JPH04106281U - テープカセツト用収納ケース - Google Patents

テープカセツト用収納ケース

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JPH04106281U
JPH04106281U JP1453891U JP1453891U JPH04106281U JP H04106281 U JPH04106281 U JP H04106281U JP 1453891 U JP1453891 U JP 1453891U JP 1453891 U JP1453891 U JP 1453891U JP H04106281 U JPH04106281 U JP H04106281U
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wall
pivot shaft
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健二 橋爪
昌寿 岡村
晴男 芝
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テイーデイーケイ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 〔目的〕本考案のテープカセット用収納ケースは開閉蓋
体のロック固定化を適確にし、ロック強度を上げても開
閉操作性を著しく良好にする。 〔構成〕ケース本体と、これに開閉自在に備えた蓋体と
を固定化するロック機構を持ったケースでケース本体1
の側壁部11 に凹壁部10を形成し、該凹壁部10の対
向壁部に軸受部81 を設け、この軸受部81 に嵌挿する
枢支軸8を有するロック片5を前記凹壁部10内に枢支
軸8で回動自在に嵌装すると共に、該ロック片5は係止
用爪部51 とバネ部材7とを備え、係止用爪部51 に対
応する前記蓋体3に掛止部6を設けたことで耐衝撃に強
く、安全性が高くワンタッチで開閉操作可能で取扱い容
易であり、開閉動作時での変形をも防ぎ、防塵性もあっ
て実用的である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気テープなどのテープ類を巻装したテープカセット、特にビデオ カセットなど業務用テープカセットを収納運搬するために用いられるテープカセ ット用収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に磁気テープカセットは、保管並びに販売上収納ケースに入れられて取り 扱われており、このケースとしては図7に示すようにテープカセットを収納する 角形ケース本体aにヒンジ部bをもって開閉自在に一体連結された角形蓋体cを 備えると共に、前記ケース本体と蓋体との係合面に係止部dを設けたものが多用 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この従来の業務上で用いられるテープカセット収納用のケースでは、係止部が あっても摩擦抵抗が低く、へたりや削れで耐衝撃に弱く、蓋体がすぐ開放されて 内容物のテープカセットがケースから飛び出したり防塵効果もなくなってしまう 傾向があり、殊に業務用テープでは重量があって運搬時にも開いてしまって支障 を来すこともあり、ロック強度を高めた構造にすると複雑構成となり、しかも操 作性もきわめて煩雑で悪くなって取扱上不具合が生ずる問題があった。 本考案では、これら従来の欠点を排除しようとするもので、業務用テープ取扱 上で安全性の高いケースとし、ロック強度を上げてもワンタッチで開閉操作が可 能で取扱い操作性を著しく簡易良好にし、開閉動作時での変形をも防ぎ耐久性も あり、防塵性もある安全性の高いテープカセット用収納ケースを構成簡単で安価 な形態で提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、テープカセットを収納しうるケース本体1に連結部2をもって開閉 自在に一体連結した蓋体3を備え、前記ケース本体1と、蓋体3とを仮止め係止 する係合部4,41 をケース本体1と蓋体3とに相対して設けたテープカセット 用収納ケースにおいて、前記ケース本体1の側壁部11 に凹壁部10を形成し、 該凹壁部10の対向壁部に軸受部81 を設け、この軸受部81 に嵌挿する枢支軸 8を有するロック片5を前記凹壁部10内に枢支軸8で回動自在に嵌挿すると共 に、該ロック片5は係止用爪部51 とバネ部材7とを備え、係止用爪部51 に対 応する前記蓋体3に掛止部6を設けたことを特徴とするテープカセット収納ケー スである。
【0005】
【作用】
本考案のテープカセット用収納ケースでは、ケース本体1の前面壁にあるロッ ク片5の下端部を押圧すると、他端部にある係止用爪部51 が蓋体3にある掛止 部6より外れ、蓋体3を開けられる状態とし、蓋体3を引き上げれば連結部2で 展開され収納されているテープカセットをケース内から取り出すことができる。 一方、収納時には蓋体3をケース本体1に嵌挿すると蓋体側壁部31 がロック片 5の爪部51 に当たって押しのけながらガイド61 で誘導されて掛止部6に押し 込まれてロックされる。この際バネ部材7は弯曲して弾性作用を与え蓋体側壁部 31 がケース本体側壁部11 に重合嵌挿された状態で係合部4,41 が係合され て仮止めされロック片5の掛止で安全にケース本体1内にテープカセットを収納 保管し、運搬取扱うことができる。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図1乃至図6で説明すると、テープカセットを収納しうるケ ース本体1に背部並びにヒンジ部を兼ねた連結部2をもって開閉自在に一体連結 した蓋体3を備え、前記ケース本体1と、蓋体3とを仮止め係止する凸部、凹部 の係合部4,41 をケース本体1と蓋体3との側壁部11 ,31 の対向面に相対 して設けたテープカセット用収納ケースにおいて、前記ケース本体1の側壁部1 1 に凹壁部10を形成し、該凹壁部10の対向壁部に軸孔または凹部の軸受部8 1 を設け、この軸受部81 に嵌挿する枢支軸8を有するロック片5を前記凹壁部 10内に枢支軸8で回動自在に嵌挿すると共に、該ロック片5は係止用爪部51 とバネ部材7とを備え、係止用爪部51 に対応する前記蓋体3の側壁部31 に掛 止部6を設けてある。
【0007】 この実施例での前記ロック片5としては、ケース側壁面に沿った平坦面を表面 側に有する板状部材で、裏面側の一端に鉤状の係止用爪部51 と、他端に板バネ 状のバネ部材7とを一体成形で構成してあって、板状部材の両側中央部に枢支軸 8を備えてあり、ケース本体1の前壁側面の中央に形成された凹壁部10の軸孔 81 に枢支軸8を嵌挿して装着されたものであって、その表面をケース本体の前 壁面とほぼ一致させた状態でロックされている構成としてある。 即ち、ケース本体1に蓋体3を固定した状態のときにケース前面壁とほぼ平ら な面位置となっていて、ケース外側に邪魔になる突出部分がなく取扱容易でケー スの品質向上にも寄与できる。 また前記ロック片5は、ケース本体1の材料とは異なり、PP樹脂では弱いの で滑り性が良くバネ性のあるPOM樹脂等で係止用爪片5位置と枢支軸8および バネ部材7を含めて一体成形で構成してあり、へたり、削れ防止に役立ち、さら に摩擦抵抗も低く開閉動作が円滑化できる。
【0008】 前記ケース本体1と蓋体3としては、嵌合する側壁部11 ,31 を突設したも のであって、前記ロック片5を嵌装する凹壁部10の対向壁部101 に軸受部8 1 と蓋体3の側壁部31 の一部を嵌入しうるU字状切欠部のスリット9を備え、 防塵作用と成型時における変形防止ともなり、かつ蓋体3との合せずれ防止構造 のケースとしてある。 この場合、前記ケース本体1の側壁部11 に形成され、前記ロック片5の収納 部となる略コ字状となる凹壁部10は成形時の倒れ防止と、ロック片5を押圧し た時の変形防止例えば凹壁部10の背面が収納されているテープカセットと当接 することによる変形防止に役立っている。
【0009】 さらに、前記ロック掛止部6は 前記爪部51 を嵌挿しケース側壁部に設けら れる穴部または凹部であって、該爪部51 を案内する傾斜面又はテーパー面のガ イド61 を有していて、前記蓋体3を閉めると自動的にロックがかかるようにし てある。また前記係合部4,41 及び爪部51 と掛止部6では凹凸部で構成し少 なくともどちらか一方に案内用の斜面を形成して円滑な操作ができるように考慮 するのが好ましい。 なお前記爪部51 と掛止部6の穴部或いは凹部との関係、さらには前記枢支軸 8と軸孔81 或いは嵌合凹部の軸受部81 は相対関係にあるので、前例とは反対 位置に設けてもよいし、ケース本体1と蓋体3との側壁部11 ,31 の嵌合位置 も逆にしてもよい。この場合前記凹壁部10及び該凹壁部10に嵌入されるロッ ク片5もケース本体1側に設けるのに代えて蓋体3側に設けることが配慮される 。 さらに前記ロック片5の枢支軸8と軸受部81 のある対向壁部101 の少なく ともいずれかに軸案内用のテーパー面82 を形成し、ロック片5が凹壁部10に 嵌挿配備しやすくしてある。
【0010】 図中、11はリブでケース本体1内壁面に突設され、テープカセットの位置規 制を兼ねる。12は位置規制用突起で必要に応じ設けられる。13は仕切突片で 連結部2の内面に突設され側壁部11 ,31 とのシール状態と係支状態とを持た せて防塵、ずれ防止に役立つ。14はリブで蓋体3の内壁面に突設される。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、ケース本体1の側壁部11 に凹壁部10を形成し、該凹壁部10の 対向壁部に軸受部81 を設け、この軸受部81 に嵌挿する枢支軸8を有するロッ ク片5を前記凹壁部10内に枢支軸8で回動自在に嵌挿すると共に、該ロック片 5は係止用爪部51 とバネ部材7とを備え、係止用爪部51 に対応する前記蓋体 3に掛止部6を設けたことにより開閉蓋体のロック強度を上げ、耐衝撃性を大幅 に向上した安全性の高いケースとし、ロック強度を上げてもワンタッチで開閉操 作が可能で取扱い操作性を著しく簡易良好にし、開閉動作時での変形をも防ぎ耐 久性もあり、防塵性もあるテープカセットの収納取扱いに好適で商品価値も高い ケースとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のケース本体の蓋体を開けた展
開状態の平面図である。
【図2】図1のA−A線における拡大切断側面図で蓋体
の開いている状態を示す。
【図3】図1のB−B線における拡大切断正面図であ
る。
【図4】図1のA−A線において蓋体の閉じている作動
状態を示す拡大切断側面図である。
【図5】図1のC−C線における拡大切断側面図で蓋体
の閉じている状態を示す。
【図6】要部の分離状態を示す斜視図である。
【図7】従来例のケース全体の蓋体を開けた展開状態の
平面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 11 側壁部 2 連結部 3 蓋体 31 側壁部 4 係合部 41 係合部 5 ロック片 6 掛止部 7 バネ部材 8 枢支軸 81 軸受部 9 スリット 10 凹壁部 11 リブ 12 位置規制用突起 13 仕切突片 14 リブ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカセットを収納しうるケース本体
    1に連結部2をもって開閉自在に一体連結した蓋体3を
    備え、前記ケース本体1と、蓋体3とを仮止め係止する
    係合部4,41 をケース本体1と蓋体3とに相対して設
    けたテープカセット用収納ケースにおいて、前記ケース
    本体1の側壁部11 に凹壁部10を形成し、該凹壁部1
    0の対向壁部に軸受部81 を設け、この軸受部81 に嵌
    挿する枢支軸8を有するロック片5を前記凹壁部10内
    に枢支軸8で回動自在に嵌挿すると共に、該ロック片5
    は係止用爪部51 とバネ部材7とを備え、係止用爪部5
    1 に対応する前記蓋体3に掛止部6を設けたことを特徴
    とするテープカセット収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記ロック片5が、ケース側壁面に沿っ
    た平坦面を表面側に有する板状部材で、裏面側の一端に
    鉤状の係止用爪部51 と、他端に板バネ状のバネ部材7
    とを一体成形で構成したものであって、両側中央部に枢
    支軸8または枢支孔を備えた請求項1記載のケース。
  3. 【請求項3】 前記ロック片5が、ケース本体1の前壁
    側面の中央に形成された凹壁部10の軸受部81 に枢支
    軸8を嵌挿して装着されたものであって、その表面をケ
    ース本体の前壁面とほぼ一致させた状態でロックされて
    いる構成とした請求項1または2記載のケース。
  4. 【請求項4】 前記ロック片5が、滑り性が良くバネ性
    のあるPOM樹脂等で構成されている請求項1,2また
    は3記載のケース。
  5. 【請求項5】 前記ケース本体1と蓋体3とが、嵌合す
    る側壁部11 ,31 を突設したものであって、前記ロッ
    ク片5を嵌装する凹壁部10の対向壁部に蓋体3の側壁
    部31 の一部を嵌入しうるスリット9を備えている請求
    項3または4記載のケース。
  6. 【請求項6】 前記ロック掛止部6が、前記爪部51
    嵌挿しケース側壁部に設けられる穴または凹部であっ
    て、該爪部51 を案内する傾斜面又はテーパー面のガイ
    ド61 を有している請求項3,4または5記載のケー
    ス。
  7. 【請求項7】 前記ロック片5の枢支軸8と軸受部81
    のある対向壁部101 の少なくともいずれかに軸案内用
    のテーパー面82 を形成した請求項3,4,5または6
    記載のケース。
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JP2014076819A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Toppan Printing Co Ltd 押し釦付容器
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