JPH04100933U - 車両用灯具の取付構造 - Google Patents

車両用灯具の取付構造

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JPH04100933U
JPH04100933U JP1060591U JP1060591U JPH04100933U JP H04100933 U JPH04100933 U JP H04100933U JP 1060591 U JP1060591 U JP 1060591U JP 1060591 U JP1060591 U JP 1060591U JP H04100933 U JPH04100933 U JP H04100933U
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JP1060591U
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English (en)
Inventor
明久 岩見
泰司 山村
Original Assignee
株式会社小糸製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の車体に対する灯具の取付作業及び離脱
作業を容易化する一方で、灯具の脱落防止を図った灯具
の取付構造を得る。 【構成】 灯具側係合部材6に外側ランス6cを有する
係合突部6bを設けるとともに、車体側係合部材11に
はこの外側ランス6cに係合する内側ランス11cを有
する係合凹部11aを設け、これら係合突部6bと係合
凹部11aは両係合部材6,11を対向方向において係
合させる一方、この対向方向と直角な方向には係合させ
ないように構成する。これにより、両者を対向方向に押
圧して係合させて灯具を車体に支持させる一方、灯具側
係合部材6を横移動させることで車体側係合部材11と
の係合を解除させ、灯具を容易に離脱させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用灯具に関し、特に車体に対して灯具を容易に取り付け、かつ離 脱させる一方で、灯具が車体から簡単に脱落されないようにした車両用灯具の取 付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用灯具を車体に取り付ける構造として、灯具ボディの背面にスタッ ドボルトを突設し、このスタッドボルトを車体パネルに設けた穴を通した上でナ ットで締結する構造が用いられている。しかしながら、この構造では複数本のス タッドボルトの全てに対してナットを締結する必要があり、取付作業及び離脱作 業が面倒になるという問題が生じている。
【0003】 このため、ナットを締結する作業を改善したものとして、図8に示す構造のも のが提案されている。同図において、1は灯具であり、灯具ボティ2内には図示 しないソケット等により電球5を内装し、その前面開口にはアウターレンズ3を 取着している。又、灯具ボディ2の背面には複数本のスタッドピン21を突設し 、車体パネル10に固定したグロメット22にスタッドピン21を嵌入させてい る。又、灯具ボディ2の異なる箇所には灯具ボディ2と車体パネル10にわたっ てボルト23を挿通させ、ナット24を螺合させることで灯具ボディ2と車体パ ネル10に締結させている。 この構成では、灯具の取り付けに際しては、スタッドピン21をグロメット2 2に嵌入させた上でボルト23を灯具ボディ2と車体パネル10の穴に挿通させ 、車体パネルの裏側からナット24を螺合させることで灯具1を車体パネル10 に固定支持させることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような灯具の取付構造では、灯具1を固定するボルト手段の一部をスタッ ドピン21で構成することで、ボルト手段の締結作業が低減され、作業の簡略化 が達成される。しかしながら、この構成では灯具の脱落を防止するためにスタッ ドピン21とグロメット22の嵌入状態での保持力が大きくなるように設計する と、スタッドピン21をグロメット22に嵌入させる際及び離脱させる際の力が 大きくなり、特に両者の構造を楔構造に構成したときには、特に離脱に際して極 めて大きな力が要求されるようになり作業が極めて困難になる。逆に、両者の嵌 入力を小さくして取付作業の容易化を図ると、車両に生じる振動等によって灯具 が車体から離脱されてしまうという問題が生じる。 本考案の目的は取付作業及び離脱作業を容易化する一方で、灯具の脱落防止を 図った灯具の取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の取付構造は、灯具に設けた係合部材と車体側に設けた係合部材の一方 に係合突部を設けるとともに、他方にはこの係合突部に係合する係合凹部を設け 、これら係合突部と係合凹部は両係合部材をその対向方向において係合させる一 方、この対向方向と直角な方向には係合させないように構成する。 例えば、係合突部の上下面に外側ランスを形成し、係合凹部の内側上下面に内 側ランスを形成し、かつこの内側ランスは外側ランスの横方向の寸法に略等しい 横寸法に形成する。
【0006】
【作用】
本考案によれば、灯具側係合部材と車体側係合部材を対向方向に係合させて灯 具を車体に取着する一方、この対向方向と直角な方向に灯具側係合部材を移動さ せることで車体側係合部材との係合関係を解除させ、灯具を離脱させることが可 能となる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の一実施例の横 断面図、図2はそのA−A線に沿う断面図である。灯具1は灯具ボディ2の前面 開口部にアウターレンズ3を取着し、内部にインナーレンズ4及び電球5を内装 している。灯具ボディ2の背面には横方向に並んで灯具側係合部材6を固着して いる。又、灯具ボディ2の背面一側部には横方向を向けてスタッドピン7を突設 している。一方、車体パネル10には、前記灯具側係合部材6に対向する位置に 車体側係合部材11を固着し、前記スタッドピン7に対応する位置にはグロメッ ト12を固定している。そして、前記灯具側係合部材6と車体側係合部材11と を係合させ、かつスタッドピン7をグロメット12に嵌入させることで灯具1を 車体パネル10に取り付けている。
【0008】 図3に前記灯具側係合部材6と車体側係合部材11の拡大斜視図を示す。灯具 側係合部材6は、矩形基板6aの前面に先端上下面に外側ランス6cを設けた2 つの係合突部6bを所定間隔離して立設している。これら係合突部6bは夫々の 横幅寸法よりも大きな間隔を有し、かつ外側ランス6cは横方向には一定の断面 形状となるように形成する。そして、図4(a)に縦断面構造を示すように、灯 具側係合部材6は矩形基板6aに設けた穴6dを利用して灯具ボディ2の背面に スクリュ8で固定している。又、車体側係合部材11は、縦断面形状がコ字状を した弾性部材、例えばポリアセタール樹脂で形成され、前記灯具側係合部材6が 進入される係合凹部11aを有するとともに、両側には灯具側係合部材6が横方 向に抜け出し可能な側面開口11bを有している。そして、その上下内面には前 記係合突部6bの外側ランス6cに対応する楔状の内側ランス11cを設けてい る。これら内側ランス11cは前記係合突部6bの外側ランス6cに夫々対応し て形成され、両内側ランス11c間には係合突部6bの横幅よりも大きな寸法の 間隔が確保されている。そして、この車体側係合部材11は図4(a)に示すよ うに、底面に設けた穴11d及び車体パネル10に設けた穴10aを挿通するボ ルト13と、これに螺合されるナット14により車体パネル10に固定されてい る。
【0009】 このように構成される灯具側係合部材6と車体側係合部材11は、図4のよう に、灯具側係合部材6を車体側係合部材11の間に正面側から押圧させることで 、係合突部6bの外側ランス6cが係合凹部11aの内側ランス11cを外側に 弾性変形させながら車体側係合部材11内に進入され、両者を係合させることが できる。このとき、内側ランス11cが楔状に形成されているため、小さな力で 係合させることが可能となる。又、この係合状態では、内側ランス11cが弾性 復帰して外側ランス6cに係合することで、係合突部6bが係合凹部11a内か ら逆方向に抜け出ることが防止される。一方、この状態において図4(b)に鎖 線で示すように灯具側係合部材6を矢印のように横方向に微小寸法(内側ランス 11c間の間隔寸法)だけ移動させると、係合突部6bは内側ランス11c間に 移動され、この位置では外側ランス6cと内側ランス11cとが係合されないた め、係合突部6bを係合凹部11a内から抜き出すことが可能となる。このとき 、両ランスは横方向には係合関係におかれていないため、極めて小さな力で横方 向に移動させることができ、結果として小さな力で係合を解除させることが可能 となる。 尚、スタッドピン及びグロメットの構造は図8に示した従来構造と同じであり 、詳細な説明は省略する。但し、この場合には両者の嵌合力を小さなものに設計 することができる。
【0010】 このような構成の係合部材を有する灯具取付構造によれば、その取り付けに際 しては、図5に示すように、最初に灯具1の側面部においてスタッドピン7を車 体パネル10に固定したグロメット12に嵌入させた上で、灯具全体を矢印のよ うに回動させる。そして、灯具側係合部材6を車体側係合部材11の正面に対向 位置させた上で、灯具1を正面側から車体パネル10に向けて押圧することで、 図4に示したように灯具側係合部材6が車体側係合部材内11に進入され、両者 が係合することで図1及び図2に示したような状態で灯具1が車体パネル10に 支持される。
【0011】 一方、灯具1を離脱させる場合には、図6のように車体パネル10に対して灯 具1を横方向に移動させる。この横移動により灯具側係合部材6は図4(b)に 示したように車体側係合部材11との係合が解除され、正面方向への離脱が可能 となる。その後、再度灯具1を横方向に移動させることで、スタッドピン7をグ ロメット12から抜き出させる。したがって、図6の矢印のようにクランク状に 灯具1を移動させることで灯具1を車体パネル10から簡単に離脱させることが できる。
【0012】 このため、スタッドピン7とグロメット12の嵌合力を小さくしても、これら の嵌合状態により灯具1が車体パネル10の横方向に移動することを拘束できる ため、両係合部材6,11間に相対的な横方向の移動が生じることはなく、両係 合部材の各ランス6c,11cにおける係合力によって灯具が脱落することはな くなる。しかしながら、一方では両係合部材6,11を小さな力で離脱でき、か つスタッドピン7を小さな力でグロメット12から抜き出すことができるため、 離脱を小さな力で簡単に行うことが可能となる。勿論、灯具の取り付けに際して も、車体側係合部材11の内側ランス11cを楔構造とし、かつ弾性変形可能に 構成しているので小さな力で係合を行うことができ、取付作業を簡単なものにす ることができる。
【0013】 図7は本考案の他の実施例であり、前記実施例と同一部分には同一符号を付し てある。この実施例では灯具1の側面にスタッドピンを設けてはおらず、灯具の 背面にのみ灯具側係合部材6を固定している。又、車体パネル10にはグロメッ トを設けてはおらず、灯具側係合部材6に対向する位置に車体側係合部材11を 固定している。したがって、この構造では灯具1を車体パネル10の正面側から 押圧して両係合部材6,11を係合させることで灯具の取り付けが実現される。 又、取着されている灯具を横方向及び正面方向とL字型に移動させて両係合部材 の係合を解除させることで灯具の離脱が実現される。
【0014】 尚、灯具側係合部材6と車体側係合部材11に夫々設けた外側ランス6cと内 側ランス11cは夫々二股状に形成した例を示したが、1つの外側係合部材と内 側係合部材とで構成するようにしてもよい。 又、灯具側係合部材と車体側係合部材を入れ換えても良いことは言うまでもな い。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、一方の係合部材に設けた係合突部と、これに係 合する他方の係合部材に設けた係合凹部を、両者の対向方向において係合させる 一方、この対向方向と直角な方向には係合させないように構成しているので、灯 具をワンタッチで車体に取着することができるとともに、その脱落を防止するこ とができる。又、離脱に際しては灯具を直角方向に移動させることで両係合部材 の係合を解除することができ、この解除は小さい力で行うことができるため、離 脱を極めて簡単に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の横断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】係合部材の拡大斜視図である。
【図4】係合部材の係合状態を示し、(a)は縦断面
図、(b)は平面図である。
【図5】灯具の取付作業を説明するための平面図であ
る。
【図6】灯具の離脱作業を説明するための平面図であ
る。
【図7】本考案の他の実施例の一部を破断した平面図で
ある。
【図8】従来の取付構造の一例の一部を破断した平面図
である。
【符号の説明】
1 灯具 2 灯具ボディ 6 灯具側係合部材 6b 係合突部 6c 外側ランス 7 スタッドピン 10 車体パネル 11 車体側係合部材 11a 係合凹部 11c 内側ランス 12 グロメット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具に設けた係合部材と、車体側に設け
    た係合部材とを係合させて灯具を車体に取り付けるよう
    にした車両用灯具の取付構造において、一方の係合部材
    に係合突部を設けるとともに、他方の係合部材にはこの
    係合突部に係合する係合凹部を設け、これら係合突部と
    係合凹部は両係合部材をその対向方向において係合させ
    る一方、この対向方向と直角な方向には係合させないよ
    うに構成したことを特徴とする車両用灯具の取付構造。
  2. 【請求項2】 係合突部の上下面に外側ランスを形成
    し、係合凹部の内側上下面に内側ランスを形成し、かつ
    この内側ランスは前記外側ランスの横方向の寸法に略等
    しい横寸法に形成してなる請求項1の車両用灯具の取付
    構造。
JP1060591U 1991-02-04 1991-02-04 車両用灯具の取付構造 Pending JPH04100933U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6474308A (en) * 1987-08-27 1989-03-20 Minnesota Mining & Mfg Fastener

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6474308A (en) * 1987-08-27 1989-03-20 Minnesota Mining & Mfg Fastener

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