JP2021087916A - 竪型粉砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】補助ローラのローラタイヤ及びテーブルライナが摩耗しても安定した連続運転が行える竪型粉砕機の提供。【解決手段】回転テーブル14上の粉砕原料を噛み込む粉砕ローラと、粉砕ローラの上流側に補助ローラ5を備え、粉砕原料を補助ローラ5で圧密してから粉砕ローラで粉砕する竪型粉砕機において、補助ローラ5を水平軸回りに揺動自在に軸支するアーム20の側面に対し進退移動するスピンドルを備え、回転テーブル14上の補助ローラ5の位置を上下動するストッパ調整部60と、補助ローラ5の回転数を求める補助ローラ回転検出部50と、補助ローラ5と回転テーブル14の間の粉砕原料の層厚を求めるローラ原料層厚計58と、ミル振動が設定値を超えたときに、補助ローラ5の回転数及び層厚の測定値に基づいて回転テーブル14上の補助ローラ5の位置を上下動させて、ミルの運転データを設定値以下に制御する制御部70を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、主に、石炭、オイルコークス、石灰石、スラグ、クリンカ、セメント原料、その他の無機原料、又は化学品、バイオマス等の有機原料を回転テーブル上で従動する粉砕ローラで粉体に粉砕する竪型粉砕機(以下、単にミルともいう)に関し、特に補助ローラのローラタイヤとテーブルライナの金属接触を防止するメカニカルストッパ(以下、単にストッパということあり)を備えた竪型粉砕機に関する。
高炉スラグ、セメント、石炭、バイオマス等の原料を粉砕する粉砕機として、竪型粉砕機が広く用いられている。従来の竪型粉砕機は、粉砕機の外郭を形成するケーシング内に、回転テーブルと、回転テーブルの上面外周部を円周方向に等分する位置に配置した複数個の粉砕ローラと補助ローラを備えている。
このような竪型粉砕機は、回転テーブルの中央に粉砕原料が供給されると回転テーブルの回転により、粉砕原料が回転テーブルの外周部へと移動する。外周部では粉砕ローラが圧接して回転しているので、粉砕原料は、粉砕ローラと回転テーブルの間へ侵入して粉砕される。このとき粉砕ローラの噛み込み側の補助ローラは、粉砕原料を粉砕ローラが粉砕し易いように層厚を均して脱気している。これにより粉砕効率が向上し、かつ粉砕時の振動を低減できる。
そして、回転テーブルの外周面とケーシングの内周面との間の環状通路から吹き上がる熱空気によって、熱空気とともに粉粒体が乾燥されながらケーシング内を上昇する。粉粒体は、ケーシング内の上部に設けた分級手段によって振り分けられて所定粒度の製品が外部へ排出される。分級手段を通過できない粗粉は再度回転テーブル上に落下して粉砕される。
このような粉砕ローラ及び補助ローラのローラタイヤ(回転テーブル面と対向して粉砕原料を介して接触する部分)と、回転テーブルのテーブルライナ(粉砕ローラと対向して粉砕原料を介して接触する部分)は、近年、材質に高クロム鋳鉄品、硬化肉盛、セラミック等を用いて、部材の長寿命化が図られている。しかしこれらの材質は金属接触により剥離や割れが生じ易い。そこで粉砕ローラ及び補助ローラの金属接触を防止するためにメカニカルストッパを備えた竪型粉砕機が利用されている(粉砕ローラのストッパについては特許文献1参照)。図6に示すようにストッパ1は、補助ローラ5を水平軸回りに揺動自在に軸支するアーム20の側面に対し進退移動するスピンドル2の先端が当接し、ローラタイヤ17とテーブルライナ15の適正なクリアランスとなるよう手動操作により調整している。
しかしながらローラタイヤ17とテーブルライナ15の摩耗が進行するとストッパ1でローラの下限値が制限されているためにローラタイヤ17とテーブルライナ15の隙間が広がってしまう。図7に示すようにローラタイヤ17及びテーブルライナ15が摩耗して隙間が広がってしまうと、テーブル上の原料に粉砕力が有効に作用しなくなる。また粉砕状態での原料層厚(ローラに噛み込まれる原料の高さ)よりも、隙間の方が大きくなると、頻繁に振動でストッパ1を叩くようになり、粉砕能力の低下、振動の増加、電力原単位の悪化を招いてしまう。
このような状態になると一端粉砕機を停止して、所定時間の冷却後に内部で粉砕ローラの隙間を測定し、粉砕ローラの隙間から補助ローラの隙間を決定してストッパを調整する。その後、内部を昇温して再起動する手順となり作業員の手間と時間のロスが発生する。特に、作業員が内部に入るまでの冷却や、調整後の昇温にはかなりの時間がかかるため、稼働時間の大幅なロスとなり影響は大きい。
調整の結果は即時判断することができないので、運転再開後にオペレータがミルフィード量、ミルファン風量、セパレータ回転数、粉砕及び補助ローラの油圧力(空気圧、電動トルク)、ミル出口温度など各パラメータ情報から運転状態(調整結果を含む)を判断していた。このように連続した安定運転はオペレータ(熟練者)の技量に依存していた。
実開平4−102647号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点に鑑み、特に補助ローラのローラタイヤ及びテーブルライナが摩耗しても安定した連続運転が行える竪型粉砕機を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するための第1の手段として、回転テーブル上に投入した粉砕原料を噛み込む粉砕ローラと、前記粉砕ローラの上流側に補助ローラを備え、前記粉砕原料を前記補助ローラで圧密してから前記粉砕ローラで粉砕する竪型粉砕機において、
前記補助ローラを水平軸回りに揺動自在に軸支するアームの側面に対し進退移動するスピンドルを備え前記回転テーブル上の前記補助ローラの位置を上下動するストッパ調整部と、
前記補助ローラの回転数を求める補助ローラ回転検出部と、
前記補助ローラと回転テーブルの間の前記粉砕原料の層厚を求めるローラ原料層厚計と、
ミル振動が設定値を超えたときに、前記補助ローラの回転数及び層厚の測定値に基づいて前記回転テーブル上の前記補助ローラの位置を上下動させて、ミルの運転データを設定値以下に制御する制御部を備えたことを特徴とする竪型粉砕機を提供することにある。
上記第1の手段によれば、ミル運転状態の各パラメータ情報(ミルフィード量など)から補助ローラのストッパ調整を自動化して振動を抑制して安定した連続運転を実現できる。
またローラタイヤとテーブルライナの隙間が生じてもストッパ調整に要する時間及び人員の大幅な削減が可能となる。
本発明は、上記課題を解決するための第2の手段として、第1の手段において、前記ストッパ調整部は、スピンドルに設けたギアと、前記ギアと噛み合うピニオンギアを有するギヤードモータを有し、前記スピンドルを進退移動させて前記回転テーブル上の前記補助ローラの位置を上下動することを特徴とする竪型粉砕機を提供することにある。
上記第2の手段によれば、スピンドルの進退移動を人手によらず自動で行い、隙間を調整することができる。
本発明によれば、ミル運転状態の各パラメータ情報(ミルフィード量など)から補助ローラのストッパ調整を自動化して振動を抑制して安定した連続運転を実現できる。またローラタイヤとテーブルライナの隙間が生じてもストッパ調整に要する時間及び人員の大幅な削減が可能となる。
本発明の竪型粉砕機の主要部の説明図である。 竪型粉砕機の説明図である。 回転テーブル上の粉砕ローラ及び補助ローラの配置図である。 補助ローラの自動制御フロー図1である。 補助ローラの自動制御フロー図2である。 メカニカルストッパの説明図である。 ローラタイヤ及びテーブルライナの摩耗時の説明図である。
本発明の竪型粉砕機の実施形態について、図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[竪型粉砕機10]
図2は竪型粉砕機の構成概略図である。図3は回転テーブル上の粉砕ローラ及び補助ローラの配置図である。なお図2においてメカニカルストッパは省略している。図示のように竪型粉砕機10は、ケーシング12と、回転テーブル14と、回転テーブル14の上面外周部を円周方向に等分する位置に配置した複数個の粉砕ローラ16及び補助ローラ5と、回転テーブル14の外周に沿って形成した環状通路40と、ケーシング12の上部に設けた分級手段30と、回転テーブル14の外周縁部上に取り付けたダムリング48を主な基本構成としている。
粉砕ローラ16は、支点となる下部ケーシング12Bに回動自在に軸着したアーム20を介して油圧シリンダ24のピストンロッドに連結されている。粉砕ローラ16は油圧シリンダ24の作動によって回転テーブル上面14Aに押圧されて、回転テーブル14に粉砕原料を介して従動することによって回転する。また竪型粉砕機10は、粉砕ローラ16と位相を90度ずらしたような形で、補助ローラ5が2個配置されており(図3参照)、粉砕ローラ16と同様に回転テーブル14に対して、原料を介して従動して回転する。
ケーシング12の回転テーブル上面14Aの上方には、分級手段30が設けられている。
分級手段30は、回転軸30aと、回転羽根30bと、固定羽根30cを備えている。回転軸30aはケーシング12の上面から下方へ垂下し、外部の駆動モータ(不図示)により回転自在な構成である。回転軸30aの下部には、回転軸30aを軸心として環状に複数の回転羽根30bが並んで形成されている。さらに、回転羽根30bの外周には、複数の固定羽根30cが並んで形成されている。回転羽根30b及び固定羽根30cはいずれも、長手方向が回転軸30aの軸心と平行に配置されており、ケーシング12内を上昇してきた熱空気は、回転軸30a軸心と平行な羽根の隙間から供給される。このような構成の分級手段30は、回転軸30aと共に回転羽根30bが回転し、固定羽根30cと回転羽根30bを通過した微細な粉粒体(微粉)のみが上部取出口44から排出される。
固定羽根30cの下端部には、内部コーン30e及びフィード管30fが設けられている。内部コーン30eは、上方から下方に向かって径が小さくなる漏斗状に形成し、フィード管30fは、内部コーン30eの下端に接続する円筒状に形成し、分級手段30を通過できなかった粉粒体を捕捉して、フィード管30fを介して下部の排出口から回転テーブル上面14Aへ供給する構造となっている。
内部コーン30eには、原料投入シュート34が接続している。この原料投入シュート34を介して原料投入口32から回転テーブル上面14Aに原料が投入される。
原料投入シュート34から投入した原料は、回転テーブル上面14Aを渦巻き状の軌跡を描きながら回転テーブル上面14Aの外周部に移動して、回転テーブル上面14Aと粉砕ローラ16の間に噛み込まれ粉砕される。そして、粉砕された粉粒体の一部は、回転テーブル上面14Aの外縁部に周設されて原料の層厚を調整するダムリング48を乗り越えて、回転テーブル上面14Aの外周部とケーシング12の隙間である環状通路40へと向かう。ここで、下部ケーシング12Bの回転テーブル14の下方には、所定温度に加熱された熱空気を導入するためのガス導入口42を設けている。
竪型粉砕機10の運転中において、ガス導入口42より熱空気を導入することによって、ケーシング12内において回転テーブル14の下方から分級手段30を通過して上部取出口44へと流れる熱空気の気流が生じている。
竪型粉砕機10の原料投入口32に投入された原料は、原料投入シュート34を介して回転テーブル14の中央付近に投入されて、渦巻き状の軌跡を描きながら、回転テーブル14の外周側に移動する。そして、回転テーブル14上に投入された原料は、循環原料と回転テーブル14上で合わさって、その大部分が補助ローラ5で圧密されて脱気された後、回転テーブル14と粉砕ローラ16に噛み込まれ粉砕される。回転テーブル14と粉砕ローラ16に粉砕されてダムリング48を乗り越えた粉粒体の一部は、環状通路40からの熱空気によって吹き上げられてケーシング12内を上昇し、分級手段30に到達する。
ここで、径及び質量の大きな粉粒体は、分級手段30の固定羽根30c及び回転羽根30bを通過することができず、内部コーン30eに落下して再度粉砕ローラ16に噛み込まれて粉砕される。一方、径の小さな粉粒体は、隙間を開けて並べられた固定羽根30c及び回転羽根30bの間を抜けて分級手段30を通過して上部取出口44よりケーシング12外へ取り出される。
また、粉砕ローラ16に噛み込まれずそのまま環状通路40に達したような一部の極大の粒径の原料は、環状通路40より回転テーブル14の下方に落下して下部取出口46より竪型粉砕機10の外に取り出される。
(補助ローラ回転検出部50)
図1は本発明の竪型粉砕機の主要部の説明図である。
補助ローラ回転検出部50は補助ローラ5の回転数を測定し記録している。回転数測定は一例として、粉砕ローラ16の回転箇所に設けてローラと共に回転するターゲット52と、周回転するターゲットの軌道付近に設けた近接スイッチ54により、時間当たりの検知回数から回転数に変換する方式を採用している。
(ストッパ調整部60)
ストッパ調整部60は、スピンドル2に取り付けたギア64と噛み合うピニオンギア62を有する電動式ギヤードモータ66に接続している。電動式ギヤードモータ66の回転軸はスピンドル2の回転軸と平行軸上に設置している。ギヤードモータ66を回転させることでピニオンギア62を介してスピンドル2を進退移動できる。
ストッパ調整部60はギヤードモータ66を回転させてスピンドル2を進退移動させて補助ローラ5を回転テーブル上面14Aに対して上昇(離れる方向)させたり、下降(接近する方向)させたり自動調整が可能となる。
なお、補助ローラ回転検出部50及びストッパ調整部60は、粉砕機に設置した複数の補助ローラ5毎に取り付けることにより、ローラ毎の調整を実行できる。
本実施形態の竪型粉砕機10は、補助ローラ5の振動(ミル振動)を測定可能な振動計56を備えている。
また補助ローラ5と回転テーブル上面14Aの間の粉砕原料の層厚を測定可能なローラ原料層厚計58を備えている。ローラ原料層厚計58は、アーム20に取り付けたストライカー(反射板)と、ストライカーにレーザ光を照射するレーザセンサを有している。このような構成のローラ原料層厚計58は、補助ローラ5の上下運動(原料層厚の変化)に連動して、アーム20に取り付けたストライカーもアームの軸回りをスイング移動する際、ストライカーにレーザ光を照射した反射光によりレーザセンサとストライカーの間の距離を計測して、レバー比(R2(アーム軸心とストライカーまでの距離)/R1(アーム軸心と補助ローラと回転テーブルの接触中心までの距離))から原料層厚を検出することができる。なお振動計56及びローラ原料層厚計58は補助ローラ5毎に設置することにより個別に検出できる。
制御部70は、竪型粉砕機10の各種制御に係わり、ミル振動が設定値を超えたときに、補助ローラ回転検出部50の補助ローラ5の回転数及びローラ原料層厚計58の層厚の測定値に基づいて、ストッパ調整部60へ回転テーブル上の補助ローラ5の位置を上下動させる信号を送信して、ミルの運転データを設定値以下に制御する。
(作用)
上記構成による本発明の竪型粉砕機の作用(運転方法)について、以下説明する。図4は補助ローラの自動制御フロー図1である。図5は補助ローラの自動制御フロー図2である。
竪型粉砕機10の運転中(粉砕中)において(ステップ1)、ミル運転状態を監視する。具体的なミル運転状態は、一例として、1:ミルフィード量が設定値±3%以内であるか、2:ミルファン風量が設定値±3%以内であるか、3:セパレータ回転数が設定値±3%以内であるか、4:粉砕・補助ローラ油圧が設定値±3%以内であるか、5:ミル出口温度が設定値±3%以内であるかである(ステップ2)。
そしてミル振動を計測可能な振動計56の振動値(計測値)があらかじめ設定した設定値以下であるか判断する(ステップ3)。NOの場合、ミルの運転状態に異常がなく、ステップ1に戻り運転を継続する。
なおステップ2の運転状態は各種パラメータ情報が設定値以内となるように設定する。この間の補助ローラの位置は任意に設定している。
YESの場合、設定値を超えた振動が発生しているため、補助ローラ5の層厚制御を行う(ステップ4)。具体的に本実施形態では補助ローラ5の層厚変動と回転数に基づく制御を行い、補助ローラ5の位置(層厚)が安定するようにする。
第1に補助ローラ5の層厚変動が設定値以内であるか否かを判断する(ステップ5)。YESの場合ローラ原料層厚計58で計測した層厚が設定値以内であり、後段のミル運転結果(ステップ10)へ移行する。
NOの場合、層厚変動が低いため、補助ローラ5の位置を上昇させて、層厚変動を高くする(ステップ6)。ついでタイマー計測で所定時間の運転を行い(ステップ9)、再度ステップ4の補助ローラの層厚制御を行う。
第2に補助ローラ5の回転数が設定値以内であるか否か判断する(ステップ7)。YESの場合補助ローラ回転検出部50で計測した回転数が設定値以内であり、後段のミル運転結果(ステップ10)へ移行する。
NOの場合、回転数が低い(回らない)ため、補助ローラ5の位置を下降させて、回転テーブル14上の粉砕原料に接触させて回転数を高くする(ステップ8)。ついでタイマー計測で所定時間の運転を行い(ステップ9)、再度ステップ4の補助ローラの層厚制御を行う。
補助ローラの層厚変動が設定以内及び回転数が設定値以内の場合、ミル運転結果を監視する。具体的なミル運転結果は、運転データの一例として、A:ミル振動値変動幅が設定値以下であるか、B:ミル差圧値が設定値以下であるか、C:ミル動力値が設定値以下であるか、D:ミル粉砕ローラの層厚が設定値以下であるかである(ステップ10)。補助ローラ5の位置(層厚)が安定した後、上記A〜Dの運転データが1つでもNOの場合、ステップ1のミル運転中に戻り、1〜5の運転データの測定値が設定値以内となるように変更しミル運転状態を監視する。
YESの場合、安定した連続運転が行えている(ステップ11)。
さらにミルフィード量を増量するか否かを判断する(ステップ12)。NOの場合、ステップ11に戻り、現状のフィード量を維持した状態で安定した連続運転が行える。
YESの場合、フィード量を増量するため、ステップ1のミル運転中に戻り、再度ミル運転状態を監視する。
このような本発明の竪型粉砕機によれば、従来、ストッパの隙間調整は、粉砕機を停止して冷却及び昇温等の時間を要し、スピンドルの調整に人員及び労力を要していたことを大幅に削減でき、時間及び人員の削減が可能となる。
また粉砕機の補助ローラは複数設置しているが、すべてのローラが同じ速度で摩耗が進行することは少ない。実際には回転テーブル上の原料の流れ、熱空気のバランスなどにより負荷が高いローラとそうでないローラがあり、負荷の高いローラの方が早く摩耗が進行する。負荷の高いローラから隙間が広がり粉砕性能が低下していく。しかし本発明によれば、すべての補助ローラの隙間を常時最適に調整することができるため、常に効率の高い粉砕運転を継続することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
また、本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
1 ストッパ
2 スピンドル
5 補助ローラ
10 竪型粉砕機
12 ケーシング
12B 下部ケーシング
14 回転テーブル
14A 回転テーブル上面
15 テーブルライナ
16 粉砕ローラ
17 ローラタイヤ
20 アーム
24 油圧シリンダ
30 分級手段
30a 回転軸
30b 回転羽根
30c 固定羽根
30e 内部コーン
30f フィード管
32 原料投入口
34 原料投入シュート
40 環状通路
42 ガス導入口
44 上部取出口
48 ダムリング
50 補助ローラ回転検出部
52 ターゲット
54 近接スイッチ
56 振動計
58 ローラ原料層厚計
60 ストッパ調整部
62 ピニオンギア
64 ギア
66 ギヤードモータ
70 制御部

Claims (2)

  1. 回転テーブル上に投入した粉砕原料を噛み込む粉砕ローラと、前記粉砕ローラの上流側に補助ローラを備え、前記粉砕原料を前記補助ローラで圧密してから前記粉砕ローラで粉砕する竪型粉砕機において、
    前記補助ローラを水平軸回りに揺動自在に軸支するアームの側面に対し進退移動するスピンドルを備え前記回転テーブル上の前記補助ローラの位置を上下動するストッパ調整部と、
    前記補助ローラの回転数を求める補助ローラ回転検出部と、
    前記補助ローラと回転テーブルの間の前記粉砕原料の層厚を求めるローラ原料層厚計と、
    ミル振動が設定値を超えたときに、前記補助ローラの回転数及び層厚の測定値に基づいて前記回転テーブル上の前記補助ローラの位置を上下動させて、ミルの運転データを設定値以下に制御する制御部を備えたことを特徴とする竪型粉砕機。
  2. 請求項1に記載された竪型粉砕機であって、
    前記ストッパ調整部は、前記スピンドルに設けたギアと、前記ギアと噛み合うピニオンギアを有するギヤードモータを有し、前記ギヤードモータを正逆回転させて前記スピンドルを進退移動させて前記回転テーブル上の前記補助ローラの位置を上下動することを特徴とする竪型粉砕機。
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