JPH03900A - ポリシロキサンで処理されたソフトティッシュペーパーの製造方法 - Google Patents

ポリシロキサンで処理されたソフトティッシュペーパーの製造方法

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JPH03900A
JPH03900A JP1152068A JP15206889A JPH03900A JP H03900 A JPH03900 A JP H03900A JP 1152068 A JP1152068 A JP 1152068A JP 15206889 A JP15206889 A JP 15206889A JP H03900 A JPH03900 A JP H03900A
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    • D21H17/46Synthetic macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は一般的にティッシュペーパーの製造方法に関し
、更に詳しくはソフトでシルキーなフランネル様感触並
びに触覚で感知しうる高いバルク及び生理学的な表面平
滑性を有する高バルクティッシュベーバーの製造方法に
関する。
発明の背景 ソフトティッシュペーパーは、使い捨てペーパータオル
、顔用及びトイレットティッシュとして通常好ましい。
しかしながら、ティッシュペーパーの柔軟性を高めるた
めの公知の方法及び手段では通常引張り強度に悪影響を
与えてしまう。したがって、ティッシュペーパー製品の
デザインにおいては、引張り強度に対して柔軟性のバラ
ンスをとることが通常課題となっている。
機械的及び化学的双方の手段は、ソフトティッシュペー
パー、即ちユーザーにより彼らの感触でソフトに知覚さ
れるティッシュペーパーを製造する目的で導入された。
このような触覚で感知しうる柔軟性は、格別限定されな
いけれども、弾力性、フレキシビリティ−(flexi
bility)及び平滑性、並びにシルク又はフランネ
ルのように感じられるような主観的項目によって特徴付
けられる。本発明は、化学的添加剤、特にティッシュペ
ーパー製品のユーザーの感触をべとべと又は曲っぽくさ
せることなくティッシュペーパーにシルキーな又はフラ
ンネル様の感覚を付与するポリシロキサン物質の導入に
よって、ティッシュペーパー、特に高バルクのクレープ
化された(creped)ティッシュペーパーの触覚で
感知しうる柔軟性を改善すること方法に関する。加えて
、界面活性物質も、柔軟性及び/又は表面平滑性を更に
高め、及び/又はポリシロキサンにより引き起こされる
湿潤性のいかなる減少も少なくとも部分的に補うために
加えることができ;しかも、デンプンのようなバインダ
ー物質も、ポリシロキサン及び使用されるのであれば界
面活性添加剤によって生じる強度の減少及び/又はリン
チング性(Ilntlng propensity)の
増加を少なくとも部分的に補うために加えることができ
る。
現在の標準によれば全くソフトであってかつ本発明によ
る柔軟性向上に応じやすい代表的な高バルクのクレープ
化されたティッシュペーパーは、下記米国特許:即ち、
ローレンス・H・サンフォード(Lawrence I
l、 5anl’ord)及びジエームズ−B・シッソ
ン(James B、 5lsson)に1%7年1月
31日付で発行された第3,301.746号;ビータ
ー−G−エアーズ(Peter G、^yers)に1
976年8月10日付で発行された第3,974.02
5号;ジョージφモーガン・Jr。
(George Morgan、Jr、)及びトーマス
ーF−リッチ(Thomas P、 Rlch)に19
76年11月30Ej付で発行された第3.994,7
71号;ボール・D・トロクハン(Pau’l D、 
Trokhan)に1980年3月4日付で発行された
第4,191.609号;並びにポール・D・トロクハ
ンに1987年1月20日付で発行された第4.637
,859号の各明細書で開示されている。これらベーパ
ー類の各々は密な領域、即ちそれら各々の残部よりも密
な領域のパターンによって特徴付けられるが、かかる密
な領域は捺印用キャリア布帛の交差ナックルによるよう
な製紙中に集密化されたことから生じる。他の高バルク
ソフトティッシュベーバーは、シェリーφE@カーステ
ンス(Jerry E、 Carstens)に198
1年11月17日付で発行された米国特許節4,300
,981号;並びにニドワード・R−ウェルズ(Edv
ard R,Wells)及びトーマス・A−ヘンスラ
ー(Thomas^、 )Icnsler)に1984
年4月3日付で発行された第4,440,597号の各
明細書で開示されている。加えて、最終乾燥前における
全体的集密化の回避により高バルクティッシュペーパー
を得ることは、D−L・ショー (D、L、Shaw)
に1974年6月28日付で発行された米国特許節3,
821,068号明細書で開示されており;製紙完成紙
料におけるデボンダ−(debonder)及び弾性ボ
ンダー(bonder)の組合せ使用による全体的集密
化の回避は、J−L・サルプツシ−・J r (J、L
、5alvucci、Jr)に1974年5月21日付
で発行された米国特許節3.812000号明細書で開
示されている。
上記サルプツシ−で考えられたような化学的デボンダー
及びそれらの作用理論は、フリーマーク(Friema
rk)らに1973年8月28日付で発行された第3,
755,220号;マイセル(Meisel)らに19
74年10月29日付で発行された第3゜844.88
0号;及びベツカ−(Becker)らに1979年1
月19日付で発行された第4.158.594号のよう
な代表的米国特許明細書で開示されている。ティッシュ
ペーパーを改善するために提案された他の化学的処理法
としては、例えばケンジ・ハラらの***特許節3,42
0,940号明細書で開示された方法、即ち清潔にしか
つふき取りを容易にするジメチルシリコーン油のような
シリコーン油と植物性、動物性又は合成炭化水素油との
組合せでトイレットデイツシュベーパーを含浸させる方
法がある。
加えて、セルロースバルブから製造されるベーパーの引
張り強度を増加させる周知の機械的方法は、製紙前にバ
ルブを機械的に精製することによる。一般に、精製度を
高めるほど引張り強度も高まる。しかしながら、ティッ
シュ引張り強度及び柔軟性に関する前記説明と一致して
、セルロースバルブの機械的精製度が高ければティッシ
ュペーパーの柔軟性に悪影響を与えてしまうが、但し製
紙完成紙料及びプロセスの他のすべての面に変化はない
。しかしながら、本発明の適用によって、引張り強度は
柔軟性に悪影響を与えることなく増加させることができ
;一方柔軟性も引張り強度に悪影響を与えることなく改
善することができる。
本発明の目的は、高い柔軟性感触を有するティッシュペ
ーパーの製造方法を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、シルキーなフランネル様感
を有するティッシュペーパーの製造h′法を提供するこ
とである。
本発明の他の目的は、従来技術により柔軟化されたティ
ッシュペーパーと比較して特定レベルの引張り強度で高
い触覚的柔軟性を有するティッシュペーパーの製造方法
を提供することである。
これらの及び他の目的は、下記開示から明らかとなるよ
うに、本発明を用いて達成される。
発明の要旨 本発明はソフトティッシュペーパーの製造方法に関する
。この方法は、セルロース繊維を湿潤化させてウェブを
形成し、乾燥繊維重量ベースで約0.004〜約0.7
5%のポリシロキサンがティッシュペーパーに保持され
うるほど十分な皿のポリシロキサンを杓10〜約80%
(全ウェブ重量ベース)の繊維コンシステンシー (consistency)時にウェブに適用し、しか
る後ウェブを乾燥及びクレープ化する諸工程を含む。好
ましくは、ティッシュペーパーに保持されるポリシロキ
サンの量は、ティッシュペーパーの乾燥繊維重量に対し
て約0.004〜約0.3%である。
得られたティッシュペーパーは約10〜約65g/耐の
坪量及び約0.6g/cc以下の繊維密度を有する。
ポリシロキサンは、湿潤ウェブの形成後及び完全に乾燥
する前に適用される。驚くべきことに、多大のティッシ
ュ柔軟化効果が乾燥ウェブ(例えば、変換操作中)と比
較してポリシロキサンが湿潤ウェブに適用された場合に
著しく低レベルのポリシロキサン類によって達成されう
ろことが判明した。事実、本明細書で開示された方法の
重要な特徴は、シリコーンレベルが十分に低くて経済的
なことである。しかも、低レベルのポリシロキサンで処
理されたティッシュペーパーは、ティッシュ製品の重要
な特徴である湿潤性に関して高レベルを保持している。
本発明の方法による使用に好ましいポリシロキサン類と
してはアミノ官能性ポリジメチルポリシロキサンがある
が、その場合にポリマー側鎖の約10モル%以下がアミ
ノ官能基を含んでいる。ポリシロキサンの分子量が確認
困難であることから、ポリシロキサンの粘度が客観的に
確認しうる分子量の指標として本発明では用いられる。
したがって、例えば約2%の置換が約125センチスト
ークスの粘度を有するポリシロキサン類の場合に非常に
有効であることが判明したが、約五百万(5,000,
000)センチストークス以上の粘度も置換の有無にか
かわらず有効である。アミノ官能基によるかかる置換に
加えて、有効な置換はカルボキシル、ヒドロキシル、エ
ーテル、ポリエーテル、アルデヒド、ケトン、アミド、
エステル及びチオール基で行うこともできる。これらの
有効な貧換基の中ではアミノ、カルボキシル及びヒドロ
キシル基を含む一群が他のものよりも更に好ましく、ア
ミノ官能基が最も好ましい。
市販ポリシロキサン類の例としては、ダウ・コニング(
Dow Corning)製のダウ8075及びダウ2
00 ;並びにユニオン・カーバイド(tlnlonC
arbide)製のシルウェット(Si 1wet) 
720及びウカルシルくυcars11) E P S
がある。
本発明に従いポリシロキサンで処理されたティッシュペ
ーパーの製造方法は、これがなければポリシロキサンの
導入によって生じるであろうティッシュペーパーの湿潤
性のいかなる減少も少なくとも部分的に補うために及び
/又はティッシュペーパーの触覚で知覚しうる表面平滑
性を高めるために有効な量の界面活性剤を加える工程を
更に含んでいてもよい。界面活性剤の有効量は、ティッ
シュペーパーの乾燥繊維111ffiに対して好ましく
は約0.01〜約2%、更に好ましくは約0,05〜約
1.0%がティッシュペーパーにより保持されるような
量である。しかも、好ましい界面活性剤は非カチオン系
であって、他の場合には界面活性剤の導入によって生じ
るであろうティッシュペーパーの性質に関する製造後の
変化を実質上回避しうるようにデイツシュベーパーが製
造された後その場で実質上非移動性である。これは、例
えば貯蔵、輸送、商品化中に通常出会う温度以上の融点
、例えば約50℃以上の融点を有する界面活性剤の使用
及び本発明のティッシュペーパー製品例の適用によって
達成される。
しかも、本発明によるティッシュペーパーの製造方法は
、これがなければポリシロキサン及び存在するのであれ
ば界面活性物質の導入によって生じるであろう引張り強
度のいかなる減少又はリンチング性の増加も少なくとも
部分的に補うためにデンプンのようなバインダー物質の
有効量を加える工程を更に含んでいてもよい。バインダ
ー物質の有効量は、ティッシュペーパーの乾燥繊維玉量
ベースで約0.01〜約2%がティッシュペーパーに保
持されるような量であることが好ましい。
本明細書におけるすべてのパーセンテージ、比率及び割
合は、他に指摘のない限りI)1による。
本発明は、以下で更に詳細に記載されている。
発明の詳細な説明 簡単に述べると、本発明は、湿潤ティッシュウェブへの
ポリシロキサン添加剤の添加によりシルキーなフランネ
ル様感及び触覚で知覚しうる高い柔軟性を有するティッ
シュペーパーを提供する。
かかる方法は、湿潤ウェブへの有効量の界面活性物質及
び/又はデンプンのようなバインダー物質の添加を更に
含んでいてもよい。一般的に言えば、界面活性剤は触覚
で知覚しうる生理学的な表面゛1ス滑性を高め及び/又
はティッシュペーパー(例えば、トイレットティッシュ
)の意図目的にとって十分な湿潤性を得るために含有さ
せることができ。
更にデンプンのようなバインダー物質もこれかなければ
ポリシロキサン及び使用されるのであれば界面活性剤の
添加によって生じるであろうティッシュペーパー引張り
強度のいかなる減少及び/又はリンチング性の悪化も少
なくとも部分的に補うために含有させることができる。
驚くべきことに、乾燥ティッシュウェブへのポリシロキ
サン類の適用(例えば、変換操作中)と比較して、本発
明により湿潤ティッシュウェブに適用された場合には非
常に低レベルのポリシロキサンで多大のティッシュ柔軟
化効果を発揮しうろことが判明した。高保持率を確保す
るために、遊離水の排除によるポリシロキサンの損失を
減少させる上でポリシロキサン添加剤の適用前に湿潤ウ
ェブが形成されかつ脱水される。重要なことに、デイツ
シュベーパーを柔軟化させるために用いられるポリシロ
キサンのレベルは、ティッシュペーパーが高湿潤性を保
持しうるほど十分に低いことが判明した。
本発明は一般的なティッシュペーパーに適用可能であっ
て、それには格別限定されないが、慣用的なフェルト圧
縮ティッシュベーバー:サンフォードーシッソン及びそ
の弟子により例示されたようなパターン密度化ティッシ
ュペーパー:及びサルプツシ−により例示されたような
高バルク非集密化ティッシュペーパーがある。ティッシ
ュペーパーは同質又は多層構造であってよく、それから
製造されるティッシュペーパー製品も単層又は多層構造
であってよい。ティッシュペーパーは、約10〜約65
 g/rrrの坪量及び約0.60g/cc以下の密度
を有することが好ましい。好ましくは、坪量は約35g
/rrf以下で、密度は約0.30g/CC以下である
。最も好ましくは、密度は約0.04〜約0.20g/
ccである。
慣用的なプレスされたティッシュペーパー及びかかるベ
ーパーの製造方法は、当業界で公知である。かかるベー
パーは有孔(f’orai 1nous)形成ワイヤ上
に製紙完成紙料を沈着させることによって典型的に製造
される。この形成ワイヤは、当業界で通常長網抄紙機(
Pourdrlnler)ワイヤと呼ばれる。
完成紙料が形成ワイヤ上に沈着されたならば、それはウ
ェブと呼ばれる。ウェブはそれを圧縮することにより脱
水され、高温で乾燥される。前記方法でウェブを製造す
るための具体的な技術及び典型的装置は、当業者に周知
である。典型的方法では、低コンシステンシーバルブ完
成紙料が加圧ヘッドボックスに供給される。ヘッドボッ
クスは、湿潤ウェブを形成させるため、長網抄紙機ワイ
ヤ上にパルプ完成紙料の希薄沈着物を供給するための開
口部を有している。次いで、ウェブは、真空脱水し、更
にウェブが例えば円筒形ロールの対抗機械部品で展開さ
れて加圧される圧縮操作で乾燥させることにより、約7
〜約25%(全ウェブ重量ベース)の繊維コンシステン
シーまで脱水されることが典型的である。次いで、脱水
されたウェブはヤンキー(Yankee)ドライヤーと
して当業界で公知のストリーム(stream)ドラム
装置により加圧乾燥される。圧力は、ウェブに対して圧
縮する対抗円筒形ドラムのような機械的手段によりヤン
キードライヤーで加えることができる。多数のヤンキー
ドライヤードラムが使用可能であり、それにより付加加
圧がドラム間で場合により生じる。形成されるティッシ
ュペーパー構造は、慣用的なプレスされたティッシュペ
ーパー構造と以下で呼ばれる。かかるシートは集密化さ
れると考えられるが、その理由はウェブが実質的な機械
的圧縮力に付され、その際に繊維が湿潤しており、しか
る後圧縮状態で乾燥されるからである。
パターン密度化ティッシュペーパーは、比較的低繊維密
度の比較的高いバルク部分及び比較的高繊維密度の密な
ゾーンの配列を有することによって特徴付けられる。高
バルク部分は一方てピロー(pillow)領域として
特徴付けられる。密なゾーンは一方でナックル(knu
ckle) 6M域と呼ばれる。密なゾーンは高バルク
部分内で離れて存在しているか又は高バルク部分内で完
全にもしくは部分的にいずれかで連結している。パター
ン密度化ティッシュウェブを製造するために好ましい方
法は、サンフォード及びシッソンに1%7年1月311
付で発行された米国特許第3,301,746号;ベー
ター◆C・エアーズに1976年8月10[1付で発行
された米国特許第3,974,025号ボールφD−)
ロクハンに1980年3月4日付で発行された米国特許
第4.191. 6o9−qの各明細書で開示されてお
り、それらはすべて参考のため本明細書に組み込まれる
一般に、パターン密度化ウェブは、湿潤ウェブを形成す
るために長網製紙機ワイヤのような有孔形成ワイヤ上に
製紙品を沈着させ、しかる後支持体の配列に対してウェ
ブを並置させることにより製造されることが好ましい。
ウェブは支持体の配列に対して加圧され、それにより支
持体配列及び湿潤ウェブ間の接触箇所と場所的に対応す
る位置でウェブ中に密なゾーンが得られる。この操作中
に圧縮されなかったウェブの残部は、高バルク部分と呼
ばれる。密なゾーンの形成は、真空型装置もしくはブロ
ー・スルー(blow−through)ドライヤーに
よるような液圧の適用により又は支持体配列に対してウ
ェブを機械的に加圧することにより行われる。ウェブは
、高バルク部分の圧縮を実質上避けつるような方法で脱
水され、場合により前乾燥される。これは、高バルク部
分が圧縮されない、真空型装置もしくはプロードライヤ
ーによるような液圧により又は代わって支持体配列に対
してウェブを機械的に加圧することにより行われること
が好ましい。脱水、任意の前乾燥及び密なゾーンの形成
の操作は、実施される全処理工程数を減らすように29
又は部分的に調整することができる。
密なゾーンの形成、脱水及び任意の前乾燥の後で、ウェ
ブは好ましくはなおも機械的加圧を避けうるように完全
に乾燥される。好ましくは、約8〜約55%のティッシ
ュペーパー表面が高バルク部分の少なくとも120%の
相対密度を有する密なナックルを含む。
支持体配列は、加圧時に密なゾーンの形成を促進する支
持体配列として機能するナックルのパターン化置換を有
する捺印キャリア缶出であることが好ましい。ナックル
パターンは前記支持体配列を構成する。捺印キャリア布
帛は、サンフォード及びシッソンに1%7年1月31日
付で発行された米国特許第3.301,746号;サル
プツシ−・Jrl::1974年5月21El付で発行
された米国特Tf第3,821.068号;エアーズに
1976年8月10日付で発行された米国特許第3.9
74,025号;フリードバーグ (Fricdbcrg)らに1971年3月30日付で
発行された米国特許第3,573.164号;アムネウ
ス(Amncus)に1%9年10月21日付で発行さ
れた米国特許第3.473,576号;トロクハンに1
980年12月16日付で発行された米国特許第4,2
39.065号:及びトロクハンに1985年7月9日
付で発行された米国時11第4.528,239号の各
明細書で開示されており、それらはすべて参考のため本
明細書に組み込まれる。
好ましくは、製紙完成紙料は長網抄紙機ワイヤのような
有孔形成キャリア上の湿潤ウェブ中で最初に形成される
。ウェブは脱水され、捺印用布帛に移される。一方、製
紙品は捺印用布帛としても機能する有孔支持キャリア上
に最初に沈召させてもよい。形成されれば、湿潤ウェブ
は脱水され、好ましくは約40〜約80%で選択された
繊維コンシステンシーまで熱的に前乾燥される。脱水は
吸引ボックスもしくは他の真空装置で又はブロー・スル
ー・ドライヤーで行われることが好ましい。
捺印用布帛のナックル捺印は、ウェブを完全に乾燥させ
る前に上記のようなウェブに捺印される。
これを行うための一方法は、機械的加圧によることであ
る。これは、例えばヤンキードライヤーのような乾燥ド
ラム表面に対して捺印用布帛を支持するニップ(nip
)ロールを加圧することにより行われるが、その場合に
ウェブはニップロール及び乾燥ドラム間に置かれる。更
に、好ましくは、ウェブは吸引ボックスのような真空装
置又はプロードライヤーで液圧の適用により完全な乾燥
前に捺印用布帛に対して形づくられる。液圧は、最初の
脱水中に、別の後のプロセス段階で又はそれらの組合せ
により密なゾーンを捺印するために加えられる。
非集密化された非パターン密度化ティッシュペーパー構
造は、ジョセフ会サルプツシ−・Jr及びベーター11
 N eヤノス(Peter N、 Ylannos)
に1974年5月21日付で発行された米国特許第3.
812.000号−並びにヘンリー・E・ベラカー()
Ienry E、 Becker) 、アルバート−L
−7コーネル(Albert L、 McConnel
l)及びリチャード・シャット(Rlchard 5c
hutte)に1980年6月17日付で発行された米
国特許第4,208,459号の各明細書で記載されて
おり、それらはいずれも参考のため本明細書に組み込ま
れる。一般に、非集密化された非パターン密度化ティッ
シュペーパー構造は、湿潤ウェブを形成するために長網
製紙機ワイヤのような有孔形成ワイヤ上に製紙品を沈着
させ、ウェブを排水し、ウェブが少なくとも80%の繊
維コンシステンシーを有するまで機械的圧縮なしで更に
水を除去し、ウェブをクレープ化することにより製造さ
れる。水は、真空脱水及び熱乾燥によりウェブから除去
される。得られた構造は、比較的非集密化された繊維の
ソフトだがやや高バルクのシートである。結合物質は、
クレープ化前にウェブの各部分に適用されることが好ま
しい。
本発明で使用可能な製紙繊維としては、通常木材バルブ
から得られる繊維がある。コツトンリンター、バガス等
のような他のセルロース繊維質バルブ繊維も使用可能で
あって、本発明の範囲内に属すると考えられる。レイヨ
ン、ポリエチレン及びポリプロピレン繊維のような合成
繊維も、天然セルロース繊維と組合せて用いることがで
きる。
使用可能なポリエチレン繊維の一例は、パーキュリーズ
社(Hercules、Inc、)  (プラウエア州
つィルミントン)製のパルペックス(Pu l peχ
TM)である。
利用可能な木材バルブとしてはクラフト、亜硫酸及び硫
酸バルブのような化学的バルブ並びに例えば砕木及び熱
機械的バルブ及び化学的改質熱機械的バルブを含む機械
的バルブがある。しかしながら、化学的バルブが好まし
く、その理由はそれらがそれで製造されるティッシュシ
ートに優れた柔軟性感触を付与しうるからである。落葉
樹(以下、“硬水”とも呼ばれる)及び針葉樹(以下、
“軟木”とも呼ばれる)の双方から得られるバルブも使
用可能である。
製紙繊維に加えて、ティッシュペーパー構造を造るため
に用いられる製紙品はそれに加えられる他の成分又は物
質を有していてもよいが、それらは当業界で公知である
か又は後に公知となるであろう。望ましい添加剤のタイ
プは、考えられるティッシュシートの具体的最終用途に
依存している。
例えばトイレットベーパー、ベーパータオル、顔用ティ
ッシニ及び他の類似製品のような製品においては、高湿
潤強度が望ましい特性である。したがって、当業界で“
湿潤強度樹脂”として知られる化学物質を製紙品に加え
ることが通常望ましい。
紙業界で用いられる湿潤強度樹脂のタイプに関する一般
的論文は、TAPPIモノグラフシリーズNα292紙
及び板紙における湿潤強度、パルプ及び紙業界の技術協
会にニーヨー2,1%5年)で見ることができる。最も
有用な湿潤強度樹脂は特徴として通常カチオン系であっ
た。ポリアミド−エビクロロヒドリン樹脂は、具体的用
途が発見されたカチオン系湿潤強度樹脂である。このよ
うな樹脂の適切なタイプは、双方ともカイム(Wets
)に発行された1972年10月24日付発行の米国特
許節3,700,623号及び1973年11月13日
付発行の第3. 772゜076号の各明細書で記載さ
れており、いずれも参考のため本明細書に組み込まれる
。有用なポリアミド・エビクロロヒドリン樹脂の1つの
販売先は、プラウエア州つィルミントンのパーキュリー
ズ社であって、商品名カイメム(KymcIleTM)
557Hとしてかかる樹脂を市販している。
ポリアクリルアミド樹脂も、湿潤強度樹脂どしての′用
途が見出された。これらの樹脂はコツシア(Cosci
a)らに1971年1月19日付で発行された米国特許
節3,556,932号及びウィリアムズ(V! I 
l iams)らに1971年1月19日付で発行され
た第3,556,933号の各明細書で記載されており
、いずれの特許も参考のため本明細書に組み込まれる。
ポリアクリルアミド樹脂の1つの販売先は、コネチカッ
ト州スタンフォードのアメリカン−シアナミド社(Aw
erlcan CyanamidCo、)であって、商
品名バレッズ(ParezTM) 631NCとして1
つのかかる樹脂を市販している。
本発明で有用性のある更に別の水溶性カチオン系樹脂は
、尿素ホルムアルデヒド及びメラミンホルムアルデヒド
樹脂である。これら多官能性樹脂の更に一般的な官能基
は、アミノ基及び窒素に結合されたメチロール基のよう
な含窒素基である。
ポリエチレンイミン型樹脂も、本発明で有用性を有して
いる。バルブ組成への上記湿潤強度樹脂のような化合物
の添加が任意であって、本開発の実施に不要であること
は、理解されるであろう。
本発明における使用に適したポリシロキサン物質のタイ
プとしては、ポリマー、オリゴマー、コポリマー及び他
のマルチモノマーシロキサン物質がある。本明細書で用
いられるポリシロキサンという用語は、このようなポリ
マー、オリゴマーコポリマー及び他のマルチモノマーシ
ロキサン物質のすべてを含む。しかも、ポリシロキサン
は直鎖、分岐鎖のいずれであっても、又は環状構造を有
していてもよい。
好ましいポリシロキサン物質としては、下記構造のモノ
マーシロキサン単位を有するものがある:5i−0− 上記式中、各シロキサンモノマー単位に関するR1及び
R2は各々独立していずれかのアルキル、アリール、ア
ルケニル、アルカリール、アラルキル、シクロアルキル
、ハロゲン化炭化水素叉は他の基である。このような基
はいずれも、置換されでも又は非置換であってもよい。
いずれの具体的なモノマー単位のR1及びR2基も、次
の隣接モノマー単位の対応官能基と異なっていてよい。
しかも、基は直鎖、分岐鎖のいずれであっても、又は環
状構造を有していてもよい。基R1及びR2は、更に及
び各々独立して、格別限定されないが、シロキサン類、
ポリシロキサン類及びポリシラン類のような他のシリコ
ーン官能基であってもよい。
MR及びR2は、例えばアルコール、カルボン酸及びア
ミン官能基を含めた様々なを機官能基のいずれかを有す
ることもできる。
置換の程度及び置換基のタイプは、ティッシュペーパー
構造に付与されるソフトでシルキーな感じ及び親水性の
相対変に影響を与えることが判明した。一般に、ポリシ
ロキサンにより付与されるソフトなシルキー感の程度は
、置換ポリシロキサンの親水性が減少するに従い増加す
る。アミノ官能基ポリシロキサン類が本発明で特に好ま
しい。
好ましいポリシロキサン類としては、下記一般式の直鎖
オルガノポリシロキサン物質がある;上記式中、各Rニ
ーR9基は各々独立していずれかの01−010非置換
アルキル又はアリール基であり、Rはいずれかの置換C
1−010アルキルO 又はアリール基である。好ましくは、各RIR9基は各
々独立していずれかの01・C4非置換アルキル基であ
る。当業者であれば、例えばR9又はRloが置換基で
あるか否かで技術的に差異はないと認識するであろう。
b対(a+b)のモル比は、好ましくは0〜約20%、
更に好ましくは0〜約10%、最も好ましくは約1〜約
5%である。
1つの特に好ましい例では、R1−R9はメチル基であ
り、Rloは置換又は非置換アルキル、アリール又はア
ルケニル基である。このような物質は、具体的なケース
で適切な具体的官能基を有するポリジメチルシロキサン
として、本明細書で通常記載されている。ポリジメチル
シロキサン類の例としては、例えばポリジメチルシロキ
サン、アルキル炭化水素R1o基を有するポリジメチル
シロキサン並びに1以上のアミノ、カルボキシル、ヒド
ロキシル、エーテル、ポリエーテル、アルデヒド、ケト
ン、アミド、エステル、チオール及び/又はかかる官能
基のアルキル及びアルケニルアナログを含めた他のR1
o官能基を有するポリジメチルシロキサンがある。例え
ば、Rloとしてのアミノ官能アルキル基はアミノ官能
又はアミノアルキル官能ポリジメチルシロキサンである
。これらポリジメチルシロキサン類の例示リストは、そ
れによって特に掲示されなかった他のものを除外する意
味ではない。
本発明で有用なポリシロキサン類の粘度は、ポリシロキ
サンが流動性であるか又はティッシュペーパーへの適用
時に流動性であるように製造されうる限り、ポリシロキ
サン類の粘度が通常変動しうる広い範囲内で変動するこ
とができる。これには、格別限定されず、約25センチ
ストークスはどの低いものから約20,000,000
センチストークス又はそれ以上の粘度のものまである。
それ自体が流動に耐性である高粘度ポリシロキサン類は
、例えばポリシロキサンを界面活性剤で乳化させるか又
は例示目的のみで示すヘキサンのような溶媒の助けでポ
リシロキサンを溶液にするような方法によって、ティッ
シュペーパーウェブ上に有効に沈着させることができる
。ポリシロキサン類をティッシュペーパーウェブに適用
する具体的な方法は、以下で更に詳細に説明されている
但し、操作理論に拘束されるつもりはないが、ポリシロ
キサンの触覚効力がその平均分子量と直接関係があり、
かつ粘度が分子量と直接関係があると考えられている。
したがって、粘度を測定することに比べてポリシロキサ
ン類の分子量を直接測定することが比較的困難であるこ
とから、ティッシュペーパーに高い触覚応答性、即ち柔
軟性、シルキー性(si 1kiness)及びフラン
ネル様を付与することに関する見掛上の操作パラメータ
ーと1゜てここでは粘度が用いられている。
ポリシロキサン類を開示した参考文献としては、ジーン
(Geen)E 1958年3月11日付で発行された
米国特許1@2.826,551号:ドラコツ(Dra
kof’l’)に1976年6月22日付で発+1され
た米国特許第3,%4.500号;ベーター(Pade
r) l::1982年12月21日付で発行された米
国特許第4,364.837号;及びウールストン(V
ootston)に1%0年9月28日付で公開された
英国特許第849,433号の各明細書がある。更に、
1984年にベトラーチ拳システムズ社(Petrar
ch 5ystens、Inc、)から頒布された1ケ
イ素化合物”、第181−217頁は、ポリシロキサン
類一般に関する多数のリスト及び記載を含んでいる。
ポリシロキサンは、湿潤ウェブの形成後に及び完全に乾
燥する前に適用される。製紙機のウェットエンド(we
t−end)  (即ち、製紙組成)へのポリシロキサ
ンの添加は低保持レベルのポリシロキサンのせいで実際
的でないことが判明した。したがって、典型的方法では
、ウェブは遊離水の排除によるポリシロキサンの損失を
減少させるためにポリシロキサンの適用前に形成され、
しかる後脱水される。ポリシロキサンは、好ましくは、
従来のプレスされたティッシュペーパーの製造に際して
好ましくは約10〜約80%(湿潤ウェブの重量に対す
る)の繊維コンシステンシーレベル時に、更に好ましく
は約15〜約35%の繊維コンシステンシーレベル時に
湿潤ウェブに;及び新たに形成されたウェブが細メツシ
ユ長網製紙機から比較的粗い捺印/キャリア布帛に移さ
れる製紙機によるティッシュペーパーの製造に際して約
20〜約35%の繊維コンシステンシーを有する湿潤ウ
ェブに適用される。その理由は、繊維が移行中に実質上
可動的であるほど十分に低い繊維コンシステンシー時に
こうして移行させることが好ましく、しかも排水が製紙
機で進みそれらの可動性が実質上消失した後でポリシロ
キサンを適用することが好ましいからである。更に、高
い繊維コンシステンシー時におけるポリシロキサンの添
加はベーパー中及び上でのより大きな保留性を確保し、
即ちその繊維コンシステンシーを増加させるためにウェ
ブから排除される水によってポリシロキサンはさほど失
われなくなる。驚くべきことに、約90%を超える保持
率は、化学的保持助剤の使用がなくとも、好ましい繊維
コンシステンシー時に予想される。
ポリシロキサンは、水性溶液、乳濁液又は懸濁液中で湿
潤ウェブに適用されることが好ましい。
ポリシロキサンは、ポリシロキサンが溶解するか又はポ
リシロキサンが混和しつる例えばヘキサンのように適切
な非水性溶媒を含む溶液として適用することもできる。
ポリシロキサンは、生の形で供給しても、又は好ましく
は適切な界面活性乳化剤で乳化させてもよい。乳化され
たポリシロキサンは適用の容易性から好ましく、即ち生
のポリシロキサン水性溶液は水及びポリシロキサン相へ
の分離を妨げるために攪拌されねばならないからである
実質上シート全体がポリシロキサンの触覚効果を有する
よう、ポリシロキサンは湿潤ティッシュペーパーウェブ
に均一に適用されるべきである。
連続的な及びパターン化された分布で湿潤ティッシュペ
ーパーウェブにポリシロキサンを適用することは、いず
れも本発明の範囲内に属し、しかも上記基準に合致する
ポリシロキサンをウェブに均一に適用する方法としては
、スプレー及びグラビア印−11がある。スプレーは、
経済的であってかつポリシロキサンの量及び分布を正確
にコントロールしやすいことから、最も好ましいと判明
した。好ましくは、乳化されたポシロキサンを含有する
水性混合物は製紙機を通過する際に湿潤ティッシュウェ
ブ上にスプレーされるが、その製紙機としては例えば格
別限定されないが望ましい繊維コンシステンシーレベル
に応じてプレドライヤーの前又はプレドライヤーの後の
いずれかにおけるサンフォードーシッソン(前記参照)
により開示された全体配置の製紙機がある。それほど好
ましくはない方法としては、形成ワイヤ又は布帛上にポ
リシロキサンを沈芒させ、しかる後ティッシュウェブに
接触させる方法がある。ポリシロキサン含有液体を湿潤
ウェブ上にスプレーするために適した装置としては、ジ
ョーシア州タッカ−のV−1−Bシステムズ社(V、1
.B、5ystess、 Inc、)製の2mmノズル
のような外部ミックス空気微粉砕ノズルがある。ポリシ
ロキサン含有液体を湿潤ウェブ上に印刷するために適し
た装置としては、輪転グラビアプリンターがある。
湿潤ティッシュペーパーウェブに適用された低レベルの
ポリシロキサンで、油又はローションのような添加物質
の助けなしに柔軟化されたシルキーでフランネル様のべ
とべとしない感触をティッシュペーパーに付与しうろこ
とが、驚くべきことに発見された。重要なことに、これ
らの効果はトイレットベーパー用に望ましい範凹内の高
い湿、11性と共に本発明の多くの例で得ることができ
る。
好ましくは、本発明に従いポリシロキサンで処理された
ティッシュペーパーは、約0.75%以下のポリシロキ
サンを含有する。ポリシロキサン約0.75%以下で処
理されたティッシュペーパーがかかる低レベルのポリシ
ロキサンでそれに付与された実質的な柔軟性及びシルキ
ー性効果を有しえたことは、本発明の予想外の効果であ
る。一般に、約0.3%以下、好ましくは約0.2%以
下のポリシロキサンを有するティッシュペーパーは柔軟
性、シルキー性及びフランネル様性質の面で実質上増加
しうるが、但しポリシロキサンから生じる湿潤性に関し
ていかなる悪影響も補うために界面活性剤の添加を要す
ることなくトイレットベーパーとしての使用に十分な湿
潤性を維持している。
ティッシュペーパーで維持されるべきポリシロキサンの
最少レベルは、柔軟性、シルキー性又はフランネル様性
質に関する触覚的差異をベーパーに付与する上で少なく
とも有効なレベルである。
最少有効レベルは、シートの具体的なタイプ、適用方法
、ポリシロキサンの具体的なタイプ、及びポリシロキサ
ンがデンプン、界面活性剤又は池の添加剤もしくは処理
剤で補充されているか否かに応じて変動する。ティッシ
ュペーパーで適用可能なポリシロキサン保持範囲に制限
はないが、好ましくは少なくとも約0.004%、更に
好ましくは少なくとも約0.01%、最も好ましくは少
なくとも約0.02%のポリシロキサンがティッシュペ
ーパーにより保持される。
好ましくは、柔軟性の感触を付与するために十分な量の
ポリシロキサンは、ティッシュペーパーの両面に付され
、即ち表面レベル繊維の外面側の表面に付される。ポリ
シロキサンがティッシュペーパーの一面に付される場合
には、その一部は通常ティッシュペーパー内部に少なく
とも部分的に浸透する。好ましい例では、触宛応答性を
発揮するために十分なポリシロキサンは、両表面がポリ
シロキサンの効果をそれに付与しうるようにティッシュ
ペーパーの全体厚にわたって浸透している。
ポリシロキサンが湿潤ティッシュペーパーウェブの一面
に適用される場合に、反対面へのポリシロキサン浸透を
促進させる上で有用と判明した一方法は、ポリシロキサ
ンの適用箇所における湿潤ティッシュペーパーの他表面
側からティッシュペーパーをム空脱水することである。
上記のようにティッシュペーパーをポリシロキサンで処
理することに加えて、かかるティッシュペーパーを界面
活性物質で処理することも望ましいと判明した。これは
、ポリシロキサン用の乳化剤として存在しうるいかなる
界面活性物質であってもよい。
約0.3%超のポリシロキサンを有するティッシュペー
パーは、高湿潤性が望まれる用途に関して考えられる場
合には界面活性剤で処理されることが好ましい。最も好
ましくは、前記のような一定の引張りベースで更に柔軟
性効果を得るために、非カチオン系界面活性剤を湿潤テ
ィッシュペーパーウェブに適用する。親水性を望ましい
レベルまで増加させるために必要な界面活性剤の量は、
ポリシロキサンのタイプ及びレベル並びに界面活性剤の
タイプに依存する。しかしながら、一般的なガイドライ
ンとして、約0.01〜約2%、好ましくは約0.05
〜約1.0%の界面活性剤がティッシュペーパーで保持
されていれば、約0.75%以下のポリシロキサンレベ
ルの場合にトイレットベーパーを含む大半の適用分野で
十分に高い湿潤性を発揮する上で十分であると考えられ
る。
本発明用に好ましい界面活性剤は非カチオン系であり、
更に好ましくはノニオン系である。しかしながら、カチ
オン系界面活性剤も使用可能である。非カチオン系界面
活性剤としては、アニオン系、ノニオン系、両性及び双
極性界面活性剤がある。好ましくは、前記のように界面
活性剤は、他の場合には界面活性剤の導入によって生じ
るであろうティッシュペーパーの性質に関する製造後の
変化を実質上回避しうるようにティッシュペーパーが製
造された後その場で実質上非移動性であることである。
これは、例えば貯蔵、輸送、商品化中に通常出会う温度
以上の融点、例えば約50℃以上の畿点を有する界面活
性剤の使用及び本発明のティッシュペーパー製品例の適
用によって達成される。更に、界面活性剤は湿潤ウェブ
に適用された場合に水溶性であることが好ましい。
前記柔軟性/引張り効果を発揮させるために湿潤ティッ
シュペーパーウェブに適用される非カチオン系界面活性
剤のレベルは、最終製品に関する一定の引張りベースで
かかる効果を付与するために必要な最少有効レベルから
約2%まで:ウエブに保持される非カチオン系界面活性
剤として好ましくは約0゜01〜約1%、更に好ましく
は約0.05〜約1.0%、最も好ましくは約0.05
〜約0.3%の範囲である。
界面活性剤は、炭素原子8以上のアルキル鎖を有するこ
とが好ましい。アニオン系界面活性剤の例としては、線
状アルキルスルホネート類及びアルキルベンゼンスルホ
ネート類がある。ノニオン系界面活性剤の例としては、
クローダ社(Croda。
Inc、)  にューヨーク州ニューヨーク〕製ノクロ
デスタCrodesta”) S L −40のような
アルキルグリコシドエステル、W、に、ラングトン(d
 、 K 。
Langdon )らに1977年3月8日付で発行さ
れた米国特許第4,011,389号明細書で記載され
ているようなアルキルグリコシドニーチル;及びグリコ
・ケミカルズ社(C1yco Chemicals、 
Inc、)コネチカット州グリニッジ〕製のベゴスバー
ス(Pegosperse TM) 200 M Lの
ようなアルキルポリエトキシル化エステルを含むアルキ
ルグリコシド類がある。アルキルポリグリコシド類が本
発明での使用に特に好ましい。例示された界面活性剤の
上記リストは、単に種類の例示のためであって、本発明
の範囲を制限する意味ではない。
界面活性剤は、ポリシロキサン上に存在していてもよい
いずれかの乳化界面活性剤に加えて、ポリシロキサン類
を適用するために用いられる同様の方法及び装置で適用
することができる。これらの方法としては、スプレー及
びグラビア印刷がある。好ましくは、界面活性剤含有水
性混合物は製紙機を通過する際に湿潤ティッシュウェブ
上にスプレーされる。他の方法としては、ウェブと接触
させる前に形成ワイヤ又は布帛に適用する方法がある。
ポリシロキサン乳化界面活性物質以外のいずれの界面活
性剤も以下で“界面活性剤”と呼ばれ、乳化ポリシロキ
サンの乳化成分として存在するいずれの界面活性剤も以
下で“乳化剤”と呼ばれる。
界面活性剤は、ポリシロキサンと同時に、その後で又は
前にティッシュペーパーに適用される。
典型的プロセスでは、界面活性剤は湿潤ウェブの形成後
及び最終乾燥前に適用される。界面活性剤は、好ましく
は約10〜約80%、更に好ましくは約15〜約35%
の繊維コンシステンシーレベル時に湿潤ティッシュウェ
ブに適用される。驚くべきことに、湿潤ウェブに適用さ
れる非カチオン系界面活性剤の保持率は、界面活性剤が
繊維にイオン的に実質的でない条件下でたとえそれが適
用される場合であっても高い。約90%を超える保持率
は、化学的保持助剤を使用せずとも、好ましい繊維コン
システンシー時に予想される。
前記のように、リントコントロールのために及び/又は
引張り強度を高めるために、比較的低レベルのバインダ
ーでポリシロキサン含有ティッシュペーパーを処理する
ことも望ましい。本明細書で用いられる“バインダー”
という用語は、当業界で公知の様々な湿潤及び乾燥強度
添加剤に関する。バインダーは、ポリシロキサン及び使
用されるのであれば界面活性剤と同時に、その後で又は
前にティッシュペーパーに適用される。バインダーは、
好ましくは約10〜約80%、更に好ましくは約15〜
約35%の繊維コンシステンシーレベル時に湿潤ティッ
シュウェブに加えられる。
デンプンは、本発明での使用に好ましいバインダーであ
ることが判明した。好ましくは、チイッシュペーパーは
デンプン水溶液で処理され、更に上記のようにシートは
適用時に湿っている。最終ティッシニベーバー製品のリ
ンチングを減少させることに加え、低レベルのデンプン
でも、高レベルのデンプン添加により生じるであろうボ
ーディネス(board1口ess) (即ち、剛性)
の付与なしにティッシュペーパーの引張り強度に関して
適度の改善を与える。更にこれによれば、引張り強度を
高める従来法で強化されたティッシュペーパー、例えば
パルプの精製度増加又は他の乾燥強度添加剤の添加によ
り高い引張り強度を有するシートと比較して、改善され
た強度/柔軟性関係を有するティッシュペーパーが得ら
れる。この成果は特に驚異的である。何故ならば、デン
プンは柔軟性が重要な特性でない適用分野、例えば板紙
において柔軟性を蟻牲にして強度を持たせるため伝統的
に用いられてきたからである。しかも、デンプンは表面
印刷適性を改善する印刷及び筆記ベーパー川のフィラー
として用いられてきたのである。
一般に、本発明の実施に適したデンプンは水溶解性及び
親水性によって特徴付けられる。デンプン物質の例とし
てはコーンスターチ及びポテトスターチがあるが、但し
それによって適切なデンプン物質の範囲を制限するつも
りはなく、工業上アミ才力(amloca)デンプンと
して知られるロウ状コーンスターチが特に好ましい。ア
ミオカデンプンは、普通のコーンスターチがアミロペク
チン及びアミロースの双方を含有することから、それが
すべてアミロペクチンである点て普通のコーンスターチ
とは異なる。アミオカデンプンの様々な独特の特徴は、
“アミ才力−ロウ状コーンからのデンプン”、 H,1
(、ショップマイヤー(II 、 II、Schopm
eyer) 、フード・インダストリーズ(FoodI
ndustries) 、  1945年12月、第1
06−108頁(第1476−1478頁)で更に記載
されている。
デンプンは顆粒形でも分散形であってもよいが、但し顆
粒形が好ましい。デンプンは、顆粒の膨張を導くために
十分調理されていることが好ましい。
更に好ましくは、デンプン顆粒はデンプン顆粒の分散直
前に調理する等によって膨張される。このように高度に
膨脹されたデンプン顆粒は、“十分に調理された”とし
て呼ばれる。分散条件は通常デンプン顆粒のサイズ、顆
粒の結晶度及び存在するアミロース量に応じて変動する
。十分に調理されたアミオカデンプンは、例えばコンシ
ステンシー約4%のデンプン顆粒水性スラリーを約19
0丁(約88℃)で約30〜約40分間加熱することに
よって製造することができる。
使用可能な他のデンプン物質の例としては、アミノ基及
び窒素に結合したメチロール基等の含窒素基を何するよ
うに修正されたナショナル・スターチ・アンド・ケミカ
ル社(NaLiona! 5tarch andChe
mical Company) にュージャージー州ブ
リッジウォーター)製デンプンのような改質カチオン系
デンプンがある。このような改質デンプン物質は、湿潤
及び/又は乾燥強度を高めるためにバルブ組成添加剤と
して今まで主に用いられてきた。
しかしながら、湿潤ティッシュペーパーウェブへの適用
により本発明に従い適用された場合に、それらは同様の
改質デンプン物質のウェットエンド添加と比較して湿潤
強度に関する効果が低いであろう。このような改質デン
プン物質が非改質デンプンよりも高価であることを考え
れば、後者が通常好ましかった。
デンプンは、ベーパーが湿潤状態にある間にティッシュ
ペーパーに適用されねばならない。デンプン基質物質は
、好ましくはウェブが約8090以下の繊維コンシステ
ンシーを有する場合に湿潤ティッシニベーバーウェブに
加えられる。非カチオン系デンプン物質は精製度が高ま
っても特定強度レベルで柔軟性に関し観察可能な効果を
発揮しつるほど十分ウェブに保持されるが、好ましくは
約10〜約80%、更に好ましくは約15〜約35%の
繊維コンシステンシーを有する湿潤ティッシュウェブに
適用される。
デンプンは、水性溶液としてティッシュペーパーウェブ
に適用されることが好ましい。適用方法としてはポリシ
ロキサンの適用に関して前記と同様の方法、好ましくは
スプレー、それほど好ましくなければ印刷による方法が
ある。デンプンは、ポリシロキサン及び/又は界面活性
剤の添加と同時に、その前又は後でティッシュペーパー
ウェブに適用される。
少なくともバインダー処理されていないこと以外は間−
のシートと比較して乾燥時にリントコントロール及び付
随する強度を増加させるために有効な量のバインダー、
好ましくはデンプンがシートに適用されることが好まし
い。乾燥繊維重量ベースで計算した場合に、好ましくは
約0.01〜約2.0%のバインダーが乾燥シートに保
持され、更に好ましくは約0.1〜約1.0%のバイン
ダー物質、好ましくはデンプン基質が保持される。
ティッシュペーパーウェブに保持された処理化学剤の量
の分析は、適用業界で許容されるいずれかの方法によっ
て実施することができる。例えば、ティッシュペーパー
により保持されるポリシロキサンレベルは、有機溶媒に
よるポリシロキサンの溶媒抽出、しかる後抽出物中のケ
イ素レベルを調べる原子吸光スペクトル分析によってδ
ν1定され:アルキルグリコシド類のようなノニオン系
界面活性剤のレベルは、有機溶媒による抽出、しかる後
抽出物中の界面活性剤レベルを調べるガスクロマトグラ
フィーによって測定され:線状アルキルスルホネート類
のようなアニオン系界面活性剤のレベルは、水抽出、し
かる後抽出物の比色分析によって測定され:デンプンの
レベルは、デンプンからグルコースへのアミラーゼ消化
、しかる後グルコースレベルを調べる比色分析によって
測定される。これらの方法は例示であって、ティッシュ
ペーパーにより保持される特定成分のレベルを測定する
ために有用な他の方法を除外する意味ではない。
ティッシュペーパーの親水性とは、通常水で湿潤される
ティッシュペーパーの傾向を言う。ティッシュペーパー
の親水性は、乾燥ティッンユベーバーが水で完全に湿潤
するために必要な時間を測定することによって幾分定量
されるであろう。この時間は“湿潤時間”と呼ばれる。
湿潤時間に関して不変の、かつ反復可能な試験法を提供
するために、下記操作が湿潤時間測定のために用いられ
る;第一に、約4−3/8X4−3ハインチ(約11.
lX12工)のティッシュペーパー構造の乾燥(繊維コ
ンシステンシーレベル90%以上)サンプルユニットシ
ートが用意される;第二に、シートは並列に四折りされ
、しかる後径約0.75インチ(約1.9cm)〜約1
インチ(約2.5艶)のボール状にもみくしやにされる
:第三に、ボール状シートは72’F(約22℃)の蒸
留水表面上におかれ、タイマーが同時に掛けられる;第
四に、ボール状シートの湿潤が完了した時にタイマーが
停止されかつ読み取られる。湿潤の完了は目視観察され
る。
ティッシュペーパーの好ましい親水性は、その意図され
た最終用途に依存する。様々な適用分野で用いられるテ
ィッシュペーパー、例えばトイレットベーパーの場合に
は、トイレで排水される際の目詰まりを防止するために
比較的短時間で完全に湿潤することが望まれる。好まし
くは、湿潤時間は2分間以下である。更に好ましくは、
湿潤時間は30秒間以下である。最も好ましくは、湿潤
時間は10秒間以下である。
本発明のティッシュペーパー例の親水性特性は、勿論製
造後直ちに測定することができる。しかしながら、親水
性に関する実質的増加は、ティッシュペーパーが製造さ
れた後最初の2週間において、即ちベーパーがその製造
後2週間経過した後で生じる。よって、上記湿潤時間は
かかる2週間口の最後に測定されることが好ましい。し
たがって、室温で2週間経過時点で測定された湿潤時間
は“2週間湿潤時間”と呼ばれる。
ティッシュペーパーの密度は、その用語が本明細書で用
いられた場合に、キャリパ−(cat 1per)で割
られたベーパーの基本重量として計算された平均密度で
あって、適切な単位変換がそこでなされる。本明細書で
用いられるティッシュペーパーのキャリパーとは、95
g/in2 (15,5g/cj)の圧縮荷重に付され
た場合におけるベーパーの厚さである。
例1 本′例の目的は、本発明に従いポリシロキサンで処理さ
れたソフトティッシュペーパーシートを製造するために
用いうる一方法について説明することである。
パイロットスケール長網抄紙機が本発明の実施に用いら
れる。製紙機は、上部室、中央室及び底部室をもつ積層
ヘッドボックスを有している。下記例で示されるように
適用可能であれば、下記操作もかかる後の例で適用され
る。簡単に言えば、矩型紙繊維から主になる第一の繊維
スラリーを上部及び底部ヘッドボックス室からポンプ導
入し、同時に長欠紙繊維から主になる第二の繊維スラリ
ーを中央ヘッドボックス室からポンプ導入し、長網抄紙
機ワイヤの上部に供給して、そこに三層初期ウェブを形
成させる。第一スラリーは約0.11%の繊維コンシス
テンシーを有し、その繊維内容物はユーカリノキ硬水ク
ラフト(Eycalyptus )Iardvood 
Krart)である。第ニスラリ−は約0.15%の繊
維コンシステンシーを付し、その繊維内容物はノザーン
軟木クラフト(Northern Sof’tvood
 Kraft)である。脱水は長網抄紙機ワイヤを介し
て生じ、デフレクタ−(deflector)及び真空
ボックスで補助される。長調抄紙機ワイヤは5シエツド
(shed)であって、しゅす織り配列は各々1インチ
当たり87機械方向及び76横機械方向の単繊維を有す
る。初期湿潤ウェブは、約22%の繊維コンシステンシ
ーの経過時点で長網抄紙機ワイヤから各々1インチ当た
り35機械方向及び33横機械方向の単繊維の5シエツ
ドしゅす織りを有するキャリア布帛に移される。ウェブ
の非布帛側に、真空脱水ボックスの正反対側に位置する
2關スプレーノズルから下記の乳化ポリシロキサン組成
物含有水溶液をスプレーする。湿潤ウェブは、水溶液で
スプレーされた場合に約22%(全ウェブff1ffi
ベース)のtJA IIコンシステンシーを有する。ス
プレーされたウェブは真空脱水ボックスを通過してキャ
リア布帛で運ばれ、しかる後ブロースルー(blow 
through)プレドライヤーによりウェブがヤンキ
ー(Yankcc)ドライヤー上に移される。他のプロ
セス及び機械条件は以下で記載されている。繊維コンシ
ステンシーは真空脱水ボックス通過後約27%であり、
プレドライヤーの作用によりヤンキードライヤー上に移
される前で約65%であって;ポリビニルアルコール0
.25%水溶液のクレープ化粘着剤がアプリケーターで
スプレー塗布され;繊維コンシステンシーはドクターブ
レードでウェブを乾燥クレープ化する前推定で99%に
増加する。ドクターブレードは約24rRの傾斜角を有
し、ヤンキードライヤーに対し約83度の衝撃角となる
ように置かれ;ヤンキードライヤーは約8001’pm
  (フィート7分)(約244m/分)で操作される
。次いで、乾燥クレープ化ウェブを2本のカレンダーロ
ール間に通過させる。2本のカレンダーロールは互いに
ロール重量で偏っており、表面速度660f’pm(約
201m/分)で操作される。
スプレーノズルから湿潤ウェブ上にスプレーされる水溶
液は、0.71重量%のダウ・コーニングQ2−722
4 (ダウ・コーニング社製のアミノ官能性ポリジメチ
ルポリシロキサンの35%ノニオン系エマルジョン)を
含有している。ノズルからの水溶液の容量流量は、約3
ガロン/ hr−tM方向ft (約374!/hr・
m)である。ウェブに適用されるポリシロキサンの保持
率は通常約90%である。
得られたティッシュペーパーは30g/rfの基本M量
、0.10g/ccの密度を有し、0.025重量%の
アミノ官能性ポリジメチルポリシロキサン化合物を含有
している。
重要なことは、得られたティッシュペーパーがシルキー
なフランネル様感及び高い触覚的柔軟性を有しているこ
とである。
例2 本例の目的は、ティッシュペーパーがポリシロキサン、
界面活性剤及びデンプンで処理されたソフトティッシュ
ペーパーシートを製造するために用いうる一方法につい
て説明することである。
三層ペーパーシートが前記例1の方法に従い製造される
。ティッシュウェブは、前記ポリシロキサン化合物によ
る処理に加えて、クロデスタ5L−40(クローダ社製
のアルキルグリコシドポリエステルノニオン系界面活性
剤)及び明細書中前記のように製造される十分に調理さ
れたアミオカデンブンでも処理される。界面活性剤及び
デンプンは、製紙機スプレーノズルからスプレーされる
水溶液の一部として乳化されたポリシロキサン組成物と
共に同時に適用される。水溶液中のクロデスタ5L−4
0ノニオン系界面活性剤濃度は、保持される界面活性剤
のレベルが乾燥繊維重量に対して約0.15%となるよ
うに調整される。同様に、水溶液中のデンプン濃度は、
保持されるアミオカデンブンのレベルが乾燥繊維重量に
対して約0.2%となるように調整される。
得られたティッシュペーパーは、30g/rrl’の基
本重量、0.10g/ccの密度を有し、0.025重
量%のダウQ2−7224ポリジメチルポリシロキサン
、0.15重量%のクロデスタ5L−40ノニオン系界
面活性剤及び0. 2ffl量%の調理アミオカデンブ
ンを含有している。重要なことは、得られたデイツシュ
ベーパーがシルキーなフランネル様感及び高い触覚的柔
軟性を有し、しかもポリシロキサン組成物のみで処理さ
れたティッシュペーパーよりも高い湿潤性及び低いリン
ト性を有していることである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ソフトティッシュペーパーの製造方法であって、 a)ウェブを形成するためにセルロース繊維を湿式堆積
    させ; b)上記ティッシュペーパーの乾燥繊維重量に対して約
    0.004〜約0.75%のポリシロキサンが上記ウェ
    ブに保持されうるほど十分な量のポリシロキサン化合物
    を全ウェブ重量ベースで約10〜約80%の繊維コンシ
    ステンシー時に上記ウェブに適用し;及び c)上記ウェブを乾燥及びクレープ化する;(上記ティ
    ッシュペーパーは約10〜約65g/m^3の坪量及び
    約0.60g/cc以下の密度を有する) 諸工程を含むことを特徴とする方法。 2、約0.004〜約0.3%のポリシロキサンがウェ
    ブに保持される、請求項1に記載の方法。 3、ポリシロキサンがアミノ、カルボキシル、ヒドロキ
    シル、エーテル、ポリエーテル、アルデヒド、ケトン、
    アミド、エステル及びチオール基からなる群より選択さ
    れる水素結合官能基を有するポリジメチルポリシロキサ
    ンであって、上記水素結合官能基が約20%以下の置換
    モル率で存在する、請求項1に記載の方法。 4、ポリシロキサンが約10%以下の置換モル率及び約
    25センチストークス以上の粘度を有する、請求項3に
    記載の方法。 5、ポリシロキサンが約1.0〜約5%の置換モル率及
    び約25〜約20,000,000センチストークスの
    粘度を有する、請求項3に記載の方法。 6、置換モル率が約2%であって、粘度が約125セン
    チストークスである、請求項3に記載の方法。 7、水素結合官能基がアミノ官能基である、請求項3に
    記載の方法。 8、ウェブが約15〜約35%の繊維コンシステンシー
    を有する時にポリシロキサンがウェブに適用される、請
    求項1に記載の方法。 9、ティッシュペーパーの乾燥繊維重量に対して約0.
    01〜約2.0%の界面活性剤がウェブに保持されうる
    ほど十分な量の水溶性界面活性剤を全ウェブ重量ベース
    で約10〜約80%の繊維コンシステンシー時にウェブ
    に適用する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。 10、界面活性剤の量がティッシュペーパーの乾燥繊維
    重量に対して約0.05〜約1.0%である、請求項9
    に記載の方法。 11、界面活性剤が非カチオン系である、請求項9に記
    載の方法。 12、非カチオン系界面活性剤がノニオン系界面活性剤
    である、請求項11に記載の方法。 13、界面活性剤が少なくとも約50℃の融点を有する
    、請求項9に記載の方法。 14、ティッシュペーパーの乾燥繊維重量に対して約0
    .01〜約2.0%のバインダーがウェブに保持されう
    るほど十分な量のバインダーを全ウェブ重量ベースで約
    10〜約80%の繊維コンシステンシー時にウェブに適
    用する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。 15、バインダーがデンプンである、請求項14に記載
    の方法。 16、ティッシュペーパーの乾燥繊維重量に対して約0
    .1〜約1.0%のデンプンがウェブに保持される、請
    求項15に記載の方法。 17、デンプンがアミオカデンプンである、請求項15
    に記載の方法。 18、ティッシュペーパーの乾燥繊維重量に対して約0
    .01〜約2.0%のバインダーがウェブに保持されう
    るほど十分な量のバインダーを全ウェブ重量ベースで約
    10〜約80%の繊維コンシステンシー時にウェブに適
    用する工程を更に含む、請求項9に記載の方法。 19、界面活性剤が非カチオン系であってかつバインダ
    ーがデンプンである、請求項18に記載の方法。 20、請求項1に記載の方法で製造された製品。 21、請求項5に記載の方法で製造された製品。 22、請求項9に記載の方法で製造された製品。 23、請求項14に記載の方法で製造された製品。 24、請求項18に記載の方法で製造された製品。 25、請求項19に記載の方法で製造された製品。
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