JPH04141830A - 光学ヘッド及びディスク駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、光ディスク（光磁気ディスクを含む）に対し
て記録・再生を行うための光学ヘッド及び光ディスク駆
動装置に関する。

（従来の技術） 特開平２−１６５４２５号公報のマルチ光ヘツド制御方
式に示されるように、光ディスクに対する記録・再生時
のアクセス速度を上げるために、複数の光ヘッドを装備
した装置が提案されている。

第８図（ａ）、　（ｂ）は複数の光学ヘッドを有する従
来の光ディスク駆動装置の一例における動作を説明する
ための説明図であり、１は装置本体、２はスピンドルモ
ータ、３は第１光学ヘツド４を保持し、装置本体１に固
定された下シャーシ、５は第２光学ヘツド６を保持し、
装置本体１に上下動可能に設けられた上シャーシ、７は
光ディスク６を収納したカートリッジである。

第８図（ａ）において、カートリッジ７が挿入される時
には、上シャーシ５は下シャーシ３に対して上昇状態に
あり、カートリッジ７の第１．第２光学ヘッド４，６間
の通過とスピンドルモータ２への装着とを可能にしてい
る。そしてカートリッジ７がスピンドルモータ２に装着
されると、第８図（ｂ）のように、上シャーシ５が下降
して光ディスク６に対して第１．第２光学ヘッド４，６
による記録・再生動作が可能な状態となる。

また特開平１−２１１２６５号公報の小型光ディスク装
置のように、光ディスクを回転駆動するモータの回転軸
を軸方向に移動可能にして、カートリッジの装置本体に
対する着脱時に、カートリッジの移動に邪悪にならない
ように前記回転軸を移動させるようにしだローディング
機構も知られている。

（発明が解決しようとする課題） 上記の従来装置では、カートリッジのローディング及び
ローディング解除を行うために、カートリッジを上下動
させる機構を必要としないが、光学ヘッドを保持したシ
ャーシ、あるいはモータの回転軸を移動にしている。し
かし一般に光ディスク駆動装置において、モータ、光学
ヘッドの位置関係は高い精度に設定されており、前記シ
ャーシや回転軸が上下動する構成では、位置精度に狂い
が生じ易いという問題がある。

本発明の目的は、カートリッジの上下移動構造を必要と
せず、しかも各部の位置精度に影響を与えることなく、
カートリッジの装置本体に対する挿脱を可能にした光学
ヘッド及び光ディスク駆動装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するため、本発明の光学ヘッドは、光
ディスクの記録面にビームスポットを形成するための対
物レンズと、この対物レンズをフォーカス制御のため光
ディスクに対して上下動させる駆動手段とを備えた光学
ヘッドにおいて、前記駆動手段の動作により前記対物レ
ンズを所定の待機位置へ退避可能に構成したことを特徴
とする。

また本発明の光ディスク駆動装置は、カートリッジに収
納された光ディスクの記録面にビームスポットを形成す
るための対物レンズと、この対物レンズをフォーカス制
御のため光ディスクに対して上下動させる駆動手段とを
備えた光学ヘッドを有し、光ディスクに対して記録・再
生を行う光ディスク駆動装置において、前記カートリッ
ジの装置本体に対する挿脱時に、前記対物レンズを光デ
ィスクから遠ざかる位置に退避させるように前記駆動手
段を動作させる制御手段を備えたことを特徴とする。

（作　用） 上記の光学ヘッドによれば、フォーカス制御のために上
下動する対物レンズを、その駆動手段により所定の待機
位置へ退避させることができ、この対物レンズの移動は
フォーカス制御動作内の精度でなされ、対物レンズが待
機位置にある時にカートリッジの挿脱をすれば挿脱動作
は何等の支障なく行え、しかも各部の位置関係を狂わせ
ることがない。

また上記の光ディスク駆動装置によれば、カートリッジ
の装置本体に対する挿脱時には、フォーカス制御のため
に上下動する対物レンズを、その駆動手段を動作させて
光ディスクから遠ざかる位置に退避させるように制御で
き、カートリッジの挿脱動作が円滑に行われ、また対物
レンズの移動はフォーカス制御動作内の精度でなされて
各部の位置関係を狂わせることがない。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の光ディスク駆動装置の一実施例の構成
を概略を示す説明図、第２図は第１図の実施例の要部の
説明図であり、１０は装置本体、１１は装置本体ｌＯに
固定され、カートリッジ挿入側が開口したシャーシ、１
２はシャーシ１１の下部に固定されたスピンドルモータ
、１３はスピンドルモータ１２に設けられた磁石からな
るチャッキング部、１４はシャーシ１１の下部に保持さ
れた第１光学ヘツド、１５はシャーシ１１の上部に第１
光学ヘツド１４と相対向するように保持された第２光学
ヘツド、１６は装置本体１０の前面に設けられたエジェ
クトボタン、１７は光ディスク１８が収納されたカート
リッジ、１９は装置本体１０内に設けられ、カートリッ
ジ１７の挿入を検出するためのセンサ、２０は前記エジ
ェクトボタン１６とセンサ１９のオン信号を受けて制御
信号を出力する電気回路などからなる制御手段、２１は
前記制御信号あるいはフォーカス制御信号に基づいて前
記第１．第２光学ヘッド１４．１５の後述する対物レン
ズユニット２２を上下微動させるための駆動手段である
フォーカスアクチュエータである。

第３図は第１図に用いられた本発明の光学ヘッドの要部
を示す分解斜視図であり、２２は光ディスク１８の記録
面に所定径のビームスポットを形成させるための対物レ
ンズ２３を保持した対物レンズユニット、２４は対物レ
ンズユニット２２と一体化され、周囲にフォーカス用コ
イル２５が巻回され、かつフォーカス用コイル２５の側
部の相対向する位置に一対のトラッキング用コイル２６
が固定されたボビン体、２７はボビン体２４の中央部に
設けられた受孔部、２８はこの受孔部２７に遊嵌される
支持軸２９が突設され、前記トラッキング用コイル２６
と相対向する位置に配置された一対のトラッキング用磁
石３０と、前記フォーカス用コイル２５の一部と相対向
するように配置された一対のフォーカス用磁石３１とを
支持する基板であって、フォーカス用コイル２５とフォ
ーカス用磁石３１とで前記フォーカスアクチュエータ２
１が構成され、またトラッキング用コイル２６とトラッ
キング用磁石３０とでトラッキングアクチュエータが構
成される。

第４図はカートリッジの外観斜視図、第５図は第４図の
カートリッジの要部の分解斜視図であり、３２はカート
リッジ本体、３３は両面に記録面が形成された光ディス
ク１８の一部が外部に露呈でき、かつ中央部にチャッキ
ング部１３と第１．第２光学ヘッド１４．１５が入り込
めるようにカートリッジ本体３２の表裏面にそれぞれ形
成された開口部、３４は開口部３３の前部の対向部を連
結している梁部、３５は開口部３３の周囲のカートリッ
ジ本体３２に形成されたシャッタ受は凹部、３６は側面
視略コ字状の金属薄板からなるカバ一体３７と、カート
リッジ本体３２の前側部に形成されたガイド溝３８に摺
動可能に挿入されるプラスチック製のスライダ３９とか
らなるシャッタ、４０は光ディスク１８の中央部に設け
られた金属製のハブである。

次に上記の実施例の動作を説明する。

まずフォーカスアクチュエータ２１は、フォーカス制御
信号あるいは制御手段２０からの制御信号を受けてフォ
ーカス用コイル２５へ通電がなされると、フォーカス用
磁石３１との電磁作用と支持軸２９の案内によってボビ
ン体２４を上下動させるが、前記制御手段２０からの制
御信号を受けると、第６図（ａ）に示した待機位置へ退
避させるように底部へ引寄せ、またフォーカス制御信号
を受けると第６図（ｂ）、　（Ｃ）に示した範囲のフォ
ーカス制御のための上下微動を行う。

前記フォーカス制御信号に基づくボビン体２４の上下微
動によって対物レンズ２３の光ディスク１８に対する距
離が変化し、光ディスク１８の記録面を照射するビーム
スポットの径を制御できる。

またトラッキングアクチュエータ２６．３０は、トラッ
キング制御信号を受けて各トラッキング用コイル２６へ
通電がなされると、トラッキング用磁石３０との電磁作
用によってボビン体２４が支持軸２９を中心に回転し、
対物レンズ２３の移動により光ディスク１８の記録面の
図示しない情報トラックに対するビームスポットの追跡
制御が行われる。

次に本実施例におけるローディング動作を説明する。

第７図（ａ）に示すように、カートリッジ１７を装置本
体ｌＯ内へ挿入していくと、カートリッジ１７のシャッ
タ３６が開かれ、開口部３３を開放状態にする。

この時、センサ１９はカートリッジ１７の挿入を検出し
てオン信号を制御手段２０へ出し、第２光学ヘツド１５
のフォーカスアクチュエータ２１ではボビン体２４を第
６図（ａ）の待機位置へ退避させる。従って、対物レン
ズ２３は、光ディスク１８から遠ざかる方向に固定され
ることになり、カートリッジ１７の開口部３３周囲と梁
部３４とに当接せず、また光ディスクｊ８のハブ４０も
スピンドルモータ１２に当接せずに移動できる。

そして第７図（ｂ）に示すように、光ディスク１８のハ
ブ４０がスピンドルモータ１２直上のチャッキング部１
３に到達すると、ハブ４ｏがチャッキング部１３の磁力
を受けて吸着され、第７図（Ｃ）に示すように、カート
リッジ１７が下降してスピンドルモータ１２の所定位置
にセットされる。カートリッジ１７のセットが適宜のセ
ンサで確認されると、制御手段２０を介してフォーカス
アクチュエータ２１のフォーカス用コイル２５への通電
を止める。すると、ボビン体２４が下降して、対物レン
ズ２３が光ディスク１８にフォーカスできる位置まで突
出することになる。

この状態では、スピンドルモータ１２と第１．第２光学
ヘッド１４．１５は同一シャーシ１１に保持固定されて
いるため、位置関係の変化はまったくない。

また第１．第２光学ヘッド１４．１５は、フォーカス制
御とトラッキング制御を受けて光ディスク１８の画記録
面に対する記録・再生が可能な状態になっている。

カートリッジ１７のエジェクトはエジェクトボタン１６
を押すことによってなされる。すなわち、エジェクトボ
タン１６が押圧されるとオン信号が制御手段２０へ出さ
れ、制御手段２０からの制御信号を受けて第２光学ヘツ
ド１５のフォーカスアクチュエータ２１ではボビン体２
４を待機位置へ退避させる。この状態でカートリッジ１
７の装置本体１０外部への移動が可能になり、カートリ
ッジＩ７の移動に対物レンズ２３が障害になることはな
い。

なお上記の実施例では、カートリッジ１７の装置本体１
０に対する挿脱時に第２光学ヘツド１５のみを待機位置
へ退避させるとして説明したが、両光学ヘッド１４．１
５を退避させることも考えられ、少なくとも一方の光学
ヘッドを退避させればよい。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、対物レンズをフ
ォカス制御のため光ディスクに対して上下動させる駆動
手段を動作させることで所定の待機位置、例えば対物レ
ンズを光ディスクから遠ざかる位置へ退避でき、カート
リッジの上下移動構造を必要とせず、しかも各部の位置
精度に影響を与えることなく、カートリッジ装置本体に
対する円滑な挿脱が可能な光学ヘッド及び光ディスク駆
動装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光ディスク駆動装置の一実施例の概略
構成を示す説明図、第２図は第１図の本実施例の要部の
説明図、第３図は本発明の光学ヘッドの一実施例の分解
斜視図、第４図はカートリッジの外観斜視図、第５図は
第４図のカートリッジの要部の分解斜視図、第６図（ａ
）、　（ｂ）、　（ｃ）は第３図の光学ヘッドの動作の
説明図、第７図（ａ）。 （ｂ）、　（Ｃ）は第１図の光ディスク駆動装置の動作
の説明図、第８図（ａ）、　（ｂ）は従来の光ディスク
駆動装置の動作を説明するための説明図である。 １０・・・装置本体、１４．１５　用光学ヘッド、１７
・・・カートリッジ、　１８・・・光ディスク、２０・
・・制御手段、２１・・・駆動手段、２２対物レンズユ
ニツト、２３・・・対物レンズ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ディスクの記録面にビームスポットを形成する
   ための対物レンズと、この対物レンズをフォーカス制御
   のため光ディスクに対して上下動させる駆動手段とを備
   えた光学ヘッドにおいて、前記駆動手段の動作により前
   記対物レンズを所定の待機位置へ退避可能に構成したこ
   とを特徴とする光学ヘッド。
2. （２）カートリッジに収納された光ディスクの記録面に
   ビームスポットを形成するための対物レンズと、この対
   物レンズをフォーカス制御のため光ディスクに対して上
   下動させる駆動手段とを備えた光学ヘッドを有し、光デ
   ィスクに対して記録・再生を行う光ディスク駆動装置に
   おいて、前記カートリッジの装置本体に対する挿脱時に
   、前記対物レンズを光ディスクから遠ざかる位置に退避
   させるように前記駆動手段を動作させる制御手段を備え
   たことを特徴とする光ディスク駆動装置。