JPH04102647U - 竪型粉砕機 - Google Patents

竪型粉砕機

Info

Publication number
JPH04102647U
JPH04102647U JP3132891U JP3132891U JPH04102647U JP H04102647 U JPH04102647 U JP H04102647U JP 3132891 U JP3132891 U JP 3132891U JP 3132891 U JP3132891 U JP 3132891U JP H04102647 U JPH04102647 U JP H04102647U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary table
hydraulic cylinder
piston rod
vertical crusher
crushing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3132891U
Other languages
English (en)
Inventor
和樹 蔵成
泰文 中尾
Original Assignee
宇部興産株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 宇部興産株式会社 filed Critical 宇部興産株式会社
Priority to JP3132891U priority Critical patent/JPH04102647U/ja
Publication of JPH04102647U publication Critical patent/JPH04102647U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 竪型粉砕機の回転テーブルと粉砕ローラとの
衝突による破損や損傷事故を防止するため,両者の間の
クリアランスを適正な値に制御するストッパ50を設け
た粉砕機において,遠隔操作で自動的に容易に設定値
(クリアランス)を変更できるようにする。 【構成】 粉砕ローラを水平軸回りに揺動自在に軸支す
るアーム7の側面にピストンロッド100aの先端が当
接する位置に,油圧シリンダ100を配設しかつピスト
ンロッドの進退動位置を検出できる位置センサ120を
備えるか,あるいは,位置検出器付油圧シリンダを配設
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,回転テーブルと粉砕ローラとの協働により,石灰石や高炉スラグ, セメント原料などの原料を粉砕する竪型粉砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
石灰石や高炉スラグ,セメント原料などの原料を細かく粉砕し粉体とする粉砕 機の一種として,図2に示すように,回転テーブルと粉砕ローラとを備えた竪型 粉砕機1が広く用いられている。この種の粉砕機は,円筒状ケーシング1aの下 部においてモータ2Aにより減速機2で駆動されて低速回転する円盤状の回転テ ーブル3Aと,その上面外周部を円周方向へ等分する箇所に油圧などで圧接され て従動回転する複数個の粉砕ローラ4とを備えている。
【0003】 粉砕ローラ4はケーシング1aの下部に配設される柱脚20の上面に積載され た軸受8の軸6によって揺動自在に軸支されたボス5とアーム7を介して油圧シ リンダ9のピストンロッド10に連結されており,油圧シリンダ9を作動させる ことにより,粉砕ローラ4を回転テーブル3A上に押圧して原料への粉砕圧力を 与えている。3Bは回転テーブル3Aの外周縁に設けられ原料層圧を調整するダ ムリング,14は回転テーブル3A周囲のガス吹上用の環状空間通路,15は熱 風吹上通路,13は羽根13Aにより粉砕された原料を分級する回転セパレータ ,16はガスと共に製品を取り出す排出口,17は原料投入シュートである。
【0004】 このような竪型粉砕機において,回転テーブル3Aの中央部へ原料投入シュー 卜17で供給された原料は,回転テーブル3Aの回転によりテーブル半径方向の 遠心力を受けて回転テーブル3A上を滑るときに回転テーブル3Aにより回転方 向の力を受け,回転テーブル3Aとの間で滑って回転テーブル3Aの回転数より いくらか遅い回転を行なう。以上2つの力,すなわち,半径方向と回転方向の力 とが合成され,原料は回転テーブル3A上を渦巻状の軌跡を描いて回転テーブル 3Aの外周部へ移動する。この外周部には,ローラが圧接されて回転しているの で,渦巻線を描いた原料は粉砕ローラ4と回転テーブル3Aとの間へローラ軸方 向とある角度をなす方向から進入して噛み込まれて粉砕される。
【0005】 一方,ケーシング1aの基部にはダクトによって空気,あるいは熱風などのガ スが導かれており,このガスが回転テーブル3Aの外周面とケーシングの内周面 との間の環状空間通路14から吹き上がることにより,粉砕された微粉体はガス に同伴されてケーシング1a内を上昇し,上部に位置するセパレータ13の羽根 13Aにより分級作用を受け,所定粒度の製品はガスと共に排出口16から排出 され次の工程へ送られる。
【0006】 また,柱脚20の上端部には,アーム7の側面に押し棒の先端が当接するスト ッパ50が水平に設けられ,運転中に原料切れを起こしても回転テーブル3Aと 粉砕ローラ4が直接メタルタッチして損傷することのないようクリアランスSを 保持できるようになっている。
【0007】 ストッパ50の詳細は,図3に示すように,アーム7のストッパ受座7aに当 接する位置に先端球面の押し棒56と螺合するボディ54を内装したハウジング 52が輪ばね(リングスプリング)53を介装して柱脚20に押し棒56が水平 に貫通して取り付けられており,他端には押し棒56の進退動用ハンドル58が 設けられている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記のごとき従来の竪型粉砕機において,たとえば,粉砕原料の変更や回転テ ーブルライナや粉砕ローラの摩耗の進行に伴って適正なクリアランスSに変更す る必要に迫られるが,こうした場合に運転を一時休止して現場で作業員の手によ って煩雑なハンドル回転操作を余儀なくされていた。このため,ロスタイムが生 じ生産効率を著しく阻害していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために,本考案の竪型粉砕機は,回転テーブルの外周部 上面に複数個の回転自在な粉砕ローラを配置するとともに,水平軸回りに揺動自 在に軸支されたアームを介して該粉砕ローラを回転テーブルへ押圧する油圧シリ ンダを備え,原料投入シュートを経由して回転テーブル上へ供給した原料を粉砕 ローラに所定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉砕ローラ周面との間で粉 砕する竪型粉砕機において,前記アームの側面にピストンロッドの先端が当接す る位置に,油圧シリンダを配設しかつ該ピストンロッドの進退動位置を検出でき る位置センサを備えるか,あるいは,位置検出器付油圧シリンダを配設した構成 としたものである。
【0010】
【作用】
本考案における竪型粉砕機のストッパは,図3に示す機械式ストッパに代えて ,油圧シリンダによるストッパを採用しかつピストンロッドの進退動を検出でき る位置センサを設けるか,あるいは,位置検出器付油圧シリンダを採用している ので,油圧操作でピストンロッドを進退動することにより,遠隔操作で自動的に 簡単にクリアランスSを変更することができる。
【0011】
【実施例】
以下,本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案の実施例に係 り,図1はストッパの要部拡大縦断面図である。
【0012】 図において,7はアーム,20は柱脚であり,いずれも図2に示す従来技術で 述べたとおりのものである。アーム7の下部側面にはストッパ受座7aが設けら れ,これに対向してピストンロッド100aの先端にねじ込みされた硬質ゴムの 押し棒100bが当接するように,水平に油圧シリンタ100が柱脚20に設け た透孔を貫通してフランジ100Cを介してボルト締めされ固定されている。そ して,ピストン100dの背面には磁気スケール110が油圧シリンダ100を 貫通して突設され,位置センサ120でピストンロッド100aの進退動位置を 検出できるようになっている。130は保護カバーである。以上の油圧シリンダ および位置センサを使用する代りに,位置検出器付の油圧シリンダを用いても良 い。
【0013】 本考案のストッパは以上のように構成されており,クリアランスSを変更する 場合には,油圧シリンダと直結される図示しない油圧ユニットに指令を発して, これを操作することにより必要な位置までストッパを移動させ,規定の位置で圧 油をロックする。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように,本考案の竪型粉砕機におけるストッパは,油圧シリンダ と位置センサから構成されているため,遠隔操作で自動的に容易に回転テーブル と粉砕ローラとの間のクリアランスを任意に変更できるので,メインテナンス性 が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の竪型粉砕機のストッパの実施例を示す
要部拡大縦断面図である。
【図2】従来の竪型粉砕機を示す全体縦断面図である。
【図3】従来の竪型粉砕機のストッパの実施例を示す要
部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 竪型粉砕機 3A 回転テーブル 4 粉砕ローラ 7 アーム 7a ストッパ受座 20 柱脚 50 ストッパ 100 油圧シリンダ 110 磁気スケール 120 位置センサ 130 保護カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求頂1】 回転テーブルの外周部上面に複数個の回
    転自在な粉砕ローラを配置するとともに,水平軸回りに
    揺動自在に軸支されたアームを介して該粉砕ローラを回
    転テーブルへ押圧する油圧シリンダを備え,原料投入シ
    ュートを経由して回転テーブル上へ供給した原料を粉砕
    ローラに所定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉
    砕ローラ周面との間で粉砕する竪型粉砕機において,前
    記アームの側面にピストンロッドの先端が当接する位置
    に,油圧シリンダを配設しかつ該ピストンロッドの進退
    動位置を検出できる位置センサを備えるか,あるいは,
    位置検出器付油圧シリンダを配設した竪型粉砕機。
JP3132891U 1991-02-08 1991-02-08 竪型粉砕機 Pending JPH04102647U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3132891U JPH04102647U (ja) 1991-02-08 1991-02-08 竪型粉砕機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3132891U JPH04102647U (ja) 1991-02-08 1991-02-08 竪型粉砕機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04102647U true JPH04102647U (ja) 1992-09-04

Family

ID=31766407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3132891U Pending JPH04102647U (ja) 1991-02-08 1991-02-08 竪型粉砕機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04102647U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017196545A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 川崎重工業株式会社 竪型ローラミル
JP2021087916A (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 宇部興産機械株式会社 竪型粉砕機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017196545A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 川崎重工業株式会社 竪型ローラミル
JP2021087916A (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 宇部興産機械株式会社 竪型粉砕機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3933317A (en) Grinding mill
JPH04102647U (ja) 竪型粉砕機
JP2868103B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2536282Y2 (ja) 竪型粉砕機
JP2622635B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2730221B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2681840B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2618777B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2649751B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2704444B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2649752B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2730219B2 (ja) 竪型粉砕機
JP3873483B2 (ja) 竪型粉砕機の運転制御方法
JP2673833B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2754797B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2618778B2 (ja) 竪型粉砕機
JP2754796B2 (ja) 竪型粉砕機
JPH07222934A (ja) 竪型粉砕機の層厚測定方法
JP2622636B2 (ja) 竪型粉砕機
JPH0568903A (ja) 竪型粉砕機
JP2673834B2 (ja) 竪型粉砕機
JPH0515795A (ja) 竪型粉砕機
JP2734161B2 (ja) 竪型粉砕機
JPH0549044U (ja) 竪型粉砕機
JPH0490862A (ja) 竪型粉砕機