JPH04111650A - 復調器制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は復調器制御方式に関し、特に制御局と接続され
た制御回線用復調器と、それ以外の他の復調器とを有す
る共通線信号方式の通信システムにおける復調器制御方
式に関する。

［従来の技術］ このような、共通線信号方式を採用する通信システムに
おける復調器制御方式では、制御局と接続されている制
御回線用の復調器を介して制御局からの指示により他の
未運用中の復調器の受信チャネルの指定を行うようにな
っている。

この場合、当該他の未運用中の復調器のキャリア再生回
路の周波数同期をなす方法として、従来はこのキャリア
再生回路の発振周波数（若しくは同期周波数）をスイー
プ制御して指定受信チャネルの信号を検出する方式とな
っている。

一般に、衛星通信システムでは衛星中継器の周波数変動
が±３５ＫＨ２程度存在するのであるが、復調器が確実
に同期引込み可能な周波数オフセットは、信号伝送速度
であるシンボルレートの１７５０程度であり、よって例
えばシンボルレートが６４にポー程度の回線では復調器
は同期引込を確実に行うことは不可能である。

そこで、前述したように、発振周波数（若しくは同期周
波数）のスイープという手法を用いて同期確立を図って
いるのである。

〔発明が解決しようとする課題］ しかしながら、復調器のキャリア再生回路の周波数スイ
ープによる同期確立では、前述したシンボルレートによ
る信号伝送速度の通信システムの場合、大略２〜３秒程
度の時間が必要とされるため、速やかな回線接続制御が
できないという問題点があった。

本発明の目的は、復調器の同期時間を短縮し、速やかな
回線接続制御を可能とした復調器制御方式を提供するこ
とにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の復調器制御方式は、未運用中の他の復調器の受
信チャンネルを予め制御回線用復調器のチャンネルに指
定して未運用中の復調器の動作速度を制御回線用信号の
伝送速度に設定し、未運用中の復調器に対して運用チャ
ンネルが指定された時に、この復調器のキャリア再生回
路の同期周波数を当該チャンネル指定値前の周波数に保
持せしめ、変調速度に応してループフィルタのパラメー
タおよび低域ろ波器の帯域幅を設定し、復調器の周波数
シンセサイザの設定を行った後に、キャリア再生回路の
同期周波数の保持状態を解除するように制御する。

低域ろ波器の帯域幅の設定は、低域ろ波器に設けた異な
る変調速度に対応する複数の低域ろ波器を選択すること
により行う。

〔作用〕

本発明によれば、他の復調器の周波数ンンセサイザの設
定を行った後、キャリア再生回路の同期周波数の保持状
態を解除する時点におけるキャリア再往器の同期周波数
と入力周波数との差は、制御回線用復調器と他の復調器
とにそれぞれ対応する送信局の周波数差のみであり、こ
の周波数差は一般に極めて小さいため、他の復調器のキ
ャリア再生器の同期確立時間は無視することができる程
度に小さくすることができる。

〔実施例］ 次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック図である。

同図に示すように、電力分配δ１により分配された受信
信号は復調器２および３の各入力とされている。復調器
２は図示せぬ制御局と接続されて制御回線を構成してお
り、復調器３は他の復調器であり、当該制御局からの指
示により復調器２を介して受信チャンネル指定制御が行
われる。復調器２の復調出力は、制御回路であるＣ　Ｓ
　Ｃ（ＣｏｍｍｏｎＣｈａｎｎｅｌ　Ｓｉｇｎａｌｉｎ
ｇ　Ｃｅｎｔｒｅｌ　：共通線信号制′４ｗＪ）回路４
に入力されて、復調器３の制御を行う制御信号４０１な
いし４０３が生成される。

復調器２の入力信号は、周波数変換器２０１にて周波数
シンセサイザ２０２の信号と周波数混合されて周波数変
換され、次段の検波回路へ供給される。この検波回路は
同期検波方式とされており、キャリア再生器２０３によ
る再生キャリアと乗算器２０４および２０５において乗
算されて検波される。このキャリア再生器２０３は、い
わゆるコスタス（ＣＯ３ＴＡＳ）型のキャリア抽出方式
が採られており、乗算器２０４，２０５の創出力の位相
差を検出する位相差検出器２０６と、ノイズ圧縮用のル
ープフィルタ２０７と、このループフィルタ２０７の出
力により発振周波数が変化する■ＣＯ（電圧制御型発振
器）２０８とを有する。この■ＣＯ２Ｏ３の出力が乗算
器２０５の他方の入力になると共に、π／２移相器２０
９を介して乗算器２０４の他方の入力となる。

乗算器２０４，２０５の両乗算出力は、ＬＰＦ（低域ろ
波器）２１０，２１１を通過後、波形整形器２１２，２
１３にてクロック再生器２１４による再生クロックに基
づいて整形され、Ｃ１０回路４へ導入される。

復調器３は復調器２と大略同一構成であり、入力信号は
周波数変換器３０１にて周波数シンセサイザ３０２の信
号と混合されて周波数変換され、同期検波回路へ入力さ
れる。この同期検波回路では、キャリア再生器３０３に
よる再生キャリアと乗算器３０４および３０５において
乗算されて検波される。キャリア再生器３０３は位相差
検出器３０６と、ループフィルタ３０７と、ＶＣ０３０
８と、さらにループフィルタ３０７の出力のオン。

オフをなすホールドスイッチ３１５と、ループフィルタ
３０７の出力を保持するホールドコンデンサ３１６とを
有している。このＶＣＯ３０８の出力が、乗算器３０５
の他方の入力となると共に、π／２移相器３０９を介し
て乗算器３０４の他方の入力となる。乗算器３０４，３
０５の両乗算出力は、各々ＬＰＦ３１０，３１１を通過
後、波形整Ｊｔｄ’１ｔ３１２，３１３にてクロック再
生器３１４による再生クロックに基づいて整形され、図
示せぬ通信機器へ供給されることになる。

なお、信号線４０３において、ＬＰＦ３１０３１１およ
びループフィルタ３０７の各ノイラメータの設定を行う
ものとする。

かかる構成において、制御局と接続されて制御回線を形
成している復調器２は既に同期状態；こあるものとし、
他の復調器３は未運用状態にあるものとする。

Ｃ８Ｃ回路４は、この復調器３が運用状態でないことを
受信チャンネル指定用信号線４０１に指定データが導出
されていないことによって知り、復調器３に対して復調
器２と同し受信チャン／ｉＪしとなるように、チャンネ
ルの指定を信号線４０１を介して行う。

これにより、周波数シンセサイザ３０２やキャリア再生
器３０３が動作して復調器２の受信チャンネルと同じチ
ャンネルを受信するように同期状態となる。この時、信
号線４０２にはホールドスイッチ３１５をオンとする制
御信号が送出されており、キャリア再生器３０３は同期
確立状態にある。

この状態において、制御局より復調器２を介して復調器
３に対して受信チャンネルが指定されると、Ｃ８Ｃ回路
４は信号線４０２にホールドスイッチ３１５をオフとす
る制御信号を送出する。よって、ホールドコンデンサ３
１６にはその直前のＶＣＯ制？ｌＩＩ電圧が保持される
ことになる。

しかる後にＣ８Ｃ回路４は指定チャンネルを指示する制
御信号４０１〜４０３を送出し、受信チャンネルにおけ
る変調速度に応じてループフィルタ３０７のパラメータ
およびＬＰＦ３１０，３１１の帯域幅を設定し、かつシ
ンセサイザ３０２はこれに応答して、当該指定チャンネ
ルに対応した周波数を発生するよう同期動作を行う。

このシンセサイザ３０２が同期を確立すると、Ｃ５Ｃ回
路４はこれを検知してホールトスインチ３１５のオン制
御信号を信号線４０２へ送出する。

これに応答してホールドスイッチ３１５がオンとなり、
ＶＣＯ３０８はループフィルタ３０７の出力により制御
されて、キャリア再生器３０３は通常のキャリア再生動
作を行うのである。

この時点におけるキャリア再生器の同期周波数と入力周
波数との差は、復調器２と復調器３とに夫々対応する送
信局の周波数差のみであり、この周波数差は一般に極め
て小さく、例えばＩＫ８２以下であるので、復調器３の
キャリア再生器２３の同期確立時間は無視することがで
きる程度小となり、よって回線接続遅延時間を最小とす
ることが可能となる。

第２図はＬＰＦ３１０，３１１の具体例を示すものであ
り、変調速度に応じてスイッチ５を用い、変調速度１の
ＬＰＦ６、または変調速度２のＬＰＦ７のいずれか一方
を選べるような構成になっている。

〔発明の効果］ 以上説明したように本発明は、制御回線用復調器の受信
チャンネルと同じ受信チャンネルとなるように未運用中
の復調器を予め制御しておき、制御局からの当該未達用
中の復調器に対するチャンネル指定に応答してこの復調
器のキャリア再生器の同期状態を当該チャンネル指定直
前の状態に保持してＬＰＦとループフィルタのパラメー
タを変調速度に応じて設定し、周波数ノンセサイザを動
作させ、しかる後にキャリア再生器の同期保持状態を解
除するようにしているので、信号の変調速度いかんにか
かわらず、復調器の同期時間を極めて短くすることが可
能となる。これにより、伝送路に大きな周波数変動があ
るような通信系においても、復調器の同期時間を著しく
短縮し、速やかな回線接続制御が実現できる効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック回路図、第２図は
ＬＰＦの一例の構成図である。 １・・・分配器、２・・・制御回線復調器、３・・・他
の復調器、４・・・Ｃ１０回路、５・・・スイッチ、６
，７・・・ＬＰＦ、２０１．３０１・・・周波数変換器
、２０２．３０２・・・周波数シンセサイザ、２０３．
３０３・・・キャリア再生器、２０４．２０５，３０４
，３０５・・・乗算器、２０６．３０６・・・位相差検
出器、 ２０７　３０７・・・ループフィルタ、２０８　３０Ｂ
・・・■Ｃ０１２０９，３０９・・・π／２移相器、２
１ Ｆ、２１２゜ 器、２１４ ホールドスイ ４０１〜４０ ０　　２１１．３１０．３１１・・・ＬＰ２１３　３１
２．３１３・・・波形整形３１４・・・クロック再生器
、３１５・・・ッチ、３１６・・・ホールドコンデンサ
、３・・・制御信号。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、制御局と接続された制御回線用復調器と、それ以外
   の他の復調器とを有する共通線信号方式の通信システム
   において、未運用中の前記他の復調器の受信チャンネル
   を予め前記制御回線用復調器のチャンネルに指定して前
   記未運用中の復調器の動作速度を前記制御回線用信号の
   伝送速度に設定し、前記未運用中の復調器に対して運用
   チャンネルが指定された時に、この復調器のキャリア再
   生回路の同期周波数を当該チャンネル指定値前の周波数
   に保持せしめ、変調速度に応じてループフィルタのパラ
   メータおよび低域ろ波器の帯域幅を設定し、復調器の周
   波数シンセサイザの設定を行った後に前記キャリア再生
   回路の同期周波数の保持状態を解除するように制御する
   ことを特徴とする復調器制御方式。 ２、低域ろ波器は、異なる変調速度に対応する複数の低
   域ろ波器を内蔵し、これらを選択して帯域幅を設定する
   ように構成してなる特許請求の範囲第１項記載の復調器
   制御方式。