JPH04146529A - 光ヘッド移動支持機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、光ディスクに情報を記録／再生もしくは消去
する光学式記録再生装置に関するものである。

［従来の技術］ 近年、情報の記録再生装置は大容量化が進み、高密度記
録媒体として光ディスクメモリーが注目されている。

光ディスクの情報の記録もしくは再生は、光ヘッドを光
ディスクの半径方向に移動して行なわれるが、大容量の
情報を高速に処理する為に、光ヘッドの駆動機構には高
速アクセスが求められ、−船釣にはボイスコイル型リニ
アモータが使用されている。

以下、図面を参照しながら、上述した従来の光ディスク
装置の一例について説明する。

第５図及び第６図は従来の光ディスク装置の構成を示す
斜視図及び断面図である。

第５図及び第６図において、１は光ディスクであり、２
は光ディスク１に光スポットを形成させる対物レンズア
クチュエータ、３は対物レンズアクチュエータ２が固定
されているキャリッジで、図示されない光源となる半導
体レーザ、信号検出を行なうセンサー、光学部品等が配
置されている。そして、対物レンズアクチュエータ２と
キャリッジ３とから光ヘッド６が構成される。

４は案内軸７に接触し、キャリッジ３を支持すると共に
キャリッジ３を光ディスク２の半径方向に動作させるボ
ールベアリング、５は駆動コイル、８は駆動コイル５の
内側を貫通して配置される内ヨーク、９は内ヨーク８と
対向する面にマグネット１１が固着された外ヨーク、Ｉ
Ｏは内ヨーク８と外ヨーク９との間に駆動コイル５の作
動スペースを確保する中継ヨーク、１１は駆動コイル５
に電磁力を発生させる為のマグネットである。

以上のように構成された光ディスク装置について、以下
その動作について説明する。

まず、駆動コイル５に電流を流すことにより、内ヨーク
８とマグネット１１間に生じている磁界との作用により
、駆動コイル５には電磁駆動力が発生する。この電磁駆
動力により案内軸７にボールベアリング４を介して取付
けられているキャリッジ３とキャリッジ３に固定された
対物レンズアクチュエータ２、すなわち光ヘッド６は案
内軸７に平行に移動され、回転駆動されていない光ディ
スクｌに光学的情報を記録／再生もしくは消去する。

［発明が解決しようとしている課題］ しかしながら、上記従来例では、装置の小型化を計る為
にボールベアリングと駆動コイルとを同一空間内に配置
しようとすると駆動コイルとボールベアリングあるいは
案内軸とが干渉することになり、かえって、駆動コイル
の大型化を招いた。

また、ボールベアリングを小型化することにより装置の
薄型化を計ることも考えれるが、自ずと限界があり、一
定量上の薄型化は不可能なものであった。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、駆動コ
イルを大型化することな（、光ヘッドの移動支持機構を
駆動コイルと同一空間内に配置すると共に、小型化に制
限のあるボールベアリングを使用しない様にした光ディ
スク装置の光ヘッド移動支持機構を提供することを目的
とし、その目的は、情報記録媒体に光ヘッドを用いて情
報の記録及び又は再生を行う光ディスク装置における光
ヘッド移動支持機構において、情報の記録及び又は再生
を行う光ヘッドと前記光ヘッドを前記記録媒体の半径方
向に移動させるために、前記光ヘッドに設けられた磁気
コイルと協力して駆動力を発生する前記半径方向に添っ
て設けられたヨークと磁石と前記ヨークの前記半径方向
の添う面が前記光ヘッドの前記ヨークと添う面のいずれ
が一方に設けられたＶ溝と前記光ヘッドのＶ溝に対抗す
るヨークの側面か前記ヨークのＶ溝に対抗する前記光ヘ
ッドの側面のいずれか一方に設けられた二本のガイド部
材と前記■溝と二本のガイド部材との間に配置され、前
記ガイド部材の長さの範囲内で転動可能な複数の剛球と
からなることによって達成している。

［実施例］ 以下、本発明の第１の実施例の光ディスク装置について
、図面を参照しながら説明する。

第１図は、本発明の第１実施例における光ディスク装置
の構成を示す一部切欠き斜視図であり、第２図は第１図
の断面図を示したものである。

第１図、第２図において、２１は光ディスク、２２は光
ディスク２１に光スポットを形成させる対物レンズアク
チュエータ、２３は対物レンズアクチュエータ２２が固
定されているキャリッジで、図示されない光源となる半
導体レーザ、信号検出を行うセンサー、光学部品等が配
置されている。（尚、分離型光ヘッドの場合は、半導体
レーザ、センサーは含まれない。）そして、対物レンズ
アクチュエータ２２とキャリッジ２３とから光ヘッド２
６が構成される。

２４はキャリッジ２３の移動方向に沿う両側面に固着さ
れた内ガイドレールで各面に２本、計４本配置されてい
る。尚、内ガイドレールは、位置決めしやすい様にキャ
リッジ２３の移動方向に沿う両側面に設けられたコの字
状の凹部の各コーナーに固着されている。２５は内ガイ
ドレール２４と同一面に固着された駆動コイルでキャリ
ッジ２３に設けられた凹部に配置され、内ガイドレール
２４がその上を貫通している。２６は光ヘッド、２８は
内ガイドレール２４と対向する面にＶ溝が形成された内
ヨークで駆動コイル２５を貫通して配置されている。２
９は内ヨーク２８と対向する面にマグネット３１が固着
された外ヨーク、３０は内ヨーク２８と外ヨーク２９と
の間に駆動コイル２５の作動スペースを確保する中継ヨ
ーク、３１は駆動コイル２５に電磁力を発生させる為の
マグネット、３３は内ガイドレール２４と内ヨーク２８
のＶ溝部との間に複数個配置された転動部材であり、ヨ
ークからの磁力の影響を受けないために非磁性材である
ことが好ましく、この場合はスチールボールを用いてい
る。このスチールボールは内ガイドレール２４および内
ヨーク２８のＶ溝部上を転動することにより、キャリッ
ジ２３を非常に小さな力で作動可能に支持している。３
４はスチールボール３３が内ガイドレール２４より外れ
て脱落することを防止するストッパー、３５は複数のス
チールボールの間隔を一定以上に保つ保持部材でスチー
ルボール３３によるキャリッジ２３の支持を安定化する
機能をもつ。

以上のように構成された光ディスク装置について、以下
第１図、第２図を用いてその動作を説明する。

まず、駆動コイル２５に電流を流すことにより、内ヨー
ク２８とマグネット３１間に生じている磁界との作用に
より、駆動コイル２５には電磁駆動力が発生する。この
電磁駆動力により、キャリッジ２３は光ディスクｌの半
径方向に移動しようとする。この為、スチールボール３
３は内ガイドレール２４及び内ヨーク２８のＶ溝部上を
相対的に転動し、キャリッジ２３は内ヨーク２８に対し
移動することになり、回転している光ディスク２１に情
報を記録／又は再生もしくは消去する。この作動はスチ
ールボール３３の相対的転動により行なわれるので、摺
動等に比べ、摩擦抵抗がひじょうに低くすることができ
るので、作動力は小さ（て済む。

以上のように本実施例によれば、キャリッジ２３に固着
された駆動コイル２５の内側にその移動支持機構を構成
する内ガイドレール２４及びスチールボール３３を配置
することができ、かつ、移動支持機構の一部を内ヨーク
２８に一体に形成しているので部品点数も少な（て済む
。また、スチールボール３３を使用することにより、駆
動コイル２５の大型化を招くこともない。

又、上記第１実施例では、内ヨークにｖＩｌｌを設け、
キャリッジ側にガイドレールを配置した構成としたが、
内ヨークにガイドレールを配置しキャリッジ側にＶ溝を
設けて、上述の移動支持機構を構成しても良い。

［他の実施例］ 次に、本発明の第２の実施例の光ディスク装置について
、図面を参照しながら説明する。

第３図は本発明の第２の実施例における光ディスク装置
の構成を示す一部切欠き斜視図であり、第４図は第３図
の断面図を示したものである。

第３図、第４図において、第１の実施例として同一の機
能部材については同一番号を付し説明を省略する。

両図において、３６は内ガイドレール２４と対向する面
に溝が形成された内ヨークで駆動コイル２５を貫通して
配置されており、３７は内ガイドレール２４と対向する
面の内ヨーク３６の溝部に固着された断面Ｖ形状のガイ
ドブレートで、本実施例ではスチールボール３３は内ガ
イドレール２４とガイドプレート３７との間に配置され
ている。

本実施例においては、スチールボール３３の転動面とし
て高精度が要求され、加工が難しいＶ溝を内ヨーク３６
に形成する必要がな（形状も、ガイドブレート３７が取
り付けられる形状ならば何でもよく、また、板金は加工
性も良く精度が出る。また、ヨーク材料は一般的に電磁
軟鉄等、軟らかい材料が用いられる為、スチールボール
３３の転動による耐久性が心配されるが、本実施例によ
ればガイドプレート３７を耐久性のあるステンレス等の
材料にし、耐久性を向上させることもできる。

［発明の効果］ 以上、説明したように、本発明によれば光ヘッドのディ
スク半径方向への移動の支持を、光ヘッド若しくは内ヨ
ークに固定される各２本の内ガイドレールとそれに対向
する内ヨーク若しくは光ヘッドに形成されたＶ形状ガイ
ド部と、両者間に配置される鋼球により行なうことによ
り、これらの支持機構を駆動コイルの内側に収納するこ
とを可能にし、装置の小型化、薄型化を計ることができ
る。

また、光ヘッドの移動がガイドレール間の複数の鋼球の
相対的転動により行なわれるので作動力が小さ（て済み
、駆動コイルに通電する電流を下げることによる省電力
化も可能である。さらに、ガイドシャフト、鋼球、内ヨ
ークあるいはガイドブレートの構成はボールベアリング
に比べ、価格を安くできるので、コストダウンを計るこ
ともできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例である光ディスク装置の
一部切欠き斜視図、 第２図は第１図の断面図、 第３図は本発明の第２の実施例である光ディスク装置の
一部切欠き斜視図、 第４図は第３図の断面図、 第５図は従来の光ディスク装置の一部切欠き斜視図、 第６図は第５図の断面図、である。 ２１は光ディスク、２２は対物レンズアクチュエータ、
２３はキャリッジ、２４は内ガイドレール、２５は駆動
コイル、２６は光ヘッド、２８は内ヨーク、２９は外ヨ
ーク、３０は中継ヨーク、３１はマグネ・ソト、３３は
スチールポール、３４はスト・ソノく−、３５は保持部
材、３６は内ヨーク、３７はガイドブレートである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、情報記録媒体に光ヘッドを用いて情報の記録及び又
   は再生を行う光ディスク装置における光ヘッド移動支持
   機構において、 情報の記録及び又は再生を行う光ヘッド、 前記光ヘッドを前記記録媒体の半径方向に移動させるた
   めに、前記光ヘッドに設けられた磁気コイルと協力して
   駆動力を発生する前記半径方向に添って設けられたヨー
   クと磁石、前記ヨークの前記半径方向の添う面か前記光
   ヘッドの前記ヨークと添う面のいずれか一方に設けられ
   たＶ溝、前記光ヘッドのＶ溝に対抗するヨークの側面か
   前記ヨークのＶ溝に対抗する前記光ヘッドの側面のいず
   れか一方に設けられた二本のガイド部材、 前記Ｖ溝と二本のガイド部材との間に配置され、前記ガ
   イド部材の長さの範囲内で転動可能な複数の剛球とから
   なることを特徴とする光ヘッド移動支持機構。