JPH0242864Y2 - - Google Patents

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JPH0242864Y2
JPH0242864Y2 JP18360285U JP18360285U JPH0242864Y2 JP H0242864 Y2 JPH0242864 Y2 JP H0242864Y2 JP 18360285 U JP18360285 U JP 18360285U JP 18360285 U JP18360285 U JP 18360285U JP H0242864 Y2 JPH0242864 Y2 JP H0242864Y2
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JP
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clamp
case
case structure
receiver
mounting hole
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JP18360285U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電気アイロンを収納するアイロン収納
ケース等に使用されるクランプ装置に関する。
〔従来の技術〕
電気アイロンの収納ケース等におけるクランプ
装置は、実公昭56−51584号公報に例示されてい
るように一方のケース構成体の開口周縁の近傍に
クランプ受けを設け、上記ケース構成体に対して
開閉自在に設けた蓋等の他方のケース構成体に、
上記クランプ受けに掛脱自在なクランプを取付
け、このクランプの裏面に突設した貫通突部を上
記他方のケース構成体に設けたクランプ取付け孔
に遊挿させるとともに、この貫通突部を上記他方
のケース本体の内側に設けたばねで内方に付勢し
て構成されている。上記クランプの外形は一部に
手掛部となる切欠きを有するが全体的には略円形
をなしており、上記手掛部には上記クランプ受け
に掛合する掛合部を設けている。そして、このク
ランプは、その円弧状周縁を上記他方のケース構
成体の外面に露出させるとともに、上記円弧状周
縁の裏面を上記ばねの付勢力により上記他方のケ
ース構成体の外面に係合させて設けられている。
このような構造のクランプ装置において、クラン
プのクランプ受けに対する掛脱の際には、クラン
プはその円弧状周縁の裏面と上記他方のケース構
成体の外面とが係合する一点を支点として、クラ
ンプが回動されるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、上記従来のクランプ装置によれば、ク
ランプの円弧状周縁と上記他方のケース構成体の
外表面との間の隙間が露出されて視認されるか
ら、体裁が良くない。さらに、クランプを外す際
にその円弧状周縁の裏面と上記他方のケース構成
体の外表面とが係合する支点が、クランプに掛る
指の位置に応じて変化し、クランプがこじられな
がら回動され易いから、クランプを円滑にクラン
プ受けから外し得ないことがあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、一方のケース構成体に設けたクラン
プ受けと、上記ケース構成体に対向する他方のケ
ース構成体に取付けられ上記クランプ受けに掛脱
自在なクランプとを具備し、上記他方のケース構
成体に設けたクランプ取付け孔に上記クランプの
裏面に突設した貫通突部を遊挿させ、この貫通突
部を上記他方のケース構成体の内側に設けたばね
で内方に付勢したクランプ装置において実施さ
れ、 上記他方のケース構成体の外面に上記クランプ
取付け孔を内側に配設する略コ字形状のクランプ
包囲部を設け、かつ、上記クランプは上記クラン
プ包囲部の内側に沿う形状部分を備えて形成する
とともに、上記クランプ包囲部の両側部分に連な
つている連続部分に沿う上記クランプの側縁を、
上記連続部分の内側に沿う直線状部分に回動自在
に係合させたことによつて、上記従来の問題点を
解決したものである。
〔作用〕
上記解決手段を備えたクランプ装置において
は、略コ字形状のクランプ包囲部がクランプの縁
部をほとんどを覆い隠すから、クランプの縁とケ
ース構成体の外表面との間が視認されることが妨
げられる。そして、クランプが貫通突部を介して
ばねでケース構成体の内方に付勢されることによ
つてのみ取付け保持されているにも拘らず、クラ
ンプ包囲部が備える連続部分に沿う上記クランプ
の側縁を上記連続部分の内側に沿う直線状部分に
回動自在に係合させたから、クランプがこじられ
ることを上記直線状部分とクランプの側縁との係
合部分で抑制して、この直線状の係合部を支点と
してクランプを円滑に回動できる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を示す図面中1は例えばケー
ス本体をなす一方のケース構成体、2はケース構
成体1に対向しかつ例えばケース蓋をなす他方の
ケース構成体である。これら両構成体1,2はい
ずれも合成樹脂製であるとともに、例えば電気ア
イロンを立てた状態で収納するアイロン収納ケー
スを形成している。なお、第2図中3は持運び用
の起倒自在な取手、4はアイロン載せ台、5は遮
熱部分である。また、ケース構成体2はケース構
成体1の開口側縁にヒンジ6を介してつなげられ
ているとともに、クランプ装置7によりケース構
成体1の開口を蓋した状態に保持されるようにな
つている。
クランプ装置7について以下詳述する。
つまり、一方のケース構成体1にはヒンジ6を
設けた一側壁と対向する他側壁の縁部においてク
ランプ受け8が一体に設けられている。この受け
8は例えば上記他側壁の縁部端面に連なる斜状面
を有した略直角3角形状の突起である。
そして、他方のケース構成体2のヒンジ6を設
けた一側壁と対向する他側壁には、クランプ取付
け孔9が設けられているとともに、上記他側壁の
外表面において上記取付け孔9を内側に配設する
略コ字形状のクランプ包囲部10が設けられてい
る。クランプ包囲部10は両側部分10aをこれ
ら両側部分10aよりも長い連続部分10bでつ
ないで形成されており、本実施例の場合には肉盛
りによつて形成されているとともに、後述するク
ランプの回り止めをなしている。さらに、他方の
ケース構成体2の上記他側壁外面にはクランプ包
囲部10の連続部分10bの内側に沿つて直線状
部分11が設けられている。なお、本実施例は溝
条により直線状部分11を形成した場合を示して
いる。
さらに、他方のケース構成体2の上記他側面に
は、上記クランプ受け8に掛脱自在なクランプ1
2が取付けられている。つまり、クランプ12は
合成樹脂製の一体成形品で、これはクランプ包囲
部10の内側に沿う形状部分を備えて形成されて
おり、そのため本実施例では長方形となつてい
る。そして、他方のケース構成体2の上記他側面
から突出されたクランプ12の一側縁側裏面に
は、手掛部12aおよびこの両側に位置して掛合
部13が設けられ、しかもクランプ12の裏面に
は例えば略中央において貫通突部15が突出され
ている。掛合部13は上記クランプ受け8に係脱
されるようになつている。
そして、クランプ12の他側縁14は上記直線
状部分11に回動自在に係合されている。なお、
本実施例は突条により上記他側縁14を形成し、
これを上記溝条からなる直線状部分11に外側か
ら回動自在に嵌合させた場合を示している。さら
に、貫通突部15は上記クランプ取付け孔9に遊
挿されている。この貫通突部15は上記他方のケ
ース構成体2の内側に設けたばね16で内方に付
勢されており、これによつて上記構成のクランプ
12はその裏面が常に上記ケース構成体2の外表
面に接するようにしてケース構成体2の外面に取
付けられている。ばね16は、例えば貫通突部1
5の先端側にねじ17で止めた合成樹脂製の円板
からなるストツパ18と上記他方のケース構成体
2の内面との間に、挟んで設けられている。な
お、クランプ12の取付けは、まずクランプ12
の貫通突部15をクランプ取付け孔9に外側から
遊挿して、クランプ12をケース構成体2の外表
面に重ねる。これによつて、クランプ12の側縁
14が直線状部分11に外側から回動自在に係合
される。次に、貫通突部15にその先端側からば
ね16をはめた後、貫通突部15の先端部にスト
ツパ18をねじ17で固定する。以上の手順でク
ランプ12の取付け作業が完了する。
上記構成のアイロン収納ケースにおいて、ケー
ス構成体2をケース構成体1に対して閉じると、
これら両構成体1,2はクランプ装置7により連
結される。つまり、ケース構成体2の閉じ動作の
進行に伴つて、クランプ12の掛合部13がクラ
ンプ受け8の斜状面を乗越した直後、ばね16の
力によつて掛合部13がクランプ受け8に第4図
に示すように掛合される。また、両ケース構成体
1,2の連結を外すには、クランプ12の手掛部
12aに手指を掛けて、このクランプ12を引起
こして掛合部13をクランプ受け8から外せばよ
い。
そして、以上のようなクランプ装置7による連
結およびその解除に伴いクランプ12は、直線状
部分11とこれに係合されているクランプ12の
側縁14とを支点として回動されるとともに、こ
の回動は貫通突部15がクランプ取付け孔9を遊
挿していることによつて許容される。この場合、
クランプ包囲部10が備える直線状連続部分10
bの内側に沿つて設けた直線状部分11と、これ
に外側から係合したクランプ12の側縁14はい
ずれも直線状であるから、クランプ12が貫通突
部15を介してばね16でケース構成体2の内方
に付勢されることによつてのみ取付け保持されて
いるにも拘らず、上記直線状部分11とクランプ
12の側縁14との係合で、クランプ12がこじ
られることを抑制できるとともに、この直線状の
係合部分を支点としてクランプ12は円滑に回動
される。しかも、本実施例では加えてクランプ包
囲部10がクランプ12の回り止めをなしている
から、クランプ12を確実かつ円滑にクランプ受
け8に掛脱できるものである。
さらに、略コ字形状のクランプ包囲部10がク
ランプ12の縁部をほとんどを覆い隠すから、ク
ランプ12の縁とケース構成体2の外表面と間の
視認を妨げて、体裁をよくすることができる。
なお、上記一実施例は以上のように構成した
が、本考案においてクランプ12の掛合部13を
斜状面を有する爪状に形成するとともに、クラン
プ受け8を溝によつて形成してもよい。また、ば
ね16にはコイルばねに代えて板ばねを使用して
もよく、そしてクランプ取付け孔9は貫通突部1
5より大径の円形孔としてもよく、しかも本考案
はアイロン収納ケース以外のケースに適用しても
差支えない。
その他、本考案の実施に当つては、考案の要旨
に反しない限り、各ケース構成体、クランプ受
け、クランプおよびその側縁、クランプ取付け
孔、クランプ包囲部の両側部分、クランプ包囲部
の連続部分、直線状部分、貫通突部、ばね等の具
体的な構造、形状、位置、材質等は、上記一実施
例に制約されることなく、種々の態様に構成して
実施できることは勿論である。
〔考案の効果〕
上記実用新案登録請求の範囲に記載の構成を要
旨とする本考案によれば、略コ字形状のクランプ
包囲部でクランプの縁部をほとんどを覆い隠して
体裁をよくできるとともに、クランプが貫通突部
を介してばねでケース構成体の内方に付勢される
ことによつてのみ取付け保持されているにも拘ら
ず、クランプがこじられることを抑制して、クラ
ンプを円滑に回動させることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はクラ
ンプ装置の分解斜視図、第2図はアイロン収納ケ
ースを一部断面して示す側面図、第3図はクラン
プ装置の正面図、第4図はクランプ装置の一部を
示す側面図、第5図は第3図中−線に沿う断
面図、第6図は第3図中−線に沿う断面図で
ある。 1,2……ケース構成体、8……クランプ受
け、9……クランプ取付け孔、10……クランプ
包囲部、10a……クランプ包囲部の両側部分、
10b……クランプ包囲部の連続部分、11……
直線状部分、12……クランプ、14……クラン
プの側縁、15……貫通突部、16……ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一方のケース構成体に設けたクランプ受けと、
    上記ケース構成体に対向する他方のケース構成体
    に取付けられ上記クランプ受けに掛脱自在なクラ
    ンプとを具備し、上記他方のケース構成体に設け
    たクランプ取付け孔に上記クランプの裏面に突設
    した貫通突部を遊挿させ、この貫通突部を上記他
    方のケース構成体の内側に設けたばねで内方に付
    勢したクランプ装置において、 上記他方のケース構成体の外面に上記クランプ
    取付け孔を内側に配設する略コ字形状のクランプ
    包囲部を設け、かつ、上記クランプは上記クラン
    プ包囲部の内側に沿う形状部分を備えて形成する
    とともに、上記クランプ包囲部の両側部分に連な
    つている連続部分に沿う上記クランプの側縁を、
    上記連続部分の内側に沿う直線状部分に回動自在
    に係合させたことを特徴とするクランプ装置。
JP18360285U 1985-11-28 1985-11-28 Expired JPH0242864Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18360285U JPH0242864Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18360285U JPH0242864Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61110772U JPS61110772U (ja) 1986-07-14
JPH0242864Y2 true JPH0242864Y2 (ja) 1990-11-15

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JP18360285U Expired JPH0242864Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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