JPH04113214U - 車両用ウインドモールデイング - Google Patents

車両用ウインドモールデイング

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JPH04113214U
JPH04113214U JP2617991U JP2617991U JPH04113214U JP H04113214 U JPH04113214 U JP H04113214U JP 2617991 U JP2617991 U JP 2617991U JP 2617991 U JP2617991 U JP 2617991U JP H04113214 U JPH04113214 U JP H04113214U
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JP
Japan
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molding
side molding
molding part
draining
window
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Pending
Application number
JP2617991U
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English (en)
Inventor
義人 光川
義弘 青山
啓市 福島
Original Assignee
東海興業株式会社
トヨタ自動車株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水切部材とサイドモール部との相互の対向面
間に生じる摩擦力を軽減してサイドモール部に対する水
切部材の組付け作業性の向上を図る。 【構成】 車体パネル1の窓開口部の周縁と、窓開口部
に組付けられるウインドガラス5との間の隙間に嵌込ま
れる支持脚12と該支持脚12から張出されて前記隙間
を覆う装飾リップと13をそれぞれ有するアッパモール
部11a及び両サイドモール部11bが連続して一体に
形成されてなるモール本体11と、モール本体11のサ
イドモール部11bにおける装飾リップ13背面と、支
持脚12の内側面より装飾リップ13背面に向けて突設
された係止片17との間に形成された嵌込み溝18に装
着されて水切用のせきをなす水切部材21とを備えてい
る。水切部材21とサイドモール部11bとの相互の対
向面のうち、一方の面には他方の面に当接する複数条の
突条25がサイドモール部11bの長手方向に沿って形
成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両用ウインドモールディングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の雨天走行時において、その車両のウインドガラスに付着した雨水はサイ ドガラスに横流れして視界を悪くする場合がある。 このため、従来、ウインドモールディングは、アッパモールと左右の両サイド モールと、これらを接合するコーナモールとの計5部品によって構成される。そ して、サイドモールには水切り用のせきをなす案内溝が形成され、ウインドガラ スの側縁に向けて流れる雨水を前記案内溝によってウインドガラスの上方又は下 方へ向けて案内するようになっているのが一般的であった。 このような車両用ウインドモールディングにおいては、部品点数や組付け工数 が多くなるばかりでなく、アッパモールと左右の両サイドモールとは断面形状が 異なるため、それぞれ別個の押出し成形型にて成形しなければならない。さらに 、コーナモールにおいては通常、プレス成形によって成形しなければならない。 このため、ウインドモールディングの製作や組付けコストが高くなる。
【0003】 ウインドモールディングの構成部品の点数を減少して製作・組付けのコスト低 減を図るため、例えば、特開昭1−223018号公報に開示されたものが知ら れている。 これにおいては、図8に示すように、アッパモール部と左右の両サイドモール 部とが連続して一体に形成されてなるモール本体(主モールディングに相当する 。)11´と、水切用のせきをなす水切部材(副モールディングに相当する。) 21´とによりウインドモールディング10´が構成される。さらに、水切部材 21´は、モール本体11´のサイドモール部11b´における装飾リップ13 ´背面と、同サイドモール部11b´の支持脚12´の内側面に突設された係止 片17´との間に形成された嵌込み溝18´に嵌込まれて装着される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来のものにおいて、サイドモール部11b´の嵌込み溝 18´に対し水切部材21´を嵌込む場合、サイドモール部11b´の係止片1 7´を弾性変形させながら嵌込み溝18´を拡開させた状態のもとで、その嵌込 み溝18´に対する水切部材21´の嵌込みが行なわれる。 前記係止片17´はサイドモール部11b´を含むモール本体11´の長手方 向に一連に連続して形成されているため、サイドモール部11b´における係止 片17´を弾性変形させながら水切部材21´を嵌込む作業は厄介となり、多く の手間を必要としていた。 このため、サイドモール部11b´の長手方向の一端面側からその嵌込み溝1 8´に向けて水切部材21´を嵌挿し、その水切部材21´をサイドモール部1 1b´の長手方向に沿って摺動させながら嵌込み溝18´に水切部材21´を装 着することが考えられる。
【0005】 しかしながら、水切部材21´とサイドモール部11b´との相互の対向面は 隙間なく全面的に接触しているため前記水切部材21´の摺動時には同水切部材 21´と嵌込み溝18´との間に生じる摩擦力が大きく、水切部材21´の摺動 による組付けが困難となる。
【0006】 この考案の目的は、上記した従来の問題点に鑑み、水切部材とサイドモール部 との相互の対向面間に生じる摩擦力を軽減してサイドモール部に対する水切部材 の組付け作業性の向上を図ることができる車両用ウインドモールディングを提供 することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、車体パネルの窓開口部の周縁と、前 記窓開口部に組付けられるウインドガラスとの間の隙間に嵌込まれる支持脚と該 支持脚から張出されて前記隙間を覆う装飾リップとをそれぞれ有するアッパモー ル部及び両サイドモール部が連続して一体に形成されてなるモール本体と、前記 モール本体のサイドモール部における装飾リップ背面と、支持脚の内側面より装 飾リップ背面に向けて突設された係止片との間に形成された嵌込み溝に装着され て水切用のせきをなす水切部材とを備え、前記水切部材とサイドモール部との相 互の対向面のうち、一方の面には他方の面に当接する複数条の突条が前記サイド モール部の長手方向に沿って形成されている構成にしたものである。
【0008】
【作用】
上記したように構成される車両用ウインドモールディングにおいて、モール本 体のサイドモール部の長手方向一端面側から、そのサイドモール部の嵌込み溝に 水切部材を嵌挿し、同水切部材をサイドモール部の長手方向へ摺動して組付ける 際、同水切部材とサイドモール部との相互の対向面は全面的に面接触することな く、一方の面に形成された複数条の突条の部分のみが他方の面に当接する。さら に、前記各突条はサイドモール部の長手方向に沿って形成される。このため、前 記水切部材の摺動時における同水切部材とサイドモール部との相互の対向面間に 生じる摩擦力が軽減される。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1〜図7に従って説明する。 図4〜図7において、車体パネル1の窓開口部周縁の窓枠3にはダムラバー4 に支持された状態でウインドガラス5がコーキング材のような接着剤6によって 固定されている。 前記窓枠3とウインドガラス5との間の上側及び左右両側の隙間S1,S2に はウインドモールディング10が装着されている。 ウインドモールディング10はモール本体11と水切部材21とを主体として 構成されている。
【0010】 モール本体11は、軟質樹脂、ゴム等の押出し成形によって一体成形されるも ので前記各隙間S1,S2に嵌込まれる支持脚12と、その支持脚12からウイ ンドガラス5のガラス面及び車体パネル1の外面に向けて張出された装飾リップ 13とを有する同一断面のアッパモール部11a、左右の両サイドモール部11 bを連続して一体に備えている。
【0011】 モール本体11の支持脚12の先端部にはウインドガラス5に対する第1の係 止片15が形成されている。前記支持脚12の外側面には、窓枠3の上側壁3a 及び左右両側壁3bに弾性変形して密接する2つのシール片16がそれぞれ突設 され、同支持脚12の内側面には第2の係止片17が形成されている。さらに図 7に示すように、モール本体11のアッパモール部11aにおいては、その支持 脚12の第2の係止片35よりも先端側に位置する部分が切断面Aにおいて切除 されている。そしてアッパモール部11aにおいては、その支持脚12が上側の 隙間S1に嵌込まれた状態において、第2の係止片17と装飾リップ13の内側 リップ片13aとでウインドガラス5の上縁部を狭持するようになっている。
【0012】 左右の両サイドモール部11bにおいては、図6に示すように、その支持脚1 2が前記左右両側部の隙間S2に嵌込まれた状態において、第1の係止片15が ウインドガラス5の左右両側縁の背面側と係合するようになっている。 さらに、左右の両サイドモール部11bにおいて、その装飾リップ13の内側 リップ片13aの背面側には、モール本体11とは別体でかつ硬質又は半硬質の 合成樹脂材よりなる水切部材21がそれぞれ嵌込みによって組付けられている。
【0013】 図1と図3に示すように、前記水切部材21は、サイドモール部11bの下端 から上端部にわたる長さを有するせき部22と嵌込み部23とを一体に備えてい る。そして、水切部材21は、その嵌込み部23において、サイドモール部11 bの内側リップ片13aと支持脚12の第2の係止片17とで構成される嵌込み 溝18内に嵌込まれる。
【0014】 水切部材21とサイドモール部11bとの相互の対向面のうち、一方の面には 他方の面に当接する複数条の突条25がサイドモール部11bの長手方向に沿っ て形成されている。この実施例において、図1と図2に示すように、サイドモー ル部11bの内側リップ片13aの背面から嵌込み溝18の溝内周面にわたって 断面山形状をなす複数条の突条25が形成されている。そして、各突条25の先 端は、水切部材21のせき部22の表面及び嵌込み部23の周面にそれぞれ当接 している。
【0015】 この実施例は上述したように構成される。従ってモール本体11のサイドモー ル部11bに水切部材21を組付ける場合、サイドモール部11bの長手方向一 端面側からサイドモール部11bの嵌込み溝18に水切部材21の嵌込み部23 が嵌挿される。そして、サイドモール部11bの長手方向に水切部材21が摺動 されることで、サイドモール部11bに水切部材21が組付けられる。
【0016】 サイドモール部11bに対する水切部材21の摺動時において、同水切部材2 1とサイドモール部11bとの相互の対向面は全面的に面接触することなく、サ イドモール部11bの各突条25の先端部分のみが水切部材21の周面に当接す る。さらに、前記各突条25はサイドモール部11bの長手方向に沿って形成さ れる。このため、前記水切部材21の摺動時における同水切部材21とサイドモ ール部11bとの相互の対向面間に生じる摩擦力が軽減される。この結果、サイ ドモール部11bの長手方向に水切部材21が軽快に摺動され、サイドモール部 11bに対する水切部材21の組付けが容易となる。 このようにして、モール本体11の両サイドモール部11bに水切部材21が それぞれ組付けられたウインドモールディング10は、車体パネル1の窓枠3と ウインドガラス5との間の上側及び左右両側の隙間S1,S2に嵌込まれて装着 される。
【0017】 ウインドモールディング10の装着時において、図5に示すように、ウインド ガラス5の両側縁が湾曲されている場合には、その湾曲面に沿ってサイドモール 部11bが曲げられて、そのウインドガラス5の側縁と車体パネル1との間の隙 間S1,S2にサイドモール部11bが嵌込まれる。 前記サイドモール部11bの曲げに伴って水切部材21も曲げられる。この際 、サイドモール部11bと水切部材21との曲率に差が生じるが、その差分だけ 前記サイドモール部11bに対して水切部材21が摺動することで、前記曲率差 が吸収される。このため、前記サイドモール部11bと水切部材21との曲率の 差が原因となってこれら両部材間に生じる応力を軽減することができ、サイドモ ール部11bの装飾リップ13に対する歪みやしわの発生を防止できる。
【0018】 上記したようにウインドモールディング10が装着された状態において、図6 に示すように、両サイドモール部11bの装飾リップ13の内側リップ片13a が、その背面側に組付けられる水切部材21のせき部22によってウインドガラ ス5面から所定高さだけ突出されて案内溝28が構成される。従って、ウインド ガラス5の左右両側部に向けて流れる雨水は、前記案内溝28に案内されてウイ ンドガラス5の上方又は下方へ流れる。このため、前記雨水がサイドガラスに横 流れすることが防止され、車両サイド部の視界が確保される。 なお、上記実施例においては、水切部材21とサイドモール部11bとの相互 の対向面のうち、サイドモール部11bの装飾リップ13背面及び嵌込み溝18 に水切部材21の周面に当接する突条25を突設したが、これに限るものではな く、水切部材21の周面に突条25を突設してもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、モール本体のサイドモール部の長手方 向一端面側からそのサイドモール部の嵌込み溝に水切部材を嵌挿し、同水切部材 をモール本体の長手方向に摺動して組付ける際、サイドモール部の長手方向に水 切部材を軽快に摺動して、同サイドモール部に対し水切部材を組付けることがで き、組付け作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドモール部に水切部材が組付けられた状態
を示す斜視図である。
【図2】サイドモール部を示す斜視図である。
【図3】水切部材を示す斜視図である。
【図4】車体パネルの窓枠にウインドモールディングを
装着した状態を簡略化して示す斜視図である。
【図5】同じく一部拡大して示す正面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図5のVII −VII 線断面図である。
【図8】従来のウインドモールディングのサイドモール
部に対する水切部材の組付け状態を示す断面図である。 1 車体パネル 3 窓枠 5 ウインドガラス 10 ウインドモールディング 11 モール本体 11a アッパモール部 11b サイドモール部 13 装飾リップ 18 嵌込み溝 21 水切部材 22 せき部 23 嵌込み部 25 突条 28 案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 福島 啓市 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの窓開口部の周縁と、前記窓
    開口部に組付けられるウインドガラスとの間の隙間に嵌
    込まれる支持脚と該支持脚から張出されて前記隙間を覆
    う装飾リップとをそれぞれ有するアッパモール部及び両
    サイドモール部が連続して一体に形成されてなるモール
    本体と、前記モール本体のサイドモール部における装飾
    リップ背面と、支持脚の内側面より装飾リップ背面に向
    けて突設された係止片との間に形成された嵌込み溝に装
    着されて水切用のせきをなす水切部材とを備え、前記水
    切部材とサイドモール部との相互の対向面のうち、一方
    の面には他方の面に当接する複数条の突条が前記サイド
    モール部の長手方向に沿って形成されていることを特徴
    とする車両用ウインドモールディング。
JP2617991U 1991-03-25 1991-03-25 車両用ウインドモールデイング Pending JPH04113214U (ja)

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