JPH11177645A - 搬送波再生回路および搬送波再生方法 - Google Patents

搬送波再生回路および搬送波再生方法

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JPH11177645A
JPH11177645A JP9341377A JP34137797A JPH11177645A JP H11177645 A JPH11177645 A JP H11177645A JP 9341377 A JP9341377 A JP 9341377A JP 34137797 A JP34137797 A JP 34137797A JP H11177645 A JPH11177645 A JP H11177645A
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進 小松
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】変調波の受信状態が悪い状況下でも良好な搬送
波再生が可能であり、また引き込み時間を高速化できる
搬送波再生回路を提供する。 【解決手段】第1の複素乗算器8で入力変調波に第1の
局部発振信号を乗算して第1の周波数変換信号を生成
し、第2の複素乗算器11で第2の局部発振信号を乗算
して第2の周波数変換信号を生成し、AFCループで第
1の第1の局部発振信号の周波数を制御し、PLLルー
プで第2の局部発振信号の位相をそれぞれ制御して変調
波に位相同期させる搬送波再生回路において、ループ制
御回路27によりAFCループを動作させた後、PLL
ループを動作させ、位相同期が確立しなかったときに第
1の局部発振信号にオフセットを付与するためのオフセ
ット付加回路19を動作させてから再度PLLループを
動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル変調波
の同期復調に使用される搬送波再生回路に係り、特に周
波数制御ループと位相同期ループを有する搬送波再生回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル通信やディジタル放送におい
て、受信側でQPSK(4相位相シフトキーイング)変
調波のようなディジタル変調波を復調する際に同期復調
を行うと、非同期復調の場合よりも復調データの誤り率
を小さくできることが知られている。同期復調に際して
は、入力の変調波から搬送波を再生する必要がある。
【0003】特開平6−78009号公報には、このよ
うなディジタル変調波の同期復調に用いられる搬送波再
生回路の基本構成が図5で示されている。この搬送波再
生回路においては、周波数制御ループ(AFCループ)
と位相同期ループ(PLLループ)を併用し、まずAF
C動作によって再生搬送波の周波数がPLLループの位
相引き込み範囲内に入るように周波数誤差を除去した
後、PLLループで再生搬送波の位相誤差を除去し、再
生搬送波を入力変調波に対して位相同期させる。この一
連の動作が搬送波再生である。ここで、同一チャネル妨
害などにより受信状態が悪い状況や低C/N(キャリア
・ノイズ比)の状況では、AFC動作で十分に周波数誤
差を除去することができないため、搬送波再生を正しく
行うことができなくなる。
【0004】そこで、このように受信状態が悪い状況で
も搬送波再生を可能とするために、AFCループとPL
Lループを交互に繰り返し動作させて搬送波再生を行う
技術が特開平7−30602号公報に記載されている。
この場合、PLLループが追従できるようにAFCによ
る再生搬送波の周波数スイープ動作を低速で行う必要が
あるため、再生搬送波の周波数が所定周波数に達するま
での引き込み時間が長くなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決するための手段】上述したように、AFC
動作で再生搬送波の周波数がPLLループの引き込み範
囲内に入る程度まで周波数誤差を除去した後、PLLル
ープで再生搬送波の位相誤差を除去するようにした従来
の搬送波再生回路では、受信状態が悪い場合、AFC動
作で十分に周波数誤差を除去することができず、搬送波
再生を行うことが難しいという問題点があり、またAF
CループとPLLループを交互に繰り返し動作させる改
良された搬送波再生回路では、PLLループが追従でき
るようにAFCによるスイープ動作を低速で行う必要が
あるため、引き込み時間が長くなるという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、このような問題点を解消し、変
調波の受信状態が悪い状況下でも良好な搬送波再生が可
能であり、また引き込み時間を高速化できる搬送波再生
回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は入力される変調波に対し第1の局部発振信
号を乗算して第1の周波数変換信号を生成する第1の周
波数変換手段と、第1の周波数変換信号の周波数誤差を
検出し、該周波数誤差が減少するように第1の局部発振
信号の周波数を制御する周波数制御手段と、第1の周波
数変換信号に対し第2の局部発振信号を乗算して第2の
周波数変換信号を生成する第2の周波数変換手段と、第
2の周波数変換信号の位相誤差を検出し、該位相誤差が
減少するように第2の局部発振信号の位相を制御して変
調波に位相同期させる位相同期手段と、第1の局部発振
信号または第2の局部発振信号の周波数にオフセットを
付与するためのオフセット付与手段と、周波数制御手段
を動作させた後、位相同期手段を動作させ、位相同期が
確立しなかったときにオフセット付与手段を動作させて
から再度位相同期手段を動作させる制御を行う制御手段
とを具備したことを特徴とする。
【0008】このように構成される本発明の搬送波再生
回路では、同一チャネル妨害のような伝送妨害等により
変調波の受信状態が悪く、PLL動作で位相引き込みが
できないような状況下でも、第1または第2の局部発振
信号の周波数にオフセットを与えることにより、再度の
PLL動作で位相引き込みが可能となる。
【0009】また、従来のAFCによるスイープ動作の
みでPLLの引き込み範囲に追い込む方式では、スイー
プ動作をゆっくりと行う必要があったが、本発明のよう
にオフセットを付与して引き込み範囲に追い込むように
すると、AFC動作を高速に行うことができ、引き込み
時間、すなわち同期確立までに要する時間が短縮され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る搬送波再生回路を含むディジタル復調装置の構成を
示すブロック図である。
【0011】図1において、入力端子1にはディジタル
変調波としてQPSK変調波が入力される。このQPS
K変調波は同相検波器2および直交検波器3に入力さ
れ、固定周波数の局部発振器5の出力を90°移相器を
含む分配器4に通して得られた0°位相および90°位
相の局部発振信号とそれぞれ乗算される。同相検波器2
および直交検波器3の出力は、それぞれA/D変換器6
および7によりディジタル化される。A/D変換器6お
よび7の出力は第1の複素乗算器8に入力され、後述す
るAFCループによって生成されるサインおよびコサイ
ン特性の第1の局部発振信号と乗算されることにより、
I信号およびQ信号からなる第1の周波数変換信号とな
る。
【0012】第1の複素乗算器8から出力される第1の
周波数変換信号は、ディジタルローパスフィルタ9およ
び10に入力される。ディジタルローパスフィルタ9お
よび10は、ディジタルデータ伝送における符号間干渉
を防止するための伝達特性を有し、一般に送信側のフィ
ルタ特性と組み合わせられたとき、いわゆるロールオフ
特性が得られるように設計されている。この結果、第1
の複素乗算器8からの第1の周波数変換信号は、ディジ
タルローパスフィルタ9および10によってアイ開口率
が十分に大きくなるようにスペクトル整形される。
【0013】ディジタルローパスフィルタ9および10
の出力は、第2の複素乗算器11に入力され、後述する
PLLループによって生成されるサインおよびコサイン
特性の第2の局部発振信号とそれぞれ乗算されることに
より、I信号およびQ信号からなる第2の周波数変換信
号となる。第2の複素乗算器11は、中間周波数帯にお
ける周波数変換器と同じ動作をベースバンド帯で実現す
るものである。すなわち、実数形式の乗算器は負の周波
数成分を実現できず、周波数変換器とはならないため、
本実施形態では複素乗算器を用いている。
【0014】第2の複素乗算器11から出力される第2
の周波数変換信号は、クロック再生回路12、データ再
生回路13、位相検波器16および振幅分布検出回路2
5に入力される。クロック再生回路12では、第2の周
波数変換信号中のシンボルタイミング成分を抽出するこ
とによって、クロック信号の再生を行う。再生されたク
ロック信号は、A/D変換器9および10に変換用クロ
ックとしてフィードバックされる。データ再生回路13
では、第2の周波数変換信号を識別再生してI信号およ
びQ信号に2値化し、出力端子14および15にIおよ
びQの復調データとして出力する。
【0015】位相検波器16は、第2の周波数変換信号
の位相検波を行ってその位相誤差、言い換えれば後述す
るPLLループからの第2の局部発振信号の位相誤差を
検出する。この位相検波器16から出力される位相誤差
信号は、さらに周波数検出器17に入力され、ここで第
1の複素乗算器8から出力される第1の周波数変換信号
の周波数誤差、言い換えれば後述するAFCループから
の第1の局部発振信号の周波数誤差が検出される。
【0016】周波数検出器17から出力される周波数誤
差信号は、ディジタルフィルタからなるAFC用ループ
フィルタ18により平滑化され、さらに後述するオフセ
ット付加回路19を介して数値制御発振器20の周波数
制御端子に供給される。数値制御発振器20は、周波数
制御端子に供給されるディジタル信号により出力周波数
が変化する回路である。すなわち、数値制御発振器20
はオーバーフローを禁止しない累積加算回路によって構
成され、周波数制御端子に入力される制御信号の値に応
じてそのダイナミックレンジまでの加算動作を行うこと
で発振状態となり、その発振周波数は制御信号の値によ
って変化するので、アナログ回路におけるVCO(電圧
制御発振器)と同様に動作する。この数値制御発振器2
0の出力は鋸歯状の信号であるため、データ変換器21
によってサインおよびコサイン特性の信号に変換され、
第1の局部発振信号となる。データ変換器21は、例え
ばROMにより実現される。
【0017】ここで、第1の複素乗算器8〜ディジタル
ローパスフィルタ9および10〜第2の複素乗算器11
〜位相検波器16〜周波数検出器17〜AFC用ループ
フィルタ18〜オフセット付加回路19〜数値制御発振
器20〜データ変換器21〜第1の複素乗算器8のルー
プは、AFCループを構成している。
【0018】一方、位相検波器16から出力される位相
誤差信号は、ディジタルフィルタからなるPLL用ルー
プフィルタ22により平滑化された後、数値制御発振器
23の周波数制御端子に供給される。数値制御発振器2
3は、AFCループの数値制御器20と同様、周波数制
御端子に供給されるディジタル信号により出力周波数が
変化する回路である。この数値制御発振器23の出力も
鋸歯状の信号であるため、例えばROMにより実現され
るデータ変換器24によってサインおよびコサイン特性
の信号に変換され、第2の局部発振信号となる。
【0019】ここで、第2の複素乗算器11〜位相検波
器16〜PLL用ループフィルタ22〜数値制御発振器
23〜データ変換器24〜第2の複素乗算器11のルー
プは、PLLループを構成している。
【0020】振幅分布検出回路25は、第2の複素乗算
器11から出力される第2の周波数変換信号のアイパタ
ーンの振幅分布を検出する回路であり、この検出信号は
同期判定回路26に入力される。同期判定回路26は、
振幅分布検出回路25より出力される検出信号から搬送
波再生回路が同期確立状態にあるか否かを判定し、同期
確立状態にある場合は同期状態判定信号、同期確立状態
にない場合は非同期状態判定信号をそれぞれループ制御
回路27に供給する。
【0021】ループ制御回路27は、同期判定回路26
から供給される判定信号に従ってオフセット付加回路1
9を制御する回路であり、同期判定信号が供給されると
オフセット付加回路19を非動作状態、非同期判定信号
が供給されるとオフセット付加回路19を動作状態とす
る。これによりオフセット付加回路19は、AFC用ル
ープフィルタ18から出力される周波数誤差信号にオフ
セット信号が重畳し、このオフセット信号重畳後の信号
が数値制御発振器20の周波数制御端子に供給されるこ
とによって、第1の局部発振信号の周波数にオフセット
が付与される。
【0022】図2に、オフセット付加回路19の構成例
を示す。入力端子101にはAFC用ループフィルタ1
8の出力信号が入力され、入力端子102にはループ制
御回路27からの制御信号が入力される。入力端子10
1に入力されたAFC用ループフィルタ18の出力信号
は加算器103に供給され、スイッチ104からの出力
信号と加算される。スイッチ104は、入力端子102
に入力されたループ制御回路102からの制御信号によ
って、搬送波再生回路が同期確立状態にある場合は
“0”を出力し、同期確立状態にない場合は“+a”ま
たは“−a”をオフセット信号として出力する。すなわ
ち、加算器103では搬送波再生回路が同期確立状態に
ない場合は、入力端子102から入力されたAFC用ル
ープフィルタ18の出力信号にオフセット信号を加算す
る。この加算器103の出力信号は、出力端子105を
介して数値制御発振器20の周波数制御端子に供給され
る。
【0023】次に、図3を用いて本実施形態の動作を説
明する。図3は本実施形態における搬送波再生動作を示
す図であり、横軸は時間、縦軸は第2の複素乗算器11
から出力される第2の周波数変換信号の周波数誤差(第
2の局部発振信号の周波数誤差)、またTaはAFC動
作期間、TpはPLL動作期間をそれぞれ表している。
【0024】図3(a)は、AFC動作によって周波数
誤差を十分に除去できた場合の搬送波再生動作を示して
おり、周波数誤差はAFC動作によってPLLの位相引
き込み範囲内に収まる程度にまで小さくなり、この後、
PLL動作によって位相同期が確立される。
【0025】図3(b)は、AFC動作によって周波数
誤差を十分に除去できなかった場合の搬送波再生動作を
示している。同一チャネル妨害等があると、AFCルー
プが特定の周波数に収束してしまうことがある。この場
合、周波数誤差はAFC動作によってPLLの位相引き
込み範囲内に収まる程度にまで十分小さくならないた
め、この状態でAFC動作からPLL動作に移行して
も、位相同期をとることはできない。
【0026】このような場合、本実施形態ではループ制
御回路27によってAFC用ループフィルタ18および
オフセット付加回路19を制御し、Tpの期間にわたる
PLL動作の終了後、オフセット付加回路19を動作状
態とし、まずTp−の期間にわたり図2中のスイッチ1
04を“−a”側に接続して、AFC用ループフィルタ
18の出力にマイナスのオフセット信号を付加し、この
状態でPLLを再動作させる。こうしてAFC用ループ
フィルタ18の出力にマイナスのオフセット信号を付加
すると、第1の局部発振信号の周波数はプラス側にオフ
セットし、周波数誤差もプラス側にオフセットして、P
LLの位相引き込み範囲から遠ざかる方向に制御がかか
るため、位相同期を確立することはできない。
【0027】そこで、次にループ制御回路27はオフセ
ット付加回路19における図2中のスイッチ104をT
p+の期間にわたり“+a”側に接続して、AFC用ル
ープフィルタ18の出力にプラスのオフセット信号を付
加し、この状態でPLLを再動作させる。AFC用ルー
プフィルタ18の出力にプラスのオフセット信号を付加
すると、第1の局部発振信号の周波数がマイナス側にオ
フセットし、周波数誤差もマイナス側にオフセットし
て、PLLの位相引き込み範囲に収まるようになるた
め、位相同期を確立することができる。
【0028】なお、図3では第2の周波数変換信号の周
波数誤差がプラス側の場合を示しているが、実際には周
波数誤差はプラス側とマイナス側の両方になり得る。周
波数誤差がプラス側、マイナス側のいずれの方向に発生
するかは不確定である。このため、本実施形態ではAF
C動作で位相同期が確立しない場合、まず最初に第1の
局部発振信号の周波数を予め定めた方向、例えば上記の
ように一定期間マイナス側にオフセットさせ、この後一
定期間プラス側にオフセットさせるようにしている。
【0029】このように本実施形態によれば、搬送波再
生回路が同期確立状態にない場合、AFCおよびPLL
を順次動作させた後、第1の局部発振信号の周波数にオ
フセットを付与して、第2の周波数変換信号の周波数誤
差をPLLの位相引き込み範囲内に追い込んでからPL
Lを再動作させることによって、同一チャネル妨害等に
より変調波の受信状態が悪い状況下でも搬送波再生が可
能であり、またAFC動作を低速で行う必要がないた
め、引き込み時間を短縮することができる。
【0030】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態に係る搬送波再生回路を含むディジタル復調
装置の構成を示すブロック図である。図1と同一部分に
同一符号を付して第1の実施形態との相違点を説明する
と、本実施形態では受信状態検出回路28が追加されて
いる。
【0031】受信状態検出回路28は、第2の複素乗算
器11より出力される第2の周波数変換信号から、QP
SK変調波の受信状態(例えばC/N)を検出する回路
であり、その検出結果はループ制御回路27に送られ
る。ループ制御回路27は、この検出結果を受けて搬送
波再生動作を切り替える。
【0032】図5は、本実施形態においてAFCで十分
に周波数誤差を除去できなかった場合の搬送波再生動作
を示しており、図3と同様に横軸は時間、縦軸は第2の
複素乗算器11から出力される第2の周波数変換信号の
周波数誤差(第2の局部発振信号の周波数誤差)、Ta
はAFC動作期間、TpはPLL動作期間をそれぞれ表
している。
【0033】第1の実施形態では、1回のAFC動作に
より周波数誤差がPLLの引き込み範囲内に収まる場合
について説明したが、低C/Nで周波数誤差が大きい場
合には、AFCによる引き込み動作が遅く、1回の所定
期間(Ta)にわたるAFC動作では周波数誤差をオフ
セット付加回路19でPLLの位相引き込み範囲内に追
い込む程度まで小さくすることができないことがある。
この場合、Taを長く設定すれば1回のAFC動作で周
波数誤差を十分に小さくすることができるが、こうする
と高C/N時でもAFC動作期間が長くなるため、位相
同期確立までに要する時間が長くなってしまう。
【0034】そこで、第2の実施形態では受信状態検出
回路28がQPSK変調波の受信状態が悪く、例えばC
/Nが所定値以下に低下したときは、ループ制御回路2
7によって図5に示すように期間TaにわたるAFC動
作と期間TpにわたるPLL動作を所定回数N(図の例
ではN=3)交互に繰り返した後、図3(a)の場合と
同様に、オフセット付加回路19を動作させてAFC用
ループフィルタ18の出力にオフセット信号を付加し、
第1の局部発振信号の周波数をオフセットさせて周波数
誤差がPLLの引き込み範囲に追い込むことにより、位
相同期を確立させる。但し、Taは変調波の高C/N時
に引き込み時間が最適となるように設定される。
【0035】ここで、上述したようにPLL動作後、位
相同期が確立していない場合にオフセット付加回路19
を動作させていると、PLLの動作期間は(Tp)+
(Tp−)+(Tp+)となる。AFC動作とPLL動
作を繰り返した場合には、繰り返し回数が増える度に
(Tp−)+(Tp+)だけPLLの動作期間が長くな
るため、低C/Nとなるほど同期確立に要する時間が長
くなってしまう。
【0036】これに対し、本実施形態では図5に示した
ようにAFCとPLLの繰り返し動作時に、所定の繰り
返し回数(N)まではオフセット付加回路19を非動作
状態とし、AFC動作とPLL動作をN回繰り返した後
にオフセット付加回路19を動作させて、第1の局部発
振信号の周波数にオフセットを付与することにより、低
C/N時の引き込み時間を増大させることなく、搬送波
再生を可能とすることができる。
【0037】なお、本実施形態において受信状態検出回
路28の検出を多段階とし、例えばC/Nの大きさに応
じてAFC動作とPLL動作の繰り返し回数Nを変更し
てもよい。
【0038】(第3の実施形態)図6に、本発明の第3
の実施形態に係る搬送波再生回路を含むディジタル復調
装置の構成を示す。図1と同一部分に同一符号を付して
第1の実施形態との相違点を説明すると、本実施形態で
はPLLループにおけるPLL用ループフィルタ22と
数値制御発振器23との間にオフセット付加回路29を
挿入し、数値制御発振器23から出力される第2の局部
発振信号の周波数にオフセットを付与するようにしてい
る。オフセット付加回路29は、第1の実施形態におけ
るオフセット付加回路19と同様に構成されている。
【0039】図7は、本実施形態においてAFCで十分
に周波数誤差を除去できなかった場合の搬送波再生動作
を示しており、横軸は時間、縦軸は第2の複素乗算器1
1から出力される第2の周波数変換信号の周波数誤差
(第2の局部発振信号の周波数誤差)、TA はAFC動
作期間、TP はPLL動作期間をそれぞれ表している。
図7の実線に示すように、まずAFC動作をTA の期間
にわたり行う。ここで、同一チャネル妨害等により周波
数誤差が特定の周波数に収束しているため、次のTP の
期間にわたるPLL動作で位相同期を確立することはで
きない。
【0040】そこで、このような場合は同期判定回路2
6からの非同期判定信号に基づき、ループ制御回路27
によってPLL用ループフィルタ22およびオフセット
付加回路29を制御し、TA の期間にわたるAFC動作
およびTP の期間にわたるPLL動作の後、オフセット
付加回路29を動作状態とし、まずTP-の期間にわたり
ループフィルタ28の出力にマイナスのオフセット信号
を付加し、この状態でPLLを再動作させる。こうして
ループフィルタ28の出力にマイナスのオフセット信号
を付加すると、第2の局部発振信号の周波数がマイナス
側にオフセットし、PLLの引き込み範囲は図7に示す
ようにマイナス側にオフセットする。この結果、マイナ
スの周波数誤差に対してはPLLの引き込み範囲が広が
るが、プラスの周波数誤差に対してはPLLの引き込み
範囲が狭まってしまうことになるため、位相同期を確立
することはできない。
【0041】そこで、次にループ制御回路27はオフセ
ット付加回路29をループフィルタ28の出力にプラス
のオフセット信号を付加するように制御し、TP-の期間
にわたりPLLを再動作させる。ループフィルタ28の
出力にプラスのオフセット信号を付加すると、第2の局
部発振信号の周波数がプラス側にオフセットし、PLL
の引き込み範囲も図7に示すようにプラス側にオフセッ
トすることによって、プラスの周波数誤差がPLLの引
き込み範囲内に収まるようになり、位相同期を確立する
ことができる。
【0042】なお、図7では第2の周波数変換信号の周
波数誤差がプラス側の場合を示しているが、前述したよ
うに周波数誤差はプラス側とマイナス側の両方になり得
るので、本実施形態ではAFC動作で位相同期が確立し
ない場合、まず最初に第2の局部発振信号の周波数を予
め定めた方向、例えば上記のように一定期間マイナス側
にオフセットさせ、この後一定期間プラス側にオフセッ
トさせるようにしている。
【0043】このように本実施形態によれば、搬送波再
生回路が同期確立状態にない場合、AFCおよびPLL
を順次動作させた後、第2の局部発振信号の周波数にオ
フセットを付与して、第2の周波数変換信号の周波数誤
差をPLLの引き込み範囲内に追い込んでからPLLを
再動作させることによって、第1の実施形態と同様に同
一チャネル妨害等により変調波の受信状態が悪い状況下
でも搬送波再生が可能であり、またAFC動作を低速で
行う必要がないため、同期引き込み時間を短縮すること
ができる。
【0044】なお、本実施形態の変形として、第2の実
施形態と同様に受信状態を検出し、この受信状態に応じ
てAFCおよびPLLを繰り返し動作させた後にオフセ
ット付加回路29を動作させて第2の局部発振信号の周
波数にオフセットを付与することにより、低C/N時の
引き込み時間を増大させることなく、搬送波再生を可能
とすることができる。この場合も、受信状態検出回路2
8の検出を多段階として、例えばC/Nの大きさに応じ
てAFC動作とPLL動作の繰り返し回数Nを変更して
もよい。
【0045】(第4の実施形態)図8に、本発明の第4
の実施形態に係る搬送波再生回路を含むディジタル復調
装置の構成を示す。本実施形態では、AFC用ループフ
ィルタ31にオフセット付加機能を持たせている。本実
施形態の搬送波再生動作は第1の実施形態と同様である
ため、説明を省略する。
【0046】図9は、本実施形態におけるオフセット付
加機能を有するAFC用ループフィルタ31の構成例を
示す図であり、入力端子201には周波数検出器17の
出力信号が入力され、入力端子202に入力されるルー
プ制御回路27からの制御信号に従って切り替えられる
スイッチ203によってAFC動作時に選択されて乗算
器204に導かれる。乗算器204では、入力信号に係
数αが乗じられる。
【0047】乗算器204の出力信号は、加算器205
とラッチ206で構成されるディジタル積分器により平
滑化され、ホールド回路208に供給される。ホールド
回路208は,入力端子207に入力されるループ制御
回路27からの制御信号に従って、AFC動作時には積
分器からの平滑化信号をそのまま出力端子209を経て
数値制御発振器20へ供給し、PLL動作時には平滑化
信号をホールドして出力端子209を経て数値制御発振
器20へ供給する。
【0048】第1の局部発振信号の周波数に対するオフ
セットの付与動作は、AFC動作終了後にスイッチ20
3がプラスのオフセット信号+bまたはマイナスのオフ
セット信号−bを選択して積分器に供給し、平滑化信号
にオフセットを付加することにより行われる。PLLの
動作期間にはオフセットが付加された平滑化信号がホー
ルド回路208でホールドされ、出力端子209を経て
数値制御発振器20に供給される。このとき、スイッチ
203でオフセット信号+bが選択されるとプラスのオ
フセットが、またオフセット信号−bが選択されるとマ
イナスのオフセットがそれぞれ第2の局部発振信号の周
波数に付与されることになる。
【0049】(第5の実施形態)図10に、本発明の第
5の実施形態に係る搬送波再生回路を含むディジタル復
調装置の構成を示す。本実施形態では、PLL用ループ
フィルタ32にオフセット付加機能を持たせている。本
実施形態の搬送波再生動作は第3の実施形態と同様であ
るため、説明を省略する。
【0050】図11は、本実施形態におけるオフセット
付加機能を有するPLL用ループフィルタ32の構成例
を示す図であり、入力端子301には位相検出器16の
出力信号が入力され、入力端子302に入力されるルー
プ制御回路27からの制御信号に従って切り替えられる
スイッチ303によってPLL動作時に選択されて乗算
器304および307に導かれる。乗算器304では入
力信号に係数βが乗じられ、乗算器307では入力信号
に係数γが乗じられる。乗算器304の出力信号は加算
器305とラッチ306で構成されるディジタル積分器
により平滑化され、この平滑化信号が加算器308に供
給される。
【0051】乗算器307の出力信号は加算器308に
直接供給され、平滑化信号と加算される。加算器308
の出力信号は、ラッチ回路309に入力される。ラッチ
回路309は入力端子310を経由してループ制御回路
27から入力される制御信号に従って、PLL動作時に
は積分器からの平滑化信号をそのまま出力端子311を
経て数値制御発振器23へ供給し、AFC動作時にはク
リアされる。
【0052】第2の局部発振信号の周波数に対するオフ
セットの付与動作は、PLL動作が開始する前にスイッ
チ303でプラスのオフセット信号+cまたはマイナス
のオフセット信号−cを選択して積分器に供給し、平滑
化信号にオフセットを付加することにより行われる。こ
うしてオフセットが付加された平滑化信号は、出力端子
311を経て数値制御発振器23に供給される。なお、
PLLの動作期間にはスイッチ303は入力端子301
を経由して入力される位相検出器16の出力信号を選択
し、通常のループフィルタとして動作することになる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればA
FC動作により周波数誤差を除去した後にPLLで位相
引き込み動作を行い、位相引き込みができず同期確立が
できなかった場合に、AFCループにおける第1の局部
発振信号の周波数またはPLLループにおける第2の局
部発振信号の周波数に適当なオフセットを付与した後、
再びPLLを動作させて位相引き込み動作を行うことに
よって、同一チャネル妨害のような伝送妨害等により変
調波の受信状態が悪く、PLL動作で位相引き込みがで
きないような状況下でも、位相引き込みを確実にかつ高
速に行い、短時間で同期確立が可能となる。
【0054】また、AFCとPLLの繰り返し動作を複
数回行った後にオフセットの付与を行うことにより、特
に低C/Nの状態での位相引き込み時間を増大させるこ
となく位相同期を確立することができる。さらに、この
場合に変調波のC/Nなどにより受信状態を検出し、そ
れ応じてAFCとPLLの繰り返し動作回数を設定すれ
ば、より効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る搬送波再生回路
を含むディジタル復調装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施形態におけるオフセット付加回路の構成
例を示すブロック図
【図3】同実施形態における搬送波再生動作を説明する
ための図
【図4】本発明の第2の実施形態に係る搬送波再生回路
を含むディジタル復調装置の構成を示すブロック図
【図5】同実施形態における搬送波再生動作を説明する
ための図
【図6】本発明の第3の実施形態に係る搬送波再生回路
を含むディジタル復調装置の構成を示すブロック図
【図7】同実施形態における搬送波再生動作を説明する
ための図
【図8】本発明の第4の実施形態に係る搬送波再生回路
を含むディジタル復調装置の構成を示すブロック図
【図9】同実施形態におけるオフセット付加可能を有す
るAFC用ループフィルタの構成例を示すブロック図
【図10】本発明の第5の実施形態に係る搬送波再生回
路を含むディジタル復調装置の構成を示すブロック図
【図11】同実施形態におけるオフセット付加可能を有
するPLL用ループフィルタの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…変調波入力端子、2…同相検波器、3…直交検波
器、4…分配器、5…局部発振器、6,7…A/D変換
器、8…第1の複素乗算器、9,10…ディジタルロー
パスフィルタ、11…第2の複素乗算器、12…クロッ
ク再生回路、13…データ再生回路、14,15…復調
データ出力端子、16…位相検波器、17…周波数検出
器、18…AFC用ループフィルタ、19…オフセット
付加回路、20…数値制御発振器、21…データ変換
器、22…PLL用ループフィルタ、23…数値制御発
振器、24…データ変換器、25…振幅分布検出回路、
26…同期判定回路、27…ループ制御回路、28…受
信状態検出回路、29…オフセット付加回路、31…オ
フセット付加可能を有するAFC用ループフィルタ、3
2…オフセット付加可能を有するPLL用ループフィル
タ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される変調波に対し第1の局部発振信
    号を乗算して第1の周波数変換信号を生成する第1の周
    波数変換手段と、 前記第1の周波数変換信号の周波数誤差を検出し、該周
    波数誤差が減少するように前記第1の局部発振信号の周
    波数を制御する周波数制御手段と、 前記第1の周波数変換信号に対し第2の局部発振信号を
    乗算して第2の周波数変換信号を生成する第2の周波数
    変換手段と、 前記第2の周波数変換信号の位相誤差を検出し、該位相
    誤差が減少するように前記第2の局部発振信号の位相を
    制御して前記変調波に位相同期させる位相同期手段と、 前記第1の局部発振信号の周波数にオフセットを付与す
    るためのオフセット付与手段と、 前記周波数制御手段を動作させた後、前記位相同期手段
    を動作させ、位相同期が確立しなかったときに前記オフ
    セット付与手段を動作させてから再度前記位相同期手段
    を動作させる制御を行う制御手段とを具備したことを特
    徴とする搬送波再生回路。
  2. 【請求項2】入力される変調波に対し第1の局部発振信
    号を乗算して第1の周波数変換信号を生成する第1の周
    波数変換手段と、 前記第1の周波数変換信号の周波数誤差を検出し、該周
    波数誤差が減少するように前記第1の局部発振信号の周
    波数を制御する周波数制御手段と、 前記第1の周波数変換信号に対し第2の局部発振信号を
    乗算して第2の周波数変換信号を生成する第2の周波数
    変換手段と、 前記第2の周波数変換信号の位相誤差を検出し、該位相
    誤差が減少するように前記第2の局部発振信号の位相を
    制御して前記変調波に位相同期させる位相同期手段と、 前記第1の局部発振信号の周波数にオフセットを付与す
    るためのオフセット付与手段と、 前記周波数制御手段および前記位相同期手段を交互に前
    記変調波の受信状態に応じた回数だけ繰り返し動作させ
    た後、位相同期が確立しなかったときに前記オフセット
    付与手段を動作させてから再度前記位相同期手段を動作
    させる制御を行う制御手段とを具備したことを特徴とす
    る搬送波再生回路。
  3. 【請求項3】入力される変調波に対し第1の局部発振信
    号を乗算して第1の周波数変換信号を生成する第1の周
    波数変換手段と、 前記第1の周波数変換信号の周波数誤差を検出し、該周
    波数誤差が減少するように前記第1の局部発振信号の周
    波数を制御する周波数制御手段と、 前記第1の周波数変換信号に対し第2の局部発振信号を
    乗算して第2の周波数変換信号を生成する第2の周波数
    変換手段と、 前記第2の周波数変換信号の位相誤差を検出し、該位相
    誤差が減少するように前記第2の局部発振信号の位相を
    制御して前記変調波に位相同期させる位相同期手段と、 前記第2の局部発振信号の周波数にオフセットを付与す
    るためのオフセット付与手段と、 前記周波数制御手段を動作させた後、前記位相同期手段
    を動作させ、位相同期が確立しなかったときに前記オフ
    セット付与手段を動作させてから再度前記位相同期手段
    を動作させる制御を行う制御手段とを具備したことを特
    徴とする搬送波再生回路。
  4. 【請求項4】入力される変調波に対し第1の局部発振信
    号を乗算して第1の周波数変換信号を生成する第1の周
    波数変換手段と、 前記第1の周波数変換信号の周波数誤差を検出し、該周
    波数誤差が減少するように前記第1の局部発振信号の周
    波数を制御する周波数制御手段と、 前記第1の周波数変換信号に対し第2の局部発振信号を
    乗算して第2の周波数変換信号を生成する第2の周波数
    変換手段と、 前記第2の周波数変換信号の位相誤差を検出し、該位相
    誤差が減少するように前記第2の局部発振信号の位相を
    制御して前記変調波に位相同期させる位相同期手段と、 前記第2の局部発振信号の周波数にオフセットを付与す
    るためのオフセット付与手段と、 前記周波数制御手段および前記位相同期手段を交互に前
    記変調波の受信状態に応じた回数だけ繰り返し動作させ
    た後、位相同期が確立しなかったときに前記オフセット
    付与手段を動作させてから再度前記位相同期手段を動作
    させる制御を行う制御手段とを具備したことを特徴とす
    る搬送波再生回路。
  5. 【請求項5】入力される変調波に対し第1の局部発振信
    号を乗算して第1の周波数変換信号を生成し、前記第1
    の周波数変換信号の周波数誤差が減少するように前記第
    1の局部発振信号の周波数を制御し、前記第1の周波数
    変換信号に対し第2の局部発振信号を乗算して第2の周
    波数変換信号を生成し、前記第2の周波数変換信号の位
    相誤差が減少するように前記第2の局部発振信号の位相
    を制御して前記変調波に位相同期させることにより搬送
    波再生を行う方法において、 前記第1の局部発振信号の周波数制御を行った後、前記
    位相同期を行い、位相同期が完了しなかったときに前記
    第1の局部発振信号の周波数にオフセットを付与してか
    ら再度位相同期を行うことを特徴とする搬送波再生方
    法。
  6. 【請求項6】入力される変調波に対し第1の局部発振信
    号を乗算して第1の周波数変換信号を生成し、前記第1
    の周波数変換信号の周波数誤差が減少するように前記第
    1の局部発振信号の周波数を制御し、前記第1の周波数
    変換信号に対し第2の局部発振信号を乗算して第2の周
    波数変換信号を生成し、前記第2の周波数変換信号の位
    相誤差が減少するように前記第2の局部発振信号の位相
    を制御して前記変調波に位相同期させることにより搬送
    波再生を行う方法において、 前記第1の局部発振信号の周波数制御を行った後、前記
    位相同期を行い、位相同期が確立しなかったときに前記
    第2の局部発振信号の周波数にオフセットを付与してか
    ら再度位相同期を行うことを特徴とする搬送波再生方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118471A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Nec Corp 搬送波再生装置、復調器、再生搬送波の擬似引込み検出方法、及びそのプログラム
JP2008147736A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Netindex Inc 信号制御装置及び信号制御方法
KR100980128B1 (ko) 2002-02-12 2010-09-03 콸콤 인코포레이티드 무선 통신 시스템을 위한 주파수-타이밍 제어 루프

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JP2008118471A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Nec Corp 搬送波再生装置、復調器、再生搬送波の擬似引込み検出方法、及びそのプログラム
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