JPH0389799A - 圧電発音体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、警報器などに使用される圧電発音体に関する
ものであり、特に警報器などへの組立時にふ・いてプリ
ント基板への組立後のフラックス洗浄時に際し、洗浄溶
剤に浸漬可能な圧電発音体に関するものである。

従来の技術 従来、この種の圧電発音体は第５図、第６図に示すよう
に、両面に電極層１を有する圧電素子２を金属板３に接
着した圧電振動子４を、天板部に設けられた放音孔５２
Ｌおよび共鳴室６ｂを有する樹脂ケース６に収納固着し
た後、端子取付部６ａに端子７を挿入保持させた樹脂下
部ケース６を上記樹脂ケース５の下面開口部に固着させ
ていた。

ここで、上記端子７は上記圧電振動子４に半田などで電
気的に接続されており、この従来例では３端子形の圧電
発音体を構成している。また、８は上記圧電振動子４を
樹脂ケース６に固着している接着剤、９は樹脂ケース５
の放音孔５１Ｌに貼られた耐溶剤性、耐水性のシート、
１０は樹脂ケース６と樹脂下部ケース６の合わせ部およ
び端子取付部の隙間へ充填された液状の封入用接着剤で
ある。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、圧電発音体をプリント基板
に半田付は塔載後において、フラックス洗浄時に釦ける
洗浄溶剤の侵入防止のため、樹脂ケースの放音孔にシー
トを貼ると同時に、樹脂ケースと樹脂下部ケースの合わ
せ部分よび端子取付部の隙間へ液状接着剤を封入する必
要があり、その作業性の困難さと、封入した接着剤の量
のばらつきにより、完全な気密性を保持できないという
問題があった。

本発明はこのような問題を解決するもので、量産性がよ
く、洗浄溶剤筐たは水に浸漬可能な圧電発音体を提供す
ることを目的とするものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、両面に電極層を有
する圧電素子を金属板に接着した圧電振動子を、外周部
に端子取付部を設けた樹脂ケース内に接着剤にて固着し
、上記樹脂ケースの端子取付部へ挿入される端子挿入部
と上記圧電振動子に電気信号を伝えるバネ部とを有する
金属製端子を、その端子挿入部を上記端子取付部に挿入
すると共に上記バネ部の先端を上記圧電振動子に半田付
けしてな、るものである。

作用 この構成によれば、圧電振動子を樹脂ケース内に固着し
、端子挿入部とバネ部とを有する金属製端子を、その端
子挿入部を樹脂ケースの端子取付部に挿入すると共にバ
ネ部の先端を圧電振動子に半田付けした構成のため、量
産性よく、洗浄溶剤または水に浸漬可能な圧電発音体を
容易に提供することができるものである。また、樹脂ケ
ース。

金属板、端子釦よび接着剤は耐溶剤性、耐水性を有し、
圧電振動子の表面に耐溶剤性、耐水性の樹脂を塗布【２
、かつ樹脂ケースの放音孔の部分に溶剤、水の侵入を防
止する耐溶剤性、耐水性のシートを貼った構成とするこ
とにより、より一層、洗浄溶剤または水に対しての浸漬
処理が行いやすいものとなる。

実施例 部下、本発明の一実施例について第１図および第２図と
共に説明する。

第１図ふ・よび第２図において、１１は両面に電極層１
２を有する圧電素子１３を金属板１４に接着して構成さ
れる圧電振動子であり、この圧電振動子１１は外周に端
子取付部１６ａ、天板部に放音孔１ｅｓｂを設けた樹脂
ケース１６内に接着剤１６にて固着されている。１７は
端子挿入部１７１Ｌとバネ部１７ｂを有する金属製端子
であり、この端子１７は上記端子挿入部１７＆を樹脂ケ
ース１６の端子取付部１５１Ｌに挿入し、またバネ部１
７ｂの先端を上記圧電振動子１１に半田付けしている。

ここで、」二記圧電振動子１１の構成につｂては詳細に
示していないが、この第１図、第２図の実施例では圧電
振動子１１よυ３本の上記金属製端子１７が電気的に接
続、引出されてかり、３端子形の圧電発音体を構成して
いる。

また、上記圧電振動子１１の表面には耐溶剤性。

耐水性の樹脂１８が塗布されておシ、樹脂ケース１６の
放音孔１５ｂの部分には溶剤、水の侵入を防止する耐溶
剤性、耐水性のシート１９が貼られている。さらに、上
記樹脂ケース１６、金属板１４、金属製端子１７および
接着剤１ｅは耐溶剤性、耐水性を有する構成となってい
る。筐た、樹脂ケース１６の圧電振動子１１を接着する
箇所１ＳＣ＞よび圧電振動子１１を構成する金属板１４
の樹脂ケース１６に固着する箇所１４１Ｌには。

接着剤１６の接着強度を高めるブライマーが塗布されて
いる。

第３図および第４図は本考案の他の実施例を示し、２端
子形の圧電発音体である。

発明の効果 以上のように本発明によれば、端子挿入部とバネ部を有
する端子を、圧電振動子を固着した樹脂ケースの端子取
付部に上記端子挿入部を挿入すると共に上記バネ部を上
記圧電振動子に半田付けしたものであるため、洗浄溶剤
または水に浸漬可能な圧電発音体を量産性よく提供する
ことができるものである。また、その際に樹脂ケース、
金属板。

端子お・よび接着剤を耐溶剤性、耐水性を有するものと
し、圧電振動子の表面に耐溶剤性、耐水性の樹脂を塗布
し、かつ樹脂ケースの放音孔の部分に溶剤、水の侵入を
防止する耐溶剤性、耐水性のシートを貼った構成とした
場合、さらには樹脂ケースの圧電振動子を接着する箇所
および圧電振動子の樹脂ケースに固着する箇所に接着剤
の接着強度を高めるブライマーを塗布することにより、
洗浄溶剤または水への浸漬処理がより一層しやすいもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる圧電発音体の一実施例を示す斜
視図、第２図は同断面図、第３図は本発明にかかる圧電
発音体の他の実施例を示す斜視図。 第４図は同断面図、第６図は従来例における圧電発音体
の斜視図、Ｋ６図は同断面図である。 １１・・・・・・圧電振動子、１２・・・・・・電極層
、１３・・・・・・圧電素子、１４・・・・・・金属板
、１４２Ｌ・・・・・・樹脂ケースに接着される箇所、
１６・・・・・・樹脂ケース、１６１・・・・・端子取
付部、ｊ５ｂ・・・・・・放音孔、１５Ｃ・・・・・・
圧電振動子を接着する箇所、１６・・・・・・接着剤、
１７・・・・・・金属製端子、１７ａ・・・・・・端子
挿入部、１７ｂ・・・・・・バネ部、１８・・・・・・
樹脂、１９・・・・・・シート。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）両面に電極層を有する圧電素子を金属板に接着し
   た圧電振動子を、外周部に端子取付部を設けた樹脂ケー
   ス内に接着剤にて固着し、上記樹脂ケースの端子取付部
   へ挿入される端子挿入部と上記圧電振動子に電気信号を
   伝えるバネ部とを有する金属製端子を、その端子挿入部
   を上記端子取付部に挿入すると共に上記バネ部の先端を
   上記圧電振動子に半田付けしてなる圧電発音体。
2. （２）樹脂ケース，金属板，金属製端子および接着剤は
   耐溶剤性，耐水性を有し、圧電振動子の表面に耐溶剤性
   ，耐水性の樹脂を塗布してなり、かつ樹脂ケースの天板
   部に設けられた放音孔の部分に溶剤、水の侵入を防止す
   る耐溶剤性，耐水性のシートを貼ってなる請求項１記載
   の圧電発音体。
3. （３）樹脂ケースの圧電振動子を接着する箇所および上
   記圧電振動子の上記樹脂ケースに固着される箇所に接着
   剤の接着強度を高めるプライマーを塗布してなる請求項
   １または２記載の圧電発音体。