JPH04127872U - プランジヤポンプ - Google Patents

プランジヤポンプ

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Publication number
JPH04127872U
JPH04127872U JP4284991U JP4284991U JPH04127872U JP H04127872 U JPH04127872 U JP H04127872U JP 4284991 U JP4284991 U JP 4284991U JP 4284991 U JP4284991 U JP 4284991U JP H04127872 U JPH04127872 U JP H04127872U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
plunger pump
plunger
plungers
eccentric
Prior art date
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Pending
Application number
JP4284991U
Other languages
English (en)
Inventor
聡 照井
則子 玉井
Original Assignee
株式会社アツギユニシア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アツギユニシア filed Critical 株式会社アツギユニシア
Priority to JP4284991U priority Critical patent/JPH04127872U/ja
Publication of JPH04127872U publication Critical patent/JPH04127872U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャフトの偏心カム部の慣性力によるシャフ
ト自体の撓みを防止してプランジャポンプの音振性を向
上できるようにしたプランジャポンプを得るにある。 【構成】 シャフト3に形成した偏心カム9,90の外
周側に、シャフト3の軸方向に複数列のプランジャ4、
40を放射状に配設してプランジャ列を構成し、各プラ
ンジャ列に対応する偏心カム9,90をそれぞれシャフ
ト3に設け、偏心カム9,90の最大リフト位置が円周
方向に等間隙で配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車用パワーステアリング装置やサスペンションなどの油 圧源として使用されるプランジャポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用パワーステアリング装置には、エンジンの動力によってプラ ンジャポンプを駆動し、その油圧を操舵助勢力として使用しているものがあり、 この種プランジャポンプには、例えば特開昭60−60370号公報に示すよう に、シャフトに形成した偏心カムの外周側に、複数のプランジャを放射状に配設 してなる先行技術が知られている。
【0003】 そして、上記プランジャポンプには、流量を増大させて性能の向上図るために 、シャフト上の偏心カムの外周側にシャフトの軸方向に複数のプランジャを配設 したプランジャ列を複数列に配設したものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のプランジャポンプでは、複数列の各プランジャ列に 対してシャフト上に形成された1個の偏心カムを用いていた。このために、各プ ランジャ列に対する偏心カムの最大リフト部および最小リフト部は同一方向に位 置することとなり、エンジンによりプランジャポンプが高速運転されるにしたが って、シャフトの偏心カム部の慣性力によりシャフト自体が撓み、プランジャポ ンプが振動や騒音を引き起こすなどの問題があった。
【0005】 本考案の目的は、上記従来の問題点を解決するため、シャフトの偏心カム部の 慣性力によるシャフト自体の撓みを防止して、プランジャポンプの音振性を向上 できるようにしたプランジャポンプを得るにある。
【0006】
【課題を解決すめための手段】
この目的を達成するために、本考案は、複数の各プランジャ列に対応する偏心 カムをそれぞれシャフト上に設け、上記偏心カムの最大リフト位置を円周方向に 等間隙に配して構成した。
【0007】
【作用】
このような構成に基づいて、本考案によるプランジャポンプでは、各偏心カム の最大リフト部が、円周方向に等間隙に配されることにより、シャフトが高速回 転しても偏心カムによる慣性力が回転中心に対してほぼ釣り合うこととなり、回 転力によるシャフト自身の撓みが抑制され、振動や騒音の発生を低減することが できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0009】 図1は、本考案の第1の実施例を示すプランジャポンプの縦断面図、図2は、 図1のII−II線断面図である。図において、符号1はラジアルプランジャポンプ を一例としたプランジャポンプであり、プランジャポンプ1側のハウジング2内 の中心には前後方向に延びた状態でシャフト3が配設されており、シャフト3の 前端は軸受5を介して、また中間は軸受メタル6を介してそれぞれハウジング2 に回転自在に支持されている。そして上記軸受5の前側でシールリング7、パッ キン体8などで液密に閉じられ、上記ハウジング2より前方に突き出た部分が図 示しないエンジンのクランクシャフトにより回転駆動されるようになっている。
【0010】 上記シャフト3のハウジング2内における中間外周部分には、一対の偏心カム 9、90が設けられている。この一対の偏心カム9および90はその最大リフト 部9aに対して90aが、又最小リフト部9bに対して90bが円周方向に等間 隙に配されている。そして上記偏心カム9、90の外周にはそれぞれ環状のスリ ップリング10が嵌合されていると共に、上記偏心カム9、90の外周でハウジ ング2内に複数列、たとえば2列形成された複数のプランジャ収容孔にはそれぞ れプランジャ4および40がシャフト3の軸方向に配設され、それぞれプランジ ャ列を構成している。従って、偏心カム9、90の最大リフト部9b,90bは それぞれ、円周方向に等間隙に配されるため、180゜間隙で配置されることと なる。
【0011】 上記プランジャ4および40は、偏心カム9および90の回転により往復動さ れるピストン11を有しており、このピストン11の作動は、ハウジング2の開 口端を閉塞したプラグ栓12によって制御されている。そして上記各ピストン1 1内にはコイルスプリング14が挿入されており、このコイルスプリング14の 付勢力でピストン11が偏心カム9および90のスリップリング10上に当接さ れた状態になっている。
【0012】 また、上記各ピストン11には吸入孔11aが形成されており、偏心カム9お よび90によりピストン11が作動すると、オイル吸入部16により吸入孔11 aを介してピストン11内にオイルが流入し、各ピストン11の上部に形成され た吸入室17より吐出通路18、およびチェック弁19を介して、図示しない吐 出室に作動油が圧送されるなどのポンプ作用を行なうようになっている。
【0013】 図示の実施例は、以上のような構造であるから、次のようなポンプ作用を行な うことができる。
【0014】 まず、エンジンが作動してシャフト3が回転すると、プランジャポンプ1が駆 動される。そして、各ピストン11の吸入行程でポンプのオイル吸入部16によ り吸入孔11aを介してピストン11内に嵌挿されているオイルが連続的に吐き 出され、吸入室17より吐出室に流出する。
【0015】 したがって、このような動作は、偏心カム9、90の回転位置に対応して時系 列的に各ピストン11が順次制御され、上記ピストン11内に吸入されるオイル が急激に流入することなく、負圧のピークなどの急激な圧力変動を発生すること がないので吸入音が低減される。また、シャフト3が回転すると偏心カム9、9 0の最大リフト位置が互いに円周方向に等間隔で配されているので、偏心カム9 、90の慣性力によるシャフト3の撓みが抑制される。 なお、上記実施例はプランジャ列が2列のものについて説明したが、これに限 ることなく、プランジャが複数列のものに適用でき、例えば、プランジャ列が3 列の場合には、偏心が最大リフト位置をシャフトの円周上に120゜間隙で配置 するように構成すればよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によるプランジャポンプによると、複数の各プラ ンジャ列に対応する偏心カムをそれぞれシャフト上に設け、上記偏心カムの最大 リフト位置を円周方向に等間隔に配して構成したので、シャフトが高速回転して も偏心カムによる慣性力が回転中心に対してほぼ釣り合うこととなり、回転力に よるシャフト自身の撓みが抑制され、振動や騒音の発生を低減することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示すプランジャポンプ
の縦断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【符号の説明】
1 プランジャポンプ 2 ハウジング 3 シャフト 4 プランジャ(プランジャ列) 9 偏心カム 40 プランジャ(プランジャ列) 90 偏心カム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトに形成した偏心カムの外周側
    に、シャフトの軸方向に複数列のプランジャを配設して
    なるプランジャポンプであって、前記各プランジャ列に
    対応する偏心カムをそれぞれシャフトに設け、上記偏心
    カムの最大リフト位置が円周方向に等間隙で配されてい
    ることを特徴とするプランジャポンプ。
JP4284991U 1991-05-14 1991-05-14 プランジヤポンプ Pending JPH04127872U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4284991U JPH04127872U (ja) 1991-05-14 1991-05-14 プランジヤポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP4284991U JPH04127872U (ja) 1991-05-14 1991-05-14 プランジヤポンプ

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JPH04127872U true JPH04127872U (ja) 1992-11-20

Family

ID=31923271

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4284991U Pending JPH04127872U (ja) 1991-05-14 1991-05-14 プランジヤポンプ

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JP (1) JPH04127872U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0821326A (ja) * 1994-07-01 1996-01-23 Kubota Corp ディーゼルエンジンの燃料噴射カム軸のバランス装置
JP2017530301A (ja) * 2014-10-13 2017-10-12 ダンフォス パワー ソリューションズ ゲーエムベーハー ウント コンパニ オーハーゲーDanfoss Power Solutions GmbH&Co.OHG 油圧ポンプ用のコントローラ

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