオキサイド等を好適に用いることができ
る。有機過酸化物の添加量(配合量)はポリマーブレン
ド100重量部対して、0.1〜3重量部、好ましくは
0.5〜2重量に選ぶ。添加量が0.05重量部以下で
は改善効果不足を来し、4重量部以上では、それを超え
る改善効果を期待し難くなる外、機械的強度の低下を往
々にして生ずる。
本発明のオレフィン系熱可塑性エラストマーを作成する
には、次に様に行うことができる・ハードセグメントと
して、ポリオレフィン系樹脂           2
0〜60重量部並びにソフトセグメントとして、エチレ
ン−1−オレフィン共重合体エラストマー及び/又はエ
チレン−1−才レフイン−非共役ジエン共重合体エラス
トマー         80〜40重量部(ハードセ
グメントの量とソフトセグメントの量との和が100重
量部になるように選ぶ)からなるポリマーブレンド10
0重量部に対して、有機ラジカル発生剤  0.]〜3
重量部及び伸展油        0〜100重量部を
添加した素材組成物を適当な溶融混練手段例えば、バン
バリー・ミキサー又は二軸押出機等に装入し、動的に部
分架橋を行なわせる。
必要あれば所定量の上述の各種添加剤を添加した混合物
を適切な撹拌混合装置、例えばヘンシェルミキサー(商
品名)、スーパーミキサー又はタンブラ−ミキサー等に
装入する。次いで、1〜10分間撹拌混合した後、得ら
れた混合物をロール混練機又はスクリュー押出機等を用
いて溶融混練温度170〜220℃で溶融混練し、ベレ
ット化することによって目的の難燃性組成物得ることが
できる。
上記の溶融混練処理はハードセグメントとソフトセグメ
ントとの配合物(ポリマーブレンド)を溶融混練後に、
ラジカル開始剤を添加して再度溶融混練する方式、ソフ
トセグメントにハードセグメントの一部分を添加して溶
融混線後に、ハードセグメントの残部を添加して、更に
溶融混練する方式等によって行なうこともできる。これ
らの方式は得られる部分架橋物の機械的強度及びゴム的
性質の面で好結果を冒す。
好適なハードセグメントとして用いるポリプロピレン系
樹脂はペレット状で用いることもできる。しかし、バラ
グー状で用いる方が分散性の点で好ましい。
通常、得られた部分架橋物を溶融状態で細片に裁断(カ
ッティング)して後の工程に用いる。
本発明者等は得られるオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーは機械的強度、ゴム弾性及び加工流動性の何れをも温
存していることを利用して、これに難燃性イ」与剤であ
る添加剤(A)及び添加剤(B)を添加することによっ
て、所期の成形材料を作成できることを見出した。
本発明で用いるポリ燐酸アンモニラj8又はメラミン変
性ポリ燐酸アンモニウム(A)として好ましいものは一
般式(N11.PO2)n(n≧5(1)で表わされる
ものである。通常の市販品がこの範囲のものであれば、
そのまま用いることができる。
好ましいポリ燐酸アンモニウムの市販品の例としては、
以下に示すものを挙げることができる商品名:スミセー
フP(住方化学株製)及び商品名: Exolit 4
22 (ヘキスト社製)並びにメラミン変性ポリ燐酸ア
ンモニウムとしては、商品名:スミセーフPM(住方化
学株製)及び商品名: Exolit 462 (ヘキ
スl〜社製)を挙げることができる。
該ポリ燐酸アンモニウム又はメラミン変性ポリ燐酸アン
モニウム(A)の配合割合は組成物基準(含有量)で通
常、12〜25重量%、好ましくは14〜21重量%で
ある。該配合割合が10重量%以下では高度の難燃性を
発揮する組成物が得られず、また28重量%以上配合し
てもそれを超える難燃性の向上が殆ど期待できない。
本発明で用いる成分(B)(以下、「窒素含有複素環状
有機化合物」と略称することがある)とは、以下のもの
をいう。
・2個以上の窒素原子を環内に含有する五員以上の複素
環からなる環状ケトンとホルムアルデヒドとの反応生成
物群、 ・2個以上の窒素原子を環内に含有する五員以上の複素
環からなる環状チオケトンとホルムアルデヒドとの反応
生成物群又は ・下記の一般式[1]で表わされる構造を含有する1、
3.5−トリアジン誘導体群 [式中、Xはモルホリノ基もしくはピペリジノ基、Yは
ピペラジンから誘導される2価の基、nは1以上、好ま
しくは2〜50の正数である]。
これらはポリ燐酸アンモニウム又はメラミン変性ポリ燐
酸アンモニウム(A)と共にオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー中に存在する場合に1発火又は炎の接触等によ
る熱分解によっても、非引火性ガス(水、二酸化炭素、
アンモニア、窒素等)を発生すると共に炭素質残渣のみ
を生じ得る有機化合物の1種又は2種以上の混合物又は
反応生成物である。
これらの化合物の例としては、エチレン尿素、エチレン
チオ尿素、ヒダントイン、ヘキサヒドロピリミジン−2
−オン、ピペラジン−3,6−ジオン、バルビッル酸並
びにこれらとアルデヒドとの反応生成物、2−ビペラジ
ニレンー4−モルホリノ−1,3゜5−トリアジンのオ
リゴマーもしくはポリマー又は2−ピベラジニレンー4
−ピペリジノ−1,3,5−トリアジンのオリゴマーも
しくはポリマー等が挙げられる。
これらの中で、高度の難燃性を付与する点から好ましい
ものは次の通りである。
・エチレン尿素とホルムアルデヒドとの反応生成物、 ・エチレンチオ尿素とホルムアルデヒドとの反応生成物
又は・下言己一般式[I]で表される構造を有する1、
3.5−トリアジン誘導体である2−ピベラジニレンー
4−モルホリノ−1,3,5−トリアジンのオリゴマー
もしくはポリマー並びに・2− ピベラジニレンー4−
ピペリジノ−1,3,5−トリアジンのオリゴマーもし
くはポリマー[式中、Xはモルホリノ基もしくはピペリ
ジノ基Yはピペラジンから誘導される2価の基、nは1
以上、好ましくは2〜50の正数である]該窒素含有複
素環状有機化合物(B)の配合割合は組成物基準で5〜
10重量%である。該配合割合が3重量%以下では高度
の難燃性を発揮する組成物が得られず、また13重量%
以上を配合してもそれを超える難燃性の向上を期待し難
い。
また、該窒素含有複素環状有機化合物(B)の1種であ
る上述のエチレン尿素とホルムアルデヒドとの反応生成
物又はエチレンチオ尿素とホルムアルデヒドとの反応生
成物、又は2−ビベラジニレンー4−モルホリノ−1,
3,5−トリアジンのオリゴマーもしくはポリマー並び
に2−ビベラジニレンー4−ピペリジノ−1,3,5−
トリアジンのオリゴマーもしくはポリマーはそれぞれ、
例えば以下の方法によって得ることができる。
エチレンチオ尿素とホルムアルデヒドとの反応生成物を
得るには、エチレンチオ尿素の50gを1の量の水に溶
解し、希酸(例えば硫酸又は燐酸)を混合することによ
って溶液中のpHを2に調整する。該反応液を90℃に
加熱し、濃度37重量%のホルムアルデヒドの水性溶液
をエチレンチオ尿素溶液に対して、rcH20/エチレ
ンチオ尿素」のモル比が2に等しくなるまで滴下し、9
0℃に保ちながら強力に攪拌する。非常に細かい粉末の
形で得られた沈殿物をろ過し、水で洗浄して、次に乾燥
することによって目的物を得ることができる。また、エ
チレン尿素とホルムアルデヒドどの反応生成物を得る場
合にも、上記と同様の方法を適用することができる。
2−ビペラジニレンー4〜モルホリノ−1,3,5−ト
リアジンのオリゴマーもしくはポリマーを得るには、次
の様に操作する: 等モルの2,6−シハロー4−モルホリノ−1,3,5
−トリアジン(例えば2.6−ジクロロ−4−モルホリ
ノ−1,3,5−トリアジンもしくは2.6−ジプロモ
ー4−モルホリノ−1,3,5−トリアジン)とピペラ
ジンとを有機塩基もしくは無機塩基(例えばトリエチル
アミン、トリブチルアミン、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム又は炭酸ナトリウム等)の共存下に、キシレン
等の不活性溶媒中で加熱下、好ましくは該不活性溶媒の
沸点以下で反応させる。反応終了後、該反応混合物をろ
過して固形物を分離し、該固形物を沸騰水で洗浄して副
生物の塩を該沸騰水に溶解して除去したのち、残存する
固形物を乾燥する。
別法として、次の方法もある。
2−ビベラジニレンー4−ピペリジノ−1,3,5−ト
リアジンのオリゴマーもしくはポリマーは、等モルの2
.6−シハロー4−ピペリジノ−1,3,5−トリアジ
ン(例えば2.6−ジクロロ−4−ピペリジノ−1,3
,5トリアジンもしくは2.6−ジプロモー4−ピペリ
ジノ−1,35−トリアジン)ととペラジンとを有機塩
基もしくは無機塩基(例えばトリエチルアミン、トリブ
チルアミン、水酸化すl−リウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム等)の存在下にトリイソプロピルベンゼン
のような不活性溶媒をもちいて加熱下、好ましくは該不
活性溶媒の沸点下で反応させる。
反応終了後に、該反応混合物をろ過して固形物を分離し
、次に該固形物を沸騰水で洗浄して副生物の塩を該沸騰
水に溶解して除去した後、残存する固形物を乾燥する。
得られた1、3.5−トリアジン誘導体のの性状は以下
の通りである: ・溶解性、水及び通常の有機溶剤に不溶:・融点 ・な
しく分解点310℃付近);・真密度: 0.3g/c
c ; ・名称 :2−ピペラジニレンー4−モルホリ35−ト
リアジンのポリマー; ・構造式二下記の通り ノー1゜ 本発明の組成物に含有され得る伸展油(展開油)はパラ
フィン系、ナフテン系又は芳香族系の何れでも良い。こ
れらの中でも、パラフィン系プロセスオイルが最適であ
る。パラフィン系伸展油は色相及び臭い等の点で好まし
い。
伸展油の添加量はポリマーブレンド100重量部に対し
て0〜100重量部、好ましくは0〜50重量部である
。柔軟性を重視する用途においてはICI(1重量部を
超えて配合しても差支え無い。しかし、110重量部以
上を配合すると、強度を却って低下させる外に難燃性低
下を来す。
本発明の組成物にあっては、ポリオレフィン樹脂に通常
添加される各種の添加剤例えば酸化防止剤、帯電防止剤
、銅害防止剤、滑剤、中和剤(ステアリン酸金属塩、ハ
イドロクルサイトもしくはマナセアイト等)又は顔料等
を併用することができる。
また本発明者らが以前に出願済みの特願平1−1919
60号明細書に記載した様に、高温高湿度条件下におけ
るポリ燐酸アンモニウム類のブリードを抑制する効果を
示すシランカップリング剤又はオレフィン系合成ゴムの
添加、更に難燃性を高める為に本発明者らが以前に出願
した特願昭63−19298号明細書に記載のポリエチ
レン樹脂を添加してもよい。
本発明の難燃性ポリオレフィン樹脂組成物は例えば、次
のような手順によって作成することができる。
く好適な実施態様〉 以下に、実施例及び比較例を用いて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。実
施例及び比較例において行なった評価は次の方法によっ
た。
1)難燃性 ULサブジェクト94(アンダーライター
・ラボラトリーズインコーボレテッド)の[機器の部品
用プラスチック材料の燃焼試験」に規定された垂直燃焼
試験に準拠。試験片の肉厚1.6mm。
2)高温高温度条件下でのブリード性の評価試験片(長
さ95mmX幅95mmx厚さ2mm )を射出成形機
で成形し、該試験片の表面電気抵抗値を振動音量型微少
電流電位計(タケダ理研製)を用いて測定した。
更に該試験片を沸騰水に4時間浸漬後に取出し、該試験
片に付着した水滴をワイパー紙[商品名:キムワイプ(
十條キンバリー株製)]で拭き取り、即座に試験片の表
面電気抵抗値を測定した。該試験片の表面電気抵抗値が
沸騰水浸漬後に大幅に低下したものは高温高湿度条件下
での耐ブリード性不良(悪)と評価した。
3 ) MFR(JIS K721(1)に準拠温度:
230℃ 荷重: 10kgf 単位: g/l0m1n ++ 4)100%永久伸び(%) 試験機:商品名「テンシロ207M−1型」試験片: 
JIS K71131号試験片チャック間: 115m
m 標線間: 50mm 引張速度: 200mm/min e 標線間が100mmに達した時点で10m1n間保持後
、チャックを開放し、10m1n間静置後に標線間の長
さを測定して永久伸びを算出した。
5)引張破断点応力及び伸び 試験機:商品名「ストログラフWI型」試験片: JI
S K7113 I号試験片チャック間: 115mm 標線間: 50mm 引張速度: 50mm/min 単位:応力 kgf/cm2 6)100%伸び応力 100%永久伸び測定時に100%伸張時の応力から算
出した。
単位: kgf/cm” 7)曲げ弾性率 試験機:商品名「テンシロンSTM−T−100型」J
IS K7203に準拠 単位コkgf/cm” 8)酸素指数(0,1,) 所定の試験条件下において、材料が燃焼を持続する為に
必要な酸素と窒素との混合気体の容量%で表される最低
酸素濃度の数値であり、この値が大きな程、難燃性に優
れていることになる。
9)全毒性係数(1,T、) Σ〔Cn/Cflで求められる。
Cf :人間が当該ガスに30m1n間曝露された際の
致死濃度、 Cn :成分ガス濃度である。
得られたベレットのMFRを測定後、続いて射出成形機
「商品名:lS−100(東芝機械社製)」を用いて物
性評価用の試験片を射出成形した(射出温度200℃;
金型温度50°C)。
また、商品名「ラボブラストミル」で作成した試料を熱
プレスして試験片を作成した。
得られた試験片を用いて前記1)〜9)の測定及び評価
を実施した。
実施例1 ハードセグメントとして、結晶性プロピレン−エチレン
ブロック共重合体[エチレン成分含有量7.5重量%、
MFR(温度230℃、荷重2.16k[f)0.60
g/10m1n ] 22.5kgびソフトセグメント
として、エチレン−プロピレン共重合体エラストマー[
エチレン成分含有N74重量%、ムーニー粘度[ML+
−4(100℃)188.エチリデンノルボルネン含有
量(沃素価で15) 12.5kgに対して、有機ラジ
カル発生剤として2,5−ジ(七−ブチルパーオキシ)
へキサン50g、加工安定剤としてフェノール系安定剤
[商品名: Irganoxlolo(チバ・ガイギー
社製)15g、他種のフェノール系安定剤(BHT) 
5g及びステアリン酸カルシウム5gを添加し、ヘンシ
ェル・ミキサーで10m1n間攪拌混合した。得られた
混合物を二軸押出機[L/D =30;商品名: PC
M−45(池貝鉄工社製)]に装入して180℃におい
て、溶融混練及び押出し、造粒磯[商品名:ミストカッ
ター円(R100(池貝鉄工社製)]を用いてペレット
化した。
ポリ燐酸アンモニウム[商品2二E×○1it422(
ヘキスト社製) ] Ikg及び窒素含有複素環状有機
化合物として、2−ピベジニレンー4〜モルホリノ1.
3.5− )−リアジンのポリマー(n=11、分子量
約277(1) 0.5kgを添加してタンブラ−・ミ
キサーで混合後に、スクリュー押出機で押出して、最終
的な部分架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー含有難
燃性組成物を得た。
得られたベレットのMFRを測定後、射出成形機[商品
名: l5−1.00 (東芝機械社製)]を用いて物
性評価用の試験片を射出成形した(シリンダー温度20
0℃;金型温度50℃)。
作成された試験片を用いて前記の評価を実施した。
実施例2 押出機[L/D =30;商品名: PCM−45(池
貝鉄工社製)の2個の原料供給口の上流側から見て、供
給口lから第1表記載のソフトセグメント2.5kgを
、供給口2からハードセグメント0.5kg及び有機ラ
ジカル発生剤[2,5−ジメチル−2,5−ビス(1−
ブチルパーオキシ)ヘキサン]50gを供給して溶融混
練及び押出してペレット化した。得られたベレットにポ
リ燐酸アンモニウム(A) Ikg及び窒素含有複素環
状化合物[2−ピベラジニレンー4−モルホリノ−1,
3,5−トリアジン(n= 11) ] (B) 0.
5kgを加えてタンブラ−・ミキサーで10m1n間混
合し、二軸押出機で押出して最終的な部分架橋オレフィ
ン系熱可塑性エラストマー組成物を得た。
実施例3 押出機[L/D =44;商品名:PCM−45(池貝
鉄工社製)コの原料供給口1から第1表に記載のソフト
セグメント及びハードセグメントを、供給口からハード
セグメント、有機ラジカル発生剤、添加剤(A)及び添
加剤(B)を供給し、溶融混練(温度200°C)の後
に押出して、最終的な部分架橋オレフィン系熱可塑性エ
ラストマー組成物を得た。
実施例4 混合手段として、商品名「ラボブラストミル30C15
0ミギサーB75J(東洋精社機製)を用い、第1表に
記載のソフトセグメント60部、ハードセグメント30
部を投入し、混練した(温度200℃3m1n)。引続
きハードセグメント10部、有機ラジカル発生剤[2,
5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)
ヘキサ211.0部、ポリ燐酸アンモニウム20部及び
窒素含有複素環状化合物[2−ピベラジニレンー4−モ
ルホリノ−1,3,5−トリアジン(n11) ] 1
0部を投入し、更に5 min間混練した後、熱プレス
で成形した。
実施例5 混合手段として、商品名[ラボブラストミル30C15
0ミキサーB75j(東洋精社機製)を用いて第1表に
記載のソフトセグメント60部、ハードセグメント40
部を投入し、混練した(温度200°C13m1n)。
引続き有機ラジカル発生剤[2,5−ジメチル−2,5
−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン]1.0部、
ポリ燐酸アンモニウム(A)20部及び窒素含有複素環
状化合物[2−ピベラジニレンー4〜モルホリノ−1,
3,5−トリアジン(n= 11) ] (B) 10
部を投入し、更に5 min間混練した後に、熱プレス
で成形した。
実施例6 混合手段として、商品名「ラボブラストミル30C15
0ミキサーB75J(東洋精社i製)を用い第2表に記
載のソフトセグメント60部、ハードセグメント40部
を投入し、混練した(温度200℃・3m1n )。引
続き有機ラジカル発生剤[2,5−ジメチル−2,5−
ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン]1.0部、ポ
リ燐酸アンモニウムCAll0部及び窒素含有複素環状
化合物[2−ビペラジニレンー4−モルホリノ−1,3
,5−トリアジン(n =11.) ] (B)5部な
投人し、更に5m1n間混練した後、熱プレスで成形し
た。
実施例7 混合手段として、商品名「ラボブラストミル30C15
0ミキサーB75J(東洋精社機製)を用い、第2表に
記載のソフトセグメント60部、ハードセグメント40
部を投入し、混練した(温度200℃;3m1n )。
引続き有機ラジカル発生剤〔2,5−ジメチル−2,5
−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン]1.0部、
ポリ燐酸アンモニウム(A)7部及び窒素含有複素環状
化合物[2−ピペラジエレン−4−モルホリノ−1,3
,5−トリアジン(n=11) ] (B)3.5部を
投入し、更に5m1n間混練した後、熱プレスで成形し
た。
実施例8 混合手段として、商品名「ラボブラストミル30(:1
50ミキサーB75J(東洋精社機製)を用い第2表に
記載のソフトセグメント60部、ハードセグメント40
部及び伸展油[商品名:出光ダイアナプロセスオイルP
S−430(出光興産社製) 3 (F) 10部を投
入し、混練した(温度200℃;3m1n )。引続き
有機ラジカル発生剤[2,5−ジメチル−2,5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン11.0部、ポリ燐
酸アンモニウム(A)20部及び窒素含有複素環状化合
物[2−ビペラジニレンー4−モルホリノ−1,3゜5
−トリアジン(n= 11) ] (B) 10部を投
入し、更に5m1n間混練した後、熱プレスで成形した
比較例1 実施例3の成分の中で、ポリ燐酸アンモニウムに代えて
デカブロモジフェニルエーテル20部及び三酸化アンチ
モン8部を配合した以外には、実施例3に準拠して試料
片を作成した。
実施例3の燃焼ガス及び比較例1の燃焼ガスとの分析結
果を第3表に示す。
この実験においては、試料1gを空気流速12012 
/minの条件下に800℃で20m1n間燃焼させた
この表によれば、本発明の難燃性組成物はハロゲン化水
素を発生させず、全毒性指数(IT)の値もハロゲン系
難燃剤を配合した組成物の場合に比して、格段に低い。
また、 本発明の難燃性組成物は酸素指数の値からも、 難燃性能に優れたものであることが判る。
[発明の効果] 本発明の難燃処方によれば、特に電気物品用に有用なオ
レフィン系熱可塑性エラストマーの難燃性組成物を提供
することができる。特に、ポリプロピレン系樹脂をハー
ドセグメントとし、エチレン−プロピレン系エラストマ
ーをソフトセグメントとする基材からなる難燃性組成物
は高温高湿下においても、成形品の表面抵抗値が1/1
000程度にしか減少しないばかりでなく、むしろ該抵
抗値の増大を示す場合も存在する。
出願人 チ ッ ソ 株 式 会 社 代理人 弁理士  山 下  穣 平 外1名

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オレフィン系熱可塑性エラストマー100重量部
    に対して、下記成分(A)及び(B)からなる各添加成
    分を下記の量で配合したことを特徴とするオレフィン系
    熱可塑性エラストマーの難燃性組成物: (A)ポリ燐酸アンモニウム又はメラミン変性ポリ燐酸
    アンモニウム3〜25重量% (B)下記の群から選ばれる1種以上1.5〜10重量
    % 2個以上の窒素原子を環内に含有する五員以上の複素環
    からなる環状ケトンとホルムアルデヒドとの反応生成物
    群、 2個以上の窒素原子を環内に含有する五員以上の複素環
    からなる環状チオケトンとホルムアルデヒドとの反応生
    成物群又は 下記の一般式[ I ]で表わされる構造を含有る1,3
    ,5−トリアジン誘導体群 %式[ I ] [式中、Xはモルホリノ基もしくはピペリジノ基Yはピ
    ペラジンから誘導される2価の基、nは〜50の正数で
    ある]。
  2. (2)2個以上の窒素原子を環内に含有する五員以上の
    複素環からなる環状ケトンがエチレン 尿素であるか、 2個以上の窒素原子を環内に含有する五員以上の複素環
    からなる環状チオケトンがエチレンチオ尿素であるか、 下記の一般式[ I ]で表わされる構造を含有する1,
    3,5−トリアジン誘導体がピペリジノ基もしくはモル
    ホリノ基の何れかと結合する と共に、2個以上の1,3,5−トリアジン環が2価の
    ピペラジン基によって相互に結合さ れた構造のものであることを特徴とする請求項1に記載
    の難燃性組成物。
  3. (3)伸展油がパラフィン系プロセスオイルであること
    を特徴とする請求項1に記載の難燃性組成
  4. (4)オレフィン系熱可塑性エラストマーがハードセグ
    メントとして、ポリプロピレン系樹脂成分20〜60重
    量部並び にソフトセグメントとして、エチレン・プロピレン共重
    合体エラストマー部分及び/又はエチレン・プロピレン
    ・ジエン共重合体エラストマー部分80〜40重量部 (ハードセグメントの量及びソフトセグメントとの量の
    和が100重量部になる様に選ぶ)を含有するものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の難燃性組成物。
  5. (5)ポリプロピレン系樹脂が結晶性プロピレン単独重
    合体、プロピレンを主成分とするプロピレンとエチレン
    、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチ
    ル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−
    デセン の中から選ばれた1以上との結晶性共重合体もしくはこ
    れらの2以上の混合物である請求項1に記載の難燃性組
    成物。
  6. (6)請求項1に記載の難燃性組成物からなることを特
    徴とする電気装置、電気器具又は電気物品。
  7. (7)請求項1に記載の難燃性組成物からなることを特
    徴とする電気装置用基板、ハウジング、ケーシング又は
    電気絶縁部材。
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